JP3982962B2 - 振動式部品整列装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、概ね正多角柱状で、側面の一つに特徴部を有する部品を整列搬送する振動式部品整列装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
振動式部品整列装置を用いて次工程に整列搬送されるチップコンデンサ、チップインダクタ、チップ抵抗等のチップ部品(以下部品という)には、図1(a)、(b)に示す部品1、2のように、長手方向に垂直な断面が概ね正n角形の多角柱状で、側面の一つに特徴部を有するものがある。部品1、2は、いずれも長さ寸法Lが1.6mm、厚み寸法Tと幅寸法Wがともに0.8mmの正四角柱状で、白色の基板1a、2aの長手方向両端部に金属電極1b、2bが埋め込まれ、側面の一つに黒色の特徴部1c、2cが設けられている。部品2の特徴部2cは、部品2の前後方向の一方に偏って設けられている。
【0003】
上述したような概ね正多角柱状で、側面の一つに特徴部を有する部品を、振動式部品整列装置を用いて整列供給する際には、部品の各寸法を基準として長手方向に向けて整列しても、特徴部を有する特定側面が所定の方向に向いて整列される確率は1/nしかない。図1(b)に示した部品2のように、前後方向の向きも有する場合は、さらに確率が低下して1/2nとなる。このため、これらの向きを整列する整列部における部品の排除率が高く、次工程へ整列搬送できる部品の数が少なくなる問題がある。
【0004】
この問題に対処する手段としては、搬送路を複数チャンネル設けて、各チャンネルで部品の前記特定側面や前後の向きを整列し、これらを最終的に合流させて次工程に供給する方法や、部品の搬送速度を大きくする方法が考えられる。
【0005】
前者は、搬送路や整列部の数がチャンネル数に比例して増加し、装置のスペースや製造コストが増大する問題がある。後者については、これらの部品は微小なものが多く、整列部でのエアノズル等の部品排除手段の応答遅れや部品の踊り等のため、搬送速度を大きくするほど整列精度が低下する問題がある。
【0006】
また、特開平10−120148号公報に開示の部品整送装置では、部品の特定側面の向きと前後の向きをそれぞれ検出して選別する選別ユニットを、搬送路に沿って直列にN台配置するとともに、選別される部品をN等分して、これらのN等分した部品をそれぞれの選別ユニットに搬送路の途中から送り込んで、上流側の選別ユニットで選別された部品に合流させることにより、整列搬送される部品数を増やす工夫をしている。特定側面の向きまたは前後の向きが適正でない部品は、各選別ユニットにおいて噴出エアにより排除されるようになっている。
【0007】
この部品整送装置は、搬送路の数は1つであるが、同じ機能と役割の選別ユニットを複数台必要とし、これら各選別ユニットへの送り込み走路も必要となり、製造コストが高くなる。また、各選別ユニットへ送り込まれる部品の排除率は低減されないので、部品の搬送効率が悪い問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明の課題は、概ね正多角柱状で、側面の一つに特徴部を有する部品を、効率よく多量に整列搬送できる振動式部品整列装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明は、長手方向に垂直な断面が概ね正n角形の多角柱状で、側面の一つに特徴部を有する部品を、振動により搬送路に沿って搬送しながら、単列単層に整列して供給する振動式部品整列装置において、前記単列単層に整列された部品を長手方向に向けて整列する手段を設け、この長手方向整列手段の下流側に、前記長手向きに整列された部品の一つの側面について、前記特徴部の有無を判定するセンサと、このセンサが前記特徴部無と判定したときに、部品を1角分横転させる手段とから成る部品横転部を、前記搬送路に沿って直列に複数箇所に設けた構成を採用したものである。
【0010】
