JP3990017B2 - カメラ一体型表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般の住宅の玄関扉やホテルなどの客室扉などの扉や建物の壁などに装備されるドアスコープ装置やインターフォンシステムなど用いて好適なカメラ一体型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
玄関扉を開けることなく訪問者を確認するための、所謂ドアスコープに関する従来技術が、例えば、実開平7−6487号公報や実用新案登録第3019238号公報などに開示されている。
【0003】
実用新案登録第3019238号公報に記載の技術では、機器を動作させるために、装置本体上部に配置された電源スイッチを随時操作する必要があり、また、床面から約135cmの高さにあるレンズスコープの取付穴を利用して(即ち、レンズスコープを取り外して)設置する構造であるため、電源スイッチは床面から約143cmの高さに設置されるものであった。
【0004】
実開平7−6487号公報に記載の技術でも、インターホンのコールボタンを押されたときにドアスコープ機器全体の電源が投入され、扉を開けたことを検知してドアスコープ機器全体の電源が切断されるものであった。扉を開けずにインターホンで応答した場合には、利用者(即ち、居住者)がディスプレイブロックの操作キーを操作して各電源を切らなければならず、また、インターホンの反応が一定時間無い状態が続くと、電源が切れるシステムであった。
【0005】
一方、ドアスコープの取付構造について、その一例が実開平7−6487号公報に記載されているが、これはドア自体を大幅に改造してカメラブロックやディスプレイブロックなどの各種ブロックを夫々ドアに埋め込み、夫々のブロック毎に固有の電源電圧を必要とするため、数種類の電源電圧が供給される構成となっている。
【0006】
また、実用新案登録第3019238号公報に記載のようなレンズスコープの取付穴を利用するものでは、取付穴を貫通して結合する取付金具A,Bを使用する必要があり、少なくとも屋外側にある取付金具Aの表面にカメラレンズを設け、この取付金具Aの円筒部内のこのカメラレンズの後方光軸上にカメラ部を挿入配置しており、独自の光学系と光電気変換部材を配しているため、既存のレンズスコープ部材を取り外して取り付けるようにする必要があった。また、この取付金具Aの円筒部内のカメラレンズの後方光軸上にカメラ部を挿入配置した場合の問題について、特に、説明がなされていない。
【0007】
また、ドアスコープの装置本体を玄関扉に固定する詳細な取付構造・方法については開示されておらず、実際の取付方法は不明であり、重量のある玄関扉の開閉に伴う応力や振動について充分配慮した機器の取付方法を提供する必要があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述のビデオカメラを用いた画像表示装置式のドアスコープ技術には、光学的技術のみのレンズスコープを凌駕する利点を有するものであるが、第1の課題として、利用者は機器本体の上部に配置された電源スイッチを随時操作する必要があり、通常、レンズスコープの取付高さは床上約135cmあるので、上記の機器が高さ16cmとして、来訪者を確認する度毎に床面から約143cm程度の高さにある電源スイッチを投入しなければならず、所定の身長の利用者は操作可能であるが、身長の低い子供や腰が曲った老人が使用するときや物を抱えたりして腕が不自由な状態で使用する場合、必ずしも容易に、また、俊敏に電源投入が操作できるとは限らず、ビデオカメラを用いた画像表示装置式のドアスコープ技術本来の目的や効果を達成できない場合も生じ得る。
【0009】
また、上記従来技術では、来訪者の確認が終わったときには、ドアスコープ本体の電源スイッチを切断する操作をしないと、カメラや表示装置は無駄に動作し続ける。しかし、ドアスコープを動作停止させるためには、利用者が電源スイッチを切断する操作が必要となって煩わしい場合もあるし、また、その結果、電源を切り忘れる場合も往々にしてあることになる。
【0010】
多くの場合、インターホンなどにより事前に来訪者自身から利用者(居住者や宿泊者)が来訪の用件について伝言を受けた後、実際に戸口で利用者が来訪者の真偽を確認するが、通常、この確認に要する時間はかなり短くても充分であり、一瞥するか、長くても数秒程度である。それ故、戸外を確認したいときだけドアスコープ装置が自動的に動作して使用でき、確認が終わると、自動的にドアスコープ装置の動作が停止するようにすることが望ましい。
【0011】
第2の課題として、実開閉7ー6487号公報に記載の装置は、独自の構造をなしてドアと一体になっており、この装置を新設したり、交換したりする場合には、ドア自体もこれとともに取り付け直したり、交換したりする必要があるし、また、数種類の電源電圧を必要とするために、大規模な取り付け工事を必要とする。
