JP4004836B2 - 彫刻刀ケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、彫刻刀のケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、彫刻刀は、刃先の形状の異なる複数の種類の彫刻刀をセットとして販売され、使用されている。そして、その彫刻刀のケースは、彫刻刀を並列状態にして収納されるものである。
【0003】
また、彫刻刀は先端に刃を有するので、出し入れし難いと、彫刻刀の刃が手などに触れおそれがあるため危ないので、特開2000−93221に記載された彫刻刀ケースのように彫刻刀の出し入れしやすいものなどが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、彫刻刀は小学生などの子供も使用するので、さらに操作が容易で安全性の高い彫刻刀ケースが求められてきている。また、彫刻刀ケースの製造上からは、できるだけ組み立てやすい構造が望ましい。
【0005】
また、彫刻刀を持ち運ぶ際に、彫刻刀と彫刻刀ケースの音が問題となっていた。すなわち、彫刻刀を収納した際に、彫刻刀ケースとのガタによって音が発生していた。また、彫刻刀と彫刻刀ケースの隙間をつめてガタを少なくすると音の発生が小さくなるが、彫刻刀の出し入れし難くなる。
【0006】
そこで、彫刻刀の出し入れの操作が容易であり、特に、彫刻刀を持ち運ぶ際の音が発生しにくい彫刻刀ケースを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そして上記した目的を達成するための請求項1に記載の発明は、彫刻刀を出し入れ可能に収納できる彫刻刀ケースにおいて、ケース本体、スライド部、可動部を有し、スライド部はケース本体にスライド可能に保持され、可動部には彫刻刀を固定できる彫刻刀固定部が設けられ、スライド部をスライドさせると可動部が移動して彫刻刀との固定が解除されることを特徴とする彫刻刀ケースである。
彫刻刀固定部は、彫刻刀と彫刻刀固定部が一時的に保持されるものであればどのような構造でも良い。例えば、彫刻刀に凸部や凹部を有する場合には、対応する凹部や凸部の形状であり、彫刻刀を挟む構造等である。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、ケース本体、スライド部、可動部を有し、スライド部はケース本体にスライド可能に保持され、可動部には彫刻刀を固定できる彫刻刀固定部が設けられ、スライド部をスライドさせると可動部が移動して彫刻刀との固定が解除されるので、彫刻刀のガタが小さいため、持ち運びの際の音が少なく、彫刻刀の出し入れが容易である。
すなわち、スライドする前は、彫刻刀は彫刻刀固定部により固定されているので、彫刻刀のガタが小さい。また、彫刻刀を出し入れするときには、スライド部をスライドさせることで、可動部が移動し彫刻刀との固定が解除されるため、容易に出し入れが可能となる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、彫刻刀を出し入れ可能に収納できる彫刻刀ケースにおいて、ケース本体、スライド部、可動部を有し、スライド部は彫刻刀ケースの蓋又はその一部を構成してケース本体にスライド可能に保持され、可動部は彫刻刀ケースの底部の一部を構成すると共に彫刻刀を固定できる彫刻刀固定部が設けられ、さらに可動部はケース本体に対して揺動可能に取り付けられ、スライド部と可動部の間に係合手段が設けられ、蓋をあけるべくスライド部を移動させると、係合手段によって可動部がケース本体から離れる方向に移動し、可動部が移動して彫刻刀との固定が解除されることを特徴とする彫刻刀ケースである。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、スライド部は彫刻刀ケースの蓋又はその一部を構成してケース本体にスライド可能となっており、スライド部をスライドさせることにより、蓋を開けながら可動部を移動させることができ、さらに可動部が移動して彫刻刀との固定が解除されるので、容易に彫刻刀の取り出しができる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、スライド部をスライドさせると、可動部がケース本体から離れる方向に移動して可動部の彫刻刀固定部と彫刻刀との固定が解除することを特徴とする請求項1又は2に記載の彫刻刀ケースである。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、スライド部をスライドさせると、可動部がケース本体から離れる方向に移動して可動部の彫刻刀固定部と彫刻刀との固定が解除するので、容易に彫刻刀との固定を解除することができる。
