JP3990636B2 - 一液型塗料組成物および塗装物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一液型塗料組成物および塗装物に関する。
【0002】
【従来の技術】
トタン屋根塗料は、20年前までは油性系が主流であったが、その後、アクリル系、そしてウレタン系へと進化を遂げてきた。現在、ウレタン系がトタン屋根塗料の最高級品と言われている。ウレタン系トタン屋根塗料は主剤と硬化剤に分かれる2液型塗料であるため、その使用は煩雑である。また、2液型塗料は、一液型塗料に比べて、廃缶が多くなり、可使時間が必要となり、残塗料が増加する。
【0003】
そこで、産業廃棄物の問題から、2液型塗料の代わりに、1液型塗料が着目されている。これは、1液型塗料は2液型塗料に比べて、廃缶が少ないばかりでなく、可使時間がなく残塗料を減らせるメリットがあるためである。また、近年、環境配慮、省力化、メンテナンスサイクル延長などの点からも、汎用塗料分野において、耐久性のある1液型塗料について需要がある。
【0004】
特許文献1には、(A)エポキシ基含有ビニルモノマーと、メチルメタクリレートと、他のビニルモノマーからなる共重合物100に対して、不飽和脂肪酸を5〜60付加反応させた変性ビニル系共重合体と、(B)メチルメタクリレート、他のビニルモノマーからなる、樹脂骨格中に官能基を有していないビニル系重合体と、を固形分質量比80/20〜20/80の割合で含む塗料について記載されている。この特許文献1では、ラジカル共重合体をまず生成し、次いで、ラジカル共重合体中のエポキシ基含有ビニルモノマーに由来する繰り返し単位中のエポキシ基に不飽和脂肪酸を付加重合させている。これでは、過剰の不飽和脂肪酸を用いることにより、不飽和脂肪酸が塗料中に残留することとなり、この残留した不飽和脂肪酸が塗装作業中貯蔵安定性に影響を与える。
【0005】
特許文献2及び特許文献3には、脂肪酸変性ビニル系重合体を樹脂として含む塗料組成物が記載されている。そして、この脂肪酸変性ビニル系重合体は、ホモポリマーの溶解性パラメーターが9.0以上のビニル系単量体を1種以上、及び(メチル)グリシジル(メタ)アクリレートを必須成分として用いて得られるビニル系共重合体と、(半)乾性油脂肪酸とを反応させたものである。グリシジルメタアクリレート及び他のモノマーを使用してまず、ビニル系共重合体を合成し、その後に乾性油脂肪酸をグリシジルメタアクリレート由来繰り返し単位中のグリシジル基を反応させて脂肪酸変性ビニル系重合体を製造する工程を必須としている。
【0006】
特許文献4には、塗料組成物が記載されていて、塗料組成物中の樹脂は下記(A)および(B)の2種類の混合物である。(A)重合体分散液。重合体分散液はビニル系単量体を溶解し、該単量体から形成される重合体は溶解しない有機液体中で、該有機液体に可溶な分散安定剤の存在下で該ビニル系単量体を重合して得る。(B)エポキシ基又はアルコール性水酸基を有する樹脂に炭素数8以上の不飽和脂肪酸を反応させて得られる樹脂。上記(A)のビニル系単量体は、発明の詳細な説明の記載を見ると一般的なものであり、不飽和脂肪酸とグリシジルメタクリレート(GMA)との反応物に関する記載はない。上記(A)の分散安定剤は酸化重合性2重結合を有する樹脂が好ましいと記載されているが、酸化重合性2重結合を有するビニル単量体はジヒドロジシクロペンタジエン等であり、不飽和脂肪酸とGMAの反応物については記載されていない。また、上記(B)では炭素数8以上の不飽和脂肪酸をエポキシ基を有する樹脂に付加反応させている。
【0007】
【特許文献1】
特公平6−72215号公報
【特許文献2】
特開2002−194269号公報
【特許文献3】
特開2002−194271号公報
【特許文献4】
