JP3991465B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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    • B60H2003/028Moistening ; Devices influencing humidity levels, i.e. humidity control the devices comprising regeneration means

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空調ケース内に収容される冷房用熱交換器(蒸発器)による除湿機能とは別に、除湿機能を独立に設定する車両用空調装置に関し、特に、車両窓ガラスの曇りを防止するために必要な内外気の導入割合を算出し、この導入割合となるように内外気切替手段の位置を自動制御するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両用空調装置においては、エンジンからの温水(エンジン冷却水)を熱源として車室内の暖房を行っているが、近年、車両エンジンの高効率化に伴って、温水温度の低下が起こり、これが原因となって暖房能力不足となる車両が増加している。
【0003】
この暖房能力不足を解消する対策として、車両用空調装置の吸入空気における内気率(全吸入空気中の内気吸入割合)を高めて、暖房熱負荷を低減することが行われている。具体的には、外気中に内気を混入させる補助ドアを内外気切替箱に追加したり、あるいは、デフロスタ開口部側には外気を、また、フット開口部側には内気をそれぞれ仕切って流す内外気2層モードを設定したりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、内外気2層モードにおいても、内気率が50%以上になると、車室内湿度の上昇により窓ガラスの曇りが発生し、車両運転上、危険となる場合が生じる。従って、内気率の増加による暖房熱負荷の低減と、窓ガラスの曇り防止とを両立させるためには、車室内雰囲気の除湿を行う必要が生じる。
【0005】
そこで、本出願人においては、特開平9−156349公報において、シリカゲル等の乾燥剤を用いた除湿装置によって車室内雰囲気の除湿を行うことを提案しているが、車室内に運転者1人が乗車している場合と、搭乗定員の上限人数(例えば、4〜5人)乗車している場合とでは、乗員の呼吸による乗員加湿量が大幅に異なり、乗車人数の多いときは乗員加湿量の増加により窓ガラスの曇りが発生しやすくなる。また、外気温が−20°〜30°C程度にも低下する極寒冷時には、窓ガラス温度の低下に伴って窓ガラス温度における露点湿度が小さくなるので、乗車人数が少なくても窓ガラスの曇りが発生しやすくなる。
【0006】
乗車人数の多いときや、極寒冷時での走行は稀ではあるが、このような高負荷条件下(必要除湿量の多い時)でも、内気率一定のままで、窓ガラスの曇り止めを実現しようとすると、乾燥剤の量を増加して、乾燥剤による除湿能力を予め増大させておく必要がある。
しかし、このことは、乾燥剤量の増加に伴って除湿装置の体格が大型化して、車室内等の狭隘なスペースへの搭載が困難となったり、コストアップを招くので、実用的とは言えない。
【0007】
本発明は上記点に鑑みてなされたもので、冷房用熱交換器とは別に構成された除湿装置を備える車両用空調装置において、除湿装置の小型化と、高負荷条件下における窓ガラスの曇り止めとを両立させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1ないし記載の発明では、暖房時に、空調用ケース(107)内に内気と外気の両方を導入して車室内の暖房を行うとともに、冷房用熱交換器(122)とは別に構成された除湿装置(10)を作動させて内気を除湿し、
デフロスタ開口部(125)から、除湿装置(10)により除湿された内気と外気とを混合して吹き出すようにし、
さらに、車両窓ガラス内面温度Tsを算出する第1算出手段(S210)と、
窓ガラス内面温度Tsにて露点に達する空気の湿度Xwを算出する第2算出手段(S220)と、
ガラス温度露点湿度X w 、デフロスタ開口部(125)に流入する外気の湿度Xam、およびデフロスタ開口部(125)に流入する内気の湿度X KD に基づいて、デフロスタ開口部(125)からの吹出空気の湿度X D と、ガラス温度露点湿度X w との関係がX w ≧X D の関係を満足するように内外気切替手段(103、118、121)の操作位置を決定する内外気割合制御手段(S270、S280)とを有し、
