JP2014198543A - 鞍乗型車両のアンダーカバー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンダーカバーの組み付け作業性を向上させることができる鞍乗型車両のアンダーカバー構造を提供する。【解決手段】ヘッドパイプと、ヘッドパイプから後方かつ下方に延出する下方延出部と、下方延出部の下部から後方に延出する左右に一対のフロア部13と、一対のフロア部13の前側の前部同士を連結する前側クロスメンバ16と、一対のフロア部13の後側の後部同士を連結する後側クロスメンバ17と、を有する車体フレームと、フロア部13の上方に配置されるフロアステップと、少なくともフロア部13の下方を覆うアンダーカバーと、を備え、アンダーカバーは、略C字状の係合部651を有し、アンダーカバーは、前側クロスメンバ16及び後側クロスメンバ17が係合部651に係合することにより固定される。【選択図】図3

Description

本発明は、自動二輪車などの鞍乗型車両のアンダーカバー構造に関する。
従来より、スクータ型の自動二輪車などの鞍乗り型車両において、乗員が足を載置するフロアステップと、フロアステップの下方に配置される左右に一対のフロアフレームと、一対のフロアフレームの下方を覆うアンダーカバーと、を備える鞍乗型車両のアンダーカバー構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−344165号公報
特許文献1に記載の鞍乗型車両のアンダーカバー構造においては、アンダーカバーを、フレーム又は他の部材に、複数箇所で締結することにより固定している。そのため、アンダーカバーの組み付けにおいて、作業性が悪かった。従って、アンダーカバーの組み付け作業性を向上させることが望まれる。
本発明は、アンダーカバーの組み付け作業性を向上させることができる鞍乗型車両のアンダーカバー構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、前輪を操舵可能に軸支するヘッドパイプと、前記ヘッドパイプから後方かつ下方に延出する下方延出部と、前記下方延出部の下部から後方に延出する左右に一対のフロア部と、前記一対のフロア部の前側の前部同士を連結する前側クロスメンバと、前記一対のフロア部の後側の後部同士を連結する後側クロスメンバと、を有する車体フレームと、前記フロア部の上方に配置され、乗員が足を載置するフロアステップと、少なくとも前記フロア部の下方を覆うアンダーカバーと、を備える鞍乗型車両のアンダーカバー構造において、前記アンダーカバーは、略C字状の係合部を有し、前記アンダーカバーは、前記前側クロスメンバ及び前記後側クロスメンバが前記係合部に係合することにより固定されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明においては、前記係合部は、後方に向かって開放する略C字状であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明においては、前記係合部は、前記前側クロスメンバに係合する前側係合部と、前記後側クロスメンバに係合する後側係合部と、を有し、前記前側係合部は、前記前側クロスメンバの前後方向の鉛直断面において、前記前側クロスメンバの外形と略同一形状に形成され、前記後側係合部は、前記後側クロスメンバの前後方向の鉛直断面において、前後方向に余裕空間を有する形状に形成されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記アンダーカバーの前方において前輪の後方に配置されるインナーフェンダーカバーを備え、前記アンダーカバーは、前記インナーフェンダーカバーと係合することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記車体フレームに設けられると共に後輪を揺動可能に軸支する左右に一対のピボット部を備え、前記一対のピボット部は、車幅方向において前記後側クロスメンバに係合される前記係合部よりも外側の両側に配置されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、前記一対のフロア部の間に、かつ、前記前側クロスメンバ及び前記後側クロスメンバの間に配置される燃料タンクと、前記フロア部から下方に延出するように形成され、前記燃料タンクの側方を保護する保護プレートと、前記アンダーカバーの上面において前後方向に延びると共に上方に突出するリブ壁と、を更に備え、前記保護プレートの下端と前記リブ壁とは、隣接して配置されることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、前記アンダーカバーの上縁に当接するように設けられるフロアサイドカバーを備え、前記フロアサイドカバーは、前記アンダーカバーと前記フロアステップとを連結すると共に、前記アンダーカバーに係合することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、前記アンダーカバーの上面に、かつ、前記前側クロスメンバ及び/又は前記後側クロスメンバの下方に設けられる当接部を備え、前記当接部は、ジャッキポイントに対応する位置に形成されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前側クロスメンバ及び後側クロスメンバにアンダーカバーの係合部を係合するだけで、アンダーカバーを車体フレームに固定できる。従って、締結作業がなく、組み付け性及び生産性を向上できる。
