JP4003144B2 - 保護具付き錠前 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スライドボタンを押し込むことによって、フックケースからフックの係止部を突出させて、ストライカにフックの係止部を係合するようにした錠前の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
引き戸側に設けたスライドボタンを押し込むことによって、フックケースからフックの係止部を突出させて、柱あるいは壁等に設けたストライカにフックの係止部を係合するようにした引き戸用錠前の従来例として次のようなものがある。まず、特公昭56−33553号公報に開示されたものを図11に示してその概略を説明すると、図示省略のフックケースに設けた軸1にカムプレート2が回動可能に軸支されており、その一端にはスライドボタン4に設けたピン3を係合すると共に、他端側にはピン6を植設し、このピン6をフック5に形成した案内孔7に係合した構成になっている。
【0003】
そして、この錠前を設けた引き戸を閉めることにより、図示省略のストライカが設けられている例えば柱に、スライドボタン4′が衝突してフックケース内に押し込まれ、スプリング8の弾性力に抗してカムプレート2を矢印の方向に回動する。このカムプレート2の回動により、フック5の支点10がスプリング9の弾性力に抗して10′の位置に移動させられながら、案内孔7によってピン6を案内してフック5を回動し、図示省略のストライカに係合する。そして、ロックレバー11に外力を与えて回動し、引き戸を開ける方向に移動した時にフック5が5′の方向に回動するのをロックすることにより、引き戸が開かないようにしている。
【0004】
そして、引き戸を開ける時には、ロックレバー11を外力により矢印方向に回動してフック5のロックを解除した状態で引き戸を開けることにより、フック5の支点10′はスプリング9によって10の方向に引っ張られると同時に、スプリング8によってカムプレート2が矢印とは逆の方向(時計方向)に回動して、フック5を5′の方向に回動させると共にスライドボタン4を突出させ、フック5′とストライカとの係合が解除されながら引き戸が開けられると同時に、スライドボタン4を4′の位置に突出させ、元の状態に復帰させるようにしている。
【0005】
次に、実開平5−89750号公報に開示された錠前を図12に示してその概略を説明する。図示省略のフックケースには軸1を介してカムプレート2が回動可能に軸支されており、カムプレート2が矢印方向とは反対の方向(時計方向)に常時回転力が与えられるように、スプリングが軸1に装着されている。また、カムプレート2の一端にはスライダ12に設けた長孔14′にカムプレート2に植設したピンが嵌合した状態で、スライダ12が連結されている。スライダ12の他端にはピン14を介してフック5が回動可能に設けられており、このピン14にはフック5が矢印の方向(反時計方向)に常時回転するように回転力を与えるためのスプリングが装着されている。
【0006】
そして、引き戸を閉めると図示省略のストライカが設けられている例えば柱にスライドボタン4が衝突して矢印の方向に押され、カムプレート2を矢印の方向に回動する。このカムプレート2の回動により、スライダ12が矢印の方向に水平移動させられて、フック5が図示省略のフックケースの底部から突出し、図示省略のストライカにフック5が係合し、引き戸の開き方向にロックする。
【0007】
次に、引き戸を開く時には外部の力でロック解除部材15を矢印の方向に押し下げ、矢印方向に回転力が与えられているスプリングの弾性力に抗して、フック5の後部16を押してフック5を5′の位置まで回動し、フック5′と図示省略のストライカとの間の係合を解除した後に引き戸を開ける。そして、カムプレート2は時計方向に常時回転力が与えられているので、引き戸を開けると自動的にカムプレート2が時計方向に回動してスライドボタン4を4′の位置まで突出させ、元の状態に復帰させるようにしている。
【0008】
【発明が解決しょうとする課題】
このように、突出しているスライドボタンを押し込むことによって、フックを回動させて施錠するようにした引き戸用錠前にあっては、この突出しているスライドボタンを、ストライカへの衝突以外の方法あるいは手で押しても、フックが突出することがあるので、次のような問題がある。
