JP3722740B2 - 映像処理装置及び映像処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、映像処理装置及び方法に関し、テレビ受像機等においてディジタル化された映像信号の輝度成分の黒レベル及び白レベルを調整するための装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
テレビジョン受像機においては、黒い部分の少ない画面では、画面中の黒部分が周囲から浮いたように見え、好ましくない。これを避けるため図12に示すように、黒レベル補正を行なうことが知られている。図12において、直線は補正を行なわない場合の入出力特性を示し、曲線は補正を行なった場合の入出力特性を示す。横軸が入力輝度信号を、縦軸が出力輝度信号を表わす。入力50[IRE]よりも下の範囲において、入力輝度信号を図示のように補正することにより、最も暗い部分と、それに隣接する部分(それよりも少し明るい部分)との差が小さくなり、最も暗い部分が浮いてしまうのを防ぐことができる。このような補正は、黒の部分が(最も暗い部分を除き)輝度の中心値(50[IRE])から遠ざかるので、伸張とも言う。
【0003】
一方入力50[IRE]よりも上の範囲において同様の補正を行なうことにより白レベル補正を行なうことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、図12のような非線形の特性をディジタル回路で実現するにはROMが用いられるが、その規模が大きくなると言う問題があった。
【0005】
本発明は、このような従来の問題点を解消するものであり、使用するROMの規模を大きくすることなく、黒レベル補正及び白レベル補正をディジタル回路で実現するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願は、
ディジタル化された入力輝度信号を所定の閾値と比較する比較器(1)と、
上記入力輝度信号を反転するNOTゲート(3)と、
上記入力輝度信号と上記NOTゲート(3)の出力とを受け、上記比較器(1)での比較結果に従って選択する第1の切り替え手段(2)と、
上記第1の切り替え手段(2)から出力される信号を受けて補正特性信号を発生するROM(4)と、
上記ROM(4)からの出力信号と外部から入力された重み付け信号を乗算し補正値を出力する第1の乗算器(5)と、
上記入力輝度信号と上記補正値との差を求める減算器(6)と、
上記入力輝度信号と上記補正値との和を求める第1の加算器(7)と、
上記減算器(6)の出力と上記第1の加算器(7)の出力とを受け、上記比較器(1)での比較結果に従って選択する第2の切り替え手段(8)と
を有し、入力輝度信号に対し黒レベル及び白レベルの少なくとも一方を補正することを特徴とする映像処理装置を提供するものである。
【0007】
上記第1の切り替え手段(2)の出力と外部から入力された補正開始点制御信号を乗算する第2の乗算器(10)と、
上記第1の切り替え手段(2)の出力と上記第2の乗算器(10)の出力を加算する第2の加算器(11)とをさらに有し、
上記第2の加算器(11)の出力を上記ROM(4)に入力することで、補正開始点を制御することとしても良い。
【0008】
上記補正開始点制御信号として、
黒レベル補正用の第1の制御信号と白レベル補正用の第2の制御信号とを受け、
上記比較器(1)での比較結果に従って、そのいずれかを選択する第3の切り替え手段(9)をさらに有し、
これにより、黒レベルと白レベルの補正開始点をそれぞれ別々に制御することができるようにすることもできる。
【0009】
上記外部から入力された重み付け信号として、
黒レベル補正用の第1の重み付け信号と白レベル補正用の第2の重み付け信号とを受け、
上記比較器(1)での比較結果に従って、そのいずれかを選択する第4の切り替え手段(13)をさらに有し、
これにより、黒レベルと白レベルの重み付けをそれぞれ別々に制御することもできる。
【0010】
外部から入力された重み付け信号と、固定値とを受け、外部から入力された制御信号に従って、そのいずれかを選択する第5の切り替え手段(14、15)をさらに有し、
これにより補正を加えるかどうかを制御することとしても良い。
【0011】
本願はまた、
(a) ディジタル化された入力輝度信号を閾値と比較するステップ(S1)と、
(b) 上記入力輝度信号及び上記入力輝度信号を反転したデータを入力し上記ステップ(a)の結果に従ってそのいずれかを選択するステップ(S3A、S3B)と、
(c) 上記ステップ(b)で生成された信号をROMに入力し補正特性信号を上記ROMから得るステップ(S4、S13)と、
(d) 上記ステップ(c)で生成された補正特性信号と外部から入力された重み付け信号を乗算し補正値を出力するステップ(S5)と、
(e) 上記ステップ(a)において、上記入力輝度信号が上記閾値以下であると判断されたときに、上記入力輝度信号と上記ステップ(d)で生成された信号との差を求め、その最大値及び最小値を制限し、その結果を出力輝度信号として出力するステップ(S7A、S8A、S9A)と、
(f) 上記ステップ(a)において、上記入力輝度信号が上記閾値よりも大きいと判断されたときに、上記入力輝度信号と上記ステップ(d)で生成された信号との和を求め、その最大値と最小値を制限し、その結果を出力輝度信号として出力するステップ(S7B、S8B、SB9)と
を含み、
