JP7038013B2 - 基板支持機構 - Google Patents

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本発明は、真空処理装置において被処理体である基板を内在し保持する基板支持機構に係る。より詳細には、基板を取り出す際に、基板に対する吸熱部の吸着を回避することが可能な、基板支持機構に関する。
近年、蒸着やスパッタ、CVD等の真空処理装置において、被処理体である基板を同時に、多数枚処理するために、枚葉式の基板支持機構が採用されている。このような基板支持機構においては、各基板ごとに、たとえば均質な被膜を得るためには、基板面内における温度を均一に保つことが必要とされている。従来、処理中の基板面内の温度を所望の温度に保つために、基板の裏面側にヒートシンクと呼称される吸熱部が配置されていた(特許文献1、2)。
ヒートシンクは基板の裏面(非処理面)側に接触するように配置され、たとえば被膜が形成される基板の表面(処理面)の温度を均一に保つように機能する。このため、特許文献1,2に開示されるように、ヒートシンクは一体をなす物体が好適に用いられていた。ゆえに、基板の表面に対して、たとえば成膜処理時には、減圧雰囲気において、ヒートシンクは基板の裏面(非処理面)に接して保持された状態にある。成膜処理が終了した基板を取り出す場合は、大気圧雰囲気において、まず基板の裏面側にあるヒートシンクを取り除き、次いで基板を取り出す作業が行われる。
基板をセッティングする(取り付ける)場合は、大気圧雰囲気において、基板とこれに重ねて設けるヒートシンクは何れも室温であり、個別に取り扱うことが容易である。しかしながら、基板をリリースする(取り外す)場合は、注意を要する。なぜならば、減圧雰囲気から大気圧雰囲気に戻った基板とヒートシンクは、減圧下における成膜履歴や熱履歴などの影響を受け、基板とヒートシンクが吸着した状態になっている場合がある。このような状態にあるヒートシンクを取り出すと、ヒートシンクに吸着した基板も一緒に取り外すことになる。
ヒートシンクに対する基板の吸着力が小さいと、ヒートシンクを取り出す作業中に、ヒートシンクから基板が脱落し、基板を毀損する虞があった。逆に、ヒートシンクに対する基板の吸着力が大きいと、基板をヒートシンクから剥がし取るために、基板とヒートシンク間に外力を加えた際に、基板を毀損する虞があった。
このため、基板を取り出す際に、基板に対する吸熱部の吸着を回避することが可能な、基板支持機構の開発が期待されていた。
特開平9-115835号公報 特開2001-203231号公報
本発明は、このような従来の実情に鑑みて考案されたものであり、真空処理装置において被処理体である基板を内在し保持するとともに、基板を取り出す際に、基板に対する吸熱部の吸着を回避することが可能な、基板支持機構を提供することを目的とする。
本発明に係る基板支持機構は、
真空処理装置の内部空間に配置され、被処理体である基板を内在し保持する基板支持機構であって、
被処理面を露出させて前記基板を保持する第一支持部と、
前記第一支持部に設けられた開口部の周縁に沿って配されるリング状の中間支持部と、
前記中間支持部は被処理面として機能する前記基板の表面の外周域と接して該基板を支持する鍔状の第一部位、及び、前記第一支持部の裏面と接する鍔状の第二部位を備え、該第一部位に載置された該基板の裏面と接して配される平板状の吸熱部とを含み、
前記吸熱部は、前記基板の裏面の外周域と接する第一吸熱部、及び、前記第一吸熱部と重なり接する面を有する部位Aと前記基板の裏面の中央域と接する面を有する部位Bからなる第二吸熱部に、分割可能に構成されている、ことを特徴とする。
本発明に係る基板支持機構において、前記第二吸熱部を構成する前記部位Aは、前記第一吸熱部が局所的に覗き見えるような切欠部を備えることが好ましい。
