JP3991145B2 - 吸着装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワークを吸着して搬送するための吸着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ワークを搬送するために、シリンダに吸着用パットを設け、この吸着用パットによってワークを吸着して搬送する方法が用いられている。本出願人が案出した吸着装置の一例を、図6に示す。
【0003】
この吸着装置10は長尺なボデイ12を備え、ボデイ12にはその長手方向に沿って孔部14が形成される。ボデイ12の一端部にはエンドブロック16が装着され、エンドブロック16には孔部14に挿入される凸部18が形成される。エンドブロック16には孔部14と同軸的に連通する孔部20が形成され、孔部20は負圧ポート21に連通する。負圧ポート21には図示しない電磁弁等を介して真空吸引源(図示せず)が接続される。孔部14にはエンドブロック16の反対側に支持部材22が挿入され、支持部材22にはボールブシュ24が設けられる。孔部14の支持部材22とエンドブロック16との間はシリンダ室26として形成される。
【0004】
孔部14、20にはロッド部材30が挿入され、ロッド部材30の一端部には孔部20に摺動自在に挿入された筒状部材32が装着される。ロッド部材30、筒状部材32には同軸的に連通する吸引通路34、36が形成される。ロッド部材30と筒状部材32との間にはピストン38が設けられ、ピストン38がシリンダ室26内で変位動作することによりロッド部材30がボデイ12の長手方向に沿って変位する。
【0005】
ロッド部材30の端部にはチャック40を介して吸着用パット42が設けられる。吸着用パット42には吸着室44が形成され、吸着室44は吸引通路34、36を介して負圧ポート21に連通する。
【0006】
この吸着装置10によってワーク50を搬送する場合、先ず、図示しない電磁弁等を切り替えて負圧ポート21に負圧流体を導入すると、吸着用パット42の吸着室44から空気が吸引される。次に、シリンダ室26に圧縮空気を導入してピストン38を下降させると、吸着用パット42がワーク50に当接する。このため、ワーク50が吸着用パット42に吸着される。次いで、ピストン38を上昇させると、ワーク50が吸着用パット42に吸着された状態で上昇する。そして、必要に応じて吸着装置10をロボット等により変位させてワーク50を所定位置に搬送する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記吸着装置に関連してなされたものであり、ワークに対する吸引力をより一層向上させることが可能な吸着装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、負圧流体が供給される負圧ポートと、正圧流体が供給される正圧ポートとを有するボデイと、
前記ボデイに設けられ、前記正圧ポートから供給される正圧流体の作用下にピストンを変位させるシリンダ機構と、
前記負圧ポートに連通する吸引通路が形成され、前記シリンダ機構の駆動作用下に前記ボデイの軸線方向に沿って変位自在に設けられたロッド部材と、
前記ロッド部材と一体的に変位自在に設けられ、前記吸引通路を流通する負圧流体の作用によってワークを吸着する吸着手段と、
を備え、前記ボデイには、前記負圧ポートと前記ロッド部材に形成された前記吸引通路とを連通接続するバイパス通路が設けられることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、負圧流体がロッド部材に形成された吸引通路とバイパス通路とによって吸着手段に供給されるため、負圧流体の通過する流路の断面積が大きくなることにより流体抵抗が小さくなり、負圧流体流量大きくすることができる。
【0010】
この場合、前記ボデイには、前記負圧ポートに連通するロッド用孔部およびバイパス管体用孔部が形成され、前記ロッド用孔部には前記ロッド部材が変位可能に挿通し、前記バイパス管体用孔部には前記バイパス通路が形成されたバイパス管体が変位可能に挿通し、前記バイパス通路の一端側が前記バイパス管体用孔部に連通すると、ロッド部材およびバイパス管体がシリンダ機構の変位作用下に変位しても吸着手段に負圧流体を供給することができ、好適である。
【0011】
また、前記ロッド部材が前記吸着手段をワークに向かって進退動作させるガイド手段として機能すると、ガイド手段を別途設ける必要がなく、吸着装置の構成を簡素にすることができ、一層好適である。
【0012】
さらに、前記シリンダ機構がピストンロッドを有し、前記ピストンロッドがロッド部材と略平行に配設されると、ロッド部材の直径を大きくすることにより通路の断面積を十分に確保することができ、流体抵抗を一層小さくすることが可能となり、好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係る吸着装置について、好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0014】
図1および図2において、参照符号100は、本発明の第1の実施の形態に係る吸着装置を示す。この吸着装置100は長尺なボデイ102を備え、ボデイ102の側部には吸着装置100をロボット等に取り付けるための凸部104が形成される。また、ボデイ102の一端部にはその長手方向に延在し、ロボット等に取り付けるための突起部105が形成される。