【0012】
また、実用新案登録第3019238号公報に記載の装置では、ドアに設けられている既存のレンズスコープを取り外して設けなければならないため、この取り外したレンズスコープを別に保管する必要がある。しかしながら、ユーザの希望に応じて、例えば、将来の住み替えや退去時に住居の状態を元に戻さねばならない借家においても、ドアに既に取り付けられているレンズスコープをそのまま残して、簡単な作業で装置本体を取り付けることができ、同様にして、単に装置本体を取り外すだけで元の状態に戻すことが容易にでき、取り外した部品を特別に保管する必要もなくて、通常は便利に使用できるようにすることが望ましい。
【0013】
また、表示部の映像には、レンズスコープの接眼レンズ側を周囲から固定する筒体の像が映り込むため、実質的に確認したい画像情報が少なからずアンダースキャンになって見辛くなるし、また、画像内容を正確に判断しづらい場合も生じる。
【0014】
第3の課題として、既に取り付けられているレンズスコープ部材をそのまま残して、簡単な作業で機器の取り付けを行なうことができ、より安全かつ確実に機器の取り付けができる取付方法が望まれる。
【0015】
本発明の目的は、かかる問題を解消し、戸外を確認したいとき、装置本体に近づくだけでこの装置本体が自動的に動作して誰でも容易に戸外を確認でき、装置本体からから離れるだけでその動作を停止するようにしたカメラ一体型表示装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、装置本体としてカメラ部と該カメラ部で撮像された映像が表示される表示部とが一体化され、該装置本体が扉や壁などの内側に設置されてそれらの外側を観察するカメラ一体型表示装置において、該装置本体近傍の所定範囲内での利用者の有無を検知するセンサ部と、該センサ部が該所定の範囲内に利用者が居ることを検知すると、該装置本体の電源を投入し、利用者が該装置から離れて該所定の範囲内に居ないことを検知すると、該装置本体の電源を切断する制御部とを該装置本体に設け、該装置本体を該扉や壁などに設置するための取付部材は、該扉や壁などと対向する平板部と、該平板部から突出して該装置本体と係合する複数の係合部と、該平板部に設けられ、該扉や壁などに取り付けられているレンズスコープの略円筒状をなす室内側固定部材の円筒部の外径よりも大径で、かつ該室内側固定部材の端部の室内側フランジ形状部の外径よりも小径な貫通孔をなす切欠部とを有し、該装置本体は、該取付部材の一部の該係合部を嵌合させて略固定保持する保持手段と、該取付部材の残り該係合部を係合させて固定する固定手段とを備え、該レンズスコープの室内側固定部材を該取付部材の該平板部における該切欠部に通して該扉や壁などに設けられた貫通穴内の該レンズスコープのレンズ鏡筒部と一体とすることにより、該平板部を該室内側固定部材での該室内側フランジ形状部でもって該レンズスコープに固定し、該取付部材の夫々の該係合部を該装置本体の該保持手段及び該固定手段で保持,固定することにより、該平板部に該装置本体を固定し、該装置本体を該扉や壁などの該レンズスコープが設けられた個所に設置可能に構成したことを特徴とするものである。
【0021】
以上の構成によると、戸外を確認したいとき、誰でも装置本体に近づくだけで装置本体が自動的に動作して容易に戸外を確認することができ、また、装置本体から離れるだけで、その動作が自動的に停止する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明によるカメラ一体型表示装置の一実施形態を示す斜視図であって、1はこのカメラ一体型表示装置の本体(即ち、装置本体)、2は主電源スイッチ、3は表示部、4はセンサ部、5は電源部、6は玄関扉である。
【0024】
なお、この実施形態では、標準仕様のレンズスコープを備えた住宅などの玄関扉に取り付ける戸外観察用のカメラ一体型表示装置とし、ドアスコープとして利用する場合について説明するが、本発明は特にこれに限るものではなく、一般に、標準仕様の、あるいは標準仕様でないレンズスコープをホテルの客室などの扉や建造物の壁などにも適用可能である。
【0025】
同図において、ここでは、装置本体1が玄関扉6に取り付けられている状態を示している。この装置本体1には、玄関扉6側にカメラ部が設けられており(図示せず)、このカメラ部は、玄関扉6に既に取り付けられている既存のレンズスコープやレンズスコープ取付穴(以上、図示せず)を利用して、玄関扉6の外側に向けて設置されている。また、この装置本体1のカメラ部とは反対側に表示部3が設けられており、この表示部3には、装置本体1内の図示しない各信号処理部で処理されたカメラ部の撮像映像が表示される。
【0026】
