JP3995632B2 - バスレフ型スピーカ装置及び該バスレフ型スピーカ装置を内蔵した映像表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バスレフ型スピーカ装置及び該バスレフ型スピーカ装置を内蔵した映像表示装置、より詳細には、小型軽量のバスレフ型スピーカ装置及び液晶表示装置(LCD)やプラズマディスプレイ装置(PDP)等の薄型表示部を備えた映像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スピーカシステムにおける低音の再生は、キャビネットによって左右されるが、キャビネットには様々な形式があり、それぞれ必要とされる音響装置の大きさや形状、システムに応じて特徴をもった音を再生する。このような音の再生を考慮したキャビネットの1つに、スピーカの背面から出た音波を積極的に利用するバスレフ型スピーカが用いられている。このバスレフ型スピーカは位相反転型とも呼ばれ、低音再生能力を高めるため、スピーカを設けたバッフル板に開口及びダクトを設け、スピーカの振動板の背面から出た音の位相を反転させ、ダクトを介して開口部から外部に放射させることにより、スピーカの振動面から全面に放射する低音特性を増強するように設計されたものである。このような位相反転型キャビネットを用いれば、スピーカユニットの実力以上の低音まで平坦に再生することができる。
【0003】
図13は、従来のバスレフ型スピーカ装置の断面図である。図13(A)において、40はバスレフ型スピーカ装置で、該バスレフ型スピーカ装置40(以下、スピーカ装置40という)は、ダクト41a,スピーカユニット42を有する。図13(B)において、スピーカ装置40は、ダクト41b,スピーカユニット42を有する。図13(A)又は(B)に示すスピーカ装置40を、例えば、液晶表示装置(LCD)やプラズマディスプレイ装置(PDP)等の薄型表示部を備えた映像表示装置に内蔵する場合、その映像表示装置本体の厚み(例えば、約10〜20cm程度)による奥行き寸法の制約があるために、内蔵するスピーカ装置40の奥行き寸法を小さくする必要がある。従って、スピーカ装置40に内蔵するダクト41a又は41bのダクト長を十分に確保することができず、バスレフ型スピーカとしての特徴ある低音効果を維持しつつ迫力ある低音を再生することが困難であった。
【0004】
上記課題を解決するために、バスレフ型スピーカ装置において、スピーカボックスを表側キャビネット及び裏側キャビネットで形成し、両方のキャビネットにそれぞれ円筒ダクトを形成することでダクト長を確保するようにしたものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。これは、第1の円筒(第1のダクト)及び第2の円筒(第2のダクト)をそれぞれ表側キャビネット及び裏側キャビネットに一体形成し、これらのキャビネットを組み合わせて筒形状のダクト構造を構成するようにしたもので、このようなダクト構造によりダクトを折り返すことができるため、ダクト長を長くとることができる。
【0005】
また、スピーカボックスを形成する壁部材の一面にダクトの長手方向側面を固定することにより、補強部材を用いないで低音特性を改善できるようにしたものが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−183976号公報
【特許文献2】
特開平6−217385号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明の場合、第1の円筒及び第2の円筒の形成方向は、スピーカボックスの奥行き方向で且つ直線状のダクト構造であるために、スピーカ装置を一定寸法以上に薄型にすることが難しく、また、ダクトが直線状に折り返す構造で且つ放音時の風圧が裏側キャビネットの壁面に直接当たる構造であるために、風切音の低減が難しいという問題があった。また、ダクト長を変更するには、スピーカボックスの表側キャビネット及び裏側キャビネットのいずれかをキャビネットごと作りかえる必要があった。
また、上記特許文献2に記載の発明の場合、ダクトの出口から風切音が発生し易いという問題は解決されていない。
