JP4000761B2 - 電動車椅子のコントロールボックス取付け構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動車椅子の構造に関し、特に、電動車椅子操作用のコントロールボックス取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電動車椅子(いわゆる、セニアカータイプのものも含む)の走行を制御するためのコントロールボックスは、例えば、図10に示すように、シート下側の車体フレーム102で左右2ヶ所に配置されたバッテリ104の間に締着ボルト等により固定されている。
【0003】
この様な構成によると、メンテナンス時にコントロールボックス107の着脱が困難であったり、該コントロールボックス107がバッテリ104のストッパを兼用していないため横方向の強度に問題があった。
また、コントロールボックス107が左右のバッテリ104間に配置されるためバッテリ104の温度による影響や、バッテリ104から漏れたバッテリ液から保護するための配慮が必要となる。
さらに、コントロールボックス107とバッテリ104を並べて配置するために車体横方向のスペースを確保する必要があるという問題や、形状の違うバッテリを搭載することができないという問題が生じている。
【0004】
そこで、従来は、図11に示すように、コントロールボックス207をバックシート105後方の車体下側に配置して、バッテリ104から離して該バッテリ104からの影響を受けない様に構成したものも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成によると、コントロールボックス207が車体後方から見える位置に配置されるので外観上見栄えが悪いという問題があった。しかも、車体後方は介護者の作業・操作範囲であり、足などを掛ける場合があるため、コントロールボックスを保護するために車体の強度を確保する必要があった。
また、コントロールボックスをバックシート後方に配置する構造は、コントロールボックスをシート下側に配置する構造と比較して耐水性に劣るので防水対策が必要となるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、電動車椅子の外観を損なうこと無く、また、バッテリ液やバッテリの温度による影響を受けることなく設置でき、しかも、簡単な構成で、コントロールボックの着脱を容易にでき、シャーシフレームの強度を低下することのない電動車椅子のコントロールボックス取付け構造を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、本体のシャーシフレームの前側に操向輪を備えるとともに後側に駆動輪を備え、前記シャーシフレームの上部に略水平状態で着座シートを設け、該着座シートの下方に駆動用モータとバッテリを搭載するとともに、車椅子の走行を制御するためのコントロールボックスを備えた電動車椅子において、前記コントロールボックスは、その外周端部に前記シャーシフレームに保持するための取付けブラケットを備え、該取付けブラケットを介して着座シート下方に配置されるものであって、
前記取付けブラケットは、締結部材によりコントロールボックスの車体進行方向前後端部または左右端部に着脱自在に取付けられると共に、少なくとも一つの取付けブラケットは、シャーシフレーム上で該取付けブラケットが配置される位置に設けられるシャーシフレームブラケットに係止され、前記シャーシフレームブラケットは、一部が切欠開放した略C形状断面を有する保持部を有し前記取付けブラケットの一部を咥え保持することを特徴とするものである。
【0009】
また、少なくとも一つの取付けブラケットは、シャーシフレームに設けられ前記取付けブラケットの一部が配置される凹状係合部を有するブラケット保持部材を介して、前記シャーシフレームと着座シートが取付けられるシートフレームとにより狭持されることが好ましい。
【0010】
前記コントロールボックスは、矩形枠状に構成されたシャーシフレームの前側に設けられる操向輪と該シャーシフレームの後側に設けられる駆動輪との間で、かつ前記駆動輪近傍に配置される駆動用モータの前方であって、前記シャーシフレームの枠内に配置されるバッテリ上方で、かつ着座シートの下方で略水平に配置され、
前記コントロールボックスの車体進行方向前後端部に設けられる前側取付けブラケットと後側取付けブラケットにより、前記コントロールボックスの前端部が前記シャーシフレームの前側フレームに保持され、該コントロールボックスの後端部が後側フレームに保持されることが好ましい。
【0011】