すなわち、長手方向整列手段により長手向きに整列された部品の一つの側面をセンサで監視し、前記特徴部が無いときのみ部品を1角分横転させる部品横転部を搬送路に沿って直列に複数箇所に設けることにより、上流側から特徴部を有する特定側面がランダムな方向を向いて搬送されてくる部品を、それぞれの特定側面の向きに応じて複数回1角分ずつ横転させ、特定側面が所定の方向を向く部品の確率を高めて、効率よく多量に整列搬送できるようにしたのである。
【0011】
前記部品横転部を設ける箇所をn−1箇所とすることにより、全ての部品の特定側面を所定の向きに揃え、部品を排除することなく、さらに効率よく多量に整列搬送することができる。
【0012】
前記部品を1角分横転させる手段としては、長手方向に部品が嵌まり込む2つの溝を有するW字状断面の搬送路において、部品を一方の溝から他方の溝内に横転させる方法を採用することができる。
【0013】
前記W字状断面の搬送路を、前記2つの溝に嵌まり込む部品の断面が、W字状断面内で互いにラップするように形成することにより、W字状断面の搬送路で2つの部品が幅方向に重なるのを防止し、この搬送路の下流側での部品の1列への整列をスムーズに行うことができる。
【0014】
前記W字状断面の搬送路の下流側に、部品が長手方向に1列に嵌まり込むV字状断面の搬送路へ連続的に移行する移行送路を設けることにより、別体のアクチュエータを必要とせずに、部品を1列に整列することができる。
【0015】
前記部品を1角分横転させる手段としては、長手方向に部品が嵌まり込むV字状断面の搬送路において、側方からのエア噴射により部品を横転させる方法も採用することができる。
【0016】
前記各部品横転部を、振動式ボウルフィーダまたは振動式直進フィーダの搬送路に沿って設けることにより、同じ作用で部品を横転させる複数箇所の部品横転部が設けられる搬送路を同一振動周期で振動させ、それぞれの処理ピッチを合わせて、部品を搬送路上で密に搬送しながら整列することができる。
【0017】
前記側面の特徴部が部品の前後いずれか一方に偏在し、前後の向きを有する部品について、この部品の前後方向を整列する手段を、前記複数箇所の部品横転部の下流側に設けることにより、前後の向きを有する部品も効率よく多量に整列搬送することができる。
【0018】
前記部品の搬送路を、振動式ボウルフィーダの搬送路に振動式直進フィーダの搬送路を接続したものとし、前記各部品横転部を前記上流側のボウルフィーダの搬送路に設け、前記部品の前後方向整列手段を、前記両搬送路の接続部または前記下流側の直進フィーダの搬送路に設けることにより、ボウルフィーダと直進フィーダの各搬送速度を、処理速度の異なる部品横転部と前後方向整列手段に対して、それぞれ独立に設定することができる。また、下流側の直進フィーダの搬送速度をボウルフィーダの搬送速度よりも速くすることにより、整列された部品に適度の間隔を空けて次工程に搬送することができる。
【0019】
前記部品の前後方向整列手段としては、前記搬送路と直交する方向に作動され、上流側から搬送される部品をそのままの姿勢で一つずつ収納する収納部を有するスライダと、この収納された部品の前記特徴部の前後方向位置を検出し、部品の前後方向を判定するセンサと、このセンサで前後方向が逆と判定された部品が送り出され、180°転回して下流側の搬送路に接続された前後反転送路とから成り、前記センサの判定結果に基づいて前記スライダをスライドし、前記収納された部品の前後方向が正と判定されたときは、前記収納部を前記下流側搬送路の入口に合致させて、収納された部品を下流側の搬送路に直接送り出し、部品の前後方向が逆と判定されたときは、前記収納部を前記前後反転送路の入口に合致させて、収納された部品を前後反転送路を介して下流側の搬送路に送り出す構成のものを採用することができる。この前後方向整列手段によれば、上流側から前後逆向きで搬送される部品も排除することなく、適正な向きに反転させて整列搬送でき、部品の搬送効率を著しく高めることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図12に基づき、この発明の実施形態を説明する。この振動式部品整列装置は、図1(b)に示した、特定側面に黒色の特徴部2cが前後方向に偏って設けられた正四角柱状の部品2を整列搬送するものであり、図2および図3に示すように、部品2が貯蔵されるボウル3をねじり振動させ、部品2をボウル3内の螺旋状の搬送路に沿って搬送する振動式ボウルフィーダ4と、直線状の搬送路を有するトラフ5を往復振動させ、部品2をこの搬送路に沿って排出端に搬送する振動式直進フィーダ6と、ボウルフィーダ4と直進フィーダ6の搬送路の接続部に配置された前後方向整列装置7とで基本的に構成されている。