【0008】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、薄型表示部を備えた映像表示装置の本体と一体化構造とすることを可能とし、その映像表示装置本体の奥行きと同程度にまで小型、薄型化が可能なバスレフ型スピーカ装置及び該スピーカ装置を内蔵した映像表示装置を提供すること、より具体的には、薄型表示部を備えた映像表示装置本体において奥行きを十分確保できない場合でも必要なダクト長を確保して十分なレベルの低音域を再生可能とすると共に、ダクト内部及び出口付近における風切音の発生を防止可能としたバスレフ型スピーカ装置及び該スピーカ装置を内蔵した映像表示装置を提供すること、を目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、第1の技術手段は、前面キャビネット及び背面キャビネットからなるスピーカボックスと、該スピーカボックス内に配設されたスピーカユニットと、該スピーカユニットの背面から出る音を位相反転させて前面に放射する筒状のダクトとを有するバスレフ型スピーカ装置において、前記スピーカユニットと前記ダクトとは前面側から見て並べて配設され、且つ、側面側から見て前記スピーカユニットの厚みと前記ダクトの厚みとが略等しく、前記ダクトは、筒状の長手方向に断面円弧状に分割した2つのダクト部材を接着することにより形成され、1又は複数の略円弧状に湾曲した湾曲部と、該湾曲部の一端又は両端に延長する直線部とを有し、前記ダクト部材のうちいずれか1つのダクト部材が前記背面キャビネット又は前記前面キャビネットの内側に固定又は一体成形され、前記直線部のうち最も長い直線部は、前記前面キャビネットと略平行に配設され、前記背面キャビネット又は前記前面キャビネットの内側に固定又は一体成形された一方の前記ダクト部材の直線部の長さは、前記ダクトを形成する他方の前記ダクト部材の直線部の長さよりも長いことを特徴としたものである。
【0010】
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記前面キャビネットは、前記湾曲部から延長した一方の直線部を前面へ突出させるためのダクト開口部を有し、前記湾曲部が前記ダクト開口部の近傍に配設されていることを特徴としたものである。
【0011】
第3の技術手段は、第2の技術手段において、前記ダクト開口部から前面へ突出させた前記一方の直線部の先端内面の口径が、前記湾曲部から延長した他方の直線部の先端内面の口径よりも大きいことを特徴としたものである。
【0012】
第4の技術手段は、第2又は第3の技術手段において、前記ダクト開口部の形状を、前記スピーカユニット開口面の方向と異なる方向にテーパ状に広げることにより、前記ダクト開口部から前面へ突出させた前記一方の直線部先端からの音の放音方向を前記スピーカユニット開口面の方向と異なる方向としたことを特徴としたものである。
【0013】
第5の技術手段は、第1乃至第4のいずれか1の技術手段におけるバスレフ型スピーカ装置を内蔵した映像表示装置を特徴としたものである。
【0014】
第6の技術手段は、第5の技術手段において、映像を表示する表示部を備えた表示部筐体を有し、該表示部筐体は、前記表示部下部の左右2ヶ所に前記バスレフ型スピーカ装置を設けると共に、筐体下部の略中央部を尖形としたことを特徴としたものである。
【0021】
上記第1乃至第6の技術手段のいずれか1によると、薄型表示部を備えた映像表示装置本体において奥行きを十分確保できない場合でも音響特性に必要なダクト長を確保して十分なレベルの低音域を再生可能とすると共に、ダクト内部及び出口付近における風切音の発生を防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のバスレフ型スピーカ装置の一例を説明するための分解図で、本発明の一実施形態であるスピーカボックスの概要を示している。本バスレフ型スピーカ装置のスピーカボックスは、スピーカユニット3を、スピーカユニット3を配設するためのスピーカ開口部7とバスレフダクト4(すなわち、ダクト部材4a及びダクト部材4bからなるダクト)の先端開口部を外部(前面)に取り出すためのダクト開口部8とを有する前面キャビネット1、及び背面キャビネット2により一体化して構成され、前面キャビネット1及び背面キャビネット2の接合面に接着剤等を塗布して固着した後に、前面キャビネット1の4ヶ所の取付穴(1a〜1d)及び背面キャビネット2の4ヶ所の取付ボス(2a〜2d)を用いて、図示しないねじ(又はビス)等の固定部材により両キャビネットが固定される。従って、背面キャビネット2は本スピーカボックスの背面壁も兼ねている。