入力輝度信号に対し、黒レベル及び白レベルの少なくとも一方を補正することを特徴とする映像処理方法を提供するものである。
【0012】
(g) 上記ステップ(b)で生成された信号と外部から入力された補正開始点制御信号を乗算するステップ(S10)と、
(h) 上記ステップ(b)で生成された信号と上記ステップ(g)で生成された信号を加算するステップ(S11)と、
(i) 上記ステップ(h)で生成された信号の最大値を制限するステップ(S12)と
をさらに有し、
(j) 上記ステップ(i)で生成された信号を上記ステップ(c)で上記ROMへの入力として用いることで、補正開始点を制御することとしても良い。
【0013】
(k) 上記補正開始点制御信号として、黒レベル補正用の第1の制御信号と、白レベル補正用の第2の制御信号を入力し、上記ステップ(a)での比較の結果に従ってそのいずれかを選択するステップ(S14A、S14B)をさらに有し、
これにより黒レベルと白レベルの補正開始点をそれぞれ別々に制御することとしても良い。
【0014】
(l) 上記外部から入力される重み付け信号として、黒レベル補正用の第1の重み付け信号と白レベル補正用の第2の重み付け信号を入力し、上記ステップ(a)での比較の結果に従って、そのいずれかを選択するステップ(S16A、S16B)をさらに有し、
これにより、黒レベルと白レベルの重み付けをそれぞれ別々に制御することとしても良い。
【0015】
上記外部から入力された重み付け信号と、所定の固定値を入力し、外部から入力された制御信号に従って、そのいずれかを選択するステップ(S17A、S17B)をさらに有し、
これにより、補正を加えるかどうかを制御することとしても良い。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1の映像処理装置を示すものである。図示のように、この映像処理装置は、比較器1と、第1の切り替え手段2と、NOTゲート3と、ROM4と、第1の乗算器5と、減算器6と、第1の加算器7と、第2の切り替え手段8と、第3の切り替え手段9と、第2の乗算器10と、第2の加算器11と、第1のリミット回路12と、第4の切り替え手段13と、第5の切り替え手段14と、第6の切り替え手段15と、第2のリミット回路16と、第3のリミット回路17とを有し、これらは図示のように相互接続されている。
【0017】
図1において、ディジタル化された10ビットの入力輝度信号YSIG_INが、比較器1に入力される。比較器1は、10ビットの入力輝度信号YSIG_INを所定の固定値(“1FF”(50[IRE]に対応する))と比較し、入力輝度信号YSIG_INが“1FF”より大きいとき(図12で白レベル補正をする範囲のとき)は、端子(A>B)の出力信号が‘1’となり、入力輝度信号YSIG_INが“1FF”以下のとき(図12で黒レベル補正をする範囲)のときは、端子(A>B)の出力が‘0’となる。比較器1の出力は、第1の切り替え手段2、第2の切り替え手段8、第3の切り替え手段9、第4の切り替え手段13に供給される。なお、本願明細書では、16進数を“ ”により表わし、2進数を‘ ’により表わす。
【0018】
また、10ビットの入力輝度信号YSIG_INのうち、下位9ビットが第1の切り替え手段2及びNOTゲート3に入力される。NOTゲート3は、入力された9ビットの各々を反転させ、反転信号を第1の切り替え手段2に供給する。第1の切り替え手段2は、比較器1の出力に従って、2入力のうちの一方を選択する。即ち比較器1の出力が‘0’のときは入力輝度信号の下位9ビット(非反転信号)を選択し、比較器1の出力が‘1’のときはNOTゲート3の出力を選択する。そして、選択した信号を第2の乗算器10及び第2の加算器11に出力する。
【0019】
外部から入力された黒レベル補正開始点制御信号BKPCNTと、同じく外部から入力された白レベル補正開始点制御信号WHPCNTは第3の切り替え手段9に入力される。第3の切り替え手段9は、比較器1の出力に従って、2入力のうちの一方を選択する。即ち、比較器1の出力が‘0’のときは黒レベル補正開始点制御信号BKPCNTを選択し、比較器1の出力が‘1’のときは白レベル補正開始点制御信号WHPCNTを選択する。そして、選択した信号を第2の乗算器10に出力する。
【0020】
第2の乗算器10は、9ビットの第1の切り替え手段2の出力と、4ビットの第3の切り替え手段9の出力を乗算し、13ビットの演算出力のうち上位10ビットを第2の加算器11に出力する。
【0021】
第2の加算器11は、9ビットの第1の切り替え手段2の出力と、10ビットの第2の乗算器10の出力を加算し、11ビットの信号をリミット回路12に出力し、リミット回路12は9ビットの信号をROM4に出力する。
【0022】
ROM4は、リミット回路12の出力9ビットをアドレスとして入力し、対応記憶位置(アドレス)から8ビットのデータを出力として発生する。ROM4の出力は、乗算器5へ送られる。
【0023】
8ビットの固定値“00”と、外部から入力された8ビットの黒レベル重み付け信号BKWEICNTが、第5の切り替え手段14に入力される。第5の切り替え手段14は、外部から入力された黒レベル補正切り替え信号BKSWに従って、2入力のうちの一方を選択する。そして選択した信号を第4の切り替え手段13に出力する。
【0024】
上記8ビットの固定値“00”と、外部から入力された8ビットの白レベル重み付け信号WHWEICNTが、第6の切り替え手段15に入力される。第6の切り替え手段15は、外部から入力された白レベル補正切り替え信号WHSWに従って、2入力のうちの一方を選択する。そして選択した信号を第4の切り替え手段13に出力する。
