JP3986257B2 - 映像信号処理装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョン受像機等において、ディジタル化された映像信号に含まれる輝度信号のレベルを補正し、鮮明な画像を表示することを可能にする映像信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
テレビジョン受像機においては、黒い部分の少ない画像では、画面中の黒部分が周囲部から浮き、めりはりのない画像となる。これを防止するため黒レベル補正が行われる。黒レベル補正は、入力輝度信号の最黒部分が基準レベルに近づくように黒方向に伸張する補正であり、その入出力特性は後述の図3に示すようなものである。従来、黒レベル補正は、トランジスタ、抵抗等から構成されるアナログ回路で行われてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年、テレビジョン信号処理回路を高集積化するため、映像信号をディジタル化し、ディジタル処理することが求められている。従って、上記の黒レベル補正も、アナログ回路ではなく、入出力特性を表すディジタルデータを格納するROM等のメモリを備えたディジタル回路で行うことが必要になってきている。
【0004】
しかしながら、図3のような非線形の入出力特性をディジタル回路で実現するためには、大容量のメモリが必要であり、製造コストが上昇するという問題がある。本発明は、ディジタル輝度信号の黒レベル補正を行うディジタル回路に必要なメモリの容量を低減することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、ディジタル映像信号に含まれるディジタル輝度信号の黒レベルを補正する映像信号処理装置において、入力されるディジタル輝度信号を非線形変換するための入出力特性データを格納したメモリ手段と、前記入力されるディジタル輝度信号の値と第1の固定値とを比較する比較手段と、前記メモリ手段から出力される非線形変換されたディジタル輝度信号を外部から供給される重み付け信号で重み付けする重み付け手段と、該重み付け手段から出力される重み付けされたディジタル輝度信号の値及び第2の固定値の一方を前記比較手段の比較結果に応じて選択して出力する切り替え手段と、該切り替え手段の出力と前記入力されるディジタル輝度信号とを乗算する乗算手段とを備え、前記重み付け手段は、前記メモリ手段から出力される非線形変換されたディジタル輝度信号と外部から供給される重み付け信号との乗算を行う乗算器と、第3の固定値から該乗算器の出力を差し引く減算器とを含むことを特徴とする。
【0007】
請求項に記載の発明は、前記メモリ手段が、複数の異なる入出力特性データを格納し、外部から供給される制御信号の値に対応する入出力データが前記非線形変換のために使用されることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明の実施の形態1である映像信号処理装置の構成を示す概略ブロック図である。同図において、1はROM、2は乗算器、3は減算器、4は切り替え手段、5は乗算器、6は比較器、7はORゲートである。
【0009】
図1において、ROM1には、8ビットの入力ディジタル輝度信号Y-INの下位7ビットと、後述の黒レベル補正開始点を設定する2ビットの制御信号BLK-S-Pointの全2ビットの計9ビットの信号が入力される。該ROM1は、この9ビットの信号の値に対応した値を有する8ビットの信号を乗算器2へ送る。
【0010】
乗算器2は、このROM1からの8ビットの信号と黒レベル補正の重み付けを行うために外部から入力される8ビットの制御信号BLK-S-Weightとの乗算を行う。本実施形態では、この乗算により得られる16ビットの信号の上位8ビットを減算器3に送る。減算器3は、固定値(本実施形態では‘FFH’)から、乗算器2から出力される8ビットの信号の値を減算する。減算器3による減算の結果は切り替え手段4に送られる。切り替え手段4は、後述の切り替え信号が‘1’であれば固定値(本実施形態では‘FFH’)を選択し、切り替え信号が‘0’であれば減算器3の出力を選択し、乗算器5に送る。
【0011】
一方、比較器6にも8ビットのディジタル輝度信号Y-INが入力され、該比較器6は、このディジタル輝度信号と固定値(本実施形態では‘7FH’)とを比較し、信号Y-INの値が‘7FH’より大きいとき‘1’の信号、その他のときは‘0’の信号を端子(A>B)からORゲート7に送る。
【0012】
ORゲート7は、その一方の入力端子には比較器6からの出力が入力され、他方の入力端子には黒レベル補正を行うか否かを決定する1ビットの制御信号BLK-S-on/offが外部から入力される。これにより制御信号BLK-S-on/offが‘1’のときには、比較器6の出力結果の如何に関わらず、ORゲート7から切り替え手段4に送られる切り替え信号は‘1’となり、切り替え手段4は固定値‘FFH’を選択する。
【0013】
乗算器5は、上記入力ディジタル輝度信号の全8ビットと、切り替え手段4の出力8ビットとを乗算し、16ビットの乗算結果を出力する。この乗算器5の16ビット出力のうち上位8ビットが本実施形態の映像信号処理装置の出力輝度信号Y-OUTとして外部に送出される。切り替え手段4が固定値‘FFH’を選択した場合には、黒レベル補正は行われず、入力輝度信号Y-INと出力輝度信号Y-OUTとは線形の関係にあるが、切り替え手段4が減算器3の出力を選択した場合には、黒レベル補正が行われ、図3の実線に示すように、入力輝度信号のレベルが低い部分(図3の場合は50IRE以下の部分)では出力輝度信号は黒方向に伸長される。
【0014】