本発明によれば、コントロールボックスの外周端部にシャーシフレームに保持するための取付けブラケットを備え、該取付けブラケットを介して着座シート下方に別体に配置することで、シャーシフレームの基本構成を変えることが無いので強度を低下することなく、該コントロールボックの着脱を容易にできる。また、前記取付けブラケットをコントロールボックスに着脱自在に取付可能としたことにより、多様の車椅子に対応した取付けブラケットを作成することでコントロールボックスの共通化を図ることができるとともに、コストの低減と作業性の向上を図ることができる。
【0012】
また、コントロールボックスは、前側取付けブラケットと後側取付けブラケットを備え、前側取付けブラケットを、一部が切欠開放した略C形状断面を呈する保持部を有するシャーシフレームブラケットに咥え保持するとともに、後側取付けブラケットを、ブラケット保持部材を介して、前記シャーシフレームと着座シートが取付けられるシートフレームとにより狭持することにより、コントロールボックス取付け構造を簡単にできるとともに、メンテナンス作業時に工具を用いることなくコントロールボックスを容易に着脱することができる。
【0014】
また、前記コントロールボックスを、矩形枠状に構成されたシャーシフレームの前側に設けられる操向輪と該シャーシフレームの後側に設けられる駆動輪との間で、かつ前記駆動輪近傍に配置される駆動用モータの前方であって、前記シャーシフレームの枠内に配置されるバッテリ上方に配置することでバッテリからの影響を受けることなくコントロールボックスを設置することができる。
また、着座シートの下方で略水平に配置して、前記コントロールボックスの車体進行方向前後端部に設けられる前側取付けブラケットと後側取付けブラケットにより、コントロールボックスの前端部をシャーシフレームの前側フレームに保持し、該コントロールボックスの後端部を後側フレームに保持することで、外観を損なうことなくコントロールボックスを車椅子に収納することができるとともに、メンテナンス作業時に着座シートを外すだけでメンテナンス作業を行なうことができ、作業性の向上を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図9は発明の実施形態の一例であって、図1は本発明に係る電動車椅子のコントロールボックス取付け構造が採用された電動車椅子の全体構造を示す側面図、図2は本実施形態のコントロールボックスが組み込まれた車椅子の駆動部の構成を示す斜視図、図3は前記コントロールボックスの構成を示す平面図、図4は前記コントロールボックスの前側取付けブラケットの構成を示す部分詳細図、図5はシャーシフレームの前記前側取付けブラケットとの係合部を示す部分詳細図、図6は前記コントロールボックスの後側取付けブラケットの構成を示す部分詳細図、図7は後側取付けブラケットを固定する方法を示す説明図、図8は後側取付けブラケットの取付け状態を示す詳細断面図、図9は前記コントロールボックスの全体の構成を示す斜視図である。
【0016】
本実施形態に係る電動車椅子の構成は、図1〜図3に示すように、電動車椅子1本体のシャーシフレーム2には、その上部に略水平状態で着座シート3を設け、かつ、該着座シート3の下方にバッテリ4とバッテリ充電器5を搭載し、前記バッテリ充電器5に接続するコードを収納するためのコードリールユニット6を該バッテリ充電器5とは別体に前記着座シート3の下方に上面視で該着座シート3と重なる位置に設けられている。前記コードリールユニット6の後方には走行制御するためのコントロールボックス7が配置されている。
【0017】
ここで、電動車椅子1の本体について説明する。
記シャーシフレーム2は、車体幅方向左右一対の前後方向に延設されるメインフレームメンバー2a、2bと、これらに略直角に交差して連結する前側の前メンバパイプ2cと後側の後メンバパイプ2dを備えて、略矩形枠状に構成されている。
前記メインフレームメンバー2a、2bの車体幅方向の両外側部には、車椅子1運搬時に把持するためのキャリングバー9が外側に向かい略コ字形状に突出形成されている。
前記メインフレームメンバー2a、2bの前側には、前記着座シート3の前端部左右端の下側近傍より下方に向かい略L字状のフットレスト用パイプ10が左右方向に同動自在に係合され、該フットレスト用パイプ10の下端部には、フットレスト11が略水平状態を下限として上下方向に回動自在に係合されている。前記フットレスト用パイプ10は、車椅子の構成によっては固定式とされたものであっても良い。
【0018】
前記メインフレームメンバー2a、2bの後側には、前記着座シート3の後端部左右端の近傍より上方に向かいバックシート用パイプ12が立設され、搭乗者の背面を保持する範囲の高さで車体幅方向に亘りバックシート13が設けられている。
