JP4003278B2 - 電池の電圧検出回路と電池の電圧検出方法 - Google Patents
電池の電圧検出回路と電池の電圧検出方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4003278B2 JP4003278B2 JP03932098A JP3932098A JP4003278B2 JP 4003278 B2 JP4003278 B2 JP 4003278B2 JP 03932098 A JP03932098 A JP 03932098A JP 3932098 A JP3932098 A JP 3932098A JP 4003278 B2 JP4003278 B2 JP 4003278B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- battery
- input switching
- detection
- switching means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/36—Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
- G01R31/396—Acquisition or processing of data for testing or for monitoring individual cells or groups of cells within a battery
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/36—Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
- G01R31/3644—Constructional arrangements
- G01R31/3648—Constructional arrangements comprising digital calculation means, e.g. for performing an algorithm
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、リチウムイオン電池やニッケルカドミウム電池等の電池を複数個値列に接続した場合に用いる電池の電圧検出回路と電池の電圧検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
リチウムイオン電池やニッケルカドミウム電池等のいわゆる単電池は、複数個直列に接続して使用することがある。この複数の単電池の組は、たとえば電子機器の電源として用いるバッテリパックや、あるいは組電池等として用いられる。電子機器としては、たとえばハンディ型のビデオテープレコーダや電子カメラや携帯型のコンピュータ等である。
【0003】
この単電池とは、1つのセル(素電池)で構成された電池をいう。
図6と図7は、このような複数の単電池1(1a〜1d)が直列に接続された例を示しており、符号1aで示す電池が電位的に上位であり、1dで示す電池が電位的に下位の電池である。
たとえば、最も上位の単電池1(1a)のプラス極はセンス線2と抵抗R1を介して、電圧検出部9の差動アンプ(オペレーショナルアンプ)8の非反転端子8aに接続され、単電池(1a)のマイナス極はセンス線3と抵抗R2を介して、差動アンプ8の反転端子8bに接続されている。他の単電池も同様にして、センス線と抵抗を介して対応する差動アンプ8に接続されている。これにより、差動アンプ8は対応する単電池1の検出電圧出力11を個別に出力する。
図7に示す図6の電圧検出部9の構成では、差動アンプ8に対して複数の抵抗R1,R2,R3,R4が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成の電圧検出部9では、各抵抗R1,R2,R3,R4の精度および検出電圧出力11の精度が大きく支配される。このために、抵抗R1,R2,R3,R4は、高精度に値が設定されている抵抗を用いる必要がある。
また、電圧検出部9の精度は、同相電圧値に比例して悪化する。
すなわち、差動アンプの出力Voは、簡略的に(オペアンプのオフセット誤差は無視)
Vp=Rb(V1+V2)/(Ra+Rb)
である。したがって、差動アンプの出力は、
Vo=Vp−Rd(V2−Vp)/Rc
である。ここで、
Ra=Rc,Rb=Rd・・・・・・・・・・・・・(1)
とすると、
Vo=Rd・V1/Rc・・・・・・・・・・・・・(2)
V1=OVとすると、Vo=Oとなるはずであるが、現実にはオペアンプの誤差があるためにOVとはならない。・・・・・・・・・・・▲1▼
また(1)式は現実にあり得ない。(1)式が成立しない場合には、差動アンプの出力Voは電圧V2に比例した誤差が発生する。・・・▲2▼
ここでの精度の悪化とは、この▲1▼,▲2▼の誤差を言う。
【0005】
しかも、図7の従来の電池の電圧検出回路では、一つの単電池に対して一つの電圧検出部9が必要であるために、構造が複雑である。
そこで本発明は上記課題を解消し、単電池のような電池の各電圧を高精度に検出でき、構造を簡単化することができる電池の電圧検出回路を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本発明にあっては、複数の電池を直列接続した状態で、各電池の電圧を個別に検出する電池の電圧検出回路であり、各電池の正極と負極がそれぞれ接続されて、選択した電池の正極あるいは負極の選択して電圧を取り入れる第1入力切り換え手段と、各電池の正極と負極がそれぞれ接続されて、選択した電池の正極あるいは負極の選択して電圧を取り入れる第2入力切り換え手段と、第1入力切り換え手段からの出力電圧と、第2入力切り換え手段からの出力電圧を用いて所定の演算を行う演算増幅器を有し、この演算増幅器の出力から電池の検出出力電圧を得る電圧検出手段と、電圧検出手段からの電池の検出出力電圧をアナログ/デジタル変換して演算することで、各電池の電圧を個別に出力する処理手段とを備え、電圧検出手段の演算増幅器の検出出力電圧が必ず正電圧になるような抵抗値を有する調整用の複数の抵抗を上記演算増幅器に設け、第1入力切り換え手段と第2入力切り換え手段とで同じ極を選択することで、上記複数の抵抗の誤差を測定し、測定した誤差に応じて電圧検出手段で検出した電池の検出出力電圧を補正する制御を行うことを特徴とする電池の電圧検出回路により、達成される。
【0007】
本発明では、複数の電池の直列接続した状態で、各電池の電圧を個別に検出する場合に、第1入力切り換え手段には各電池の正極と負極が接続されて、選択した電池の正極あるいは負極の選択した電圧を取り入れることができる。第2入力切り換え手段には各電池の正極と負極がそれぞれ接続されて、選択した電池の正極あるいは負極の選択した電圧を取り入れることができる。