請求項2に記載の発明によれば、係合部により、アンダーカバーが後方側に移動されることが規制される。これにより、自動二輪車の走行中に、アンダーカバーが縁石等の路面の突起物に接触した場合においても、アンダーカバーが後方側に移動することを抑制できる。
請求項3に記載の発明によれば、後側係合部は、アンダーカバーの係合位置を調整できる。これにより、複数の部材から構成される車体フレームの組み付け誤差等の精度のバラツキに対して、厳格な公差の管理が不要となり、生産性を向上できる。
請求項4に記載の発明によれば、アンダーカバーをインナーフェンダーカバーに係合させることで、アンダーカバーの位置を規制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、後側係合部は、一対のピボットプレートの間に配置される。これにより、車体フレームとアンダーカバーの固定について、一対のピボットプレートの間のスペースを有効的に活用できる。
請求項6に記載の発明によれば、リブ壁により内側への移動が規制された保護プレートにより、燃料タンクの左右方向の位置規制を行うことができる。
請求項7に記載の発明によれば、フロアサイドカバーがアンダーカバーに係合するため、アンダーカバーの剛性を向上できる。
請求項8に記載の発明によれば、アンダーカバーにおける前側クロスパイプが当接する位置にジャッキ用当接部を設けることができる。前側クロスパイプが前側係合部に係合されて位置決めされているため、アンダーカバーにおけるジャッキ用当接部を設ける範囲を狭く設定でき、アンダーカバーの軽量化を図ることができる。
本発明の実施形態に係る鞍乗り型車両としての自動二輪車1を示す左側面図である。 自動二輪車1のアンダーカバー構造8について車両の下方側から視た図である。 自動二輪車1のアンダーカバー構造8について車両の上方側から視た図である。 自動二輪車1のアンダーカバー構造8についてアンダーカバー65を下方側から視た斜視図である。 自動二輪車1のアンダーカバー構造8についてアンダーカバー65を上方側から視た斜視図である。 自動二輪車1のアンダーカバー構造8について前側係合部652の取り付け構造を示す縦断面図である。 自動二輪車1のアンダーカバー構造8について後側係合部653の取り付け構造を示す縦断面図である。 図8は、自動二輪車1のアンダーカバー構造8についてフロアサイドカバー64を上方側から視た図である。
以下、本発明に係る鞍乗型車両を、スクータ型の自動二輪車に適用した場合の実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、図1を参照しながら、本実施形態の自動二輪車1の全体構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る鞍乗型車両としての自動二輪車を示す左側面図である。
以下の説明において、前後、左右及び上下の方向の記載は、特に明記がない限り、自動二輪車に乗車する乗員(運転者)から見た方向に従う。また、図中、矢印FRは車両の前方(進行方向)を示し、矢印UPは車両の上方を示し、矢印LHは車両の進行方向から見て左方を示す。
図1に示すように、本実施形態の自動二輪車1は、車体フレーム10等の車体と、前輪WFと、前輪WFの上方に配置されるフロントフェンダ29と、後輪WRと、後輪WRを後端側で軸支するユニットスイングエンジン40と、ユニットスイングエンジン40と車体フレーム10との間に介在するリンク機構5と、車両の後方でユニットスイングエンジン40と車体フレーム10との間に介在するリアクッション26と、乗員が着座するシート27と、車両の各部を覆うカバー部材6と、燃料タンク28と、を主体として構成される。
車体フレーム10は、複数種の鋼材が溶接により一体的に結合されて構成される。車体フレーム10は、ヘッドパイプ11と、下方延出部としてのダウンフレーム12と、フロア部としてのフロアフレーム13と、シートレール14と、複数のクロスメンバ(前側クロスパイプ16及び後側クロスパイプ17等)と、を含んで構成される。
ヘッドパイプ11は、車体フレーム10の前部に設けられると共に、前輪WFを操舵可能に軸支する。
ダウンフレーム12は、ヘッドパイプ11から後方かつ下方に延出する。ダウンフレーム12は、前端部においてヘッドパイプ11に連結されている。ダウンフレーム12の後端部側は、斜め下後方に向けて延びている。
フロアフレーム13は、左右に一対設けられている。一対のフロアフレーム13は、ダウンフレームの下部から後方に延出する。一対のフロアフレーム13の前端部は、ダウンフレーム12の下部に連結されている。一対のフロアフレーム13は、一対のダウンフレーム12から後方に向けて延びている。
シートレール14は、左右に一対設けられている。一対のシートレール14は、シート27の下方に設けられる。一対のシートレール14は、一対のフロアフレーム13の後部から上方かつ後方に延出する。一対のシートレール14の前端部は、一対のフロアフレーム13に連結されている。一対のシートレール14の後端部は、斜め上後方に向けて延びている。
フロアフレーム13とシートレール14との境界には、屈曲部18が設けられる。屈曲部18には、屈曲部18から下方に延出するピボット部としてのピボットプレート19が設けられている。ピボットプレート19は、左右に一対設けられる。ピボットプレート19は、屈曲部18に接合されている。
