JP3919456B2 - 部品供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、表裏、前後または左右のいずれかの方向で特性や局部形状等の方向性や極性(以下まとめて方向性という)を有する角形部品を、その方向性の向きを揃えて整列供給する部品供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
チップ抵抗やチップコンデンサ等の角形部品には、表裏や前後方向等に方向性を有するものがあり、これらの部品は、振動式フィーダやバルクフィーダ等の部品供給装置を用いて、次工程に整列供給されることが多い。
【0003】
上記部品の方向性は、長さ、幅、厚み等の全体形状では判別できないので、従来の部品供給装置では、例えば、部品を長さ方向に整列しても、その前後の向きが逆のものが混在する問題がある。
【0004】
このような方向性を有する角形部品の方向性の向きを揃えて供給する部品供給装置としては、例えば、特開平8−148883号公報に開示されたものがある。この部品供給装置は、図20に示すように、往復上下運動するホッパ(図示省略)の底に角形部品61の落下通路62が設けられ、この落下通路62の下端近くに、部品61の表裏を判別するセンサ63が設けられ、落下通路62の下端に、落下通路62と横方向部品給送路64とを接続する方向変換機構が設けられている。
【0005】
前記方向変換機構は、溝付き円板状固定部65と、この固定部65に外接する偏平有底円筒状回転部66とから成り、固定部65には、その直径に貫通する横方向固定通路67が設けられ、回転部66には、部品61を収納する1対のスリット68が180°の位相で設けられている。回転部66は、1対のスリット68を垂直に向けた位置で、上側のスリット68に落下通路62から1つずつ部品61を収納し、センサ63による表裏の判別結果に基づいて、正逆いずれかの方向に90°回転する。
【0006】
回転部66がいずれかの方向に90°回転すると、図20に示すように、1対のスリット68、横方向固定通路67および横方向部品給送路64は一直線上に接続されるようになっている。この一直線上の通路の左端には、噴気経路69が連通されており、この噴気経路69から供給される正圧エアにより、左側または右側のスリット68に収納された部品61が、表裏の向きを揃えて横方向部品給送路64に排出される。なお、横方向部品給送路64の途中には、部品61の通過を検出するセンサ70が設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
通常、チップ抵抗やチップコンデンサ等のチップ部品は、1秒間に数十個程度の速さで次工程に供給される。上述した従来の部品供給装置は、角形部品の方向性の向きを揃える方向変換機構の円筒状回転部を、正逆両方向に回転させる必要があるので、このような高速で部品を供給すると、この回転のためのエネルギ消費や振動が増大する問題があり、回転部の駆動装置も、正転、逆転両用のものを必要とする。
【0008】
また、上記円筒状回転部には、180°の位相で1対のスリットしか配置できないので、1つずつしか部品を収納できず、かつ、1つずつの部品を排出するための回転角が片道90°と大きいので、単位時間当たりの部品供給数にも限界がある。
【0009】
さらに、振動式フィーダやバルクフィーダでは、部品同士が接触して部品の欠けが発生したり、搬送途中で異物が混入したりすることがある。上記方向変換機構は、このような欠けを含む異物や、欠けのある異常部品を排除する機能を備えていないので、上記回転部と固定部の間に異物が噛み込んだり、異常部品が上記横方向部品給送路に排出される恐れがある。回転部と固定部の間に異物が噛み込んだ場合は、部品供給装置を停止して異物を除去する必要があり、部品供給装置の稼働率のみでなく、次工程の稼働率も低下させることになる。
【0010】
そこで、この発明の課題は、方向性を有する角形部品を、その方向性の向きを揃えて高速、かつ安定して供給できる部品供給装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明の部品供給装置は、一定方向に所定の角度ずつ間歇回転するリング部を有し、このリング部に、その内外周に貫通する所定断面の部品収納部が放射状に複数個配置され、表裏方向、前後方向または左右方向の少なくともいずれか1つの方向で方向性を有する角形部品を、この方向性を有する1つの方向を、前記リング部の半径方向に向けて単品で前記部品収納部に収納する回転テーブルと、前記リング部の外周側で前記部品収納部と第1の回転位置で接続され、この接続された部品収納部に前記部品を供給する部品供給部と、この部品供給部から供給される前記部品の方向性の向きを判別する向き判別手段と、前記リング部の内周側で前記部品収納部と第2および第3の回転位置で接続され、これらの部品収納部と概ね等しい断面を有する連絡通路と、前記第2の回転位置の部品収納部の外周側に設けられ、この部品収納部に正圧エアを供給する第1のノズルと、前記連絡通路の途中に設けられ、この連絡通路に正圧エアを供給する第2のノズルと、前記リング部の外周側で前記部品収納部と第3の回転位置で接続され、この接続された部品収納部から前記部品を排出する部品排出部とから成り、前記向き判別手段の判別信号に基づいて、前記第1および第2のノズルを選択的に作動し、前記第3の回転位置の部品収納部から直接に、または前記第2の回転位置の部品収納部から前記連絡通路を経て、前記1つの方向の方向性の向きを揃えた部品を前記部品排出部に排出する方向整列機構を備えた構成を採用したものである。