【0013】
請求項4に記載の発明は、彫刻刀ケースは凹部が設けられた彫刻刀を収納することができるものであり、前記彫刻刀固定部は、彫刻刀の凹部に対応する突起であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の彫刻刀ケースである。
【0014】
請求項4に記載の発明によれば、彫刻刀ケースは凹部が設けられた彫刻刀を収納することができるものであり、前記彫刻刀固定部は、彫刻刀の凹部に対応する突起であるので、彫刻刀の凹部を彫刻刀固定部である突起に挿入することにより、彫刻刀の固定が可能となり、容易に固定できる。また、彫刻刀と彫刻刀ケースとガタを小さくすることが容易である。
また、前記スライド部が彫刻刀ケースの蓋又はその一部を構成している場合には、さらに安全性が高い彫刻刀ケースとすることができる。すなわち、彫刻刀固定部は突起であり、彫刻刀の凹部を前記突起に対応する位置に彫刻刀を収納しなければ、前記突起が彫刻刀の凹部でない位置に接触する。そして、前記可動部の移動が妨げられるので、前記スライド部の移動も妨げられる。したがって、彫刻刀の凹部を前記突起に対応する位置に彫刻刀を収納しなければ、彫刻刀ケースの蓋を閉じることできず、彫刻刀固定部により固定された状態でのみ彫刻刀ケースの蓋を閉じることができ安全である。
【0015】
請求項5に記載の発明は、彫刻刀ケースはプレート状のケースであり、前記可動部はプレート面に位置していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の彫刻刀ケースである。
【0016】
請求項5に記載の発明によれば、可動部がプレート面に位置しているので、彫刻刀の固定を容易に行うことができる。すなわち、彫刻刀固定部は、可動部に設けられており、また、プレート面は彫刻刀との接触部分が大きい部位である。したがって、彫刻刀固定部の形状や大きさを自由に変更でき、また、複数の彫刻刀を並列に並べて収納する場合には、すべての彫刻刀に対し容易に固定することができる。
【0017】
請求項6に記載の発明は、彫刻刀を出し入れ可能に収納できるプレート面と側面を有するプレート状の彫刻刀ケースにおいて、ケース本体、スライド部、可動部を有し、スライド部はケース本体にスライド可能に保持され、スライド部をスライドさせると可動部がケース本体から離れる方向に移動するものであり、さらに、可動部はプレート面に位置していることを特徴とする彫刻刀ケースである。
【0018】
請求項6に記載の発明によれば、彫刻刀を出し入れ可能に収納できるプレート面と側面を有するプレート状の彫刻刀ケースにおいて、ケース本体、スライド部、可動部を有し、スライド部はケース本体にスライド可能に保持され、スライド部をスライドさせると可動部がケース本体から離れる方向に移動するものであり、さらに、可動部はプレート面に位置しているので、可動部を移動することによって彫刻刀の出し入れが容易となる。
【0019】
請求項7に記載の発明は、彫刻刀を出し入れ可能に収納できる彫刻刀ケースにおいて、ケース本体、スライド部、可動部を有し、スライド部は彫刻刀ケースの蓋又はその一部を構成してケース本体にスライド可能に保持され、可動部は彫刻刀ケースの底部の一部を構成し、さらに可動部はケース本体に対して揺動可能に取り付けられ、スライド部と可動部の間に係合手段が設けられ、蓋をあけるべくスライド部を移動させると、係合手段によって可動部がケース本体から離れる方向に移動することを特徴とする彫刻刀ケースである。
【0020】