前記着座シート3の車体幅方向両側端の上方には、アームレスト用パイプ14が前記メインフレームメンバー2a、2bの前端部より立ち上がり、搭乗者の着座状態の肘位置より下方位置で後方に向かい前記バックシート用パイプ12に亘り形成されている。この左右のアームレスト用パイプ14の上方には、搭乗者の着座状態のほぼ肘位置にアームレスト15が各々略水平に配置されている。
【0019】
前記左右の何れか一方のアームレスト15の前方には、電動車椅子コントローラ16が前記アームレスト用パイプ14に取付けブラケット17を介して取付けられている。前記取付けブラケット17により前記電動車椅子コントローラ16は、左右の何れのアームレスト用パイプ14にも取付け可能になっている。
【0020】
前記メインフレームメンバー2a、2b前側の車体幅方向両端下部には前輪18が配置されている。また、前記メインフレームメンバー2a、2b後側の車体幅方向両端下部には後輪19が配置されており、前記電動車椅子コントローラ16による運転制御により駆動モータ20から駆動伝達される。
電動車椅子1の操舵は左右後輪19の回転差で行なわれ、前記電動車椅子コントローラ16を前後左右に操作することにより、左右のモータをそれぞれ駆動して操舵されるものである。
【0021】
次に、コントロールボックス7について説明する。
前記コントロールボックス7は、図3に示すように、該コントロールボックス7の前端部7cに前側取付けブラケット21が設けられ、後端部7dに後側取付けブラケット22が設けられている。
【0022】
前記前側取付けブラケット21は、図4に示すように、コントロールボックス前端部7cに締結ボルト21aで定着されるベース部21bと、前メンバパイプ2cに取付けられる前アーム21cを備えている。
前記ベース部21bは、縦長の矩形状を呈し、上下方向両端部の2ヶ所に締結ボルト2a用の取付孔(図示省略)が形成され、幅方向両側端縁を略直角に折り返して補強リブが形成され、その略中央部に前記取付孔の間を通って前記前アーム21cが取付けられている。
【0023】
前記前アーム21cは、丸棒により構成され、前記ベース部21b近傍でコントロールボックス前端部7cと略平行に車体幅方向に直線状に延設され、両端部21dとも所定の距離を取った位置より前方に折れ曲がり、前メンバパイプ2c近傍で再び折れ曲がって前メンバパイプ2cと略平行に延設され、いわゆるクランク状に形成されている。前記両端部21dには、樹脂製で円盤状のストッパ21eが設けられている。前記ストッパ21eは、鉄製で円盤状としたものであっても良い。
【0024】
また、前側取付けブラケット21は、図4に示すように、前メンバパイプ2c上に設けられるシャーシフレームブラケット23に前記アーム部21cが係止される。詳しくは、図5に示すように、前記シャーシフレームブラケット23は、前メンバパイプ2cから後方に略水平に突設されたボス部2c−1上部に設けられ、樹脂製であって一部が切欠開放した略C形状断面を有する保持部23aにより前記アーム部21cを咥え保持するようにされている。
【0025】
一方、後側取付けブラケット22は、図6、図7、図8に示すように、後メンバパイプ2d上に設けられ該後側取付けブラケット22が配置される凹状係合部24aを有するブラケット保持部材を兼用するシートフレームマウント24を介して、前記後メンバパイプ2dと着座シート3が取付けられるシートフレーム3aとにより狭持されている。
【0026】
前記後側取付けブラケット22は、図6にしめすように、コントロールボックス後端部7dに締結ボルト22aで定着されるベース部22bと、後メンバパイプ2d側に取付けられる後アーム22cを備えている。
前記ベース部22bは、前記前側取付けブラケット21のベース部21bと同様に、縦長の矩形状を呈し、上下方向両端部の2ヶ所に締結ボルト用の取付孔(図示省略)が形成され、幅方向両側端縁を略直角に折り返して補強リブが形成され、その略中央部に前記取付孔の間を通って前記後アーム22cが取付けられている。
【0027】
前記後アーム22dは、図6に示すように、丸棒により構成され、前記ベース部22b近傍でコントロールボックス後端部7dと略平行に車体幅方向に直線状に延設され、両端部22dとも前記シートフレームマウント24上面に形成される凹状係合部24aに対向する位置で略垂直に後方に折れ曲がり、すなわち、後メンバパイプ2dと略垂直方向に延設されて、平面視でコ字状に形成されている。
前記両端部22dは、前記凹状係合部24aと対向する範囲で樹脂製の円筒状カバー25により被覆されている。
【0028】
前記シートフレームマウント24は、図7に示すように、樹脂製であって、下側面に後メンバパイプ2dの外周形状と略同形状の円弧状凹部24bが形成されるとともに、上側面に前記シートフレーム3aの外周形状と略同形状の円弧状凹部24cが形成されており、締付ボルト26により後メンバパイプ2d上側に締着されている。
