JP3993602B2 - 振動ジャイロの音叉型振動子搭載構造 - Google Patents

振動ジャイロの音叉型振動子搭載構造 Download PDF

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Description

本発明は、多脚を有する音叉型振動子をパッケージへ収容してなる音叉型振動ジャイロに関し、特に音叉型振動子をパッケージへ搭載する振動子搭載構造に関する。
多脚を有するこの種の音叉型振動ジャイロは、特許文献1又は特許文献2に記載されている。特許文献1及び特許文献2には、駆動脚および検出脚を胴部で結合してなり、駆動脚および検出脚がそれぞれ3本の脚でなる構造の音叉型振動ジャイロが提案されている。特許文献1又は特許文献2に記載の音叉型振動ジャイロの基本構造及びその作動を、図15を参照して説明する。図15(A)は音叉型振動ジャイロに対する回転の入力がないときの状態を表し、図15(B)は音叉型振動ジャイロに対し回転の入力があるときの状態を表す。図において、111a,111bは励振用駆動脚(特許文献1における励振用駆動側アーム)、112a,112bは振動用検出脚(特許文献1における振動用検出側アーム)である。励振用駆動脚111a及び111bは、互いに対をなし、逆位相で振動する。励振用駆動脚111a及び111bは、駆動脚(特許文献1では、駆動側アーム)111と称する。振動用検出脚112a及び112bは、互いに対をなし、逆位相で振動する。振動用検出脚112a及び112bは、検出脚(特許文献1では、検出側アーム)112と称する。胴部10は、直方体であり、その平面形(上面10aの形)は正方形である(正方形である必要は必ずしもない)。胴部10における各面は、上面を符号10aで現し、底面(図に現れていない)を符号10bで現し、一方の端面を符号10cで現し、他方の端面(図に現れていない)を符号10dで現し、一方の側面を符号10eで現し、他方の側面(図に現れていない)を符号10fで現すこととする。上面10a及び底面10bを主面と称する。なお、特許文献1及び特許文献2の音叉型振動ジャイロには、励振用駆動脚111a及び111bの間に1つの非励振用駆動脚(特許文献1における非励振用駆動側アーム)が設けてあり、また振動用検出脚112a及び112bの間に1つの非振動用検出脚(特許文献1における非振動用検出側アーム)が設けてあるが、非励振用駆動脚および非振動用検出脚は、振動の安定化のために設けてあり、原理説明においては必要でないので、図15の音叉型振動ジャイロでは省略した。
胴部10、励振用駆動脚111a及び111b並びに振動用検出脚112a及び112bは、1つの圧電単結晶体でなり、一枚の板状の圧電単結晶から切り出された形をなす。圧電単結晶としては、水晶、ニオブ酸リチウム、ランガサイト等がある。胴部10、励振用駆動脚111a,111b及び振動用検出脚112a,112bの厚みは同一である。励振用駆動脚111a及び111bが励振されていない状態、即ち静止状態では、励振用駆動脚111a,111bの軸及び振動用検出脚112a,112bの軸は、胴部10の端面10c及び10dにそれぞれ垂直である。励振用駆動脚111a及び振動用検出脚112aの軸は同一の軸線上にある。同様に、励振用駆動脚111b及び振動用検出脚112bの軸も同一の軸線上にある。また、胴部10の重心を通り、側面10eに平行な面に関し、励振用駆動脚111a及び111bは対称であり、また振動用検出脚112a及び112bも対称である。励振用駆動脚111a,111b及び振動用検出脚112a,112bには駆動用電極及び検出用電極がそれぞれ設けてある(これら電極の図示は省略されている。)
このような図15の構造の音叉型振動ジャイロにおける駆動用電極に励振用の交流電圧を印加すると、励振用駆動脚111a及び111bは、上面10aに平行な平面内において互いに反対方向に、即ち逆位相に、振動する。この振動が、音叉型振動ジャイロにおける駆動振動である。駆動振動は、胴部10の主面(上面10a及び底面10b)に平行な平面内における振動であり、このような主面に平行な平面内における振動を面内振動と称する。面内振動は、図15(A)において矢印Ha及びHbで現してある。この状態で、角速度ωの回転が図(B)の→方向に入力されると、励振用駆動脚111a及び111bにはコリオリ力が作用し、それぞれコリオリ振動Ca及びCbが生じる。コリオリ振動Ca及びCbは、胴部10の主面に直交する方向の振動であり、その位相は互いに逆である。胴部10の主面に直交する方向の振動を面垂直振動と称する。
