JP3989632B2 - 自動車用ドアトリムの取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のドアトリムに用いられる取付構造、特に固定具の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、一般的に用いられている自動車のドアトリム1を示し、車室側にはトリム本体2が面している。このトリム本体2の前方側には、インストルメントパネル(図示省略)の逃げ部3が形成されると共に、スピーカボックス用の開口部4及びインサイドハンドル用の開口部5が形成されている。又、上下方向の中間部分には、アームレスト部6が前後方向に沿って突起しており、該アームレスト部6の下部にはポケット7が形成され、アームレスト部6の上部には中継ぎ部8が設けられている(類似技術として実開平2ー63218号公報参照)。
【0003】
中継ぎ部8は、アームレスト部6の上部におけるトリム本体2の表面に部分的に設けられるものであり、この部分に、図4に示すように、布材9を張設することにより形成され、これによりドアトリム1に高級感を付与している。
【0004】
図4は、この中継ぎ部8のA−A線における従来の断面図、図5は、この部分に用いられる従来の固定具としてのクリップブラケット10の斜視図である。
【0005】
図4の符号11は、トリム本体2に形成されてなる溝部としてのきめ込み溝であり、該きめ込み溝11は、図3に示すように、中継ぎ部8を包囲する閉ループ状となっており、その内部に布材9の外周部分が挿入されて固定される。
【0006】
前記クリップブラケット10は、トリム本体2の裏面におけるきめ込み溝11とトリム本体2の後方側の端末12との間の裏面に設けられるもので、図5に示すように、頭部13から一対の脚部14,14が垂下した略π形状に成形されている。頭部13には、差し込み孔16が形成されている。差し込み孔16には、ドアパネルのインナパネル(図示省略)への取り付けを行うクリップ15が差し込まれる。又、一対の脚部14,14の下端部は、横方向に屈曲されることにより溶着片部17となっており、この溶着片部17がトリム本体2の裏面に溶着される。これにより、クリップブラケット10は、トリム本体2をインナパネルに取り付けるように作用する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このようなトリム本体2では、きめ込み溝11と後方側の端末12との間隔が狭くなっており、この間に設けられるクリップブラケット10を全体幅が小さくなるように成形する必要がある。このため、トリム本体2に溶着される固定面積が小さくなり、トリム本体2との固定が不安定となるおそれを有している。
【0008】
本発明は、このような従来の課題を考慮してなされたものであり、トリム本体との固定を安定して行うことができる自動車用ドアトリムの取付構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、トリム本体の表面に形成される溝部と前記トリム本体の端末との間におけるトリム本体の裏面に固定具の脚部が支持されており、該固定具により、トリム本体をドアパネルに取り付ける自動車用ドアトリムの取付構造において、前記固定具には、前記脚部と、前記溝部及び前記トリム本体の端末の間以外のトリム本体の裏面に支持されるサブ脚部とが形成されてなることを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1記載のドアトリムのクリップブラケットであって、前記サブ脚部は、前記溝部を跨いでトリム本体の裏面に支持されることを特徴とする。
【0011】
【発明の効果】
請求項1の発明では、トリム本体に支持される固定具の脚部に加えて、溝部とトリム本体の端末との間以外トリム本体の裏面に支持されるサブ脚部を設け、このサブ脚部をトリム本体の裏面に支持している。従って、固定具は、脚部とサブ脚部とがトリム本体に支持されるため、トリム本体との固定面積を増加することができる。このため、トリム本体に安定して固定することができる。
【0012】
請求項2の発明では、自車に側方から衝突する、いわゆる側突時に折れ易い溝部を跨いでサブ脚部がトリム本体に支持されているので、固定強度は大きいものの、側突時にはサブ脚部が溝部によって座屈してエネルギーを吸収することが可能である。このため、側突によってトリム本体とドアパネルとの結合を容易に解除することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態の固定具としてのクリップブラケット21の斜視図を示し、図2は、該クリップブラケット21のトリム本体2への取り付け状態を示す断面図である。なお、この形態では、図3〜図5における部材と共通の部材には同一の符号を付して対応させてある。
【0014】
クリップブラケット21は、頭部22と、頭部22から垂下する一対の脚部23,23と、一対の脚部23,23と異なる方向に延設されたサブ脚部24とを一体的に備えている。
【0015】
頭部22には、ドアパネルのインナパネル(図示省略)への取り付けを行うためのクリップ15が差し込まれる、差し込み孔25が形成されている。
【0016】
一対の脚部23,23は、頭部22の対向する部分から垂下することにより対向している。一対の脚部23,23の下端部には、横方向に屈曲することにより溶着片部26,26となっており、この溶着片部26,26がトリム本体2の裏面に溶着により支持される。
【0017】
サブ脚部24は、一対の脚部23,23に挟まれた位置に設けられている。このサブ脚部24は、頭部22における一対の脚部23,23に挟まれた部分から垂下する垂下片部27と、垂下片部27の下端部から側方に延びるL字形の延設片部28と、延設片部28の先端からさらに側方に延びるサブ溶着片部29とにより形成されている。
【0018】
この実施形態において、サブ脚部24は、トリム本体2の後方側の端末12と反対側に位置するように頭部22から延設されており、その全体が溝部であるきめ込み溝11側に位置している。このため、延設片部28は、きめ込み溝11方向に延びて、同溝11を跨っている。
【0019】
このようなクリップブラケット21は、図2に示すように、一対の脚部23,23がトリム本体2の裏面におけるきめ込み溝11とトリム本体2の後方側の端末12との間に位置するように配置される。なお、きめ込み溝11には、上述したように、中継ぎ部8となる布材9の外周部分が挿入されて固定される。又、トリム本体2は、ABS樹脂によって成形され、その表面には塩化ビニル樹脂からなる表皮が被覆されている。
【0020】
この実施形態では、サブ脚部24がきめ込み溝11側に位置するようにクリップブラケット21をきめ込み溝11とトリム本体2の端末12との間に設ける。このように配置することにより、サブ脚部24の延設片部28はきめ込み溝11を跨り、その溶着片部29はきめ込み溝部11を越えた部分でトリム本体2の裏面に当接する。
【0021】
この状態で、一対の脚部23,23の溶着片部26,26及びサブ脚部24のサブ溶着片部29をトリム本体2の裏面に溶着する。又、頭部22の差し込み孔25に対してインナパネルに係合するクリップ15を差し込む。これにより、クリップブラケット21は、トリム本体2の裏面とインナパネルとの間に介在して、トリム本体2をインナパネルに取り付けるように作用する。
【0022】
以上の実施の形態では、一対の脚部23,23に加えてサブ脚部24を設け、一対の脚部23,23及びサブ脚部24をトリム本体2の裏面に溶着するため、トリム本体2との固定面積を増加している。このため、クリップブラケット21をトリム本体2に安定して固定することができる。
【0023】
又、サブ脚部24がきめ込み溝11を跨ってトリム本体2に溶着されている。きめ込み溝11は自動車の側突で折れ易い構造となっており、サブ脚部24がこのきめ込み溝11を跨ぐことにより、側突時にサブ脚部24が簡単に座屈し、このため側突によってトリム本体2をインナパネルとの結合から容易に解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のクリップブラケットの斜視図である。
【図2】一実施形態のクリップブラケットをトリム本体裏面に装着した状態の断面図である。
【図3】一般のドアトリムの斜視図である。
【図4】従来のクリップブラケットのトリム本体への装着状態を示す断面図である。
【図5】従来のクリップブラケットの斜視図である。
【符号の説明】
1 ドアトリム
2 トリム本体
9 布材
11 きめ込み溝
12 トリム本体の端末
21 クリップブラケット
23 一対の脚部
24 サブ脚部
26 29 溶着片部

Claims (2)

  1. トリム本体の表面に形成される溝部と前記トリム本体の端末との間におけるトリム本体の裏面に固定具の脚部が支持されており、該固定具により、トリム本体をドアパネルに取り付ける自動車用ドアトリムの取付構造において、
    前記固定具には、前記脚部と、前記溝部及び前記トリム本体の端末の間以外のトリム本体の裏面に支持されるサブ脚部とが形成されてなることを特徴とする自動車用ドアトリムの取付構造。
  2. 請求項1記載の自動車用ドアトリムの取付構造であって、
    前記サブ脚部は、前記溝部を跨いでトリム本体の裏面に支持されることを特徴とする自動車用ドアトリムの取付構造。
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