【0012】
すなわち、部品収納部が放射状に複数個配置されたリング部を一定方向に所定の角度ずつ間歇回転させ、部品供給部から第1の回転位置で、少なくとも1つの方向で方向性を有する角形部品を、その方向性を有する方向をリング部の半径方向に向けて、部品収納部に単品で収納するとともに、この方向性の向きを向き判別手段で判別し、この判別結果に基づいて、第1および第2のノズルを選択的に作動し、第3の回転位置の部品収納部から直接に、または第2の回転位置の部品収納部から連絡通路を経て、方向性の向きを揃えた部品を部品排出部に排出するようにした。この方向整列機構を、振動式フィーダやバルクフィーダ等の排出端や、これらを組み合わせたものの接続部に配することにより、角形部品を前記1つの方向の方向性の向きを揃えて、高速、かつ安定して供給できる部品供給装置とすることができる。
【0013】
前記向き判別手段としては、光電センサ、ラインセンサ、画像処理装置等を採用することができ、画像処理装置を採用する場合は、その検出端としてCCD(Charge Coupled Device)カメラを用いることができる。
【0014】
前記第2の回転位置と第3の回転位置との間の位相角を、90°以上で180°以下とすることにより、前記連絡通路を滑らかな形状に設計することができる。なお、連絡通路は、必ずしも前記リング部の中心を通す必要はない。また、各回転位置の配置順についても、必ずしも第2の回転位置を第3の回転位置よりも前方の第1の回転位置側に配置する必要はなく、第2の回転位置を第3の回転位置の後方に配置することもできる。
【0015】
前記部品供給部から前記第1の回転位置の部品収納部に入り込む異常部品または異物を排除する異物排除機構を設けることにより、異常部品の前記部品排出部への混入や、異物の方向整列機構の回転部への噛み込みを防止することができる。
【0016】
前記異物排除機構としては、前記第1の回転位置の部品収納部の内周端で、前記部品のこの部品収納部の内周外側への移動を拘束するストッパと、このストッパを前記内周端から退避移動させるストッパ移動手段と、前記異常部品または異物を前記部品収納部の内周側へ排除する手段と、この内周側へ排除される異常部品または異物が投入される異物排除部とから成るものを採用することができる。前記ストッパ移動手段は、例えばリフト弁のように、ストッパを内周端に向かって前進、後退させるもの、スライド弁のように、ストッパを内周端の側方にスライドさせるもの、バタフライ弁のように、ストッパを回動させるもの等、種々の方式のものとすることができる。
【0017】
前記ストッパ移動手段を、前記ストッパを前記内周端に向かって前進、後退させるものとし、この前進、後退のストロークを前記部品の方向性を有する方向の寸法の概ね1/2〜2/3とすることにより、簡単な設計で短寸の異常部品や小さい異物を排除することができる。
【0018】
前記向き判別手段により判別された前記第2の回転位置の部品収納部に収納された部品の方向性の向きに応じて、前記リング部の間歇回転の回転停止時間を変更することにより、方向整列機構での処理時間を短縮して、単位時間当たりの部品供給数を増大することができる。すなわち、第2の回転位置の部品収納部に収納された部品の向きが逆向きで、連絡通路を通さないときは、第3の回転位置の部品収納部から直接部品を排出するのみであり、部品の排出に要する時間が短いので、このような場合に前記回転停止時間を短く変更することにより、無駄時間をなくすことができる。
【0019】
前記第1の回転位置から前記リング部の回転方向と逆方向に向かって、前記第2および第3の回転位置よりも手前側の第4の回転位置で、前記部品収納部の内周側から正圧エアを供給する第3のノズルを設け、この第4の回転位置の部品収納部の外周側に、部品排除口を接続することにより、1回転して第1の回転位置に戻る部品収納部に未排出の部品が残存しないようにし、第1の回転位置で新たに部品収納部に収納される部品が未排出の部品と干渉して、回転テーブルを停止させたり、部品が破断したりするトラブルを防止し、部品供給装置の稼働率を向上させることができる。
【0020】
前記第1の回転位置で前記部品収納部の内周側に通じ、前記部品を前記部品供給部から前記第1の回転位置の部品収納部に負圧により吸引する部品吸引部を設けることにより、部品の部品収納部への収納時間を短縮するとともに、部品の先端を部品収納部の内周端に押し当てて姿勢を安定させ、前記向き判別手段の検出精度を向上させることができる。
【0021】
前記向き判別手段の検出端を、前記第1の回転位置の部品収納部の内周端から、前記部品が方向性を有する方向の長さ寸法に概ね等しい距離だけ手前の位置に配置し、前記部品吸引部により吸引されて、前記部品収納部の内周端に先端が押し当てられる部品が、正常な長さ寸法であるか否かを前記向き判別手段で判別することにより、部品供給部から部品収納部に収納された部品が、正常な部品であるか否かを判断することができる。