さらに、装置本体1にセンサ部4が設けられている。このセンサ部4は、装置本体1の表示部3と平行する面に利用者(居住者)と正対するように設置されている。ここでは、このセンサ部4は、装置本体1を正面から見て、装置本体1の左側端に寄せて配置しているが、これは、一般に、玄関扉6の取っ手部分がその左側に配置され、予め利用者が玄関扉6の左寄りに立って訪問者を確認し、しかる後、解錠して玄関扉6を開けようとする場合を想定しており、玄関扉6の左寄りにセンサ部4を配置することにより、このセンサ部4の感知範囲を有効に設定できるよう配慮したものである。玄関扉6の取っ手部分がその右側に配置される場合には、本体外形部の交換・変更により対処可能である。その他、センサ部4の選定並びに感度設定などの条件によって影響があり、水平方向の感度が必要なだけ高い場合には、装置本体1上のセンサ部4の取付位置を左右するものではない。
【0027】
主電源スイッチ2は、センサ部4に供給されるスタンバイ時の電源電圧を含めて、装置本体1全体の負荷に対する電源電圧を遮断するための電源スイッチである。主電源スイッチ2は、電源部5が一次電池あるいは二次電池などである場合、待機電力による電池の損失並びに機器の安全を考慮した補助手段である。電源部5として、家庭用電源をコンバートして外部電源装置から供給する場合には、安全上より必要である。この他、チャイルドプルーフや長期不在時の機器の不使用には有効である。
【0028】
図2は図1に示す装置本体1内での回路構成の一具体例を示すブロック図であって、3Aは表示信号処理部、7はカメラ部、7Aはカメラ信号処理部、8は制御部、9はセンサ部4の感知範囲であって、図1に対応する部分には同一符号をつけている。
【0029】
同図において、「→」はカメラ部7からの映像信号の流れを示すものである。この映像信号はカメラ部7からカメラ信号処理部7A,表示信号処理部3Aを経て表示部3に供給され、表示部3で確認のための画像表示がなされる。
【0030】
カメラ信号処理部7Aは、カメラ部7の図示しないレンズ部や光学フィルタ部,イメージセンサ部を経由して出力された被写体像を光電変換して得られる電気信号をNTSC方式などの映像信号(コンポジット信号,Y/C,Y/色差信号など)に変換する信号処理部であり、カメラ部7との関連で、自動ホワイトバランス補正処理や自動電子アイリス制御,逆光線補正など通常の画像補正機能を備えるものである。
【0031】
表示信号処理部3Aは、カメラ信号処理部7Aからの映像信号を表示部3で表示するための信号処理を行なう。例えば、表示部3がカラー液晶モジュールの場合、この映像信号(コンポジット信号,Y/C信号あるいはY/色差信号)をRGB信号にデコードし、また、同期信号からタイミング制御信号を生成し、これらによってカラー液晶表示モジュールを駆動する。
【0032】
表示部3は、水平及び垂直方向駆動回路及び同期制御回路、さらに、液晶表示の場合には、バックライト部などを備え、カメラ部7で撮像した映像を画面表示する。
【0033】
白抜き矢印は、電源部5から各部への電源電圧の供給経路を示す。ここでは、電源部5を乾電池や充電式電池とする。装置本体1の設置方法によっては、他の外部電源を使用することも可能である。電源部5からの電源電圧は、制御部8を経由して、カメラ部7やカメラ信号処理部7A,表示信号処理部3A,表示部3などの各部(以下、これらを総称して信号系負荷という)へ供給される。これと同時に、この電源電圧はセンサ部4にも供給され、センサ部4の検出出力4Aにより制御部8を制御して信号系負荷への電源電圧を通電したり遮断したりすることができる。制御部8は、その他に、信号系負荷の外部制御も行ない得るものである。
【0034】
センサ部4は赤外線センサ(焦電体による温度あるいは温度変化量の感知,多次元相対位置関係測定など)や赤外線LED,音波センサなどがあり、複数個用いてより詳細な移動量や移動方向を検知する方法も周知である。また、センサ部4としていずれを用いるかは、本発明の構成を決定するものではない。
【0035】
センサ部4はハッチングして示す所定の検知範囲9を設定することができ、この検知範囲9の空間内に利用者Sが入った場合、これを検知して所定の動作制御信号4Aを出力し、制御部8に送る。いま、利用者SがN方向に移動して検知範囲9に入ると、動作制御信号4Aを出力する。その後、センサ部4の設定条件により、この検知範囲9内に居ても利用者が静止した場合や、F方向やL方向,R方向に移動して検知範囲9から出た場合には、動作制御信号4Aの出力を停止する。
【0036】
通常、利用者Sは表示部3と正対して来訪者の映像を確認するので、センサ部4の取付位置は、上記のように、表示部3の表示画面と略平行な面に設置し、検知範囲9を水平,垂直方向に必要充分な範囲として設定できる。また、装置本体1の外形デザイン設計上、センサ部4の周囲に物理的な壁や光学フィルタ,遮蔽部材などを設けて検知範囲9を調整することもできる。もし、利用者Sが検知範囲9内で移動した場合はもとより、身体の一部を動かした場合も動作制御信号4Aを出力するように、条件を設定することができる。
【0037】
