JP3982014B2 - 面検査装置及び方法 - Google Patents

面検査装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3982014B2
JP3982014B2 JP20075897A JP20075897A JP3982014B2 JP 3982014 B2 JP3982014 B2 JP 3982014B2 JP 20075897 A JP20075897 A JP 20075897A JP 20075897 A JP20075897 A JP 20075897A JP 3982014 B2 JP3982014 B2 JP 3982014B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light receiving
optical system
light
pattern
receiving optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20075897A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1130589A (ja
Inventor
宏一郎 小松
健雄 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP20075897A priority Critical patent/JP3982014B2/ja
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to PCT/JP1998/003076 priority patent/WO1999002977A1/ja
Priority to AU81274/98A priority patent/AU8127498A/en
Priority to US09/462,279 priority patent/US6512578B1/en
Priority to KR1020007000043A priority patent/KR20010015544A/ko
Priority to TW090106450A priority patent/TWI226428B/zh
Priority to TW087111213A priority patent/TW449657B/zh
Publication of JPH1130589A publication Critical patent/JPH1130589A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3982014B2 publication Critical patent/JP3982014B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は面検査装置及び面検査方法に関し、特に表面に微細な繰り返しパターンの形成された半導体基板などの表面の異常を検出する面検査装置及び面検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体などの表面を検査する場合、検査員がウェハなどをマクロ照明装置と呼ばれる光源にかざして、目視にて表面からの散乱光や回折光を観察し、異物や傷,またはパターンの線幅の異常やパターンむらなどの異常を発見していた。ところが、このように検査員の目視による検査では、検査員の熟練度や検査環境に大きく影響を受けてしまうという問題点があった。そこで、特開平8−75661号公報に開示されているような自動化された装置が用いられていた。この装
置では、ウェハなどの被検物体に光源からの光を照射し一つの受光光学系で検出するような構成をとっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような検査装置によれば、被検物体からの回折光を検出する場合にはパターンのピッチによって回折角が異なるので、メモリ素子などの全面に一様なピッチで素子が形成されているようなウェハの場合には、一度の計測で検査できるが、CPUやASICなど多種類の素子が違った領域に区分けされて形成されているような場合には、それぞれの領域でパターンピッチが異なり、回折光が生じないため検査できない部分ができてしまった。
【0004】
さらに、パターン上にレジストの塗布された被検物体を検査しようとすると、レジスト膜の干渉のためにレジスト膜の厚さムラの影響を強く受けて回折光の光量が大きく変化してしまい、プロセスにほとんど影響を与えない程度の厚さムラでも異常と検出してしまうという問題があった。特に、レジストの厚さが非対称になっている場合には回折光像がむらになりやすく、信頼性の高い検査ができないという問題があった。
【0005】
そこで本発明は、被検面の状態に拘わらず、確実にまた信頼性の高い検査をすることのできる面検査装置及び面検査方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明による面検査装置は、図1に示すように、被検面3上の第1のパターンのピッチに応じて生じる第1の回折光L2aを受光する第1の受光光学系101と;前記被検面3上の第2のパターンのピッチに応じて生じる第2の回折光L2bを受光する第2の受光光学系102と;前記第1の受光光学系101で得られた前記被検面3の画像を処理する第1の画像処理装置8aと;前記第2の受光光学系102で得られた前記被検面3の画像を処理する第2の画像処理装置8bと;前記第1の画像処理装置8aと第2の画像処理装置8bで得られた情報を処理して前記被検面3の表面状態を検出する中央演算装置9とを備え;第1の受光光学系101および第2の受光光学系102は、物体側および像側にテレセントリックな光学系であり、前記第1のパターンおよび前記第2のパターンが形成された前記被検面3の法線と、前記第1の受光光学系および前記第2の受光光学系の光軸との傾斜に応じて、前記第1の受光光学系および前記第2の受光光学系の撮像面を、それぞれシャインプルーフの条件を充足するあおり角をもって傾斜させて配置したことを特徴とする。
【0007】
このように構成すると、第1の受光光学系で被検面上の第1のパターンのピッチに応じて生じる第1の回折光を受光し、その結果得られた被検面の画像を第1の画像処理装置で処理し、同様に第2の受光光学系で被検面上の第2のパターンのピッチに応じて生じる第2の回折光を受光し、その結果得られた被検面の画像を第2の画像処理装置で処理し、このようにして両画像処理装置で得られた情報を中央演算装置が処理して被検面の表面状態が検出される。中央演算装置を備えるので、2つの情報を加算、減算など重畳的に処理して、1つの情報では区別のつかない面の状態を検出することができる。
【0008】
この場合、請求項2に記載のように、(図2、図3参照)前記被検面3を照明する照明光学系202を備え;前記第1と第2の受光光学系103a、103bのそれぞれの光軸AX3a、AX3bは、前記照明光学系の光軸AX1に関してほぼ対称に配置されていてもよい。この発明では、例えば図2、図3に示されるように、照明光を被検面に対して斜めに入射させ、交差して形成されているパターンからの回折光を受光する受光光学系を対称に配置してもよいし、図4に示されるように、照明光を被検面に対してほぼ垂直に入射させ、パターンからのプラスマイナスn(nは整数)次の回折光を受光する受光光学系を対称に配置してもよい。
【0009】
以上の装置では、請求項3に記載のように、前記第1の回折光を前記第1の受光光学系にて受光し、前記第2の回折光を前記第2の受光光学系にて受光するために、前記第1の受光光学系の光軸AX3aと前記被検面の法線Hを含む面と、前記第2の受光光学系の光軸AX3bと前記被検面の法線Hを含む面とが、互いに交差することを特徴としてもよい(図7参照)。
【0010】
このように構成すると、互いに交差する面内に光軸を有する受光光学系を備えるので、例えば互いに交差する2組のラインアンドスペースパターンが形成された半導体基板などからの2方向の回折光を同時に受光できる。即ち、プロセスにより回折光の生じる方向が必ずしも一定でない場合がある。それは、メモリなどの素子ではラインアンドスペースパターンが交差するように配置されることが多く、また一般に回折光はそれらラインに直角な方向に生じるからである。その場合一方向のみの受光系ではウエハを回転させて回折光をとらえなくてはならず処理時間の低下を招く危険があるが、本発明のような構成とすれば、それらを同時に計測できる。一般的には、パターンは必ずしも直交しないのでパターンに合わせて回折光の生じる方向に受光系を設けるのがよい。しかしながら、典型的には、例えば互いに直交する2組のラインアンドスペースパターンのように直交することが多く、そのような場合は、互いに直交する面内に光軸を有する受光光学系を備えように構成すればよい(図3参照)。
【0011】
請求項4に係る発明による面検査方法は、被検面を照明する照明工程と;前記照明工程で照明された被検面上の第1のパターンのピッチに応じて生じる第1の方向の回折光を第1の受光光学系で受光する第1の受光工程と;前記照明工程で照明された被検面上の第2のパターンのピッチに応じて生じる第2の方向の回折光を第2の受光光学系で受光する第2の受光工程とを備え;前記第1の受光工程は、前記被研磨面の法線と前記第1の受光光学系の光軸との傾斜に応じてシャインプルーフの条件を充足するあおり角をもって、撮像面を傾斜させて配置した第1の受光光学系により、前記第1の方向の回折光を、テレセントリックに受光および結像するものであり;前記第2の受光工程は、前記被研磨面の法線と前記第2の受光光学系の光軸との傾斜に応じてシャインプルーフの条件を充足するあおり角をもって、撮像面を傾斜させて配置した第2の受光光学系により、前記第2の方向の回折光を、テレセントリックに受光および結像するものであり;さらに、第1の受光工程で得られた前記被検面の画像を処理する第1の画像処理工程と;第2の受光工程で得られた前記被検面の画像を処理する第2の画像処理工程と;前記第1の画像処理工程と第2の画像処理工程とで得られた情報を処理して前記被検面の表面状態を検出する工程とを備える。
【0012】
このように構成すると、照明工程で被検面が照明され、そこから回折光が生じる。第1のパターンのピッチに応じて生じる第1の方向の回折光と第2のパターンのピッチに応じて生じる第2の方向の回折光を受光するそれぞれの工程を備えるので、複数の画像が得られる。それぞれの画像処理工程を備えるので、それらを例えば組み合わせて集中的に処理することができる。
【0013】
この方法では、請求項5に記載のように、前記第1のパターンおよび前記第2のパターンは周期性を有するラインアンドスペースパターンであり;前記第1と第2の方向が、それぞれ前記ラインアンドスペースパターンのラインに対してほぼ垂直な方向であることを特徴としてもよい。
【0014】
半導体デバイスなどでは、ラインアンドスペースパターンが互いに直交するように形成されていることが多いが、第1と第2の方向が、それぞれそのようなラインアンドスペースパターンのラインに対してほぼ垂直な方向であるので、各パターンからの回折光を第1と第2の方向から受光することができる。
【0015】
以上の方法では、請求項6に記載のように、前記第1のパターンおよび前記第2のパターンは周期性を有するラインアンドスペースパターンであり;前記第1と第2の方向が、それぞれ前記ラインアンドスペースパターンによるプラス1次回折光とマイナス1次回折光の進行方向であってもよい。
【0016】
第1と第2の方向が、プラスマイナス1次回折光の進行方向にあるので、被検面に関する対称な方向の情報が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図において互いに同一あるいは相当する部材には同一符号または類似符号を付し、重複した説明は省略する。
【0018】
図1は、本発明による第1の実施の形態を示す側面図である。本実施の形態は、複数のピッチのパターンに対応するために受光系を複数設けた例である。基板ステージSTGに載置されたウエハ等の基板3を照明する照明光学系201が設けられている。基板3に対して所定の入射角θiで照明光を照射する方向に、照明コンデンサミラーである凹面鏡2が配置されており、その焦点面にほぼ単色光を発する光源1が設けられている。本実施の形態では、照明光学系201は光源1と凹面鏡2とを含んで構成されている。
【0019】
光源1から射出された光束は、照明コンデンサミラー2でほぼ平行な光束L1となり被検物体である基板3に、入射角θiで照射される。図1中でHは基板表面の法線を示す。
【0020】
基板3上に形成されたパターンのうち、第1のピッチp1のn次の回折光はウェハ3の法線Hに対してθ1nの方向に進む。このθ1nを回折角と呼ぶ。光の波長をλとすると、これらの値の間には次式のような関係がある。ここで、入射角θi、回折角θ1n、θ2nの符号のとり方は、光の入射点における法線を基準として、法線から測って反時計回りを正、時計回りを負としている。
【0021】
sinθi+sinθ1n=nλ/p1
同様に、ウェハ3上に形成されたパターンのうち、第2のピッチp2のn次の回折光の回折角θ2nは、次式のように表せる。
【0022】
sinθi+sinθ2n=nλ/p2
次に本実施の形態の受光系の構成を説明する。図1中、第1のピッチp1のパターンの回折光を受光する第1の受光光学系101は、基板3の法線Hに対して入射光L1の入射方向と反対側の回折角θ1nの方向に受光ミラーである凹面鏡4a、その反射光の進行方向、受光ミラー4aの瞳付近に設けられた絞り5a、絞り5aを通過した光の進行方向に設けられた結像レンズ6a、そして受光ミラー4aと結像レンズ6aに関して基板3の表面と共役な位置に設けられたCCD等の撮像素子7aを含んで構成されている。
【0023】
基板3は一般的に受光光学系の光軸に対して傾斜している、即ちあおり角を有しているので、撮像素子7aはシャインプルーフの条件を充足するあおり角をもって傾斜させて配置するのが望ましい。
【0024】
この第1の受光光学系101は、受光ミラー4aで基板3からの回折角θ1nの第1の回折光L2aを受光し、その反射光は受光ミラー4aの瞳付近で絞り5aにより、前記の回折角θ1n方向に進む回折光だけが取り出される。
【0025】
その取り出された回折光は、結像レンズ6aにより撮像素子7aの撮像面上に基板3の第1のピッチp1のn次の回折光による像を形成する。形成された像は、撮像面7aで光電変換され、光強度に応じた電気信号に変換される。
【0026】
全く同様に、第2のピッチp2のパターンの回折光を受光する第2の受光光学系102は、入射光L1の入射方向と反対側、回折角θ2nの方向の受光ミラーである凹面鏡4b、受光ミラー4bの瞳付近の絞り5b、絞り5bを通過した光の進行方向に設けられた結像レンズ6b、基板3の表面と共役な位置にシャインプルーフの条件を充足して設けられた撮像素子7bを含んで構成されている。
【0027】
作用も第1の光学系と同様である。即ち、基板3の第2のピッチp2のn次の回折光による像が形成され、その像は撮像面7bで光電変換され、光強度に応じた電気信号に変換される。
【0028】
これらの検出された2つの像の電気信号を、撮像面7a、7bとそれぞれ電気的に接続された画像処理装置8a、8bに伝送される。これらの像を、あらかじめ画像処理装置8a、8b内に入力してある欠陥のない基板の像と比較することにより、基板3上に付着した異物や表面の傷やパターンの異常が検出される。これらの画像処理装置8a、8bで検出された結果は、中央演算装置であるコンピュータ9で基板欠陥のデータとしてまとめられる。実施例としては、画像処理装置8a、8bと、中央演算装置はまとめて1つの装置として構成してもよい。
【0029】
受光光学系101、102は、それぞれ検査すべきパターンの回折角θ1n、θ2nの方向に、不図示の傾斜調節機構によって設定するように構成するのが望ましい。
【0030】
本実施の形態は、ASICなどのピッチの異なるパターンが形成された領域のあるような基板の検査に有効である。異なるピッチのパターンの検査が同時にできるので、デバイス製造のスループットを高くできる。
【0031】
また以上、複数のピッチ(ピッチp1とピッチp2)のパターンに対応するために受光系を複数設けた場合として説明したが、この装置をそのまま単一のピッチのパターンの次数の異なる回折光、例えばn次回折光とn+1次回折光を受光して検査する場合にも応用できる。即ち、その場合は回折光L2a、L2bの一方がn次の回折光で他方がn+1次の回折光ということになる。このように一つのパターンについて複数の次数の回折光を検出して検査することにより、検査の精度と信頼性が向上される。
【0032】
図2と図3を参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。図2は第2の実施の形態の装置の斜視図であり、図3は図2の装置を基板3の真上から見た平面図である。
【0033】
本実施の形態は、パターンの繰り返しのある方向が異なっている場合に、それぞれのパターンの方向、換言すれば回折光の方向に応じて受光光学系を設けた例である。不図示の基板ステージに載置されたウエハ等の基板13を照明する照明光学系202が設けられている。照明光学系202は、基板13に対して所定の入射角θiで照明光を照射する方向に配置された、照明コンデンサミラーである凹面鏡12と、その焦点面に設けられたほぼ単色光を発する光源11とを含んで構成されている。
【0034】
光源11から射出された光束は、照明コンデンサミラー12でほぼ平行な光束L1となり被検物体である基板13に、入射角θiで照射される。図2中でHは基板表面の法線を示す。
【0035】
次に受光系の構成を説明する。図3の平面図に示されるように、本実施の形態では、受光光学系103aと受光光学系103bとは、それぞれの光軸AX3a、AX3bとが、照明光学系202の光軸AX1に対してほぼ対称に配置されている。一実施例としては、平面図上で光軸AX3aとAX3bはAX1にそれぞれ45°をなしている。
【0036】
このように配置すると、半導体ウエハ等でよく用いられる縦横に直交する繰り返しパターンに対処できる。即ち、図3に示されているように、直交する例えばラインアンドスペースパターンのラインがそれぞれの受光光学系の光軸に直交するように置けば、それぞれのパターンからの回折光がそれぞれの受光光学系に向かうことになる。
【0037】
受光光学系103aは、図1の実施の形態の受光光学系101と全く同様に構成されている。即ち、図3において、一方のパターンの回折光を受光する第1の受光光学系103aは、入射光L1の進行方向に対して45°の方向で、図2に示されるように基板13の法線Hに対して、回折角θ3nの方向に受光ミラーである凹面鏡14a、その反射光の進行方向、受光ミラー14aの瞳付近に設けられた絞り15a、絞り15aを通過した光の進行方向に設けられた結像レンズ16a、そして受光ミラー14aと結像レンズ16aに関して基板13の表面と共役な位置に設けられたCCD等の撮像素子17aを含んで構成されている。また、基板13は受光光学系103aの光軸に対してあおり角を有しているので、撮像素子17aはシャインプルーフの条件を充足するあおり角をもって配置するのが望ましいのも、図1の実施の形態と同様である。
【0038】
全く同様に、他方のパターンの回折光を受光する第2の受光光学系103bが、受光光学系103aと対称に配列されている。即ち、回折角θ3nの方向の受光ミラーである凹面鏡14b、受光ミラー14bの瞳付近の絞り15b、絞り15bを通過した光の進行方向に設けられた結像レンズ16b、基板13の表面と共役な位置にシャインプルーフの条件を充足して設けられた撮像素子17bを含んで構成されている。
【0039】
このような構成において、基板13上に形成された繰り返しパターンのうち第1の方向に回折する回折光を受光ミラー14aで集光し、そこで反射された光は絞り15aで所定の回折角の回折光だけが選別され、結像レンズ16aで撮像面17aに基板13の第1の回折像を結像する。同様に、基板13上に形成された繰り返しパターンのうち第2の方向に回折する回折光を受光ミラー14bで集光し、そこで反射された光は絞り15bで所定の回折角の回折光だけが選別され、結像レンズ16bで撮像面17bに基板13の第2の回折像を結像する。これらの回折像を、それぞれあらかじめ画像処理装置18a、18b内に入力してある欠陥のない像と比較することにより、ウェハ13上に付着した異物や表面の傷やパターンの異常を検出し、コンピュータ19で基板欠陥データにするのは、第1の実施の形態と同様である。
【0040】
基板13上に形成された繰り返しパターンの2つの回折方向にそれぞれ十分な光量の像ができるように、入射光の入射してくる面は、先に説明したように、2つの回折方向の中線と基板13の面の法線を含んでいるのが望ましく、また、図3の平面図に示されるように、入射光学系はパターンに対して45度の角度をなすように入射するのが望ましい。
【0041】
受光光学系103a、103bは、それぞれ検査すべきパターンの回折角θ3nの方向に、不図示の傾斜調節機構によって設定するように構成するのが望ましい。
【0042】
また、検査すべきパターンは、方向が異なるだけでピッチは同一として説明したが、もちろん異なるピッチの場合にも適用でき、あるいは一方をn次回折光、他方をn+1次回折光等異なる次数の回折光の検査にも適用でき、その場合は回折角はθ3n、θ3n’(不図示)となり、それぞれ受光光学系の方向が設定される。
【0043】
本実施の形態は、異なる方向例えば縦横に周期性のある繰り返しパターンが形成された領域のあるような基板の場合の検査に有効である。2方向のパターンの検査が同時にできるので、デバイス製造のスループットを高くできる。
【0044】
本発明の第3の実施の形態を図4を参照して説明する。本実施の形態は、非対称性をもってパターンが形成されてしまった基板も、プロセス上問題のない程度の非対称性を欠陥として検出しないように、そのようなパターンのむらを無視して検査を行なえるようにした装置の例である。
【0045】
図4において、基板ステージSTGに載置されたウエハ等の基板23を照明する照明光学系203が設けられている。照明光学系203は、基板23の真上から照明光を照射する方向に配置された、照明コンデンサレンズ22と、その焦点面に設けられたほぼ単色光を発する光源21とを含んで構成されている。
【0046】
光源21から射出された光束は、照明コンデンサレンズ22でほぼ平行な光束L1となり被検物体である基板23に、入射角90°で、即ち法線Hと同方向に照射される。
【0047】
受光光学系104aと受光光学系104bとは、それぞれの光軸AX4a、AX4bとが、照明光学系203の光軸AX1に対して(基板23の法線Hに対して)ほぼ対称に配置されている。
【0048】
このように構成された装置に、基板の例えばラインアンドスペースパターンのラインがそれぞれの受光光学系の光軸に直交するように置くことができ、パターンからの同次数の回折光がそれぞれの受光光学系に向かうことになる。
【0049】
受光光学系104a、104bは、図1の実施の形態の受光光学系101と同様に構成されているが、一部凹面鏡の代わりに凸レンズが用いられている。即ち、図4において、パターンのn次回折光を受光する第1の受光光学系104aは、図4に示されるように基板23の法線Hに対して、回折角θ4nの方向に受光レンズである凸レンズ24a、その先で受光レンズ24aの瞳付近に設けられた絞り25a、絞り25aを通過した光の進行方向に設けられた結像レンズ26a、そして受光レンズ24aと結像レンズ26aに関して基板23の表面と共役な位置に設けられたCCD等の撮像素子27aを含んで構成されている。撮像素子27aがシャインプルーフの条件を充足するあおり角をもって配置するのが望ましいのも、第1、第2の実施の形態と同様である。
【0050】
受光光学系104bは、受光光学系104aと対称に配置されているものであり、構成は全く同様であるので説明を省略する。
【0051】
撮像素子27a、27bは、加算機30に電気的に接続されている。さらに加算機30は、画像処理系28、コンピュータ29にそれぞれ電気的に接続されている。
【0052】
本実施の形態の作用を説明する。光源21から射出された光束は、照明コンデンサレンズ22でほぼ平行な光束となり、被検物体である基板23をほぼ垂直に照明する。基板23上のパターンのピッチpに対するn次の回折光の回折角θ4nは、次式で表される。
【0053】
sinθ4n=nλ/p
この場合には、垂直入射なのでn次の回折光は正負の二つの方向に進む。先に構成を説明した受光光学系104a、104bは、これらの回折光をそれぞれ受光するように入射角が、それぞれ回折角プラスθ4n、マイナスθ4nに設定される。受光光学系104a、104bは、それぞれ集光レンズ24a、24bで回折光を集光し、それぞれ検出する回折光を絞り25a、25bで選別しそれぞれ結像レンズ26a、26bで撮像素子の受光面27a、27b上に、それぞれ基板23の回折光の像を形成する。
【0054】
それぞれの撮像素子で光強度に比例する画像信号に変換された後、それぞれの画像信号の各画素が基板上の同じ点を観察するように補正された後、各画素ごとに加算機30で加え合わせられ、ウェハ画像信号とする。
【0055】
このウェハ画像信号とあらかじめ画像処理系28に記憶させておいた欠陥のない基板による画像信号と比較し、基板23上に付着した異物や傷やパターンの異常を検出し、コンピュータ29で基板欠陥データにまとめる。
【0056】
基板23上で図5の(a)に示されるように、基板上に塗布されたレジスト面の上面が傾いているときの±1次光の回折光強度を、図5の(b)に示す。傾いた方向の回折光の強度が強くなり、反対側の回折光が弱くなっていることがわかる。
【0057】
この状態を「ブレーズされている」という。回折光の強弱は、プラス1次回折光とマイナス1次回折光で相殺されるような大きさになるので、光強度は、±1次光の光強度の和をとると、ブレーズされていてもほぼ一定の値をとることがわかる。このためこのような光強度の和を求めれば、レジストの細かい膜厚むらによる表面のむらは検出することなく検査を行なうことができる。
【0058】
さらに、第2の実施の形態と第3の実施の形態とを組み合わせたものを、第4の実施の形態として図6に示す。これは、特にASICの検査に応用して好適なものである。
【0059】
図6において、基板33を照明する照明光学系204は、第3の実施の形態の照明光学系203と全く同様に構成されている。即ち照明光学系204は、基板33の真上から照明光を照射する方向に配置された、照明コンデンサレンズ32と、その焦点面に設けられたほぼ単色光を発する光源31とを含んで構成されている。作用も照明光学系203と同様であるので説明を省略する。
【0060】
受光光学系105a、105b、105c、105dは、受光光学系104aと、同一の構成を有している。即ち、回折角θ5nの方向に受光レンズである凸レンズ34a、34b、34c、34d、その先で受光レンズの瞳付近に設けられた絞り35a、35b、35c、35d、絞りを通過した光の進行方向に設けられた結像レンズ36a、36b、36c、36d、そして受光レンズと結像レンズに関して基板33の表面と共役な位置に設けられたCCD等の撮像素子37a、37b、37c、37dを含んで構成されている。これら撮像素子がシャインプルーフの条件を充足するあおり角をもって配置するのが望ましいのも、先の実施の形態と同様である。
【0061】
受光光学系105aと105b、受光光学系105cと105d、それぞれが法線Hに対して対称に配置されている。
【0062】
撮像素子37a、37bは、加算機40aに電気的に接続されており、撮像素子37c、37dは、加算機40bに電気的に接続されている。さらに加算機40a、40bは、画像処理系38、コンピュータ39にそれぞれ電気的に接続されている。
【0063】
このように構成された装置には、基板の例えば2つのラインアンドスペースパターンのラインがそれぞれの受光光学系の光軸に直交するように置くことができ、パターンからの同次数の回折光がそれぞれ対称に配置された受光光学系に向かうことになる。典型的には、2つのラインアンドスペースパターンは直交しているので、4つの受光光学系は法線Hの回りに90°つづ離れて等角で配置される。
【0064】
即ち受光光学系105aと105b、受光光学系105cと105dの組み合わせに注目すれば第3の実施の形態を2つ合わせたものと見ることができ、受光光学系105aと105c、受光光学系105bと105dの組み合わせに注目すれば第2の実施の形態を2つ合わせたものと見ることができる。作用はそれぞれの実施の形態で説明した通りである。
【0065】
このようにして、本実施の形態によれば、2方向の周期性パターンを同時に、またブレーズされている場合でも、レジストの細かい膜厚むらによる表面のむらは検出することなく検査を行なうことができる。したがって、2方向を同時にまたプロセス上問題のない軽度のむら等を欠陥として拾うことなく検査できるので、製造のスループットを著しく向上することができる。
【0066】
以上説明したように、本発明の面検査装置によれば、パターンを有するような被検物体上に付着した異物や傷、またはパターンの線幅の異常やパターンむらなどの異常を確実に高いスループットをもって検査することができるので、メモリなどの半導体ウェハや液晶表示パネルなどのような半導体デバイスの検査に応用して好適である。
【0067】
即ち、第1と第2の実施の形態によれば、今までチップ全面に一様に素子が形成されているメモリのようなものの検査だけでなく、CPUやASICなどの素子の形成されているピッチが異なるものに対しても十分な検査が時間を増やすことなく行なえる。さらに、第3、第4の実施の形態ではプロセスに影響を与えない程度のレジストむらを検出することなく、基板上に付着した異物や傷やパターンの異常などを検出することができる。
【0068】
また、それぞれの実施の形態においてはCCD等の撮像素子面上にできる像の大きさの変動を抑えるため、基板は受光レンズまたは受光ミラーの前側焦点位置に配置し、絞りを受光レンズまたは受光ミラーの後側焦点位置で、かつ結像レンズの前側焦点位置に配置して、両側テレセントリック光学系にすることが望ましい。
【0069】
次に本発明の面検査方法の実施の形態を説明する。基板(被検面)に照明光L1を照射する。被検面から生じる第1の方向の回折光を第1の受光光学系で受光し、被検面から生じる第2の方向の回折光を第2の受光光学系で受光する。第1の方向の回折光による被検面の画像を撮像素子に形成し、第1の画像処理装置で画像処理する。同様に、第2の方向の回折光による被検面の画像を別の撮像素子に形成し、第2の画像処理装置で画像処理する。このようにして得られた被検面に関する画像情報を中央演算装置であるコンピュータに送り、基準画像と比較することにより、被検面の表面状態例えば欠陥を検出する。2つの情報を集中的に、即ち重畳的に、参照しつつまたお互いに補正の対象として用いて、一方で欠陥の疑いのある画像状態も、真の欠陥であるかを他方で確認するように処理することもできる。例えば、2つの情報を加算、減算など重畳的に処理して、1つの情報では区別のつかない面の状態を検出することができる。あるいは2つの情報を同時に扱うことができるので、検査のスループットを向上させることができる。
【0070】
図1に示されるように、基板3に同方向の異なるピッチを有する2種類のパターンが形成されている場合は、第1の方向の回折光L2aと第2の方向の回折光L2bはそれぞれのピッチに対応する、異なった回折角を有する同次の回折光である。このように2種類の回折光から得られる情報が1回で得られるので検査のスループットが高まる。また、1つの演算装置で集中的に、あるいは重畳的に処理することにより、信頼性の高い検査が可能となる。
【0071】
図2、図3に示されるように、基板13に異なった方向の2種類のパターンが形成されている場合は、回折光L3aとL3bはそれぞれのパターンの方向に対応する、同じ大きさの回折角を有し、基板の法線H回りで異なった方向の同次の回折光である。特にパターン同士が直角に配置されている基板を検査するときは、第1と第2の方向はお互いに垂直である。このように2方向のパターンに関する情報が同時に得られるので検査のスループットが高まる。
【0072】
図4に示されるように、基板23に垂直に照明光を照射する場合は、回折光L4aとL4bは対称な方向に生じる同次の回折光例えばプラス1次光とマイナス1次光となる。対称な方向の回折光を検出するので、例えばレジストの細かい膜厚むらによる表面のむらは検出することなく検査を行なうことができる。したがって、製品として問題とならない軽度の欠陥を拾うことがないので、製造のスループットを向上することができる。
【0073】
さて、次に、図2および図3に示した第2の実施の形態の変形例としての第5の実施の形態を図7を参照しながら説明する。なお、図7において図2及び図3と同じ機能を持つ部材には、同じ符号を付してある。
【0074】
メモリなどの素子では繰り返しパターンが直交して並ぶことが多いが、パターンの形状によっては回折光の生じる方向は必ずしも直交するとは限らない。例えば、図7(a)に示したようなパターン、即ち複数の平行な第1の線分群に複数の平行な第2の線分群が90°以外の角度で交差して形成されたパターン、具体的にはエスカレータのループ状の回転手すりを真横から見たような形状のパターンでは回折光は直交した方向には生じないで、概してパターンの直線部に直交する方向に生じると考えてよい。
【0075】
この回折光を受光するためには、図7(b)に示したような位置(図3では2つの受光光学系の光軸は直角をなす配置であったが、本実施の形態では、鋭角をなす配置)に送光系11〜12(光源11は不図示)および受光系14a〜17a(凹面鏡14aのみ図示)、14b〜17b(凹面鏡14bのみ図示)を配置する必要がある。
【0076】
図示のように、基板13上に形成されたパターンの形状(図7(a))によって回折光の生じる方向が変化するのに応じて、送光系11〜12および受光系14a〜17a、14b〜17bを移動させるために、それぞれ相対的に移動できるように、少なくとも2つの受光系14a〜17a、14b〜17b、または送光系11〜12および受光系14b〜17bに駆動部(受光系14b〜17b用として51、受光系14a〜17a用として52、又は受光系14b〜17b用として51、送光系11〜12用として52’)を設けてプロセス(被検面のパターン構造)に応じて移動させるようにするのが望ましい。
【0077】
本実施の形態では、コンピュータ9は駆動部51、52(あるいは52’)に接続されており、駆動系(51、52又は51、52’)の駆動量を制御する制御手段としても機能するように構成されている。また、コンピュータ9には入力手段50が接続されており、プロセス情報等をコンピュータ9に入力できるようになっている。
【0078】
このような、コンピュータ9により制御された駆動部による駆動により、図7(a)中、受光系14a〜17aの光軸は図(a)のパターンの第1の線分群の線分に直角な方向に、受光系14b〜17bの光軸は図(a)のパターンの第2の線分群の線分に直角な方向に調整されている。また送光系11〜12の光軸は両受光系の光軸のなす角を2等分する方向となる。
【0079】
このとき、あらかじめ各プロセスウエハで検査する位置を決めておいて、検査する際にプロセスの情報を入力手段50へ入力して、この情報に応じて、コンピュータ9は、駆動系(51、52又は51、52’)を介して受光系および送光系の位置を移動させる。
【0080】
または、コンピュータ9は、駆動系(51、52又は51、52’)を介してCCD17a、17bからの信号が最大となるように受光系をスキャン(移動)して、回折光の強度が最大になる位置で画像を取り込み、信号処理系で画像の回転調整をして検査してもよい。
【0081】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、2つの受光光学系を設けたので、被検面の状態に拘わらず、確実にまた信頼性の高い検査をすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である面検査装置の概略を示す側面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態である面検査装置の概略を示す斜視図である。
【図3】図2の面検査装置を上方から見た平面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態である面検査装置の概略を示す斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の原理を説明する基板のレジスト部分の側断面図とレジストの傾きと回折光強度との関係を示す線図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態である面検査装置の概略を示す斜視図である。
【図7】ある被検物体のパターンの構造を示す平面図(a)と、本発明の第5の実施の形態である面検査装置を上方から見た平面図(b)である。
【符号の説明】
1 光源
2 照明コンデンサミラー
3 基板
4a、4b 受光ミラー
5a、5b 絞り
6a、6b 結像レンズ
7a、7b 撮像素子(CCD)
8a、8b 画像処理装置
9 コンピュータ
11、21、31 光源
12 照明コンデンサミラー
13、23、33 基板
14a、14b 受光ミラー
15a、15b、25a、25b、35a〜d 絞り
16a、16b、26a、26b、36a〜d 結像レンズ
17a、17b、27a、27b、37a〜d 撮像素子(CCD)
18a、18b 画像処理装置
19、29、39 コンピュータ
28、38 画像処理装置
30、40a、40b 画像加算機
201、202、203、204 照明光学系
101、103a、104a 第1の受光光学系
102、103b、104b 第2の受光光学系
105a〜b 受光光学系
H 法線
AX3a、AX3b、AX4a、AX4b 光軸
L1 照明光
L2a、L3a、L4a 第1の回折光
L2b、L3b、L4b 第2の回折光
L4c、L4d 回折光
STG 基板ステージ

