JP4857240B2 - 半導体ウェーハ検査装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、二次電子又は反射電子の強度が時間的に変化することがある。この場合には、回路パターンを複数回走査しても、必ずしも同等の画像が検出されるわけではなく、これらの点については従来の検査装置では配慮されていなかった。
(検査対象物)
まず、本発明の一実施形態である半導体ウェーハ検査装置の検査対象物について図1を参照して説明する。図1(a)は検査対象物である半導体ウェーハの上面図であり、図1(b)はその断面図である。なお、半導体ウェーハは、直径300mm、厚さ1mm程度の円盤形状であり、1cm角程度の寸法のダイが数百個並んで形成されたものである。ダイは同一の回路パターンを備え、最終的には切り離されて同一の型番を持った製品になる単位である。ダイの内部にはメモリ部分などの一定の繰り返しを持ったパターンと、繰り返し性の乏しい回路で構成されている。このような回路パターンの検査では一般に、パターン比較検査が用いられる。比較検査は、検出画像を設計情報から生成された参照画像、又は予め検出した別のダイ又は繰り返し部では繰り返しピッチ分離れた場所の参照画像と比較し、差がある部分を欠陥と判定する。
欠陥の識別可能な期間T2の信号の加算結果から表面状態の識別可能な期間T1の信号の加算結果を減算することでより高い識別率を得ることができる。
欠陥検査装置である半導体ウェーハ検査装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。図3において、半導体ウェーハ検査装置100は、電子線2を放射する電子源1、電子線2を偏向するための偏向器3、電子線2を絞る対物レンズ4、電界強度を制御して、電子線2の照射により発生した二次電子又は反射電子10を制御する帯電制御電極5、検査対象物6をXY方向に移動させるXYステージ7、検査対象物6の高さを計測するZセンサ8、検査対象物6を保持する試料台9、二次電子又は反射電子10を収束させて反射板11上で収束させる収束光学系12、二次電子や反射電子10で受けて再度二次電子を発生させる反射板11、反射板からの二次電子を検出するセンサ13、センサ13で検出したアナログ信号をディジタル画像信号に変換するA/D変換器14、ディジタル画像信号を加算処理する加算回路15、加算回路15からの画像を処理して欠陥を判定する画像処理回路16、判定欠陥情報を保存し全体を制御する全体制御部17、ユーザの指示を全体制御部17に伝達するコンソール18、検査対象物6の光学像を撮像する光学顕微鏡19、及び検査対象物6と同一の高さに設定した電子光学条件の詳細調整をする為の標準試料片20を備えている。
全体制御部17は、偏向器3及びXYステージ7からなる走査部21を制御して電子線2をスキャンしつつ、センサ13が出力したアナログ信号をA/D変換器14でディジタル画像信号に変換する。このとき、全体制御部17は、電子線2の照射開始から所定の期間T3(図2参照)経過してから期間T2の間、加算回路15を用いて複数画像の信号を画素毎に加算する。すなわち、全体制御部17は、期間T3はA/D変換器14の出力信号を読み捨て、期間T2の出力信号を加算する。そして、この加算画像は、画像処理回路16に入力され、除算回路16aによって期間T2に対応する値で除算され、検出画像が生成される。さらに、比較回路16bによって、この検出画像は事前に作成された参照画像と比較され、欠陥画像が抽出される。
全体制御部17は、キャリブレーションに適切な画像を取得する座標点を選択し、初期ゲインとキャリブレーション座標点を設定する(S20)。
加算平均した画像F(x,y)を用いて、画像Fを同一のパターンを持つはずの場所(位置)の画像と比較して、画像の異なる領域を欠陥と判定する(図5のS22)。
そして、全体制御部17は標準試料片20の画像を検出し、適正値に補正する。全体制御部17は、設定された条件でアライメントを行い(S46)、キャリブレーション用の画像を取得し(S48)、光量不足や光量過多などの発生しない適切な光量になるようにセンサ13のゲインなどの画像取得条件を設定する。
図12の方式では、同一ラインを複数回走査する方式と比較して4倍の長い時間の過渡特性を得ることになる。本変形例によれば、異なる走査方式に対しても加算の制御が可能で、各種時定数の過渡特性に対応できる特徴がある。
本発明の第二実施形態である半導体ウェハ検査装置は、基本的には第一実施形態で示した半導体ウェーハ検査装置100と同様の構成を備えている。ただし、図13における半導体ウェーハ検査装置150は、A/D変換器14の出力と画像処理回路16との間に設けられた画像記憶手段70と、欠陥と判定した点の近傍の時系列欠陥情報を記憶する時系列欠陥メモリ71とを備えている点で、第一実施形態の半導体ウェーハ検査装置100と異なっている。また、図14のブロック図においても、画像記憶手段70が設けられ、画像処理回路16内部に除算回路16a及び加算回路16cが設けられ、さらに、除算回路16aの出力信号と画像記憶手段70に記憶されている画像信号とを減算する減算器16dとを備えている点で図4と相違している。
本変形例によると、欠陥部位以外の過渡特性を把握できるので欠陥部との対比を用いて、より正確に加算条件の設定が可能である。
2 電子線
3 偏向器
4 対物レンズ
5 帯電制御電極
6 検査対象物(半導体ウェーハ)
6a 絶縁層(SiO2)
6b 回路パターン
6c 接続層(Poly_Si)
7 XYステージ
8 Zセンサ
9 試料台
10 二次電子又は反射電子
11 反射板
12 収束光学系
13 センサ
14 A/D変換器
15 加算回路
16 画像処理回路
16a 除算回路
16b 比較回路
16c 加算回路
17 全体制御部
17a 検査結果保持部
17b CPU
17c メモリ
17d HDD
18 コンソール
18a 表示手段
18b 入力手段
19 光学顕微鏡
20 標準試料片
21 走査部
30 マップ
31 検査領域
32 欠陥
33 画像表示
34 検査画像
40 過渡特性画像
41 時間スクロールバー
50 過渡特性波形
51 表示ライン設定
60 加算条件設定
61 部分加算画像
62 更新ボタン
70 画像記憶手段
71 時系列欠陥メモリ
100,150 半導体ウェーハ検査装置
Claims (1)
- 検査対象物上の同一箇所に電子線を複数回走査し、各走査で得られる画像信号を加算して画像を形成する機能を備え、当該加算により形成された検出画像と所定の参照画像とを比較することにより欠陥を検出する半導体ウェーハ検査装置において、
前記電子線を検査対象物に照射する照射光学系と、
前記検査対象物上の電子線照射位置をX方向及びY方向に走査する走査部と、
前記電子線が照射されることにより前記検査対象物で発生した二次電子又は反射電子を制御する帯電制御電極と、
当該帯電制御電極を介して二次電子又は反射電子を検出するセンサと、
当該センサの出力信号を前記電子線の照射開始時刻からディジタル画像信号に逐次変換するA/D変換器と、
前記ディジタル画像信号を第1の設定時刻から第2の設定時刻までの期間、画素毎に加算して検出画像信号を生成する加算回路と、
前記期間として、前記検査対象物上の欠陥部と正常部とで前記出力信号の値に差があり、この差から欠陥を識別できる過渡画像を取得できる期間を前記加算回路に設定する全体制御部とを備えたことを特徴とする半導体ウェーハ検査装置。
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