内外気切替手段(103、118、121)の操作位置を内外気割合制御手段(S270、S280)により可変制御して内気と外気の導入割合を調整することを特徴としている。
【0009】
これによると、除湿装置(10)にとっての高負荷条件下においても、Xw ≧XD の関係を満足する必要外気風量割合αを算出して、この必要外気風量割合αを満足するように、内外気切替手段の操作位置(ドア開度)を可変制御することにより、乾燥剤等を用いた除湿装置による除湿能力不足を外気による換気除湿で補って、窓ガラスの曇り止めを良好に達成できる。
【0010】
従って、稀に発生する高負荷条件にも対応し得る大型な除湿装置を設定する必要がなく、小型な除湿装置でよいので、車室内の狭隘なスペースでも搭載が容易となり、車両への搭載性の向上、除湿装置のコスト低減等の面から、実用上、極めて有利である。
なお、本発明では、車両窓ガラス内面温度TS に応じた信号を出す温度センサを設け、この温度センサからの検出信号に基づいて車両窓ガラス内面温度TS を算出してもよいが、請求項2記載の発明のように、外気温Tam、車速Vc 、暖房用熱交換器(123)を循環する温水の温度Tw 、送風手段(111)の風量VB 、および空調吹出モードに基づいて車両窓ガラス内面温度TS を算出すれば、窓ガラス内面温度検出用の温度センサが不要となり、実用上有利である。
【0012】
また、請求項記載の発明のように、請求項1または2において、デフロスタ開口部(125)に流入する内気の湿度XKDを算出するために用いる車室内空気の湿度Xrを、車室内空気の水分釣り合い式に基づいて算出してもよい。これによると、車室内空気の湿度センサが不要となり、実用上、有利である。
また、請求項記載の発明のように、除湿装置(10)を送風手段(111)の吸入側に配置し、除湿装置(10)により除湿された内気が送風手段(111)により吸入されてデフロスタ開口部(125)に流入するようにしてもよい。
【0013】
また、請求項記載の発明のように、フット開口部(124)およびデフロスタ開口部(125)の両方を同時に開口する吹出モードにおいて、フット開口部(124)には内気が流れ、デフロスタ開口部(125)には外気が流れる内外気2層流モードを設定し、
この内外気2層流モードの際に、除湿装置(10)により除湿された内気を外気に混合してデフロスタ開口部(125)から吹き出させるようにしてもよい。
【0014】
これによると、内外気2層流モードの設定可能な空調装置に対して、除湿装置(10)を組み合わせることより、内気率を高めて暖房効果をより一層向上できる。
また、請求項記載の発明のように、除湿装置(10)が空調用ケース(107)により形成される空気通路から切り離して配置され、除湿装置(10)により除湿された内気を車室内へ吹き出すようにしてもよい。
【0015】
なお、本明細書において、「湿度」という記載はすべて絶対湿度を意味しており、「相対湿度」を表記する必要のある部分はその旨記載している。
また、上記各手段の括弧内の符号は後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、請求項1における第1算出手段および第2算出手段は具体的には、それぞれ、図3のステップS210、ステップS220による機能実現手段で構成される。同様に、請求項における内外気割合制御手段は具体的には図3のステップS270、S280による機能実現手段で構成される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態による車両用空調装置の全体システム構成を示しており、除湿装置10は、本例では、車室内前方の計器盤部に配置されるフロント空調ユニット100の通風系吸入側に一体に連結されている。
【0017】
除湿装置10は、除湿側の第1通路11をケース12により形成し、再生側の第2通路13をケース14により形成しており、この両通路11、13は並列に形成されている。除湿側の第1通路11の上流端は室内空気の吸入口15により車室内の計器盤周辺に開口している。そして、除湿側の第1通路11の下流端はフロント空調ユニット100の除湿内気吸入口101に連通している。
【0018】
一方、再生側の第2通路13の上流端も室内空気の吸入口16により車室内の計器盤周辺に開口している。この吸入口16の直後の部位に再生用送風機17を配置している。この送風機17は周知の遠心多翼ファン(シロッコファン)17aと、このファン17aを回転自在に収容しているスクロールケース17bと、駆動用モータ17cとを有し、モータ17cによりファン17aを回転駆動して、ファン17aの径方向の外方へ室内空気を送風する。
【0019】