電圧検出手段は、第1入力切り換え手段からの電池の第1出力電圧と、第2入力切り換え手段からの電池の第2出力電圧から、電池の検出出力電圧を与えるようになっている。
【0008】
処理手段は、電圧検出手段からの電池の検出出力電圧を、アナログ/デジタルで変換して演算することで、各電池の電圧を個別に出力する。
これにより、複数の電池に対応してそれぞれ電圧検出手段を設ける必要がなく、一つの電圧検出手段が、各電池の電圧を個別に選択して、電圧検出手段からの電池の検出出力電圧をアナログ/デジタル変換して演算することで各電池の電圧を個別に出力できる。このようなことから、複数の電池を直列接続した場合であっても、各電池に対応して複数個の電圧検出手段を設ける必要がなく、電圧検出回路の構造を簡単化することができる。
本発明において、好ましくは、電池がセルを1つ有する単電池であっても、本発明の電圧検出回路を使用することができる。
【0009】
本発明において、好ましくは、電圧検出手段は、非反転入力端子と反転入力端子を有し、電圧検出手段は演算増幅器とこの演算増幅器に設けられた調整用の複数の抵抗を有している。処理手段は、電圧の検出出力電圧をアナログ/デジタル変換するアナログ/デジタル変換器と、アナログ/デジタル変換ーーとデジタル値を演算することで各電池の電圧を出力する演算を有している。これにより、処理手段が出力した電池の各電圧検出手段は、デジタル値に演算して出力することができる。
【0010】
本発明において、好ましくは、第1入力切り換え手段がグランドを選択してグランドに接続可能であり、第2入力切り換え手段は、電池の電圧を校正するための負電圧の校正用基準電圧を選択して接続可能である。
本発明において、好ましくは、第1入力切り換え手段は、電池の電圧を校正するための正電圧の校正用基準電圧を選択して接続可能であり、第2入力切り換え手段は、グランドを選択して接続可能である。請求項3に記載の電池の電圧検出回路。
これにより、第1入力切り換え手段を経て電圧検出手段の非反転入力端子に入る正電圧の校正用基準電圧と、第2入力切り換え手段を通して電圧検出手段の反転入力端子に入るグランドを比較することで、その演算増幅器の増幅度をチェックすることができる。
これにより、第1入力切り換え手段を経て電圧検出手段の非反転入力端子に入るグランドと、第2入力切り換え手段を通して電圧検出手段の反転入力端子に入る負電圧の校正用基準電圧を比較することで、その演算増幅器の増幅度をチェックすることができる。
【0011】
本発明において、好ましくは、第1入力切り換え手段と、第2入力切り換え手段により、電池の同一電極を選択して、電圧検出手段の非反転入力端子と反転入力端子に同相電圧が入力された場合に、同相電圧を通すことによる電圧検出手段の誤差を得る際に、電圧検出手段に設けられた調整用の抵抗の値が、電圧検出手段から正電圧の出力電圧を出力するように設定され、電圧検出手段からの正電圧の出力電圧は、処理手段のアナログ/デジタル変換器に入力させるようになっている。つまり、同相電圧を入れた場合に現実的にはゼロにならない。すなわち誤差をみている。
【0012】
これにより、電圧検出手段からは常に正電圧の検出電圧を出力できるので、処理手段のアナログ/デジタル変換器はこの正電圧の電池の検出電圧が入力されることから、アナログ/デジタル変換器の入力電圧範囲が正の電圧範囲に限定できる。したがってアナログ/デジタル変換器の分解能を正の電圧範囲にのみで済み、正の電圧範囲と負の電圧範囲を必要とするアナログ/デジタル変換器に比べれば、コスト分解能を高める必要がなく、コストダウンを図ることができる。
【0013】
本発明において、好ましくは、電圧検出手段の非反転入力端子に第1入力切り換え手段を介して電池の正極側が接続され、電圧検出手段の反転入力端子に第2入力切り換え手段を介して電池の負極側が接続される。これにより、1つの電池の電圧を校正演算を行いながら正しく検出することができる。
【0014】
上記目的は、本発明にあっては、複数の電池を直列接続した状態で、各電池の電圧を個別に検出する電池の電圧検出回路による電池の電圧検出方法であり、各電池の正極と負極がそれぞれ接続されて選択した電池の正極あるいは負極の選択して電圧を取り入れる第1入力切り換え手段と、各電池の正極と負極がそれぞれ接続されて選択した電池の正極あるいは負極の選択して電圧を取り入れる第2入力切り換え手段と、第1入力切り換え手段からの出力電圧と、第1入力切り換え手段からの出力電圧から、電池の検出出力電圧を得る電圧検出手段と、電圧検出手段からの電池の検出出力電圧をアナログ/デジタル変換して演算することで、各電池の電圧を出力する処理手段と、を備える電池の電圧検出回路では、第1入力切り換え手段の入力と第2入力切り換え手段の入力を選択することで、電圧検出手段から処理手段のアナログ/デジタル変換器に対して正電圧の検出出力電圧を与えて、第1入力切り換え手段あるいは第2入力切り換え手段のいずれかに接続した既知の校正用基準電圧に基づいて、電圧検出手段の電圧増幅率を算出する電圧増幅率算出ステップと、第1入力切り換え手段と第2入力切り換え手段を介して電池の同一の電極から同相電圧を電圧検出手段に入力して、電圧検出手段の同相電圧による誤差を表す正電圧の第1検出出力電圧を得る第1検出出力電圧取得ステップと、第1入力切り換え手段は電池の正極を選択して電圧検出手段の非反転入力端子に与え、第2入力切り換え手段は電池の負極を選択して電圧検出手段の反転入力端子に与えることで正電圧の第2検出出力電圧を得る第2検出出力電圧取得ステップと、
電圧E=(第2検出出力電圧−第1検出出力電圧)/電圧増幅率
を処理手段が演算することで電池の電圧を求める電池電圧算出ステップと、を有することを特徴とする電池の電圧検出方法により、達成される。
【0015】
本発明では、電圧増幅率算出ステップでは、第1入力切り換え手段の入力と第2入力切り換え手段の入力を選択することで、電圧検出手段から処理手段のアナログ/デジタル変換器に対して正電圧の検出出力電圧を与えて、既知の校正用基準電圧に基づいて、電圧検出手段の電圧増幅率を算出する。
第1検出出力電圧取得ステップでは、第1入力切り換え手段と第2入力切り換え手段を介して電池の同一の電極から同相電圧を電圧検出手段に入力して、電圧検出手段の同相電圧による誤差を表わす正電圧の第1検出出力電圧を得る。
第2検出出力取得ステップでは、第1入力切り換え手段の電池の正極を選択して電圧検出手段の非反転入力端子に与え、第2入力切り換え手段は電池の負電圧を選択して、電圧検出手段の反転入力端子に与えることで正電圧の第2検出出力電圧を得る。
【0016】
電池電圧検出ステップでは、電圧E=(第2検出出力電圧−第1検出出力電圧)/電圧増幅率を処理手段が演算することで、各電池の電圧を求める。