【0021】
前記ボウルフィーダ4の搬送路には、部品2を単列単層に整列するための複数の幅狭部8が設けられ、その下流側には、単列単層に整列された部品2を長手方向に向けて整列する長手方向整列部9が設けられている。さらに、その下流側最外周の搬送路には、長手方向に整列された部品2を、後述する手順で選択的に1角分だけ横転させる部品横転部10が、直列に3箇所に設けられている。
【0022】
前記長手方向整列部9は、図4に示すように、深さが部品2の厚みTと幅Wに概ね等しいV溝11の搬送路で形成されている。図4(a)に示すように、幅方向や厚み方向を進行方向に向けて搬送されてくる部品2は、振動と自重によりV溝11の上縁からボウル3内に落下し、図4(b)に示すように、長手方向を進行方向に向けた部品2のみが、下流側にそのまま搬送される。長手方向整列手段としては、長手方向を向かない部品2をエアノズル等により排除する方法も採用することができる。
【0023】
前記各部品横転部10は、図5(a)乃至図7(a)に示すように、部品2が長手方向に嵌まり込む2つの溝12a、12bを有するW字状断面の搬送路が設けられており、それぞれの上流側から搬送されてくる部品2は、向かって右側の溝12aに嵌まり込むようになっている。
【0024】
前記右側の溝12aの斜め右上方には、光電センサ13が部品2の右上側面14aに向けて設置され、右上側面14aの右端が接するW字状断面の搬送路には、エアノズル15が部品2の右上端部に向けて設けられている。エアノズル15は、部品2の長さ寸法Lに近い距離だけ、光電センサ13の設置位置よりもわずかに下流側へずらして設けられている。
【0025】
前記光電センサ13は右上側面14aからの反射光を受光して、その受光量が予め設定されたしきい値よりも高くなったときに、電磁弁(図示省略)を作動させ、エアノズル15からエアを噴射して、部品2を左側の溝12bに1角分横転させる。すなわち、右上側面14aに黒色の特徴部2cがある場合は、1部品の受光量がしきい値に達しないので、エアノズル15からのエアは噴射されず、そのまま右側の溝12aを搬送される。一方、特徴部2cがなく、右上側面14aが白色の基板2aのままの場合には、エアが噴射されて部品2が左側の溝12b内に1角分横転される。
【0026】
前記2つの溝12a、12bに嵌まり込む部品2は、その断面がW字状断面内で互いにラップするようになっている。その下流側は、図8に示すような移行送路により接続され、2つの溝12a、12bが連続的に徐々に寄り合って、図5(b)乃至図7(b)に示すように、1つのV溝16に変化するようになっている。したがって、前記横転により2つの溝12a、12bに分配される部品2は、W字状断面の幅方向に重ならないので、下流側のV溝16内へスムーズに1列に整列される。
【0027】
図5(a)は最初の部品横転部10である。前記長手方向整列部9からこの部品横転部10に搬送されてくる部品2は、その側面14の向きがランダムであるので、前記特徴部2cの存在可能部17は、4つの側面14a、14b、14c、14dに分布する。上述したように、部品2は、右上側面14aに特徴部2cがない場合のみ1角分横転されるので、左側の溝12bに横転される部品2の左上側面14bは、特徴部2cの存在可能部17無しとなる。また、右側の溝12aをそのまま通過する部品2も、特徴部2cが右上側面14aに存在するので、左上側面14bは存在可能部17無しとなる。したがって、図5(b)に示すように、下流側のV溝16に1列に整列される部品2の左上側面14bは、全て存在可能部17無しとなる。
【0028】