請求項7に記載の発明によれば、スライド部は彫刻刀ケースの蓋又はその一部を構成してケース本体にスライド可能となっており、スライド部をスライドさせることにより、蓋を開けながら可動部をケース本体から離れる方向に移動させることができるので、容易に彫刻刀を取り出すことができる。
【0021】
請求項8に記載の発明は、彫刻刀ケースはプレート面と側面を有するプレート状であり、ケース本体の側面には溝又は突起であるガイド部が設けられ、スライド部はガイド部に係合可能な突起又は溝である係合部が設けられ、ガイド部及び係合部の、一方又は双方の形状がプレート面に略平行な筋状であり、スライド部の側面と可動部の側面には係合手段が設けられ、前記係合手段は、誘導突起と誘導突起に係合可能な誘導溝からなり、誘導溝にはプレート面に対して角度を有する傾斜部が設けられるものであり、ケース本体と可動部は、側面に有する可動部軸によって回転可能に保持されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の彫刻刀ケース。
【0022】
請求項8に記載の発明によれば、ケース本体の側面にはガイド部が設けられ、スライド部には係合部が設けられており、スライド部のスライドが容易に行うことができる。また、スライド部の側面と可動部の側面には係合手段が設けられており、容易に可動部の移動が可能となる
【0023】
請求項9に記載の発明は、スライド部のスライドによって移動する可動部の移動方向は、略平行移動であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の彫刻刀ケースである。
ここで本願においては、略平行移動には平行移動だけでなく、回転移動であっても、回転角が小さく、移動の前後における傾きの角度が小さい場合も含まれる。
【0024】
請求項9に記載の発明によれば、スライド部のスライドによって移動する可動部の移動方向は略平行移動であるので、移動の幅が小さくできるので、移動後の状態が嵩張りが小さい。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下さらに本発明の具体的実施例について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態における彫刻刀ケースの斜視図である。図2は、本発明の第1の実施形態における彫刻刀ケースの分解した状態での斜視図である。図3は、本発明の第1の実施形態における彫刻刀ケースの本体ケースの合わせ目付近を拡大した斜視図である。図4は、本発明の第1の実施形態における彫刻刀ケースの側面から見た、ケース本体、可動部及びスライド部を示した模式図である。図5は、本発明の第1の実施形態における彫刻刀ケースに使用される彫刻刀の正面図である。図6は、本発明の第1の実施形態における彫刻刀ケースに彫刻刀を収納した状態で一部を切り欠いた斜視図である。
【0026】
本発明の第1の実施形態における彫刻刀ケース1は、図1に示される様に長方形のプレート状のケースであり、内部に彫刻刀を収納することができる。また、彫刻刀ケース1は、ケース本体10、スライド部11、可動部12を有している。
なお、本願においては、図1における位置を基準として、左奥側と右手前側の方向を奥、手前方向とし、右奥と左手前側を左右方向とし、上側と下側を上下方向として説明する。また、彫刻刀ケース1は、左右対称であり、左右に有する部材については、特に記載する場合を除いて片側についてのみ説明する。
【0027】
本発明の実施形態おける彫刻刀ケース1に収納される彫刻刀90は、図5に示される様なものであり、刃91と柄92を有し、柄92には凹部93を有している。そして、凹部93と、後述する彫刻刀固定突起48が係合することにより、彫刻刀ケース1に彫刻刀90を固定することができる。
なお、彫刻刀ケース1は、彫刻刀90を5本収納することができる。通常、刃91の先の形状が異なるものを収納するが、刃91の先以外は同じであり、図示は省略する。
【0028】
そして、ケース本体10は、上部ケース15と下部ケース16からなる。
さらに、具体的に説明すると、下部ケース16は、図2(c)に示されるように、開口を有する略板状であり、底板部20と側板部21を有している。