動作制御信号4Aは任意の時間出力され、動作制御信号4Aを受けた制御部8は、任意の設定時間だけ電源電圧を信号系負荷に供給し、この設定時間だけ信号系負荷を動作させ、カメラ部7からの映像を表示部3で確認することを可能にする。この結果、来訪者の映像を室内で所定時間確認することができる。その後、センサ部4からの動作制御信号4Aの出力が停止すると、制御部8は信号系負荷への電源電圧を遮断し、それらの動作を停止させる。
【0038】
実際には、インターホンなどによって事前に来訪者自身から利用者へ来訪用件が伝えられると、戸口で利用者が来訪者の真偽を確認する場合が多く、通常、確認に要する時間は相当短くても充分であり、長くても数秒程度である。従って、上記構成により、戸外を確認したいときだけドアスコープ装置が自動的に動作して使用でき、この確認が終わった後、自動的にこの装置の動作を停止させることができる。
【0039】
図3は図2におけるセンサ部4と制御部8との一具体例を示すブロック図であって、10は検知部、11はプリアンプ部、12は比較処理部、13は時間設定部、14は切換部、15は切換制御部であり、図1及び図2に対応する部分には同一符号をつけている。
【0040】
同図において、図示しないが、センサ部4を構成する検知部10やプリアンプ部11,比較処理部12,時間設定部13,切換部14,切換制御部15には、常時、あるいはスタンバイモード時、主電源スイッチ2(図1)を介して電源部5から電源電圧が供給されている。また、図示しないが、補助手段として主電源スイッチを設ける場合、電源部5から制御部8とセンサ部4に至る白抜き矢印で示す電源電圧の供給路の間に各負荷を同時または順次この主電源スイッチを開閉するように設置する。このように順次に開閉するのは、カメラ部7や表示部3など各ブロックの立上り特性や立下り特性が異なるが、これに合わせて電源電圧の供給タイミングを決めるためである。同様に、センサ部4の電源を開閉するスイッチを設けて、センサ部4の動作を停止させることができる。
【0041】
検知部10は赤外線焦電素子を用いたセンサであり、人体から微弱な赤外線SAを入射すると、電荷を発生し、焦電体のリーク抵抗により電圧変換して電圧を発生するものであって、周囲温度と人体の温度との温度変化を検出するものである。検知範囲9内であれば、A点からB点への移動や体の一部を動かすことにより、人体から微弱な赤外線SAを入射することができる。検知部10としては、焦電素子数に応じて1個のシングル型や2個のデュアル型,4個のクワッド型,多数使用するアレイ型などがあるが、2個の焦電素子を互いに逆方向に直列接続して、これらに等しく温度変化が生じた場合には、互いにこれらの出力電圧をキャンセルするように動作することにより、周囲温度の変化に対する安定性が高く、かつ実効感度や指向性に優れたデュアル型が適している。
【0042】
プリアンプ部11は、検知部10が利用者Sからの赤外線SAを検知したときの出力電圧を増幅し、比較処理部12へ伝送する。プリアンプ部11の周波数特性や増幅度は、検知範囲9の広さに大きく影響する設計事項である。比較処理部12は、プリアンプ部11の出力電圧と初期設定された基準電圧値とを比較し、この出力電圧が基準電圧値よりも大きいときに所定の信号を発生する。時間設定部13は、比較処理部12からのこの所定の信号を受けると、これに同期して任意の時間設定されたパルス幅を持つパルス信号を出力する。実際に利用者Sを検知してこの実施形態の各信号系負荷を駆動する時間の設定は、この時間設定部13で行なうことができる。切換部14はリレーなどのスイッチ素子であり、切換制御部15はその駆動手段である。切換制御部15は、この時間設定部13で時間設定されたパルス幅のパルス信号により所定時間だけ切換部14を制御し、電源部5からの電源電圧を各信号系負荷に供給する。時間設定部13からのパルス信号が停止すると、切換部14は電源電圧を遮断する。
【0043】
このようにして、この実施形態は、戸外を確認したいときだけ自動的に動作して使用することができ、確認が終わると、自動的に動作を停止する。
【0044】
図4(a)は図1に示した装置本体1と玄関扉6に取り付けられているレンズスコープとの関係の一具体例を示す断面図であって、1Aは凹部、6Aは貫通孔、7Bはカメラ部7のカメラレンズ鏡筒部、16はレンズスコープ、17はレンズ鏡筒部、17Aはフランジ部、17Bは円筒部、18は対物レンズに相当する屋外側レンズ、19は接眼レンズに相当する屋内側レンズ、20は屋内側固定部材、20Aはフランジ部、20Bは円筒部であり、前出図面に対応する部分には同一符号を付けている。
【0045】
同図において、玄関扉6には、所定の貫通穴6Aが設けられ、この貫通穴6Aに標準仕様の、あるいはそれ以外のレンズスコープ16が埋め込まれており、これを通して外部を観察できるようにしている。
【0046】
