JP3164671U

JP3164671U - トラックの荷台用マット

Info

Publication number: JP3164671U
Application number: JP2010006470U
Authority: JP
Inventors: 明彦池田
Original assignee: 池田工業株式会社
Priority date: 2010-09-29
Filing date: 2010-09-29
Publication date: 2010-12-09
Anticipated expiration: 2020-09-29

Abstract

【課題】滑り易さと滑りにくさを兼ね備えたトラック荷台用のマットを提供する。【解決手段】トラックの荷台に敷設可能な大きさを有し、一方の面側を摩擦抵抗の高い高摩擦材１１から形成し、他方の面側を摩擦抵抗の低い低摩擦材１２により形成してなる。ここで、高摩擦材１１はゴム又は軟質樹脂材料により形成し、低摩擦材１２は硬質樹脂材料により形成することができる。【選択図】図１

Description

本考案は、トラックの荷台に敷設して使用するトラックの荷台用マットに関する。

従来、トラック荷台の保護マットとして、図３に示すように、トラック荷台に敷設可能な大きさのゴム製マット本体１の表面に荷台長さ方向に向かう多数の凹凸条２，３を一定間隔で一体的に設け、マット本体１の裏面に表面凹凸条２，３と直交した荷台幅方向に向かう多数の凹凸条４，５を一定間隔で一体的に設けたものがある。
かかるマットによれば、マット本体１の裏面側に荷台幅方向に向けた多数の凹凸条４，５を一定間隔で設けているので、荷台長さ方向に対するゴム製マットの摩擦抵抗が大きく、荷物の積み卸し時にマットが滑り難い。また、マット本体１の表面に荷台の長さ方向に向かう多数の凹凸条２，３が一定間隔で設けられているので、荷物との摩擦抵抗が弱まり積荷作業、積荷の荷卸し作業も積荷を滑らせながら行うことができる。

しかし、荷台の長手方向に積荷を移動させる場合には積荷を滑らせることはできても、荷台の幅方向にコンテナ等の積荷を滑らせて移動させることは困難である。また、荷台の長手方向にコンテナを移動させる場合でも、ゴム製マット自体の摩擦抵抗が相当大きいため、多数のコンテナの積み卸し作業は大変である。

農作業などで多く利用される軽トラックなどでは、荷台に僅かのコンテナ等を載せるだけのときは、走行中コンテナが荷台上で動かないように摩擦抵抗の大きなマットが好ましい。一方、農作業の繁忙期など多数のコンテナを荷台に載せる必要がある場合には、荷台は滑り易い方が多数のコンテナの積み卸し作業には都合がよい。

実開昭６１−１０４２８２号公報

そこで、本考案の目的は、滑り易さと滑り難さを兼ね備えたトラックの荷台用マットを提供することにある。

上記課題を解決するため、本考案によるトラックの荷台用マットは、トラックの荷台に敷設可能な大きさを有し、一方の面側を摩擦抵抗の高い高摩擦材から形成し、他方の面側を摩擦抵抗の低い低摩擦材により形成してなること、を特徴としている。
ここで、高摩擦材はゴム又は軟質樹脂材料により形成し、低摩擦材は硬質樹脂材料により形成することができる。

本考案によるトラックの荷台用マットによれば、一方の面側を摩擦抵抗の高い高摩擦材から形成し、他方の面側を摩擦抵抗の低い低摩擦材により形成してなるので、滑り難さを必要とする場合又は滑り易さを必要とする場合に、マットの上下面を入れ換えて荷台に敷設するだけで、簡単に対応できる。例えば、荷台に載せるコンテナが少ないときは、高摩擦材側を上面側にして荷台に敷設すれば、運転中でもコンテナが不用意に動かないので都合がよく、一方、荷台に載せるコンテナが多数あるときは、低摩擦材側を上面側にして荷台に敷設すれば、マット上でコンテナが滑り易く、多数のコンテナの積み込み作業、積み卸し作業が容易となる。

本考案によるトラックの荷台用マットの斜視図である。本考案によるトラックの荷台用マットの断面図である。従来例によるトラック荷台の保護マットの一部を拡大した斜視図である。

以下、本考案を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。本考案によるトラックの荷台用マット１０は、一方の面側の摩擦抵抗の高い高摩擦材１１と、他方の面側の摩擦抵抗の低い低摩擦材１２とを積層した構造からなる。その大きさは、トラックの荷台に敷設可能な大きさ（荷台の寸法に対応させた大きさ）とする。

高摩擦材１１としては、ゴム又は軟質塩化ビニル、ウレタン、ウレタンアクリルなどの軟質樹脂材料により形成する。また、低摩擦材１２としては、ポリエステル、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの硬質樹脂材料により形成する。高摩擦材１１として軟質塩化ビニル、ウレタン、ウレタンアクリルなどの軟質樹脂材料を用いる場合、任意の色に着色できるので、カラフルとなる。

高摩擦材１１の厚さは２〜１０ｍｍ程度、低摩擦材１２の厚さは０．５〜２ｍｍ程度とするが、かかる数値は例示であって、上記した範囲に限定されるわけではなく、適宜変更可能である。

高摩擦材１１と低摩擦材１２とを一体に積層する方法は特に限定されないが、例えば、高摩擦材１１と低摩擦材１２とを接着剤により接着してもよいし、低摩擦材１２からなる板材上に高摩擦材１１を形成する樹脂を塗布して硬化させて一体化してもよい。

本考案によるトラックの荷台用マット１０によれば、一方の面側を高摩擦材１１により、他方の面側を低摩擦材１２により形成してなるので、滑り易さと滑り難さを兼ね備えており、上面、下面を入れ換えるだけで高摩擦材１１側と低摩擦材１２側とを簡単に使い分けができ、極めて便利である。

１０トラックの荷台用マット
１１高摩擦材
１２低摩擦材

Claims

トラックの荷台に敷設可能な大きさを有し、一方の面側を摩擦抵抗の高い高摩擦材から形成し、他方の面側を摩擦抵抗の低い低摩擦材により形成してなることを特徴とするトラックの荷台用マット。
高摩擦材はゴム又は軟質樹脂材料により形成し、低摩擦材は硬質樹脂材料により形成した請求項１に記載のトラックの荷台用マット。