【0022】
前記部品供給部の前記リング部側に近い位置に正圧エアを供給する第4のノズルを設け、前記部品収納部の内周端に先端が押し当てられる部品が、前記向き判別手段により正常な長さ寸法でないと判別されたときに、この部品を異常部品または異物と判断し、前記第4のノズルから正圧エアを供給することにより、後続の部品が前記部品収納部に進入するのを防止し、この異常部品または異物と判断されたものを後続の部品と区分けして確実に排除することができる。
【0023】
前記部品収納部に収納された異常部品または異物と判断されたものを排除する手段としては、前記リング部を逆方向に回転して、前記第4の回転位置で前記部品排除口から排除する方法を採用することができる。
【0024】
前記部品吸引部に正圧エアを供給可能とし、前記部品供給部の底を開口する手段を設け、前記部品収納部の内周端に先端が押し当てられる部品が、前記向き判別手段により正常な長さ寸法でないと判別されたときに、この部品を異常部品または異物と判断して、これを前記正圧エアにより前記部品供給部に押し戻し、前記部品供給部の底を開口して、この開口から排除する方法も採用することができる。
【0025】
前記方向整列機構を、直進フィーダのトラックの途中に設けた開口空間に、前記直進フィーダと独立の架台に支持して配置し、前記トラックの上流側に前記部品供給部を、下流側に前記部品排出部を接続することにより、1つのフィーダの中で前記部品の方向性の向きを整列することができ、部品供給装置をコンパクトで安価なものとすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図19に基づき、この発明の実施形態を説明する。図1乃至図10は、第1の実施形態である。図1は、この部品供給装置で次工程に供給される角形部品1を示す。この部品1はやや偏平な直方体形状で、表面側に先端側に偏って特徴部1aを有するチップ部品であり、表裏方向と前後方向に方向性を有する。
【0027】
この部品供給装置は、図2に示すように、投入される部品1を1列に整列する振動式ボウルフィーダ2と、ボウルフィーダ2の排出端に接続され、部品1の前後方向の向きを揃える方向整列装置3と、方向整列装置3の排出端に接続され、次工程に部品1を供給するシュート4とで基本的に構成されている。
【0028】
図3に示すように、ボウルフィーダ2のトラック5の途中には幅狭部5aが設けられており、ボウルフィーダ2のねじり振動により、トラック5を安定な長手の前後方向に向けて移送される部品1が幅狭部5aで1列に整列される。幅狭部5aの入側には部品1の表裏を判別する光電センサ6が設けられており、光電センサ6で裏向きの部品1を検出したときに、ノズル7から正圧エアを噴射して、裏向きの部品1を排除し、表向きの部品1のみをその排出端に移送する。
【0029】
前記方向整列装置3は、図4(a)、(b)に示すように、ボウルフィーダ2の排出端に接続された部品供給部としての供給溝8、および部品排出部としての排出溝9が設けられた固定台10と、固定台10に設けられた円筒形の凹部11に内嵌され、外周のリング部12に部品収納部としての収納溝13が放射状に複数個設けられた回転テーブル14と、リング部12に内嵌され、2つの収納溝13を連通する連絡通路としての連絡溝15が設けられた固定円板16と、回転テーブル14を一方向に回転する回転アクチュエータ17とで基本的に構成されている。回転アクチュエータ17は、後述する収納溝13の位相に合わせて、回転テーブル14を時計回りに45°ずつ間歇回転させる。
【0030】
前記供給溝8、排出溝9および連絡溝15の各断面は、部品1の幅方向断面よりも僅かに大きく形成され、各溝8、9、15の上面側が、固定台10に取り付けられた透明なプラスチック板18で覆われている。固定台10の底には、回転アクチュエータ17も取り付けられ、その駆動軸19が孔20を通して回転テーブル14に連結されている。
【0031】
前記収納溝13は、リング部12の内外周に貫通して、45°の位相で8個設けられており、供給溝8に接続される第1の回転位置の収納溝13aを起点として、時計回りに45°の位置に第2の回転位置が、第2の回転位置から135°の位置に第3の回転位置が配置されている。この第2と第3の回転位置の収納溝13b、13cの内周側に連絡溝15が接続され、第3の回転位置の収納溝13cの外周側に排出溝9が接続されている。第2の回転位置の収納溝13bの外周側には、この収納溝13bに正圧エアを供給する第1のノズル21が設けられ、連絡溝15の途中には、連絡溝15に正圧エアを供給する第2のノズル22が設けられている。
【0032】
前記収納溝13aの上方には、供給溝8から部品1が供給されたか否かを検出する光センサ23と、前記部品表面の特徴部1aの有無を検出して、収納溝13a内の部品1の前後の向きを判別する2つ一対の光電センサ24a、24bが配置され、排出溝9の上方には、回転テーブル14から部品1が正常に排出されたか否かを検出する光センサ25が配置されている。なお、2つ一対の光電センサ24a、24bの替わりに、収納溝13aの半径方向に配列したラインセンサを用いることもできる。