このレンズスコープ16はレンズ鏡筒部17と室内側固定部材20とから構成されている。レンズ鏡筒部17は貫通孔6Aよりも外径が大径のフランジ部17Aと貫通孔6Aよりも外径が小径の円筒部17Bとからなって略円筒状をなし、フランジ部17Aの外側端部に対物レンズとしての屋外側レンズ18が、また、円筒部17Bの室内側の端部に接眼レンズとしての屋内側レンズ19が夫々収納されている。また、室内側固定部材20は貫通孔6Aよりも外径が大径のフランジ部20Aと貫通孔6Aよりも外径が小径の円筒部20Bとからなって略円筒状をなしている。
【0047】
ここで、レンズ鏡筒部17での対物レンズ18から接眼レンズ19までの距離は玄関扉6の厚みよりも短く、また、室内側固定部材20の円筒部20Bの内径D1はレンズ鏡筒部17の円筒部17Bの外径よりもわずかに大きく、室内側固定部材20の円筒部20Bの内面とレンズ鏡筒部17の円筒部17Bの外面とに互いに螺合し合うねじ部が設けられている。
【0048】
そして、レンズ鏡筒部17の円筒部17Bを玄関扉6の貫通孔6Aに屋外側から挿入し、また、室外側固定部材20の円筒部20Bをこの貫通孔6Aに屋内側から挿入し、これら円筒部17B,20Bのねじ部を螺合させることにより、これらレンズ鏡筒部17と屋外側固定部材20とが連結され、レンズ鏡筒部17に対して室外側固定部材20を締め付けるようにすることにより、レンズスコープ16が玄関扉6に取り付けられることになる。
【0049】
装置本体1では、かかる玄関扉6に取り付ける側の面にカメラ部7のカメラレンズ鏡筒部7Bが、その反対側に表示部3が備え付けられている。カメラ部7は、特に、カメラレンズ鏡筒部7Bの形状を標準的レンズスコープに準拠して規程する。例えば、このカメラレンズ鏡筒部7Bが円筒状をなす場合、このカメラレンズ鏡筒部7Bの直径L1はレンズスコープ16における室内側固定部材20の円筒部20Bのねじ部内径D1に対してL1<D1であり、なおかつ、装置本体1での玄関扉6側の面からの突出高さL2は、レンズスコープ16での屋内側レンズ19から室内側固定部材20の外端までの深さD2に対してL2<D2とし、さらに、装置本体1での玄関扉6側の面に、レンズスコープ16の室内側固定部材20のフランジ部20Aの外径,厚さに夫々略等しく内径,深さの凹部1Aを設けることにより、装置本体1が玄関扉6に取り付けられたときには、カメラレンズ鏡筒部7Bが室内側固定部材20側からレンズスコープ16の内部に入り込み、また、レンズスコープ16の室内側固定部材20が装置本体1の凹部1Aに嵌まり込むようにして、装置本体1が玄関扉6の面に密着して設置することができるようにしている。
【0050】
また、カメラ部7のカメラレンズ鏡筒部7Bでは、レンズスコープ16の結像をカメラ部7の撮像面に結像させるように、光学的合焦部または電子的合焦部もしくは複合的合焦部を設けて設計する。例えば、光学レンズを複数個組み合わせて用いることにより、リレーレンズを構成する。玄関扉6の厚さが約30mm〜50mmの範囲でレンズスコープ16の画角は、玄関扉6の屋外側に配置される屋外側レンズ18(直径約7mm)やその固定位置,外傷防止などフィルタによりほぼ決定されるが、カメラ部7の画角は、リレーレンズ(合焦部材)やカメラ部7の撮像素子の選択などにより、レンズスコープ単体の画角を下回ることはなく設定することができるので、肉眼でレンズスコープを覗いたときに比較して画像が拡大されて表示部3に表示されることになる。
【0051】
これにより、レンズスコープ16を玄関扉6に組み込んだ状態でも、装置本体1をこの玄関扉6に設置することができ、鮮明な画像を表示部3に表示させることができる。
【0052】
図4(b)は図1に示した装置本体1と玄関扉6に取り付けられているレンズスコープとの関係の他の具体例を示す断面図であって、図4(a)に対応する部分には同一符号を付けており、また、説明に不要な部分での符号は省いている。
【0053】
図4(b)において、この具体例は、レンズスコープ16において、レンズ鏡筒部17の円筒部17Bが長く、屋外側レンズ18から屋内側レンズ19までの距離が玄関扉6の厚みに略等しく、レンズスコープ16の室内側固定部材20の円筒部20Bの内径D1と屋内側レンズ19端faから室内側固定部材20端fbまでの距離に等しい深さD3の浅い円柱状空間を有するレンズスコープ16が玄関扉6に取り付けられている場合のものである。
【0054】
図4(a)に比べて鏡筒部が長い分を考慮し、同様に、カメラ部7のカメラレンズ鏡筒部7Bが円筒状である場合、カメラ部のカメラレンズ鏡筒部7Bの直径L1はレンズスコープ16の室内側固定部材20のねじ部内径D1に対してL1<D1であり、なおかつ、装置本体1の玄関扉6側の面からの突出高さL3は、屋内側レンズ19端faから室内側固定部材20端fbまでの深さD3に対してL3<D3とし、さらに、装置本体1に、図4(a)の場合と同様、室内側固定部材20のフランジ部20Aが嵌合する凹部1Aを設け、装置本体1が玄関扉6の面に密着して設置できるようにする。
【0055】
