JP4003931B2 - 飲料容器保持装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲料容器ホルダーを有する飲料容器保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車、鉄道車輛、航空機、又は船舶などの乗り物やその他の個所に飲料容器保持装置を設けることは従来より周知である。従来の飲料容器保持装置は、その飲料容器ホルダーが支持体に一体に固定されていた。自動車の車室内に設けられた飲料容器保持装置の場合には、例えば、運転席と助手席の間に配置されたコンソールより成る支持体に飲料容器ホルダーが不動に固定されている。
【0003】
ところが、上述した構成によると、自動車が上り坂や下り坂を走行して、車体が前後に傾いたり、コーナリング時に車体が左右に傾いた場合、飲料容器ホルダーに支持された飲料容器も車体と共に傾くので、飲料容器内の飲み物がこぼれて周囲を汚してしまうおそれがあった。自動車以外の乗り物又はその他の個所に設けられた飲料容器保持装置の場合も同様の不具合が発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記従来の欠点を簡単な構成によって除去できる飲料容器保持装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、飲料容器ホルダーと中間支持体とを有し、該飲料容器ホルダーは、第1の直線のまわりに揺動自在に前記中間支持体に支持され、該中間支持体は、前記第1の直線に対してほぼ直交する第2の直線のまわりに揺動自在に、支持体に支持され、前記第1及び第2の直線は、飲料容器ホルダーの半径方向に延び、かつ該飲料容器ホルダーの高さ方向の中間位置よりも上方に位置し、前記飲料容器ホルダーは前記中間支持体にのみ支持されていると共に、該飲料容器ホルダーの少なくとも一部がエラストマーより成り、該エラストマーより成る部分の少なくとも一部が、上下方向に伸縮する蛇腹状に形成されていることを特徴とする飲料容器保持装置を提案する(請求項1)。
【0008】
また、上記請求項1に記載の飲料容器保持装置において、前記飲料容器ホルダーの下部に、ウェイトを兼ねるマグネットが設けられていると有利である(請求項2)。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0010】
図1は、自動車の車室内に配置された飲料容器保持装置によって飲料容器の一例である紙コップ1が保持されている様子を示す斜視図である。この図における符号2は、図示していない運転席と助手席との間に配置されたコンソールを示し、Fは自動車の前進方向、Wは車体の幅方向をそれぞれ示している。また、図2はコンソール2の一部を破断し、かつ飲料容器保持装置3を分解して示す斜視図であり、図3及び図4は、それぞれ図1の矢印III−III線及びIV−IV線に沿って切断した断面図である。
【0011】
図2乃至図4に示すように、飲料容器保持装置3は、飲料容器ホルダー4と中間支持体5とを有し、飲料容器ホルダー4は、後述するように中間支持体5を介して、該飲料容器ホルダー4の支持体の一例であるコンソール2に支持されている。図に一例として示した中間支持体5はリング状に形成され、また飲料容器ホルダー4は、底壁6と、ほぼ円筒状に形成された周壁7とを有し、上部が開口した容器状に形成されている。紙コップ1は、コンソール2に形成された挿入口8を通して、飲料容器ホルダー4の上部開口から飲料容器ホルダー内に挿入され、その飲料容器ホルダー4に保持される。
【0012】
図2及び図3に示すように、飲料容器ホルダー4には、その周壁7の上部に一対の第1のピン9,9Aが突設され、これらの第1のピン9,9Aは、飲料容器ホルダー4の上下方向に延びる中心軸線Xと交差してその飲料容器ホルダー4の半径方向に延びる第1の直線L1上に配置されている。第1の直線L1は、自動車が水平面上に位置しているときに水平方向に延びる直線であり、図示した例では自動車の前後方向に延びている。また、各第1のピン9,9Aは、リング状の中間支持体5に形成された第1の取付孔10,10Aにそれぞれ回動自在に嵌合しており、これにより、飲料容器ホルダー4は、第1の直線L1のまわりに揺動自在に中間支持体5に支持される。飲料容器ホルダー4は、中間支持体5にのみ支持されている。
【0013】
リング状の中間支持体5は、コンソール2に形成された挿入口8に対してほぼ同心状に配置され、かつ飲料容器ホルダー4の周壁上部の外側にその飲料容器ホルダー4とほぼ同心状に配置されている。かかる中間支持体5には、図2及び図4に示すように、第2の直線L2上に配置され、かつ中間支持体5の半径方向に突出する一対の第2のピン11,11Aが突設されている。第2の直線L2は、第1の直線L1に対してほぼ直交して飲料容器ホルダー4の半径方向に延び、かつ自動車が水平面上に位置しているとき水平方向に延びる直線である。図示した例では、第2の直線L2は車体の幅方向Wに延びている。
【0014】
上記第2のピン11,11Aは、コンソール2に形成された第2の取付孔12,12Aにそれぞれ回動自在に嵌合しており、これにより、中間支持体5は、第1の直線L1に対してほぼ直交する第2の直線L2のまわりに揺動自在に、支持体(この例ではコンソール)に支持されている。
【0015】