図6(a)は二番目の部品横転部10である。上述したように、最初の部品横転部10からの部品2は、左上側面14bに存在可能部17無しの状態で搬送される。この二番目の部品横転部10においても、右上側面14aに特徴部2cがない部品2のみが1角分横転されるので、左側の溝12bに横転される部品2は、左上側面14bと左下側面14cが特徴部2cの存在可能部17無しとなる。また、右側の溝12aに残る部品2も、特徴部2cが右上側面14aに存在するので、左上側面14bと左下側面14cは存在可能部17無しとなる。したがって、図6(b)に示すように、下流側のV溝16に整列される部品2の左上側面14bと左下側面14cは、全て存在可能部17無しとなる。
【0029】
図7(a)は三番目の部品横転部10である。この部品横転部10へは、部品2が、左上側面14bと左下側面14cに存在可能部17無しの状態で搬送される。三番目の部品横転部10においても、右上側面14aに特徴部2cがない部品2のみが1角分横転されるので、左側の溝12bに横転される部品2は、左上側面14b、左下側面14cおよび右下側面14dが存在可能部17無しとなる。また、右側の溝12aに残る部品2も、特徴部2cが右上側面14aに存在するので、左上側面14b、左下側面14cおよび右下側面14dは存在可能部17無しとなる。したがって、図7(b)に示すように、3箇所の部品横転部10を通過した部品2は、左上側面14b、左下側面14cおよび右下側面14dに存在可能部17無し、すなわち、特徴部2cが全て右上側面14aに存在する状態でV溝16に整列される。
【0030】
このように、特徴部2cを右上側面14aに揃えて整列された部品2は、前記三番目の部品横転部10のV溝16に接続されるU溝の搬送路で、特徴部2cが設けられた右上側面14aが上を向くように整列され、前後方向整列装置7へと搬送される。
【0031】
前記前後方向整列装置7は、図9および図10に示すように、ボウルフィーダ4の搬送路4aと直交する方向に作動され、ボウルフィーダ4から搬送される前記特徴部2cが設けられた側面14が上を向く部品2を、そのままの姿勢で一つずつ収納する収納部18を有するスライダ19と、スライダ19のガイド溝20に入口と出口が開口するU字管状の反転送路21と、それぞれ反転送路21の反対側でガイド溝20に連なり、直進フィーダ6の搬送路に接続された接続路22、および姿勢不良の部品2を排除する排出路23が設けられている。
【0032】
前記反転送路21は、交叉するボウルフィーダ4の搬送路4aの上側を通してガイド溝20に接続され、接続路22と排出路23は、ガイド溝20に接続された反転路21の、それぞれ出口と入口の延長線上に設けられている。
【0033】
前記スライダ19の収納部18の右方には、収納部18と等寸の通り抜け通路24が設けられており、後述するように、スライダ19が左方へスライドされて、収納部18が反転送路21の入口位置に合致したときに、通り抜け通路24は反転送路21の出口位置に合致し、反転送路21の出口が通り抜け通路24を介して接続路22に、一直線上に連なるようになっている。また、反転送路21の出口部と入口部および排出路23には、それぞれの位置に合致するスライダ19の収納部18に向けて、エアノズル25a、25b、25cが配置されている。
【0034】
前記スライダ19の収納部18の上面側には透明なガラス窓26が嵌め込まれ、収納部18がボウルフィーダ4の搬送路4a出口に合致する位置には、その上方に3つの光電センサ27a、27b、27cが設置されている。また、この位置における収納部18奥側のガイド溝20の壁には、真空源に接続されたエア吸引孔28が設けられており、ボウルフィーダ4から搬送される部品2を収納部18の中に吸引するようになっている。
【0035】
前記3つの光電センサ27a、27b、27cは、収納部18の奥行き方向に配列されている。最も奥側の光電センサ27aは、部品2が収納部18の奥まで吸引されたか否かを検知するものである。光電センサ27b、27cは、それぞれ部品2の上側面14前後部における特徴部2cの有無を、上側面14からの反射光を受光して判定するものであり、光電センサ27aが部品2を検知したときに、この判定処理を行う。すなわち、奥側の光電センサ27bの受光量が所定の値よりも多く、入口側の光電センサ27cの受光量が所定の値よりも少ない場合は、特徴部2cが上側面14の後部にあるとして、部品2は所望の前向きと判定し、逆の場合は、部品2は後向きと判定する。なお、両方の光電センサ27b、27cの受光量が、所定の値よりも共に多いか、または共に少ない場合は、部品2が側面14の向き不良または異材混入のものとし、リジェクト対象材と判定する。