このようにすることで、電圧検出手段のたとえば抵抗の精度に関係なく、電池の電圧を正確にかつ簡単に検出することができる。
【0017】
本発明において、好ましくは、第1入力切り換え手段と第2入力切り換え手段を介して電池の同一電極から同相電圧を電圧検出に入力して、電圧検出手段の同相電圧による誤差を表わす正電圧の第1検出出力電圧を得る第1検出出力電圧検出ステップでは、処理手段のアナログ/デジタル変換手段に与える電圧検出手段の検出出力電圧を常に正電圧になるように、電圧検出手段の複数の抵抗の値が設定されている。
これにより、電圧検出手段からアナログ/デジタル変換手段に対して与えられる電圧検出手段の検出出力電圧は常に正電圧になることから、アナログ/デジタル変換手段の入力電圧範囲が正の電圧範囲に限定でき、正の電圧範囲のみであるので、正の電圧範囲と負の電圧範囲の両方を必要とするアナログ/デジタル変換器に比べて、分解能を大きくする必要がなくコストダウンが図れる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0019】
図1は、本発明の電池の電圧検出回路の好ましい実施の形態を示しており、この電池の電圧検出回路は、好ましくは、いわゆる単電池を直列に複数接続した場合における各単電池の電圧検出回路を個別に検出できるものである。
図1に示す電池の電圧検出回路20は、たとえばリチウムイオン電池やニッケルカドミウム電池のようないわゆる単電池を複数接続した場合に各単電池のそれぞれの電圧を個別に検出するようになっている。
【0020】
単電池は、直列に接続されているが、電位的に下位の単電池を便宜的に1dと示し、電位的上位電池の1aと示している。したがって、電位的に上位の単電池1aから電位的に下位の単電池1dにいくにしたがって、電位的に下がっていく。
これらの単電池1a,1dに対しての各単電池の電圧を個別に図るために、電池の電圧検出回路20は、第1入力切り換え手段22、第2入力切り換え手段24、負電圧の校正用基準電圧26、単電池の電圧検出手段(電圧検出器)30、処理手段40を有している。
第1入力切り換え手段22と第2入力切り換え手段24は、それぞれ各単電池1aないし1dのプラス極(正極)とマイナス極(負極)に接続されている。
【0021】
しかも、第1入力切り換え手段22は、グランドGNDに対して接続されている。第2入力切り換え手段24は、負電圧の校正用基準電圧26に接続されている。
第1入力切り換え手段22は、センス線(検知線)50,51,52,53,54,55により、単電池のプラス極とマイナス極に対してそれぞれ電気的に接続され、同様にして第2入力切り換え手段24のセンス線50,51,52,53,54,55により、単電池のプラス極とマイナス極に対してそれぞれ電気的に接続されている。
【0022】
第1入力切り換え手段22は、各単電池のセンス線50ないし55の1つのセンス線を選択するか、あるいはGNDに対するセンス線59のいずれかを選択して、電圧検出手段30側に接続することができる。同様にして第2入力切り換え手段24は、センス線50ないし55のいずれか1つのセンス線か、あるいは負電圧の校正用基準電圧26のセンス線60のいずれかを選択して、電圧検出手段30に電気的に接続することができる。
【0023】
図2は、図1の電圧検出手段30の構成例等を示しており、この電圧検出手段30は、1つの演算増幅器(オペレーショナルアンプ)37と、4つの調整用の抵抗38aないし38dを有している。抵抗38aは、第1入力切り換え手段22と、演算増幅器37の非反転入力端子80の間に接続されている。抵抗38cは第2入力切り換え手段24と、演算増幅器37の反転入力端子83の間に接続されている。
第1入力切り換え手段22から出力される第1出力電圧V1と第2入力切り換え手段24から出力される第2出力電圧V2を、演算増幅器37により所定の演算を行うことで、検出出力電圧100を処理手段40側に出力するようになっている。
【0024】
図1の電圧検出手段30は、処理手段40に接続されているが、この処理手段40は、図1に示すようにアナログ/デジタル変換手段(A/D変換手段)43とマイクロコンピュータのような演算器45を有している。
アナログ/デジタル変換手段43は、電圧検出手段30から送られてくる検出出力電圧100をアナログ/デジタル変換を行って、演算器45に対して出力電圧のデジタル値として与える。
演算器45は所定の処理を行うことで、所望の電池の電圧を個別に出力してたとえば表示部80に対してデジタル表示することができる。この表示部80としては、液晶表示パネル、プラズマディスプレイパネル、陰極線管あるいは蛍光表示管などの各種表示装置を用いることができる。この表示部80は、外部に対して電池の電圧検出データ出力信号を出力することもできる。
【0025】
つぎに、図1と図2に示す本発明の電池の電圧検出回路20を用いて、図1に示す単電池1aないし1dのいずれか1つの単電池電圧を検出する方法について、図4を参照しながら説明する。
図4のステップST1は、図1の電圧検出手段30の固有の電圧増幅率を算出する電圧増幅率算出ステップである。ステップST2は、電圧検出手段30の同相電圧による誤差を表す正電圧の第1検出出力電圧を得るための第1検出出力電圧取得ステップである。
図4のステップST3は、正電圧の第2検出出力電圧を得る第2検出出力電圧取得ステップである。ステツプST4は、電池の電圧算出ステップである。
【0026】
電圧増幅率算出ステップST1は、ステップS1とS2を有しており、ステップS1に示すように、図1に示す第1入力切り換え手段22がグランドGNDを選択する。一方第2入力切り換え手段24は、負電圧の校正用基準電圧26を選択する。これにより、第1入力切り換え手段22は、電圧検出手段30に対して電位たとえばゼロレベルのグランドの第1出力電圧V1を、図2に示す非反転入力端子80に供給する。第2入力切り換え手段24は、負電圧の校正用基準電圧26を、第2出力電圧V2として演算増幅器37の反転入力端子83に供給する。
これにより、負電圧の校正用基準電圧26は、反転入力端子83で反転されるので、演算増幅器37から出力される検出出力電圧100は、A/D変換手段43に対して常に正電圧の検出出力電圧100を出力することになる。
負電圧の校正用基準電圧26の値が既知とすれば、電圧検出手段30の増幅率Aを図1の処理手段40の演算増幅器45が図4のステップS2において算出する。つまり、電圧検出手段30の固有の電圧増幅率Aをマイクロコンピュータのよう演算器45があらかじめ算出するのである。
【0027】
つぎに、図4の第1検出出力電圧取得ステップST2に移り、このステップST2のステップS3では、図1の第1入力切り換え手段22と、第2入力切り換え手段24に対する入力電圧が、単電池の同一端子になるように選択する。たとえば、図1の単電池1aについて、第1入力切り換え手段22と第2入力切り換え手段24は、センス線50のみを選択して、単電池1aのプラス電圧を同相電圧として入力する。この場合には第1入力切り換え手段22はグランドGNDには接続されておらず、第2入力切り換え手段24は、負電圧の校正用基準電圧26に接続されてもいない。