【0023】
ここで、バスレフダクト4は、2つのダクト部材(ダクト部材4a及びダクト部材4b)からなり、本例では、ダクト部材4bを背面キャビネット2と一体成形で構成し、ダクト部材4aを単品構成としている。これらのダクト部材4a及びダクト部材4bは、その接合面同士が接着剤などの固着部材により密着固定されて筒状のバスレフダクト4を形成する。この際、ダクト部材4aを前面キャビネット1と一体成形で構成し、ダクト部材4bを単品構成としてもよい。また、いずれかのダクト部材を前面キャビネット1又は背面キャビネット2と一体成形せずに、上記した接着剤やビス止め等の固着部材により前面キャビネット1又は背面キャビネット2に固定するようにしてもよい。また、ダクト部材4a及びダクト部材4bの使用材料は、両キャビネットの使用材料と同じ樹脂系材料の他に、例えばゴム系材料を用いてもよい。また、ダクト部材の分割数は2つに限らず、複数個としてもよい。
【0024】
前面キャビネット1の外周部には、液晶テレビジョン受像機等の映像表示装置(後述)に本スピーカボックスを取り付けるための取付部5a〜5dを有する。また、6は例えばゴム部材からなる防振部材で、これらの防振部材6は各取付部5a〜5dの切り欠き部側から挿入され、各取付部5a〜5dにおいて挟持される。また、前面キャビネット1のスピーカ開口部7の周囲4ヶ所に設けた取付穴7a〜7d及びスピーカユニット3に設けた取付穴3a〜3dを用いて、図示しないねじ(又はビス)等の固定部材によりスピーカユニット3を前面キャビネット1に固定する。
【0025】
図2は、本発明に係わるスピーカボックスの側面からバスレフダクトを見た状態を示す断面図で、図中の矢印は風(音)の流れる方向を示す。図2(A)は、図1に示したバスレフダクト4の断面図について示した図である。図2(B)は、他のバスレフダクトの断面図について示した図で、本実施形態のバスレフダクト4′は、ダクト部材4a′及びダクト部材4b′の2つのダクト部材からなる。以下の説明においては図2(A)に示すバスレフダクト4を代表例として説明する。
【0026】
図1及び図2に示すように、バスレフダクト4において、ダクト長を長くとるために、ダクトの形状を直線部のみで構成するのではなく、前面キャビネット1に設けたダクト開口部8付近にかけて滑らかな略円弧状の湾曲部を設けている。すなわち、風の流れをさえぎる壁を作らない構造とするために、バスレフダクト4の内部には分離壁面(折り返し部分)を設けないようにしている。このような流線型構造とすることで、ダクト長を長くとることができると共に、ダクトの内部において風切音の発生を防止することができる。
【0027】
また、図2に示すように、スピーカボックスの厚みを薄くするために、バスレフダクト4の長手方向に最も長い直線部と、スピーカボックスの前面キャビネット1とが略平行になるように配設されている。ここで、バスレフダクト4の最も長い直線部は、スピーカボックスの前面及び背面を除く他の1つ以上の壁面に対して垂直又は平行となるように配設する構成(図1)に限らず、スピーカボックスの前面及び背面を除く他の1つ以上の壁面に対して所定の角度をもって傾斜して配設するようにしてもよい。
【0028】
本発明によると、バスレフダクトに湾曲部を設けると共に、当該ダクトを2つのダクト部材で構成し、そのダクト部材のいずれか1つを前面キャビネット又は背面キャビネットに固定又は一体成形することにより、必要なダクト長を確保しつつ、その内部にダクトを内蔵したスピーカボックスの高さ、幅、奥行きとも小さくすることができる。また、ダクト内部に折り返し構造部分が無いために、その内部において風切音の発生を防止することができる。
【0029】