【0033】
前記各センサ23、24a、24b、25の検出信号は、コントローラ(図示省略)に入力されており、コントローラはこれらの検出信号に基づいて、後述するように、前記第1および第2のノズル21、22を選択的に作動し、収納溝13cから直接に、または収納溝13bから連絡溝15を経て、前後方向の向きを前向きに揃えた部品1を排出溝9に排出するとともに、前記回転アクチュエータ17を駆動して、回転テーブル14を時計回りに間歇回転させる。
【0034】
前記収納溝13aの内周端に対向する固定円板16の外周には、異物排除部としての切欠き部26が設けられ、この切欠き部26に、直動アクチュエータ27により収納溝13aの内周端に向かって前進、後退するストッパ28が配置されている。直動アクチュエータ27は前記コントローラにより作動され、その作動ストロークは、部品1の長さ寸法の1/2〜2/3に設定されている。なお、直動アクチュエータ27としては、エアシリンダ、電磁アクチュエータ等を用いることができる。
【0035】
前記ストッパ28を後退させることにより、欠けが生じて短くなった異常部品や小さい異物は切欠き部26に落下する。切欠き部26は固定円板16の下面まで貫通して形成されており、ストッパ28の後退により収納溝13aの内周端から切欠き部26に落下する異常部品や異物は、回転テーブル14と固定台10の底にそれぞれ設けられた排除孔29、30を通して外部に排出される。なお、回転テーブル14の排除孔29は、各収納溝13の周方向位置に合わせて8カ所に設けられている。
【0036】
つぎに、図5乃至図8に基づいて、前記コントローラによる前後方向を前向きに揃えた部品1の排出方法を説明する。
【0037】
図5は、内周側の光電センサ24aのみが部品1の特徴部1aを検出し、供給溝8から供給された収納溝13a内の部品1が前向きと判別された場合を示す。この場合は、回転テーブル14が45°回転して、部品1が収納溝13bの位置に来たときに第1のノズル21から収納溝13bに正圧エアが供給され、部品1は連絡溝15と収納溝13cを経て排出溝9に排出される。
【0038】
図6は、外周側の光電センサ24bのみが部品1の特徴部1aを検出し、供給溝8から供給された収納溝13a内の部品1が後向きと判別された場合を示す。この場合は、回転テーブル14が180°回転して、部品1が収納溝13cの位置に来たときに第2のノズル22から連絡溝15に正圧エアが供給され、部品1は直接排出溝9に排出される。
【0039】
なお、2つの光電センサ24a、24bがともに特徴部1aを検出したり、ともに特徴部1aを検出しない場合は、コントローラは異常部品と判定し、前記ストッパ28を後退させて、これを切欠き部26に落下させる。
【0040】
図5および図6は、説明を分かりやすくするために、1つの部品1についてのみ記述したが、実際には、収納溝13aには次々と連続的に部品1が供給される。したがって、供給される各部品1の向きの組み合わせにより、収納溝13bと収納溝13cに同時に部品1が存在することがある。この場合、収納溝13cまで排出されずに残存する部品1は後向きのもののみであり、収納溝13bに存在する部品1は、前向き、後向きいずれの可能性もある。
【0041】
図7は、収納溝13bに存在する部品1が後向きの場合である。この場合は、第2のノズル22から連絡溝15に正圧エアが供給され、収納溝13cの部品1のみが排出溝9に排出される。なお、収納溝13bの部品1は正圧エアにより外周側に押圧され、そのまま収納溝13bに残る。
【0042】
図8は、収納溝13bに存在する部品1が前向きの場合である。この場合は、第1のノズル21から収納溝13bに正圧エアが供給されて、収納溝13bの部品1が連絡溝15から収納溝13cへと送り出され、この部品1を送り出す正圧エアの勢いで、収納溝13cの部品1も収納溝13bの部品1と一緒に排出溝9に排出される。
【0043】
図9および図10のグラフは、前記コントローラによる回転アクチュエータ17の間歇駆動のタイミングと、各ノズル21、22からの正圧エアの供給タイミングとを対応させて示す。回転アクチュエータ17は、収納溝13a内の部品1の有無を検出するセンサ23の検出信号Sが立ち上がっているときに、駆動角度αで間歇的に台形駆動(加減速駆動)される。
【0044】
図5および図8に示したように、収納溝13bに前向きの部品1が来た場合は、図9に示すように、図中に矢印で示す回転アクチュエータ17が停止された時点で、第1のノズル21から正圧エアが供給されてその流量Q1 が立ち上がり、収納溝13b内の部品1が連絡溝15と収納溝13cを経て排出溝9に排出される。
【0045】
第1のノズル21からの正圧エアの流量Q1 は、次に収納溝13a内に新たな部品1がセンサ23で検出されるまでの時間t1 に、収納溝13bから排出される部品1が連絡溝15と収納溝13cを通過する時間を見込んだ時間t2 を加えて、時間t1 +t2 だけ継続供給され、こののち、センサ23の検出信号Sの立ち上がりを確認して、再び回転アクチュエータ17が間歇駆動される。なお、第2のノズル22からの正圧エアの流量Q2 は、常時わずかに供給されており、収納溝13内の各部品1が内周側にはみ出して、連絡溝15のエッジに引っ掛からないようにしている。
