JP4001612B1 - 重量物移送用スライダ - Google Patents

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Abstract

【課題】その上に載せて被搬送物を移動する際に、適当な制動力を鋼球に与えることにより、被搬送物が慣性で動きすぎないようにした重量物移送用スライダを提供する。
【解決手段】重量物移送用スライダ1は、鋼球2と、上下の硬質の板材3と、中間の軟質樹脂板4とからなる。上下の硬質の板材3には、鋼球2の直径よりも若干小さな直径の穴をあけ、中間の軟質樹脂板4には、鋼球2の直径とほぼ同じ径の穴をあける。鋼球2の外周面に軟質樹脂板4の穴の内周面が接触しているため、軟質樹脂板4と鋼球2との間に適度な摩擦抵抗が作用し、重量物である被搬送物を移動させる場合の制動力となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、発電機やキュービクル(配電盤等を収納する筐体)等の重量物を床面に沿って軽い力で移動させるための重量物移送用スライダに関する。
発電機やキュービクル等の重量物を搬入する場合、現地までトラック等の運送車両で搬送し、クレーン等の荷役機械で現地の床面に卸し、そこからは設置現場まで人力で移動させることが多い。これらの被搬送物は、一般的な台車では荷重が大きすぎるため、床面に鋼管製のころを並べてその上に被搬送物を載せ、被搬送物を人力で水平方向に押すという方法で移動することもなされている。しかしながら、鋼管製のころを用いると、ころよりも被搬送物の方が2倍の距離、先に進むため、被搬送物の下にころがなくなった場合、被搬送物が床面に落下し、被搬送物に衝撃と損傷を与える。特に、直径5cm程度の鋼管をころとして用いる場合、被搬送物が5cmの高さから床面に落ちることになる。さらに、その高さから被搬送物が落下すると、作業員の足が下敷きになったりして、人身事故に至るおそれがあり、労働の安全を確保することができなくなる。
ころを被搬送物の下に敷く代わりに、鋼球を回転自在に多数埋め込んだボールスライダと呼ばれる重量物搬送装置がある(例えば、特許文献1〜4参照)。
特許文献1に記載された重量物位置決め装置は、二枚の金属板に金属小球を多数配列させたもので、金属小球は二枚の金属板に設けた穴の間で自由に回転できるようになっている。
特許文献2に記載された重量物移動器具は、複数の玉が自由に回転できるように移動板に嵌め込まれている。
特許文献3に記載された工作物下敷卓上ボールスライダは、平面ボール支持板本体に本体の板厚より大きめな、ボールが自由に動く程度の孔を多数設け、その孔に、ボールを自由に回転できるように埋め込んで、飛び出さないように保持したものである。
特開平11−130219号公報 特開2002−338019号公報 実開昭57−46509号公報
このような、特許文献1〜3に記載されたような、多数の小鋼球(ボール)を回転自在に設けたボールスライダでは、ボールと、そのボールを保持する保持部材の穴との間が、ボールが自由に回転できるクリアランスに設定されているため、軽い力で重量物である被搬送物を水平移動することができる。
ところで、このようなボールスライダを使用する場合、ボールと保持部材との間の摩擦が非常に小さくなるような構成であるため、ボールスライダ上に直接、あるいは平板を介して重量物である被搬送物を載せて床面上を移動させると、軽い力で被搬送物が移動する。被搬送物が、移動し始めると、その慣性で、なかなか止まらないことがあり、うっかりしていると、目的の場所で止まらずに、行き過ぎて、付近の構造物に衝突する事故が発生するおそれがある。そのため、作業員は注意深く被搬送物の移動を監視し、目的の場所の近くになると、被搬送物を大きな力で止めなければならない。
また、搬送業者が、トラックから被搬送物を一旦、これらのボールスライダの上に載せた状態で被搬送物を引き渡した後、現場での別の作業員による移送作業に掛かる前にその場から引き揚げてしまったとき、強風や、わずかな床面の勾配で被搬送物がボールスライダ上を自然に動き出し、加速がついて思わぬ事故になる場合がある。
このように、従来のボールスライダでは、軽い力で被搬送物を移動できるようにした構造が、かえってアダになり、思わぬ事故が生じるおそれがある。