また、バスレフダクト4のダクト長は、ダクト部材4aの長さを変更することで調整することができる。すなわち、図2(A)に示すように、背面キャビネット2の内側に一体成形されたダクト部材4bの直線部の長さを、ダクト部材4aの直線部の長さよりも長くしておく。このように、背面キャビネット2と一体成形するダクト部材4bのダクト長と、バスレフダクト4の直径とを所定の範囲で予め決めておくことで、音響特性に応じたダクト長の変更をダクト部材4aのダクト長を変更するだけで容易に対応することができる。これは、例えば、ダクト部材4aのダクト長(すなわち、直線部の長さ)を延長するための別のダクト部材4cを、図2(A)に示す点線部に固定するようにしてもよい。
【0030】
また、図1に示したように、バスレフダクト4の湾曲部の位置が前面キャビネット1のダクト開口部8の近傍に配設されているので、例えば、低音の音響特性を変更する場合は、スピーカボックスの大きさを変更することなく、上記湾曲部から延長する直線部の長さ(すなわち、ダクト開口部8から外部へ突出する部分の長さ)を調整して対応することが可能となる。
【0031】
また、図1及び図2に示すように、前面キャビネット1のダクト開口部8から外部(前面)へ突出させたバスレフダクト4の直線部の先端内面の口径を、上記湾曲部から延長したもう一方の直線部の先端内面の口径よりも大きくすると共に、ダクト開口部8の形状を、図1に示したテーパ部8aのように、スピーカユニット3が配設されているスピーカ開口部7の方向と異なる方向にテーパ状に広げることにより、ダクト開口部8から外部(前面)へ突出させたバスレフダクト4の直線部先端からの音の放音方向をスピーカ開口部7の方向と異なる方向になるようにする。このように構成することで、ダクト放音口付近における風圧を徐々に弱めてダクト出口付近における風切音を低減することができると共に、スピーカユニット3から出る音とバスレフダクト4から出る音とがぶつかりにくくなり、音響特性の向上を図ることができる。
【0032】
さらに、上記テーパ形状の形成方向を、スピーカユニット3が配設されているスピーカ開口部7の方向と異なる方向、すなわち、本スピーカボックスを映像表示装置に内蔵した場合の当該表示装置の中心方向(図1に示したスピーカボックスの場合、前面キャビネット1から見て右斜め下方向)としているので、映像表示装置の前面近傍に壁等がある場合でも、風のはねかえりによる映像表示装置のビビリ音を低減することができる。
【0033】
図3は、本発明のバスレフ型スピーカ装置の他の例を説明するための分解図で、本発明の他の実施形態であるスピーカボックスの概要を示している。本実施形態におけるバスレフ型スピーカ装置のスピーカボックスは、スピーカユニット3を、スピーカユニット3を配設するためのスピーカ開口部7とバスレフダクト9(すなわち、ダクト部材9a及びダクト部材9bからなるダクト)の先端開口部を外部(前面)に取り出すためのダクト開口部8とを有する前面キャビネット1、及び背面キャビネット2′により一体化して構成され、前面キャビネット1及び背面キャビネット2′の接合面に接着剤等を塗布して固着した後に、前面キャビネット1の4ヶ所の取付穴(1a〜1d)及び背面キャビネット2′の4ヶ所の取付ボス(2a′〜2d′)を用いて、図示しないねじ(又はビス)等の固定部材により両キャビネットが固定される。従って、背面キャビネット2′は本スピーカボックスの背面壁も兼ねている。尚、本実施形態のバスレフダクト9は、図1に示したバスレフダクト4と異なり、直線部を含まない湾曲部のみ、あるいは、湾曲部及び該湾曲部の一端に延長した直線部で構成されている。
【0034】
ここで、バスレフダクト9は、2つのダクト部材(ダクト部材9a及びダクト部材9b)からなり、本例では、ダクト部材9bを背面キャビネット2′と一体成形で構成し、ダクト部材9aを単品構成としている。これらのダクト部材9a及びダクト部材9bは、その接合面同士が接着剤などの固着部材により密着固定されて筒状のバスレフダクト9を形成する。この際、ダクト部材9aを前面キャビネット1と一体成形で構成し、ダクト部材9bを単品構成としてもよい。また、いずれかのダクト部材を前面キャビネット1又は背面キャビネット2′と一体成形せずに、上記した接着剤やビス止め等の固着部材により前面キャビネット1又は背面キャビネット2′に固定するようにしてもよい。また、ダクト部材9a及びダクト部材9bの使用材料は、両キャビネットの使用材料と同じ樹脂系材料の他に、例えばゴム系材料を用いてもよい。また、ダクト部材の分割数は2つに限らず、複数個としてもよい。