図4のステップS4において、電圧検出手段30における同相電圧による誤差を表す第1検出出力電圧100Aが処理手段40のアナログ/デジタル変換手段43に送られる。
このようなステップS3,S4では、第1入力切り換え手段22と第2入力切り換え手段24を介して、単電池の同一電極から同相電圧を電圧検出手段30に入力して、電圧検出同相電圧による誤差を表す第1検出出力電圧(たとえばこのましくは正電圧)を取得することができる。
【0028】
つぎに図4の第2検出出力電圧取得ステップST3に移り、このステップST3のステップS5では、第1入力切り換え手段22は単電池のプラス極を選択し、第2入力切り換え手段24は単電池のマイナス極を選択する。この場合には、第1入力切り換え手段22の第1出力電圧V1は、非反転入力端子80に供給され、第2入力切り換え手段24の第1出力取得電圧V2は、反転入力端子83に送られる。
これにより、演算増幅器37の反転入力端子83と、非反転入力端子80から取り込まれる入力電圧はそれらの電圧値に基づいて、図4のステップS6で示すように第2検出出力電圧100Bを演算して、図1の処理手段40のアナログ/デジタル変換手段43に送り、アナログ/デジタル変換して演算器45に送る。
このように、図4の第2検出出力電圧取得ステップST3のステップS5,S6では第1入力切り換え手段22は、電池の正極を選択して、電圧検出の非反転入力端子に与え、第2入力切り換え手段24は、電池の負極を選択して電圧検出手段の反転入力端子に与えることで正電圧の第2検出出力電圧100Bを出力する。
【0029】
以上のようにして、ステップST1における電圧検出手段の電圧増幅率A、第1検出出力電圧取得ステップST2における第1検出出力電圧100A、そして第2検出出力電圧取得ステップST3における第2検出出力電圧100Bに基づいて、図1の処理手段40の演算器45が、つぎに示す式に基づいて所望の1個の単電池の電池電圧を正確にかつ簡単に算出することができる。
電圧E=(第2検出出力電圧100B−第1検出出力電圧100A)/電圧増幅率A
このような1つの単電池、たとえば単電池1aの電圧Eを求めることができる。この結果、図2に示す抵抗38aないし38dの抵抗値の誤差を無視することが可能となり、すなわち電圧検出手段30における抵抗の精度の違いによる誤差を、第1検出出力電圧100Aを求めることで、打ち消すことができる。したがって、抵抗38aないし38dを高価であり高精度なものを採用する必要がなく、単電池の個別の電圧を正確にかつ簡単に検出することができる。
【0030】
ところで、図4の第2検出出力電圧取得ステップST3において、第1入力切り換え手段22が、電池の正極を選択し、第2入力切り換え手段24が電池の負極を選択した場合には、図2において、第1入力切り換え手段22の第1出力電圧V1は非反転入力端子80へ供給され、第2入力切り換え手段24の第2出力電圧V2が反転入力端子83に供給される。このことから、図2の電圧検出手段30においては、反転入力端子83と非反転入力端子80とから取り込まれる電圧は常に正であるので、第2検出出力電圧100Bは常に正電圧となる。したがって、この正電圧の第2検出出力電圧100Bが処理手段40の図1に示すアナログ/デジタル変換手段43に取り込まれたので、アナログ/デジタル変換手段43の入力範囲としては常に正電圧範囲を扱えば良い。
【0031】
これに対して、同相電圧の誤差を得るために第1検出出力電圧取得ステップST2では、第1入力切り換え手段22と、第2入力切り換え手段24に対して単電池の同一端子(プラス端子同志あるいはマイナス端子同志)となるように選択するので、図2の電圧検出手段30からの第1検出出力電圧100Aは、抵抗38a,38b,38c,38dの抵抗値のバラツキにより負電圧になってしまう場合がある。
この場合に負電圧を取り扱うためには、このままでは図1のアナログ/デジタル変換手段43の入力範囲を正電圧の範囲と負電圧の範囲の両方の電圧範囲が必要となり、アナログ/デジタル変換手段43の電圧入力範囲を広く取らなければならない。この結果アナログ/デジタル変換手段43の分解能を高くする必要があり、高価となってしまう。
そこで、本発明の実施の形態においては、好ましくは、アナログ/デジタル変換手段43の分解能を高くせずに低コストのものを用いることができるようにするために、同相電圧による誤差を得る際に、電圧検出手段30の第1検出出力電圧100Aが必ず正電圧になるような抵抗値を有する抵抗38a、38b,38c,38dを用いている。すなわち、例えば誤差を含めて、次の式を満たすような抵抗値を設定する。
【数1】
この式(1)においてR38aは抵抗38aの抵抗値を示し、R38bは抵抗38bを示し、R38cは抵抗38cを示し、R38dは抵抗38dを示す。
このような式の条件を満たすために、図3に示すように更に複数の抵抗38e,38fを組み合わせて実現することが好ましい。当然のことながら、各抵抗の組み合わせは図3に示す形式以外のものもある。
【0032】
上述したように、校正用基準電圧26を用いることと合わせて、常にアナログ/デジタル変換手段43の入力範囲を正電圧にしていることから、処理手段40のアナログ/デジタル変換手段43の入力範囲を正電圧範囲のみにすることができ、処理手段40の構造およびコストを下げることができる。
図5は、本発明の電池の電圧検出回路の別の実施の形態を示している。図5の電圧検出回路20が、図1の電圧検出回路20と異なるのは、次の点である。すなわち、第1入力切り換え手段22に対してセンス線159を介して正電圧の校正用の基準電圧126を選択して接続可能であり、第2入力切り換え手段24に対してセンス線160を介してグランドGNDを選択して接続可能である。
このようにしても、第1入力切り換え手段22を経て電圧検出手段30の非反転入力端子80に入る正電圧の校正用基準電圧126と、第2入力切り換え手段24を通して電圧検出手段30の反転入力端子83に入るグランドGNDを比較することで、その電圧検出手段の演算増幅器の増幅度をチェックすることができる。
図5の電圧検出回路のその他の点については図1の電圧検出回路と同様なので、その説明を援用する。
【0033】
ところで、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
上述した実施の形態では、電池としていわゆる単電池を用いているが、これに限らず複数のセルを有する電池を複数個直列接続した場合における、各電池の個別の電圧を、本発明の電圧検出装置により検出することも可能である。