【0009】
すなわち、引き戸が開いた状態でも、スライドボタンが何らかの原因で押し込まれた場合には、フックが突出することになる。例えば、引き戸が開けられた状態で人が出入りするのであるが、その時にスライドボタンに人体が触れてこのスライドボタンが押し込まれて、フックが突出する場合が考えられる。そして、この突出したフックが人体に触れるなどの問題がある。また、突出しているフックが人体に触れないまでも、この状態で引き戸を閉めた場合に、こお錠前にあってはフックが柱などに取りつけられているストライカに衝突して、損傷するという問題がある。
【0010】
また、スライドボタン、フックおよび作動機構は、ドアに取りつけられた状態で移送される場合がある。このような場合に、通常はスライドボタンを突出した状態にして移送するので、この突出しているスライドボタンが移送中に曲げられないように、また、スライドボタンが押し込まれないように梱包しなければならない。そのために、この梱包は特殊な梱包になるので手間がかかるという問題がある。
【0011】
また、この種の錠前が取りつけられている引き戸(ドア)では、ドアを閉める大きな音が発生することがある。そのために、ストライカが取り付けられている側の柱あるいは壁またはドアにクッション材を取りつける必要があり、余分な施工工数がかかるという問題がある。
【0012】
本発明は、所定の手段以外では、スライドボタンが押し込まれないようにして、不慮のフックの突出を防止し、かつ、スライドボタンを保護するようにして、保護部材自体にクッション効果を持たせるようにし、施工工数を少なくした、保護具付き錠前を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明は下記のとおりである。
【0014】
請求項1の記載から把握される手段は、スライドボタンを押し込むことによって、フックケースからフックの係止部を突出させて、ストライカにフックの係止部を係合するようにした錠前であって、前記スライドボタンがフックケースから出入り可能に、スライドボタンに近接させて保護部材をフックケースに装着し、該保護部材の高さを突出しているスライドボタンとほぼ同じ高さにし、一方ストライカ側に該スライドボタンの頭部を押し込むピンを設けたことを特徴とする。
【0015】
次に、請求項2の記載から把握される手段は、ストライカ側に保護部材が挿入可能な凹部を形成した受け部材を設けたことを特徴とする。
【0016】
次に、請求項3の記載から把握される手段は、保護部材がゴム等の弾性体であることを特徴とする。
【0017】
次に、各請求項の記載から把握される発明により課題がどのように解決されるかについて説明する。
【0018】
先ず、請求項1の記載から把握される本発明において、保護部材はスライドボタンに近接させてフックケースに装着されており、この保護部材の高さを突出しているスライドボタンとほぼ同じ高さにしたので、所定の手段以外によってスライドボタンを押すことができず、また、外部からスライドボタンに直接に、障害物が当たらないようにすることができる。そして、保護部材はスライドボタンがフックケースから出入り可能に設けられ、一方ストライカ側にスライドボタンの頭部を押し込むピンを設けることにより、ドアを閉めた時にのみスライドボタンをこのピンで押すようにする。
【0019】
次に、請求項2の記載から把握される本発明において、ストライカ側に保護部材が挿入可能な凹部を形成した受け部材を設けることにより、ドアを閉めた時に保護部材が受け部材内に納まり、ドアが隙間なく閉められると共に、受け部材に弾性体を使用して保護部材を受け部材に嵌合させ、この両者の嵌合により緩衝効果を持たせる。
【0020】
次に、請求項3の記載から把握される本発明において、保護部材をゴム等の弾性体にすることにより、保護部材に緩衝効果を持たせる。
【0021】
【発明の実施の形態】
請求項1の記載から把握される本発明の実施の形態は、図2において、引き戸22側に設けたスライドボタン4を押し込むことによって、フックケース20の底部からフック5の係止部501を突出させて、柱23に設けたストライカ21にフック5の係止部 501を係合するようにした錠前であって、図3に示すようにスライドボタン4が挿通可能な孔 171をあけた保護部材17を図1に示すようにフックケース20に固定し、この保護部材17の高さH(図3)を突出しているスライドボタン4とほぼ同じ高さにする。