【0035】
図4は、本発明に係わる他のスピーカボックスの側面から他のバスレフダクトを見た状態を示す断面図で、図中の矢印は風(音)の流れる方向を示す。図4(A)は、図3に示したバスレフダクト9の断面図について示した図である。図4(B)は、他のバスレフダクトの断面図について示した図で、本実施形態のバスレフダクト9′は、ダクト部材9a′及びダクト部材9b′の2つのダクト部材からなる。
【0036】
図4(A)に示すバスレフダクト9は、ダクト長を長くとるために、そのダクト形状に直線部を含まずに、前面キャビネット1に設けたダクト開口部8付近にかけて滑らかな略円弧状の湾曲部のみで構成されている。また、図4(B)に示すバスレフダクト9′は、ダクト長を長くとるために、湾曲部と該湾曲部の一端に延長した直線部とで構成されている。すなわち、風の流れをさえぎる壁を作らない構造とするために、バスレフダクト9及びバスレフダクト9′の内部には分離壁面(折り返し部分)を設けないようにしている。このような流線型構造とすることで、ダクト長を長くとることができると共に、ダクトの内部において風切音の発生を防止することができる。
【0037】
図5は、本発明のバスレフ型スピーカ装置の他の例を説明するための分解図で、本発明の他の実施形態であるスピーカボックスの概要を示している。本バスレフ型スピーカ装置のスピーカボックスは、スピーカユニット13を、スピーカユニット13を配設するためのスピーカ開口部17とバスレフダクト14(すなわち、ダクト部材14a及びダクト部材14bからなるダクト)の先端開口部を外部に取り出すためのダクト開口部18とを有する前面キャビネット11、及び背面キャビネット12により一体化して構成され、前面キャビネット11及び背面キャビネット12の接合面に接着剤等を塗布して接着固定される。従って、背面キャビネット12は本スピーカボックスの背面壁も兼ねている。尚、本実施形態のバスレフダクト14は、図1(又は図3)に示した筒状のバスレフダクト4(又はバスレフダクト9)と異なり、蝸牛形状に構成されている。
【0038】
ここで、バスレフダクト14は、2つのダクト部材(ダクト部材14a及びダクト部材14b)からなり、本例では、ダクト部材14bを背面キャビネット12に固定して構成し、ダクト部材14aを単品構成としている。
図6は、背面キャビネット12にダクト部材14bを固定した状態を示す斜視図である。尚、ダクト部材14bを背面キャビネット12と一体成形で構成し、ダクト部材14aを単品構成としてもよい。
【0039】
これらのダクト部材14a及びダクト部材14bは、その接合面同士が接着剤などの固着部材により密着固定されて蝸牛形状のバスレフダクト14を形成する。この際、ダクト部材14aを前面キャビネット11に固定又は一体成形で構成し、ダクト部材14bを単品構成としてもよい。また、いずれかのダクト部材を前面キャビネット11又は背面キャビネット12と一体成形せずに固定する場合、上記した接着剤等の固着部材により固定するようにする。また、ダクト部材14a及び14bの使用材料は、両キャビネットの使用材料と同じ樹脂系材料の他に、例えばゴム系材料を用いてもよい。また、ダクト部材の分割数は2つに限らず、複数個としてもよい。
【0040】
前面キャビネット11の外周部には、液晶テレビジョン受像機等の映像表示装置(後述)に本スピーカボックスを取り付けるための取付部15a〜15cを有する。また、16は例えばゴム部材からなる防振部材で、これらの防振部材16は各取付部15a〜15cの切り欠き部側から挿入され、各取付部15a〜15cにおいて挟持される。また、前面キャビネット11内側のスピーカ開口部17の周囲4ヶ所に設けた取付穴17a〜17d及びスピーカボックス13に設けた取付穴13a〜13dを用いて、ねじ(又はビス)等の固定部材19によりスピーカユニット13を前面キャビネット11に固定する。
【0041】