そして、再生側の第2通路13において、スクロールケース17bの空気出口直後の部位(後述の乾燥剤ユニット18の上流側)には電気発熱体19が設置されている。この電気発熱体19は再生側の第2通路13の空気を加熱する加熱手段としての役割を果たすものであって、所定のキューリ点において電気抵抗値が急増する正の抵抗温度係数を持つ抵抗体(PTCヒータ)からなる。
【0020】
乾燥剤ユニット18は特開平9−156349号公報記載のものと同種のものでよく、シリカゲルやゼオライトのような粒状の乾燥剤を通気性のある袋部材内に収納し、この袋部材を円板状のケース体18a内に保持するようにしてある。
このケース体18aの軸方向の両端面は袋部材保持用の仕切り部以外は全面的に開口して、乾燥剤ユニット18の通風抵抗が極力小さくなるようにしてある。
【0021】
乾燥剤ユニット18は下段側の除湿側の第1通路11から上段側の再生側の第2通路13にわたって設置されており、かつ、ケース体18aを両ケース12、14内に回転軸18dにより回転自在に設置して、モータ18e(図2)等の駆動手段によりケース体18aを回転駆動するようになっている。なお、図中、18bは除湿側の第1通路11内に位置する除湿側の乾燥剤を示し、18cは再生側の第2通路13内に位置する再生側の乾燥剤を示す。
【0022】
乾燥剤ユニット18は駆動手段により所定時間間隔にて180°づつ回転駆動されることにより、除湿側の乾燥剤18bと再生側の乾燥剤18cは交互に反転することになる。
一方、空調ユニット100の外気導入口102は車室外空気(外気)を導入するためのものであり、この外気導入口102は外気切替ドア103により2つの外気通路104、105に分岐されている。そして、一方の外気通路105に導入された外気は、再生熱回収用の熱交換器21により加熱された後に、除湿側の第1通路11内で、乾燥剤ユニット18の下流側に供給される。
【0023】
すなわち、熱交換器21は再生側の第2通路13内において乾燥剤ユニット18の下流側に配置され、電気発熱体19で加熱された高温空気と低温外気との間で熱交換(顕熱交換)を行って、再生側からの熱回収により、室内温度の上昇に貢献するものである。再生側第2通路13の熱交換器21下流側は、連結ダクト22により空調ユニット100の凝縮水排出パイプ106に連結されているので、熱交換器21で熱交換して温度低下した空気は、連結ダクト22および凝縮水排出パイプ106を介して車室外へ排出される。
【0024】
また、外気通路105に導入された外気の一部は連結ダクト23から配風ダクト24および複数の吹出開口24aにより、除湿側第1通路11内の除湿側乾燥剤18bに吹きつけられ、除湿側乾燥剤18bを低温外気にて冷却することにより、除湿側乾燥剤18bの温度が水蒸気吸着時の凝縮熱で上昇することを抑えて、単位乾燥剤当たりの水分吸着量を増加させる。
【0025】
次に、フロント空調ユニット100の概要を説明すると、本例では、内外気2層流モードが設定可能な構成になっており、そのため、空調ユニット100のケース107の内部は下側に内気側の第1空気通路108を形成するとともに、上側に外気側の第2空気通路109を形成している。この両空気通路108、109の間は仕切り部材110により区画されている。
【0026】
ケース107の上流側に配置された空調用送風機111は、第1空気通路108への送風用第1ファン112と第2空気通路109への送風用第2ファン113とを独立に備え、この両ファン112、113を共通のモータ114で回転駆動する構成になっている。なお、両ファン112、113は、再生用送風機17のファン17aと同様に周知の遠心多翼ファン(シロッコファン)からなる。
【0027】
下側の第1ファン112の吸入口112aには、内気吸入口116からの内気または外気吸入口117からの外気が吸入される。内気吸入口116と外気吸入口117は第1内外気切替ドア118により切替開閉される。外気吸入口117には連通路119を介して前記の外気通路104から外気が流入するようにしてある。
【0028】
また、上側の第2ファン113の吸入口113aには、内気吸入口120からの内気または外気通路104に設けられた外気吸入口104aからの外気が吸入される。内気吸入口120と外気吸入口104aは第2内外気切替ドア121により切替開閉される。なお、図1におけるドア103、118、121の操作位置は内外気2層流モードの状態を示している。
【0029】
ケース107内において、上流側には冷房用の熱交換器122が配置され、下流側には暖房用の熱交換器123が配置され、この両熱交換器122、123はいずれも、内気側の第1空気通路108と外気側の第2空気通路109の両方にわたって配置されている。冷房用の熱交換器122は冷凍サイクルの蒸発器であり、暖房用の熱交換器123は水冷式車両エンジンの温水(エンジン冷却水)を熱源とする温水式ヒータコアである。