【0046】
図6および図7に示したように、収納溝13bに後向きの部品1が来た場合は、図10に示すように、図中に矢印で示す回転アクチュエータ17が停止された時点で、第2のノズル22から正圧エアが供給されてその流量Q2 が立ち上がり、収納溝13c内の部品1のみが直接排出溝9に排出される。
【0047】
第2のノズル22からの正圧エアの流量Q2 は、次に収納溝13a内に新たな部品1がセンサ23で検出されるまでの時間t1 だけ継続供給され、センサ23の検出信号Sの立ち上がりが確認されると、直ぐに回転アクチュエータ17が再駆動される。したがって、この場合は、回転アクチュエータ17の間歇駆動の停止時間がt1 に短縮される。
【0048】
図11乃至図17は、第2の実施形態である。図11は、この部品供給装置で供給される角形部品31を示す。この部品31は正四角柱状で、特定側面に特徴部31aが先端側に偏って設けられたチップ部品であり、この側面方向と前後方向に方向性を有する。
【0049】
この部品供給装置は、図12に示すように、投入される部品31を1列に整列する振動式ボウルフィーダ32と、ボウルフィーダ32の排出端に接続された振動式直進フィーダ33と、直進フィーダ33のトラック34の途中に設けられた開口空間に、直進フィーダ33と独立の架台に支持して配置された部品31の前後方向の向きを揃える方向整列装置35とで基本的に構成されている。
【0050】
前記ボウルフィーダ32のトラック36の途中には、部品31を単列単層に整列する複数の幅狭部36aが設けられ、その下流側には、単列単層に整列された部品31を長手方向に向けて整列する長手方向整列部36bが設けられている。さらに、その下流側最外周のトラック36には、長手方向に整列された部品31を選択的に1角分だけ横転させる部品横転部37が、直列に3箇所に設けられている。
【0051】
前記長手方向整列部36bは、図13に示すように、部品31の横断面寸法に概ね等しい深さのV溝に形成されている。図13(a)に示すように、側面を進行方向に向けて搬送されてくる部品31は、振動と自重によりV溝の上縁からボウル内に落下し、図13(b)に示すように、長手方向を進行方向に向けた部品31のみが、下流側にそのまま搬送される。
【0052】
前記各部品横転部37は、図14および図15に示すように、部品31が長手方向に嵌まり込む2つの溝38a、38bを有するW字状断面の搬送路を備え、それぞれの上流側から搬送されてくる部品31は、図14(a)に示すように、向かって右側の溝38aに嵌まり込むようになっている。
【0053】
前記右側の溝38aの斜め右上方には、光電センサ39が部品31の右上側面40aに向けて設置され、右上側面40aの右端が接するW字状断面の搬送路には、ノズル41が部品31の右上端部に向けて設けられている。
【0054】
前記光電センサ39は右上側面40aからの反射光を受光して、その受光量が予め設定されたしきい値よりも高くなったときにのみ、ノズル41から正圧エアが噴射されるようになっており、このとき部品31が左側の溝38bに1角分横転される。
【0055】
前記2つの溝38a、38bに嵌まり込む部品31は、その断面がW字状断面の搬送路で互いにラップするようになっており、その下流側は、図15に示すような移行送路が接続され、2つの溝38a、38bが徐々に寄り合って、図14(b)に示すように、1つのV溝42となる。したがって、前記横転の有無により2つの溝38a、38bに分配される部品31は、W字状断面の幅方向に重なることなく、下流側のV溝42内へスムーズに1列に整列される。
【0056】
図14(a)に示す部品31の状態は、最初の部品横転部37におけるものであり、長手方向整列部36bからこの部品横転部37に搬送されてくる部品31は、その側面の向きがランダムであるので、特徴部31aの存在可能部43は、4つの側面40a、40b、40c、40dに分布する。上述したように、部品31は、右上側面40aに特徴部31aがない場合のみ1角分横転されるので、左側の溝38bに横転される部品31の左上側面40bは、特徴部31aの存在可能部43無しとなる。また、右側の溝38aをそのまま通過する部品31も、特徴部31aが右上側面40aに存在するので、左上側面40bは存在可能部43無しとなる。したがって、図14(b)に示すように、下流側のV溝42に1列に整列される部品31の左上側面40bは、全て存在可能部43無しとなる。
【0057】
二番目と三番目の部品横転部37でも、上記と同じ操作が繰り返され、図示は省略するが、二番目の部品横転部37のV溝42に整列される部品31は、左上側面40bと左下側面40cが存在可能部43無しとなり、三番目の部品横転部37のV溝42に整列される部品31は、さらに右下側面40dも存在可能部43無しとなる。したがって、3箇所の部品横転部37を通過した部品31は、全て特徴部31aが右上側面40aに存在する状態に整列され、直進フィーダ33に送り込まれる。
【0058】
前記方向整列装置35は、図16(a)、(b)に示すように、直進フィーダ33とは独立の架台35a上に支持され、部品31の供給溝8が直進フィーダ33のトラック34の上流側に、排出溝9がトラック34の下流側に接続されている。その基本的な構成と方向整列機能は、図4(a)、(b)に示した第1の実施形態の方向整列装置3と同じであるので、これと対応する部分は図4と同じ符号で表示し、方向整列装置3と異なる構成と機能についてのみ、図16および図17に基づいて以下に説明する。
【0059】
この方向整列装置35は、第1の回転位置の収納溝13aの内周側に、管路44で正圧源、負圧源の両方に切替可能に接続された部品吸引部45が設けられていること、部品側面の特徴部31aの有無を判別する光電センサ24が、収納溝13aの内周端から概ね部品31の長さに等しい距離の位置に1つだけ配置されていること、収納溝13aを起点として270°時計回りに回転した第4の回転位置の収納溝13dの内周側に、正圧エアを供給する第3のノズル46が設けられ、収納溝13dの外周側に部品排除口47が接続されていること、および異物排除部が供給溝8の底に組み込まれたエアシリンダ48と、エアシリンダ48で昇降される底板49とで形成されていることが第1の実施形態の方向整列装置3と異なる。
【0060】
図16(a)、(b)に示すように、通常の状態では、底板49はエアシリンダ48により供給溝8の底面に合わせた上昇位置にセットされ、部品吸引部45は負圧源に接続されている。直進フィーダ33の上流側トラック34から供給溝8に送り込まれる部品31は、部品吸引部45の負圧により収納溝13aの内周端まで迅速に吸引され、光センサ23により収納溝13aへの収納が検出確認されると、光電センサ24により特徴部31aの有無を検出されて前後方向の向きが判別され、回転テーブル14が間歇回転されて、図5乃至図8で説明したと同じ方法で、排出溝9に前後方向を前向きに揃えて排出され、直進フィーダ33の下流側トラック34に送り込まれる。
【0061】
なお、前記部品吸引部45の負圧がない場合は、部品31は後続の部品31と連なった状態で収納溝13aの内周端に至り、収納溝13aに入った最先端の部品31のみが、回転テーブル14の間歇回転によって後続の部品31から切り出される。このとき、この切り出される部品31と、その直後の部品31とが端面同士で擦れ合うことになり、部品31の端面に細かい疵がつく問題がある。これに対して、部品31を部品吸引部45の負圧により収納溝13aの内周端まで迅速に吸引すると、収納溝13aの内周端に至る最先端の部品31と、その直後の部品31との間に空隙ができるので、回転テーブル14を間歇回転するときに、その端面同士の接触を避けることができるメリットがある。
【0062】
前記第3のノズル46からは常時正圧エアが供給されており、万が一、排出溝9に排出されずに第4の回転位置の収納溝13dに残存する部品31がある場合は、これを部品排除口47から排除し、第1の回転位置に戻る収納溝13aを空にして、収納溝13aに吸引される後続の部品31が、残存する部品31と干渉しないようになっている。
【0063】
図17(a)、(b)に示すように、収納溝13aへ短尺の異常部品31’が吸引されると、その収納が光センサ23で検出されたときに、光電センサ24が何も検出しない。このような場合は、異常部品31’または異物が収納溝13aに収納されたと判断され、部品吸引部45が正圧源に切替接続され、異常部品31’は正圧エアにより供給溝8に押し戻される。このとき、図17(b)に一点鎖線で示すように、底板49がエアシリンダ48により下降され、異常部品31’は供給溝8の底から排除される。
【0064】
図18(a)、(b)は、第2の実施形態の方向整列装置35の変形例を示す。この変形例は、回転テーブル14が逆転可能となっていること、供給溝8のリング部12側の底に正圧エアを供給する第4のノズル50が設けられていること、および、収納溝13a内の部品31の向きを検出する光電センサ24の替わりに、画像処理装置(図示省略)の検出端であるCCDカメラ51が配置されていることが第2の実施形態と異なり、部品吸引部45は常に負圧源に接続され、供給溝8のエアシリンダ48と底板49は設けられていない。その他の部分は、第2の実施形態と同じであるので、図16(a)、(b)と同じ符号で表示した。
【0065】
この変形例では、図19に拡大して示すように、CCDカメラ51で撮影された収納溝13a内の部品31の画像が、前記画像処理装置により前側と後側の2つの画像検査領域52a、52bに分けて画像処理され、画像検査領域52aに特徴部31aが認められたときは部品31が前向き、画像検査領域52bに特徴部31aが認められたときは後向きと判別される。
【0066】
また、前記画像処理により収納溝13a内の部品31が前記のような異常部品31’と判別されたときは、第4のノズル50から正圧エアが供給されて、後続の部品31が収納溝13aに進入するのが防止され、この状態で回転テーブル14が反時計回りに逆転されて、異常部品31’を収納した収納溝13が第4の回転位置に達し、この第4の回転位置の収納溝13dから異常部品31’が第3のノズル46により部品排除口47へ排除される。その他の機能は、第2の実施形態と同じである。
【0067】
上述した各実施形態では、部品の方向性の向きを揃える方向整列機構を振動式ボウルフィーダの排出端と振動式直進フィーダの途中に設け、角形部品の前後の向きを揃えるようにしたが、方向整列機構は、振動式フィーダの他にバルクフィーダやこれらを組み合わせたものの、所望の部位に組み込むことができ、表裏や左右方向の向きを揃えるために使用することもできる。
【0068】
また、方向整列機構のリング部の部品収納部を45°の位相で8個設け、第2の回転位置と第3の回転位置との位相角を135°としたが、部品収納部は任意の位相で複数個設けることができ、第2と第3の回転位置との位相角も、好ましくは90°〜180°の範囲で任意に設定することができる。
【0069】
さらに、第2と第3の回転位置の部品収納部を接続する連絡通路を、リング部の中心を通るものとしたが、連絡通路は必ずしもリング部の中心を通す必要はなく、できるだけ滑らかに任意の経路に設計することができる。
【0070】
【発明の効果】
以上のように、この発明の部品供給装置は、部品収納部が放射状に複数個配置されたリング部を一定方向に所定の角度ずつ間歇回転させ、部品供給部から第1の回転位置で、少なくとも1つの方向で方向性を有する角形部品を、その方向性を有する方向をリング部の半径方向に向けて、部品収納部に単品で収納するとともに、この方向性の向きを向き判別手段で判別し、この判別結果に基づいて、第1および第2のノズルを選択的に作動し、第3の回転位置の部品収納部から直接に、または第2の回転位置の部品収納部から連絡通路を経て、方向性の向きを揃えた部品を部品排出部に排出する方向整列機構を設けたので、角形部品を方向性の向きを揃えて、高速、かつ安定して供給することができる。
【0071】
また、前記部品供給部から第1の回転位置の部品収納部に入り込む異常部品または異物を排除する排除機構を設けることにより、異常部品の部品排出部への混入や、異物の方向整列機構の回転部への噛み込みを防止し、部品供給装置そのもの、および部品供給装置から部品を供給される次工程の稼働率を安定して高位に確保できる。
【0072】
さらに、前記向き判別手段により判別された第2の回転位置の部品収納部に収納された部品の方向性の向きに応じて、リング部の間歇回転の回転停止時間を変更することにより、方向整列機構での処理時間を短縮して、単位時間当たりの部品供給数を増大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の部品供給装置で供給される角形部品を示す外観斜視図
【図2】第1の実施形態の部品供給装置を示す平面図
【図3】図2の振動式ボウルフィーダの要部を拡大して示す外観斜視図
【図4】aは図2の方向整列装置を拡大して示す平面図、bはその縦断面図
【図5】図4の方向整列装置の部品排出方法を説明する平面図
【図6】図4の方向整列装置の部品排出方法を説明する平面図
【図7】図4の方向整列装置の部品排出方法を説明する平面図
【図8】図4の方向整列装置の部品排出方法を説明する平面図
【図9】図4の方向整列装置の回転アクチュエータとノズルの作動タイミングを説明するグラフ
【図10】図4の方向整列装置の回転アクチュエータとノズルの作動タイミングを説明するグラフ
【図11】第2の実施形態の部品供給装置で供給される角形部品を示す外観斜視図
【図12】第2の実施形態の部品供給装置を示す平面図
【図13】a、bは、それぞれ図12の長手方向整列部を示す断面図
【図14】aは図12の部品横転部の断面図、bはaの直近下流側の断面図
【図15】図12の部品横転部の外観斜視図
【図16】aは図12の方向整列装置を拡大して示す平面図、bはその縦断面図
【図17】aは図12の方向整列装置を拡大して示す平面図、bはその縦断面図
【図18】aは図16の方向整列装置の変形例を示す平面図、bはその縦断面図
【図19】図18のCCDカメラで撮影された画像の拡大図
【図20】従来の部品供給装置を示す一部省略正面図
【符号の説明】
1 部品
1a 特徴部
2 ボウルフィーダ
3 方向整列装置
4 シュート
5 トラック
5a 幅狭部
6 センサ
7 ノズル
8 供給溝
9 排出溝
10 固定台
11 凹部
12 リング部
13、13a、13b、13c 収納溝
14 回転テーブル
15 連絡溝
16 固定円板
17 回転アクチュエータ
18 プラスチック板
19 駆動軸
20 孔
21、22 ノズル
23、24、24a、24b、25 センサ
26 切欠き部
27 直動アクチュエータ
28 ストッパ
29、30 排除孔
31 部品
31’ 異常部品
31a 特徴部
32 ボウルフィーダ
33 直進フィーダ
34 トラック
35 方向整列装置
35a 架台
36 トラック
36a 幅狭部
36b 長手方向整列部
37 部品横転部
38a、38b 溝
39 センサ
40a、40b、40c、40d 側面
41 ノズル
42 V溝
43 存在可能部
44 管路
45 部品吸引部
46 ノズル
47 部品排除口
48 エアシリンダ
49 底板
50 ノズル
51 CCDカメラ
52a、52b 画像検査領域

Claims (13)