【0015】
ボデイ102の中央には、図3に示すように、その長手方向に沿ってロッド用孔部106が形成される。ボデイ102にはロッド用孔部106の端部に位置して負圧ポート108が形成され、負圧ポート108には電磁弁109を介して負圧流体供給源である真空吸引源111が接続される。ボデイ102の隅角部近傍にはロッド用孔部106と平行にバイパス管体用孔部110およびピストン用孔部112が形成される。
【0016】
ロッド用孔部106にはロッド部材118がその長手方向に変位可能に挿入され、ロッド部材118はロッド用孔部106を構成する壁部の端部近傍に設けられたボールブシュ120によって支持される。このため、ロッド部材118はガイド手段として機能する。なお、ロッド部材118がボールブシュ120と当接する部位には焼入れ処理が施されている。
【0017】
ロッド部材118の一端側外周にはパッキン126が設けられ、パッキン126はロッド用孔部106を構成する壁部に摺動自在に当接する。ロッド部材118の内部にはその長手方向に沿って吸引通路128が形成され、吸引通路128の前記ボデイ102から突出する側は拡径部130として形成される。吸引通路128はロッド用孔部106内に開口し、従って、吸引通路128はロッド用孔部106に連通する。
【0018】
ロッド部材118の端部にはチャック132を介してゴムの如き材料により蛇腹状に形成された吸引手段である吸着用パット134が設けられ、吸着用パット134内に形成された吸着室136はロッド部材118の拡径部130に連通する。
【0019】
ロッド部材118には変位部材138が固着され、変位部材138には突起部105に対する逃げ用凹部139が形成される(図1参照)。変位部材138にはロッド部材118と平行にバイパス管体140、ピストンロッド142の端部が固着され、バイパス管体140、ピストンロッド142はそれぞれボデイ102のバイパス管体用孔部110、ピストン用孔部112に変位可能に挿入される。
【0020】
バイパス管体140の内部にはその長手方向に沿ってバイパス通路144が形成され、バイパス通路144の一端部は変位部材138に形成された通路146、ロッド部材118に形成された孔部148を介してロッド部材118の拡径部130に連通する。バイパス通路144の他端部はバイパス管体用孔部110内に開口し、従って、バイパス通路144はバイパス管体用孔部110に連通する。また、バイパス管体用孔部110はボデイ102に形成された通路150を介してロッド用孔部106に連通する。バイパス管体用孔部110の端部は蓋部材152によって閉蓋される。バイパス管体用孔部110を構成する変位部材138側の壁部にはブシュ154が設けられ、ブシュ154にはバイパス管体140が挿通する。ブシュ154にはバイパス管体用孔部110から負圧流体が漏洩することを防止するためのパッキン156が設けられる。
【0021】
ピストン用孔部112に挿入されたピストンロッド142の端部には、シリンダ機構160を構成するピストン162が固着される。ピストン162には磁石164が設けられ、磁石164の磁気作用をボデイ102の外部に装着された図示しない磁気センサによって検知することによりピストン162の位置が検出される。ピストン162には磁石164を挟持するようにパッキン166a、166bが設けられ、ピストン用孔部112はパッキン166a、166bによって一方のシリンダ室168aと他方のシリンダ室168bとに隔離される。図4に示すように、一方のシリンダ室168aはボデイ102の端部に設けられた正圧ポート170に連通し、他方のシリンダ室168bは、ボデイ102に形成された通路172、174を介してボデイ102の端部に設けられた正圧ポート176に連通する。正圧ポート170、176は図示しない電磁弁を介して圧縮空気供給源(図示せず)に接続される。
【0022】
ピストン用孔部112を構成する変位部材138側の壁部にはブシュ180が設けられ、ブシュ180にはピストンロッド142が挿通する。ブシュ180にはパッキン182が設けられ、パッキン182はピストン用孔部112から流体が漏洩することを防止する機能を有する。
【0023】
本発明の第1の実施の形態に係る吸着装置100は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作ならびに作用効果について説明する。
【0024】
先ず、真空吸引源111を駆動し、負圧ポート108に負圧流体を導入すると、この負圧流体はロッド用孔部106からロッド部材118の吸引通路128を介して拡径部130に供給される(図3参照)。また、負圧流体はロッド用孔部106から通路150を介してバイパス管体用孔部110に供給され、さらに、バイパス通路144、通路146を介して拡径部130に供給される。そして、拡径部130から吸着用パット134の吸着室136に負圧流体が供給され、吸着室136内の空気が吸引される。
【0025】