【0030】
内気側の第1空気通路108の下流端部にはフット開口部124が配置され、このフット開口部124を通して車室内乗員の足元側へ空気を吹き出す。また、外気側の第2空気通路109の下流端部にはデフロスタ開口部125が配置され、このデフロスタ開口部125を通して車両窓ガラスの内面側へ空気を吹き出す。
【0031】
なお、内外気2層流モード以外の全外気モードあるいは全内気モードでは、第1、第2の両空気通路108、109からの空気をフット開口部124またはデフロスタ開口部125から吹き出すことを可能とするため、両空気通路108、109を連通させる連通手段(図示せず)が実際には備えられている。同様に、両空気通路108、109からの空気を車室内乗員の頭部側へ吹き出すフェイス開口部(図示せず)も実際には備えられている。
【0032】
図2は制御ブロック図であり、30は車両用空調装置の制御装置であり、マイクロコンピュータ等を用いて構成されており、上記した除湿装置10の電気機器およびフロント空調ユニット100の電気機器を予め設定したプログラムに従って制御するものである。この制御装置32は、車載の電源バッテリから電源を供給されて起動し、車両用空調装置の操作パネルのスイッチ群、および空調制御のための各種センサ群からの信号が入力される。
【0033】
これら入力側のセンサ、スイッチ群、および出力側機器のうち、本発明に関係するもののみが図2には示されており、図2において、31は外気温Tamを検出する外気温センサ、32は内気温Tr を検出する内気温センサ、33は内気湿度センサである。ここで、内気湿度センサ33は相対湿度に対応した出力を出すので、内気湿度センサ33の出力(相対湿度)と内気温センサ32により検出される内気温とに基づいて車室内湿度(絶対湿度)Xr を算出するようにしてある。
【0034】
34は車速Vc を検出する車速センサ、35は暖房用熱交換器123を循環する温水の温度Tw を検出する温水温度センサ、36は空調用送風機111の風量VB に応じた信号を出す風量信号発生器で、手動操作の風量スイッチの信号、あるいは制御装置30内部で自動的に算出される風量信号(送風機モータ印加電圧レベル)を用いることができる。
【0035】
37は空調ユニット100の吹出モードMD に応じた信号を出す吹出モード信号発生器で、手動操作の吹出モードスイッチの信号、あるいは制御装置30内部で自動的に算出される吹出モード信号を用いることができる。
一方、制御装置30の出力側機器としては、除湿装置10の再生用送風機17のモータ17c、再生用電気発熱体19、および乾燥剤ユニット18の回転駆動用のモータ18eが設けられている。さらに、空調ユニット100の送風機111の駆動用モータ115、および外気切替ドア103および第1、第2内外気切替ドア118、121を駆動するモータ126が設けられている。
【0036】
ここで、モータ126は、図示しない適宜のレバー・リンク機構を介して、3つのドア103、118、121を所定の作動パターンにて作動させる。もちろん、3つのドア103、118、121をそれぞれ独立のモータで駆動してもよい。本実施形態では、上記のドアドア103、118、121および駆動用モータ126により内外気切替手段を構成している。
【0037】
次に、上記構成において第1実施形態の作動を説明する。冬期の暖房時において、空調ユニット100が最大暖房状態にあると、内外気導入用のドア103、118、121は図1の実線位置に操作されて、内外気2層流モードが設定される。ここで、空調ユニット100の最大暖房状態とは、吹出空気の温度調整手段である、周知のエアミックスドアや温水弁(図示せず)が吹出空気温度を最も高める最大開度位置に操作されている状態をいう。
【0038】
そして、空調用送風機111が作動すると、第1ファン112は内気吸入口116から内気を吸入して第1空気通路108に内気を送風し、暖房用熱交換器123で加熱された内気の温風をフット開口部124を通して乗員の足元部へ吹き出す。
また、空調用送風機111の第2ファン113は、除湿内気吸入口101から乾燥剤ユニット18で除湿された除湿内気と、外気導入口102から外気通路105および連結ダクト23、配風ダクト24を介して除湿側第1通路11内に導入される外気と、熱交換器21を介して除湿側第1通路11内に導入される外気との混合空気を吸入する。そして、第2ファン113により送風される内外気混合空気は、第2空気通路109にて暖房用熱交換器123で加熱されて低湿度の温風となり、この低湿度の温風がデフロスタ開口部125を通して車両窓ガラスに向けて吹き出され、窓ガラスの曇り止めを行う。
【0039】