また、図4(a)の場合と同様に、カメラ部7のカメラレンズ鏡筒部7Bは、レンズスコープ16で結像した像をカメラ部7の撮像面で結像させるようにする。例えば、カメラレンズ鏡筒部7Bでは、図4(a)の場合に比べて光学レンズを複数個組み合わせて用いることにより、さらに短いリレーレンズを構成する。これらにより、レンズスコープ16を玄関扉6に組み込んだ状態でも、装置本体1を玄関扉6に設置することができ、鮮明な画像を表示部3に表示させることができる。
【0056】
なお、図4(a),(b)に示した具体例では、玄関扉6に取り付けられたレンズスコープ16の室内側固定部材20を装置本体1の凹部1Aに嵌合させることにより、この装置本体1を玄関扉6に取り付けるものであるが、さらに強固,安定に取り付けるために、両面接着部材などを用いるようにしてもよい。
【0057】
図5は図4に示す状態から装置本体1を玄関扉6のレンズスコープ16が取り付けられている部分に装着した状態を示す断面図であって、3Bは表示部3の表示画面部であり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけている。
【0058】
同図において、図4で説明したように、レンズスコープ16を玄関扉6に組み込んだ状態でも、装置本体1を玄関扉6などに設置できる。また、カメラ部7に集光される光情報を点線矢印で示すと、これら光情報は、カメラ部7の画角設定により、希望する光情報LDと希望しない光情報LUとを含むことになる。
【0059】
この図5は、特に、図4(a)の場合の設置例を示すものであるが、図4(b)の場合も、ほぼ同様に、光情報には、希望する光情報と希望しない光情報とを含むことになる。
【0060】
図6は図5に示した装置本体1の表示部3における表示画面3Bでの表示画像を示す図であって、21はレンズスコープ16の室内側固定部材20の画像であり、P1,P2,P3,P4は表示画面3Bの範囲を規定するその角部を表わしている。
【0061】
まず、図6(a)において、P1,P2,P3,P4で囲まれた表示部3の表示画面3Bは、カメラ部7で光学的または電気的に拡大撮像処理されず、また、カメラ信号処理部7A(図2)でもカメラ部7からの画像信号を拡大処理せずに画像表示を行なった場合の表示画像を示している。この場合には、表示画面3Bに、図5に示したレンズスコープ16のレンズ鏡筒部17や屋内側レンズ19などの周辺が映り込み、実際に確認したい希望の光情報LDによる画像のほかにその周囲の希望しない光情報LUによる画像も表示されてしまう。実際には、訪問者の様子をより正確に判断するためには、図6(b)のように、表示画面3B内に希望しない情報が表示されない程度に、画像情報を拡大して表示することが望まれる。
【0062】
画像情報を拡大して表示する手段あるいは方法としては、光学レンズによるズームレンズを構成する方法、カメラ部7の撮像素子から出力された映像信号に演算処理を施す電子ズームによる方法などがある。
【0063】
光学レンズによる拡大方法としては、少なくとも2枚のレンズを組合わせて配置し、その合成された焦点距離を固有の焦点距離よりも大きくとる方法が知られており、通常、合焦レンズとリレーレンズとの間にバリエータレンズとコンペンセータレンズによるズームレンズを配置する構成において、バリエータレンズを所望の倍率位置に固定することによって実現できる。
【0064】
また、電子ズームによる方法は、画像のアクセス部と内挿補間部からなり、アクセスの方式には、フレームメモリまたはフィールドメモリを制御する方式とメモリを使用せずに撮像素子を制御する方式とがあり、後者の方式では、垂直転送制御駆動により、撮像素子受光面の上部及び下部の不要な画素信号を垂直帰線期間に高速で読み出し、中央部分を有効画面期間に垂直転送のオン/オフにより、1フィールド期間かけて読み出す駆動を行なうものが知られる。内挿補間の方式には、線形内挿による2ライン垂直内挿方式が知られる。
【0065】
また、後段の表示信号処理部3A(図2)において、上記に類する画角切出し手段を用いて確認のために必要な部分を表わす特定座標の画像情報だけを表示する方法もある。
【0066】
以上のような画像拡大を行なう場合、この実施形態では、格別高い倍率を必要とするものではないので(例えば、2倍程度)、カメラ部7のカメラレンズ鏡筒部7Bの外形形状やカメラ信号処理部7A,表示信号処理部3Aの構成を総合的に検討して対応できる。近年、デジタル画像処理ICが多数量産される状況においては、このための実現手段は多数ある。
【0067】
なお、画像の拡大表示するさらに他の方法として、レンズスコープ16からの希望する情報のみをカメラ部7の撮像面全面に結像させる方法もある。この場合には、図5において、希望する光情報LDのみがカメラ部7の撮像面全面にわたって照射されることになる。このように撮像した場合、この希望する情報の画像のみが表示部3の表示画面3B全体にわたって表示される。
【0068】