電圧検出手段(作動アンプなどを含むもの)が、1つよりできれば、複数の電池の電圧を検出することができ、回路校正を簡単化でき且つコストダウンを図れる。
【0034】
マイクロコンピュータのような演算器の演算により、電圧検出手段30の固有の電圧増幅率を算出し、かつ電圧検出の同相電圧による誤差をも測定しているので、それらの値による電池電圧の補正が可能である。したがって、電圧検出手段30における演算増幅器(差動アンプともいう)37と、複数の抵抗の抵抗値は高精度なものを採用しなくても済む。
電圧検出回路20における電圧検出精度が、各電池の電圧および電圧検出手段30の経時変化や温度変化に影響を受けることなく各電池の電圧を正確に測定することができる。
【0035】
アナログ/デジタル変換手段の入力電圧範囲が正の電圧範囲のみに限定できるために、電池電圧の分解能のみでアナログ/デジタル変換手段の分解能を決めることができる。もしも、アナログ/デジタル変換器に対して正電圧と負電圧の両方の入力電圧範囲を求める場合には、さらに、たとえば2bitの分解能が多く必要とする。
【0036】
このように本発明の実施の形態では、複数の直列接続した単電池のような電池の電圧を検出する場合に、入力切り換え用第1入力切り換え手段と第2入力切り換え手段を有し、1つの電圧検出手段とアナログ/デジタル変換手段と、演算器および校正用基準電圧26を有している。そしてアナログ/デジタル手段の入力電圧範囲を正の電圧範囲に限定することができる。
なお、図4における電圧検出方法のステップST1,ST2,ST3の実施の順序はこの順番に限ることなく、入れ換えてももちろんかまわない。しかし、電池電圧算出ステップST4が最後である。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、単電池のような電池の各電圧を高精度に検出でき、構造を簡単化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池の電圧検出回路の好ましい実施の形態を示す図。
【図2】図1の電圧検出回路における電圧検出手段の構造例を示す図。
【図3】図2の構造例とは異なる別の実施の形態を示す図。
【図4】本発明の電池の電圧検出方法の一例を示す図。
【図5】本発明の電池の電圧検出回路の別の実施の形態を示す図。
【図6】従来の単電池の電圧検出回路を示す図。
【図7】図6の従来の電圧検出回路の電圧検出部を示す図。
【図8】従来の電圧検出回路の不具合を説明する図。
【符号の説明】
1aないし1d・・・単電池(電池)、20・・・電池の電圧検出回路、22・・・第1入力切り換え手段、24・・・第2入力切り換え手段、30・・・電圧検出手段、40・・・処理手段、43・・・アナログ/デジタル変換手段、45・・・演算器、GND・・・グランド、26・・・負電圧の校正用基準電圧、37・・・演算増幅器(差動アンプ、オペレーショナルアンプ)、80・・・非反転入力端子、83・・・反転入力端子
Claims (7)
- 複数の電池を直列接続した状態で、各電池の電圧を個別に検出する電池の電圧検出回路であり、
各電池の正極と負極がそれぞれ接続されて、選択した電池の正極あるいは負極の選択して電圧を取り入れる第1入力切り換え手段と、
各電池の正極と負極がそれぞれ接続されて、選択した電池の正極あるいは負極の選択して電圧を取り入れる第2入力切り換え手段と、
第1入力切り換え手段からの出力電圧と、第2入力切り換え手段からの出力電圧を用いて所定の演算を行う演算増幅器を有し、この演算増幅器の出力から電池の検出出力電圧を得る電圧検出手段と、
上記電池検出手段からの電池の検出出力電圧をアナログ/デジタル変換して演算することで、各電池の電圧を個別に出力する処理手段とを備え、
上記電圧検出手段の演算増幅器の検出出力電圧が必ず正電圧になるような抵抗値を有する調整用の複数の抵抗を上記演算増幅器に設け、
上記第1入力切り換え手段と上記第2入力切り換え手段とで同じ極を選択することで、上記複数の抵抗の誤差を測定し、測定した誤差に応じて上記電圧検出手段で検出した電池の検出出力電圧を補正する制御を行うことを特徴とする電池の電圧検出回路。 - 上記電池は、セルを1つ有する単電池である請求項1に記載の電池の電圧検出回路。
- 上記電圧検出手段は、上記第1入力切り換え手段に接続された非反転入力端子と、上記第2入力切り換え手段に接続された反転入力端子を有する請求項1に記載の電池の電圧検出回路。
- 上記第1入力切り換え手段は、グランドを選択してグランドに接続可能であり、上記第2入力切り換え手段は、電池の電圧を校正するための負電圧の校正用基準電圧を選択して接続可能である請求項3に記載の電池の電圧検出回路。
- 上記第1入力切り換え手段は、電池の電圧を校正するための正電圧の校正用基準電圧を選択して接続可能であり、上記第2入力切り換え手段は、グランドを選択して接続可能である請求項3に記載の電池の電圧検出回路。
- 複数の電池を直列接続した状態で、各電池の電圧を個別に検出する電池の電圧検出回路による電池の電圧検出方法において、
各電池の正極と負極がそれぞれ接続されて選択した電池の正極あるいは負極を選択して電圧を取り入れる第1入力切り換え手段と、
各電池の正極と負極がそれぞれ接続されて選択した電池の正極あるいは負極を選択して電圧を取り入れる第2入力切り換え手段と、
上記第1入力切り換え手段からの出力電圧と、上記第2入力切り換え手段からの出力電圧を用いて所定の演算を行う演算増幅器を用いて、この演算増幅器の出力から上記電池の検出出力電圧を得る電圧検出手段と、
上記電圧検出手段からの電池の検出出力電圧をアナログ/デジタル変換して演算することで、各電池の電圧を出力する処理手段とを備え、
上記電圧検出手段の演算増幅器の検出出力電圧が必ず正電圧になるような抵抗値を有する調整用の複数の抵抗を上記演算増幅器に設けた電池の電圧検出回路を用いて、上記各電池の電圧検出を行う電池の電圧検出方法であって、
上記第1入力切り換え手段の入力と上記第2入力切り換え手段の入力を選択することで、上記電圧検出手段から上記処理手段に対して正電圧の検出出力電圧を与えて、上記正電圧の検出出力をアナログ/デジタル変換した検出出力電圧と、上記第1入力切り換え手段あるいは上記第2入力切り換え手段のいずれかに接続した既知の校正用基準電圧に基づいて、上記電圧検出手段の電圧増幅率を算出する電圧増幅率算出ステップと、
上記第1入力切り換え手段と上記第2入力切り換え手段を介して電池の同一の電極から同相電圧を電圧検出手段に入力して、上記電圧検出手段の同相電圧による誤差を表す正電圧の第1検出出力電圧を得る第1検出出力電圧取得ステップと、
上記第1入力切り換え手段で電池の正極を選択して上記電圧検出手段の非反転入力端子に与え、上記第2入力切り換え手段で電池の負極を選択して上記電圧検出手段の反転入力端子に与えることで正電圧の第2検出出力電圧を得る第2検出出力電圧取得ステップと、
電圧E=(第2検出出力電圧−第1検出出力電圧)/電圧増幅率