【0025】
第4の切り替え手段13は、比較器1の出力に従って、2入力のうちの一方を選択する。即ち、比較器1の出力が‘0’のときは第5の切り替え手段14からの信号を選択し、比較器1の出力が‘1’のときは第6の切り替え手段15からの信号を選択する。そして、選択した信号(8ビットの信号)を、第1の乗算器5に出力する。
【0026】
乗算器5は、第4の切り替え手段13の出力を、黒レベル又は白レベルの重み付けを制御する信号として受け、ROM4の出力信号との乗算を行なう。乗算器5の入力がともに8ビットであることから、出力は16ビットであるが、本回路ではその上位8ビットを用いて、減算器6及び第1の加算器7へ送る。
【0027】
減算器6は、10ビットの入力輝度信号YSIG_INから乗算器5の出力を減算し、リミット回路16は、減算器6の出力に対し最小値の制限を行い、第2の切り替え手段8に出力する。第1の加算器7は、10ビットの入力輝度信号YSIG_INと乗算器5の出力を加算し、リミット回路17は、第1の加算器7の出力に対し最大値の制限を行い、第2の切り替え手段8に出力する。
【0028】
第2の切り替え手段8は、比較器1の出力に従って、2入力のうちの一方を選択する。即ち、比較器1の出力が‘0’のときはリミット回路16の出力を選択し、比較器1の出力が‘1’のときはリミット回路17の出力を選択する。そして、選択した信号を、補正された出力輝度信号YSIG_OUTとして出力する。
【0029】
図2(a)に、ROM4の入出力特性(補正特性)を実線で示す。図示のように、入力“00”から“1FF”の間において、出力が変化する。即ち、入力が“00”のとき出力(補正量)は“00”であり、次第に増加して、8ビットの最大値である“FF”となり、入力がさらに増加するに従い、出力が次第に減少して、入力が“1FF”に達すると出力は“00”に戻る。ROM4の出力は後述のように補正量の基準となるものである。即ち、後述のように、ROM4の出力に1以下の値を持つ係数乃至重み付け制御信号を掛けることにより、図2(a)に実線又は点線で示す補正量を得る。重み付け制御信号が「1」のときは、補正量は図2(a)に実線で表わすものとなり、重み付け制御信号が「1」よりも小さいときは、補正量は図2(a)に複数の点線のいずれかで表わすものとなる。そして、重み付け制御信号が小さくなるにつれ、補正量はより低い特性曲線で表わされるものとなる。
【0030】
上記のように、第1の切り替え手段2は、比較器1の出力に従って、比較器1の出力が‘0’のときは、入力輝度信号YSIG_IN(非反転信号)のうちの下位9ビットを、比較器1の出力が‘1’のときはNOTゲート3から出力される反転信号を選択する。このような切り替えを行なうことで、黒レベル補正ではROM4は入力“00”から“1FF”に対応する値を出力し、白レベル補正ではROM4にアドレスとして入力される信号(の順序)が反転し、入力“1FF”から“00”に対応する値を出力する。
【0031】
言換えれば、第1の切り替え手段2がNOTゲート3の出力を選択しているときは、(仮に乗算器10、加算器11、リミット回路12が設けられていないとすれば、)NOTゲートで反転される前の9ビットの信号に対する、ROM4から出力される信号は、図2(b)に示す如くとなる。(一方、第1の切り替え手段2が入力輝度信号YSIG_INの下位9ビットを選択しているときは、(上記と同じく、仮に乗算器10、加算器11、リミット回路12が設けられていないとすれば、)NOTゲートで反転される前の9ビットの信号に対する、ROM4から出力される信号は、図2(a)に示す如くである。)乗算器10、加算器11、及びリミット回路12の役割については後述する。
【0032】
上記のように、乗算器5は、ROM4の出力信号と、第4の切り替え手段13から出力される、重み付けを制御する8ビットの信号(重み付け信号)との乗算を行ない、その出力の上位8ビットを取ることで、図2(a)や図2(b)における、補正特性曲線の高さを変えることができる。即ち、重み付けを制御する8ビットの信号の値が最大のときは、図2(a)や図2(b)において実線で示される出力が得られ、重み付けを制御する信号の値を小さくして行くことにより、図2(a)や図2(b)において点線で示すように補正量を小さすることができる。この結果、補正特性曲線は、重み付けを制御する信号により、最大値が“FF”から“00”までの値を取ることができる。
【0033】
上記のように、減算器6において、入力輝度信号YSIG_INから乗算器5の出力を減算することにより得られる黒レベル補正信号は、リミット回路16に供給され、リミット回路16で、最小値が“00”に制限される。即ち、リミット回路16は、入力が“00”よりも小さいときは、その出力が“00”となる。
【0034】
また、第1の加算器7において、入力輝度信号YSIG_INに乗算器5の出力を加算することにより得られる白レベル補正信号は、リミット回路17に供給され、リミット回路17で、最大値が“3FF”に制限される。即ち、リミット回路17は、入力が“3FF”よりも大きいときは、その出力が“3FF”となる。
【0035】