【0036】
前記光電センサ27b、27cにより、部品2が前向きと判定されたときは、図11(a)に示すように、スライダ19は右方にスライドされ、収納部18に収納された部品2は、エアノズル25aにより直進フィーダ6への接続路22に直接排出される。部品2が後向きと判定されたときは、図11(b)に示すように、スライダ19は左方にスライドされ、収納部18に収納された部品2は、エアノズル25bにより反転送路21に排出され、U字管状の反転送路21で前後方向を反転されて、スライダ19の通り抜け通路24を通って接続路22に送り込まれる。このように、全て前向きに揃えて接続路22に送り込まれた部品2は、直進フィーダ6の搬送路等を通して次工程に整列搬送される。
【0037】
なお、前記光電センサ27b、27cにより、部品2がリジェクト対象材と判定されたときは、図12に示すように、スライダ19は左方にスライドされ、部品2はエアノズル25cにより、収納部18から排出路23に排除される。
【0038】
以上詳述したように、この振動式部品整列装置では、単列単層で上流側から搬送され、特定側面と前後がランダムな向きの部品を、殆ど排除することなく適正な向きに整列できるので、搬送効率を著しく高めて、次工程に多量の部品を整列搬送することができる。
【0039】
上述した実施形態は、正四角柱状で、特定側面と前後の向きを有する部品を整列搬送するものであるが、本発明に係る振動式部品整列装置は、概ね正n角柱状で特定側面を有する部品も整列搬送でき、この場合は、前記部品横転部をn−1箇所に設けると、全ての部品の特定側面の向きを揃えることができる。勿論、前後の向きが無い部品も整列搬送でき、この場合は、前後方向整列装置が不要となる。
【0040】
また、この実施形態では、3箇所の部品横転部を振動式ボウルフィーダの搬送路に設けたが、振動式直進フィーダの搬送路に設けることもできる。
【0041】
さらに、前後方向整列装置としては、実施形態の反転送路による反転方式のものの他に、回転テーブル等に部品収納部を設けて反転させるものや、前後方向検出センサとエアノズル等を用いて、逆向きの部品を排除する方式も採用することができ、その設置位置をボウルフィーダや直進フィーダの搬送路上とすることもできる。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、この発明の振動式部品整列装置は、長手方向整列手段により長手向きに整列された部品の一つの側面をセンサで監視し、この側面に特徴部が無いときのみ部品を1角分横転させる部品横転部を搬送路に沿って直列に複数箇所に設け、上流側から特徴部を有する特定側面がランダムな方向を向いて搬送されてくる部品を、それぞれの特定側面の向きに応じて複数回1角分ずつ横転させるようにしたので、特定側面が所定の方向を向く部品の確率を高めて、部品を効率よく多量に整列搬送することができる。また、部品排除による還流も少ないので、部品が汚れたり、落下等の衝撃で損傷することもなく、かつ、装置内での滞留時間も短いので、部品が静電気により帯電する確率も少ない。
【0043】
前記部品横転部を設ける箇所をn−1箇所とすることにより、全ての部品の特定側面を同じ向きに揃えて、部品を排除することなく、さらに効率よく部品を整列搬送することができる。
【0044】
前記側面の特徴部が部品の前後いずれか一方に偏在し、前後の向きを有する部品については、この部品の前後方向を整列する手段を、前記複数箇所の部品横転部の下流側に設けたので、前後の向きを有する部品も効率よく多量に整列搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】a、bは、それぞれ本発明に係る振動式部品整列装置で整列搬送される部品を示す外観斜視図
【図2】振動式部品整列装置の実施形態を示す正面図
【図3】図2の平面図
【図4】a、bは、それぞれ図3のIV−IV線に沿った断面図
【図5】aは図3の最初の部品横転部の断面図、bはaの直近下流側の断面図
【図6】aは図3の二番目の部品横転部の断面図、bはaの直近下流側の断面図