図5に示すように、バスレフダクト14において、ダクト長を長くとるために、ダクトの形状を蝸牛形状に構成している。すなわち、風の流れをさえぎる壁を作らない構造とするために、バスレフダクト14の内部には分離壁面(折り返し部分)を設けないようにしている。このような流線型構造とすることで、ダクト長を長くとることができると共に、ダクトの内部において風切音の発生を防止することができる。
【0042】
本発明によると、バスレフダクトを蝸牛形状に構成すると共に、当該ダクトを2つのダクト部材で構成し、そのダクト部材のいずれか1つを前面キャビネット又は背面キャビネットに固定又は一体成形することにより、必要なダクト長を確保しつつ、その内部にダクトを内蔵したスピーカボックスの高さ、幅、奥行きとも小さくすることができる。また、ダクト内部に折り返し構造部分が無いために、その内部における風切音の発生を防止することができる。
【0043】
また、前面キャビネット11のダクト開口部18から外部(前面)へ突出させたバスレフダクト14の先端内面の口径を、もう一方の先端内面の口径よりも大きくすると共に、ダクト開口部18の形状を、図5に示すテーパ部18aのように、スピーカユニット13が配設されているスピーカ開口部17の方向と異なる方向にテーパ状に広げることにより、ダクト開口部18から外部(前面)へ突出させたバスレフダクト14の先端からの音の放音方向をスピーカ開口部17の方向と異なる方向になるようにする。このように構成することで、ダクト放音口付近における風圧を徐々に弱めてダクト出口付近における風切音を低減することができると共に、スピーカユニット13から出る音とバスレフダクト14から出る音とがぶつかりにくくなり、音響特性の向上を図ることができる。
【0044】
さらに、上記テーパ形状の形成方向を、スピーカユニット13が配設されているスピーカ開口部17の方向と異なる方向、すなわち、本スピーカボックスを映像表示装置に内蔵した場合の当該表示装置の中心方向(図5に示すスピーカボックスの場合、前面キャビネット11から見て右斜め下方向)としているので、映像表示装置の前面近傍に壁等がある場合でも、風のはねかえりによる映像表示装置のビビリ音を低減することができる。
【0045】
以下、本発明のスピーカボックスを映像表示装置のフロントパネルに取り付けた取り付け構造の一例について、以下に示す図7乃至図9に基づいて説明する。尚、本発明のスピーカボックスの取り付け構造における各実施形態について、図5に示したスピーカボックスを代表例として以下に説明するが、本発明は、図1又は図3に示したスピーカボックスにも同様に適用が可能であることは言うまでもない。
【0046】
図7は、本発明のスピーカボックスを映像表示装置のフロントパネルに1つずつ取り付ける際に後面から見た斜視図である。また、図8は、本発明のスピーカボックスを映像表示装置のフロントパネルに取り付ける際に前面から見た斜視図である。また、図9は、本発明のスピーカボックスを映像表示装置のフロントパネルに取り付けた状態を後面から見た斜視図である。
【0047】
図7乃至図9において、21は液晶テレビジョン受像機のフロントパネルで、本スピーカボックスは、前面キャビネット11,背面キャビネット12を有する。さらに、本スピーカボックスは、前面キャビネット11の外周部に突設して設けられた取付部15a,15b,15cを有する。また、防振部材16は各取付部15a,15b,15cの切り欠き部側からそれぞれ挿入され挟持される。また、22はテレビジョン受像機のフロントパネル21の背面側に、フロントパネル21と一体で構成されると共に内部方向に突設して設けられたボスである。23はダクト開口部18に合わせてその放音口の周囲に設けたテーパ部である。このテーパ部23は、前面キャビネット11に設けたテーパ部18aのテーパ形状に合わせた形状となっている。
【0048】
また、20は本スピーカボックスをテレビジョン受像機のフロントパネル21の背面部に設けたボス22に取付け固定するねじである。このねじ20を用いてフロントパネル21にスピーカボックスが固定された後に、テレビジョン受像機の図示しないバックパネルがフロントパネル21に取り付けられる。尚、本発明の課題に係わらないねじやボスは図示していないものとする。
【0049】