特開2000−95996号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、光沢性、耐候性を満たした、新規な一液型塗料組成物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
より具体的には、本発明は以下のようなものを提供する。
【0010】
(1) 少なくとも樹脂組成物及びドライヤーを含有する一液型塗料組成物であって、前記樹脂組成物が、エポキシ基含有(メタ)アクリル化合物と不飽和脂肪酸とを反応させて得られた不飽和脂肪酸エステル基含有(メタ)アクリルモノマー(GFAモノマー)と、エチレン性不飽和結合を有するモノマーとを共重合させたコポリマーであることを特徴とする一液型塗料組成物。
【0011】
(2) 前記GFAモノマーが、全モノマー中の10〜60モル%を占めることを特徴とする上記(1)記載の一液型塗料組成物。
【0012】
(3) 前記エチレン性不飽和結合を有するモノマーにはt−ブチル(メタ)アクリレートまたはシクロヘキシル(メタ)アクリレートの少なくとも一方が含まれている上記(1)又は(2)記載の一液型塗料組成物。
【0013】
(4) 含有されるモノマーがシクロヘキシル(メタ)アクリレートである上記(3)記載の一液型塗料組成物。
【0014】
(5) 上記(1)から(4)のいずれかに記載の樹脂組成物の固形分が、20から60質量%を占める一液型塗料組成物。
【0015】
(6) 前記一液型塗料組成物は、トタン屋根塗料用である上記(1)から(5)のいずれかに記載の一液型塗料組成物。
【0016】
(7) 上記(1)から(6)のいずれかに記載の一液型塗料組成物によって被覆されたことを特徴とする塗装物。
【0017】
(8) 前記塗装物が、前記一液型塗料組成物を亜鉛引き鉄板に塗布し、硬化させたものである上記(7)に記載の塗装物。
【0018】
【発明の実施の形態】
[GFAモノマー]
本発明では、エポキシ基含有(メタ)アクリル化合物と不飽和脂肪酸とを反応させて得られたGFAモノマーが用いられる。本明細書において、(メタ)アクリル化合物とは、アクリル化合物又はメタクリル化合物を意味する。例えば、エポキシ基含有(メタ)アクリル化合物とは、エポキシ基含有アクリル化合物又はエポキシ基含有メタクリル化合物を意味する。同様に、GFAモノマーとは、不飽和脂肪酸エステル基含有アクリル化合物又はエステル基含有メタクリル化合物を意味する。
【0019】
エポキシ基含有(メタ)アクリル化合物は、例えば、下記の式(I)で示され、不飽和脂肪酸は、例えば、下記の式(II)で示される。
【0020】
【化1】
【0021】
(式中、R1は、水素原子又はメチル基である。R2は、例えば、炭素原子が3から40の直鎖又は分岐状のアルケニル基、アルカジエニル、アルカトリエニル基、アルキニル基(alkynyl)、又は、アルケン−イニル基(alkene−ynyl)であり、炭素原子が3から40の直鎖又は分岐状のアルケニル基、アルカジエニル、アルカトリエニル基であることが好ましい。Aは、炭素数1から6の直鎖又は分岐状のアルキレン基である。nは、正数である。)
【0022】
このようなエポキシ基含有(メタ)アクリル化合物としては、グリシジルアクリレート、グリシジルメタアクリレート、メチルグリシジルアクリレート、メチルグリシジルメタアクリレート、アリルグリシジルエーテル、メタアリルグリシジルエーテルなどを用いることができる。
【0023】
式(I)で示されるエポキシ基含有(メタ)アクリル化合物は、式(II)で示される不飽和脂肪酸と反応し、上記式(III)で示されるGFAモノマーが得られる。上記式(III)で示されるGFAモノマーの(メタ)アクリル部分が他のモノマーと共重合し、本発明の塗料組成物に使用する樹脂組成物が得られる。
【0024】