次に、図示しない電磁弁を切り替えて圧縮空気供給源(図示せず)から正圧ポート170に正圧流体である圧縮空気が供給されると、一方のシリンダ室168aに圧縮空気が導入され、ピストン162がピストンロッド142、変位部材138とともに下降する。このため、吸着用パット134がワーク190に当接する。このとき、ロッド部材118、バイパス管体140も下降するが、吸引通路128、バイパス通路144はそれぞれロッド用孔部106、バイパス管体用孔部110に開口しているため、ロッド用孔部106、バイパス管体用孔部110と吸引通路128、バイパス通路144との連通が途切れることがなく、負圧ポート108に導入された負圧流体は吸着室136に供給され続ける。
【0026】
このように、負圧流体はロッド部材118の吸引通路128とバイパス管体140のバイパス通路144とによって吸着室136にそれぞれ供給されるため、吸着用パット134を介して吸引される流体の通路の断面積が大きく、流体抵抗も少ない。従って、吸着用パット134の吸引力を向上させることができる。
【0027】
例えば、ワーク190の表面に凹凸が形成されている場合、吸着用パット134の吸着部とワーク190の表面との間に隙間が形成され、この隙間から吸着室136に空気が侵入してしまい、発生する負圧が減少する。しかしながら、前述のように、バイパス通路144によって吸着用パット134の吸引力が増加しているため、ワーク190を確実に吸着することができる。
【0028】
ワーク190が吸着用パット134に吸着された後、図示しない電磁弁を切り替えて正圧ポート176から他方のシリンダ室168bに圧縮空気を導入する(図4参照)。このため、ピストン162が上昇し、吸着用パット134もワーク190とともに上昇する。
【0029】
そして、吸着装置100が取り付けられたロボット等の変位作用下にワーク190が搬送されると、電磁弁109が切り替えられて負圧ポート108に対する負圧流体の供給が停止され、代わって大気圧が負圧ポート108に導入される。従って、吸引通路128、バイパス通路144を通って大気圧が吸着室136に供給され、ワーク190が吸着用パット134から離間する。
【0030】
以上のようにして、ワーク190が搬送される。
【0031】
第1の実施の形態では、負圧ポート108に導入された負圧流体はロッド部材118の吸引通路128とバイパス管体140のバイパス通路144との両者によって吸着室136にそれぞれ供給されるため、吸着用パット134の吸着力が増加し、例えば、ワーク190の表面に凹凸がある場合でも、このワーク190を確実に吸着することができる。従って、搬送中におけるワーク190の落下を阻止することができる。
【0032】
また、シリンダ機構160はロッド部材118と別体で設けられているため、ロッド部材118にシリンダ機構のピストンを設ける場合のように、ピストンに付与される圧縮空気の圧力を確保するためにロッド部材118の直径を小さくする必要がない。このため、ロッド部材118がピストンロッドを兼ねる場合と比較してロッド部材118の直径を大きくすることができ、吸引通路128の断面積も大きくなる。従って、流体抵抗を減少させることができ、吸着用パット134の吸着力が一層増加する。この場合、ロッド部材118のボールブシュ120が当接する部位に焼入れ処理を施すために、この当接部位の肉厚を厚くする必要があることから、吸引通路128の断面積が小さくなってしまうが、ロッド部材118の直径が大きいため、吸引通路128の断面積を十分に確保することができる。
【0033】
さらに、吸着用パット134が装着されるチャック132にチューブ等により真空吸引源を接続する場合と比較して、チャック132の構成が簡易になり、吸着装置100が小型化されるとともに、変位するチャック132にチューブ等を配管する必要がないため、吸着装置100の配管作業が容易となる。
【0034】
さらにまた、ロッド部材118がガイド手段として機能するため、ガイド手段を別途設ける必要がなく、吸着装置100の構成が一層簡素となる。
【0035】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る吸着装置200について、図5を参照して説明する。なお、第1の実施の形態と同様の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0036】
この吸着装置200のロッド部材202は変位部材138の内部に終端する。変位部材138には室204が形成され、ロッド部材202の吸引通路206は室204に連通する。また、バイパス管体140のバイパス通路144も室204に連通する。このため、室204は吸引通路206とバイパス通路144とを連通させる通路として機能する。変位部材138には筒状部材210の一端部が固着され、筒状部材210の孔部212は室204に連通する。筒状部材210の他端部にはチャック132を介して吸着用パット134が設けられ、孔部212は吸着用パット134の吸着室136に連通する。
【0037】
以上のように構成される吸着装置200によってワーク190を吸着する場合、第1の実施の形態の吸着装置100と同様に、負圧ポート108に負圧流体を導入すると、負圧流体はロッド部材202の吸引通路206とバイパス管体140のバイパス通路144とから室204に供給され、さらに、筒状部材210の孔部212を介して吸着室136に供給される。このため、ワーク190が吸着用パット134に吸着される。
【0038】