また、前記シートフレームマウント24の上側面に形成される前記凹状係合部24aは、図6、図7、図8に示すように、前記後アーム22cの両端部22dと対向する位置2ヶ所に形成されており、その溝の形状を矩形状断面形状とし、溝の深さおよび幅寸法を前記後アーム部端部22dのカバー25を被覆した状態の寸法と略同寸法としている。
【0029】
前記コントロールボック7の下側には、図9に示すように、クッション材8が配設されている。該クッション材8は、コントロールボックス7をシャーシフレーム2に取付けた状態で、下方に配置するバッテリ4を押圧するように適宜の厚さを有している。
【0030】
次に、コントロールボックス7の着脱作業について説明する。
コントロールボックス7を電動車椅子1に取付ける場合、まず、着座シート3を取外して、シャーシフレーム2を露出させる。
そして、図4、図5に示すように、コントロールボックス7の前端部7cに取付けられた前側取付けブラケット21の先端部の前アーム端部21dをシャーシフレームブラケット23の保持部23aの開口部より、後方から前方に向けて押圧して嵌め込む。
次に、図6に示すように、コントロールボックス7の後端部7dに取付けられた後側取付けブラケット22をシートフレームマウント24上に配置して、その先端部の後アーム端部22dを凹状係合部24aに嵌め込む。
そして、前記フレームマウント24上に着座シートのシートフレーム3aを配置した状態で前記シートフレーム3aとシャーシフレーム2とを固定する。
このようにして、シートフレームマウント24の凹状係合部24aに嵌め込まれた後アーム端部22dは、上方よりシートフレーム3aにより押え付けられ、シートフレームマウント24とシートフレーム3aとの間に保持された状態となるわけである。
【0031】
コントロールボックス7を取外す場合は、前述した操作と逆の工程で行なえば良い。すなわち、着座シート3取外し、シャーシフレーム2を露出させた状態でコントロールボックス7の取外しを行なう。
まず、コントロールボックス7後側を上方に持ち上げて凹状係合部24より後側取付けブラケット22の両端部22dを取出し、そして、コントロールボックス7を後方に引いて、シャーシフレームブラケット23の保持部23aから前側取付けブラケット21の先端部の前アーム端部21dを取外し、コントロールボックス7を取出すことができる。
したがって、何れに場合であっても、シートフレーム3aを外した状態であれば、工具等を使用することなくコントロールボックス7を容易に着脱することができる。
【0032】
以上のように構成したので、本実施形態によると、前アーム21cの両端部21dにストッパ21eを設けたことにより、シャーシフレームブラケット23の保持部23aとの幅方向の位置決めができるので確実にコントロールボックス7を保持することができる。
さらに、後アーム22cの両端部22dに樹脂製のカバー25を設けたことにより、ガタツクことなく確実に凹状係合部24aに嵌合することができ、しかも、防振効果が期待できる。
【0033】
また、本実施形態によると、コントロールボックス7とバッテリ4の間にクッション材8を介在させているので、バッテリ7を上方より押圧して保持することで、バッテリ4の振動による衝撃を抑制することができる。
【0034】
尚、本実施形態においては、コントロールボックス7の車体前後方向に取付けブラケット21、22を設けて前後方向で該コントロールボックス7の着脱を行なうようにしているが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、コントロールボックス7の車体幅方向に取付けブラケットを設けて左右方向でコントロールボックスの着脱を行なうようにしたものであっても良い。すなわち、シャーシフレームの構成によってコントロールボックスの取付け方向が限定されるものではない。
【0035】
また、本実施形態においては、コントロールボックス7の取付け方式を、前側シャーシフレームブラケット23によりクランプさせて、後側をシートフレーム3aとシートフレームマウント24により狭持するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、本実施形態の前後の取付け方法とは逆の構成にしたものであっても良く、また、前後の取付け方法を同じ方法としたものであっても良い。さらに、左右方向でコントロールボックス7を取付ける場合であっても、前記と同様に取付け方法の組合せは自由である。
【0036】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の電動車椅子のコントロールボックス取付け構造によれば、シャーシフレームの基本構成を変えることが無いので、シャーシフレームの強度を低下させることなく、簡単な構成でコントロールボックスを取付けることができるとともに、工具等を使用することなくコントロールボックの着脱を容易に行なうことができる。