上記のように、第2の切り替え手段8は、比較器1の出力が‘0’のとき(入力信号が50[IRE]以下のとき)は、黒レベル補正を行なった信号であるリミット回路16の出力信号を、比較器1の出力が‘1’のときは(入力信号が50[IRE]より大きいとき)は白レベル補正を行なった信号であるリミット回路17の出力信号を選択する。このようにすることで、1つのROM4により図12のような黒レベルと白レベルの双方を補正した出力輝度信号が得られる。
【0036】
次に、乗算器10、加算器11、リミット回路12の役割について説明する。第2の乗算器10は、第1の切り替え手段2からの9ビットの出力と、第3の切り替え手段9から供給された4ビットの補正開始点制御信号を乗算し、13ビット演算出力のうち上位10ビットを第2の加算器11に出力し、第2の加算器11は、第1の切り替え手段2からの9ビットの出力と、乗算器10の出力を加算し、11ビットの信号をリミット回路12に出力する。
【0037】
外部から入力された補正開始点制御信号(BKPCNT又はWHPCNT)4ビットの取りうる値は(10進数で表わすと)n=0,1,・・・・,15であり、第1の切り替え手段2の出力をIとすると、第2の加算器11の出力Sは、以下の(1)式で与えられる。
【0038】
S=I(1+n/8) ...(1)
【0039】
リミット回路12は、第2の加算器11の出力を受け、最大値を“1FF”に制限する。即ち、入力が“1FF”を超えるときは、その出力は“1FF”となる。この結果、第1の切り替え手段2の出力Iに対する、リミット回路12の出力は、図3(a)に示すようになる。そして、第1の切り替え手段2の出力Iに対するROM4の出力は、図3(b)に示すようになる。図3(b)に示すように、nの値によって曲線の幅(曲線が上昇を始めてから下降を終わるまでの範囲)が変る。nが大きくなるに連れ、曲線の幅が小さくなる。この結果、入力輝度信号YSIG_INに対するリミット回路12の出力は、仮に切り替え手段2が常にYSIG_INの下位9ビットを選択しているとすれば、図4(a)に示す如くで、仮に切り替え手段2が常にNOTゲート3の出力を選択しているとすれば、図4(b)に示す如くとなる。このため、入力輝度信号YSIG_INに対するROM4の出力は、仮に切り替え手段2が常にYSIG_INの下位9ビットを選択しているとすれば、図5(a)に示す如くで、仮に切り替え手段2が常にNOTゲート3の出力を選択しているとすれば、図5(b)に示す如くとなる。
【0040】
しかし、先にも述べたように、入力輝度信号YSIG_INが固定値“1FF”よりも大きいときはNOTゲートの出力が選択され、入力輝度信号YSIG_INが“1FF”以下のときはその下位9ビットが選択されるので、入力輝度信号YSIG_INに対するリミット回路12の出力は、図4(c)に示す如くで、入力輝度信号YSIG_INに対するROM4の出力は、図5(c)に示す如くとなる。
【0041】
また、入力輝度信号YSIG_INが“1FF”以下のときは減算器6による減算結果(がリミット回路16で制限されたもの)が切り替え手段8で選択される一方、入力輝度信号YSIG_INが“1FF”よりも大きいときは、加算器7による加算結果(がリミット回路17で制限されたもの)が切り替え手段8で選択されるので、この結果、入力輝度信号YSIG_INに対する出力YSIG_OUTは図12に示す如くとなる。
【0042】
また、図12に示される入出力特性曲線においては、補正開始点制御信号BKPCNT、WHPCNTを調整することにより、補正開始点BKHS、WHHSをそれぞれBKHR、WHHRで示す範囲で変化させることができる。補正開始点制御信号BKPCNT、WHPCNT(4ビット)と、補正開始点BKHS、WHHSの対応関係は、表1の如くである。
【0043】
【表1】
Figure 0003722740
【0044】
次に第3の切り替え手段9の役割について説明する。第3の切り替え手段9は、比較器1の出力に従って、比較器1の出力が‘0’のとき(入力信号が50[IRE]以下のとき)は、黒レベル補正開始点制御信号(BKPCNT)を選択し、比較器1の出力が‘1’のときは(入力信号が50[IRE]より大きいとき)は、白レベル補正開始点制御信号(WHPCNT)を選択する。このようにすることで、黒レベル補正及び白レベル補正の補正開始点を、それぞれ個別に制御することができる。
【0045】
次に第4の切り替え手段13の役割について説明する。第4の切り替え手段13は、比較器1の出力に従って、比較器1の出力が‘0’のとき(入力信号が50[IRE]以下のとき)は、切り替え手段14から出力される黒レベル重み付け信号(BKWEICNT又は“00”)を選択し、比較器1の出力が‘1’のときは(入力信号が50[IRE]より大きいとき)は、切り替え手段15から出力される白レベル重み付け信号(WHWEICNT又は“00”)を選択する。これにより、黒レベルと白レベルの重み付けをそれぞれ個別に制御することができる。
【0046】
次に第5の切り替え手段14及び第6の切り替え手段15の役割について説明する。第5の切り替え手段14及び第6の切り替え手段15は、それぞれ外部から入力された制御信号BKSW,WHSWに従って、固定値“00”と重み付け信号(BKWEICNT又はWHWEICNT)のいずれかを選択する。即ち、制御信号(BKSW又はWHSW)が‘0’のときには固定値“00”を選択し、制御信号(BKSW又はWHSW)が‘1’のときには重み付け信号を選択する。固定値“00”を選択すると、補正信号である乗算器5の出力も“00”となるので、このとき補正は行われない。一方、重み付け信号が選択されると、重み付け信号BKWEICNT又はWHWEICNTに応じたレベルを持つ補正信号が乗算器5より出力され、補正が行われる。