【図7】aは図3の三番目の部品横転部の断面図、bはaの直近下流側の断面図
【図8】図5乃至7の部品横転部の外観斜視図
【図9】図3の前後方向整列装置を示す切欠き平面図
【図10】図9のX−X線に沿った断面図
【図11】a、bは、それぞれ図9の前後方向整列装置の作動を説明する切欠き平面図
【図12】図9の前後方向整列装置の作動を説明する切欠き平面図
【符号の説明】
1、2 部品
1a、2a 基板
1b、2b 電極
1c、2c 特徴部
3 ボウル
4 ボウルフィーダ
4a 搬送路
5 トラフ
6 直進フィーダ
7 前後方向整列装置
8 幅狭部
9 長手方向整列部
10 部品横転部
11 V溝
12a、12b 溝
13 光電センサ
14、14a、14b、14c、14d 側面
15 エアノズル
16 V溝
17 存在可能部
18 収納部
19 スライダ
20 ガイド溝
21 反転送路
22 接続路
23 排出路
24 通り抜け通路
25a、25b、25c エアノズル
26 ガラス窓
27a、27b、27c 光電センサ
28 エア吸引孔

Claims (8)

  1. 長手方向に垂直な断面が概ね正n角形の多角柱状で、側面の一つに特徴部を有する部品を、振動により搬送路に沿って搬送しながら、単列単層に整列して供給する振動式部品整列装置において、前記単列単層に整列された部品を長手方向に向けて整列する手段を設け、この長手方向整列手段の下流側に、前記長手向きに整列された部品の一つの側面について、前記特徴部の有無を判定するセンサと、このセンサが前記特徴部無と判定したときに、部品を1角分横転させる手段とから成る部品横転部を、前記搬送路に沿って直列にn−1箇所に設け、前記部品を1角分横転させる手段を、長手方向に部品が嵌まり込む2つの溝が同じ高さ位置に形成されたW字状断面の搬送路において、部品を一方の溝から他方の溝内に、側方からのエア噴射により横転させるものとしたことを特徴とする振動式部品整列装置。
  2. 前記W字状断面の搬送路を、前記2つの溝に嵌まり込む部品の断面が、W字状断面内で互いにラップするように形成した請求項に記載の振動式部品整列装置。
  3. 前記W字状断面の搬送路の下流側に、部品が長手方向に1列に嵌まり込むV字状断面の搬送路へ連続的に移行する移行送路を設けた請求項1または2に記載の振動式部品整列装置。
  4. 前記各部品横転部を、振動式ボウルフィーダの搬送路に沿って設けた請求項1乃至3のいずれかに記載の振動式部品整列装置。
  5. 前記各部品横転部を、振動式直進フィーダの搬送路に沿って設けた請求項1乃至3のいずれかに記載の振動式部品整列装置。
  6. 前記側面の特徴部が部品の前後いずれか一方に偏在し、前後の向きを有する部品について、この部品の前後方向を整列する手段を、前記複数箇所の部品横転部の下流側に設けた請求項1乃至5のいずれかに記載の振動式部品整列装置。
  7. 前記部品の搬送路が、振動式ボウルフィーダの搬送路に振動式直進フィーダの搬送路を接続したものであり、前記各部品横転部を前記上流側のボウルフィーダの搬送路に設け、前記部品の前後方向整列手段を、前記両搬送路の接続部または前記下流側の直進フィーダの搬送路に設けた請求項に記載の振動式部品整列装置。
  8. 前記部品の前後方向整列手段が、前記搬送路と直交する方向に作動され、上流側から搬送される部品をそのままの姿勢で一つずつ収納する収納部を有するスライダと、この収納された部品の前記特徴部の前後方向位置を検出し、部品の前後方向を判定するセンサと、このセンサで前後方向が逆と判定された部品が送り出され、180°転回して下流側の搬送路に接続された前後反転送路とから成り、前記センサの判定結果に基づいて前記スライダをスライドし、前記収納された部品の前後方向が正と判定されたときは、前記収納部を前記下流側搬送路の入口に合致させて、収納された部品を下流側の搬送路に直接送り出し、部品の前後方向が逆と判定されたときは、前記収納部を前記前後反転送路の入口に合致させて、収納された部品を前後反転送路を介して下流側の搬送路に送り出すものである請求項6または7に記載の振動式部品整列装置。
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