また、コントロールボックスの車体進行方向前後端部または左右端部に取付けブラケットを着脱自在に取付け可能としたことにより、多様の車椅子に対応した取付けブラケットを作成することでコントロールボックスの共通化を図ることができ、さらに、コストの低減と作業性の向上を図ることができる。
また、少なくとも一つの取付けブラケットを、一部が切欠開放した略C形状断面を呈する保持部を有するシャーシフレームブラケットに咥え保持することにより、コントロールボックス取付け構造を簡単にできるとともに、メンテナンス作業時に工具を用いることなくコントロールボックスを容易に着脱することができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動車椅子のコントロールボックス取付け構造が採用された電動車椅子の全体構造を示す側面図である。
【図2】本実施形態に係るコントロールボックスが組み込まれた電動車椅子の駆動部の構成を示す斜視図である。
【図3】前記コントロールボックスの構成を示す平面図である。
【図4】前記コントロールボックスの前側取付けブラケットの構成を示す部分詳細図ある。
【図5】本実施形態に係るシャーシフレームの前記前側取付けブラケットとの係合部を示す部分詳細図である。
【図6】前記コントロールボックスの後側取付けブラケットの構成を示す部分詳細図である。
【図7】本実施形態に係る後側取付けブラケットを固定する方法を示す説明図である。
【図8】前記後側取付けブラケットの取付け状態を示す詳細断面図である。
【図9】前記コントロールボックスの全体の構成を示す斜視図である。
【図10】従来の電動車椅子のコントロールボックスレイアウトの一例を示す説明図である。
【図11】従来の電動車椅子のコントロールボックスレイアウトのその他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 電動車椅子
2 シャーシフレーム
2a、2b メインフレームメンバー
2c 前メンバパイプ
2d 後メンバパイプ
3 着座シート
3a シートフレーム
4 バッテリ
7 コントロールボックス
21 前側取付けブラケット
21a 締結ボルト
21b ベース部
21c 前アーム
21d 両端部
21e ストッパ
22 後側取付けブラケット
22a 締結ボルト
22b ベース部
22c 後アーム
22d 両端部
23 シャーシフレームブラケット
23a 保持部
24 シートフレームマウント
24a 凹状係合部
Claims (3)
- 本体のシャーシフレームの前側に操向輪を備えるとともに後側に駆動輪を備え、前記シャーシフレームの上部に略水平状態で着座シートを設け、該着座シートの下方に駆動用モータとバッテリを搭載するとともに、車椅子の走行を制御するためのコントロールボックスを備えた電動車椅子において、前記コントロールボックスは、その外周端部に前記シャーシフレームに保持するための取付けブラケットを備え、該取付けブラケットを介して着座シート下方に配置されるものであって、
前記取付けブラケットは、締結部材によりコントロールボックスの車体進行方向前後端部または左右端部に着脱自在に取付けられると共に、少なくとも一つの取付けブラケットは、シャーシフレーム上で該取付けブラケットが配置される位置に設けられるシャーシフレームブラケットに係止され、前記シャーシフレームブラケットは、一部が切欠開放した略C形状断面を有する保持部を有し前記取付けブラケットの一部を咥え保持することを特徴とする電動車椅子のコントロールボックス取付け構造。 - 少なくとも一つの取付けブラケットは、シャーシフレームに設けられ前記取付けブラケットの一部が配置される凹状係合部を有するブラケット保持部材を介して、前記シャーシフレームと着座シートが取付けられるシートフレームとにより狭持されることを特徴とする請求項1に記載の電動車椅子のコントロールボックス取付け構造。
- 前記コントロールボックスは、矩形枠状に構成されたシャーシフレームの前側に設けられる操向輪と該シャーシフレームの後側に設けられる駆動輪との間で、かつ前記駆動輪近傍に配置される駆動用モータの前方であって、前記シャーシフレームの枠内に配置されるバッテリ上方で、かつ着座シートの下方で略水平に配置され、
前記コントロールボックスの車体進行方向前後端部に設けられる前側取付けブラケットと後側取付けブラケットにより、前記コントロールボックスの前端部が前記シャーシフレームの前側フレームに保持され、該コントロールボックスの後端部が後側フレームに保持されることを特徴とする請求項2に記載の電動車椅子のコントロールボックス取付け構造。
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