【0047】
上記実施の形態においては、入力輝度信号、出力輝度信号を10ビット、ROM4への入力を9ビット、ROM4の出力を8ビットとしたが、ビット数は上記に限るものではない。一般的に、入力輝度信号がMビットの場合には、NOTゲート3としては、入力輝度信号の下位の(M−1)ビットを反転するものを用い、切り替え手段2としては、入力輝度信号の下位の(M−1)ビットとNOTゲート3の出力のいずれかを選択するものを用いる。
【0048】
また、上記実施の形態においては、ROM4の入力は9ビット、出力は8ビットとしたが、例えばROM4の出力を7ビットとし、補正出力の階調を粗くすることでROM4の規模を削減することも可能である。
【0049】
また、乗算器5においてROM4の出力に乗算される重み付け信号として1以下の値を表わすものを用いたが、1よりも大きい値を表わすものを用いても良い。
【0050】
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2の映像処理方法の実施に用いられる装置を示すものである。図示のように、この映像処理装置は、CPU21と、プログラムメモリ22と、データメモリ23と、入力輝度信号YSIG_INを入力するための入力インタフェース24と、出力輝度信号YSIG_OUTを出力するための出力インタフェース25と、ROM27と、これらを相互接続するバス26とを有する。
【0051】
CPU21は、プログラムメモリ22に記憶されているコンピュータプログラムに基づいて動作するもので、入力インターフェース24を介して入力される入力輝度信号YSIG_INを取込み、データメモリ23にデータを書込んだり、読み出したりする。そして、補正された出力輝度信号YSIG_OUTを出力インタフェース25を介して出力する。入力インターフェース24に入力される入力輝度信号YSIG_IN及び出力インターフェース25から出力される出力輝度信号YSIG_OUTは実施の形態1と同様10ビットの信号である。
【0052】
図7は図6の装置で実施される、実施の形態2の映像処理方法を示すフローチャートである。図7において、ステップS1では入力された10ビットの入力輝度信号YSIG_INを固定値THR(例えば“1FF”)と比較する。YSIG_INがTHR以下であれば、ステップS2Aに進み、YSIG_INがTHRよりも大きければ、ステップS2Bに進む。
【0053】
ステップS2Aでは、フラグBWFLGに‘0’をセットし、ステップS3Aに進む。ステップS2Bでは、フラグBWFLGに‘1’をセットし、ステップS3Bに進む。
【0054】
ステップS3Aでは、10ビットの入力輝度信号YSIG_INのうち、下位9ビットを選択して、信号YSIGSWD1として発生し、ステップS4に進む。ステップS3Bでは、10ビットの入力輝度信号YSIG_INのうち、下位9ビットを全ビット反転させた信号を選択して、信号YSIGSWD1として発生し、ステップS4に進む。
【0055】
ステップS4では、ステップS3A又はS3Bで発生された信号YSIGSWD1(9ビット)をROM27にアドレスとして供給し、そのアドレスに記憶されている8ビットのデータを出力として読み出し、出力信号ROMOUTを得る。その後ステップS5に進む。
【0056】
ステップS5では、重み付けを制御する8ビットの信号WEIGと、ROM27の出力ROMOUTとの乗算を行なう。乗算結果は16ビットであるが、このステップではその上位8ビットを信号ROMWEIとする。その後ステップS6に進む。
【0057】
ステップS6では、フラグBWFLGを参照して、‘0’であればステップS7Aに進み、‘1’であれば、ステップS7Bに進む。
【0058】
ステップS7Aでは、10ビットの入力輝度信号YSIG_INから8ビットの信号ROMWEIを減算し、その結果をYSIGBKとする。
【0059】
ステップS8Aでは、信号YSIGBKについて最小値の制限を行い、その結果をYSIGBKLMとする。
【0060】
ステップS9Aでは、YSIGBKLMを出力輝度信号YSIG_OUTとして出力する。
【0061】
ステップS7Bでは、10ビットの入力輝度信号YSIG_INと8ビットの信号ROMWEIを加算し、その結果をYSIGWHとする。
【0062】
ステップS8Bでは、信号YSIGWHについて最大値の制限を行い、その結果をYSIGWHLMとする。
【0063】
ステップS9Bでは、YSIGWHLMを出力輝度信号YSIG_OUTとして出力する。
【0064】
上記の各ステップの処理は、図1の回路の各部の動作に対応するものであり、その対応関係は以下の通りである。
【0065】
ステップ 図1の回路要素
S1 比較器1
S3A,S3B 切り替え手段2
S4 ROM4
S5 乗算器5
S7A 減算器6
S7B 加算器7
S8A リミット回路16
S8B リミット回路17
S9A,S9B、S6 切り替え手段8
【0066】
上記実施の形態により、図12のような特性をもつ黒レベル補正及び白レベル補正を実現できる。黒レベル補正と白レベル補正に用いるROMを兼用できるため、方法の実施に用いられるROMの総容量を小さくすることができる。
【0067】
上記実施の形態においては、入力輝度信号及び出力輝度信号を10ビット、ステップS4で使用するROM4の入力、出力をそれぞれ9ビット、8ビットとしたが、ビット数は上記に限るものではない。
【0068】
実施の形態3.