クロスメンバは、左右方向に延びるパイプ部材からなり、一対のフロアフレーム13、一対のシートレール14を左右方向に連結する。クロスメンバは、前側クロスメンバとしての前側クロスパイプ16と、後側クロスメンバとしての後側クロスパイプ17と、を含む。
前側クロスパイプ16及び後側クロスパイプ17は、一対のフロアフレーム13を左右方向に連結する。前側クロスパイプ16及び後側クロスパイプ17は、車両の左右方向に延びている。前側クロスパイプ16及び後側クロスパイプ17は、車両の前後に所定距離離間して設けられる。前側クロスパイプ16は、一対のフロアフレーム13の前側の前部同士を連結する。後側クロスパイプ17は、一対のフロアフレーム13の後側の後部同士を連結する。
前輪WFは、左右一対のフロントフォーク22により、軸支されている。一対のフロントフォーク22の上部において、ヘッドパイプ11には、ステアリングステム21が挿通されている。ステアリングステム21は、トップブリッジ24及びボトムブリッジ23に連結されている。ステアリングステム21は、一対のフロントフォーク22を、ボトムブリッジ23を介してヘッドパイプ11に対して左右に回動自在に支持する。トップブリッジ24上に設けられたハンドル25は、前輪WFを操舵可能である。
ユニットスイングエンジン40は、車体フレーム10に揺動可能に支持されている。ユニットスイングエンジン40は、前部側において、後述するリンク機構5を介して車体フレーム10に揺動自在に支持され、後端部において、リアクッション26を介して車体フレーム10に揺動自在に支持される。また、ユニットスイングエンジン40は、後方側において後輪WRを回転自在に保持する。
ユニットスイングエンジン40は、エンジン本体41と、動力伝達機構42とが一体的に設けられることにより構成される。
エンジン本体41は、自動二輪車1の駆動力を発生するパワーユニット(原動機)であり、車体における前後方向の略中央部に搭載される。エンジン本体41は、後部側にクランクケース411を有しており、クランクケース411の前部のボス部412において、リンク機構5に連結されている。
動力伝達機構42は、エンジン本体41の駆動力を後輪WRに伝達するものである。動力伝達機構42は、エンジン本体41の後部側に配置され、エンジン本体41に取り付けられることで、エンジン本体41と共に、ユニットスイングエンジン40を構成する。動力伝達機構42は、車幅方向における左方側に配置される。
リンク機構5は、ユニットスイングエンジン40の上下方向及び前後方向の揺動を許容して、路面から後輪WRに入力された衝撃加重を吸収する。リンク機構5は、ピボットプレート19に回転可能に軸支されると共に、ユニットスイングエンジン40に回転可能に軸支される。
リアクッション26は、路面から後輪WRに入力された衝撃加重を、その緩衝作用により吸収する。リアクッション26の上端部は、上端支持ブラケット141を介して、シートレール14に連結されている。リアクッション26の下端部は、ユニットスイングエンジン40の後端部に連結されている。
リアクッション26は、上端支持ブラケット141とユニットスイングエンジン40の後端部とをつなぐ直線状に延びている。リアクッション26は、斜め下後方に延びている。リアクッション26は、圧縮される範囲(ストローク)を確保した状態で設けられる。リアクッション26は、上端が下端よりも前方に位置するように傾斜している。
カバー部材6は、フロントカバー61、レッグ側シールドカバー62、フロアカバー63、フロアサイドカバー64、アンダーカバー65、インナーフェンダーカバー66、リアサイドカバー67、シート下センターカバー68等により構成される。
フロントカバー61は、自動二輪車1の前部に配置され、車体フレーム10の前部等を覆っている。
レッグ側シールドカバー62は、乗員の乗車位置の前側において、ヘッドパイプ11の一部及びダウンフレーム12の一部を、自動二輪車1の後部側から覆っている。レッグ側シールドカバー62の上部には、グローブを収容可能なグローブボックスを開閉可能なボックスリッド621が取り付けられている。
フロアカバー63は、乗員の乗車位置の下方において、一対のフロアフレーム13の上方側及び燃料タンク28の上方側を、自動二輪車1の上方側から覆っている。フロアカバー63の前端部及び後端部は、上方側に向けて延びている。
フロアカバー63の上面は、平坦な足載せ面を形成し、フロアカバー63は、フロアステップとして機能する。フロアカバー63は、一対のフロアフレーム13の上方に配置され、上面側において、乗員が足を載置する。フロアカバー63は、自動二輪車1の前後方向において、ヘッドパイプ11とシート27との間に形成される。
フロアカバー63の下方側には、補強部材72が設けられている。補強部材72は、一対のフロアフレーム13に架け渡されるように形成される。補強部材72は、フロアカバー63の下方側に固定される。
フロアサイドカバー64は、乗員の乗車位置の下方において、自動二輪車1の側部に配置され、後述する燃料タンク28等を自動二輪車1の下方の側部から覆っている。
アンダーカバー65は、乗員の乗車位置の下方において、自動二輪車1の下部に配置され、少なくとも一対のフロアフレーム13の下方を下方側から覆っている。アンダーカバー65は、前側クロスパイプ16及び後側クロスパイプ17に固定される。
インナーフェンダーカバー66は、アンダーカバー65の前方において、前輪WFの後方に配置される。インナーフェンダーカバー66は、自動二輪車1の前部側から自動二輪車1の前部の下方を覆っている。インナーフェンダーカバー66は、アンダーカバー65と係合する。
リアサイドカバー67は、自動二輪車1の後部の側部に配置され、シート27の下部の両側面を覆っている。