胴部10は、板状であるので、その主面に平行な方向の振動、即ち面内振動に対しては極めて高い剛性を有し、他方主面に直交する方向の振動、即ち面垂直振動に対しては相対的の低い剛性を示す。そこで、励振用駆動脚111a,111bに生じる振動のうちで、面内振動である駆動振動Ha及びHbは、振動用検出脚112a,112bには殆ど伝搬せず、他方面垂直振動であるコリオリ振動Ca及びCbは高い効率で振動用検出脚112a,112bに伝搬する。振動用検出脚112a及び112bに伝搬したコリオリ振動が、音叉型振動ジャイロにおける検出振動Da及びDbである。音叉型振動ジャイロでは、検出振動Da及びDbを検出用電極で電気信号に変換することにより、角速度ωが検出される。
音叉型振動ジャイロでは、振動用検出脚112a,112bに現れる駆動振動成分がノイズであり、検出振動(Da,Db)が信号である。そこで、振動用検出脚112a,112bにおける検出振動成分(Da,Db)に対する駆動振動成分の比が信号対雑音比(S/N比)となるので、角速度ωを高い精度で検出するには、振動用検出脚112a,112bに漏れ、現れる駆動振動成分を低減する必要がある。振動用検出脚112a,112bに漏れる駆動振動成分は、信号成分[検出振動成分(Da,Db)]に対するバイアスとなり、このバイアスが不安定であれば、角速度ωの検出精度は低下する。
特許文献1および特許文献2の音叉型振動ジャイロでは、石英ガラス製の支持部材(特許文献1における保持体)によって音叉型振動子をその重心で支持している。その重心は、胴部の中央にある。
特開2001‐255152 特開2001‐208545 特開平06‐123633 特開平11‐173857
音叉型振動ジャイロでは、振動子をパッケージに搭載する振動子搭載構造の採用は不可避である。特許文献1及び2では、音叉型振動子の重心に円柱型の支持部材を接着剤等で固着し、振動子を支持する構造が示されている。特許文献1及び2の音叉型振動ジャイロで採用されている振動子搭載構造は、片持ち構造の一点支持形式なので、搭載構造全体の剛性が低く、変形等に対する外力の許容値が小さい。そこで、組立て工程のワイヤボンディング作業の際に及ぼされる外力等が、前記搭載構造の許容値を超えて作用すると、搭載構造は容易に変形または破壊されるので、組立て精度が低下するとともに、作業性が悪く生産性が阻害される。
また、特許文献1及び2の音叉型振動ジャイロで採用されている振動子搭載構造では、振動子は大きな自由度を持っているので、振動ジャイロとして有用な駆動モードと検出モードの他に、これらより低周波数の各種振動モードが現れることがあり、振動ジャイロの検出雑音の一因となっている。図11乃至図14は、コンピュータシミュレーションにより描いた図であり、駆動モードと検出モードの他に現れる低周波数の各種振動モードで振動する振動子の様子を示す。図11乃至図14の音叉型振動子1は、胴部10、駆動脚11および検出脚12でなる。図11乃至図14の各種振動モードを抑制するには、振動子自体の形状設計に該振動モード抑止策を盛り込んでおかなければならない、という不便さがある。
特許文献3では、幅の広い開口部を形成し、弾性を持ったC字状支持フレームを備え、音叉型振動子底面の微小振動変位領域で左右外側の2点において、前記支持フレーム先端と前記振動子底面を突合せ溶接する形式の両持ち式支持構造が提案されている。特許文献3には、振動子全体の振動および外部振動の振動子への伝播を最小限に抑制することができ、組立ての容易な振動ジャイロである旨の説明がある。しかしながら、圧電結晶は溶接ができないので、圧電結晶で振動子を構成する振動ジャイロには、特許文献3の音叉型振動ジャイロの振動子搭載構造は適用できない。
そこで、本発明の目的は、外力付加に対して音叉型振動子搭載構造全体の剛性を充分に大きくでき、この剛性の大きさによりジャイロ組み立ての際に振動子が傾く等の作業性の悪さを抑制でき、あわせて無用な音叉型振動子振動モードが抑制され、接着剤にて振動子胴部に固着可能な振動子搭載構造の提供にある。
前述の課題を解決するために本発明は次の手段を提供する。
(1)駆動脚及び検出脚を胴部で連結してなる音叉型の振動子とパッケージと支持部材とを備え、
前記駆動脚は、互いに平行に配列された2本の励振用駆動脚および該両励振用駆動脚の間にこれら両励振用駆動脚に平行に配列された1本の非励振用駆動脚でなり、
前記検出脚は、互いに平行に配列された2本の振動用検出脚および該両振動用検出脚の間にこれら両振動用検出脚に平行に配列された1本の非振動用検出脚でなり、