実施の形態3の映像処理方法の実施に用いられる装置のハードウエア構成は、図6に示す通りである。図8は、実施の形態3の映像処理方法を示すフローチャートである。図8のステップSR1は、図7に示されるステップSR1(ステップS5、S6、S7A、S8A、S9A、S7B、S8B、S9Bの組合せから成る)と同じものである。図7に対する図8の違いは、ステップS3A、S3Bの次に行なわれるステップS10、S11、S12を付加したこと、及び図7のステップS4がステップS13で置き換えられていることである。
【0069】
ステップS1、S2A、S3A、S2B、S3Bは、実施の形態2と同様であるので説明を省略する。
【0070】
ステップS10は、ステップS3A、S3Bの次に行なわれるものであり、ステップS3A又はS3Bで発生された9ビットの信号YSIGSWD1と補正開始点を制御する4ビットの信号PCNTとの乗算を行なう。乗算結果は13ビットであるが、このステップではその上位10ビットを信号YSIGPCNTとする。
【0071】
ステップS11では、ステップS3A又はS3Bで発生された9ビットの信号YSIGSWD1とステップS10で発生された10ビットの信号YSIGPCNTとの加算を行ない、加算結果の11ビットを信号ROMIとする。
【0072】
ステップS12では、11ビットの信号ROMIについて最大値の制限を行い、その結果を9ビットのROMILMとする。
【0073】
ステップS13では、ステップS12で発生されたROMILM(9ビット)をROM27にアドレスとして入力し、そのアドレスに記憶されている8ビットのデータを出力として読み出し、8ビットの出力信号ROMOUTを得る。
【0074】
ステップS13の次にステップSR1に進む。ステップSR1内は実施の形態2と同様であり、説明を省略する。
【0075】
本実施の形態で付加されたステップの処理は、図1の回路の各部の動作に対応するものであり、その対応関係は以下の通りである。
ステップ 図1の回路要素
S10 乗算器10
S11 加算器11
S12 リミット回路12
S13 ROM4
【0076】
上記実施の形態においては、ステップS3A又はステップS3Bで発生された信号YSIGSWD1と黒レベル又は白レベルの補正開始点を制御する信号PCNTとの乗算を行ない、その乗算結果とステップS3A又はステップS3Bで発生された信号YSIGSWD1との加算を行ない、加算結果をテールブROMに入力することで、補正開始点を制御することができる。
【0077】
上記実施の形態においては、ステップS3A又はステップS3Bで発生された信号YSIGSWD1を9ビット、黒レベル又は白レベルの補正開始点を制御する信号PCNTを4ビット、乗算結果は13ビット中の10ビットを後段の演算に用いているが、ビット数は上記に限るものではない。
【0078】
実施の形態4.
実施の形態4の映像処理方法の実施に用いられる装置のハードウエア構成は、図6に示す通りである。図9は、実施の形態4の映像処理方法を示すフローチャートである。図9のステップSR2は、図8に示されるステップSR2(ステップS10、S11、S12の組合せから成る)と同じものである。図8に対する図9の違いは、それぞれステップS3A、S3BとステップS10の間に行なわれるステップS14A、S14Bを付加したことである。
【0079】
ステップS14Aは、ステップS3Aの次に行われるものであり、黒レベル補正開始点制御信号BKPCNTを選択して信号PCNTとし、ステップS10に進む。ステップS14Bでは、白レベル補正開始点制御信号WHPCNTを選択して信号PCNTとし、ステップS10に進む。
【0080】
ステップS14A、S14B以外のステップは、実施の形態3と同様であるので、説明を省略する。
【0081】
本実施の形態で付加されたステップS14A、S14Bの処理は、図1の回路の切り替え手段9の動作に対応するものである。
【0082】
上記実施の形態により、黒レベル補正開始点制御信号BKPCNTと白レベル補正開始点制御信号WHPCNTのいずれかを選択するステップにより黒レベルと白レベルの補正開始点をそれぞれ別々に制御することができる。
【0083】
実施の形態5.
実施の形態5の映像処理方法の実施に用いられる装置のハードウエア構成は、図6に示す通りである。図10は、実施の形態5の映像処理方法を示すフローチャートである。図10のステップSR3Aは、図9に示されるステップSR3A(ステップS2A、S3A、S14Aの組合せから成る)と同じものであり、ステップSR3Bは、図9に示されるステップSR3B(ステップS2B、S3B、S14Bの組合せから成る)と同じものである。図9に対する図10の違いは、ステップS13とステップS5の間に行なわれるステップS15、S16A、S16Bを付加したことである。
【0084】
本実施の形態では、ステップS13の次に、ステップS15に進む。ステップS15では、フラグBWFLGを参照して、‘0’であればステップS16Aに進み、‘1’であれば、ステップS16Bに進む。ステップS16Aでは、黒レベル重み付け信号BKWEIGを選択して信号WEIGとし、ステップS5に進む。ステップS16Bでは、白レベル重み付け信号WHWEIGを選択して信号WEIGとし、ステップS5に進む。
【0085】
本実施の形態で付加されたステップS15、S16A、S16Bの処理は、図1の回路の切り替え手段13の動作に対応するものである。
【0086】
ステップS15、S16A、S16B以外のステップは、実施の形態4と同様であるので、説明を省略する。
【0087】
上記実施の形態により、黒レベル重み付け信号BKWEICNTと白レベル重み付け信号WHWEICNTのいずれかを選択するステップにより黒レベルと白レベルの重み付けをそれぞれ個別に制御することができる。
【0088】
実施の形態6.