シート下センターカバー68は、シート27の前部の下方の部分を覆っている。
燃料タンク28は、フロアカバー63の下方に設けられている。燃料タンク28は、上下方向において、フロアカバー63とアンダーカバー65との間に配置されている。また、燃料タンク28は、車幅方向において一対のフロアフレーム13の間に配置され、かつ、前後方向において前側クロスパイプ16及び後側クロスパイプ17の間に配置されている(図3参照)。
次に、本実施形態の自動二輪車1のアンダーカバー構造8の詳細について、図1〜図8を参照しながら説明する。図2は、自動二輪車1のアンダーカバー構造8について車両の下方側から視た図である。図3は、自動二輪車1のアンダーカバー構造8について車両の上方側から視た図である。図4は、自動二輪車1のアンダーカバー構造8についてアンダーカバー65を下方側から視た斜視図である。図5は、自動二輪車1のアンダーカバー構造8についてアンダーカバー65を上方側から視た斜視図である。図6は、自動二輪車1のアンダーカバー構造8について前側係合部652の取り付け構造を示す縦断面図である。図7は、自動二輪車1のアンダーカバー構造8について後側係合部653の取り付け構造を示す縦断面図である。図8は、自動二輪車1のアンダーカバー構造8についてフロアサイドカバー64を上方側から視た図である。
図1〜図7に示すように、アンダーカバー構造8は、前述のアンダーカバー65と、前述の前側クロスパイプ16と、前述の後側クロスパイプ17と、前述のインナーフェンダーカバー66と、前述のフロアサイドカバー64と、前述の一対のピボットプレート19と、前述のリンク機構5と、前述の燃料タンク28と、一対の保護プレート135と、を備える。
アンダーカバー65は、前述したように、図1及び図2に示すように、少なくとも一対のフロアフレーム13の下方を下方側から覆っている。前側クロスパイプ16及び後側クロスパイプ17は、車両の前後に所定距離離間して設けられる。前側クロスパイプ16及び後側クロスパイプ17は、パイプ状に形成される。
アンダーカバー65は、図3に示すように、係合部651と、当接部としてのジャッキ用当接部655と、左右に一対のリブ壁656と、複数の側方孔部657と、一対の係合凹部658と、を有する。
係合部651は、図4及び図5に示すように、後方に向かって開放する略C字状に形成される。係合部651には、図3に示すように、前側クロスパイプ16及び後側クロスパイプ17が係合する。アンダーカバー65は、前側クロスパイプ16及び後側クロスパイプ17が係合部651に係合することにより固定される。
係合部651は、前側クロスパイプ16に係合する前側係合部652と、後側クロスパイプ17に係合する後側係合部653と、を有する。
前側係合部652は、図3〜図5に示すように、車幅方向に離間して、左右に一対設けられる。一対の前側係合部652は、アンダーカバー65の前側に配置される。一対の前側係合部652は、前側クロスパイプ16が配置される位置に対応して形成される。
前側係合部652は、図6に示すように、前側クロスパイプ16の前後方向の鉛直断面において、前側クロスパイプ16の外形と略同一形状に形成される。前側係合部652は、図5に示すように、前側支持部652Aと、前側押さえ部652Bと、前側孔部652Cと、を備える。前側係合部652は、前側支持部652Aの上面及び前側押さえ部652Bの下面により、後方に向かって開放する略C字状に形成される。
前側支持部652Aは、前側クロスパイプ16の下端部を支持する。前側支持部652Aは、図5及び図6に示すように、方形筒状の板部材がアンダーカバー65の上面から立設されて形成される。前側支持部652Aにおける前後方向に延びる板部材の上面には、前後方向の鉛直断面において、前側クロスパイプ16の周面に沿うように、前側クロスパイプ16と同径の円弧状の凹曲面が形成される。
前側孔部652Cは、図5に示すように、前側係合部652の内側において、アンダーカバー65を上下方向に貫通している。
前側押さえ部652Bは、前側支持部652Aの上方側に形成される。前側押さえ部652Bは、前側クロスパイプ16に支持された前側クロスパイプ16の上方側の部分を押さえる。前側押さえ部652Bは、図6に示すように、アンダーカバー65の上面における前側支持部652Aの前方側から立ち上がり、前側クロスパイプ16の周面に沿って後方側に延びて、前側支持部652Aの上方側まで延びる。前側押さえ部652Bは、後方に向かって開放している。
前側押さえ部652Bの内面には、前後方向の鉛直断面において、前側クロスパイプ16と同径の円弧状の凹曲面が形成される。本実施形態においては、前側押さえ部652Bの内面は、後側クロスパイプ17の前方側において、前側クロスパイプ16の周面に沿うように形成されており、前方側への移動を規制する。
後側係合部653は、図3〜図5に示すように、車幅方向に離間して、左右に一対設けられる。一対の後側係合部653は、アンダーカバー65の後側に配置される。一対の後側係合部653は、後側クロスパイプ17が配置される位置に対応して形成される。本実施形態においては、一対の後側係合部653は、図2に示すように、後述するピボットプレート19よりも車幅方向の内側に配置される。
後側係合部653は、図7に示すように、後側クロスパイプ17の前後方向の鉛直断面において、前後方向に余裕空間Sを有する形状に形成される。後側係合部653は、図5に示すように、後側支持部653Aと、後側押さえ部653Bと、後側孔部653Cと、を備える。後側係合部653は、後側支持部653Aの上面及び後側押さえ部653Bの下面により、後方に向かって開放する略C字状に形成される。