スピーカボックスの前面キャビネット11の外周部に設けた上記それぞれ3つの取付部15a〜15cの形状は、先端部を内側に凹状に切り欠いた形状とし、各取付部15a〜15cには、防振部材16(本実施例ではゴムブッシュを使用)が凹状部分に挿入固定されている。これらの防振部材16を各取付部15a〜15cに固定して設けることでスピーカボックスの振動が各取付部15a〜15cを通じてテレビジョン受像機の筐体へ伝導するのを抑制している。本実施例では防振部材の材料にゴムを用いたが、例えばシリコンゴム等を好適に用いることができる。また、防振部材はこれに限定されるものではなく、例えば、ばね、板ばねや、ウレタン等の各種弾性材料を用いてもよい。
【0050】
図10は、本発明のバスレフ型スピーカ装置を内蔵した映像表示装置の一例を示す正面図である。図10(A)は、映像表示装置単体の一例を示す正面図で、図中、30は映像表示装置で、該映像表示装置30は、フロントパネル31,映像を表示するための表示部32,ダクト開口部18に合わせてその放音口の周囲に設けたテーパ部33を有し、本発明のスピーカボックスが表示部32の下部左右2ヶ所にそれぞれ配設されている。また、図10(B)は、映像表示装置30をスタンドで支持した状態の一例を示す正面図で、映像表示装置30は、フロントパネル31,映像を表示するための表示部32,テーパ部33,さらにスタンド34を有し、本発明のスピーカボックスが表示部32の下部左右2ヶ所にそれぞれ配設されている。尚、テーパ部33は、前面キャビネット11に設けたテーパ部18aのテーパ形状に合わせた形状となっている。
【0051】
また、図11は、本発明のスピーカボックスを図10に示した映像表示装置30のフロントパネル31に取り付けた状態を後面から見た斜視図である。図12は、本発明のスピーカボックスを図10に示した映像表示装置30のフロントパネル31に取り付ける際に前面から見た斜視図である。
【0052】
図10乃至図12に示したように、本実施形態の映像表示装置30は、フロントパネル31の下部中央部31aを尖形としている。これについて、例えば、図5に示したスピーカボックスを代表例として説明する。
図5において、本スピーカボックスの前面キャビネット11におけるダクト開口部18に設けたテーパ部18aのように、バスレフダクト14の放音口の形状をテーパ状に徐々に広げる形状としているので、バスレフダクト14の出口における風切音を低減すると共に、テーパ部18aの放音方向を斜め下方向、すなわち、映像表示装置30の中心方向に向くように形成している。従って、上記テーパ部18aの形状に合わせてフロントパネル31の下部中央部31aを尖った形状としている。これにより、映像表示装置30に薄型のスピーカボックスを搭載できる形状とすると共に、バスレフダクト14からの放音を前面に放出するのではなく、斜め下方向に放出し、映像表示装置30の前面近傍に壁等があっても、風のはねかえりによるビビリ音を低減することが可能となる。
【0053】
ここで、テーパ部18aを前面キャビネット11におけるダクト開口部18に設ける代わりに、スピーカユニット13のスピーカ開口部17に設けてもよいし、あるいはダクト開口部18とスピーカ開口部17の両方に設けて、それぞれ放音方向を変えるようにしてもよい。また、フロントパネル31に設けるスピーカユニットやダクト数、及びそれらの取り付け位置によりそれぞれ設定する放音方向に応じてテーパ部を設ける箇所を選択してもよい。
【0054】
【発明の効果】
本発明によると、薄型表示部を備えた映像表示装置本体において奥行きを十分確保できない場合でも、薄型スピーカボックスを搭載することができ、必要なダクト長を確保して十分なレベルの低音域を再生可能とすると共に、ダクト内部に折り返し構造部分を無くしたため、ダクト内部及び出口付近における風切音の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバスレフ型スピーカ装置の一例を説明するための分解図である。
【図2】本発明に係わるスピーカボックスの側面からバスレフダクトを見た状態を示す断面図である。
【図3】本発明のバスレフ型スピーカ装置の他の例を説明するための分解図である。
【図4】本発明に係わる他のスピーカボックスの側面から他のバスレフダクトを見た状態を示す断面図である。
【図5】本発明のバスレフ型スピーカ装置の他の例を説明するための分解図である。
【図6】背面キャビネットにダクト部材を固定した状態を示す斜視図である。
【図7】本発明のスピーカボックスを映像表示装置のフロントパネルに左右1つずつ取り付ける際に後面から見た斜視図である。
【図8】本発明のスピーカボックスを映像表示装置のフロントパネルに取り付ける際に前面から見た斜視図である。
【図9】本発明のスピーカボックスを映像表示装置のフロントパネルに取り付けた状態を後面から見た斜視図である。
【図10】本発明のバスレフ型スピーカ装置を内蔵した映像表示装置の一例を示す正面図である。
【図11】本発明のバスレフ型スピーカ装置を図10に示した映像表示装置のフロントパネルに取り付けた状態を後面から見た斜視図である。
【図12】本発明のスピーカボックスを図10に示した映像表示装置のフロントパネルに取り付ける際に前面から見た斜視図である。
【図13】従来のバスレフ型スピーカ装置の断面図である。
【符号の説明】
1,11…前面キャビネット、1a〜1d,3a〜3d,7a〜7d,13a〜13d,17a〜17d…取付穴、2,2′,12…背面キャビネット、2a〜2d,2a′〜2d′…取付ボス、3,13…スピーカユニット、4,4′,9,9′,14…バスレフダクト、4a,4b,4c,4a′,4b′,9a,9b,9a′,9b′,14a,14b…ダクト部材、5a〜5d,15a〜15c…取付部、6,16…防振部材、7,17…スピーカ開口部、8,18…ダクト開口部、8a,18a,23,33…テーパ部、19…固定部材、20…ねじ、21,31…フロントパネル、22…ボス、30…映像表示装置、31a…下部中央部、32…表示部、34…スタンド。
Claims (6)
- 前面キャビネット及び背面キャビネットからなるスピーカボックスと、該スピーカボックス内に配設されたスピーカユニットと、該スピーカユニットの背面から出る音を位相反転させて前面に放射する筒状のダクトとを有するバスレフ型スピーカ装置において、
前記スピーカユニットと前記ダクトとは前面側から見て並べて配設され、且つ、側面側から見て前記スピーカユニットの厚みと前記ダクトの厚みとが略等しく、
前記ダクトは、筒状の長手方向に断面円弧状に分割した2つのダクト部材を接着することにより形成され、
1又は複数の略円弧状に湾曲した湾曲部と、該湾曲部の一端又は両端に延長する直線部とを有し、前記ダクト部材のうちいずれか1つのダクト部材が前記背面キャビネット又は前記前面キャビネットの内側に固定又は一体成形され、
前記直線部のうち最も長い直線部は、前記前面キャビネットと略平行に配設され、
前記背面キャビネット又は前記前面キャビネットの内側に固定又は一体成形された一方の前記ダクト部材の直線部の長さは、前記ダクトを形成する他方の前記ダクト部材の直線部の長さよりも長いことを特徴とするバスレフ型スピーカ装置。 - 請求項1に記載のバスレフ型スピーカ装置において、前記前面キャビネットは、前記湾曲部から延長した一方の直線部を前面へ突出させるためのダクト開口部を有し、前記湾曲部が前記ダクト開口部の近傍に配設されていることを特徴とするバスレフ型スピーカ装置。
- 請求項2に記載のバスレフ型スピーカ装置において、前記ダクト開口部から前面へ突出させた前記一方の直線部の先端内面の口径が、前記湾曲部から延長した他方の直線部の先端内面の口径よりも大きいことを特徴とするバスレフ型スピーカ装置。
- 請求項2又は3に記載のバスレフ型スピーカ装置において、前記ダクト開口部の形状を、前記スピーカユニット開口面の方向と異なる方向にテーパ状に広げることにより、前記ダクト開口部から前面へ突出させた前記一方の直線部先端からの音の放音方向を前記スピーカユニット開口面の方向と異なる方向としたことを特徴とするバスレフ型スピーカ装置。
- 請求項1乃至4のいずれか1に記載のバスレフ型スピーカ装置を内蔵した映像表示装置。
- 請求項5に記載の映像表示装置において、映像を表示する表示部を備えた表示部筐体を有し、該表示部筐体は、前記表示部下部の左右2ヶ所に前記バスレフ型スピーカ装置を設けると共に、筐体下部の略中央部を尖形としたことを特徴とする映像表示装置。
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