実施の形態6の映像処理方法の実施に用いられる装置のハードウエア構成は、図6に示す通りである。図11は、実施の形態6の映像処理方法を示すフローチャートである。図10に対する図11の違いは、ステップS15とステップS16A、S16Bの間に行なわれるステップS17A、S17Bを付加したことである。
【0089】
ステップS17Aでは、外部からの1ビット制御信号BKSWに従って、BKWEICNT又は“00”を選択して、選択したものを信号BKWEIGとし、ステップS16Aに進む。ステップS17Bでは、外部からの1ビット制御信号WHSWに従って、WHWEICNT又は“00”を選択して、選択したものを信号WHWEIGとし、ステップS16Bに進む。
【0090】
本実施の形態で付加されたステップS17A、S17Bの処理は、図1の回路の切り替え手段14、15の動作にそれぞれ対応するものである。
【0091】
ステップS17A、S17B以外のステップは実施の形態5と同様であるので説明を省略する。
【0092】
上記の実施の形態において、制御信号により重み付け信号が固定値“00”とすることにより、ステップS5における乗算結果も“00”となるので、このとき補正は行われない。従って、制御信号により白レベル及び黒レベルの各々について補正をするかしないかの選択を行なうことができる。
【0093】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果がある。
【0094】
請求項1の発明によれば、黒レベル補正及び白レベルの補正をディジタル回路で実現でき、しかも黒レベル補正と白レベル補正のためのROMを兼用できる構成であるため、ROMの総容量を小さくすることができる。
【0095】
請求項2の発明によれば、補正開始点(黒レベルの補正範囲の上限、白レベルの補正範囲の下限)を制御することができる。
【0096】
請求項3の発明によれば、黒レベルと白レベルの補正開始点をそれぞれ別々に制御することができる。
【0097】
請求項4の発明によれば、黒レベルと白レベルの重み付けをそれぞれ別々に制御することができる。
【0098】
請求項5の発明によれば、補正を加えるかどうかを制御することができる。
【0099】
請求項6の発明によれば、黒レベル補正と白レベル補正に用いるROMを兼用することができ、方法の実施に用いられるROMの総容量を小さくすることができる。
【0100】
請求項7の発明によれば、補正開始点を制御することができる。
【0101】
請求項8の発明によれば、黒レベルと白レベルの補正開始点をそれぞれ別々に制御することができる。
【0102】
請求項9の発明によれば、黒レベルと白レベルの重み付けをそれぞれ別々に制御することができる。
【0103】
請求項10の発明によれば、補正を加えるかどうかを制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の映像処理装置の回路構成を示すブロック図である。
【図2】 (a)は実施の形態1の映像処理装置のROM4の入力に対する出力を示す図、(b)は第1の切り替え手段2がNOTゲート3の出力を選択している場合の、NOTゲートで反転される前の9ビットの信号に対する、ROM4から出力される信号を示す図である。
【図3】 (a)は第1の切り替え手段2の出力Iに対する、リミット回路12の出力を示す図、(b)は第1の切り替え手段2の出力Iに対するROM4の出力を示す図である。
【図4】 (a)は切り替え手段2が常に入力輝度信号YSIG_INの下位9ビットを選択しているとした場合の、入力輝度信号YSIG_INに対するリミット回路12の出力を示す図、(b)は切り替え手段2が常にNOTゲート3の出力を選択しているとした場合の、入力輝度信号YSIG_INに対するリミット回路12の出力を示す図、(c)は切り替え手段2が入力輝度信号YSIG_INと閾値との比較結果に応じてYSIG_INの下位ビット又はNOTゲート3の出力を選択した場合の、入力輝度信号YSIG_INに対するリミット回路12の出力を示す図である。
【図5】 (a)は切り替え手段2が常にYSIG_INの下位9ビットを選択しているとした場合の、入力輝度信号YSIG_INに対するROM4の出力を示す図、(b)は切り替え手段2が常にNOTゲート3の出力を選択しているとした場合の、入力輝度信号YSIG_INに対するROM4の出力を示す図、(c)は切り替え手段2が入力輝度信号YSIG_INと閾値との比較結果に応じてYSIG_INの下位ビット又はNOTゲート3の出力を選択した場合の、入力輝度信号YSIG_INに対するROM4の出力を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態2の方法を実施するための映像処理装置を示すブロック図である。
【図7】 実施の形態2の映像処理方法を示すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態3の映像処理方法を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態4の映像処理方法を示すフローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態5の映像処理方法を示すフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態6の映像処理方法を示すフローチャートである。
【図12】 黒レベル補正及び白レベル補正の入出力特性を示す特性図である。
【符号の説明】
1 比較器、 2 切り替え手段、 3 NOTゲート、 4 ROM、 5乗算器、 6 減算器、 7 加算器、 8,9 切り替え手段、 10 乗算器、 11 加算器、 12 リミット回路、 13,14,15 切り替え手段、 16,17 リミット回路、 21 CPU、 22 プログラムメモリ、 23 データメモリ、 27 ROM。

Claims (10)