後側支持部653Aは、後側クロスパイプ17の下端部を支持する。後側支持部653Aは、図5及び図7に示すように、方形筒状の板部材がアンダーカバー65の上面から立設されて形成される。後側支持部653Aにおける前後方向に延びる板部材の上面には、前後方向の鉛直断面において、前方側に余裕空間Sが形成されるような平面が形成される。本実施形態においては、後側支持部653Aにおける前後方向に延びる板部材の上面は、後側クロスパイプ17の下方側の頂部に当接している。後側クロスパイプ17の前側の面と後側支持部653Aの上面との間には、余裕空間Sが形成される。
後側孔部653Cは、図5に示すように、前側係合部652の内側において、アンダーカバー65を上下方向に貫通している。
後側押さえ部653Bは、後側支持部653Aの上方側に形成される。後側押さえ部653Bは、後側クロスパイプ17に支持された後側クロスパイプ17の上方側の部分を押さえる。後側押さえ部653Bは、図7に示すように、アンダーカバー65の上面における後側支持部653Aの前方側から立ち上がり、後側クロスパイプ17の周面に沿って後方側に延びて、後側支持部653Aの上方側まで延びる。
後側押さえ部653Bの内面には、前後方向の鉛直断面において、前方側に余裕空間Sが形成されるような湾曲面が形成される。本実施形態においては、後側押さえ部653Bの内面は、後側クロスパイプ17の上方側の頂部に当接している。後側押さえ部653Bの内面における後側クロスパイプ17の上方側の頂部に当接する部分よりも前方側には、後側クロスパイプ17の径よりも大きな径の円弧状の凹曲面が形成されている。後側クロスパイプ17の前側の面と後側押さえ部653Bの内面との間には、余裕空間Sが形成される。
一対のリブ壁656は、図3に示すように、前後方向に延びると共に、アンダーカバー65の上面から上方に突出する。一対のリブ壁656は、上下方向及び前後方向に略平行な板状に形成される。一対のリブ壁656は、左右方向に離間して設けられ、平面視において、一対のフロアフレーム13の内側に配置される。一対のリブ壁656は、アンダーカバー65の上面において、前側クロスパイプ16と後側クロスパイプ17との間に形成される。
ジャッキ用当接部655は、ジャッキポイントJPに対応する位置に形成される。ジャッキポイントJPは、図2に示すように、アンダーカバー65の下面において、自動二輪車1をジャッキアップできる位置に形成される。本実施形態においては、ジャッキポイントJPは、アンダーカバー65の前方側の下面において、車幅方向の略中央部であって、前側クロスパイプ16の下方に形成される。ジャッキポイントJPには、アンダーカバー65の下面において、自動二輪車1をジャッキアップする際に用いられるジャッキの支持部(不図示)が当接される。
ジャッキ用当接部655は、アンダーカバー65におけるジャッキポイントJPの反対側の面(上面)に形成される。ジャッキ用当接部655は、図5に示すように、車幅方向においてアンダーカバー65における一対の前側係合部652の間に設けられる。ジャッキ用当接部655は、図3に示すように、アンダーカバー65の上面において、前側クロスパイプ16の下方に設けられる。ジャッキ用当接部655は、前側クロスパイプ16における車幅方向の略中央の部分に当接する。
ジャッキ用当接部655は、図5に示すように、複数の板部材655Aを有する。複数の板部材655Aは、アンダーカバー65の上面から突出して形成され、前後方向に延びる板状の部材である。複数の板部材655Aは、左右方向に並んでいる。本実施形態においては、複数の板部材655Aには、前後方向の鉛直断面において、前側クロスパイプ16と略同じ径の円弧状の凹曲面が形成される。これにより、前側クロスパイプ16は、ジャッキ用当接部655に当接する。
インナーフェンダーカバー66は、前述したように、図1及び図2に示すように、アンダーカバー65の前方において、前輪WFの後方に配置される。インナーフェンダーカバー66の後部には、図2に示すように、一対の被係合凹部661が形成されている。一対の被係合凹部661は、インナーフェンダーカバー66の下面(表面)において窪んでいる。被係合凹部661の略中央には、貫通孔661Aが形成されている。
アンダーカバー65の一対の係合凹部658は、図4に示すように、アンダーカバー65の前部に形成されている。一対の係合凹部658は、アンダーカバー65の下面(表面)において窪んでいる。係合凹部658の略中央には、貫通孔658Aが形成されている。
アンダーカバー65及びインナーフェンダーカバー66が自動二輪車1に装着された状態において、図2に示すように、インナーフェンダーカバー66の後端部の一部は、アンダーカバー65の前端部の一部を覆うようにして重なる。アンダーカバー65が自動二輪車1に装着された状態において、インナーフェンダーカバー66の後端部をアンダーカバー65の前端部に重ねるように配置する。これにより、アンダーカバー65の一対の係合凹部658及びインナーフェンダーカバー66の一対の被係合凹部661は、互いの窪み同士が重なり合うように配置された状態で、係合部材であるクリップ(不図示)を、被係合凹部661の貫通孔661A及び係合凹部658の貫通孔658Aに挿入することにより、係合される。このようにして、アンダーカバー65は、インナーフェンダーカバー66と係合する。
一対のピボットプレート19は、前述したように、図1及び図2に示すように、車体フレーム10に設けられると共に後輪WRを揺動可能に軸支する。本実施形態においては、一対のピボットプレート19は、図2及び図3に示すように、車幅方向において、一対の後側係合部653よりも外側の両側に配置される。
リンク機構5は、前述したように、図1及び図2に示すように、リンク部材51を有する。リンク部材51は、ピボットプレート19に回動可能に軸支されると共に、ユニットスイングエンジン40の一対のボス部412に回動可能に軸支される。リンク部材51は、管状部材52と、左右に一対の腕部材53と、を有する。
管状部材52は、図2に示すように、パイプ状の部材であり、車幅方向に直線状に延びる。管状部材52は、一対のボス部412,412の間に配置される。管状部材52のピボットプレート19側の面の少なくとも一部は、外方(車両の前方)に露出される。管状部材52におけるピボットプレート19側の露出される面側には、ユニットスイングエンジン40のシリンダヘッド415の下部に接続される排気管416が配置される。
管状部材52は、両端部において、左右に一対のエンジン側軸支部521を有する。管状部材52のエンジン側軸支部521は、一対のボス部412の車幅方向の内側において、エンジン側軸P2を中心に回動可能に、一対のボス部412に軸支される。エンジン側軸P2は、左右方向に延びる。一対のボス部412は、リンク部材51に対して、ユニットスイングエンジン40の主な揺動中心として機能する。詳細には、ユニットスイングエンジン40の揺動においては、一対のボス部412におけるエンジン側軸P2を中心とする揺動が主であり、ユニットスイングエンジン40は、路面から後輪WRに衝撃荷重が入力されたときに、一対のボス部412におけるエンジン側軸P2を中心に揺動する。リンク部材51の揺動においては、一対のボス部412を介してリンク部材51に入力された衝撃荷重を吸収するために、リンク部材51は、後述する一対のピボット側軸支部55におけるピボット軸P1を中心に揺動する。
一対の腕部材53は、管状部材52からピボットプレート19側に向かって延出する。一対の腕部材53は、左右に一対の湾曲部材54と、左右に一対のピボット側軸支部55と、を有する。
一対の湾曲部材54は、管状部材52の前部側の面からピボットプレート19側に向かって左右方向の外側に延出する。一対の湾曲部材54は、パイプ状の部材であり、前方に向かうにしたがって、車幅方向において、管状部材52の両端部よりも内側の部分から外側に向かって、互いが離れるように湾曲しながら延びる。
一対の湾曲部材54と管状部材52とが接合される部分の車幅方向の内側には、内側ガセット526が設けられている。一対の湾曲部材54と管状部材52とが接合される部分の車幅方向の外側には、一対の外側ガセット525が設けられている。内側ガセット526及び一対の外側ガセット525は、一対の湾曲部材54と管状部材52とを接合する。
一対のピボット側軸支部55は、一対の腕部材53におけるピボットプレート19の軸支部である。一対のピボット側軸支部55は、一対の湾曲部材54の左右方向の外側の微便における前端側に設けられている。一対のピボット側軸支部55は、ピボットプレート19及び支持ステー175に外側から挟み込まれた状態で、ピボット軸P1を中心に回動可能に、一対のピボットプレート19に軸支される。ピボット軸P1は、左右方向に延びる。
一対の支持ステー175は、一対のピボットプレート19の内側において左右方向に離間して配置され、一対のピボットプレート19に対向して配置される。支持ステー175とピボットプレート19との間には、ピボット側軸支部55が挟み込まれている。一対の支持ステー175の前部は、後側クロスパイプ17の水平部分171の後部に接合されている。
このようなリンク機構5を備える本実施形態においては、一対の支持ステー175は、図2及び図3に示すように、車幅方向において、一対の後側係合部653よりも外側の両側に配置される。一対の後側係合部653は、車幅方向において、一対の支持ステー175よりも内側の部分において、後側クロスパイプ17と係合する。
燃料タンク28は、前述したように、図1及び図3に示すように、一対のフロアフレーム13の間に配置され、かつ、前側クロスパイプ16及び後側クロスパイプ17の間に配置される。
燃料タンク28の側方(左右方向)の外側には、図3に示すように、左右に一対の保護プレート135が設けられる。一対の保護プレート135は、フロアフレーム13から下方に延出して形成され、燃料タンク28の側方の外側において、前後方向に延びる。一対の保護プレート135は、上下方向及び前後方向に略平行な板状に形成される。一対の保護プレート135は、前側クロスパイプ16と後側クロスパイプ17との間に配置され、前側クロスパイプ16と後側クロスパイプ17との間において、燃料タンク28の側方を保護する。
一対の保護プレート135の下端と一対のリブ壁656とは、図3に示すように、隣接して配置される。一対の保護プレート135の下端は、平面視で、車幅方向において、リブ壁656よりも外側に配置される。これにより、一対の保護プレート135は、一対のリブ壁656の車幅方向(左右方向)の内側への移動を規制する。すなわち、一対の保護プレート135は、アンダーカバー65の左右方向の位置を規制する。
フロアサイドカバー64は、アンダーカバー65とフロアカバー63とを連結する。
フロアサイドカバー64は、図2に示すように、アンダーカバー65の上縁に当接するように設けられる。フロアサイドカバー64は、アンダーカバー65に係合する。具体的には、図8に示すように、フロアサイドカバー64の側部には、複数の係合突起641が形成されている。複数の係合突起641は、下方側に延出すると共に、後部側に凸となるように突出している。複数の係合突起641は、前後方向に所定間隔で離間して形成される。
アンダーカバー65の複数の側方孔部657は、フロアサイドカバー64の複数の係合突起641に係合する。複数の側方孔部657は、図3〜図5に示すように、アンダーカバー65の左右方向の両端部において、上下方向の上端部に沿って前後方向に所定間隔で離間して形成される。複数の側方孔部657は、複数の係合突起641が係合する位置に対応して形成される。
アンダーカバー65が自動二輪車1に装着された状態において、フロアサイドカバー64の複数の係合突起641(図8参照)をアンダーカバー65の複数の側方孔部657(図5参照)に挿通させて、フロアサイドカバー64を後側にスライドさせることで、フロアサイドカバー64の複数の係合突起641(図8参照)は、アンダーカバー65の複数の側方孔部657(図5参照)に係合される。これにより、フロアサイドカバー64は、アンダーカバー65と係合する。
以上説明した本実施形態の自動二輪車1のアンダーカバー構造8によれば、例えば、以下のような効果が奏される。
本実施形態においては、アンダーカバー65は、前側クロスパイプ16及び後側クロスパイプ17が係合部651に係合することにより固定される。そのため、前側クロスパイプ16及び後側クロスパイプ17にアンダーカバー65の係合部651を係合するだけで、アンダーカバー65を車体フレーム10に固定できる。従って、締結作業がなく、組み付け性及び生産性を向上できる。
本実施形態においては、係合部651は、後方に向かって開放する略C字状である。そのため、係合部651により、アンダーカバー65が後方側に移動されることが規制される。これにより、自動二輪車1の走行中に、アンダーカバー65が縁石等の路面の突起物に接触した場合においても、アンダーカバー65が後方側に移動することを抑制できる。
本実施形態においては、前側係合部652は、前側クロスパイプ16の前後方向の鉛直断面において、前側クロスパイプ16の外形と略同一形状に形成され、後側係合部653は、後側クロスパイプ17の前後方向の鉛直断面において、前後方向に余裕空間Sを有する形状に形成される。そのため、後側係合部653は、アンダーカバー65の係合位置を調整できる。これにより、複数の部材から構成される車体フレーム10の組み付け誤差等の精度のバラツキに対して、厳格な公差の管理が不要となり、生産性を向上できる。
本実施形態においては、アンダーカバー65は、インナーフェンダーカバー66と係合する。そのため、アンダーカバー65をインナーフェンダーカバー66に係合させることで、アンダーカバー65の位置を規制することができる。
本実施形態においては、一対のピボットプレート19は、後側係合部653よりも外側の両側に配置される。そのため、後側係合部653は、一対のピボットプレート19の間に配置される。これにより、車体フレーム10とアンダーカバー65の固定について、一対のピボットプレート19の間のスペースを有効的に活用できる。
本実施形態においては、燃料タンク28の側方を保護する保護プレート135と、アンダーカバー65の上面において前後方向に延びると共に上方に突出するリブ壁656と、を更に備え、保護プレート135の下端とリブ壁656とは、隣接して配置される。そのため、リブ壁656により内側への移動が規制された保護プレート135により、燃料タンク28の左右方向の位置規制を行うことができる。
本実施形態においては、アンダーカバー65の上縁に当接するように設けられるフロアサイドカバー64を備え、フロアサイドカバー64は、アンダーカバー65とフロアカバー63とを連結すると共に、アンダーカバー65に係合する。そのため、フロアサイドカバー64がアンダーカバー65に係合するため、アンダーカバー65の剛性を向上できる。
本実施形態においては、アンダーカバー65の上面に、かつ、前側クロスパイプ16の下方に設けられるジャッキ用当接部655を備え、ジャッキ用当接部655は、ジャッキポイントJPに対応する位置に形成される。そのため、アンダーカバー65における前側クロスパイプ16が当接する位置にジャッキ用当接部655を設けることができる。前側クロスパイプ16が前側係合部652に係合されて位置決めされているため、アンダーカバー65におけるジャッキ用当接部655を設ける範囲を狭く設定でき、アンダーカバー65の軽量化を図ることができる。
以上、本発明の好ましい各実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることなく、種々の形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、ジャッキ用当接部655を、前側クロスパイプ16の下方のみに設けたが、これに制限されない。ジャッキ用当接部655を、後側クロスパイプ17の下方のみに設けてもよいし、前側クロスパイプ16及び後側クロスパイプ17の両方の下方に設けてもよい。
また、上記実施形態では、本発明を、エンジン(内燃機関)で発生する動力により後輪を回転駆動させて走行する自動二輪車に適用した例について説明したが、本発明の適用はこれに限定されない。すなわち、本発明を、電動モータで発生する動力のみにより後輪を回転駆動させて走行する電動二輪車に適用することもできる。また、エンジンで発生させた動力、及び電動モータで発生させた動力の2つの動力を組み合わせて後輪を回転駆動させて走行するハイブリッド型の鞍乗型車両に適用することもできる。
更に、本発明は、乗員が着座するシートを備えた車両であれば、スクータ型の鞍乗型車両に限らず、モータサイクル型、カブ型の鞍乗型車両に適用することもできる。また、乗員が着座するシートを備えた車両であれば、三輪又は四輪の鞍乗型車両に適用することもできる。すなわち、鞍乗型車両は、乗員が車体に跨って乗車する乗り物全般を含む。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
8 アンダーカバー構造
10 車体フレーム
11 ヘッドパイプ
12 ダウンフレーム(下方延出部)
13 フロアフレーム(フロア部)
16 前側クロスパイプ(前側クロスメンバ)
17 後側クロスパイプ(後側クロスメンバ)
19 ピボットプレート(ピボット部)
28 燃料タンク
63 フロアカバー(フロアステップ)
64 フロアサイドカバー
65 アンダーカバー
66 インナーフェンダーカバー
135 保護プレート
651 係合部
652 前側係合部
653 後側係合部
655 ジャッキ用当接部(当接部)
656 リブ壁
WF 前輪
WR 後輪

Claims (8)

  1. 前輪(WF)を操舵可能に軸支するヘッドパイプ(11)と、
    前記ヘッドパイプ(11)から後方かつ下方に延出する下方延出部(12)と、前記下方延出部(12)の下部から後方に延出する左右に一対のフロア部(13)と、前記一対のフロア部(13)の前側の前部同士を連結する前側クロスメンバ(16)と、前記一対のフロア部(13)の後側の後部同士を連結する後側クロスメンバ(17)と、を有する車体フレーム(10)と、
    前記フロア部(13)の上方に配置され、乗員が足を載置するフロアステップ(63)と、
    少なくとも前記フロア部(13)の下方を覆うアンダーカバー(65)と、を備える鞍乗型車両(1)のアンダーカバー構造(8)において、
    前記アンダーカバー(65)は、略C字状の係合部(651)を有し、
    前記アンダーカバー(65)は、前記前側クロスメンバ(16)及び前記後側クロスメンバ(17)が前記係合部(651)に係合することにより固定される
    鞍乗型車両(1)のアンダーカバー構造(8)。
  2. 前記係合部(651)は、後方に向かって開放する略C字状である
    請求項1に記載の鞍乗型車両のアンダーカバー構造。
  3. 前記係合部(651)は、前記前側クロスメンバ(16)に係合する前側係合部(652)と、前記後側クロスメンバ(17)に係合する後側係合部(653)と、を有し、
    前記前側係合部(652)は、前記前側クロスメンバ(16)の前後方向の鉛直断面において、前記前側クロスメンバ(16)の外形と略同一形状に形成され、
    前記後側係合部(653)は、前記後側クロスメンバ(17)の前後方向の鉛直断面において、前後方向に余裕空間を有する形状に形成される
    請求項2に記載の鞍乗型車両(1)のアンダーカバー構造(8)。
  4. 前記アンダーカバー(65)の前方において前輪(WF)の後方に配置されるインナーフェンダーカバー(66)を備え、
    前記アンダーカバー(65)は、前記インナーフェンダーカバー(66)と係合する
    請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗型車両(1)のアンダーカバー構造(8)。
  5. 前記車体フレーム(10)に設けられると共に後輪(WR)を揺動可能に軸支する左右に一対のピボット部(19)を備え、
    前記一対のピボット部(19)は、車幅方向において前記後側クロスメンバ(17)に係合される前記係合部(651)よりも外側の両側に配置される
    請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗型車両(1)のアンダーカバー構造(8)。
  6. 前記一対のフロア部(13)の間に、かつ、前記前側クロスメンバ(16)及び前記後側クロスメンバ(17)の間に配置される燃料タンク(28)と、
    前記フロア部(13)から下方に延出するように形成され、前記燃料タンク(28)の側方を保護する保護プレート(135)と、
    前記アンダーカバー(65)の上面において前後方向に延びると共に上方に突出するリブ壁(656)と、を更に備え、
    前記保護プレート(135)の下端と前記リブ壁(656)とは、隣接して配置される
    請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗型車両(1)のアンダーカバー構造(8)。
  7. 前記アンダーカバー(65)の上縁に当接するように設けられるフロアサイドカバー(64)を備え、
    前記フロアサイドカバー(64)は、前記アンダーカバー(65)と前記フロアステップ(63)とを連結すると共に、前記アンダーカバー(65)に係合する
    請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗型車両(1)のアンダーカバー構造(8)。
  8. 前記アンダーカバー(65)の上面に、かつ、前記前側クロスメンバ(16)及び/又は前記後側クロスメンバ(17)の下方に設けられる当接部(655)を備え、
    前記当接部(655)は、ジャッキポイント(JP)に対応する位置に形成される
    請求項1から7のいずれかに記載の鞍乗型車両(1)のアンダーカバー構造(8)。
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