を上記処理手段が演算することで電池の電圧を求める電池電圧算出ステップと、を有することを特徴とする電池の電圧検出方法。 - 上記電池は、セルを1つ有する単電池である請求項6に記載の電池の電圧検出方法。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03932098A JP4003278B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 電池の電圧検出回路と電池の電圧検出方法 |
AU15488/99A AU762022B2 (en) | 1998-02-20 | 1999-02-09 | Cell voltage detection circuit, and method of detecting cell voltage |
MYPI99000538A MY121443A (en) | 1998-02-20 | 1999-02-13 | Cell voltage detection circuit, and method of detecting cell voltage |
CNB991023145A CN1140950C (zh) | 1998-02-20 | 1999-02-13 | 电池电压的检测电路,和检测电池电压的方法 |
SG9900594A SG93193A1 (en) | 1998-02-20 | 1999-02-13 | Cell voltage detection circuit, and method of detecting cell voltage |
IDP990117A ID22066A (id) | 1998-02-20 | 1999-02-15 | Sirkuit deteksi tegangan sel dan metode pendeteksian tegangan sel |
US09/250,491 US6236215B1 (en) | 1998-02-20 | 1999-02-16 | Cell voltage detection circuit, and method of detecting cell voltage |
BR9900752A BR9900752A (pt) | 1998-02-20 | 1999-02-18 | Circuito de detecção de voltagem de célula, e, processo de detectar uma voltagem de cada uma dentre uma pluralidade de células conectadas entre si. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03932098A JP4003278B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 電池の電圧検出回路と電池の電圧検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11237455A JPH11237455A (ja) | 1999-08-31 |
JP4003278B2 true JP4003278B2 (ja) | 2007-11-07 |
Family
ID=12549826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03932098A Expired - Fee Related JP4003278B2 (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 電池の電圧検出回路と電池の電圧検出方法 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6236215B1 (ja) |
JP (1) | JP4003278B2 (ja) |
CN (1) | CN1140950C (ja) |
AU (1) | AU762022B2 (ja) |
BR (1) | BR9900752A (ja) |
ID (1) | ID22066A (ja) |
MY (1) | MY121443A (ja) |
SG (1) | SG93193A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI741457B (zh) * | 2019-12-23 | 2021-10-01 | 致茂電子股份有限公司 | 電子元件測試裝置與方法 |
Families Citing this family (32)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4068275B2 (ja) * | 1999-12-08 | 2008-03-26 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | 充電制御方法及びコンピュータ |
JP3788717B2 (ja) * | 2000-03-02 | 2006-06-21 | 富士通株式会社 | 電池パック、電池電圧モニタ回路、電池システム、機器装置、電池電圧モニタ方法、および電池電圧モニタプログラム記憶媒体 |
JP4047558B2 (ja) | 2001-05-29 | 2008-02-13 | 松下電器産業株式会社 | 電池電圧検出装置 |
JP4111150B2 (ja) * | 2003-09-16 | 2008-07-02 | ブラザー工業株式会社 | 電子機器 |
CN100351739C (zh) * | 2004-02-20 | 2007-11-28 | 英华达股份有限公司 | 可携式电脑装置的电池存量检测装置及其检测方法 |
US7719284B2 (en) | 2004-11-30 | 2010-05-18 | Keihin Corporation | Apparatus for measuring voltage |
JP4800901B2 (ja) * | 2005-12-12 | 2011-10-26 | 矢崎総業株式会社 | 電圧検出装置及び絶縁インタフェース |
DE102006011715B4 (de) * | 2006-03-14 | 2010-08-12 | Moeller Gmbh | Vorrichtung und Verfahren zur Messung einer ersten Spannung und einer zweiten Spannung mit einem Differenzspannungsmesser |
US7352155B2 (en) * | 2006-06-12 | 2008-04-01 | O2Micro International Ltd. | Apparatus and method for detecting battery pack voltage |