底板部20は長方形の板状であり、底板部20の上側には彫刻刀仕切22と彫刻刀保持部23が設けられている。彫刻刀仕切22は、底板部20の長方形の長辺に平行となるように設けられ、複数の彫刻刀を別々に仕切るものである。また、彫刻刀保持部23は、底板部20の長方形の長辺に平行となるように設けられており、各彫刻刀の外形に合わせた切欠部25に彫刻刀90の刃91を置き、がたつきを防止することができる。
底板部20の大きさは、後述する側板部21の枠よりも小さく、側板部21の内側には、下部開口30を有している。
【0029】
側板部21は、底板部20の周りに設けられた長方形の枠状の部材である。そして、側板部21の長辺側の略中央に2カ所の可動部軸受穴27が設けられている。
さらに、底板部20の奥側の一部は幅が短く、左右の側板部21との結合部付近にはスリット24が設けられている。
【0030】
上部ケース15は、図2(b)に示されるように、上板部15aの周りに側板部15bを有する略長方形の部材である。そして、上部ケース15は、3つの部位に分かれる。すなわち、上部ケース15の手前側は、手前部19であり、中央付近は中央部18である。そして上部ケース15の奥側は、切欠17aを有している奥部17となっている。
手前部19は、中央部18よりも厚み・幅がやや大きく、後述するスライド部11と略同一の幅である。また、奥部17は、長辺方向の側板のみで構成されており、上板及び奥側の側板は無い。
また、中央部18付近の側板部15bには、下部ケース16の可動部軸受穴27に対応する位置に可動部軸受穴28が設けられている。
【0031】
そして、下部ケース16と上部ケース15とを合わせて、ケース本体10となる。本実施例では、下部ケース16の側板部21の上側と上部ケース15の側板部15bの下側に有している嵌合部(図示せず)によって結合する。
こうして、結合した状態では、図3のような状態となる。
【0032】
図3に示されるように、ケース本体10には、下部ケース16と上部ケース15の合わせ目にガイド溝60を有している。
ガイド溝60は、ケース本体10の奥側の端部から全体の長さの約2/3程度の長さを有しており、筋状であり、ケース本体10のプレート面となる上板部15aに平行に向いている。さらに、ガイド溝60の手前側の部分は、上部ケース15の側板部15bよりも内側に位置している板部61を有している。そして、ガイド溝60の奥側部分は、内部と外部が連通する貫通部62となっている。また、板部61の両端には突起部63を有し、後述するスライド部11のスライド用突起40と接触することができる。
ガイド溝60は、後述するように、スライド部11のスライド用突起40及び誘導突起42のガイド部となる。
【0033】
また、図3のように、下部ケース16の可動部軸受穴27と上部ケース15の可動部軸受穴28によって可動部軸65となる。可動部軸65は、板部61の略中央付近に位置し、また、彫刻刀ケース1の全体から見ると中央よりやや手前側に位置している。
【0034】
次に、スライド部11について説明する。
スライド部11は、図2(a)に示されるように、長方形の板部38に対向する辺に側板39が接続した形状である部材であり、言い換えると、断面が略「コ」字状である板状である。そして、スライド部11の左右方向の幅は上部ケース15の手前部19付近の幅と等しい。また、スライド部11の側板39の内側同士の幅は上部ケース15の中央部18付近の幅に等しい。
【0035】
スライド部11の板部38には、窓部33が有している。そして、窓部には透明な樹脂が取り付けられ、内側を見ることが可能である。そして、側板の内側には、内側に向いている突起たるスライド用突起40及び誘導突起42が設けられており、これらの突起は前記したガイド溝60に係合されて本発明の係合部となる。また、誘導突起42の長さは、スライド用突起40よりも長く、誘導突起42の先端は、ガイド溝60の貫通部62を通過して、後述する可動部12の誘導溝46に係合することができる。
【0036】
可動部12は、図2(d)に示されるように、長方形の可動板部45に対向する辺に側板部43が接続した形状である部材であって、側板部43の一方が手前側に伸びている形状である。そして、側板部43の手前側の下側には切欠部52が設けられている。
【0037】
さらに、側板部43には、誘導溝46と可動部軸突起47が設けられている。誘導溝46は、側板部43の奥側に位置し、前記したスライド部11の誘導突起42とほぼ同じ大きさの幅の溝である。誘導溝46は、水平溝部51と傾斜溝部50を有し、水平溝部51は可動板部45と平行であり、傾斜溝部50は手前側が上となるようにやや傾斜し、傾斜溝部50長さは水平溝部51よりも短い。そして、傾斜溝部50の手前側は、側板部43の上側に至っている。また、水平溝部51奥側の端部51aは、側板部43の奥側まで至っておらず、行き止まりとなっている。
可動部軸突起47は、側板部43の手前側に位置し、外側に突出した突起である。
【0038】
可動板部45は、下部ケース16の下部開口30よりもやや長さの短い板状である。そして、可動板部45の上側には、彫刻刀保持部49を有し彫刻刀90を載せることができる。また、彫刻刀保持部49には、彫刻刀固定突起48が設けられている。彫刻刀固定突起48は、上向きの突起であり、彫刻刀90の凹部93の形状に合わせた形状であり、彫刻刀固定部となるものである。
【0039】
そして、彫刻刀ケース1は以下のように組み立てられる。
まず、スライド部11を上部ケース15に取付ける。具体的には、スライド部11及び上部ケース15を裏表を反対の状態(図2の状態とは上下反対)としてスライド部11を奥側から手前側に移動させて挿入する。このとき、スライド部11の板部38と、誘導突起42及びスライド用突起40との間に、上部ケース15の側板部15bが位置するように挿入する。
【0040】
次に、スライド部11を上部ケース15に取付けた状態で、可動部12を裏表を反対の状態(図2の状態とは上下反対)で、溝46にスライド部11の突起42に沿わせながら挿入し、可動部12の突起47を上部ケース15の可動部軸受穴28に合わせる。
【0041】
さらに、上記のように取り付けた、スライド部11、上部ケース15及び可動部12に、下部ケース16を裏表を反対の状態で合わせる。このとき下部ケース16は、上部ケース15に合わせられて固定される。そして、可動部12の可動部軸突起47は、上部ケース15と下部ケース16に挟まれて可動部軸65となり、ケース本体10に回転可能に保持される。また、誘導突起42は、可動部12の誘導溝46に係合される。
そして、この固定の際には、接着剤などを用いることにより、より強固に固定することができる。そして、彫刻刀ケース1の表裏を元に戻す。
【0042】
本発明の第1の実施形態の彫刻刀ケース1は、上記のように組み立てが可能であり、組み立てが容易にできる。
【0043】
また、本発明の第1の実施形態では、下部ケース16のスリット24に側板部43が入り込むことが可能であり、さらに、可動部12には切欠部52を有しているので、可動部12の側板部43は下部ケース16の板部20よりも下側に移動可能である。この移動は、可動部軸65を軸とする回転移動であるが、回転の角度は小さい回転移動であり、略平行移動である。
【0044】
上記のように組み立てると、彫刻刀ケース1は図1の状態となる。そして、上部ケース15の切欠17aは、スライド部11によって、ほぼ覆うことができ、また、下部ケース16の下部開口30は、可動部12によって、ほぼ覆うことができる。
また、スライド部11の位置は、プレート面である。そして、スライド部11はスライド可能であり、スライド部11を手前側に移動させると、上部ケース15の切欠17a付近には、図4(e)のように、彫刻刀ケース1に開口70ができる。したがって、スライド部11を手前側に移動させて、上部ケース15の切欠17a付近から彫刻刀90の出し入れを容易に行うことができる。したがって、スライド部11はスライドによって彫刻刀ケース1の開け閉めできるものであり、彫刻刀ケース1の蓋となる。
そして、可動部12は、スライド部11の誘導突起42が可動部12の誘導溝46に係合し、また、可動部軸65に可動部軸突起47が保持されている。可動部12の位置は、彫刻刀ケース1のプレート面であり、底部である。
【0045】
彫刻刀ケース1の動きについて図4を用いて説明する。図4は、ケース本体10、スライド部11及び可動部12の側面部のみを重ね合わせて示した模式図であり、実際には影となっている部分も実線で図示している。また、図4においては、左側が奥側であり、右側が手前側である。