【0022】
本発明の実施の形態は、請求項1における実施の形態にかかる錠前であって、図3に示すようにスライドボタン4が挿通可能な孔 171をあけた保護部材17を、図1に示すようにフックケース20に固定し、この保護部材17の高さH(図3)を突出しているスライドボタン4とほぼ同じ高さにし、一方図1に示すようにストライカ21側にこのスライドボタン4の頭部を押し込むピン19を設ける。
【0023】
次に、請求項2の記載から把握される本発明の実施の形態は、図1および図3に示すように、保護部材17の外形を截頭円錐形にした場合に、図4に示すように、ストライカ21側には、この保護部材17の外形に相似形の孔(凹部) 181を形成した受け部材18を設ける。
【0024】
次に、請求項3の記載から把握される本発明の実施の形態は、保護部材17が弾性体である例えばゴムで作る。
【0025】
次に、発明の実施の形態を詳しくした実施例について説明する。図3において、保護部材17の外形は、頂部直径D1 で底部直径D2 の截頭円錐形になっており、その中心には図1に示すスライドボタン4が挿通可能な孔 171があけられている。また、この保護部材17の高さHは、図1に示すようにスライドボタン4がフックケース20から突出した状態で、スライドボタン4の頭部が出ない高さになっている。そして、この保護部材17の材質は、プラスチックやゴムのような弾性体であってもよく、また金属製であってもよい。また、この保護部材17のフックケース20への取り付けは、接着剤などによって行う。
【0026】
図6から図10は保護部材17の他の実施例である。図6に示す保護部材17はスライドボタン4を挟むように二分割にされた保護部材17a と17b を、スライドボタン4に近接させて、フックケース20に固定する形式のものである。図7はスライドボタン4を挟む面が平らになっていて、スライドボタン4の外径にほぼ等しい距離C1 で、フックケース20に立設さる形の保護部材である。また、図8に示す実施例はスライドボタン4の外周面と同じ形状に凹部 172が形成された保護部材17a ′と17b ′とからなる保護部材17を示す。そして、高さHは図3に示した高さHと同じであり、またフックケース20に固定された状態で、図3に示した截頭円錐形と同じように、その頂部が直径D1 になっており、底部直径がD2 になっている。
【0027】
図9に示す実施例は、スライドボタン4の片側に沿わせて一個の保護部材17a または17b (図7)を設けたものである。また、図8に示す保護部材17a ′または17b ′を一個設けてもよい。また、この実施例も同様に、フックケース20に固定された状態で、図3に示した截頭円錐形と同じように、その頂部が直径D1 になっており、底部直径がD2 になっている。また、このようにフックケース20に固定された状態で、図3に示した截頭円錐形と同じように、その頂部を直径D1 にし、底部直径をD2 にする必要はなく、保護部材17a および17b 、17a ′および17b ′を真っ直ぐな直柱体にしてもよい。
【0028】
図4に一例を示す受け部材18には保護部材17の外形に相似形の孔 181が設けられており、保護部材17がこの孔 181に嵌合するようになっている。そして、図6から図10に示すように、保護部材はフックケース20に固定された状態で、図3に示した截頭円錐形と同じように、その頂部が直径D1 に、底部直径がD2 になるようにすることにより、孔 181に嵌合させることができ、共通した受け部材18を使用することができる。また、保護部材17a および17b 、17a ′および17b ′を直柱体にした場合には、孔 181もそれに合わせた形状の孔にする。
【0029】
そして、この孔 181の底部にはフランジ 184が形成されており、このフランジ 184には、図5に示すピン19の螺子部 191が挿通される孔 183があけられている。そして、図1に示すように、孔 183にピン19の螺子部 191を挿通して、ストライカ21側に設けられている螺子孔に螺子部191を螺合することにより、フランジ 184がピン19の段部 192に押圧された状態で、受け部材18がストライカ21側に取りつけられる。