  1. 一定方向に所定の角度ずつ間歇回転するリング部を有し、このリング部に、その内外周に貫通する所定断面の部品収納部が放射状に複数個配置され、表裏方向、前後方向または左右方向の少なくともいずれか1つの方向で方向性を有する角形部品を、この方向性を有する1つの方向を、前記リング部の半径方向に向けて単品で前記部品収納部に収納する回転テーブルと、前記リング部の外周側で前記部品収納部と第1の回転位置で接続され、この接続された部品収納部に前記部品を供給する部品供給部と、この部品供給部から供給される前記部品の方向性の向きを判別する向き判別手段と、前記リング部の内周側で前記部品収納部と第2および第3の回転位置で接続され、これらの部品収納部と概ね等しい断面を有する連絡通路と、前記第2の回転位置の部品収納部の外周側に設けられ、この部品収納部に正圧エアを供給する第1のノズルと、前記連絡通路の途中に設けられ、この連絡通路に正圧エアを供給する第2のノズルと、前記リング部の外周側で前記部品収納部と第3の回転位置で接続され、この接続された部品収納部から前記部品を排出する部品排出部とから成り、前記向き判別手段の判別信号に基づいて、前記第1および第2のノズルを選択的に作動し、前記第3の回転位置の部品収納部から直接に、または前記第2の回転位置の部品収納部から前記連絡通路を経て、前記1つの方向の方向性の向きを揃えた部品を前記部品排出部に排出する方向整列機構を備えた部品供給装置。
  2. 前記第2の回転位置と第3の回転位置との間の位相角を、90°以上で180°以下とした請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 前記部品供給部から前記第1の回転位置の部品収納部に入り込む異常部品または異物を排除する異物排除機構を設けた請求項1または2に記載の部品供給装置。
  4. 前記異物排除機構が、前記第1の回転位置の部品収納部の内周端で、前記部品のこの部品収納部の内周外側への移動を拘束するストッパと、このストッパを前記内周端から退避移動させるストッパ移動手段と、前記異常部品または異物を前記部品収納部の内周側へ排除する手段と、この内周側へ排除される異常部品または異物が投入される異物排除部とから成る請求項3に記載の部品供給装置。
  5. 前記ストッパ移動手段が、前記ストッパを前記内周端に向かって前進、後退させるものであり、この前進、後退のストロークを前記部品の方向性を有する方向の寸法の概ね1/2〜2/3とした請求項4に記載の部品供給装置。
  6. 前記向き判別手段により判別された前記第2の回転位置の部品収納部に収納された部品の方向性の向きに応じて、前記リング部の間歇回転の回転停止時間を変更するようにした請求項1乃至5のいずれかに記載の部品供給装置。
  7. 前記第1の回転位置から前記リング部の回転方向と逆方向に向かって、前記第2および第3の回転位置よりも手前側の第4の回転位置で、前記部品収納部の内周側から正圧エアを供給する第3のノズルを設け、この第4の回転位置の部品収納部の外周側に、部品排除口を接続した請求項1乃至6のいずれかに記載の部品供給装置。
  8. 前記第1の回転位置で前記部品収納部の内周側に通じ、前記部品を前記部品供給部から前記第1の回転位置の部品収納部に負圧により吸引する部品吸引部を設けた請求項1乃至7のいずれかに記載の部品供給装置。
  9. 前記向き判別手段の検出端を、前記第1の回転位置の部品収納部の内周端から、前記部品が方向性を有する方向の長さ寸法に概ね等しい距離だけ手前の位置に配置し、前記部品吸引部により吸引されて、前記部品収納部の内周端に先端が押し当てられる部品が、正常な長さ寸法であるか否かを前記向き判別手段により判別するようにした請求項8に記載の部品供給装置。
  10. 前記部品供給部の前記リング部側に近い位置に正圧エアを供給する第4のノズルを設け、前記部品収納部の内周端に先端が押し当てられる部品が、前記向き判別手段により正常な長さ寸法でないと判別されたときに、この部品を異常部品または異物と判断し、前記第4のノズルから正圧エアを供給して、後続の部品が前記部品収納部に進入するのを防止し、この異常部品または異物と判断されたものを排除するようにした請求項9に記載の部品供給装置。
  11. 前記部品収納部に収納された異常部品または異物と判断されたものを排除する手段が、前記リング部を逆方向に回転して、前記第4の回転位置で前記部品排除口から排除するものである請求項10に記載の部品供給装置。
  12. 前記部品吸引部に正圧エアを供給可能とし、前記部品供給部の底を開口する手段を設け、前記部品収納部の内周端に先端が押し当てられる部品が、前記向き判別手段により正常な長さ寸法でないと判別されたときに、この部品を異常部品または異物と判断して、これを前記正圧エアにより前記部品供給部に押し戻し、前記部品供給部の底を開口して、この開口から排除するようにした請求項9に記載の部品供給装置。
  13. 前記方向整列機構を、直進フィーダのトラックの途中に設けた開口空間に、前記直進フィーダと独立の架台に支持して配置し、前記トラックの上流側に前記部品供給部を、下流側に前記部品排出部を接続した請求項1乃至12のいずれかに記載の部品供給装置。
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