【0046】
図4(a)は、スライド部11が一番奥となっている状態である。この図を用いて、ケース本体10、スライド部11及び可動部12の結合状態を説明する。まず、ケース本体10のガイド溝60に、スライド部11のスライド用突起40及び誘導突起42が係合している。したがって、スライド部11はケース本体10に対して、手前・奥方向に移動可能であり、左右方向や上下方向には移動できない。また、可動部12は、可動部軸65によって保持されているので、ケース本体10に対して、可動部軸65を中心に回転できるが、他の移動はできない。そして、スライド部11の誘導突起42は、可動部12の誘導溝46に係合されている。したがって、スライド部11は可動部12に対して、誘導突起42が誘導溝46に沿うようにして移動する。
上記のように結合しているので、全ての部材は相対的に左右方向には移動できない。また、ケース本体10に対しては、可動部12だけが上下方向に移動可能である。
【0047】
そして、図4(a)の状態から、スライド部11を手前方向に移動させる。そうすると、図4(b)に示されるようにスライド部11がやや手前となった状態となる。この移動の際には、スライド部11は、ケース本体10との関係では、手前に平行移動する。そして、スライド部11の誘導突起42は、可動部12の誘導溝46の水平溝部51を通るので、スライド部11と可動部12の上下関係の位置はそのままである。そして、さらにスライド部11をスライドさせて、図4(c)の状態となる。
【0048】
図4(c)の状態では、スライド部11の誘導突起42は、可動部12の誘導溝46の水平溝部51と傾斜溝部50との交点に位置している。したがって、スライド部11が、図4(c)の状態よりも奥側であれば、誘導突起42は水平溝部51に位置するため、可動部12は移動しないが、図4(c)の状態よりも手前側であれば、誘導突起42は傾斜溝部50に位置するため、可動部12はケース本体10に対して移動する。
【0049】
すなわち、図4(c)の状態よりもスライド部11を手前側に移動させると、誘導突起42は傾斜溝部50に位置する。傾斜溝部50は手前側が上となるようにやや傾斜し、水平溝部51よりも上側である。そのため、スライド部11と可動部12の位置関係は、相対的にスライド部11が上に、可動部12が下となるように移動する。
そして、上述したように、スライド部11とケース本体10の位置関係は水平移動しかできず、上下の位置はそのままである。したがって、可動部12は、ケース本体10に対して、スライド部11の誘導突起42付近では下方向に移動する。一方で、可動部12とケース本体10は、可動部軸65によって、回転可能に保持されているので、図4(d)の状態のように、可動部12は奥側がやや傾斜した状態で下向きに移動する。言い換えると、可動部12は下側に位置しているので、ケース本体10から離れる方向に向かって移動する。
この移動は回転であるが、角度が小さく、略平行移動となる。
【0050】
さらにスライド部11をスライドさせると、可動部12はさらに傾斜して下向きに移動し、言い換えるとケース本体10から離れる方向に向かって移動して、図4(e)の状態となる。
【0051】
彫刻刀ケース1を用いて、彫刻刀90を彫刻刀ケース1に収納し、また、出し入れする場合について説明する。
彫刻刀90を彫刻刀ケース1に収納すると、図6の状態になる。すなわち、彫刻刀90は、刃91が手前側であり、彫刻刀仕切22同士の間に位置している。また、可動部12の彫刻刀固定突起48を彫刻刀90の凹部93に係合して固定されている。彫刻刀90が彫刻刀固定突起48によって固定されると、彫刻刀固定突起48が彫刻刀90の凹部93の形状に合わせた形状であるので、がたつき無く固定できる。
【0052】
彫刻刀90を彫刻刀ケース1に入れる場合には、スライド部11を手前側に移動させて、図4(e)の状態で行う。この状態では、彫刻刀ケース1には、上部ケース15の切欠17a付近に開口ができ、また、可動部12は下に移動して彫刻刀固定突起48も下に移動している。したがって、容易に彫刻刀90を彫刻刀ケース1に入れることができる。そして、彫刻刀90を刃91側から入れ、さらに彫刻刀90の凹部93を下側にして彫刻刀固定突起48付近となるように彫刻刀ケース1に入れる。
そして、スライド部11を奥側にスライドさせる。そうすると前記した開口が閉じて、可動部12が上昇して、彫刻刀固定突起48は彫刻刀90の凹部93に係合して、彫刻刀90は固定される。
【0053】
また、彫刻刀90を彫刻刀ケース1から出す際には、入れる場合と逆の操作で行う。
さらに、スライド部11が手前側で、可動部12が下に移動している図4(e)の状態では、可動部12下にして彫刻刀ケース1を置いた場合、ケース本体10は、可動部12が下に飛び出した状態となる。したがって、彫刻刀90は彫刻刀ケース1に入った状態では傾けて置くことができるので、彫刻刀90を取り出しやすい。
【0054】
本発明の第1の実施形態における彫刻刀ケース1のスライド部11は、彫刻刀ケース1が組み立てられた状態では、単独では外れることはない。すなわち、スライド部11は、図4(a)の状態よりも奥側には、スライド部11の誘導突起42が可動部12の水平溝部51の奥側の端部51aで止まり、また、図4(e)の状態よりも手前側には、スライド部11が手前部19に接触して移動しないので、スライド部11は彫刻刀ケース1から外れることはない。
また、一番奥側の状態(図4(a))や一番手前側の状態(図4(e))で仮固定することができる。すなわち、図3に示されるように、ガイド溝60には突起部63を有しており、図4(a)の状態では、スライド用突起40が突起部63の手前側に位置しているので、スライド部11を手前側に移動する場合にはスライド用突起40が突起部63を乗り越えることが必要であり、また、図4(e)の状態では、スライド用突起40が突起部63の奥側に位置しているので、スライド部11を奥側に移動する場合にはスライド用突起40が突起部63を乗り越えることが必要である。突起部63を乗り越える際には、スライド用突起40又は突起部63がやや変形することが必要であり、スライドの際に余分な力が必要となるのでスライド部11の仮固定となる。
【0055】
また、本発明の第1の実施形態における彫刻刀ケース1の奥側の側面には、下部ケース16の奥側側板21aを有しているが、奥側側板21aがなく、彫刻刀ケース1の奥側の側面が開口状態であっても構わない。かかる場合においても、彫刻刀固定突起48は彫刻刀90の凹部93に係合しており、彫刻刀90は固定されて、彫刻刀90が外に飛び出すことはない。
さらに、本発明の第1の実施形態における彫刻刀ケース1では、彫刻刀固定突起48を有するものであったが、彫刻刀固定突起48が無い構成でもかまわない。この場合には、彫刻刀90は 側板部21及び彫刻刀仕切22により保持し、また、取り出しの際には可動部12側から可能である。
【0056】
本発明の第1の実施形態における彫刻刀ケース1の可動部12の可動部軸65は、彫刻刀ケース1全体から見て中央よりやや手前側に位置しているが、この位置に限られず、本発明の第1の実施形態よりも奥側として、回転半径を小さくして、回転角度を大きくしても良く、また、手前側として、回転半径を大きくし、回転角度を小さくして、可動部12の移動をより平行移動に近づけることも可能である。
【0057】
【発明の効果】
本発明は、上述の通り構成されているので、彫刻刀の出し入れの操作が容易であり、特に、彫刻刀を持ち運ぶ際の音が発生しにくい彫刻刀ケースを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における彫刻刀ケースの斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における彫刻刀ケースの分解した状態での斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における彫刻刀ケースの本体ケースの合わせ目付近のを拡大した斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における彫刻刀ケースの側面から見た、ケース本体、可動部及びスライド部を示した模式図である。