【0030】
また、受け部材18の材料として、プラスチックやゴムなどの弾性体を用いた場合には、その外面に金属製の筒体 182を被せるようにする。このようにすることにより、孔 181に保護部材17が楔状に嵌合した時に、受け部材18の変形を少なくし、両者の嵌合による緩衝効果を高めるようにしている。
【0031】
また、図1には受け部材18を用いたものを示しているが、この受け部材18を用いないで、ピン19のみをストライカ21側に植設してもよい。すなわち、スライドボタン4は、保護部材17の孔 171にガイドされて押し込まれるので、ピン19が保護部材17の孔 171に差し込まれた状態で、スライドボタン4の頭部を押すことになる。これにより、ピン19とスライドボタン4の軸心がほぼ一致した状態で、孔 171にガイドされてずれることなく、ピン19にてスライドボタン4を押すことができる。このスライドボタン4をガイドする機能は、図6から図10に示した保護部材も同じである。
【0032】
また、クッション効果としては、保護部材17の高さHを高くして、ドアを閉めた時に、保護部材17の頂部がストライカ21側に当接するようにする。そして、スライドボタン4をその軸心方向に押すことにより、このスライドボタン4によって押されて作動する内部機構に無理な力が働かず、内部機構を円滑に作動させると共に、内部機構の故障を防止することができる。
【0033】
上記各実施例では、截頭円錐形の保護部材17を主体として説明したが、本発明における保護部材17の目的は正規の手段以外の手段でスライドボタン4が押し込まれるのを防止することにあることから、この目的が達成できる形状のものであればよい。したがって、材質に応じて円筒形、角筒形、円柱形、角柱形などであってもよく、中央にスライドボタン4を挿通する孔を有する形でも、該ボタン4の近くに佇立する柱などの形式のものであってもよい。
【0034】
本発明において保護部材17の「スライドボタン4とほぼ同じ高さ」とは、保護部材17の存在下でスライドボタン4が正規の手段以外の方法で押されても、フック5がフックケース20から出ない程度の高さをいう。したがって、保護部材17の高さはスライドボタン4の高さよりも若干低くてもよいが、好ましくはスライドボタンの高さよりも高くする。
【0035】
以上のように構成した本実施例の作用について説明する。図1に示すように、スライドボタン4が挿通可能な孔 171(図3)をあけた保護部材17をフックケース20に固定し、この保護部材17の高さH(図3)を突出しているスライドボタン4の頭部が出ない高さにしたので、ドア22が開けられた状態でも外力によってスライドボタン4を押すことができない。また、ドア22の移送中においても、外部からスライドボタン4に直接に、障害物が当たらない。この作用は図6から図10に示した実施例においても同じである。
【0036】
一方ストライカ21側にスライドボタン4の頭部を押し込むピン19を設けることにより、図2に示すようにドアを閉めた時にのみスライドボタン4を押し、フック5をフックケース20から突出させて、フック5の係止部501をストライカ21に係止することができる。
【0037】
なお、図1および図2には受け部材18を設けたものを示しているが、この受け部材18を設けなくても、次の作用は同じである。すなわち、ドア22が開けられた状態で外力によりスライドボタン4を押すことができず、また、ドア22の移送中においても、外部からスライドボタン4に直接に、障害物が当たらない。また、図2に示すようにドアを閉めた時にのみスライドボタン4を押し、フック5をフックケース20から突出させて、フック5の係止部501をストライカ21に係止することができるという作用は同じである。
【0038】
また、保護部材17の外形を截頭円錐形にし、ストライカ21側にこの保護部材17の外形に相似形の孔 181(図4)を形成した受け部材18を設けることにより、図2に示すように、ドア22を閉めた時に保護部材17と受け部材18とを楔状に嵌合させ、この両者間の嵌合により緩衝効果を持たせることができ、かつ、ピン19によってスライドボタン4を押して、フック5をフックケース20から突出させて、フック5の係止部501をストライカ21に係止することができる。この作用は図6から図10に示した実施例においても同じである。また、図3における保護部材17、図6から図10に示す保護部材17a 、17b および17a ′、17b ′を直柱状にして、受け部材18をその外形に相似形にした孔にしても、緩衝効果を持たせる点において同じである。