図7はこの実施形態での装置本体1の玄関扉6への取付方法の他の具体例を示す分解斜視図であって、22は取付部材、22Aは平板部、22Bは上側係合部、22B’は下側係合部、22Cは切欠部、23は固定部材であり、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0069】
同図(a)において、この具体例は、取付部材22を用いて装置本体1を玄関扉6に取り付けるようにするものである。
【0070】
取付部材22は平板部22Aからなり、この平板部22Aには、その上辺に2つの上側係合部22Bが、その下辺部に2つの下側係合部22B’が夫々平板部22Aに垂直な同じ方向に突出した状態で形成されており、また、平板部22Aの中央部に、レンズスコープ16の室内側固定部材20の円筒部20Bの外径よりも大きく、そのフランジ部20Aの外径よりも小さい直径の貫通孔からなる切欠部22Cが設けられている。
【0071】
かかる構成の取付部材22を用いて装置本体1を玄関扉6に取り付ける場合には、まず、レンズスコープ16のレンズ鏡筒部17(図4)を玄関扉6の貫通孔6A(図4)に屋外側から挿入し、また、レンズスコープ16の屋内側固定部材20の円筒部20Bを、取付部材22の切欠部22Cに通して、玄関扉6の貫通孔6Aに屋内側から挿入し、図4で説明したように、屋内側固定部材20の円筒部20Bを上記レンズ鏡筒部17の鏡筒部17Bにねじ込んでレンズスコープ16を玄関扉6に取り付ける。このとき、取付部材22の向きとしては、平板部22Aに設けられた係合部22B,22B’が玄関扉6側とは逆の方向を向くようにしており、これにより、レンズスコープ16が玄関扉6に固定されるとともに、取付部材22が玄関扉6の表面に密着して固定される。
【0072】
次に、この取付部材22に装置本体1が取り付けられる。ここで、装置本体1のカメラ部7側の面の下辺部の近くには、平板部22Aの下側係合部22B’が挿入されて保持される保持手段(図示せず)が設けられている。この保持手段は、例えば、くさび状のリブとそれを支持する弾性材による支持部とによって構成されている。
【0073】
そこで、平板部22Aの下側係合部22B’を装置本体1のこの保持手段で保持することにより、この下側係合部22B’が装置本体1に略固定され、次に、平板部22Aの上側係合部22Bを装置本体1の上辺部に固定部材23によって固定する。
【0074】
以上のより、装置本体1は、取付部材22により、レンズスコープ16と関連して、玄関扉6に取り付けられたことになる。
【0075】
ところで、平板部22Aの上側係合部22Bを装置本体1の上辺部に固定する固定部材23としては、例えば、ねじが用いられる。この場合、装置本体1のカメラ部2側の面の上辺部近傍に、これら上側係合部22Bが挿入される切欠きが設けられているとともに、装置本体1の上辺部にこの切欠きまで貫通してねじが通る貫通孔が設けられており、また、上側係合部22Bには、このねじと螺合するねじ孔が設けられている。そして、上側係合部22Bを装置本体1のこの切欠きに挿入して装置本体1上辺の貫通孔と上側係合部22Bのねじ孔とを一致させ、この貫通孔からねじを差し込むことにより、上側係合部22Bのねじ孔に締め付けるものである。
【0076】
このようにして、簡単に平板部22Aの上側係合部22Bを装置本体1に固定することができるが、この場合、ねじを上側係合部22Bのねじ孔に締め付けると、平板部22Aが上方に持ち上げられることになり、平板部22Aの下側係合部22B’が装置本体1の上記保持手段から外れ易くなる可能性がある。装置本体1の取付けを簡単に行なうことができるようにするためには、下側係合部22Bが装置本体1に簡単に取付け保持されるようにした方が好ましいが、このような問題もある。
【0077】
この問題を解消する方法としては、例えば、図7(b)に示すように、平板部22の上辺に係合部を設ける代わりに、この平板部22Aの両側辺部に夫々係合部22B”を設け、ねじにより、上記の上側係合部22Bと同様の方法で装置本体1に固定するようにすればよい。この場合には、係合部22B”を装置本体1に固定するときには、平板部22Aには、上方に持ち上げようとする力が作用しない。
【0078】
なお、勿論、図7(a),(b)において、夫々の係合部22B,22B’,22B”を装置本体にねじ止めによって固定するようにしてもよい。
【0079】
以上のようにして、この実施形態では、装置本体1を簡単に玄関扉に取り付けることができるし、また、逆に、装置本体1を玄関扉6から簡単に取り外すこともできる。しかも、装置本体1を玄関扉6に取り付けた状態では、レンズスコープ6も玄関扉6に取り付けられたままの状態であって、その特別な保管を要することもない。
【0080】
また、特に、図4で説明した取付方法では、装置本体の取付け作業や取り外し作業にレンズスコープ16は一切関係ないものであり、これらの作業が非常に簡単なものとなる。また、図7で説明した方法では、装置本体1の取付け作業や取り外し作業でレンズスコープ16の取り外しが必要となるが、これも簡単な作業であるし、また、装置本体1は玄関扉6に堅固に取り付けられる。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、戸外を確認したいときには、室内や住宅内などに居る利用者が装置本体に近づくだけで装置本体が自動的に動作するものであるから、誰でも、また、手がふさがった状態でも、戸外を確認することができ、また、その確認が終わって装置本体から離れれば、装置本体の動作が自動的に停止するので、効率良く省資源も効果的に行なわれることになる。
【0082】
また、本発明によると、レンズスコープを扉や壁などに組み込んだ状態のままで装置本体を設置することができるので、借家など改造を避けたい場合でも、レンズスコープをそのまま残して簡単な作業で装置本体を取り付けることができ、従来のような取り外したレンズスコープを特別に保管する必要もなくなり、通常は装置本体を使用できるので、より幅広い需要に答えられる。
【0083】
さらに、本発明によると、表示部の表示画面全体にわたって、実際に確認したい画像情報であるレンズスコープから見える画像のみを拡大表示させることができるので、画像が見易くなって訪問者の様子をより正確に判断することを可能にする。
【0084】
さらに、本発明によると、簡単な作業で安全かつ確実に装置本体の取付けを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカメラ一体型表示装置の一実施形態を示す図である。
【図2】図1に示した実施形態での装置本体の回路構成を示すブロック図である。
【図3】図2におけるセンサ部と制御部との一具体例を示すブロック図である。
【図4】図1に示した実施形態での装置本体と扉などに取り付けられたレンズスコープとの関係と装置本体の取付け方法の一具体例を示す断面図である。
【図5】図4に示した装置本体を扉に設置した状態を示す断面図である。
【図6】図1に示した実施形態での表示部に表示される画像の例を示す図である。
【図7】図1に示した実施形態での装置本体と扉などに取り付ける方法の他の具体例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 装置本体
2 主電源スイッチ
3 表示部
3A 表示部信号処理部
3B 表示画面
4 センサ部
5 電源部
6 玄関扉
6A 貫通孔
7 カメラ部
7A カメラ信号処理部
7B カメラレンズ鏡筒部
8 制御部
9 センサ部4の検知範囲
10 検知部
11 プリアンプ部
12 比較処理部
13 時間設定部
14 切換部
15 切換制御部
16 レンズスコープ
17 レンズ鏡筒部
17A フランジ部
17B 円筒部
18 屋外側レンズ
19 屋内側レンズ
20 室内側固定部材
20A フランジ部
20B 円筒部
22 取付部材
22A 平板部
22B,22B’,22B” 係合部
22C 切欠部
23 固定手段

Claims (1)

  1. 装置本体としてカメラ部と該カメラ部で撮像された映像が表示される表示部とが一体化され、該装置本体が扉や壁などの内側に設置されてそれらの外側を観察するカメラ一体型表示装置において、
    該装置本体近傍の所定範囲内での利用者の有無を検知するセンサ部と、
    該センサ部が該所定の範囲内に利用者が居ることを検知すると、該装置本体の電源を投入し、利用者が該装置から離れて該所定の範囲内に居ないことを検知すると、該装置本体の電源を切断する制御部と
    を該装置本体に設け、
    該装置本体を該扉や壁などに設置するための取付部材は、
    該扉や壁などと対向する平板部と、
    該平板部から突出して該装置本体と係合する複数の係合部と、
    該平板部に設けられ、該扉や壁などに取り付けられているレンズスコープの略円筒状をなす室内側固定部材の円筒部の外径よりも大径で、かつ該室内側固定部材の端部の室内側フランジ形状部の外径よりも小径な貫通孔をなす切欠部と
    を有し、
    該装置本体は、
    該取付部材の一部の該係合部を嵌合させて略固定保持する保持手段と、
    該取付部材の残り該係合部を係合させて固定する固定手段と
    を備え、
    該レンズスコープの室内側固定部材を該取付部材の該平板部における該切欠部に通して該扉や壁などに設けられた貫通穴内の該レンズスコープのレンズ鏡筒部と一体とすることにより、該平板部を該室内側固定部材での該室内側フランジ形状部でもって該レンズスコープに固定し、該取付部材の夫々の該係合部を該装置本体の該保持手段及び該固定手段で保持,固定することにより、該平板部に該装置本体を固定し、該装置本体を該扉や壁などの該レンズスコープが設けられた個所に設置可能に構成したことを特徴とするカメラ一体型表示装置。
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