ここで、自動車が上り坂又は下り坂を走行すると、車体が前後の方向に傾く。従ってコンソール2も前後に傾くのであるが、このとき中間支持体5と、これに支持された飲料容器ホルダー4は、紙コップ1と共に、コンソール2に対して、一対の第2のピン11,11Aのまわり、すなわち第2の直線L2のまわりに揺動し、中間支持体5、飲料容器ホルダー4及び紙コップ1はほぼ水平な姿勢を保つ。車体が前後に大きく傾いても、紙コップ1は水平な姿勢を保つことができるのである。これにより、紙コップ内の飲み物がこぼれることはない。
【0016】
一方、自動車のコーナリング時には、車体は左右の方向に傾くが、この場合には、中間支持体5はコンソール2と共に傾くものの、紙コップ1を保持した飲料容器ホルダー4は、中間支持体5に対して、一対の第1のピン9,9Aのまわり、すなわち第1の直線L1のまわりに揺動し、飲料容器ホルダー4はほぼ水平な姿勢を保つ。従って、この場合も、車体が左右に大きく傾いても、紙コップ1は水平状態を保ち、紙コップ内の飲物がこぼれることはない。
【0017】
上述のように、車体がいかなる方向に傾いたときも、紙コップ1はほぼ水平に保たれ、飲物がこぼれることを防止することができる。
【0018】
図示した例では、飲料容器ホルダー4に第1のピン9,9Aを突設し、その各第1のピン9,9Aを中間支持体5の第1の取付孔10,10Aに嵌合したが、逆に中間支持体5に、第1の直線上に配置された一対の第1のピンを設け、これらを飲料容器ホルダー4に形成した第1の取付孔にそれぞれ回動自在に嵌合してもよい。同様に、コンソール2に第2の直線上に配置された一対の第2のピンを設け、これらを中間支持体5に形成した第2の取付孔にそれぞれ回動自在に嵌合することもできる。
【0019】
第1及び第2の直線L1,L2は、飲料容器ホルダー4の高さ方向の中間位置H(図3)よりも上方、特に図した例のように飲料容器ホルダー4の上部に位置していることが好ましい。しかもこれらの直線L1,L2が、図示した例のように飲料容器ホルダー4の半径方向に延びていることが有利である。かかる構成により、飲料容器ホルダー4の上部を支持でき、しかもこの飲料容器ホルダー4をその四方からバランスよく支持できるので、飲料容器ホルダー4と、これに保持された紙コップ1などの飲料容器を常に安定した状態で、確実にほぼ水平状態に保つことができる。
【0020】
また、飲料容器ホルダー4の少なくとも一部が加硫ゴムや熱可塑性エラストマー、或いは弾性発泡体などのゴム状弾性を有するエラストマーにより構成され、しかもそのエラストマーより成る部分の少なくとも一部が、上下方向に伸縮する蛇腹状に形成されていると、自動車の走行時に、その蛇腹状部が緩衝機能を果たし、飲料容器ホルダー4と飲料容器の上下の振動を抑え、これによっても飲物のこぼれを防止することができる。図示した例では、図3及び図4に示すように、飲料容器ホルダー4のほぼ全体がゴムにより構成され、そのゴム製のホルダー本体に、金属や硬質樹脂などの高剛性材料より成る形状保持リング4Aが埋設され、その形状保持リング4Aによって第1のピン9,9Aが形成されていると共に、その上方のホルダー本体部に、その全周に亘って蛇腹状部13が形成されている。
【0021】
図3及び図4に符号1Aで示すものは、アルミ缶より成る飲料容器を示し、符号1Bはスチール缶より成る飲料容器を示しており、図示した例ではアルミ缶1Aは飲料容器ホルダー4の段部14上に支持され、紙コップ1とスチール缶1Bは飲料容器ホルダー4の底壁6に支持されるように構成されている。
【0022】
また、飲料容器ホルダー4の下部、図3及び図4に示した例ではその底壁6上に、ウェイトを兼ねるマグネット15が固定されている。このマグネット15は、飲料容器ホルダー4によってスチール缶1Bを保持したとき、そのスチール缶1Bを磁力によって保持する働きをなすと共に、飲料容器ホルダー4のバランスを保つためのウェイトとしての用をなす。
【0023】
以上、自動車の車室内に設けられた飲料容器保持装置の具体例を説明したが、この飲料容器保持装置は、自動車以外の乗物やその他の個所に設けることもできる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、支持体がいかなる向きに大きく傾いたときも、これに保持された飲料容器が大きく傾くことを阻止でき、飲料容器内の飲物がこぼれることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】飲料容器保持装置によって紙コップが保持されている様子を示す斜視図である。
【図2】飲料容器保持装置の分解斜視図である。
【図3】図1のIII−III線拡大断面図である。
【図4】図1のIV−IV線拡大断面図である。
【符号の説明】
3 飲料容器保持装置
4 飲料容器ホルダー
5 中間支持体
15 マグネット
L1 第1の直線
L2 第2の直線
H 中間位置
Claims (2)
- 飲料容器ホルダーと中間支持体とを有し、該飲料容器ホルダーは、第1の直線のまわりに揺動自在に前記中間支持体に支持され、該中間支持体は、前記第1の直線に対してほぼ直交する第2の直線のまわりに揺動自在に、支持体に支持され、前記第1及び第2の直線は、飲料容器ホルダーの半径方向に延び、かつ該飲料容器ホルダーの高さ方向の中間位置よりも上方に位置し、前記飲料容器ホルダーは前記中間支持体にのみ支持されていると共に、該飲料容器ホルダーの少なくとも一部がエラストマーより成り、該エラストマーより成る部分の少なくとも一部が、上下方向に伸縮する蛇腹状に形成されていることを特徴とする飲料容器保持装置。
- 前記飲料容器ホルダーの下部に、ウェイトを兼ねるマグネットが設けられている請求項1に記載の飲料容器保持装置。
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