上記不飽和脂肪酸としては、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、リシノール酸などを用いることができる。また、亜麻仁油脂肪酸、サフラワー油脂肪酸、大豆油脂肪酸、米糠油脂肪酸、胡麻油脂肪酸、ひまし油脂肪酸、脱水ひまし油脂肪酸、エノ油脂肪酸、麻実油脂肪酸、綿実油脂肪酸、トール油脂肪酸などのような非共役二重結合をもつ乾性油、半乾性油脂肪酸などを用いることができる。これらの乾性油、半乾性油脂肪酸などを用いることにより、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、エレオステアリン酸もしくはリシノール酸などの不飽和脂肪酸類が含まれることになるが、不飽和脂肪酸基の平均炭素数は13〜23であるのが好ましい。
【0025】
上記GFAモノマーは、全モノマー中の10〜60モル%、更には30〜50モル%を占めることが好ましい。GFAモノマーが、全モノマー中の10モル%未満のときには、満足する架橋性が得られないため塗膜強度が不十分となることがある。一方、GFAモノマーが、全モノマー中の60%より多いときには、満足する貯蔵安定性が得られないことがある。
【0026】
[エチレン性不飽和結合を有するモノマー]
エチレン性不飽和結合を有するモノマーとしては、アクリル系モノマーが好ましく用いられる。アクリル系モノマーとしては、例えば、アクリル酸またはメタクリル酸のメチル、エチル、プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、2−エチルヘキシル、ラウリル、シクロヘキシル、フェニル、ベンジル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル等のエステル化物類、アクリル酸のカプロラクトンの開環付加物類、アクリル酸グリシジル、アクリルアミド、メタクリルアミドおよびN−メチロールアクリルアミド、多価アルコールの(メタ)アクリル酸エステル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチルのカプロラクトンの開環付加物類、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、メタクリル酸グリシジル等が挙げられる。
【0027】
エチレン性不飽和結合を有するモノマーとしては、更に、スチレン系モノマーが挙げられる。スチレン系モノマーとしては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルケトン、t−ブチルスチレン、パラクロロスチレンおよびビニルナフタレンを挙げることができる。
【0028】
エチレン性不飽和結合を有するモノマーとしては、更にまた、イタコン酸、マレイン酸、酢酸ビニル等が挙げられる。エチレン性不飽和結合を有するモノマーは、2種以上を用いてもよい。
【0029】
本発明において好ましく使用されるモノマーとしては、シクロヘキシル(メタ)アクリレートおよびt−ブチル(メタ)アクリレートを挙げることができる。シクロヘキシル(メタ)アクリレートは、耐候性と光沢性を発現することができ、t−ブチル(メタ)アクリレートは耐候性に寄与する。上記シクロヘキシル(メタ)アクリレートまたはt−ブチル(メタ)アクリレートの好ましい配合量は、全モノマー中の10〜60モル%、更に好ましくは30〜50モル%である。
【0030】
上記共重合をさせて本発明に係る樹脂組成物を製造するには、ラジカル重合でもよければ、イオン重合でもよい。ラジカル重合の場合には、アゾ系やパーオキサイド系の重合開始剤を用いて周知の方法により重合することができる。上記樹脂組成物は、塗料組成物中に固形分換算で20〜60質量%、更には35〜45質量%配合されていることが好ましい。配合量が20質量%未満では、光沢性も耐候性も低下し、60質量%を超えると塗装作業性に支障がでることがある。
【0031】
[ドライヤー]