Claims (6)

  1. 被検面上の第1のパターンのピッチに応じて生じる第1の回折光を受光する第1の受光光学系と;
    前記被検面上の第2のパターンのピッチに応じて生じる第2の回折光を受光する第2の受光光学系と;
    前記第1の受光光学系で得られた前記被検面の画像を処理する第1の画像処理装置と;
    前記第2の受光光学系で得られた前記被検面の画像を処理する第2の画像処理装置と;
    前記第1の画像処理装置と第2の画像処理装置で得られた情報を処理して前記被検面の表面状態を検出する中央演算装置とを備え;
    前記第1の受光光学系および前記第2の受光光学系は、物体側および像側にテレセントリックな光学系であり、前記第1のパターンおよび前記第2のパターンが形成された前記被検面の法線と、前記第1の受光光学系および前記第2の受光光学系の光軸との傾斜に応じて、前記第1の受光光学系および前記第2の受光光学系の撮像面を、それぞれシャインプルーフの条件を充足するあおり角をもって傾斜させて配置したことを特徴とする;
    面検査装置。
  2. 前記被検面を照明する照明光学系を備え;
    前記第1と第2の受光光学系のそれぞれの光軸は、前記照明光学系の光軸に関してほぼ対称に配置されていることを特徴とする;
    請求項1に記載の、面検査装置。
  3. 前記第1の回折光を前記第1の受光光学系にて受光し、前記第2の回折光を前記第2の受光光学系にて受光するために、前記第1の受光光学系の光軸と前記被検面の法線を含む面と、前記第2の受光光学系の光軸と前記被検面の法線を含む面とが、互いに交差することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の、面検査装置。
  4. 被検面を照明する照明工程と;
    前記照明工程で照明された被検面上の第1のパターンのピッチに応じて生じる第1の方向の回折光を第1の受光光学系で受光する第1の受光工程と;
    前記照明工程で照明された被検面上の第2のパターンのピッチに応じて生じる第2の方向の回折光を第2の受光光学系で受光する第2の受光工程とを備え;
    前記第1の受光工程は、前記被研磨面の法線と前記第1の受光光学系の光軸との傾斜に応じてシャインプルーフの条件を充足するあおり角をもって、撮像面を傾斜させて配置した第1の受光光学系により、前記第1の方向の回折光を、テレセントリックに受光および結像させるものであり;
    前記第2の受光工程は、前記被研磨面の法線と前記第2の受光光学系の光軸との傾斜に応じてシャインプルーフの条件を充足するあおり角をもって、撮像面を傾斜させて配置した第2の受光光学系により、前記第2の方向の回折光を、テレセントリックに受光および結像するものであり;
    さらに、前記第1の受光工程で得られた前記被検面の画像を処理する第1の画像処理工程と;
    前記第2の受光工程で得られた前記被検面の画像を処理する第2の画像処理工程と;
    前記第1の画像処理工程と第2の画像処理工程とで得られた情報を処理して前記被検面の表面状態を検出する工程とを備えることを特徴とする;
    面検査方法。
  5. 前記第1のパターンおよび前記第2のパターンは周期性を有するラインアンドスペースパターンであり;
    前記第1と第2の方向が、それぞれ前記ラインアンドスペースパターンのラインに対してほぼ垂直な方向であることを特徴とする;
    請求項4に記載の、面検査方法。
  6. 前記第1のパターンおよび前記第2のパターンは周期性を有するラインアンドスペースパターンであり;
    前記第1と第2の方向が、それぞれ前記ラインアンドスペースパターンによるプラス1次回折光とマイナス1次回折光の進行方向であることを特徴とする;
    請求項4に記載の、面検査方法。
JP20075897A 1997-07-10 1997-07-10 面検査装置及び方法 Expired - Fee Related JP3982014B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20075897A JP3982014B2 (ja) 1997-07-10 1997-07-10 面検査装置及び方法
AU81274/98A AU8127498A (en) 1997-07-10 1998-07-09 Device and method for inspecting surface
US09/462,279 US6512578B1 (en) 1997-07-10 1998-07-09 Method and apparatus for surface inspection
KR1020007000043A KR20010015544A (ko) 1997-07-10 1998-07-09 면검사장치 및 방법
PCT/JP1998/003076 WO1999002977A1 (fr) 1997-07-10 1998-07-09 Dispositif et procede d'inspection de surfaces
TW090106450A TWI226428B (en) 1997-07-10 1998-07-10 Surface inspection device
TW087111213A TW449657B (en) 1997-07-10 1998-07-10 Surface inspection device and method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20075897A JP3982014B2 (ja) 1997-07-10 1997-07-10 面検査装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1130589A JPH1130589A (ja) 1999-02-02
JP3982014B2 true JP3982014B2 (ja) 2007-09-26

Family

ID=16429694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20075897A Expired - Fee Related JP3982014B2 (ja) 1997-07-10 1997-07-10 面検査装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3982014B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4622007B2 (ja) * 1999-06-01 2011-02-02 株式会社ニコン 欠陥検査装置
JP4591802B2 (ja) * 2000-09-13 2010-12-01 株式会社ニコン 表面検査装置および方法
JP2007327896A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Canon Inc 検査装置
JP4857240B2 (ja) * 2006-10-31 2012-01-18 株式会社日立ハイテクノロジーズ 半導体ウェーハ検査装置
JP2010014467A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Nikon Corp 表面検査装置および表面検査方法
JP5944850B2 (ja) * 2013-03-11 2016-07-05 株式会社日立ハイテクノロジーズ 欠陥検査方法及びこれを用いた装置
JP2013140187A (ja) * 2013-04-22 2013-07-18 Nikon Corp 検査装置
JP6450815B1 (ja) * 2017-08-24 2019-01-09 Ckd株式会社 外観検査装置及びブリスター包装機
JP6411599B1 (ja) * 2017-08-24 2018-10-24 Ckd株式会社 ブリスター包装機
JP6613353B2 (ja) * 2018-09-25 2019-11-27 Ckd株式会社 外観検査装置及びブリスター包装機
JP2020091499A (ja) * 2020-02-20 2020-06-11 株式会社リコー 画像形成装置、画像形成装置を搭載した車両

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1130589A (ja) 1999-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4548385B2 (ja) 表面検査装置
JP5201350B2 (ja) 表面検査装置
US6512578B1 (en) Method and apparatus for surface inspection
US8416292B2 (en) Defect inspection apparatus and method
JP5585615B2 (ja) 検査装置および検査方法
JP2001013085A (ja) 欠陥検査装置
KR100403188B1 (ko) 결함검사장치
JP2010197367A (ja) ガラス表面の異物検査装置及びその方法{detectionapparatusforparticleontheglassanddetectionmethodusingthesame}
JP3982014B2 (ja) 面検査装置及び方法
JPH11316191A (ja) 像検出装置
JPH0772093A (ja) 異物等の欠陥検出方法および検査装置
JP5320936B2 (ja) 周期性パターンのムラ検査装置における検査条件設定方法および検査装置
JP4736629B2 (ja) 表面欠陥検査装置
JP2007170827A (ja) 周期性パターンの欠陥検査装置
JP4462232B2 (ja) 表面検査装置
JP2003282675A (ja) ウエハマッピング装置
JP4696607B2 (ja) 表面検査装置
JP4605089B2 (ja) 表面検査装置
KR20080067303A (ko) 패턴 결함 검사 방법, 및 패턴 결함 검사 장치
JP3078784B2 (ja) 欠陥検査装置
JP4552202B2 (ja) 表面検査装置
JP2007309874A (ja) 表面検査装置
JP4661441B2 (ja) 周期構造の欠陥測定装置
JP5299764B2 (ja) 評価装置および評価方法
JP2012058029A (ja) 周期性パターン検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060627

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060823

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070316

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070612

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070625

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100713

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130713

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130713

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130713

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130713

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130713

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees