JP3980864B2 - 半導体基板の取り付け構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に厚みの薄い半導体基板に対して真空蒸着等の処理を行うのに当たって、処理中に半導体基板に不具合が生じないように処理装置に半導体基板を取り付けるための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体ウェハの表面に電極用の金属膜を形成する時には主として真空蒸着処理が行われる。近年使用されている真空蒸着装置では、処理室内に設置されたプラネタリドームに複数の半導体ウェハを取り付けて蒸着処理を行う方式が採用されているものが多い。ここで、半導体ウェハをプラネタリドームに取り付けるための構造は、一例として図4に示すようになっていた。
【0003】
図4において半導体ウェハ1は、フレーム51の内側に形成された窓の中に収納された形態でフレーム51とホルダ52からなる治具5に装着されている。ここで治具5は、フレーム51の窓の中に半導体ウェハ1を収納した後、その窓の一方の開口部に蓋をするようにホルダ52を組み付けた構造となっている。
この半導体ウェハ1及び治具5は、所定位置に設けられた穴41に装填するようにプラネタリドーム4に据付けられ、さらに治具5の上面側、(すなわちホルダ52が露出した側、さらに換言すると、半導体ウェハ1の被蒸着処理面が露出する側と反対側)から板バネ6によって押し付けられるようにしてプラネタリドーム4上に保持されている。
【0004】
なお、板バネ6は、その側面形状がほぼS字状になるように曲げ加工され、その一端がプラネタリドーム4に固定され、さらにその一端から離れた部位がホルダ52と当接している。
ところで、蒸着処理を行う時には、プラネタリドーム上に据付けられた全ての半導体ウェハが満遍なく金属蒸気に晒されるよう、プラネタリドームを回転させる。ここでプラネタリドーム4が回転すると、プラネタリドーム4上に据付けられた半導体ウェハ1及び治具5には円周方向に遠心力がかかる。また、プラネタリドーム4の回転機構において生じる機械的振動がプラネタリドーム4を介して半導体ウェハ1及び治具5に伝わることになる。
【0005】
図4において、治具5はプラネタリドーム4に設けられた穴41に装填されるよう据付けられており、当然、熱膨張の影響や治具出し入れの作業性を考慮して穴41は治具5よりも大きめに形成されている。つまり遊びが設けられている。ここで治具5に遠心力と振動が加わると、治具5が穴41の中でプラネタリドーム4の据付け面に対して水平方向に細かく振れ動くことになる(以下、これを細動と言う)。ところで治具5には板バネ6によって上面側からプラネタリドーム4に押し付けるよう圧力が加えられている。しかし、本来、この板バネ6は治具5が穴41から抜け落ちるのを防止するために設けられたものであり、穴41の中での治具5の細動を止めるものではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の厚みの比較的厚い半導体ウェハを使用している場合には、治具がプラネタリドームの穴の中で細動しても大して問題にならなかった。しかし、半導体ウェハの薄型化が要求され、極めて薄い半導体ウェハが使用されるようになるにつれて治具の細動が無視出来なくなってきた。つまり、半導体ウェハへの蒸着処理は数時間に亘って行われる。この間ずっと治具5が穴41の中で細動するとなると、治具5に装着された半導体ウェハ1に繰り返し応力が加わり、他の要因と相まって、クラックや欠けなどの不具合を生じる恐れが出てきたのである。
そこで本発明は、治具の細動を抑制し、これにより半導体基板に不具合が生じにくい半導体基板の取り付け構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための方法】
上記目標を達成するための本発明による半導体基板の取り付け構造は、その一端が真空蒸着処理装置に固定され、その一端から離れた位置に切り欠き部が設けられると共に、その一端と切り欠き部の間に側面形状がS字状に曲げ加工を施されて当接部と弾性部が形成された複数の板バネと、その内側の窓の中に収納する形態で半導体基板が装着されるフレーム部品と、そのフレーム部品の窓の一方の開口部を蓋するようにフレーム部品に組み付けられるホルダ部品からなる治具とを具備している。ホルダ部品の半導体基板と対向する面と反対側の面に複数の突起が設けられており、複数の板バネの切り欠き部をそれぞれ異なった突起と嵌合させながら、治具に板バネの当接部を当接させ、板バネの弾性部の弾性を利用して半導体基板を治具と共に真空蒸着処理装置の所定位置に保持することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
治具の半導体基板の被蒸着処理面が露出する面と異なる面、具体的には上面、に複数の突起を設ける。また蒸着処理装置の所定位置に、その一端が固定された複数の板バネを設ける。ここで板バネは、固定される一端から離れた位置に切り欠き部を設けたものとする。
治具を蒸着処理装置上に据付けた後、複数の板バネによって治具を蒸着処理装置に押し付けるようにして治具を保持する。ここで、治具の複数の突起と複数の板バネの切り欠き部をそれぞれ嵌合させるようにし、なおかつそれぞれの板バネが異なる位置で治具を保持するように構成する。
【0009】
【実施例】
治具の細動を抑制できる本発明による半導体基板の取り付け構造を図1に示した。また、本発明による半導体基板の取り付け構造を実施するに当たって使用される治具及び板バネの具体的形状をそれぞれ図2、図3に示した。
図1において、半導体ウェハ1はフレーム21とホルダ22からなる治具2に装着されている。ここで治具2は、フレーム21の窓の中に半導体ウェハ1を収納した後、その窓の一方の開口部にホルダ22を組み付けた構造となっている。また、穴41に装填されるようにプラネタリドーム4に治具2が据付けられている。これらの点については従来の取り付け構造(図4)と同じである。
【0010】
さらに図1の取り付け構造では、図2にも示すように、ホルダ22の上面(半導体ウェハ1と対向する面と反対側の面)に複数の突起23a、23bが設けられている。また、プラネタリドーム4にその一端が固定された複数の板バネ3A、3Bが設けられ、各板バネ3A、3Bの当該一端から離れた所定位置には切り欠き部31a、31bが設けられている。そして治具2は、突起23aと切り欠き部31a、突起23bと切り欠き部31bがそれぞれ嵌合され、なおかつ、それぞれ異なる位置で当接する各板バネ3A、3Bによって保持されている。
【0011】
板バネ3A、3Bの構造について説明を補足すると、板バネ3A、3Bとして使用される板バネ3は、図3に示すように、その一端側にねじ止め固定用の穴32が設けられ、穴32から離れた位置に切り欠き部31が設けられている。穴32と切り欠き部31の間には、側面形状がほぼS字状になるような曲げ加工が施され、ホルダ22の上面と当接する当接部33と、バネとしての弾性を得るための弾性部34が形成されている。
以上のようにした本発明による半導体基板の取り付け構造では、各板バネ3A、3Bがクッションのように作用し、プラネタリドーム4の穴41の中での治具2の細動を抑制する。
【0012】
例えば、プラネタリドーム4に治具2を据え付け、各板バネ3A、3Bによって治具2を保持した状態では、板バネ3A、3Bの各部位にかかる応力はある種の均衡状態となっている。ここで、治具2の細動に伴って突起23a、23bの位置が変化すると、板バネ3A、3Bの各部位にかかる応力が変化し、均衡状態が崩れる。すると各板バネ3A、3Bは応力の均衡状態を回復しようとして突起23a、23bの位置、すなわち治具2の位置を元に戻そうとする。このとき、各板バネ3A、3Bが運動エネルギーを吸収するような形で治具2の細動を抑制することになる。
【0013】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明による半導体基板の取り付け構造では、その上面側に複数の突起が設けられた治具と、蒸着処理装置に固定される一端から離れた位置に切り欠き部が設けられた複数の板バネを使用する。そして、治具を蒸着処理装置上に据付けた後、治具の複数の突起と複数の板バネの切り欠き部をそれぞれ嵌合させ、それぞれの板バネが異なる位置で治具を蒸着処理装置に押し付けるようにして保持することを特徴としている。
このような本発明によれば、各板バネがクッションのように作用し、運動エネルギーを吸収するような形で治具の細動を抑制する。その結果、治具に装着される半導体基板が極めて薄いものであっても、その半導体基板に不具合が生じにくい半導体基板の取り付け構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による半導体基板の取り付け構造の概略図。
【図2】 本発明による半導体基板の取り付け構造を実施するに当たって使用される治具の外形図。
【図3】 本発明による半導体基板の取り付け構造を実施するに当たって使用される板バネの外形図。
【図4】 従来の半導体基板の取り付け構造の概略図。
【符号の説明】
1:半導体ウェハ 2:治具 21:フレーム 22:ホルダ 23a、23b:突起 3、3A、3B:板バネ 31、31a、31b:切り欠き部 4:プラネタリドーム 41:穴

Claims (2)

  1. 治具に装着された半導体基板を該治具と共に真空蒸着処理装置の所定位置に取り付けるための構造であって、
    その一端が該真空蒸着処理装置に固定され、該一端から離れた位置に切り欠き部が設けられると共に、該一端と該切り欠き部の間に側面形状がS字状に曲げ加工を施されて当接部と弾性部が形成された複数の板バネと
    その内側の窓の中に収納する形態で該半導体基板が装着されるフレーム部品と、該フレーム部品の窓の一方の開口部を蓋するように該フレーム部品に組み付けられるホルダ部品からなる該治具とを具備し、
    該ホルダ部品の該半導体基板と対向する面と反対側の面に複数の突起が設けられており、
    該複数の板バネの切り欠き部をそれぞれ異なった該突起と嵌合させながら、該治具に該板バネの当接部を当接させ、該板バネの弾性部の弾性を利用して該半導体基板を該治具と共に該所定位置に保持することを特徴とする半導体基板の取り付け構造。
  2. 前記真空蒸着処理装置がプラネタリドームを有し、前記半導体基板および前記治具は該プラネタリドーム上に取り付けられ、前記板バネの一端は該プラネタリドームに固定されることを特徴とする、請求項1に記載した半導体基板の取り付け構造。
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