本発明は、その上に載せて被搬送物を移動する際に、適当な制動力を鋼球に与えることにより、被搬送物が慣性で動きすぎないようにした重量物移送用スライダを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の重量物移送用スライダは、上下の硬質の板材に鋼球の直径よりも小さな穴を多数開け、中間の軟質樹脂板に鋼球の直径と同程度の穴を多数開け、その穴に鋼球を嵌め込んで、上下の硬質の板材を貼り合わせたことを特徴とする。
前記硬質の板材はプラスチックとすることができ、また前記軟質樹脂板はウレタン樹脂製とすることができる。
本発明によれば、鋼球を中間の軟質樹脂板に形成した穴に埋め込んだので、鋼球が軟質樹脂板に接触し、鋼球が回転するときに適度な摩擦抵抗となって、重量物を移送するときに重量物の慣性で動きすぎることを抑制できる。
以下、本発明の実施の形態を、図1および図2を用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る重量物移送用スライダの斜視図、図2はその断面図である。
これらの図において、重量物移送用スライダ1は、鋼球2と、上下の硬質の板材3と、中間の軟質樹脂板4とからなる。上下の硬質の板材3には、鋼球2の直径d1よりも若干小さな直径d2の穴をあけ、中間の軟質樹脂板4には、鋼球2の直径d1とほぼ同じ径の穴をあける。
製造においては、中間の軟質樹脂板4の穴に鋼球2を埋め込み、上下に硬質の板材3を重ねて、硬質の板材3を軟質樹脂板4に接着する。
硬質の板材3は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリカーボネート樹脂、アクリルスチロール樹脂、アクリル変性高衝撃塩化ビニル、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂等のプラスチック板とすることができ、軟質樹脂板4はウレタン樹脂製とすることができる。接着には、接着剤を使用するか、熱融着で接着することができる。なお、硬質の板材3としては、プラスチック板のほか、鋼板等も用いることができる。軟質樹脂板4としては、ウレタン樹脂製のほか、ゴム板やシリコン樹脂等、他の軟質のプラスチックとすることもできる。
鋼球2は、ステンレス製とすることができ、例えば直径1cmのものを使用することができる。
重量物移送用スライダ1のサイズは、重量物の大きさに応じて、各種製作することができる。
以上の構成の重量物移送用スライダ1は、鋼球2の外周面に軟質樹脂板4の穴の内周面が接触しているため、軟質樹脂板4と鋼球2との間に適度な摩擦抵抗が作用し、重量物である被搬送物を移動させる場合の制動力となる。
このため、目的の場所で止まらずに、行き過ぎて、付近の構造物に衝突したり作業員の
体が圧迫されるような事故がなくなる。また、重量物移送用スライダ上に被搬送物を載せた状態で放置しても、強風や、わずかな床面の勾配で被搬送物がボールスライダ上を自然に動き出すような事故を解消することができる。
なお、制動力の大きさは、鋼球2の外径と軟質樹脂板4の穴の内周との間のクリアランスや鋼球2の数により規定されるので、それらの数値を適正に選定することにより、制動力の大きさを設定することができる。
本発明は、制動力を有する重量物移送用スライダとして、重量物の移動手段として好適に利用することができる。
本発明の実施の形態に係る重量物移送用スライダの斜視図である。 本発明の実施の形態に係る重量物移送用スライダの断面図である。
符号の説明
1 重量物移送用スライダ
2 鋼球
3 硬質の板材
4 軟質樹脂板

Claims (2)

  1. 上下の硬質の板材に鋼球の直径よりも小さな穴を多数開け、中間の軟質樹脂板に鋼球の直径と同程度の穴を多数開け、その穴に鋼球を嵌め込んで、上下の硬質の板材を貼り合わせたことを特徴とする重量物移送用スライダ。
  2. 前記硬質の板材はプラスチックであり、前記軟質樹脂板はウレタン樹脂製である請求項1記載の重量物移送用スライダ。
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