前記非励振用駆動脚および前記非振動用検出脚は軸線を互いに共通にし、
前記支持部材は互いに平行な第1及び第2の平面を有し、該第1の平面を前記胴部の底面における支持部材固着領域に接着により固着し、該第2の平面を前記パッケージに固着し、該支持部材でもって該パッケージに対し該振動子を支持することにより、該振動子を該パッケージに搭載する音叉型振動ジャイロの音叉型振動子搭載構造において、
前記振動子が駆動モード又は検出モードにあるときに前記底面における振動変位が振動ノードに相当する程に微小である領域を微小振動変位領域とするとき、前記支持部材固着領域を該微小振動変位領域内に設け、
前記非励振用駆動脚および前記非振動用検出脚の前記軸線の方向を第1の方向とし、該第1の方向に直交する方向を第2の方向とするとき、前記支持部材固着領域は、該第1および第2の方向にそれぞれ細長い第1および第2の矩形を交叉させた十字形をなし、
前記第1の矩形は、前記第1の方向における前記胴部の両端面にまで少なくとも及び
前記第2の矩形は、前記第2の方向における前記胴部の両側面にまで及んでいる
ことを特徴とする振動子搭載構造。
(2)3本の脚を胴部で連結してなる3脚式音叉型振動子とパッケージと支持部材とを備え、
前記3本の脚は、1本の中央の脚と、該中央の脚を中心にして左右に等間隔に、互いに平行に配列された2本の脚とでなり、
前記支持部材は互いに平行な第1及び第2の平面を有し、該第1の平面を前記胴部の底面における支持部材固着領域に接着により固着し、該第2の平面を前記パッケージに固着し、該支持部材でもって該パッケージに対し該振動子を支持することにより、該振動子を該パッケージに搭載する音叉型振動ジャイロの音叉型振動子搭載構造において、
前記振動子が駆動モード又は検出モードにあるときに前記底面における振動変位が振動ノードに相当する程に微小である領域を微小振動変位領域とするとき、前記支持部材固着領域を該微小振動変位領域内に設け、
前記中央の脚の軸線の方向を第1の方向とし、該第1の方向に直交する方向を第2の方向とするとき、前記支持部材固着領域は、該第1の方向に細長い第1の矩形の端を該第2の方向に細長い第2の矩形の中央に当接したT字形をなし、
前記第2の矩形は、前記第2の方向における前記胴部の両側面にまで及び、
前記第1の矩形における前記脚側の端は、前記第1の方向における前記胴部の一端面にまで及び、
前記第1の矩形における前記脚とは反対側の端は、前記第2の矩形における該脚側の側面の中央に当接している
ことを特徴とする振動子搭載構造。
(3)駆動脚及び検出脚を胴部で連結してなる音叉型の振動子とパッケージと支持部材とを備え、
前記駆動脚は、互いに平行に配列された2本の励振用駆動脚および該両励振用駆動脚の間にこれら両励振用駆動脚に平行に配列された1本の非励振用駆動脚でなり、
前記検出脚は、互いに平行に配列された2本の振動用検出脚および該両振動用検出脚の間にこれら両振動用検出脚に平行に配列された1本の非振動用検出脚でなり、
前記非励振用駆動脚および前記非振動用検出脚は軸線を互いに共通にし、
前記支持部材は互いに平行な第1及び第2の平面を有し、該第1の平面を前記胴部の底面における支持部材固着領域に接着により固着し、該第2の平面を前記パッケージに固着し、該支持部材でもって該パッケージに対し該振動子を支持することにより、該振動子を該パッケージに搭載する振動子搭載構造を備える音叉型振動ジャイロにおいて、
前記振動子が駆動モード又は検出モードにあるときに前記底面における振動変位が振動ノードに相当する程に微小である領域を微小振動変位領域とするとき、前記支持部材固着領域は該微小振動変位領域内に設け、
前記非励振用駆動脚および前記非振動用検出脚の前記軸線の方向を第1の方向とし、該第1の方向に直交する方向を第2の方向とするとき、前記支持部材固着領域は、該第1および第2の方向にそれぞれ細長い第1および第2の矩形を交叉させた十字形をなし、
前記第1の矩形は、前記第1の方向における前記胴部の両端面にまで少なくとも及び
前記第2の矩形は、前記第2の方向における前記胴部の両側面にまで及んでいる
ことを特徴とする音叉型振動ジャイロ。
(4)3本の脚を胴部で連結してなる3脚式音叉型振動子とパッケージと支持部材とを備え、
前記3本の脚は、1本の中央の脚と、該中央の脚を中心にして左右に等間隔に、互いに平行に配列された2本の脚とでなり、
前記支持部材は互いに平行な第1及び第2の平面を有し、該第1の平面を前記胴部の底面における支持部材固着領域に接着により固着し、該第2の平面を前記パッケージに固着し、該支持部材でもって該パッケージに対し該振動子を支持することにより、該振動子を該パッケージに搭載する振動子搭載構造を備える音叉型振動ジャイロにおいて、
前記振動子が駆動モード又は検出モードにあるときに前記底面における振動変位が振動ノードに相当する程に微小である領域を微小振動変位領域とするとき、前記支持部材固着領域は該微小振動変位領域内に設け、
前記中央の脚の軸線の方向を第1の方向とし、該第1の方向に直交する方向を第2の方向とするとき、前記支持部材固着領域は、該第1の方向に細長い第1の矩形の端を該第2の方向に細長い第2の矩形の中央に当接したT字形をなし、
前記第2の矩形は、前記第2の方向における前記胴部の両側面にまで及び、
前記第1の矩形における前記脚側の端は、前記第1の方向における前記胴部の一端面にまで及び、
前記第1の矩形における前記脚とは反対側の端は、前記第2の矩形における該脚側の側面の中央に当接している
ことを特徴とする音叉型振動ジャイロ。
上記本発明によれば、支持部材固着領域が十字形又はT字形となる支持部材で振動子を支持することによる搭載構造全体の剛性増大により、ワイヤボンディング時等に発生し易い外力による振動子傾き変形を防止し、ひいては組み立て精度安定化と生産性の向上とを可能にする振動子搭載構造が提供できる。さらに、本発明によれば、ジャイロとして利用価値のない、すなわち無用な、各種振動モードを抑制できるから、音叉型振動子自体の設計への制約であった、前記の無用な振動モードを顧慮する必要がなくなり、従来よりも合理的な振動子設計が可能となる。また、本発明の振動子搭載構造は、支持部材と振動子底面との固着を接着剤による接着で可能にし、溶接による固着を要しないので、振動子が圧電結晶でなる音叉型振動ジャイロにも適用できる。
次に本発明の実施の形態を挙げ、図面を参照し、本発明を一層具体的に説明する。 図1乃至図10において、1は音叉型振動子、1aは音叉型振動子1における支持部材固着領域、2は直交梁形支持部材、3はパッケージ基板、10は胴部、11は駆動脚、12は検出脚である。
図1は、支持部材で支持しない状態、すなわち何物によっても拘束されない状態、に振動子1を置いて、駆動モードで振動させたときにおける振動子1の形状および振動変位をコンピュータシミュレーションにより描いた斜視図である。図2は、図1と同じ状態における振動子1の形状および振動変位をコンピュータシミュレーションにより描いた平面図である。また、図3は、支持部材で支持しない状態、すなわち何物によっても拘束されない状態(図1と同じ状態)、に振動子1を置いて、検出モードで振動させたときにおける振動子1の形状および振動変位をコンピュータシミュレーションにより描いた斜視図である。図4は、図3と同じ状態における振動子1の形状および振動変位をコンピュータシミュレーションにより描いた平面図である。ただし、図2及び図4には、後に詳しく説明する支持部材固着領域1aが付加して描いてある。図1乃至図4において、振動変位の大きさは色の濃さで表されており、濃い灰色領域10xは胴部10内において振動変位が大きい領域であり、明るい領域10nは胴部10内において振動変位が微小な領域である。
図1乃至図4において、音叉型振動子1における駆動脚11は、図15の駆動脚111における励振用駆動脚111a,111bに対応する励振用駆動脚11a,11bに加え、非励振用駆動脚11cを備える。同様に、音叉型振動子1における検出脚12は、図15の検出脚112における振動用検出脚112a,112bに対応する振動用検出脚12a,12bに加え、非振動用検出脚12cを備える。非励振用駆動脚11c及び非振動用検出脚12cは、特許文献1及び2の音叉型振動ジャイロにも非励振用駆動側アーム及び非振動用検出側アームとして設けてあるものである。
振動ジャイロとして有用な振動モードは、前記駆動モード振動と前記検出モード振動だけである。これら二つの振動モードにおいて、振動ノードと看做せる位に振動変位が小さい底面10bの部分領域10nに支持部材2が固着支持されるときは、支持部材2による拘束が振動子1の振動に及ぼす影響は小さい。そこで、図1のパターンと図3のパターンとを重ねたパターンで見ることにより、図2および図4に示すように、底面10bの部分領域10nにおける十字形の微小変位領域が支持部材固着領域1aとして設定可能となることが分かる。
図5(A)は、本発明の第1の実施の形態である振動子搭載構造を有する音叉型振動ジャイロを示す分解斜視図である。また図5(B)は、本発明の第2の実施の形態である振動子搭載構造を有する音叉型振動ジャイロを示す分解斜視図である。図5(A)及び図5(B)における振動子1は、図1乃至図4に示した振動子1であり、胴部10、駆動脚11および検出脚12でなる。駆動脚11は励振用駆動脚11a,11b及び非励振用駆動脚11cでなる。検出脚12は振動用検出脚11a,11b及び非振動用検出脚12cでなる。厚さ0.4mmの圧電材料(例えば水晶)製の板材から研磨などで切り出して製作できる。非励振用駆動脚11cおよび非振動用検出脚12cの軸を通る方向が振動子1の長手方向である。胴部10は縦横4mm、駆動脚11および検出脚12の各脚はそれぞれ長さ6mm、幅0.4mmである。駆動振動および検出振動の振動数は僅かに相違するが、約7kHzである。駆動脚11における駆動振動の振幅は10乃至100nmであり、検出脚12における検出振動の振幅は約10nmである。
これら第1及び第2の実施の形態において、支持部材2は、直交した梁状の部材であるから、以後の説明では直交梁形支持部材2とも称することとする。直交梁形支持部材2は、前記十字形の微小変位領域に沿った形状の支持部材固着領域1a(図2及び図4に示した振動子1の底面10b上の部分領域)で振動子1に固着されている。図5(A)の音叉型振動ジャイロ(第1の実施の形態)では、支持部材固着領域1aが非励振用駆動脚11cと胴部10と非振動用検出脚12cとの各底面に及んでおり、図5(B)の音叉型振動ジャイロ(第2の実施の形態)では、支持部材固着領域1aが胴部10の底面10bの中に限定されている。直交梁形支持部材2は厚さ1mmである。直交梁形支持部材2における直交する縦および横の各梁の幅は0.1乃至0.3mmである。
図5(A)および(B)には、音叉型振動子1、直交梁形支持部材2およびパッケージ基板3が分解して示してある。音叉型振動子1、直交梁形支持部材2およびパッケージ基板3が組み合わされた状態では、支持部材2の上面は音叉型振動子1の胴部10の底面10bの支持部材固着領域1aに接着剤で固着され、支持部材2の下面はパッケージ基板3の上面に接着剤で固着されている。符号1,2,3の部材が結合された構造では、直交梁形支持部材2が、パッケージ基板3の上面を支点として、音叉型振動子1の固着領域1aを支持しており、音叉型振動子1は直交梁形支持部材2を介してパッケージ基板3に搭載された状態にある。
図6は、駆動モードで振動するときの図5(A)の実施の形態をコンピュータシミュレーションにより描いた斜視図であり、振動子1が直交梁形支持部材2の拘束を受けることなく駆動モードで振動することを示している。
図7は、検出モードで振動するときの図5(A)の実施の形態をコンピュータシミュレーションにより描いた斜視図であり、振動子1が直交梁形支持部材2の拘束を受けることなく検出モードで振動することを示している。
図8は、本発明の第3の実施の形態である振動子搭載構造を有する3脚式音叉型振動ジャイロを示す分解斜視図である。この3脚式音叉型振動ジャイロは、3脚式音叉型振動子5、T字形支持部材6およびパッケージ基板3を備えてなる。3脚式音叉型振動子5は胴部20および脚13でなる。T字形支持部材6は、3脚式音叉型振動子5の胴部20の底面(この底面を、後に説明するように、符号20bで表すこととする)とパッケージ基板3の上面とに接着剤で固着される。
図9(A)は、支持部材で支持しない状態、すなわち何物によっても拘束されない状態に図8の3脚式音叉型振動子5を置いて、駆動モードで振動させたときにおける3脚式音叉型振動子5の形状および振動変位をコンピュータシミュレーションにより描いた平面図である。図9(B)は、同図(A)の状態における3脚式音叉型振動子5の形状をコンピュータシミュレーションにより描いた斜視図である。また、図10(A)は、支持部材で支持しない状態、すなわち何物によっても拘束されない状態(図9と同じ状態)、に図8の3脚式音叉型振動子5を置いて、検出モードで振動させたときにおける3脚式音叉型振動子5の形状および振動変位をコンピュータシミュレーションにより描いた平面図である。図10(B)は、同図(A)の状態における3脚式音叉型振動子5の形状をコンピュータシミュレーションにより描いた斜視図である。ただし、図9及び図10では、3脚式音叉型振動子5は、図8とは上下を反転して、すなわち図8の状態を裏返して描いてある。そこで、図8における3脚式音叉型振動子5の胴部20の底面を符号20bで表せば、図9及び図10では胴部20の底面20bは上側となる。図9(A)及び図10(A)には、支持部材固着領域5aが、胴部20の底面20bに付加して描いてある。図9(A)及び図10(A)において、振動変位の大きさは色の濃さで表されており、濃い灰色領域20xは胴部20内において振動変位が大きい領域であり、明るい領域20nは胴部20内において振動変位が微小な領域である。
振動ジャイロとして有用なモードは前記駆動モード振動と前記検出モード振動だけである。これら二つのモード振動において、振動ノードと看做せる位に振動変位が小さい底面20bの部分領域20nで振動子5が固着支持されるときは、振動子5の振動が支持部材6によって拘束されることはほとんどない。そこで、図9(A)のパターンと図10(A)のパターンとを重ねたパターンを見れば、底面20bの部分領域20nの中でT字形の微小変位領域が支持部材固着領域5aとして設定可能となることが分かる。そこで、図8の第3の実施の形態では、そのT字形の支持部材固着領域5aに固着可能なT字形支持部材6で、3脚式音叉型振動子5を支持する構造を採用している。
前述のとおり、特許文献1及び2の音叉型振動ジャイロで採用されている振動子搭載構造では、振動子は大きな自由度を持っているので、振動ジャイロとして有用な駆動モードと検出モードの他に、図11乃至図14の各種振動モードが現れ、振動ジャイロの検出雑音の一因となる。図5(A)、図5(B)及び図8に夫々示した本発明の第1、第2および第3の実施の形態の振動子搭載構造では、所定の駆動振動モードおよび検出振動モードにおいて変位が微小な領域10nまたは20n内で直交梁形支持部材2またはT字形支持部材6を振動子に夫々固着させ、振動子を支持するので、支持部材は所定の駆動振動モードおよび検出振動モードでは振動子の振動を拘束することはほとんどない。しかしながら、所定の駆動振動モードおよび検出振動モードにおいて変位が微小な領域10nまたは20nは、図11乃至図14の各種振動モードでは微小変位領域ではない。そこで、本発明の第1、第2および第3の実施の形態の振動子搭載構造では、直交梁形支持部材2またはT字形支持部材6により振動子が拘束を受けるので、図11乃至図14の各種振動モードの振動は現れない。
また、直交梁形支持部材2およびT字形支持部材6は、厚みは1mm、梁部材の幅0.1〜0.3mmであるが、十字形またはT字形の搭載構造は大きな剛性を示す。そこで、本発明の第1乃至第3の実施の形態では、ワイヤーボンダー等による組立作業、その他の作業時の外力付加による振動子搭載構造の変形や破損を防止することができる。
図5、図8の実施の形態では音叉型振動子1を構成する圧電結晶材料として水晶を用いた。水晶等の圧電単結晶は、溶接方法が確立されていない材料であるが、本実施の形態の製造における振動子の成形は、溶接を要する工程がないので、本実施の形態は容易に実現できる。
なお、以上には本発明の実施の形態を、図面を参照して、具体的に説明したが、本発明がこれらの実施の形態に限定されるものでないことは勿論である。例えば、図5(A)に示した本発明の第1の実施の形態では、直交梁形支持部材2の厚みは1mm、幅は0.1〜0.3mmとし、直交梁形支持部材2の厚みを幅より大きくした。しかしながら、直交梁形支持部材2の底面(本発明における第2の平面に対応)はパッケージ基板3(本発明におけるパッケージに対応)の上面に固着されるので、直交梁形支持部材2は厚み方向、即ちパッケージ基板3の上面に直交する方向に大きな曲げ応力を受けることはない。そこで、直交梁形支持部材2(本発明の支持部材に対応)において厚みが幅より大きいことは、必須の要件ではない。また、本発明の支持部材の第1及び第2の平面は振動子およびパッケージにそれぞれ固着されるが、それら第1及び第2の平面の全面が振動子およびパッケージに固着される必要は必ずしもない。例えば、第1及び第2の平面が十字型であるとき、支持部材が該十字型の中心および4箇所の端部でだけ振動子およびパッケージにそれぞれ固着された構造でも、本発明は実施できる。
支持部材で支持しない状態における振動子の駆動モード振動を説明する振動子の斜視図であり、振動変位の大きさを色の濃さで表している。 図1と同じ状態における振動子の駆動モード振動を説明する振動子の平面図であり、振動変位の大きさを色の濃さで表し、この変位パターンに適合した直交梁形支持部材の固着領域を符号1aで示している。 支持部材で支持しない状態における振動子の検出モード振動を説明する振動子の斜視図であり、振動変位の大きさを色の濃さで表している。 図3と同じ状態における振動子の検出モード振動を説明する振動子の平面図であり、振動変位の大きさを色の濃さで表し、この変位パターンに適合した直交梁形支持部材の固着領域を符号1aで示している。 本図(A)及び(B)は、本発明の第1及び第2の実施の形態の振動子搭載構造を有する音叉型振動ジャイロをそれぞれ示す分解斜視図である。 図5(A)の音叉型振動ジャイロが駆動モード振動をするときの形状を強調して現した斜視図である。 図5(A)の音叉型振動ジャイロが検出モード振動をするときの形状を強調して現した斜視図である。 本発明の第3の実施の形態の振動子搭載構造を有する3脚式音叉型振動ジャイロを示す分解斜視図である。 図8の3脚振動子5が支持部材で支持されないときの振動子の駆動モード振動を説明する図であり、図(A)は振動変位の大きさを色の濃さで表す振動子の平面図であり、この変位パターンに適合した直交梁形支持部材の固着領域を符号5aで示し、図(B)は図(A)の状態の振動子の斜視図である。 図8の3脚振動子5が支持部材で支持されないときの振動子の検出モード振動を説明する図であり、図(A)は振動変位の大きさを色の濃さで表す振動子の平面図であり、この変位パターンに適合した直交梁形支持部材の固着領域を符号5aで示し、図(B)は図(A)の状態の振動子の斜視図である。 特許文献1及び2の振動子搭載構造等において、駆動振動と検出振動とは別に存在する可能性のある、これらよりも低い周波数の振動モードの1つを示す説明図である。 特許文献1及び2の振動子搭載構造等において、駆動振動と検出振動とは別に存在する可能性のある、これらよりも低い周波数の振動モードの他の1つを示す説明図である。 特許文献1及び2の振動子搭載構造等において、駆動振動と検出振動とは別に存在する可能性のある、これらよりも低い周波数の振動モードの別の1つを示す説明図である。 特許文献1及び2の振動子搭載構造等において、駆動振動と検出振動とは別に存在する可能性のある、これらよりも低い周波数の振動モードの更に別の1つを示す説明図である。 駆動脚と検出脚とを胴部で結合した構造の音叉型振動子の作動原理を説明する図である。
符号の説明
1,5 音叉型振動子
1a,5a 音叉型振動子1における支持部材固着領域
2,6 支持部材
3 パッケージ基板
10,20 胴部
10b,20b 胴部底面
10n,20n 胴部の振動の変位が微小な領域
10x,20x 胴部の振動の変位が大きい領域
11 駆動脚
11a,11b,111a,111b 励振用駆動脚
11c 非励振用駆動脚
12 検出脚
12a,12b,112a,112b 振動用検出脚
12c 非振動用検出脚
13 3脚式音叉型振動子5の脚

Claims (4)

  1. 駆動脚及び検出脚を胴部で連結してなる音叉型の振動子とパッケージと支持部材とを備え、
    前記駆動脚は、互いに平行に配列された2本の励振用駆動脚および該両励振用駆動脚の間にこれら両励振用駆動脚に平行に配列された1本の非励振用駆動脚でなり、
    前記検出脚は、互いに平行に配列された2本の振動用検出脚および該両振動用検出脚の間にこれら両振動用検出脚に平行に配列された1本の非振動用検出脚でなり、
    前記非励振用駆動脚および前記非振動用検出脚は軸線を互いに共通にし、
    前記支持部材は互いに平行な第1及び第2の平面を有し、該第1の平面を前記胴部の底面における支持部材固着領域に接着により固着し、該第2の平面を前記パッケージに固着し、該支持部材でもって該パッケージに対し該振動子を支持することにより、該振動子を該パッケージに搭載する音叉型振動ジャイロの音叉型振動子搭載構造において、
    前記振動子が駆動モード又は検出モードにあるときに前記底面における振動変位が振動ノードに相当する程に微小である領域を微小振動変位領域とするとき、前記支持部材固着領域を該微小振動変位領域内に設け、
    前記非励振用駆動脚および前記非振動用検出脚の前記軸線の方向を第1の方向とし、該第1の方向に直交する方向を第2の方向とするとき、前記支持部材固着領域は、該第1および第2の方向にそれぞれ細長い第1および第2の矩形を交叉させた十字形をなし、
    前記第1の矩形は、前記第1の方向における前記胴部の両端面にまで少なくとも及び
    前記第2の矩形は、前記第2の方向における前記胴部の両側面にまで及んでいる
    ことを特徴とする振動子搭載構造。
  2. 3本の脚を胴部で連結してなる3脚式音叉型振動子とパッケージと支持部材とを備え、
    前記3本の脚は、1本の中央の脚と、該中央の脚を中心にして左右に等間隔に、互いに平行に配列された2本の脚とでなり、
    前記支持部材は互いに平行な第1及び第2の平面を有し、該第1の平面を前記胴部の底面における支持部材固着領域に接着により固着し、該第2の平面を前記パッケージに固着し、該支持部材でもって該パッケージに対し該振動子を支持することにより、該振動子を該パッケージに搭載する音叉型振動ジャイロの音叉型振動子搭載構造において、
    前記振動子が駆動モード又は検出モードにあるときに前記底面における振動変位が振動ノードに相当する程に微小である領域を微小振動変位領域とするとき、前記支持部材固着領域を該微小振動変位領域内に設け、
    前記中央の脚の軸線の方向を第1の方向とし、該第1の方向に直交する方向を第2の方向とするとき、前記支持部材固着領域は、該第1の方向に細長い第1の矩形の端を該第2の方向に細長い第2の矩形の中央に当接したT字形をなし、
    前記第2の矩形は、前記第2の方向における前記胴部の両側面にまで及び、
    前記第1の矩形における前記脚側の端は、前記第1の方向における前記胴部の一端面にまで及び、
    前記第1の矩形における前記脚とは反対側の端は、前記第2の矩形における該脚側の側面の中央に当接している
    ことを特徴とする振動子搭載構造。
  3. 駆動脚及び検出脚を胴部で連結してなる音叉型の振動子とパッケージと支持部材とを備え、
    前記駆動脚は、互いに平行に配列された2本の励振用駆動脚および該両励振用駆動脚の間にこれら両励振用駆動脚に平行に配列された1本の非励振用駆動脚でなり、
    前記検出脚は、互いに平行に配列された2本の振動用検出脚および該両振動用検出脚の間にこれら両振動用検出脚に平行に配列された1本の非振動用検出脚でなり、
    前記非励振用駆動脚および前記非振動用検出脚は軸線を互いに共通にし、
    前記支持部材は互いに平行な第1及び第2の平面を有し、該第1の平面を前記胴部の底面における支持部材固着領域に接着により固着し、該第2の平面を前記パッケージに固着し、該支持部材でもって該パッケージに対し該振動子を支持することにより、該振動子を該パッケージに搭載する振動子搭載構造を備える音叉型振動ジャイロにおいて、
    前記振動子が駆動モード又は検出モードにあるときに前記底面における振動変位が振動ノードに相当する程に微小である領域を微小振動変位領域とするとき、前記支持部材固着領域は該微小振動変位領域内に設け、
    前記非励振用駆動脚および前記非振動用検出脚の前記軸線の方向を第1の方向とし、該第1の方向に直交する方向を第2の方向とするとき、前記支持部材固着領域は、該第1および第2の方向にそれぞれ細長い第1および第2の矩形を交叉させた十字形をなし、
    前記第1の矩形は、前記第1の方向における前記胴部の両端面にまで少なくとも及び
    前記第2の矩形は、前記第2の方向における前記胴部の両側面にまで及んでいる
    ことを特徴とする音叉型振動ジャイロ。
  4. 3本の脚を胴部で連結してなる3脚式音叉型振動子とパッケージと支持部材とを備え、
    前記3本の脚は、1本の中央の脚と、該中央の脚を中心にして左右に等間隔に、互いに平行に配列された2本の脚とでなり、
    前記支持部材は互いに平行な第1及び第2の平面を有し、該第1の平面を前記胴部の底面における支持部材固着領域に接着により固着し、該第2の平面を前記パッケージに固着し、該支持部材でもって該パッケージに対し該振動子を支持することにより、該振動子を該パッケージに搭載する振動子搭載構造を備える音叉型振動ジャイロにおいて、
    前記振動子が駆動モード又は検出モードにあるときに前記底面における振動変位が振動ノードに相当する程に微小である領域を微小振動変位領域とするとき、前記支持部材固着領域は該微小振動変位領域内に設け、
    前記中央の脚の軸線の方向を第1の方向とし、該第1の方向に直交する方向を第2の方向とするとき、前記支持部材固着領域は、該第1の方向に細長い第1の矩形の端を該第2の方向に細長い第2の矩形の中央に当接したT字形をなし、
    前記第2の矩形は、前記第2の方向における前記胴部の両側面にまで及び、
    前記第1の矩形における前記脚側の端は、前記第1の方向における前記胴部の一端面にまで及び、
    前記第1の矩形における前記脚とは反対側の端は、前記第2の矩形における該脚側の側面の中央に当接している
    ことを特徴とする音叉型振動ジャイロ。
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