KR100839382B1 (ko) * | 2006-10-16 | 2008-06-20 | 삼성에스디아이 주식회사 | 배터리 관리 시스템 및 그의 구동 방법 |
JP4484858B2 (ja) * | 2006-10-19 | 2010-06-16 | 日立ビークルエナジー株式会社 | 蓄電池管理装置およびそれを備える車両制御装置 |
JP5250230B2 (ja) * | 2007-09-28 | 2013-07-31 | 株式会社日立製作所 | 車両用電源システムおよび電池セル制御用集積回路 |
FR2938657B1 (fr) * | 2008-11-17 | 2010-12-31 | Vehicules Electr Soc D | Procede de surveillance de la tension d'un element generateur d'energie electrique d'une batterie |
KR101114317B1 (ko) | 2009-03-23 | 2012-02-14 | 에스케이이노베이션 주식회사 | 배터리 전압의 영향을 받지 않는 절연저항 측정회로 |
JP2011237266A (ja) * | 2010-05-10 | 2011-11-24 | Denso Corp | セル電圧検出装置 |
DE102010041049A1 (de) * | 2010-09-20 | 2012-03-22 | Sb Limotive Company Ltd. | Batteriesystem und Verfahren zur Bestimmung von Batteriemodulspannungen |
US8228073B2 (en) * | 2010-10-14 | 2012-07-24 | O2Micro Inc | Signal monitoring systems |
CN102621385B (zh) * | 2011-01-26 | 2014-07-30 | 致茂电子股份有限公司 | 电路稳定度补偿方法 |
JP5798887B2 (ja) * | 2011-10-31 | 2015-10-21 | 株式会社日立製作所 | 蓄電システム |
CN103293355B (zh) * | 2012-02-24 | 2016-06-08 | 东莞钜威新能源有限公司 | 一种电压测量电路 |
US9157963B2 (en) | 2012-08-10 | 2015-10-13 | O2Micro Inc. | Method and system for calibrating battery pack voltage based on common-mode calibration parameter and differential-mode calibration parameter |
FR3003648B1 (fr) * | 2013-03-21 | 2015-04-24 | Continental Automotive France | Procede et dispositif de mesure d'une tension continue telle que la tension d'une batterie de vehicule automobile |
JP6158916B2 (ja) * | 2013-04-12 | 2017-07-05 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 蓄電装置の異常検出回路およびそれを備えた蓄電装置 |
JP2015154593A (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-24 | ソニー株式会社 | 充放電制御装置、電池パック、電子機器、電動車両および充放電制御方法 |
CN106569536B (zh) * | 2016-11-10 | 2018-09-07 | 惠州Tcl移动通信有限公司 | 一种基于电池电压控制的自动调节方法及其装置 |
KR102402904B1 (ko) | 2017-10-18 | 2022-05-30 | 니뽄 다바코 산교 가부시키가이샤 | 흡인성분 생성 장치, 흡인성분 생성 장치를 제어하는 방법, 및 프로그램 |
PL3692828T3 (pl) * | 2017-10-18 | 2024-01-03 | Japan Tobacco Inc. | Urządzenie wytwarzające składniki inhalacyjne |
EA039494B1 (ru) | 2017-10-18 | 2022-02-02 | Джапан Тобакко Инк. | Устройство, генерирующее компонент для вдыхания, способ управления устройством, генерирующим компонент для вдыхания, и программа |
CN111246756B (zh) | 2017-10-18 | 2023-10-20 | 日本烟草产业株式会社 | 吸引成分生成装置、控制吸引成分生成装置的方法、吸引成分生成系统、以及程序 |
CN108896929B (zh) * | 2018-07-26 | 2021-10-22 | 安徽锐能科技有限公司 | 用于测量电池组的单体电压的方法 |
CN110927602A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-03-27 | 西安锐驰电器有限公司 | 蓄电池电压检测系统及方法 |
CN117665613A (zh) * | 2024-02-01 | 2024-03-08 | 深圳曦华科技有限公司 | 电压检测方法、装置、系统和计算机设备、存储介质 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3231801B2 (ja) * | 1991-02-08 | 2001-11-26 | 本田技研工業株式会社 | バッテリの充電装置 |
US5206578A (en) * | 1991-10-15 | 1993-04-27 | Norvik Technologies Inc. | Monitoring system for batteries during charge and discharge |
DE4225746A1 (de) * | 1992-08-04 | 1994-02-10 | Hagen Batterie Ag | Schaltungsvorrichtung |