ここで、内気吸入口116からの内気吸入割合は例えば、50%で、除湿側第1通路11の内気吸入口15からの内気吸入割合は例えば、30%で、外気導入口102から除湿側第1通路11内に導入される外気の吸入割合は例えば、20%である。すると、空調ユニット100の吹出空気の内気率は80%に達し、吹出空気温度を高めることができるので、寒冷時における車室内暖房効果を向上できる。
【0040】
しかし、車室内への乗車人員数が多いときは乗員の呼吸による乗員加湿量が大となり、また、極低温時には車両窓ガラス内面温度TS が低下して、窓ガラス内面温度TS にて露点に達する空気の湿度Xw が低下するので、このような作動条件は除湿装置10にとって高負荷状態となる。そして、乾燥剤ユニット18を用いた除湿装置10の除湿能力を通常の負荷条件に対応して設定した場合には、上記の高負荷条件であると、内気の除湿能力が不足して、窓ガラスの曇りが発生する場合がある。
【0041】
そこで、本実施形態では稀に発生する高負荷条件に対しては、外気ドア103により外気通路104を開口して外気導入による換気除湿量の増加を図って、窓ガラスの曇りを未然に防止する制御を自動的に行う。
以下、本発明の特徴とする内外気導入割合の制御を、制御装置30のマイクロコンピュータにより実行される図3のフローチャートにより詳述すると、図3の制御ルーチンは空調ユニット100が最大暖房状態にあって、内外気2層流モードが設定されている状態においてスタートし、ステップS200にて入力側のセンサ類等からの各種信号を読み込む。次のステップS210にて、車両窓ガラス内面温度TS を算出する。
【0042】
この車両窓ガラス内面温度TS は車両窓ガラス内面に温度センサを配設して、温度センサにより窓ガラス内面温度TS を直接検出するのが最も簡便な方法であるが、本実施形態では、以下の信号に基づいて、窓ガラス内面温度TS を算出(推定)するようにしている。すなわち、窓ガラス内面温度TS は、図4に示すように、外気温Tamが低い程、また車速Vc が高い程、低くなる関係にある。また、窓ガラス内面温度TS は、図5に示すように、デフロスタ吹出空気温度TD が高い程、またデフロスタ吹出風量VD が多い程高くなる関係にある。
【0043】
そして、デフロスタ吹出風量VD は送風機111の風量VB とモード信号MD により決定されるモード信号係数とにより算出できる。また、デフロスタ吹出空気温度TD は、温水温度センサ35により検出される温水温度Tw の関数として算出できる。従って、窓ガラス内面温度TS は、以上の外気温Tam、車速Vc 、デフロスタ吹出空気温度TD 、およびデフロスタ吹出風量VD に基づいて算出できるのである。
【0044】
次に、ステップS220にて、窓ガラス内面温度TS にて露点に達する空気の湿度(ガラス温度露点湿度)Xw を算出する。すなわち、図6は制御装置30のマイクロコンピュータのROMに予め記憶されている湿り空気線図であり、例えば、窓ガラス内面温度TS =TS1のときは、窓ガラス内面温度TS1と飽和水蒸気圧力との交点▲1▼により決定される絶対湿度Xw1をガラス温度露点湿度Xw として求めることができる。
【0045】
次に、ステップS230にて乾燥剤除湿量DFRを算出する。この乾燥剤除湿量DFRは、乾燥剤ユニット18の除湿側の乾燥剤18bにより吸着される水分量であり、除湿側の乾燥剤18bに送風されてくる入口側室内空気(内気)の温湿度と乾燥剤除湿量DFR(kg/h)との関係は図7に示すようになる。すなわち、内気温Tr および内気の相対湿度が高い程、乾燥剤除湿量DFRが増加する関係にある。また、内気の絶対湿度および内気温Tr と乾燥剤除湿量DFRとの関係を見ると、絶対湿度が高い程、乾燥剤除湿量DFRが増加し、同一の絶対湿度であれば、内気温Tr が低い程、乾燥剤除湿量DFRが増加する。従って、内気の絶対湿度をXr で表すと、乾燥剤除湿量DFRは、DFR=f1 (Tr 、Xr )の関数で求めることができる。
【0046】
次に、ステップS240にて乾燥剤通過内気風量VK を算出する。この乾燥剤通過内気風量VK は送風機111の風量VB と図8に示すような相関関係があるので、VK =f2 (VB )で求めることができる。
次に、ステップS250にて乾燥剤出口空気湿度XKDを算出する。内気の比重量をγr (kg/m3 )とすると、乾燥剤出口空気湿度XKDは次の数式1で求めることができる。
【0047】
【数1】
KD=Xr −〔DFR/(VK ・γr )〕
次に、ステップS260にて外気湿度Xamを算出する。冬期低温時には、外気は通常、相対湿度=100%(飽和状態)近傍にあるので、前述の湿り空気線図を用いて、飽和水蒸気圧力と外気温Tamとの交点から、外気温Tamにおける外気の絶対湿度Xamを算出できる。