本発明の一液型塗料組成物には、ドライヤーが含まれる。ドライヤーとしては、従来から塗料用として常用されているものを挙げることができ、例えば、ナフテン酸またはオクチル酸のコバルト塩、マンガン塩、鉛塩、ジルコニウム塩、カルシウム塩等がある。
【0032】
本発明の一液型塗料組成物に含有させることができるその他の添加剤としては、二酸化チタン、カーボンブラック、フタロシアニンブルーなどの無機または有機顔料;アルミフレーク、マイカフレークなどの光輝性顔料;酸化カルシウム、硫酸バリウム、シリカ、クレー、タルク、ケイ砂、ガラス粉などの無機質顔料・充填剤;酸化ポリエチレン、アマイド系、三次元架橋を有する樹脂粒子などのチクソトロピー性を発現する増粘剤;老化防止剤;防腐剤;防黴剤;色わかれ防止剤;消泡剤;紫外線吸収剤を挙げることができる。上記の顔料、無機質顔料・充填剤を配合する場合には、塗料固形分100質量部に対して、1〜70質量部配合することが好ましい。
【0033】
本発明の一液型塗料が着色顔料等の顔料成分を含む場合は、本発明に係る樹脂組成物の一部、ミネラルスピリット等の有機溶剤および分散剤に上記の顔料、必要に応じて充填剤を添加し、顔料分散させた後、残りの樹脂組成物、およびその他の添加剤を配合して製造することが好ましい。上記分散剤としては、例えば、脂肪族系多価カルボン酸、ポリカルボン酸、ポリカルボン酸のアミン塩、ポリエステルのアミン塩、ノニオン系界面活性剤などの顔料分散剤、顔料湿潤剤などが用いられる。
【0034】
本発明の一液型塗料組成物を塗装する場合は、通常の塗装方法を採用することができる。例えば、被塗装物が外壁、屋根材等の場合は、刷毛塗り、ローラー塗装、エアレススプレー塗装がある。本発明の塗装物は、トタン、コロニアル、サイディングボード等の被塗装物に上記の塗装方法で塗装したものである。
【0035】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は実施例に制限されない。具体的には、表1に示すような配合の樹脂組成物を製造した。
【0036】
【表1】
【0037】
[樹脂組成物A]
8質量%のスチレン(ST)、19質量%の2−エチルヘキシルメタクリレート(EHMA)、35質量%のシクロヘキシルメタクリレート(CHMA)、2質量%のω−カルボキシ−ポリカプロラクトンモノメタクリレート、1質量%の(N,N−ジエチルアミノ)エチルメタクリレート(DEAEMA)、及び35質量%のGFAモノマー(グリシジルメタクリレートと大豆油脂肪酸とを共重合させて得られたモノマー)とを反応して、固形分60質量%(溶剤:ミネラルスピリット)の樹脂組成物Aを製造した。この樹脂組成物の重量平均分子量は、約25000であった。
【0038】
[樹脂組成物B]
8質量%のスチレン、14質量%の2−エチルヘキシルメタクリレート、40質量%のt−ブチルメタクリレート(tBMA)、2質量%のω−カルボキシ−ポリカプロラクトンモノメタクリレート、1質量%の(N,N−ジエチルアミノ)エチルメタクリレート、及び35質量%のGFAモノマー(グリシジルメタクリレートと大豆油脂肪酸とを共重合させて得られたモノマー)とを反応して、固形分60質量%(溶剤:ミネラルスピリット)の樹脂組成物Bを製造した。
【0039】
[樹脂組成物C]
8質量%のスチレン、19質量%の2−エチルヘキシルメタクリレート、35質量%のt−ブチル(メタ)アクリレート、2質量%のω−カルボキシ−ポリカプロラクトンモノメタクリレート、1質量%の(N,N−ジエチルアミノ)エチルメタクリレート、及び35質量%のGFAモノマー(グリシジルメタクリレートと大豆油脂肪酸とを共重合させて得られたモノマー)とを反応して、固形分60質量%(溶剤:ミネラルスピリット)の樹脂組成物Cを製造した。
【0040】
[樹脂組成物D]
