JP3023746U - 表裏一体型ドア用テレビスコープ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 取り付け工事を簡便にした安価なドア用テレ
ビスコープ 【構成】 屋内ボックス８と屋外ボックス７とを既存の
覗きレンズ３、４用穴φ１２を利用して扉１の表・裏に
取り付け金具５、６を介して表裏一体型に、簡便に確実
に固定する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、建物内・外の連絡用に使用する画面付きドアホンに係わるものであ り、詳しくはその取り付け、保持、配線に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来この種、建物内・外の連絡用電気器具としては、ドアチャイム、電話付き ドアホン、電話タイプの画面付きドアホンが知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

電気器具ではなく、従来からあるこの種の道具として覗きレンズがある。この 玄関扉に付いている覗きレンズは外からの信号チャイムが鳴ったら玄関先迄行っ て、このレンズで来訪者を直接覗き見ることが出来、相手が誰であるか判断した 上で玄関扉の開閉を決定するものである。 即ち、この間に会話は必要無いのである。

【０００４】 しかるに、電話タイプの画面付きドアホンは、顔を見ながら話をするという主 旨の電気器具であって前項の覗きレンズの機能からは過大機能を有している。

【０００５】 従来からある簡便で安価な覗きレンズの機能（相手の顔が見える）のみに限定 し、扉の表側と裏側の同一位置に表裏一体、簡単に取り付けられるドア用テレビ スコープを提供しようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、従来から玄関扉に施工されている覗きレンズ取り 付け用穴を取り付け孔及び配線孔として利用して取り付けることが出来る表裏一 体型ドア用テレビスコープである。

【０００７】 そして上記、表裏一体型テレビスコープは玄関先屋外の様子が屋内に画像とし て映るだけである。

【０００８】 勿論、当該テレビスコープに音声機能を付加してもよい。

【０００９】

【作用】

ドア用テレビスコープは、建物の内側に取り付ける本体ケースと外側に取り付 けるテレビカメラ（ＣＣＤレンズ）ケースの二体が揃って一つの機能を完うでき るのであるから必ずその取り付け位置は建物の内に一カ所、外に一カ所発生する 。 すなわち取り付け工事も必ず２カ所に別れて工事が必要であり、それに応じた 配線工事も又必要である。 以上のことを踏まえて、既存の覗きレンズ取り付け穴を利用すれば、まず取り 付け穴加工からして不必要になる。この穴の表・裏に本体ケースとテレビカメラ を表裏一体で取り付ければよい。

【００１０】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。

【００１１】 図１〜図３において、図１に示す扉１と図２に示す扉１は同一の扉を示す。

【００１２】 図１には従来から扉に取り付いている覗きレンズの取り付け状態を示めす。こ の例の場合、覗きレンズのメス型の外径はφ１２であって、当然に扉にもφ１２ の穴が明けられており、このφ１２の穴に覗きレンズのオス型とメス型を扉の外 側・内側から差しこんでネジこみ固定している。

【００１３】 図２は、前述のφ１２の既存の穴を利用して表裏一体型ドア用テレビスコープ を取り付けた状態を示す断面図である。 本図に示す取り付け金具（メス型）５と、取り付け金具（オス型）６は図１に 示した覗きレンズの寸法と同じ寸法にしてあるので既存のφ１２の穴にピッタリ と固定することが出来る。

【００１４】 図２の断面で示した様に、表裏一体型のドア用テレビスコープの屋内ボックス ８、及び屋外ボックス７の両本体は扉本体と取り付け金具の間に挟みこまれて固 定される。

【００１５】 この取り付け金具オス型・メス型共にφ８の中空穴があいているのでこの中空 穴を利用して表・裏ボックス間の通信電源ケーブル９を通す。

【００１６】 尚、符号１６は両面接着剤付の板ゴムを示し、この板ゴムをボックスの四隅に 取り付けることによって一層の固定化をはかり、かつ防水・防塵性を持たせた。

【００１７】 第３図は屋内機と屋外機の正面図を参考迄に示した。 （ａ）は屋内ボックスの正面図であり （ｂ）は屋外ボックスの正面図である。 本図にはスピーカー、マイクロフォン、応答ボタンを記載しているが、これら は必ずしも本考案の構成に必要なものではない。 又、１７に充電式バッテリーを示してあるが、これも必ずしも本考案の構成に 必要なものではない。

【００１８】

【考案の効果】

本考案は上述の通り構成されているので次に記載する効果を有する。

【００１９】 一般的に家庭電気器具のうち、室内と室外にわたって取り付けられるものは扇 風機や炊飯機などと異なって普通人（例えば主婦）では、なかなか取り付けるこ とが出来ない。

【００２０】 上述の取り付け工事がなかなか容易ではないことに加えて、室内から室外への 配線工事が必要となれば、尚更普通人では手が出なくなる。

【００２１】 本考案は、前述の実施例で示したように、玄関扉に既に存在する覗きレンズ用 の穴を利用して、表裏一体に簡単にとりつけることができるドア用テレビスコー プである。

【００２２】 尚、電気配線工事は、すでに配線が組み込まれたものを取り付け金具のφ８の 穴の中に通して繋ぐ（例えば配線ジョイント金具オス・メスコネクターで繋ぐ） だけでよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】レンズ式覗き道具が扉に取り付けられている状
態を示す断面図。

【図２】レンズ式覗き道具が取りけけられていた穴を利
用して同じ扉に表裏一体型ドア用テレビスコープが取り
付けられた状態を表す断面図である。

【図３】（ａ）図は室内機ボックスの正面図 （ｂ）図は室外機ボックスの正面図

【符号の説明】

１ 扉本体 ２ 光学レンズ ３ 覗きレンズ メス型 ４ 覗きしンズ オス型 ５ 取り付け金具メス型 ６ 取り付け金具オス型 ７ 室外ボックス ８ 室内ボックス ９ 配線用ケーブル １０、１３ スピーカー及びマイクロフォン １１、 呼び出しボタン １２ 液晶テレビ画面 １４ モニターボタン １５ 応答ボタン １６ 両面接着剤付き板ゴム １７ 充電式バッテリー １８ ＣＣＤカメラ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】現存のドアに既存する覗きレンズ取り付け
   用の穴を、取り付け穴及び配線穴として利用したことを
   特徴とする表裏一体型ドア用テレビスコープ（テレビド
   アホン）。