【0039】
また、保護部材17をプラスチックまたはゴムなどの弾性体にすることにより、図2に示すように、ドア22を閉めた時に保護部材17と受け部材18とを弾性的に嵌合させることができる。また、保護部材17を金属にした場合には、受け部材18をプラスチックまたはゴムなどの弾性体にすることにより、同様の作用がある。あるいは、保護部材17および受け部材18の両方を、プラスチックまたはゴムなどの弾性体にしても、同様の作用がある。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述した通り本発明は錠前として下記の効果を奏する。
【0041】
請求項1の記載に基づいて、発明の詳細な説明から把握される本発明によれば、保護部材はスライドボタンに近接させてフックケースに装着されており、この保護部材の高さを突出しているスライドボタンとほぼ同じ高さにし、所定の手段以外によってスライドボタンを押すことができないようにし、また、外部からスライドボタンに直接に、障害物が当たらないようにし、スライドボタンがフックケースから出入り可能に保護部材を設け、一方ストライカ側にスライドボタンの頭部を押し込むピンを設けて、ドアを閉めた時にのみスライドボタンをこのピンで押すようにしたので、所定の手段以外ではフックが突出しないようにして、不慮の取扱に対するフックの曲げを防止することができ、また外部からスライドボタンに直接に、障害物が当たらないので、移送の梱包を簡略化することができると共に、錠前としての機能を持たせることができる。
【0042】
次に、請求項2の記載に基づいて、発明の詳細な説明から把握される本発明によれば、ストライカ側に保護部材が挿入可能な凹部を形成した受け部材を設け、保護部材と受け部材とを嵌合させて、この両者の嵌合により緩衝効果を持たせるようにしたので、施工工数を少なくすることができる。
【0043】
次に、請求項3の記載に基づいて、発明の詳細な説明から把握される本発明によれば、保護部材を弾性体にし、保護部材と受け部材とを弾性的に嵌合させることにより、保護部材自体にクッション効果を持たせるようにして、施工工数を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例(ドアが開けられた状態)を示す縦断面図である。
【図2】 図1において、ドアを閉めた状態を示す縦断面図である。
【図3】 図1における保護部材の縦断面図である。
【図4】 図1における受け部材の縦断面図である。
【図5】 図1におけるピンの側面図である。
【図6】 図1における他の保護部材の側面図である。
【図7】 図6の左側面図である。
【図8】 図1における他の保護部材の側面図である。
【図9】 図1における他の保護部材の側面図である。
【図10】 図9の左側面図である。
【図11】 従来例の要部を示す図である。
【図12】 他の従来例の要部を示す図である。
【符号の説明】
4 スライドボタン
5 フック
17 保護部材
18 受け部材
19 ピン
20 フックケース
21 ストライカ
22 引き戸
23 柱
Claims (3)
- スライドボタンを押し込むことによって、フックケースからフックの係止部を突出させて、ストライカにフックの係止部を係合するようにした錠前であって、前記スライドボタンがフックケースから出入り可能に、スライドボタンに近接させて保護部材をフックケースに装着し、該保護部材の高さを突出しているスライドボタンとほぼ同じ高さにし、一方ストライカ側に該スライドボタンの頭部を押し込むピンを設けたことを特徴とする保護具付き錠前。
- ストライカ側に保護部材が挿入可能な凹部を形成した受け部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の保護具付き錠前。
- 保護部材がゴム等の弾性体であることを特徴とする請求項1に記載の保護具付き錠前。
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