【0048】
次に、ステップS270にて必要外気風量割合αを次のようにして算出する。図9は本実施形態におけるデフロスタ開口部125への空気通路の概要を図示するもので、デフロスタ開口部125からは、乾燥剤ユニット18により除湿された湿度XKDの内気と、湿度Xamの外気とを混合した空気(湿度=XD )の空気が窓ガラス内面に向かって吹き出される。図9の下段の内気通路は図1の除湿側通路11に相当し、また、上段の外気通路は図1の外気通路105または104による外気通路に相当する。
【0049】
デフロスタ開口部125からのデフロスタ吹出空気は上記除湿内気と外気との混合空気であるから、デフロスタ吹出空気の湿度XD は次の数式2により表すことができる。
【0050】
【数2】
D =Xam・α+XKD(1−α)
そして、窓ガラスの曇り止めのためには、前述のステップS220で算出したガラス温度露点湿度Xw と、デフロスタ吹出空気湿度XD の関係が
w ≧XD の関係を満足する必要がある。
【0051】
そこで、数式2において、XD にXw を代入すると、次の数式3、4の関係が成り立つ。
【0052】
【数3】
w −XKD=α(Xam−XKD
【0053】
【数4】
α=(Xw −XKD)/(Xam−XKD
すなわち、上記数式4に示すように、ガラス温度露点湿度Xw 、外気湿度Xam、および乾燥剤出口空気湿度XKDから、Xw ≧XD の関係を満足する必要外気風量割合αを算出することができる。
【0054】
次に、ステップS280にて必要外気風量割合αに基づいて外気ドア103の開度θを算出する。図10は予め実験等により作成して、マイクロコンピュータのROMに記憶されている特性図で、必要外気風量割合αと外気ドア103の開度θとの関係を示す。図10に基づいて、必要外気風量割合α=α1 のときは、外気ドア103の開度θ=θ1 として算出できる。
【0055】
次に、ステップS290にて所定時間tが経過したかを判定し、所定時間tの間、ステップS280による外気ドア開度θを維持する。
以上述べたように、除湿装置10にとっての高負荷条件下においても、Xw ≧XD の関係を満足する必要外気風量割合αを算出して、この必要外気風量割合αを満足するように、外気ドア103の開度θを可変制御することにより、乾燥剤による除湿能力不足を外気による換気除湿にて補って、窓ガラスの曇り止めを良好に達成できる。
【0056】
従って、稀に発生する高負荷条件にも対応し得る大型な除湿装置10を設定する必要がなく、小型な除湿装置10でよいので、車両への搭載性の改善、除湿装置10のコスト低減等の面から、実用上、極めて有利である。
また、ステップS290により、所定時間tの間、外気ドア開度θを維持(固定)することにより、外気ドア開度θの頻繁な変更(ハンチング)を防止することができる。さらに、外気ドア開度θを所定時間tの間、維持する制御を行うことは、曇り止め効果を安定的に発揮させるためにも好ましい。
【0057】
なお、本実施形態では、外気ドア103が外気通路104を開口することにより、外気導入口102から外気が直接外気通路104を通って除湿内気吸入口101の下流に流入するので、外気ドア103が外気通路104、105の中間開度位置103aに達する以前の小開度にて外気風量割合αを急増させることができる。そのため、外気ドア103の開度θが中間開度位置103aを越える大きな開度に到達することはなく、従って、外気通路104の開口後も、外気通路105側への外気流れが継続される。
【0058】
(第2実施形態)
上記の第1実施形態では、ステップS230にて乾燥剤除湿量DFRを算出するに際して、車室内の相対湿度を検出する湿度センサ33を設け、この湿度センサ33の検出信号および内気温Tr に基づいて車室内の絶対湿度Xr を算出し、この車室内の絶対湿度Xr を用いて、乾燥剤除湿量DFRを、DFR=f1 (Tr 、Xr )の関数で求めるようにしているが、第2実施形態では上記湿度センサ33を廃止して、下記の車室内空気の水分釣り合い式(数式5)から車室内の絶対湿度Xr を算出(推定)している。
【0059】
図11は車室内空気の水分釣り合い関係を説明するモデル図であり、車室内への流入水分と車室外への流出水分は下記の数式5の関係で釣り合う。
【0060】
【数5】
車室内への流入水分(A+B)=車室外への流出水分(C+D)
ここで、A(外気加湿量)=Vfrs ・γam・Xam
B(乗員加湿量)=M・W
C(換気除湿量)=Vfrs ・γr ・Xr
D(除湿装置の乾燥剤除湿量DFR)=f1 (Tr 、Xr
但し、Vは風量(m3 /h)、γは比重量(kg/m3 )、Xは絶対湿度(kg/kg′)、Mは乗員発生水分量(kg/h/人)、Wは乗員数(人)をそれぞれ表している。