  1. ディジタル化された入力輝度信号を所定の閾値と比較する比較器(1)と、
    上記入力輝度信号を反転するNOTゲート(3)と、
    上記入力輝度信号と上記NOTゲート(3)の出力とを受け、上記比較器(1)での比較結果に従って選択する第1の切り替え手段(2)と、
    上記第1の切り替え手段(2)から出力される信号を受けて補正特性信号を発生するROM(4)と、
    上記ROM(4)からの出力信号と外部から入力された重み付け信号を乗算し補正値を出力する第1の乗算器(5)と、
    上記入力輝度信号と上記補正値との差を求める減算器(6)と、
    上記入力輝度信号と上記補正値との和を求める第1の加算器(7)と、
    上記減算器(6)の出力と上記第1の加算器(7)の出力とを受け、上記比較器(1)での比較結果に従って選択する第2の切り替え手段(8)と
    を有し、入力輝度信号に対し黒レベル及び白レベルの少なくとも一方を補正することを特徴とする映像処理装置。
  2. 上記第1の切り替え手段(2)の出力と外部から入力された補正開始点制御信号を乗算する第2の乗算器(10)と、
    上記第1の切り替え手段(2)の出力と上記第2の乗算器(10)の出力を加算する第2の加算器(11)とをさらに有し、
    上記第2の加算器(11)の出力を上記ROM(4)に入力することで、補正開始点を制御することを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。
  3. 上記補正開始点制御信号として、
    黒レベル補正用の第1の制御信号と白レベル補正用の第2の制御信号とを受け、
    上記比較器(1)での比較結果に従って、そのいずれかを選択する第3の切り替え手段(9)をさらに有し、
    これにより、黒レベルと白レベルの補正開始点をそれぞれ別々に制御することができることを特徴とする請求項2に記載の映像処理装置。
  4. 上記外部から入力された重み付け信号として、
    黒レベル補正用の第1の重み付け信号と白レベル補正用の第2の重み付け信号とを受け、
    上記比較器(1)での比較結果に従って、そのいずれかを選択する第4の切り替え手段(13)をさらに有し、
    これにより、黒レベルと白レベルの重み付けをそれぞれ別々に制御することを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。
  5. 外部から入力された重み付け信号と、固定値とを受け、外部から入力された制御信号に従って、そのいずれかを選択する第5の切り替え手段(14、15)をさらに有し、
    これにより補正を加えるかどうかを制御することを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。
  6. (a) ディジタル化された入力輝度信号を閾値と比較するステップ(S1)と、
    (b) 上記入力輝度信号及び上記入力輝度信号を反転したデータを入力し上記ステップ(a)の結果に従ってそのいずれかを選択するステップ(S3A、S3B)と、
    (c) 上記ステップ(b)で生成された信号をROMに入力し補正特性信号を上記ROMから得るステップ(S4、S13)と、
    (d) 上記ステップ(c)で生成された補正特性信号と外部から入力された重み付け信号を乗算し補正値を出力するステップ(S5)と、
    (e) 上記ステップ(a)において、上記入力輝度信号が上記閾値以下であると判断されたときに、上記入力輝度信号と上記ステップ(d)で生成された信号との差を求め、その最大値及び最小値を制限し、その結果を出力輝度信号として出力するステップ(S7A、S8A、S9A)と、
    (f) 上記ステップ(a)において、上記入力輝度信号が上記閾値よりも大きいと判断されたときに、上記入力輝度信号と上記ステップ(d)で生成された信号との和を求め、その最大値と最小値を制限し、その結果を出力輝度信号として出力するステップ(S7B、S8B、SB9)と
    を含み、
    入力輝度信号に対し、黒レベル及び白レベルの少なくとも一方を補正することを特徴とする映像処理方法。
  7. (g) 上記ステップ(b)で生成された信号と外部から入力された補正開始点制御信号を乗算するステップ(S10)と、
    (h) 上記ステップ(b)で生成された信号と上記ステップ(g)で生成された信号を加算するステップ(S11)と、
    (i) 上記ステップ(h)で生成された信号の最大値を制限するステップ(S12)と
    をさらに有し、
    (j) 上記ステップ(i)で生成された信号を上記ステップ(c)で上記ROMへの入力として用いることで、補正開始点を制御することを特徴とする請求項6に記載の映像処理方法。
  8. (k) 上記補正開始点制御信号として、黒レベル補正用の第1の制御信号と、白レベル補正用の第2の制御信号を入力し、上記ステップ(a)での比較の結果に従ってそのいずれかを選択するステップ(S14A、S14B)をさらに有し、
    これにより黒レベルと白レベルの補正開始点をそれぞれ別々に制御することを特徴とする請求項7に記載の映像処理方法。
  9. (l) 上記外部から入力される重み付け信号として、黒レベル補正用の第1の重み付け信号と白レベル補正用の第2の重み付け信号を入力し、上記ステップ(a)での比較の結果に従って、そのいずれかを選択するステップ(S16A、S16B)をさらに有し、
    これにより、黒レベルと白レベルの重み付けをそれぞれ別々に制御することを特徴とする請求項6に記載の映像処理方法。
  10. (m) 上記外部から入力された重み付け信号と、所定の固定値を入力し、外部から入力された制御信号に従って、そのいずれかを選択するステップ(S17A、S17B)をさらに有し、
    これにより、補正を加えるかどうかを制御することを特徴とする請求項6に記載の映像処理方法。
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