JP3986598B2 - 基板温度制御機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願の発明は、半導体ウエハや液晶基板等の基板の表面に各種処理等を行う基板処理装置等において基板を加熱しながら温度制御するために使用される基板温度制御機構に関し、特に、基板を保持する基板ホルダー内に設けたヒータにより加熱するタイプの基板温度制御機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
LSI(大規模集積回路)の製作に用いられる半導体ウエハやLCD(液晶ディスプレイ)の製作に用いられる液晶基板等の基板の表面処理においては、基板は所定温度まで加熱されて温度制御されることが多い。例えば、スパッタリングにより配線用等の薄膜を作成する成膜処理では、成膜速度の向上や膜質の改善等の目的から、基板を100℃〜600℃程度まで加熱して温度制御しながら処理を行う。
【0003】
図4は、このような従来の基板温度制御機構を備えた基板処理装置の例を示した図である。図4では、基板処理の例としてスパッタリングを行う構成のものが示されており、装置は、真空容器1内に設けられた基板ホルダー21を含む基板温度制御機構2と、基板ホルダー21に対向した位置に設けられたカソード3とを備えている。
【0004】
基板ホルダー21は、上面に基板20を載置して保持するよう構成されており、内部にヒータ22が設けられている。ヒータ22は、通電による抵抗加熱方式のものが例えば採用されている。ヒータ22の熱は、基板ホルダー21を経由して基板20に伝えられ、所定温度まで基板20が加熱される。
また、カソード3は、前面にターゲット31を備えており、カソード電源32により印加された電圧によってターゲット31をスパッタし、スパッタされたターゲット31の材料を基板20に到達させて所定の薄膜を作成するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の基板温度制御機構において、基板処理の内容等に従って設定される所定の温度(以下、加熱温度)に基板を精度よく加熱して温度制御するためには、ヒータへの投入電力を制御することが必要になる。この場合、精度良く制御を行うためには、基板の温度データをヒータの電源にフィードバックして制御するフィードバック制御を行うことが重要である。このためには、基板の温度をモニタする手段が必要になるが、熱電対等の手段を用いるにせよ、温度モニタのための手段をヒータとは別に設ける必要が生じる。従って、基板ホルダーの内蔵部品が多くなり機構的に複雑になる欠点がある。
【0006】
また、LSIプロセスにしろLCDプロセスにしろ、基板処理の面内均一性を高めることが常に要求されており、これに関連して、高い面内温度の均一性で基板を加熱しながら温度制御できる機構を提供することが要請されている。高い面内温度均一性で基板を加熱しながら温度制御するには、加熱中の基板の温度分布をリアルタイムでモニタすることが必要になるが、従来の熱電対などを使用したモニタ手段では、基板の温度分布をリアルタイムでモニタすることは困難であった。
【0007】
本願の発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ヒータの他に別途特別な機構部品を基板ホルダー内に必要とすることなく基板温度をモニタできる簡易な構成を提供したり、基板の温度分布をリアルタイムで容易にモニタできる構成を提供したりすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願の請求項1記載の発明は、面接触させて基板を保持する基板ホルダーと、電気エネルギーを熱エネルギーに変換して基板を加熱するものであって基板ホルダー内に設けられたヒータと、ヒータに電力を供給する電源とを具備した基板温度制御機構において、
基板の温度をモニタするモニタ手段を備えており、
このモニタ手段は、基準となる温度t のときのヒータの抵抗値R(t )とヒータの抵抗の温度係数αが設定されたものであって、ヒータの抵抗値R(t)を測定し、R(t)=R(t ){1+α(t−t )}に従ってヒータの温度tを算出するものであり、
ヒータは、基板ホルダーに熱伝導性良く取り付けられており、
基板ホルダー内に熱電対が設けられていて、この熱電対は、ヒータの基板ホルダーに対する熱伝導性が低下することにより生ずる基板ホルダーの温度低下を検知するものであるという構成を有する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の実施形態の基板温度制御機構を有する基板処理装置の概略構成を示したものである。図1に示す装置は、図4と装置と同様、真空容器1内に設けられた基板ホルダー21を含む基板温度制御機構2と、基板ホルダー21に対向した位置に設けられたカソード3とを備えている。
【0010】
図1に示す本実施形態の基板温度制御機構は、基板20を上面に載置して保持する基板ホルダー21と、基板ホルダー21内に設けられたヒータ22と、ヒータ22の電気特性からヒータ22の温度を算出して間接的に基板20の温度をモニタするモニタ手段23とを備えている。
【0011】
ヒータ22は、図1に示すように基板20の面方向において区分された複数の加熱ブロック221,222から構成されている。本実施形態では、基板20の中央部を主に加熱する中央部加熱ブロック221と、中央部加熱ブロック221の両側に位置し、基板20の周辺部を加熱する二つの周辺部加熱ブロック222とが採用されている。本実施形態におけるヒータ22には、通電によりジュール熱を発生させる抵抗加熱方式のものが採用されており、シースヒータやカートリッジヒータ等の市販のヒータが適宜選択されて用いられている。
【0012】
図2は、ヒータ22の取付構造について説明する断面概略図である。図2に示すように、基板ホルダー21の裏面にはヒータ用の溝が形成されており、ヒータ22はこの溝に埋め込まれるようにして設けられている。また、溝を塞いで基板ホルダー21の裏面を覆うようにしてヒータ取付板24が設けられており、基板ホルダー21に対してネジ止め等により固定されている。そして、基板ホルダー21の溝の内面とヒータ22との接触部分は、ロー付け又は溶接が施されており、両者間は熱伝導性の向上が図られている。
【0013】
図1に示すように、ヒータ22に加熱用の電力を供給する電源251,252は、各々の加熱ブロック221,222にそれぞれ設けられており(以下、必要に応じて中央部電源251及び周辺部電源252と呼ぶ)、各々の加熱ブロック221,222への電力の投入量が個別に制御可能となっている。また、中央部電源251及び周辺部電源252には電力比コントローラ26が接続されており、電力比コントローラ26からの制御信号によって各々の加熱ブロック221,222への投入電力の比率が制御されるようになっている。
【0014】
本実施形態の装置の特徴を成すモニタ手段23は、各電源251,252から各加熱ブロック221,222への電力供給経路上に設けられている。本実施形態のモニタ手段23は、電源251,252がヒータ22に印加する電圧とその電圧によりヒータ22に流れた電流から抵抗値を求めて当該ヒータ22の温度を算出するものである。具体的には、モニタ手段23は、各々の電源251,252から各々の加熱ブロック221,222への電力供給経路上にそれぞれ設けられた電圧電流検出器231,232と、電圧電流検出器231,232からの信号を処理して各々の加熱ブロック221,222の抵抗値と温度を求める演算器233とから構成されている。
【0015】
周知のように、抵抗Rを有する導体を通電することによってW=VI=IR2 のジュール熱が発生する。本実施形態におけるヒータ22も、このジュール熱によって基板ホルダー21を加熱し、基板ホルダー21に保持された基板20を加熱する。この際、与えられるジュール熱によって基板20がどの程度まで加熱されるかは、基板ホルダー21及び基板20の材質(比熱)や熱容量の大きさ等に応じて決まる。実際には、放射温度計等によって基板の温度をモニタしながら、必要な加熱温度が得られる際のヒータ22の電圧電流の値を予め実験的に求めておき、この値になるように各加熱ブロック221,222への電圧電流の値を制御するようにする。
【0016】
一方、抵抗の値は温度によって変化し、あまり広くない温度範囲では、R(t)=R(t ){1+α(t−t )}が成り立つ。この式において、R(t),R(t )は、それぞれt℃,t ℃のときの抵抗値であり、αは抵抗の温度係数である。
従って、ジュール熱によってヒータ22が温度上昇した場合、ヒータ22の抵抗値も上式に従って変化する。ここで、基準となる温度t における抵抗R(t )及び温度係数αが既知であれば、加熱中にヒータ22に与えられる電流電圧からヒータ22の抵抗値を求めることによって、加熱中のヒータ22の温度を上式に従い算出することができる。
【0017】
そこで、本実施形態のモニタ手段23は、電流電圧検出器231,232によって加熱中のヒータ22の各加熱ブロック221,222の電流電圧を検出し、この検出結果から演算器によってR=V/Iに従って抵抗を求め、上式に従って各加熱ブロック221,222の温度を求めるように構成されている。即ち、演算器233は、t0 における抵抗R(t0 )やα等の各データを設定した設定部や上式を行う演算回路等から構成されている。
【0018】
また、モニタ手段23が算出した各加熱ブロック221,222の温度の信号は、電源用OPアンプ253,254及びコントローラ用OPアンプ261を経て、各電源251,252及び電力比コントローラ26にそれぞれ送られるようになっている。電源用OPアンプ253,254は、設定された加熱温度と算出された温度とを比較してその差が小さくなるように制御信号を発生するものであり、コントローラ用OPアンプ261は、中央部加熱ブロック221の温度と周辺部加熱ブロック222の温度との差が小さくなるように制御信号を発生させるものである。
【0019】
尚、前述のようにヒータ22は基板ホルダー21に対して熱伝導性良く取り付けられているので、ヒータ22の温度は基板ホルダー21の温度に殆ど一致する。また、基板ホルダー21は銅等の熱伝導性の良好な材質で形成され、基板20に対して面接触しているので、ヒータ22の温度は基板20の温度に殆ど一致する。発明者の実験によると、算出されたヒータ22の温度と別の方法で計測した基板20の温度とは、僅か2%以内の誤差で一致していた。
【0020】
また、本実施形態では、基板20の温度を検出する別の手段として、熱電対27が基板ホルダー21内に設けられている。熱電対27に生ずる熱起電力の大きさは温調計28によって計測され、基板ホルダー21の温度が求められる。温調計28の温度信号は、ヒータ22の各電源251,252に送られるようになっている。この熱電対27は、ヒータ22の加熱動作の制御や上記モニタ手段23の制御動作の監視等に用いられている。
【0021】
例えば、上記ヒータ22と基板ホルダー21とのロー付け箇所が剥がれたりした場合、モニタ手段23がヒータ22を精度よくフィードバック制御しても、ヒータ22の熱が基板20に充分に伝わらないため、基板20が必要な温度まで加熱されない事態が生じうる。このような誤動作は、熱電対27が検出する基板ホルダー21の温度低下によって検知することができる。尚、この熱電対27には、例えば銅−アルミニウム系のものが採用され、基板ホルダー21内のヒータ22よりも基板20に近い位置に設けられている。
【0022】
また、本実施形態では、基板ホルダー21と基板20との面接触を強化するため、基板ホルダー21に載置された基板20の周縁を押さえる押圧板29が設けられている。押圧板29は、半導体ウエハであればデバイスの産出に支障のない周縁部分、液晶基板であれば表示部分ではないマージンの部分のような、基板処理に支障のない周縁部分を押圧するよう構成されている。また、押圧板29には、不図示の移動機構が付設されており、基板ホルダー21への基板20の載置動作の際には、所定の退避位置に移動するようになっている。
【0023】
上述した構成に係る本実施形態の基板温度制御機構2の制御動作について説明する。まず、上記モニタ手段23を利用した制御の方式としては、以下の二つのものが挙げられる。
【0024】
一つは、各々の加熱ブロック221,222への電力投入量を個別にフィードバック制御して、各々の加熱ブロック221,222の温度が加熱温度になるように制御するものであり、各々の電源用OPアンプ253,254からの制御信号によって各電源251,252を制御し、各加熱ブロック221,222の温度が加熱温度になるように個別に投入電力を調整する制御である。
この制御方式では、各々の加熱ブロック221,222への電力投入量が個別にフィードバックされるので、結果的に中央部加熱ブロック221と周辺部加熱ブロック222との温度差を小さくするよう制御されることになる。もし、ヒータ22が一つの加熱ブロックで構成され、その一つの加熱ブロックの温度のみを算出してのフィードバック制御であると、基板ホルダー21の中央部と周辺部とで発生が避けられない温度差を解消するよう制御することはできない。
【0025】
もう一つの制御方式は、コントローラ用OPアンプ261からの制御信号によって電力比コントローラ26を制御し、中央部加熱ブロック221と周辺部加熱ブロック222との温度差に小さくなるように電力比コントローラ26から各電源に制御信号を送るようにする。例えば、中央部加熱ブロック221に比べて周辺部加熱ブロック222の温度が10%低い場合には、中央部電源251に比べて10%大きな電力を周辺部電源252が与えるように制御信号を送るようにする。このような制御によって、各加熱ブロック221,222の温度差が常に最小になるようフィードバックがかかる。
【0026】
尚、上記二つの方式の制御を同時に行うことは勿論可能である。また、熱電対27からの信号によって各電源251,252の投入電力の大きさを全体として粗調整しておき、電力比コントローラ26によって各電源251,252の投入電力の比を微調整して温度バランスを取るようにしてもよい。
いずれにしても、本実施形態の基板温度制御機構2では、ヒータ22を加熱手段として用いるとともに間接的ではあるがその電気特性から基板20の温度をモニタするよう構成している。従って、特別な構成を別途採用することなく基板20の温度管理が可能になり、前述したような制御を自由に行える。
【0027】
尚、基板温度制御機構2以外の構成としては、図4に示す従来の装置とほぼ同様であり、基板ホルダー21に対向して設けられたカソード3は前面にターゲット31を備えており、真空容器1内に所定のガスを導入するガス導入系4が設けられている。
【0028】
次に、上記構成に係る本実施形態の基板温度制御機構を備えた図1の基板処理装置の動作について簡単に説明する。
まず、不図示のゲートバルブを通して真空容器1内に基板20を搬入し、基板ホルダー21に載置して保持させる。ゲートバルブを閉じた後、真空容器1に付設された排気系11を動作させ、所定の圧力まで排気した後、ガス導入系4を動作させてガス導入し、真空容器1内に所定量のガスを導入する。また、上記基板温度制御機構2を動作させて、加熱温度まで基板20を加熱して温度制御しておく。
そして、カソード電源32を動作させ、導入したガスのスパッタ放電によってターゲット31をスパッタし、スパッタされた材料により基板20上に所定の薄膜を作成する。薄膜が所定の厚さに達したら、カソード3、ガス導入系4及び基板温度制御機構2の動作を停止し、基板20を真空容器1から搬出する。
【0029】
上記基板処理動作において、前記モニタ手段23を利用した制御によって基板20は加熱温度まで精度良く加熱されて温度制御されているので、期待される加熱効果を充分得ることができる。例えば、バリアメタル等の薄膜を作成する際に、基板20を200〜400℃程度に加熱すると、膜の比抵抗の低減等の効果が得られる。
【0030】
尚、上記スパッタリングを行う装置やプラズマを利用する装置等では、放電やプラズマ等によって基板20が加熱される。従って、基板20が最終的に受け取る熱量は、ヒータ22の発する熱と放電やプラズマ等により生ずる熱との総量である。この場合にも、基板20とヒータ22とが基板ホルダー21を介して熱伝導性よくつながっていて両者の温度は殆ど同じであることから、ヒータ22の温度を抵抗値から算出することで基板20の温度とすることができる。
【0031】
また、本実施形態の基板温度制御機構を利用した更に好適な制御方式として、基板処理のばらつきを補償するよう温度制御する方式が挙げられる。例えば、配線用の薄膜やバリアメタル用の薄膜等のスパッタ成膜では、プラズマ密度の不均一性等の理由により、基板20の周辺部のシート抵抗値が中央部に比べて高くなる傾向を示す場合がある。このような場合、周辺部加熱ブロック222の温度が中央部加熱ブロック221に比べて相当程度高くなるように制御し、基板20の周辺部の温度を中央部に比べて高くするようにする。これによって、シート抵抗値の面内分布の不均一性が補償され、良質なデバイスを高い歩留まりで産出することが可能となる。
【0032】
次に、本願発明の別の実施形態について説明する。
図3は、本願発明の別の実施形態に係る基板温度制御機構の構成を説明する断面概略図である。この図3に示す実施形態では、基板20を静電気により吸着する静電吸着機構29を基板ホルダー21が有している。静電気吸着機構29は、基板ホルダー21の基板載置面側に設けられた誘電体ブロック291と、誘電体ブロック291内に埋設された一対の吸着電極292と、吸着電極292に所定の電圧を与えて誘電体ブロック291の表面に静電気を誘起させる吸着電源293などから構成されている。
【0033】
誘電体ブロック291はアルミナなどの材料で形成され、熱伝導性の良好な高融点の接着剤による接着等の方法で基板ホルダー21に固定されている。吸着電源293は、吸着電極292に500V程度の直流電圧を与えて基板20を誘電体ブロック291の表面に静電吸着する。
この図3に示す実施形態では、基板20の面接触が強化される結果、基板ホルダー21の熱が効率よく均一に基板20に伝達する。このため、前述した温度制御の精度がさらに向上し、所定の加熱温度に面内均一性よく基板20を加熱して温度制御することが可能となる。
【0034】
また、以上説明した各実施形態の基板温度制御機構の構成は、前述したスパッタリングを行う装置の他、エッチング装置やCVD(化学的気相成長)装置等の各種の基板処理装置に使用できる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明した通り、本願発明によれば、ヒータを加熱手段として用いるとともにその電気特性から基板の温度をモニタするよう構成されているので、特別な構成を別途採用することなく基板の温度管理が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施形態の基板温度制御機構を有する基板処理装置の概略構成を示したものである。
【図2】ヒータの取付構造について説明する断面概略図である。
【図3】本願発明の別の実施形態に係る基板温度制御機構の構成を説明する断面概略図である。
【図4】従来の基板温度制御機構を備えた基板処理装置の例を示した図である。
【符号の説明】
1 真空容器
2 基板温度制御機構
21 基板ホルダー
22 ヒータ
221 中央部加熱ブロック
222 周辺部加熱ブロック
23 モニタ手段
231 電流電圧検出器
232 電流電圧検出器
233 演算器
24 ヒータ取付板
251 電源
252 電源
253 電源用OPアンプ
254 電源用OPアンプ
26 電力比コントローラ
261 コントローラ用OPアンプ
27 熱電対
28 温調計
29 静電吸着機構
3 カソード
31 ターゲット
4 ガス導入系

Claims (1)

  1. 面接触させて基板を保持する基板ホルダーと、電気エネルギーを熱エネルギーに変換して基板を加熱するものであって基板ホルダー内に設けられたヒータと、ヒータに電力を供給する電源とを具備した基板温度制御機構において、
    基板の温度をモニタするモニタ手段を備えており、
    このモニタ手段は、基準となる温度t のときのヒータの抵抗値R(t )とヒータの抵抗の温度係数αが設定されたものであって、ヒータの抵抗値R(t)を測定し、R(t)=R(t ){1+α(t−t )}に従ってヒータの温度tを算出するものであり、
    ヒータは、基板ホルダーに熱伝導性良く取り付けられており、
    基板ホルダー内に熱電対が設けられていて、この熱電対は、ヒータの基板ホルダーに対する熱伝導性が低下することにより生ずる基板ホルダーの温度低下を検知するものであることを特徴とする基板温度制御機構。
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