【0061】
上記数式5において、外気加湿量Aを算出するための外気導入量Vfrs は内外気ドア開度と送風機風量VB とに基づいて算出でき、また、外気の比重量γamと外気湿度Xamは、外気温Tamに基づいて算出できる。
また、乗員加湿量Bは、座席の着座を検出する着座センサ等からなる乗員センサを車室内に設置することにより、乗員数Mを検出し、また、乗員発生水分量Wは予め設定した所定値を用いることにより、MとWの積から算出できる。
【0062】
さらに、換気除湿量Cを算出するための換気量Vfrs は上記外気導入量と同一値であり、内気の比重量γr は内気温Tr に基づいて算出できる。
従って、上記数式5による車室内水分釣り合い式を用いて、車室内湿度Xr を算出(推定)することができる。その結果、車室内に湿度センサを設置することなく、上記の算出した車室内湿度Xr を用いて、第1実施形態における乾燥剤除湿量DFRを算出することができる。
【0063】
なお、図11では、内外気切替導入部を外気導入口102と内気導入口120とこの両導入口102、120の開度を連続的に調整する1つの内外気切替ドア121とにより構成して、内気導入口120の入口側に直接除湿装置10を配置した状態を図示しているが、実際にこのように、内外気切替導入部を第1実施形態よりも大幅に簡素化した構成にすることもできる。なお、図11において、127、127aはフロント空調ユニット100内に設けられ、温度調整手段としての役割を果たすエアミックスドアであり、そのうち、一方のドア127aは第1、第2空気通路108、109の仕切り部材の役割を兼ねている。
【0064】
(第3実施形態)
上記の第1、第2実施形態では、除湿装置10を、車室内前方の計器盤部に配置されるフロント空調ユニット100の通風系吸入側に連結するタイプについて説明したが、第3実施形態では図12に示すように、車室内後方のトランクルーム40等に、除湿装置10をフロント空調ユニット100の通風系から切り離して独立に設けている。
【0065】
第3実施形態では、第1実施形態で説明した乾燥剤ユニット18を用いるとともに、第1実施形態で説明した送風機17を除湿側通路11および再生側通路19の双方に送風するように構成すればよい。すなわち、第3実施形態では、車室内空気(内気)を送風機17により吸入して乾燥剤ユニット18を通過させて車室内空気の除湿を行い、この除湿後の空気を車室内へ直接吹き出すようになっている。
【0066】
また、第3実施形態では、除湿装置10をフロント空調ユニット100から独立に設けるに伴って、フロント空調ユニット100を次のように変形している。すなわち、内外気切替導入部は外気導入口102と内気導入口120とこの両導入口102、120の開度を連続的に調整する1つの内外気切替ドア121とにより構成してある。
【0067】
また、第3実施形態ではフロント空調ユニット100を、内外気2層流タイプとせずに、通常の単層流タイプの構成(ケース107内の空気通路を外気側と内気側とに仕切らない通路構成)としているので、送風機111も1つの送風ファン112を持つだけの簡潔な構成になっている。
第3実施形態においても、必要外気風量割合αを満足するように、内外気切替ドア103の開度θを可変制御することにより、第1実施形態と同様の作用効果を発揮できる。
【0068】
(他の実施形態)
なお、上記の実施形態は、除湿装置10として、乾燥剤18b、18cを有する乾燥剤ユニット18を用いているが、これに限らず、例えば、冬期の低温外気を用いて、低温外気と内気との間の顕熱交換により内気を冷却、除湿する顕熱交換器を除湿装置10として用いてもよい。
【0069】
また、ペルチェ素子のように電圧の印加により、一面側で吸熱を行い、他面側で放熱を行う電気素子を用いて、内気を冷却、除湿する除湿装置を本発明において用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の全体システム構成を示す概略断面図である。
【図2】第1実施形態の電気制御ブロック図である。
【図3】第1実施形態の作動を説明するフローチャートである。
【図4】車両窓ガラス内面温度と外気温および車速との関係を示す特性図である。
【図5】車両窓ガラス内面温度とデフロスタ吹出温度および風量との関係を示す特性図である。
【図6】車両窓ガラス内面温度とガラス温度露点湿度Xw との関係を示す湿り空気線図である。
【図7】乾燥剤除湿量と内気の湿度、温度との関係を示す特性図である。
【図8】乾燥剤通過内気風量と送風機風量との関係を示す特性図である。
【図9】デフロスタ吹出空気の湿度算出の考え方を示す説明図である。
【図10】外気風量割合と外気ドア開度との関係を示す特性図である。
【図11】本発明の第2実施形態を説明するための概略断面図である。
【図12】本発明の第3実施形態を説明するための概略断面図である。
【符号の説明】
10…除湿装置、18…乾燥剤ユニット、18b…除湿側乾燥剤、
18c…再生側乾燥剤、30…制御装置、100…フロント空調ユニット、
103…外気ドア、107…空調用ケース、118、121…内外気切替ドア、
111…送風機(送風手段)、122…冷房用熱交換器、
123…暖房用熱交換器、124…フット開口部、125…デフロスタ開口部。

Claims (6)

  1. 空気通路を形成する空調用ケース(107)と、
    前記空調用ケース(107)内に導入される内気と外気の導入割合を調整する内外気切替手段(103、118、121)と、
    前記空調用ケース(107)内に導入される空気を車室内へ向かって送風する送風手段(111)と、
    前記空調用ケース(107)内に配置され、空気を冷却する冷房用熱交換器(122)と、
    前記空調用ケース(107)内に配置され、空気を加熱する暖房用熱交換器(123)と、
    前記暖房用熱交換器(123)で加熱された温風を乗員足元部に向けて吹き出すフット開口部(124)と、
    前記暖房用熱交換器(123)で加熱された温風を車両窓ガラス内面に向けて吹き出すデフロスタ開口部(125)と、
    前記冷房用熱交換器(122)とは別に構成され、内気を除湿する除湿装置(10)とを備える車両用空調装置において、
    暖房時に、前記空調用ケース(107)内に内気と外気の両方を導入して車室内の暖房を行うとともに、前記除湿装置(10)を作動させて内気を除湿し、前記デフロスタ開口部(125)から、前記除湿装置(10)により除湿された内気と外気とを混合して吹き出すようになっており、
    さらに、車両窓ガラス内面温度Tsを算出する第1算出手段(S210)と、
    前記窓ガラス内面温度Tsにて露点に達する空気の湿度Xwを算出する第2算出手段(S220)と、
    前記ガラス温度露点湿度X w 、前記デフロスタ開口部(125)に流入する外気の湿度Xam、および前記デフロスタ開口部(125)に流入する内気の湿度X KD に基づいて、前記デフロスタ開口部(125)からの吹出空気の湿度X D と、前記ガラス温度露点湿度X w との関係がX w ≧X D の関係を満足するように前記内外気切替手段(103、118、121)の操作位置を決定する内外気割合制御手段(S270、S280)とを有し、
    前記内外気切替手段(103、118、121)の操作位置を前記内外気割合制御手段(S270、S280)により可変制御して内気と外気の導入割合を調整することを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記第1算出手段(S210)は、外気温Tam、車速Vc 、前記デフロスタ開口部(125)からの吹出空気の温度TDおよび風量VDに基づいて前記車両窓ガラス内面温度Ts を算出することを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記デフロスタ開口部(125)に流入する内気の湿度XKDを算出するために用いる車室内空気の湿度Xrを、車室内空気の水分釣り合い式に基づいて算出することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記除湿装置(10)が前記送風手段(111)の吸入側に配置され、前記除湿装置(10)により除湿された内気が前記送風手段(111)により吸入されて前記デフロスタ開口部(125)に流入することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  5. 前記フット開口部(124)および前記デフロスタ開口部(125)の両方を同時に開口する吹出モードにおいて、前記フット開口部(124)には内気が流れ、前記デフロスタ開口部(125)には外気が流れる内外気2層流モードを設定し、
    前記内外気2層流モードの際に、前記除湿装置(10)により除湿された内気を前記外気に混合して前記デフロスタ開口部(125)から吹き出させることを特徴とする請求項に記載の車両用空調装置。
  6. 前記除湿装置(10)が前記空調用ケース(107)により形成される空気通路から切り離して配置され、前記除湿装置(10)により除湿された内気を車室内へ吹き出すことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の車両用空調装置。
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