図2に、ROM1の入出力特性を示す。図2に示すように、ROM1に入力される9ビットの入力信号が‘00H’から‘7FH’の間にあるときは、その8ビットの出力信号の値は、該入力信号の値の増加に伴い‘00H’から始まり一度‘FFH’に上がった後、また‘00H’に戻る。9ビット入力信号が‘80H’から‘FFH’の間、‘100H’から‘17FH’の間、あるいは‘180H’から‘1FFH’の間にある場合においても8ビットの出力信号の値は同様に変化するが、‘00H’に戻るポイントがそれぞれ異なっている。これらの4種類の入出力特性の‘00H’に戻るそれぞれのポイント(a)、(b)、(c)、(d)が、黒レベル補正が開始される点となる。
【0015】
図2において破線で区切られている上記4つの入出力特性のいずれを使用するかは、2ビットの制御信号BLK-S-Pointにより決定される。例えば、この信号が‘00’のとき、‘00H’から‘7FH’の範囲の入出力特性が使用され、この場合、上記(a)点は‘7FH’であり、黒レベル補正の開始点は入力輝度レベルで50IREとなる。また、(b)、(c)、(d)点がそれぞれ‘E6H’、‘14DH’、‘1B4H’であるとき、制御信号BLK-S-Pointを‘01’、‘10’、あるいは‘11’とすれば、黒レベル補正開始点を40IRE、30IRE、あるいは20IREにそれぞれ設定することができる。
【0016】
図3は、制御信号BLK-S-Pointが‘00’のときの本実施形態の装置の輝度信号の入出力特性を示している。上述したように、出力輝度信号(切り替え手段4の8ビットの出力と入力ディジタル輝度信号の8ビットとを乗算して得られる16ビットの信号の上位8ビット)は、図3の実線に示すように50IRE以下の入力レベルでは黒方向に伸長される。
【0017】
また、乗算器2に供給される8ビットの重み付け信号BLK-S-Weightの値を小さくすると、乗算器2から出力される8ビットの信号の値もそれに応じて小さくなる。即ち、重み付け信号BLK-S-Weightを小さくしていくと、乗算器2の出力は、図2に示すように実線で表されるROM1の出力値から点線で表されるように00H側に近づいていく。従って減算器3の出力は、固定値FFHに近づいていくことになり、その結果、装置の入力輝度信号の低レベル部分での入出力特性は、図3の点線に示すように線形特性に近づいていく。
【0018】
黒レベル補正を行わない状態から黒レベル補正を行う状態に移行する際、8ビットの重み付け信号BLK-S-Weightの値を00HからFFHまで徐々に増加させて行くことにより、画面上の変化をゆるやかにし、自然に見せることができる。
【0019】
以上説明した実施の形態においては、入出力されるディジタル輝度信号を共に8ビット、ROM1への入力を9ビット、該ROM1からの出力を8ビットとしたが、ビット数はこれらに限られるものではなく、例えば入出力ディジタル輝度信号を共に10ビットとし、ROMへの入力を11ビットとし、該ROMからの出力を10ビットとすることも可能である。
【0020】
また、実施の形態では、ROM1における入出力の諧調数を等しくしているが、例えばROM1からの出力を7ビットとし、黒レベル補正の際の諧調を粗くすることによりROM1の容量を更に低減することも可能である。
【0021】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、黒レベル補正を必要としない入出力特性の線形部分では、切り替え手段によりメモリ手段の出力に代えて固定値を選択するので、メモリ手段に線形部分に対応するデータを格納する必要がなく、従ってその分、メモリ手段の容量を小さくすることができる。また、黒レベル補正を行っていない状態から黒レベルを行っている状態に移行する際、重み付け手段による重み付けの量を徐々に大きくしていくことにより、画面上の変化をゆるやかにして自然に見せることが可能になる。
【0022】
請求項に記載の発明によれば、黒レベル補正の開始点を調整することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の映像信号処理装置の実施の形態の構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 図1の映像信号処理装置のROMに格納される入出力特性データの説明図である。
【図3】 図1の映像信号処理装置の輝度信号の入出力特性を示す図である。
【符号の説明】
1 ROM、 2 乗算器、 3 減算器、 4 切り替え手段、 5 乗算器、 6 比較器、 7 ORゲート。

Claims (2)

  1. ディジタル映像信号に含まれるディジタル輝度信号の黒レベルを補正する映像信号処理装置において、入力されるディジタル輝度信号を非線形変換するための入出力特性データを格納したメモリ手段と、前記入力されるディジタル輝度信号の値と第1の固定値とを比較する比較手段と、前記メモリ手段から出力される非線形変換されたディジタル輝度信号を外部から供給される重み付け信号で重み付けする重み付け手段と、該重み付け手段から出力される重み付けされたディジタル輝度信号の値及び第2の固定値の一方を前記比較手段の比較結果に応じて選択して出力する切り替え手段と、該切り替え手段の出力と前記入力されるディジタル輝度信号とを乗算する乗算手段とを備え
    前記重み付け手段は、前記メモリ手段から出力される非線形変換されたディジタル輝度信号と外部から供給される重み付け信号との乗算を行う乗算器と、第3の固定値から該乗算器の出力を差し引く減算器とを含む
    ことを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 前記メモリ手段は、複数の異なる入出力特性データを格納し、外部から供給される制御信号の値に対応する入出力データが前記非線形変換のために使用されることを特徴とする請求項1に記載の映像信号処理装置。
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