US5631537A (en) * | 1995-10-17 | 1997-05-20 | Benchmarq Microelectronics | Battery charge management/protection apparatus |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP03932098A patent/JP4003278B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-02-09 AU AU15488/99A patent/AU762022B2/en not_active Ceased
- 1999-02-13 CN CNB991023145A patent/CN1140950C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1999-02-13 SG SG9900594A patent/SG93193A1/en unknown
- 1999-02-13 MY MYPI99000538A patent/MY121443A/en unknown
- 1999-02-15 ID IDP990117A patent/ID22066A/id unknown
- 1999-02-16 US US09/250,491 patent/US6236215B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-02-18 BR BR9900752A patent/BR9900752A/pt not_active IP Right Cessation
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI741457B (zh) * | 2019-12-23 | 2021-10-01 | 致茂電子股份有限公司 | 電子元件測試裝置與方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1140950C (zh) | 2004-03-03 |
MY121443A (en) | 2006-01-28 |
AU762022B2 (en) | 2003-06-19 |
JPH11237455A (ja) | 1999-08-31 |
BR9900752A (pt) | 2000-03-21 |
ID22066A (id) | 1999-08-26 |
CN1229195A (zh) | 1999-09-22 |
AU1548899A (en) | 1999-09-02 |
SG93193A1 (en) | 2002-12-17 |
US6236215B1 (en) | 2001-05-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4003278B2 (ja) | 電池の電圧検出回路と電池の電圧検出方法 | |
CN105444860B (zh) | 一种四通道电子称的测量方法 | |
JP2001242200A (ja) | モニタ信号出力回路、電池パック、電池電圧モニタ回路、電池システム、機器装置、電池電圧モニタ方法、および電池電圧モニタプログラム記憶媒体 | |
JP2002184470A (ja) | 充放電電流測定装置 | |
JP2001305166A (ja) | 電流検出回路 | |
JP2003282158A (ja) | 電池電圧測定回路 | |
CN108387834B (zh) | 一种广域adc误差修正测试方法及装置 | |
JP4614856B2 (ja) | 磁気検出装置及びそれを用いた電子方位計 | |
JPS58122465A (ja) | 導電率検出器及びその方法 | |
JPH08101074A (ja) | 温度測定回路 | |
CN111208346B (zh) | 一种小信号电压测量装置及方法 | |
JPH04323580A (ja) | 電池容量表示装置 | |
TW486833B (en) | Cell voltage detection circuit, and method of detecting cell voltage | |
JPH1172529A (ja) | コンデンサの絶縁抵抗測定装置 | |
JPH0240567A (ja) | 自動校正機能付電流測定装置 | |
JP3765915B2 (ja) | 増幅器の温度零点補正装置 | |
JPS6248280B2 (ja) | ||
JPH0526741A (ja) | Adコンバータを用いたサーミスタ温度検出装置 | |
US20240097632A1 (en) | Integrated circuit and semiconductor device | |
JP2010230525A (ja) | バイオセンサが取り付けられる計測表示装置 | |
TWI472723B (zh) | 重量感測電路 | |
JPH0537248Y2 (ja) | ||
JP2576235Y2 (ja) | 電圧又は電流測定装置 | |
JPS6339613Y2 (ja) | ||
JPH02170013A (ja) | 電子式測定装置の温度補正方法及び装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041217 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070213 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070416 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070731 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070813 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100831 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110831 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110831 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120831 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120831 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130831 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |