JP3996691B2 - 乳化粉末及びその製造法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は脂溶性物質の乳化粉末の製造方法に関する。本発明により得られる乳化粉末は、水に対する良好な再分散性又は通常用いられる賦形剤を添加することにより良好な打錠性を有する。
【0002】
【従来技術】
従来脂溶性の薬物、ビタミン又は香料等を食品に添加あるいは強化することを目的とする乳化粉末の製造方法としてはアラビアガムのごとき天然のガム類やゼラチンなどの蛋白質類の他、レシチン、グリセリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル等の界面活性剤を組み合わせて利用されてきた。
しかしアラビアガムのごときガム類は乳化性を有するが、粉末の流動性、水分散性が悪いだけでなく天然物であるため高価格でかつ産地の天候や国情に左右され価格の変動が大きい等の欠点を有する。
【0003】
また蛋白質類は乳化性を有するが多くは酸性の等電点を有するため酸性飲料に添加すると凝集、沈澱などを起こすことがあり適していない。酸性に等電点を有しない特殊な蛋白質であるゼラチンを用いた乳化粉末は一般に水に対する再分散性が悪いものの錠剤の成型性の点では良好な性質を有する。しかしながら、ゼラチンは、近年新たな感染症等に対する懸念から、より慎重な使用が求められている。
一方界面活性剤は乳化対象物質の違いにより複数の界面活性剤を用い至適配合組成を見出す必要があるだけでなく、担体としての能力が劣る等の欠点を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように従来、流動性や酸性の冷水に対する再分散性等のすべてに良好な脂溶性薬物を含有した乳化粉末を製造することは困難であった。
また、脂溶性薬物を含有した錠剤の製造にあたって、通常用いられる賦形剤等と混合するだけで直接打錠できる脂溶性薬物を含有した乳化粉末もまた望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は脂溶性物質、加工澱粉および糖類に水を加えて乳化し、該乳化液を乾燥した乳化粉末の製造方法である。また、本発明は脂溶性物質、加工澱粉および糖類に水を加えて乳化し、該乳化液を乾燥した後、流動性付与物質を添加する乳化粉末の製造方法である。さらに、本発明はこれら方法によって製造された乳化粉末である。
【0006】
本発明の目的は、脂溶性物質の含量が高く、水に対する再分散性が良好でかつ酸性の冷水に対しても再分散性を有する、流動性が良好な乳化粉末の製造方法を提供することであり、また、通常用いられる賦形剤等と混合するだけで直接打錠できる脂溶性薬物を含有した乳化粉末の製造方法を提供することである。
本発明における脂溶性物質とはビタミンA及びその誘導体、ビタミンD及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、ビタミンK及びその誘導体等の脂溶性ビタミン類の他、ユビデカレノン、テプレノン、インドメタシンファルネシルなどの医薬を使用することができる。
【0007】
本発明で用いられる加工澱粉とは澱粉と有機酸とのエステルであって乳化作用を有するものを意味し、特にオクテニルコハク酸エステル化澱粉が好ましい。オクテニルコハク酸エステル化澱粉とは通常、澱粉懸濁液を微アルカリ性とし、これにオクテニルコハク酸無水物を徐々に滴下することにより得られる。またこれをα化 、加水分解などの処理をしたものおよびこれらの混合物などを用いることができ、いずれも市販されているものを使用することができる。
上記加工澱粉の例としてピュリテイガムBE、ピュリテイガム1773、エヌクリ−マ−46、カプシュ−ル(以上ナショナルスタ−チ&ケミカル社製の商品名)、エマルスタ−30A(商品名、松谷化学工業株式会社製)などが挙げられる。
【0008】
本発明における糖類とは、澱粉を酵素処理してしてつくられるデキストリン、水あめ、シロップなどを挙げることが出来るが、デキストロース当量(以下DEと称する)が10〜25%のものが望ましい。DEが低いものは水分散性が劣り、DEが高いものは吸湿性が高くなる。
【0009】
さらに、本発明における糖類としては、単糖類又は二糖類を使用することができ、例えばグルコース、蔗糖、麦芽糖、乳糖、トレハロ−スなどを挙げることができるが、特に蔗糖、乳糖、トレハロ−スが望ましい。
本発明における、脂溶性薬物、加工澱粉及び糖類の重量比は、脂溶性物質1重量部に対し、加工澱粉が0.05〜5重量部、糖類が0.1〜9重量部である。本発明に係る乳化粉末に、酸性の冷水に容易に分散する性質を付与する場合には、脂溶性薬物1重量部に対し、加工澱粉0.05〜0.5重量部及び糖類が0.1〜9重量部の重量比が好ましく、さらに好ましくは、脂溶性物質1重量部に対し、加工澱粉が0.08〜0.4重量部及び糖類が0.1〜1重量部である。
一方、本発明に係る乳化粉末に良好な打錠性を付与する場合には、脂溶性薬物1重量部に対し、加工澱粉0.2〜5重量部及び糖類が0.4〜1重量部が好ましい。
本発明において乳化液を乾燥するには通常は噴霧乾燥によることができる。
【0010】
本発明においては、乾燥した乳化粉末にさらに、流動性付与物質を添加することができる。流動性付与物質としては、例えば、二酸化ケイ素、含水二酸化ケイ素等を挙げることができる。その添加量は、乳化粉末に酸性の冷水に容易に分散する性質を付与する場合は、乾燥乳化粉末に対して0.01%から1%であり、好ましくは0.05%から0.5%である。一方、本発明にかかる乳化粉末に良好な打錠性を付与する場合には、その添加量は通常0.1%以上であり、好ましくは0.5%以上である。
二酸化ケイ素としてはアエロジル(日本アエロジル株式会社製)、サイリシア(富士シリシア株式会社製)などの市販品を使用することができるが、静電気を帯びにくいなどの点から含水物で微粉砕したものを使用することが望ましい。
流動性付与物質を添加することにより、乳化粉末の流動性が改善され、取扱い性が向上するが、過量の添加は水分散性を阻害する傾向にある。
【0011】
本発明にかかる乳化粉末のうち冷水分散性に優れた乳化粉末の製造方法は例えば次のようである。まず、水33〜67部(重量部、以下同じ)に対しオクテニルコハク酸エステル化澱粉を4〜20部、糖類として例えばデキストリンを7〜83部、蔗糖を3〜10部を加えホモデイスパ−あるいはホモミキサ−で撹拌しながら溶解する。溶解液を80℃以上30分間加熱処理する。該加熱処理液を35〜40℃に冷却後、40℃以上に加温した脂溶性物質10〜80部を徐々に加えながらホモミキサ−で回転数約8000〜20000回/分で10〜60分間撹拌し、更に加圧型ホモミキサ−で200〜500kg/cm2 で1〜3回パスさせるすることにより脂溶性物質の乳化液を調製する。水に分散させた時の安定性を増すためには平均粒子径を1μm以下にすることが望ましい。
【0012】
加圧型ホモミキサ−としてはクレアミックス(商品名、エムテクニック社製)などの高粘度タイプが望ましい。ゴ−リンホモジナイザ−などの通常の加圧型タイプを用いる場合は機種に合わせて加水し固形分濃度を調整して使用することができる。これらの装置および調製法は例を挙げたもので、これに限定されるものではない。
かくして得られた乳化液を噴霧乾燥する場合は、加水し固形分濃度を45〜50%に調整し乾燥する。得られた粉末に微粉砕した二酸化ケイ素を0.05〜0.5%添加し混合することにより、流動性の良好な脂溶性物質が高含量で水分散性の良好な粉末を得ることができる。
【0013】
また、本発明にかかる乳化粉末のうち打錠性に優れた乳化粉末を製造するには例えば次のようにすることができる。精製水150〜200部(重量部、以下同じ)、加工澱粉1〜90部、糖類1〜50部の混合物に油状物質10〜60部を加え、10〜60℃の液温の下、ホモミキサーのような高速撹拌乳化機やホモゲナイザーのような高圧乳化機により油状物質の乳化液を調製し、この乳化液を噴霧乾燥することにより打錠特性に優れた乳化粉末を得ることができる。
【0014】
【効果】
本発明によって得られた乳化粉末は、特に酸性の冷水に対する再分散性が良好であり、果実ジュ−ス、野菜ジュ−ス、乳飲料、栄養ドリンク等の飲料や子牛などの動物に投与するミルクなどに添加し容易に分散溶解することができる。また、本発明によって得られた乳化粉末に通常用いられる賦形剤を添加することより直接打錠法によって高含量の脂溶性薬物を含有した錠剤を製造することができる。
【0015】
<酸性の冷水に対する再分散性試験>
イオン交換水にアスコルビン酸を徐々に溶解しpH3.8の水溶液を調整後冷蔵庫に保存した。温度約10℃のアスコルビン酸水溶液100mlを100cc用のガラスビ−カ−にとり、以下の実施例1〜14で得られた乳化粉末に0.5重量%の含水二酸化ケイ素を添加し、その0.50gを静かに浮かべた。粉末が分散しビ−カ−の向こう側に置いた格子模様が見えなくなるまでに要する時間を測定した。
結果を表1に示した。なお、いずれも沈澱、凝集などを認めなかった。
【0016】
【表1】
Figure 0003996691
表1より本願発明に係る乳化粉末(実施例1〜3)は、酸性の冷水に対する再分散性の良好な乳化粉末が得られることが明らかである。
【0017】
<水に対する再分散性の試験方法>イオン交換水100mlを100cc用のガラスビーカーにとり、比較例8から11で得られた乳化粉末5gを静かに浮かべた。1分間静置後、マグネチックスターラーで撹拌し(回転数約330rpm)、粉末が分散するのに要した時間を測定した。3回繰り返したときの平均値を表2に示した。
【0018】
【表2】
Figure 0003996691
表2より本願発明に係る乳化粉末は、水に対する再分散性が良好であることが明らかである。
<乳化粉末の流動性>乳化粉末の流動性を示す目的で比較例9及び11で得られた乳化粉末に0.05、0.1、0.5%の含水二酸化ケイ素を添加した試料を用い、局方の試験法に従い安息角の測定を行った。3回試験を行いその平均値を表3に示した。含水二酸化ケイ素を添加しない試料の安息角は測定出来なかった。
【0019】
【表3】
Figure 0003996691
表3より本願発明に係る乳化粉末に、含水二酸化ケイ素等の流動性付与物質を添加することにより、粉末の流動性が改善されることが明らかである。
<乳化粉末の打錠性>実施例16で得られた乳化粉末を用い、表4に示す処方により他の成分と混合した後、ロータリー式打錠機(畑鉄工所製)にて直径10mmのパンチを用いて1錠あたり400mgの錠剤に成型した。
【0020】
【表4】
Figure 0003996691
打錠終了後、錠剤の表面及び上下のパンチを観察したところ、ハリツキ等の打錠障害は発生していなかった。この結果より本願発明に係る乳化粉末は脂溶性物質を高含量含有するにもかかわらず、打錠特性が極めて優れていることが明らかとなった。
【0021】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの例にとどまるものでないことは言うまでもない。
【0022】
実施例1
ステンレスビ−カ−に仕込み水(イオン交換水)250gを採り、ホモディスパ−(特殊機化工業株式会社)にて撹拌しながら加工澱粉(ピュリティガム1773)の30g、パインデックス4(松谷化学工業株式会社)240gおよびグラニュ−糖GM(三井製糖株式会社)18gの混合物を溶解した。溶解液を80℃以上30分間加熱処理後約40℃に冷却した。この液に約70℃に加温した酢酸トコフェロ−ル(エ−ザイ株式会社)306gをホモディスパ−で撹拌しながら徐々に加え、さらに10000〜12000rpmで5分間撹拌し一次処理を行った。さらにT型ホモミキサ−(特殊機化工業株式会社)にて同回転数で14分間乳化処理を行った。乳化処理後イオン交換水を150g加え混合後、スプレ−ドライヤ−(高砂熱学工業株式会社製)にて乾燥を行い乳化粉末423gを得た。
【0023】
実施例2
パインデックス4を228g、グラニュ−糖GM30gを用いた以外は実施例1と同様の操作を行い乳化粉末432gを得た。
【0024】
比較例1
仕込み水317g、加工澱粉(ピュリティガム1773)を60g、パインデックス4を210g、グラニュ−糖GM18g、乳化処理後の加水量250gを用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、乳化粉末433gを得た。
【0025】
比較例2
パインデックス4を198g、グラニュ−糖GM30gを用いた以外は比較例1と同様の操作を加え乳化粉末389gを得た。
【0026】
比較例3
仕込み水450g、加工澱粉(ピュリティガム1773)を120g、パインデックス4を150g、グラニュ−糖GM18g、乳化処理後の加水量250gを用いた以外は実施例1と同様の操作を行い、乳化粉末412gを得た。
【0027】
比較例4
パインデックス4を138g、グラニュ−糖GM30g以外は比較例3と同様の操作を加え乳化粉末411gを得た。
【0028】
実施例
仕込み水365g、加工澱粉(エマルスタ−30A)24g、パインデックス2(松谷化学工業株式会社製)46g、グラニュ−糖GM18g、乳化後の加水量235gを用いた以外は実施例1と同様の操作を加え乳化粉末463gを得た。
【0029】
比較例5
加工澱粉(ピュリテイガムBE)60g、パインデックス2を18g、トレハロ−ス60g、酢酸トコフェロ−ル459gを用いた以外は実施例と同様の操作を加え乳化粉末476gを得た。
【0030】
比較例6
パインデックス2を30g、グラニュ−糖GM30g、酢酸トコフェロ−ル489gを用いた以外は比較例5と同様の操作を加え乳化粉末gを得た。
【0031】
比較例7
加工澱粉(エマルスタ−30A)を60g、パインデックス4を68g、乳糖(局方品)60gおよび酢酸トコフェロ−ルに代えて抽出トコフェロ−ル80%含有製剤イ−ミックスA40(エ−ザイ株式会社)を400g用い、それ以外は実施例と同様の操作を加え乳化粉末401gを得た。
【0032】
比較例8
ステンレス製容器に精製水4.2Kgを入れ、プロペラ型撹拌機で撹拌しながら加工澱粉(ピュリテイガム1773)を0.5kg、パインデックス4を4.7kg、グラニュ−糖GM0.3kgの混合物を徐々に加えて溶解した。溶解液を80℃以上で30分間加熱処理後、水道水を流した容器中に浸け約40℃に冷却した。この液に約70℃に加温した酢酸トコフェロ−ル5kgをT型ホモミキサ−で撹拌しながら徐々に加え、その後30分間撹拌し一次乳化処理を行った。この処理液を約40℃に温度調整した後、加圧型ホモミキサ−(イズミ・フ−ズ・マシナリ−社製)にて400kg/cm2(一次圧50Kg/cm2)で1回パスさせ二次乳化処理を行った。加水し固形分濃度52%にて噴霧乾燥を行った。噴霧乾燥機は大川原化工機KK製スプレイドライヤ−OD−22M(デイスク形式MC−125型)を用い、回転数10000rpmにて入口温度160℃、出口温度94℃で乾燥した。収量は9.1Kgであった。
【0033】
比較例9
パインデックス4を4.5kg、グラニュ−糖GMを0.5kgを加える他は比較例8と同様の操作を行い乳化粉末を9.5kgを得た。
【0034】
比較例10
加工澱粉(ピュリテイガム1773)をピュリテイガムBEに代えた他は、比較例8と同様の操作を行い乳化粉末6.68Kgを得た。
【0035】
比較例11
加工澱粉(ピュリティガム1773)を加工澱粉(ピュリティガムBE)に代える他は比較例9と同様の操作を行い乳化粉末6.93kgを得た。
【0037】
比較例12
加工澱粉(ピュリティガム:ナショナルスターチ株式会社製)2kgとデキストリン(パインデックス#2:松谷化学株式会社製)3kgを精製水6.7kgに溶解した。これにビタミンEアセテート(エーザイ株式会社製)5kgを添加し、TKホモミキサーにより乳化後、精製水3kgを加え希釈後更に乳化機により乳化した。この乳化液を噴霧乾燥機(大川原加工機製)により入口温度160℃、排風温度90℃で噴霧乾燥し、乳化粉末を得た。この乳化粉末990gに含水二酸化ケイ素を10g添加混合し、流動性に優れた乳化粉末を得た。

Claims (9)

  1. 脂溶性物質、加工澱粉および糖類に水を加えて乳化し、該乳化液を乾燥した乳化粉末の製造方法であって、
    脂溶性物質1重量部に対し、加工澱粉が0.05〜0.098重量部であり、糖類が0.1〜9重量部である、製造方法。
  2. 乳化液の乾燥の後、さらに流動性付与物質を添加する、請求項1記載の製造方法。
  3. 加工澱粉がオクテニルコハク酸エステルである、請求項1又は2記載の製造方法。
  4. 脂溶性物質が脂溶性ビタミンである、請求項1又は2記載の製造方法。
  5. 糖類がデキストリン、水あめ、シロップ、単糖類及び二糖類から選ばれる一種以上の糖類である、請求項1又は2記載の製造方法。
  6. 流動性付与物質が二酸化ケイ素である、請求項2記載の乳化粉末の製造方法。
  7. 脂溶性物質、加工澱粉および糖類に水を加えて乳化し、該乳化液を乾燥した乳化粉末であって、
    脂溶性物質1重量部に対し、加工澱粉が0.05〜0.098重量部であり、糖類が0.1〜9重量部である、乳化粉末。
  8. 乳化液の乾燥の後、さらに流動性付与物質を添加する、請求項に記載の乳化粉末。
  9. 加工澱粉がオクテニルコハク酸エステル化澱粉である、請求項又は記載の乳化粉末。
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