JP7038013B2 - 基板支持機構 - Google Patents
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Description
このため、基板を取り出す際に、基板に対する吸熱部の吸着を回避することが可能な、基板支持機構の開発が期待されていた。
真空処理装置の内部空間に配置され、被処理体である基板を内在し保持する基板支持機構であって、
被処理面を露出させて前記基板を保持する第一支持部と、
前記第一支持部に設けられた開口部の周縁に沿って配されるリング状の中間支持部と、
前記中間支持部は被処理面として機能する前記基板の表面の外周域と接して該基板を支持する鍔状の第一部位、及び、前記第一支持部の裏面と接する鍔状の第二部位を備え、該第一部位に載置された該基板の裏面と接して配される平板状の吸熱部とを含み、
前記吸熱部は、前記基板の裏面の外周域と接する第一吸熱部、及び、前記第一吸熱部と重なり接する面を有する部位Aと前記基板の裏面の中央域と接する面を有する部位Bからなる第二吸熱部に、分割可能に構成されている、ことを特徴とする。
前記部位Aは前記切欠部を複数備え、該切欠部が互いに対向した位置に配されていることが好ましい。
前記第二吸熱部において、前記第一吸熱部の裏面と接する鍔状の第二部位が、その端部に該第一支持部の裏面と離間する楔状の空隙を、さらに備えることが好ましい。
したがって、本発明は、真空処理装置において被処理体である基板を内在し保持するとともに、基板を取り出す際に、基板に対する吸熱部の吸着を回避することが可能な、基板支持機構をもたらす。
図3に示すように、基板支持機構SSMは、被処理面を露出させて前記基板を保持する(たとえば、ドーム状の)第一支持部Dと、この第一支持部Dに設けられた開口部の周縁に沿って配されるリング状の中間支持部ISとを有する。第一支持部Dや中間支持部ISとしては、たとえばSUS等が用いられる。
吸熱部Hは、前記基板の裏面の外周域と接する第一吸熱部HO、及び、前記第一吸熱部と重なり接する面を有する部位Aと前記基板の裏面の中央域と接する面を有する部位Bからなる第二吸熱部HIから構成されている。第一吸熱部HOと第二吸熱部HIは、分割可能に構成されている。
基板Wの裏面の外周域WBSOは、第一吸熱部HOの表面HOUと接し、基板Wの裏面の中央域WBSIは、第二吸熱部HIの中央域にある表面HIU1と接する。さらに、第二吸熱部HIの外周域にある表面HIU2は、第一吸熱部HOの裏面HOBと接して重ねて配置される。
このように分割可能することにより、後述するように、吸熱部を二段階に分けて取り外すことができる。
まず、第一支持部Dの開口部に設けた中間支持部ISに向けて、真空ピンセットVTに吸着保持された、基板Wを降下させる(図4A、図4B)。矢印a1は基板Wの降下方向を示す。
次に、真空ピンセットVTに吸着保持された、リング状の第一吸熱部HOを基板Wの裏面に向けて降下させる(図4C)。矢印a2は第一吸熱部HOの降下方向を示す。
さらに、不図示のロボットハンドに支持された、第二吸熱部HIを、第一吸熱部HOの裏面及び基板Wの裏面に向けて降下させる(図4D)。矢印a3は第二吸熱部HIの降下方向を示す。
図4A~図4Eの一連の操作により、図1及ぶ図3に示した基板支持機構SSMが得られる(図4E)。
まず、図4E(図1及ぶ図3)に示した基板支持機構SSMから上方に向けて第二吸熱部HIを取り外す(図5A、図5B)。矢印b1は第二吸熱部HIの上昇方向を示す。
次に、真空ピンセットVTに吸着保持された、リング状の第一吸熱部HOを基板Wの裏面から上方に向けて取り外す(図5C)。矢印b2は第一吸熱部HOの上昇方向を示す。
次に、真空ピンセットVTに吸着保持された、基板Wを上方に向けて取り出す(図5D)。矢印b3は基板Wの上昇方向を示す。
最後に、必要に応じて、第一支持部Dから中間支持部ISを取り外す(図5E)。
図5A~図5Dの一連の操作により、図4E(図1及ぶ図3)に示した基板支持機構SSMから、成膜後の基板Wを取り出す(回収する)ことができる。
本発明の基板支持機構SSMであれば、第二吸熱部HIを取り外す際に、第一吸熱部HOが基板Wの裏面に残存しているので、第二吸熱部HIに基板Wが吸着する問題が解消される。
図8は、従来の基板支持機構SSMZ(SSM)の一例を示す模式断面図である。従来の基板支持機構SSMZは、吸熱部Hが一体をなす構成である点のみ、上述した本発明の基板支持機構(図3)と異なる。
図9A~図9Cは、図8の基板支持機構に基板W及び吸熱部Hを取り付ける手順を示す模式断面図である。取り付ける手順においては、本発明の基板支持機構(図3)と同様に何ら問題は生じない。
図10A~図10Dは、図8の基板支持機構から基板W及び吸熱部Hを取り外す手順を示す模式断面図である。図10A~図10Cに示すように、吸熱部Hを取り外すために上方へ移動させる(d1→d2)と、吸熱部Hに吸着した基板Wが、吸熱部Hと一緒に移動する。そして、吸着が弱いと、移動(上昇)中の吸熱部Hから基板Wが離脱し、落下するという問題が生じる。図10Dに示した小さな矢印は、基板Wの落下を表している。この落下は不意に生じる現象であり、制御することは困難であった。
図6の基板支持機構は、第一吸熱部HOが、中間支持部ISを構成する第二部位ISOの裏面と接する鍔状の部位HOT2をさらに備える点のみ、図3の基板支持機構と異なる。
このような鍔状の部位HOT2を有することにより、第一吸熱部HOは、第一吸熱部HOは基板Wの裏面に加えて、中間支持部ISを構成する第二部位ISOの裏面とも、接触した状態が得られる。ゆえに、第二吸熱部HIが上方に取り外される場合に、これに逆らうように第一吸熱部HOは、基板Wを抑えるように働く力を増やすことができる。
したがって、図6の構成によれば、第一吸熱部HOを取り出す際に、基板に対する吸熱部の吸着を一段と回避することが可能な、基板支持機構が得られる。
図7の基板支持機構は、第二吸熱部HIにおいて、第一吸熱部HOの裏面と接する鍔状の第二部位が、その端部に該第一支持部の裏面と離間する楔状の空隙HIU3をさらに備える点のみ、図6の基板支持機構と異なる。
このような楔状の空隙HIU3を有することにより、適当な治具(不図示)を楔状の空隙HIU3に挿入し、梃子の原理を用いて、第一吸熱部HOの裏面から第二吸熱部HIが外れるように操作することが可能となる。
したがって、図7の構成によれば、第二吸熱部HIを取り外す作業が、さらに容易となる、基板支持機構が得られる。
Claims (5)
- 真空処理装置の内部空間に配置され、被処理体である基板を内在し保持する基板支持機構であって、
被処理面を露出させて前記基板を保持する第一支持部と、
前記第一支持部に設けられた開口部の周縁に沿って配されるリング状の中間支持部と、
前記中間支持部は被処理面として機能する前記基板の表面の外周域と接して該基板を支持する鍔状の第一部位、及び、前記第一支持部の裏面と接する鍔状の第二部位を備え、該第一部位に載置された該基板の裏面と接して配される平板状の吸熱部とを含み、
前記吸熱部は、前記基板の裏面の外周域と接する第一吸熱部、及び、前記第一吸熱部と重なり接する面を有する部位Aと前記基板の裏面の中央域と接する面を有する部位Bからなる第二吸熱部に、分割可能に構成されている、
ことを特徴とする基板支持機構。 - 前記第二吸熱部を構成する前記部位Aは、前記第一吸熱部が局所的に覗き見えるような切欠部を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の基板支持機構。 - 前記部位Aは前記切欠部を複数備え、該切欠部が互いに対向した位置に配されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の基板支持機構。 - 前記第一吸熱部が、前記中間支持部を構成する第二部位の裏面と接する鍔状の部位をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の基板支持機構。 - 前記第二吸熱部において、前記第一吸熱部の裏面と接する鍔状の第二部位が、その端部に該第一支持部の裏面と離間する楔状の空隙を、さらに備える、
ことを特徴とする請求項4に記載の基板支持機構。
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JP2018122110A JP7038013B2 (ja) | 2018-06-27 | 2018-06-27 | 基板支持機構 |
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Citations (3)
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US20020000547A1 (en) | 2000-05-26 | 2002-01-03 | Nisshinbo Industries, Inc., | Silicon/graphite composite ring for supporting silicon wafer, and dry etching apparatus equipped with the same |
JP2003133396A (ja) | 2001-10-22 | 2003-05-09 | Toko Inc | 固定具 |
JP2012156196A (ja) | 2011-01-24 | 2012-08-16 | Stanley Electric Co Ltd | サセプタ装置および気相成長装置 |
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