この第2の実施の形態では、筒状部材210の直径をロッド部材202の直径よりも大きくすることができ、孔部212の断面積も大きくなる。従って、吸引通路206とバイパス通路144との2つの経路に流れる負圧流体の流量を孔部212によって十分に確保することができ、流体抵抗が一層小さくなり、吸着用パット134の吸着力がさらに一層大きくなる。
【0039】
なお、第1、第2の実施の形態に係る吸着装置100、200では、単一のバイパス通路144を設けているが、これに限定されるものではなく、複数のバイパス通路を設けてもよいことは勿論である。
【0040】
【発明の効果】
本発明に係る吸着装置によれば、以下のような効果ならびに利点が得られる。
【0041】
本発明によれば、負圧流体はロッド部材の吸引通路とバイパス通路との両者によって吸着手段に供給されるため、負圧流体の流量が増加する。従って、例えば、ワークの表面に凹凸がある場合でも、ワークを確実に吸着することができる。
【0042】
また、シリンダ機構はロッド部材と別体で設けられているため、ロッド部材がピストンロッドを兼ねる場合と比較してロッド部材の直径を大きくすることができ、吸引通路の断面積も大きくなる。このため、流体抵抗を減少させることができ、負圧流体の流量を増加させることができる。
【0043】
さらに、ロッド部材の吸引通路とバイパス管体のバイパス通路とを変位部材の室に連通させ、該室から筒状部材を介して吸着手段に連通させることにより、筒状部材の直径をロッド部材の直径よりも大きくすることができ、筒状部材の孔部の断面積も大きくなる。従って、流体抵抗がさらに減少し、負圧流体の流量を一層増加させることができる。
【0044】
さらにまた、吸着手段に直接接続されるチューブ等を介して負圧流体を供給する場合と比較して、構成が簡易になり、吸着装置が小型化されるとともに、変位する吸着手段にチューブ等を配管する必要がないため、吸着装置の配管作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る吸着装置を示す斜視図である。
【図2】図1の吸着装置を示す底面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る吸着装置を示す一部拡大断面図である。
【図6】従来技術に係る吸着装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
100、200…吸着装置 102…ボデイ
106…ロッド用孔部 108、176…ポート
110…バイパス管体用孔部 111…真空吸引源
112…ピストン用孔部 118、202…ロッド部材
128、206…吸引通路 134…吸着用パット
136…吸着室 138…変位部材
140…バイパス管体 142…ピストンロッド
144…バイパス通路 160…シリンダ機構
190…ワーク 204…室
210…筒状部材

Claims (6)

  1. 負圧流体が供給される負圧ポートと、正圧流体が供給される正圧ポートとを有するボデイと、
    前記ボデイに設けられ、前記正圧ポートから供給される正圧流体の作用下にピストンを変位させるシリンダ機構と、
    前記負圧ポートに連通する吸引通路が形成され、前記シリンダ機構の駆動作用下に前記ボデイの軸線方向に沿って変位自在に設けられたロッド部材と、
    前記ロッド部材と一体的に変位自在に設けられ、前記吸引通路を流通する負圧流体の作用によってワークを吸着する吸着手段と、
    を備え、前記ボデイには、前記負圧ポートと前記ロッド部材に形成された前記吸引通路とを連通接続するバイパス通路が設けられることを特徴とする吸着装置。
  2. 請求項1記載の吸着装置において、
    前記ボデイには、前記負圧ポートに連通するロッド用孔部およびバイパス管体用孔部が形成され、前記ロッド用孔部には前記ロッド部材が変位可能に挿通し、前記バイパス管体用孔部には前記バイパス通路が形成されたバイパス管体が変位可能に挿通し、前記バイパス通路の一端側は前記バイパス管体用孔部に連通することを特徴とする吸着装置。
  3. 請求項1または2記載の吸着装置において、
    前記ロッド部材は前記吸着手段をワークに向かって進退動作させるガイド手段として機能することを特徴とする吸着装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の吸着装置において、
    前記シリンダ機構はピストンロッドを有し、前記ピストンロッドはロッド部材と略平行に配設されることを特徴とする吸着装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の吸着装置において、
    前記ピストンロッドの端部には変位部材が固着され、前記変位部材には前記ロッド部材および前記バイパス管体が設けられ、前記ロッド部材の吸引通路と前記バイパス用管体のバイパス通路とは前記変位部材に形成された室によって互いに連通することを特徴とする吸着装置。
  6. 請求項5記載の吸着装置において、
    前記変位部材には、該変位部材に形成された前記室に連通する筒状部材を介して前記吸着手段が設けられることを特徴とする吸着装置。
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