【図5】本発明の第1の実施形態における彫刻刀ケースに使用される彫刻刀の正面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態における彫刻刀ケースに彫刻刀を収納した状態で一部を切り欠いた斜視図である。
【符号の説明】
1 彫刻刀ケース
10 ケース本体
11 スライド部
12 可動部
40 スライド用突起
42 誘導突起
46 誘導溝
48 彫刻刀固定突起
50 傾斜溝部
60 ガイド溝
65 可動部軸
90 彫刻刀
93 凹部

Claims (9)

  1. 彫刻刀を出し入れ可能に収納できる彫刻刀ケースにおいて、ケース本体、スライド部、可動部を有し、スライド部はケース本体にスライド可能に保持され、可動部には彫刻刀を固定できる彫刻刀固定部が設けられ、スライド部をスライドさせると可動部が移動して彫刻刀との固定が解除されることを特徴とする彫刻刀ケース。
  2. 彫刻刀を出し入れ可能に収納できる彫刻刀ケースにおいて、ケース本体、スライド部、可動部を有し、スライド部は彫刻刀ケースの蓋又はその一部を構成してケース本体にスライド可能に保持され、可動部は彫刻刀ケースの底部の一部を構成すると共に彫刻刀を固定できる彫刻刀固定部が設けられ、さらに可動部はケース本体に対して揺動可能に取り付けられ、スライド部と可動部の間に係合手段が設けられ、蓋をあけるべくスライド部を移動させると、係合手段によって可動部がケース本体から離れる方向に移動し、可動部が移動して彫刻刀との固定が解除されることを特徴とする彫刻刀ケース。
  3. スライド部をスライドさせると、可動部がケース本体から離れる方向に移動して可動部の彫刻刀固定部と彫刻刀との固定が解除することを特徴とする請求項1又は2に記載の彫刻刀ケース。
  4. 彫刻刀ケースは凹部が設けられた彫刻刀を収納することができるものであり、前記彫刻刀固定部は、彫刻刀の凹部に対応する突起であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の彫刻刀ケース。
  5. 彫刻刀ケースはプレート状のケースであり、前記可動部はプレート面に位置していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の彫刻刀ケース。
  6. 彫刻刀を出し入れ可能に収納できるプレート面と側面を有するプレート状の彫刻刀ケースにおいて、ケース本体、スライド部、可動部を有し、スライド部はケース本体にスライド可能に保持され、スライド部をスライドさせると可動部がケース本体から離れる方向に移動するものであり、さらに、可動部はプレート面に位置していることを特徴とする彫刻刀ケース。
  7. 彫刻刀を出し入れ可能に収納できる彫刻刀ケースにおいて、ケース本体、スライド部、可動部を有し、スライド部は彫刻刀ケースの蓋又はその一部を構成してケース本体にスライド可能に保持され、可動部は彫刻刀ケースの底部の一部を構成し、さらに可動部はケース本体に対して揺動可能に取り付けられ、スライド部と可動部の間に係合手段が設けられ、蓋をあけるべくスライド部を移動させると、係合手段によって可動部がケース本体から離れる方向に移動することを特徴とする彫刻刀ケース。
  8. 彫刻刀ケースはプレート面と側面を有するプレート状であり、ケース本体の側面には溝又は突起であるガイド部が設けられ、スライド部はガイド部に係合可能な突起又は溝である係合部が設けられ、ガイド部及び係合部の、一方又は双方の形状がプレート面に略平行な筋状であり、スライド部の側面と可動部の側面には係合手段が設けられ、前記係合手段は、誘導突起と誘導突起に係合可能な誘導溝からなり、誘導溝にはプレート面に対して角度を有する傾斜部が設けられるものであり、ケース本体と可動部は、側面に有する可動部軸によって回転可能に保持されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の彫刻刀ケース。
  9. スライド部のスライドによって移動する可動部の移動方向は、略平行移動であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の彫刻刀ケース。
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