15質量%のスチレン、17質量%の2−エチルヘキシルメタクリレート、35質量%のシクロヘキシルメタクリレート、2質量%のω−カルボキシ−ポリカプロラクトンモノメタクリレート、1質量%の(N,N−ジエチルアミノ)エチルメタクリレート、及び30質量%のGFAモノマー(グリシジルメタクリレートと大豆油脂肪酸とを共重合させて得られたモノマー)とを反応して、固形分60質量%(溶剤:ミネラルスピリット)の樹脂組成物Dを製造した。
【0041】
[樹脂組成物E]
8質量%のスチレン、4質量%の2−エチルヘキシルメタクリレート、35質量%のシクロヘキシルメタクリレート、2質量%のω−カルボキシ−ポリカプロラクトンモノメタクリレート、1質量%の(N,N−ジエチルアミノ)エチルメタクリレート、及び50質量%のGFAモノマー(グリシジルメタクリレートと大豆油脂肪酸とを共重合させて得られたモノマー)とを反応して、固形分60質量%(溶剤:ミネラルスピリット)の樹脂組成物Eを製造した。
【0042】
[樹脂組成物F]
30質量%のスチレン、32質量%の2−エチルヘキシルメタクリレート、35質量%のシクロヘキシルメタクリレート、2質量%のω−カルボキシ−ポリカプロラクトンモノメタクリレート、及び1質量%の(N,N−ジエチルアミノ)エチルメタクリレートとを反応して、固形分60質量%(溶剤:ミネラルスピリット)の樹脂組成物Fを製造した。
【0043】
次に、上記樹脂組成物A〜Fを用いて、実施例1〜8及び比較例1を製造した。このときの配合を表2に示す。表2には、後に述べる評価結果も合わせて記載されている。
【0044】
【表2】
【0045】
[実施例1]
上記樹脂組成物Aを固形分として36質量部、溶剤としてミネラルスピリットを39質量部(上記樹脂組成物Aの溶剤としてのミネラルスピリットと塗料製造時に使用するミネラルスピリットの合計量)、顔料(カーボンブラック、ベンガラ、二酸化チタン、及び沈降性硫酸バリウム)を20質量部、ナフテン酸コバルトとオクチル酸マンガンとからなるドライヤーを1質量部、ダレ防止剤等の添加剤として4質量部により、実施例1の一液型塗料組成物を得た。
【0046】
[実施例2]
上記樹脂組成物Aを固形分として25質量部、溶剤としてミネラルスピリットを50.3質量部(上記樹脂組成物Aの溶剤としてのミネラルスピリットと塗料製造時に使用するミネラルスピリットの合計量)、顔料(カーボンブラック、ベンガラ、二酸化チタン、及び沈降性硫酸バリウム)を20質量部、ナフテン酸コバルトとオクチル酸マンガンとからなるドライヤーを0.7質量部、ダレ防止剤等の添加剤として4質量部により、実施例2の一液型塗料組成物を得た。
【0047】
[実施例3]
上記樹脂組成物Aを固形分として45質量部、溶剤としてミネラルスピリットを29.7質量部(上記樹脂組成物Aの溶剤としてのミネラルスピリットと塗料製造時に使用するミネラルスピリットの合計量)、顔料(カーボンブラック、ベンガラ、二酸化チタン、及び沈降性硫酸バリウム)を20質量部、ナフテン酸コバルトとオクチル酸マンガンとからなるドライヤーを1.3質量部、ダレ防止剤等の添加剤として4質量部により、実施例3の一液型塗料組成物を得た。
【0048】
[実施例4]
上記樹脂組成物Aを固形分として60質量部、溶剤としてミネラルスピリットを14.3質量部(上記樹脂組成物Aの溶剤としてのミネラルスピリットと塗料製造時に使用するミネラルスピリットの合計量)、顔料(カーボンブラック、ベンガラ、二酸化チタン、及び沈降性硫酸バリウム)を20質量部、ナフテン酸コバルトとオクチル酸マンガンとからなるドライヤーを1.7質量部、ダレ防止剤等の添加剤として4質量部により、実施例4の一液型塗料組成物を得た。
【0049】
[実施例5]
上記樹脂組成物Bを固形分として36質量部、溶剤としてミネラルスピリットを39質量部(上記樹脂組成物Aの溶剤としてのミネラルスピリットと塗料製造時に使用するミネラルスピリットの合計量)、顔料(カーボンブラック、ベンガラ、二酸化チタン、及び沈降性硫酸バリウム)を20質量部、ナフテン酸コバルトとオクチル酸マンガンとからなるドライヤーを1質量部、ダレ防止剤等の添加剤として4質量部により、実施例5の一液型塗料組成物を得た。
