JP3980951B2 - 電気機器収納箱 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信機器等の電気機器を収納する箱体に関し、特に電気幹線の途中に通信機器等を設ける場合に、その通信機器等を収納するために電気幹線の配管空間に設置する電気機器収納箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気幹線の配管空間等に設置する電気機器収納箱は、図6に示す構造のものが知られている。図6は電気機器収納箱の正面図を示し、21は建物の壁面等に固定されて電気機器を収納する本体、22は蓋体であり、本体21は前面のみ開放されて背面板と上下側面板、そして左右側面板とから成り、開放された前面に板状の蓋体22が配置されている。
蓋体22は、上部中央にコイン型キー23、左右中央に取手24,24を有し、本体21の開口部に収納されるように配置されて、下部が本体21の下側面板に落とし込み固定され、コイン型キー23により上部を本体21にロックすることで装着固定されていた。
そして、蓋体22の取外し操作は、コイン型キー23によるロックを解除した後、蓋体22の左右2個の取手24,24を握って、下部の落とし込み部から抜き取って行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の電気機器収納箱は、蓋体22は重心が前方に位置するためコイン型キー23のロックを解除した状態では蓋体22は前方に倒れて落ちやすい構造となっていた。そのため、蓋体22の着脱操作をする際、蓋体22の落下を防ぐように注意して操作しなければならなかった。また、蓋体22を操作する場合は2つの取手24,24を握持して行うが、キー操作する際に少なくとも片手を放さなければ成らず作業が面倒であった。
更に、電気機器収納箱は通常電気幹線の配管空間等の狭い場所に設置されるため作業空間の確保が難しいのに加えて、上記電気機器収納箱は蓋体22を外しても本体21の前面が開放されるだけなので、機器の取付けや結線作業がし辛かった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、蓋体着脱の操作が簡易であって、且つ機器取付作業等がし易い電気機器収納箱を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、上下側面板及び背面板から成る本体と、前記本体の開放された前面及び左右側面を閉塞する蓋体とを備えた電気機器収納箱であって、前記蓋体が、前面板と、その左右に一体的に形成された左右側面板とを有して、その重心が前記前面板よりも後方となるように形成されているとともに、前記前面板上部中央に前記本体に係止操作する平面ハンドルを設ける一方、前記前面板の下部に握持手段を設け、さらに、前記蓋体の下端に、前記本体に係合する落とし込み片を、前記前面板から前記左右側面板にかけて連続して一様に形成しており、前記蓋体の下部全体を前記本体に係合させて保持させた後、前記平面ハンドルを操作して前記蓋体の上部を前記本体に係止させることにより、前記蓋体を前記本体に取付可能としたことを特徴とする。
【0005】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、握持手段が取手であることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る電気機器収納箱の一例を示す斜視図であり、本体と蓋体を分離した状態を示している。本体1は、背面板2、上側面板3、そして下側面板4を有し、前方及び左右側方が開放されている。そして、上側面板3は円形の電線挿通孔5が形成され、下側面板4には長方形の開口部6が形成されている。
【0007】
蓋体8は本体1前面を覆う前面板9とその左右に形成された左右側面板10,10とから成り、本体1の開放された前面及び左右側面を閉塞するよう形成されている。そして、前面板9の上部中央に本体1に蓋体8を装着した際に蓋体8上部を本体1に係止操作する平面ハンドル11が設けられている。また、前面板9の下部中央には取手12が設けられ、平面ハンドル11と取手12とで蓋体8を容易に取り扱い操作できるようになっている。尚、平面ハンドル11は施錠装置であって、前面に設けたハンドルに連動する係止爪を背部に有し、ハンドルの回転操作(ロック操作)で係止対象に係止爪が係止動作する。
【0008】
図2は蓋体8の正面図を示し、図示するように蓋体8下部には本体1の下側面板4に係合させる係合手段としての落とし込み片13が形成されている。この落とし込み片13は図3の蓋体8を本体1に装着する様子を示す側面図に示すように、前面板9から左右側面板10,10にかけて連続して一様に形成され、蓋体8を装着した際に下部全体を本体1が保持するよう形成されている。尚、本体1には落とし込み溝(図示せず)が設けられている。
そして、蓋体8の装着操作は、図3に示すように、まず蓋体8下部の落とし込み片13を本体下側面板4に落とし込んで、上部を本体上側面板3に当接させて平面ハンドル11を回転してロック操作すればよい。
【0009】
このように、蓋体を取り外せば本体の前面に加えて左右側方も開放されるので機器取付け作業や結線作業がし易いし、蓋体に左右側板を備えることで、重心が前面板より後方に移動するので、平面ハンドルによるロックを解除しても蓋体が前方に倒れ出して落下するようなことがなく安心して蓋体を操作できる。
また、平面ハンドルと握持手段としての取手を握持することで蓋体を操作できるため、握持手段は最小限の1つで済み、部材を削減できる。
更に、平面ハンドルの回転操作によるロック又はロック解除操作と蓋体着脱操作をハンドル等を持ち替えることなく実施でき、着脱操作のアクション数を削減できる。
【0010】
図4は電気機器収納箱の他の例を示し、蓋体の正面図を示している。図に示すように蓋体8aの前面下部中央に平面ハンドル11を設けると共に上部中央に取手12を設け、上記図1とは握持部の構成が逆になっている。この場合、蓋体8aの装着は、図5の蓋体装着の様子を示す側面図に示すように、まず蓋体8a上部を本体1aに係止したのち下部を本体1aの下側面板に当接させて平面ハンドル11を操作してロックすれば良い。このように取手12と平面ハンドル11を逆に配置することもできる。
【0011】
尚、蓋体8a上部には本体1aの上側面板に係止する係止爪(図示せず)が設けられている。
また、上記実施の形態では、何れも握持手段として取手を1つ設けているが、取手に替えて単に指を挿入する凹部を設けて前面板を直接握持可能に形成しても良く、平面ハンドルと合わせて蓋体を容易に取り扱いできる。
【0012】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明によれば、蓋体を取り外せば本体の前面に加えて左右側方も開放されるので機器取付け作業や結線作業がし易い。また、蓋体は左右側面板を備えることで、重心が前面板より後方に移動する。そのため、平面ハンドルによるロックを解除しても蓋体が前方に倒れ出して落下するようなことがなく安心して蓋体を操作できる。さらに、平面ハンドルの回転操作によるロック又はロック解除操作と蓋体着脱操作をハンドル等を持ち替えることなく実施でき、着脱操作のアクション数を削減できる。
【0013】
請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加えて、平面ハンドルと握持手段としての取手を握持することで蓋体を操作できるため、握持手段は最小限の1つで済み、部材を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電気機器収納箱の実施形態の一例を示し、本体と蓋体を分離した状態の斜視図を示している。
【図2】 図1の蓋体の正面図である。
【図3】 本体に蓋体を装着するする様子を示す側面図である。
【図4】 他の形態を示す蓋体の正面図である。
【図5】 図4の蓋体を本体に装着する様子を示す側面図である。
【図6】 従来の電気機器収納箱の正面図である。
【符号の説明】
1,1a・・本体、2・・背面板、3・・上側面板、4・・下側面板、8,8a・・蓋体、9・・前面板、10・・側板、11・・平面ハンドル、12・・握持手段としての取手、13・・係合手段としての落とし込み片。
Claims (2)
- 上下側面板及び背面板から成る本体と、前記本体の開放された前面及び左右側面を閉塞する蓋体とを備えた電気機器収納箱であって、
前記蓋体が、前面板と、その左右に一体的に形成された左右側面板とを有して、その重心が前記前面板よりも後方となるように形成されているとともに、
前記前面板上部中央に前記本体に係止操作する平面ハンドルを設ける一方、前記前面板の下部に握持手段を設け、
さらに、前記蓋体の下端に、前記本体に係合する落とし込み片を、前記前面板から前記左右側面板にかけて連続して一様に形成しており、
前記蓋体の下部全体を前記本体に係合させて保持させた後、前記平面ハンドルを操作して前記蓋体の上部を前記本体に係止させることにより、前記蓋体を前記本体に取付可能としたことを特徴とする電気機器収納箱。 - 握持手段が取手である請求項1に記載の電気機器収納箱。
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