前記部位Aは前記切欠部を複数備え、該切欠部が互いに対向した位置に配されていることが好ましい。
本発明に係る基板支持機構において、前記第一吸熱部が、前記中間支持部を構成する第二部位の裏面と接する鍔状の部位をさらに備えることが好ましい。
前記第二吸熱部において、前記第一吸熱部の裏面と接する鍔状の第二部位が、その端部に該第一支持部の裏面と離間する楔状の空隙を、さらに備えることが好ましい。
本発明の基板支持機構においては、前記吸熱部が、前記基板の裏面の外周域と接する第一吸熱部、及び、前記第一吸熱部と重なり接する面を有する部位Aと前記基板の裏面の中央域と接する面を有する部位Bからなる第二吸熱部に、分割可能に構成されている。これにより、基板を取り出す際に、まず吸熱部を構成する第二吸熱部のみ取り外した後に、吸熱部を構成する第一吸熱部を取り外すことができる。すなわち、基板の裏面の中央域と接する第二吸熱部を取り外すステップでは、第一吸熱部が基板の外周域に接して残存しているので、第二吸着部と基板の裏面が吸着する問題は解消する。次いで、第一吸熱部を取り外す際には、基板の裏面と接触する残りの面積が減少している。ゆえに、第一吸着部は基板の裏面に殆ど吸着せず、基板の裏面から第一吸熱部を容易に取り外すことができる。よって、吸熱部(第一吸熱部と第二吸熱部)を取り外した後、基板のみを確実に取り出すことができる。
したがって、本発明は、真空処理装置において被処理体である基板を内在し保持するとともに、基板を取り出す際に、基板に対する吸熱部の吸着を回避することが可能な、基板支持機構をもたらす。
真空処理装置の模式断面図。 第一支持部を真空処理装置の上方から観た模式平面図。 基板支持機構の第一構成例を示す模式断面図。 図3の基板支持機構に基板及び吸熱部を取り付ける手順を示す模式断面図。 図4Aの次工程を示す模式断面図。 図4Bの次工程を示す模式断面図。 図4Cの次工程を示す模式断面図。 図4Dの次工程を示す模式断面図。 図3の基板支持機構から基板及び吸熱部を取り外す手順を示す模式断面図。 図5Aの次工程を示す模式断面図。 図5Bの次工程を示す模式断面図。 図5Cの次工程を示す模式断面図。 図5Dの次工程を示す模式断面図。 基板支持機構の第二構成例を示す模式断面図。 基板支持機構の第三構成例を示す模式断面図。 従来の基板支持機構の一例を示す模式断面図。 図8の基板支持機構に基板及び吸熱部を取り付ける手順を示す模式断面図。 図9Aの次工程を示す模式断面図。 図9Bの次工程を示す模式断面図。 図8の基板支持機構から基板及び吸熱部を取り外す手順を示す模式断面図。 図10Aの次工程を示す模式断面図。 図10Bの次工程を示す模式断面図。 図10Cの次工程を示す模式断面図。
以下では、本発明の一実施形態に係る基板支持機構、及び、この基板支持機構に基板及び吸熱部を取り付ける手順、並びに、この基板支持機構から基板及び吸熱部を取り外す手順、について図面に基づいて説明する。
図1は、真空処理装置Cの模式断面図である。ここでは、真空処理装置が蒸着法による成膜装置の例について述べる。真空処理装置Cの内部空間CSは、所望の排気手段Pにより減圧可能とされている。内部空間の下方には、蒸着源として蒸着部材GMを内在する坩堝Gが配置されている。坩堝Gから観て、シャッターSTを介した内部空間の上方には、複数の基板支持機構SSMが、被処理面を露出させて前記基板を保持する第一支持部Dに設けられている。基板支持機構SSMは、真空処理装置Cの内部空間CSに配置され、被処理体である基板Wを内在し保持する。なお、第一支持部Dとしては、前記基板の処理面側が凹形状の表面を有するドーム状のものが好適に用いられる。
シャッターSTは回転軸A2に支持されており、坩堝Gの上空を開閉することにより、坩堝Gから基板支持機構へ向かう蒸着部材の通過、あるいは遮断を制御する。ここで、矢印R2は回転軸A2の回転方向を示す。
図2は、第一支持部Dを真空処理装置Cの上方から観た模式平面図である。図1及び図2に示すように、第一支持部Dは回転軸A1により回転可能に支持されている。ここで、矢印R1は回転軸A1の回転方向を示す。図2は、第一支持部Dに4つの基板支持機構SSM1~SSM4(SSM)が配置された構成例である。
図1及び図2では、1つの第一支持部Dに対して4つの基板支持機構を設けた例で説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。真空処理装置Cの内部空間CSに、2つ以上の第一支持部Dが配置される場合や、1つの第一支持部Dに対して、4つ以外の数の基板支持機構SSMが配置される場合にも、本発明の基板支持機構SSMは適用可能である。
図3は、基板支持機構SSMの第一構成例を示す模式断面図である。
図3に示すように、基板支持機構SSMは、被処理面を露出させて前記基板を保持する(たとえば、ドーム状の)第一支持部Dと、この第一支持部Dに設けられた開口部の周縁に沿って配されるリング状の中間支持部ISとを有する。第一支持部Dや中間支持部ISとしては、たとえばSUS等が用いられる。
基板支持機構SSMを構成する中間支持部ISは、被処理面として機能する基板Wの表面の外周域と接して該基板を支持する鍔状の第一部位ISI、及び、第一支持部Dの裏面と接する鍔状の第二部位ISOを備える。第一部位ISIと第二部位ISOは第三部位ISSにより接続されており、第三部位ISSは第一支持部Dに設けられた開口部の内側面に沿って配置される。
また、基板支持機構SSMは、中間支持部ISの第一部位ISIに載置された基板Wの裏面と接して配される平板状の吸熱部(ヒートシンク)Hを備える。
吸熱部Hは、前記基板の裏面の外周域と接する第一吸熱部HO、及び、前記第一吸熱部と重なり接する面を有する部位Aと前記基板の裏面の中央域と接する面を有する部位Bからなる第二吸熱部HIから構成されている。第一吸熱部HOと第二吸熱部HIは、分割可能に構成されている。
上記構成により、基板支持機構SSMに内在された基板Wの表面は、中間支持部ISの第一部位ISIによって支持された(覆われた)領域が蒸着されず遮蔽される。これに対して、第一部位ISIの開口部に位置する、基板Wの表面の残りの領域(基板Wの中央域)には、成膜が行われる。
また上記構成により、基板支持機構SSMに内在された基板Wの裏面は、その全域に亘って、分割可能な第一吸熱部HOと第二吸熱部HIからなる吸熱部Hと接する。
基板Wの裏面の外周域WBSOは、第一吸熱部HOの表面HOUと接し、基板Wの裏面の中央域WBSIは、第二吸熱部HIの中央域にある表面HIU1と接する。さらに、第二吸熱部HIの外周域にある表面HIU2は、第一吸熱部HOの裏面HOBと接して重ねて配置される。
第一吸熱部HOの厚みを含むように、第二吸熱部HIの厚みを調整することにより、吸熱部Hは所望の厚みを有するものとなる。第一吸熱部HOと第二吸熱部HIを同一の部材(熱伝導性に優れ軽量な部材、たとえばアルミニウム等)で構成することにより、基板Wの裏面に接する一定の厚さからなる吸熱部Hを設けることができる。
このように分割可能することにより、後述するように、吸熱部を二段階に分けて取り外すことができる。
また図3に示すように、第二吸熱部HIを構成する前記部位Aは、すなわち、第一吸熱部HOと重なり接する面を有する部位Aは、この第一吸熱部HOが局所的に覗き見えるような切欠部N(図3に点線で描写する部位:Notch)を備えることが好ましい。この切欠部Nを有することにより、基板Wの裏面の外周域WBSOに接する第一吸熱部HOを残しながら、基板Wの裏面の中央域WBSIに接する第二吸熱部HIを基板から取り外す作業が容易となる。
さらに、前記部位Aは切欠部Nを複数備え、この切欠部Nが互いに対向した位置に配されていることが好ましい。図3に示すように、2つ切欠部N1、N2(N)が互いに対向した位置に設けられることにより、たとえば、ロボットハンドが2本の指を各々、2つの切欠部N1、N2(N)に引っかけて、第二吸熱部HIのみを摘まみ出す作業が安定して可能となる。
以下では、図4A~図4Eを用い、図3の基板支持機構に基板及び吸熱部を取り付ける手順(セットアップ)について説明する。
まず、第一支持部Dの開口部に設けた中間支持部ISに向けて、真空ピンセットVTに吸着保持された、基板Wを降下させる(図4A、図4B)。矢印a1は基板Wの降下方向を示す。
次に、真空ピンセットVTに吸着保持された、リング状の第一吸熱部HOを基板Wの裏面に向けて降下させる(図4C)。矢印a2は第一吸熱部HOの降下方向を示す。
さらに、不図示のロボットハンドに支持された、第二吸熱部HIを、第一吸熱部HOの裏面及び基板Wの裏面に向けて降下させる(図4D)。矢印a3は第二吸熱部HIの降下方向を示す。
図4A~図4Eの一連の操作により、図1及ぶ図3に示した基板支持機構SSMが得られる(図4E)。
次いで、図5A~図5Eを用い、図3の基板支持機構から基板及び吸熱部を取り外す手順(リリース)について述べる。
まず、図4E(図1及ぶ図3)に示した基板支持機構SSMから上方に向けて第二吸熱部HIを取り外す(図5A、図5B)。矢印b1は第二吸熱部HIの上昇方向を示す。
次に、真空ピンセットVTに吸着保持された、リング状の第一吸熱部HOを基板Wの裏面から上方に向けて取り外す(図5C)。矢印b2は第一吸熱部HOの上昇方向を示す。
次に、真空ピンセットVTに吸着保持された、基板Wを上方に向けて取り出す(図5D)。矢印b3は基板Wの上昇方向を示す。
最後に、必要に応じて、第一支持部Dから中間支持部ISを取り外す(図5E)。
図5A~図5Dの一連の操作により、図4E(図1及ぶ図3)に示した基板支持機構SSMから、成膜後の基板Wを取り出す(回収する)ことができる。
本発明の基板支持機構SSMであれば、第二吸熱部HIを取り外す際に、第一吸熱部HOが基板Wの裏面に残存しているので、第二吸熱部HIに基板Wが吸着する問題が解消される。
以下では、本発明と比較するために、従来の吸熱部が一体をなす構成について説明する。
図8は、従来の基板支持機構SSMZ(SSM)の一例を示す模式断面図である。従来の基板支持機構SSMZは、吸熱部Hが一体をなす構成である点のみ、上述した本発明の基板支持機構(図3)と異なる。
図9A~図9Cは、図8の基板支持機構に基板W及び吸熱部Hを取り付ける手順を示す模式断面図である。取り付ける手順においては、本発明の基板支持機構(図3)と同様に何ら問題は生じない。
図10A~図10Dは、図8の基板支持機構から基板W及び吸熱部Hを取り外す手順を示す模式断面図である。図10A~図10Cに示すように、吸熱部Hを取り外すために上方へ移動させる(d1→d2)と、吸熱部Hに吸着した基板Wが、吸熱部Hと一緒に移動する。そして、吸着が弱いと、移動(上昇)中の吸熱部Hから基板Wが離脱し、落下するという問題が生じる。図10Dに示した小さな矢印は、基板Wの落下を表している。この落下は不意に生じる現象であり、制御することは困難であった。
図3に示した本発明に係る基板支持機構では、第一吸熱部HOと第二吸熱部HIからなる吸熱部Hを採用したことにより、上述した従来の基板支持機構において不意に発生する問題が解消される。
図6は、基板支持機構の第二構成例を示す模式断面図である。
図6の基板支持機構は、第一吸熱部HOが、中間支持部ISを構成する第二部位ISOの裏面と接する鍔状の部位HOT2をさらに備える点のみ、図3の基板支持機構と異なる。
このような鍔状の部位HOT2を有することにより、第一吸熱部HOは、第一吸熱部HOは基板Wの裏面に加えて、中間支持部ISを構成する第二部位ISOの裏面とも、接触した状態が得られる。ゆえに、第二吸熱部HIが上方に取り外される場合に、これに逆らうように第一吸熱部HOは、基板Wを抑えるように働く力を増やすことができる。
したがって、図6の構成によれば、第一吸熱部HOを取り出す際に、基板に対する吸熱部の吸着を一段と回避することが可能な、基板支持機構が得られる。
図7は、基板支持機構の第三構成例を示す模式断面図である。
図7の基板支持機構は、第二吸熱部HIにおいて、第一吸熱部HOの裏面と接する鍔状の第二部位が、その端部に該第一支持部の裏面と離間する楔状の空隙HIU3をさらに備える点のみ、図6の基板支持機構と異なる。
このような楔状の空隙HIU3を有することにより、適当な治具(不図示)を楔状の空隙HIU3に挿入し、梃子の原理を用いて、第一吸熱部HOの裏面から第二吸熱部HIが外れるように操作することが可能となる。
したがって、図7の構成によれば、第二吸熱部HIを取り外す作業が、さらに容易となる、基板支持機構が得られる。
以上、本発明に係る基板支持機構について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
本発明は、基板支持機構に広く適用可能である。特に、蒸着やスパッタ、CVD等の真空処理装置において、被処理体である基板を同時に、多数枚処理するために、枚葉式の基板支持機構として、本発明は好適である。
D 第一支持部、IS 中間支持部、ISI 第一部位、ISO 第二部位、ISS 第三部位、H 吸熱部、HO 第一吸熱部、HOU 第一吸熱部の表面、HOB 第一吸熱部の裏面、HI 第二吸熱部、HIU1 第二吸熱部の中央域にある表面、HIU2 第二吸熱部の外周域にある表面、SSM(SSM1~SSM4) 基板支持機構、W 基板、WBSO 基板の裏面の外周域、WBSI 基板の裏面の中央域。

Claims (5)

  1. 真空処理装置の内部空間に配置され、被処理体である基板を内在し保持する基板支持機構であって、
    被処理面を露出させて前記基板を保持する第一支持部と、
    前記第一支持部に設けられた開口部の周縁に沿って配されるリング状の中間支持部と、
    前記中間支持部は被処理面として機能する前記基板の表面の外周域と接して該基板を支持する鍔状の第一部位、及び、前記第一支持部の裏面と接する鍔状の第二部位を備え、該第一部位に載置された該基板の裏面と接して配される平板状の吸熱部とを含み、
    前記吸熱部は、前記基板の裏面の外周域と接する第一吸熱部、及び、前記第一吸熱部と重なり接する面を有する部位Aと前記基板の裏面の中央域と接する面を有する部位Bからなる第二吸熱部に、分割可能に構成されている、
    ことを特徴とする基板支持機構。
  2. 前記第二吸熱部を構成する前記部位Aは、前記第一吸熱部が局所的に覗き見えるような切欠部を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の基板支持機構。
  3. 前記部位Aは前記切欠部を複数備え、該切欠部が互いに対向した位置に配されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の基板支持機構。
  4. 前記第一吸熱部が、前記中間支持部を構成する第二部位の裏面と接する鍔状の部位をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の基板支持機構。
  5. 前記第二吸熱部において、前記第一吸熱部の裏面と接する鍔状の第二部位が、その端部に該第一支持部の裏面と離間する楔状の空隙を、さらに備える、
    ことを特徴とする請求項4に記載の基板支持機構。
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