【0050】
[実施例6]
上記樹脂組成物Cを固形分として36質量部、溶剤としてミネラルスピリットを39質量部(上記樹脂組成物Aの溶剤としてのミネラルスピリットと塗料製造時に使用するミネラルスピリットの合計量)、顔料(カーボンブラック、ベンガラ、二酸化チタン、及び沈降性硫酸バリウム)を20質量部、ナフテン酸コバルトとオクチル酸マンガンとからなるドライヤーを1質量部、ダレ防止剤等の添加剤として4質量部により、実施例6の一液型塗料組成物を得た。
【0051】
[実施例7]
上記樹脂組成物Dを固形分として36質量部、溶剤としてミネラルスピリットを39質量部(上記樹脂組成物Aの溶剤としてのミネラルスピリットと塗料製造時に使用するミネラルスピリットの合計量)、顔料(カーボンブラック、ベンガラ、二酸化チタン、及び沈降性硫酸バリウム)を20質量部、ナフテン酸コバルトとオクチル酸マンガンとからなるドライヤーを1質量部、ダレ防止剤等の添加剤として4質量部により、実施例7の一液型塗料組成物を得た。
【0052】
[実施例8]
上記樹脂組成物Eを固形分として36質量部、溶剤としてミネラルスピリットを39質量部(上記樹脂組成物Aの溶剤としてのミネラルスピリットと塗料製造時に使用するミネラルスピリットの合計量)、顔料(カーボンブラック、ベンガラ、二酸化チタン、及び沈降性硫酸バリウム)を20質量部、ナフテン酸コバルトとオクチル酸マンガンとからなるドライヤーを1質量部、ダレ防止剤等の添加剤として4質量部により、実施例8の一液型塗料組成物を得た。
【0053】
[比較例1]
上記樹脂組成物Fを固形分として36質量部、溶剤としてミネラルスピリットを39質量部(上記樹脂組成物Aの溶剤としてのミネラルスピリットと塗料製造時に使用するミネラルスピリットの合計量)、顔料(カーボンブラック、ベンガラ、二酸化チタン、及び沈降性硫酸バリウム)を20質量部、ナフテン酸コバルトとオクチル酸マンガンとからなるドライヤーを1質量部、ダレ防止剤等の添加剤として4質量部により、比較例1の一液型塗料組成物を得た。
【0054】
[比較例2]
比較例2として、関西ペイント社製のスーパーシリコンルーフを用いた。
【0055】
上記実施例1〜8、並びに比較例1及び2の塗料組成物でできる塗膜の耐候性等の物性について評価した。光沢鮮映性は、得られた塗料組成物をガラス板上に6ミルのドクターブレードを用いて塗布し、室温で24時間乾燥させてから、デジタル変角光沢計「UGV−5K」(スガ試験機株式会社製)を用い、20°光沢を測定することにより評価した。付着性は、鋼板(JIS G 3141(SPCC−SB)に定める磨き鋼板をキシレンにて脱脂して使用)上に、プライマーとしてハイポンファインプライマーII(日本ペイント株式会社製)を湿時約160g/m2で刷毛にて塗装し、室温で4時間乾燥後、得られた塗料を湿時約130g/m2で2回刷毛にて塗装し(塗り重ね乾燥条件:室温2時間)、7日室温乾燥させた後、JIS K 5600−5−6で定められた方法にて評価した。このとき、カットの交差点において剥がれがない、又は、剥がれがわずかであるときは、(○)とし、塗膜カットの縁に沿って、及び/又は、交差点において剥がれているときは、(△)とし、塗膜カットの縁に沿って、部分的または、全体的に大はがれを生じているときは、(×)とする。
【0056】
貯蔵安定性は、得られた塗料を1L丸缶に密封し(空隙率30%)、50℃にて2週間貯蔵し、2週間後の塗料の状態変化を観察し、評価した。評価の基準は、増粘、皮張り、分離などの発生がなく、ほとんど変化ないときは、(○)とし、初期に比べて粘度変化があるが、流動性があり、使用上問題ないときは、(△)とし、皮張り、ゲル化しているときは、(×)とする。耐溶剤性は、得られた塗料組成物をガラス板上に6ミルのドクターブレードを用いて塗布し、室温で10分セッテイングしたのち、70℃で24時間強制乾燥させ、その塗膜のうえにミネラルスピリットを数滴たらして、ウエスで数回擦りながらふき取ったときの塗膜状態によって評価した。評価基準は、塗膜が全く溶けないときは、(◎)とし、ほとんど溶剤痕がわからないときは、(○)とし、塗膜がくもり、溶剤のついた部分の光沢が低下するときは、(△)とし、溶けるときは、(×)とする。
【0057】
耐候性は、鋼板(JIS G 3141(SPCC−SB)に定める磨き鋼板をキシレンにて脱脂して使用)上に、プライマーとしてハイポンファインプライマーII(日本ペイント株式会社製)を湿時約160g/m2で刷毛にて塗装し、室温で4時間乾燥後、得られた塗料を湿時約130g/m2で2回刷毛にて塗装し(塗り重ね乾燥条件:室温2時間)、7日室温乾燥させた後、サンシャインウェザーメーターにて1500時間促進劣化させ、劣化前の光沢に対する劣化後の光沢の割合を光沢保持率として算出した。
【0058】
結果を表2に示す。本発明の実施例の組成物は、光沢鮮映性、付着性、貯蔵安定性、耐溶剤性、そして、耐候性のいずれにおいても、十分な評価結果を得たが、比較例1では、耐溶剤性において著しく劣り、また、比較例2では、耐候性において著しく劣っていた(表2)。このように、塗膜物性が全ての項目で満足する本実施例の塗膜は、比較例の塗膜に比べ優れていることがわかる。
【0059】
【発明の効果】
本発明では、二液型塗料の性能を一液型塗料で発現させている。これによって、塗装現場では、主剤と硬化剤を混合する手間がなくなるばかりでなく、可使時間がないため、残塗料を無駄にすることも無くなる。更に、主剤と硬化剤の混合比率を間違えることによっておこる硬化不良などのトラブルも回避することが出来る。
【0060】
本発明の塗料組成物は、従来のトタン屋根塗料に比べ、乾燥性に優れ、最短2時間での塗り重ねができる。これによって、1日に2回塗装することが可能となるため、工期を大きく短縮することができる。特にこの速乾性は、冬場などの低温時の施工で効果を発揮する。
【0061】
本発明の塗料組成物は、肉持ち感とレベリング性のバランスが良く、トタン屋根のようなフラット面での光沢が非常に良いばかりでなく、対候性も優秀である。最近の新築戸建住宅では、トタン屋根でもつや消しがトレンドになりつつあるが、塗り替え分野に置いては、まだ、つや有りが主流である。特にトタン屋根は、取り付け角が急なことが多く、屋根の部分が人目に付く構造にあり、光沢のある仕上がり(キラツヤ感)の方が市場での評価が高い。
Claims (7)
- 少なくとも樹脂組成物及びドライヤーを含有する一液型塗料組成物であって、
前記樹脂組成物が、エポキシ基含有(メタ)アクリル化合物と不飽和脂肪酸とを反応させて得られた不飽和脂肪酸エステル基含有(メタ)アクリルモノマー(GFAモノマー)と、シクロヘキシル(メタ)アクリレートを含むエチレン性不飽和結合を有するモノマーとを共重合させたコポリマーであることを特徴とする一液型塗料組成物。 - 前記GFAモノマーが、全モノマー中の10〜60モル%を占めることを特徴とする請求項1記載の一液型塗料組成物。
- 前記シクロヘキシル(メタ)アクリレートが、全モノマー中の10〜60モル%を占めることを特徴とする請求項1又は2記載の一液型塗料組成物。
- 請求項1から3のいずれかに記載の樹脂組成物の固形分が、20から60質量%を占める一液型塗料組成物。
- 前記一液型塗料組成物は、トタン屋根塗料用である請求項1から4のいずれかに記載の一液型塗料組成物。
- 請求項1から5のいずれかに記載の一液型塗料組成物によって被覆されたことを特徴とする塗装物。
- 前記塗装物が、前記一液型塗料組成物を亜鉛引き鉄板に塗布し、硬化させたものである請求項6に記載の塗装物。
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