JP3980772B2 - 重量構造物の撤去及び据付方法 - Google Patents

重量構造物の撤去及び据付方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種形態の重量構造物を重量物輸送用車両を用いて撤去したり据え付けたりするために用いる重量構造物の撤去及び据付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、新設の重量構造物の搬入・据付、或いは、既設改造工事においては、既設重量物の撤去・搬出、或いは、搬入・据付が発生する。これらの作業においては、載置フレームの載置面上に重量物を載せて旋回、斜行、横走行等によって全方向に自走でき、かつ、載置フレームの載置面の高さも調整可能な重量物輸送用車両が好んで用いられている。
しかし、このような重量物輸送用車両を用いた撤去・据付作業においては、プラント装置の基礎等の干渉により、重量物輸送用車両の寄りつきが悪い場合において、撤去し輸送すべき重量構造物の重心まで重量物輸送用車両を進入させることができなかった。また、輸送して据え付けるべき重量構造物の所定据付位置での重心まで重量物輸送用車両を進入させることができなかった。
【0003】
近年、このような問題を解決することができる撤去方法として、次の3種類の重量構造物の撤去方法が用いられている。なお、据付方法については、基本的には撤去方法の逆の手順によることになる。
▲1▼ 第1の重量構造物の撤去方法は、既設の重量構造物を小さいブロックに解体して、トラック輸送によってブロックを撤去するというものである。
【0004】
▲2▼ 第2の重量構造物の撤去方法は、図9〜図12に示すように、カウンターウエイト54、55を用いて、重量構造物の一例である既設の建屋51を一体的に撤去するものである。
具体的には、図9及び図10に示すように、重量物輸送用車両52を建屋51の下方の進入可能位置まで進入し、建屋51の重量の一部を重量物輸送用車両52に負担させる。しかし、そのままでは、重量物輸送用車両52に附帯させた重量物昇降装置を駆動しても、建屋51の先端部は基礎53上の重量構造物載置面53aに載置されたままであり、建屋51の先端部を基礎53の重量構造物載置面53aから離すことができない。
従って、図11及び図12に示すように、建屋51の後端部及び重量物輸送用車両52の後端部へそれぞれカウンターウエイト54、55を載置し、カウンターウエイト54により建屋51の全体の重心位置56を重量物輸送用車両52上に位置させ、かつ、カウンターウエイト55により重量物輸送用車両52の車体方向の荷重バランスを取り、その後、建屋51を重量物輸送用車両52によって輸送するようにしている。
【0005】
▲3▼ 第3の重量構造物の撤去方法は、図13〜図16に示すように、柱脚付架台60を用いて、重量構造物の一例である既設の建屋61を一体的に撤去するものである。
具体的には、それぞれ2つの柱脚62と水平ビームからなる門形フレームを長手方向に複数個間隔を開けて配列し、これらの門形フレームの上面同士を大型のH型鋼からなる一対の縦長ビームで連結して柱脚付架台60を形成している。そして、それぞれの縦長ビームの上面に小型のH型鋼からなる第2の横引きレール63を敷設すると共に、建屋61を支持する基礎64の上面に第1の横引きレール65を敷設しており、第1の横引きレール65上に建屋61を支持している。
【0006】
そして、建屋61の撤去作業は、まず、柱脚付架台60を保管している個所に重量物輸送用車両66を移動すると共に柱脚付架台60の下部に進入させ、重量物輸送用車両66に一体的に装備している昇降機構を作動して柱脚付架台60を持ち上げ、床面から離れた状態にする。重量物輸送用車両66を建屋61の近傍まで移動した後、昇降機構を作動して柱脚付架台60を降下し、床面上に接地・仮置きした後、建屋61の後端荷重を柱脚付架台60に載荷する。この時点では、図13及び図14に示すように、建屋61の重心67は重量物輸送用車両66上には位置していない。
【0007】
その後、重量物輸送用車両66の昇降機構により柱脚付架台60を持ち上げ、床面から離れた状態にした後、第1の横引きレール65により荷重の一部を支持しつつ重量物輸送用車両66を建屋61の外側方向に移動し、昇降機構を作動して柱脚付架台60を降下し、床面上に接地する。さらに、重量物輸送用車両66を建屋61側に進入して後、柱脚付架台60を持ち上げ、床面から離れた状態にした後、重量物輸送用車両66を建屋61の外側方向に移動する。上記した操作を繰り返し行うことにより、図15及び図16に示すように、建屋61の重心67を重量物輸送用車両66上に移動させる。
又は、重量物輸送用車両66を移動させることなく、建屋61の先端及び後端の荷重をそれぞれ第1の横引きレール65及び柱脚付架台60上に設けた第2の横引きレール63上にスライドユニットを介して支持しつつ、建屋61を横引き移動させ、重量物輸送用車両66による輸送が可能な範囲に建屋61の重心67が入った後、重量物輸送用車両66の昇降機構を駆動して柱脚付架台60を持ち上げ、柱脚付架台60と共に建屋61を搬出することもできる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した第1〜第3の重量構造物の撤去方法は、それぞれ、未だ、以下の解決すべき課題を有していた。
即ち、第1の重量構造物の撤去方法は、既設の重量構造物を小さくブロックに分割する必要があるため、分割作業に時間を要すると共に、再据付作業にも多大な時間を要し、工程が長くなると共に、作業コストも高くなる。
【0009】
図9〜図12を参照して説明した第2の重量構造物の撤去方法は、カウンターウエイト54、55を建屋51の後端部及び重量物輸送用車両52の後端部にそれぞれ載置するために大型クレーンを要し、その分のコスト増が発生し、かつ、カウンターウエイト54、55の重量分が加算されるため、積載重量増加に対応するべく、重量物輸送用車両52の数を増加する必要があるので、この面からも作業コストが高くなる。
【0010】
図13〜図16を参照して説明した第3の撤去方法は、別途、柱脚付架台60を必要とすると共に、柱脚付架台60の重量分が加算されているため、重量物輸送用車両66の数を増加する必要があるので、作業コストが高くなる。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、重量構造物の撤去作業や据付作業の作業工程の短縮化と工事コストの低減化を図ることができる重量構造物の撤去及び据付方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う第1の発明に係る重量構造物の撤去方法は、床面から隆起した位置に重量構造物設置面を有する基礎上に設置されている重量構造物を、重量物輸送用車両を用いて、基礎から撤去する重量構造物の撤去方法であって、
▲1▼ 基礎の重量構造物設置面上に第1の重量構造物移載用レールを敷設すると共に、重量物輸送用車両上に第2の重量構造物移載用レールを敷設する。
▲2▼ 重量構造物の基礎側部分を第1のスライドユニットを介して第1の重量構造物移載用レール上に支持する。
▲3▼ 重量物輸送用車両を基礎の近傍まで移動して、重量物輸送用車両上に敷設した第2の重量構造物移載用レールを上昇し、重量構造物の重量物輸送用車両側部分を第2のスライドユニットを介して第2の重量構造物移載用レール上に支持させる。
▲4▼ 重量構造物を横引きして、基礎から重量物輸送用車両に向けて、重量構造物の重心が完全に重量物輸送用車両上に位置するまで移動する。その後、
▲5▼ 重量物輸送用車両の第2の重量構造物移載用レールを上昇して重量構造物を基礎から完全に離隔し、所定の個所まで移送することによって行われる。
【0013】
ここで、上記した重量構造物の撤去方法に用いる重量物輸送用車両とは、載置フレームの載置面上に重量物を載せて旋回、斜行、横走行等によって全方向に自走でき、かつ、載置フレームの載置面の高さも所定範囲で調整可能な既に公知の車両をいう。
上記した重量構造物の撤去方法を用いることによって、重量構造物の重心位置まで重量物輸送用車両が進入できない現場において、重量物輸送可能位置と重量構造物の重心位置が大きくずれていても、重量構造物を、専用柱脚付架台やカウンターウエイト等を使用せず、重量物輸送用車両上で重量構造物を横引きさせながら、重量物輸送用車両上の重量物輸送可能位置まで容易に移動させることができる。
【0014】
また、前記重量物輸送用車両の車高変化又は前記第2の重量構造物移載用レールの傾斜をセンサで検出し、この検出出力に基づいて、重量物輸送用車両の長手方向の水平レベルを制御して、重量構造物を基礎から重量物輸送用車両に移載することができる。
即ち、重量物輸送用車両上で直接重量構造物を横引きした場合、重量構造物の重心の移動に伴い、重量物輸送用車両に傾きやたわみが発生し、その影響でスライドユニットへの片当たりや過荷重が発生し、スライドユニットが破損するため、横引き作業を中止せざるを得ない状態になる。しかし、上記した方法で重量物輸送用車両の長手方向の水平レベルを制御することによって、このような重量物輸送用車両の傾きやたわみの発生を確実に防止することができるので、重量構造物を基礎から重量物輸送用車両に容易に移載することができる。
【0015】
前記目的に沿う第2の発明に係る重量構造物の据付方法は、重量物輸送用車両に搭載した重量構造物を、床面から隆起した位置に重量構造物設置面を有する基礎上に据え付ける重量構造物の据付方法であって、
▲1▼ 基礎の重量構造物設置面上に第1の重量構造物移載用レールを敷設すると共に、重量物輸送用車両上に第2の重量構造物移載用レールを敷設し、第2の重量構造物移載用レール上に第2のスライドユニットを介して重量構造物を載置する。
▲2▼ 重量物輸送用車両を基礎の近傍まで移動し、重量構造物の重量物輸送用車両側部分を第2の重量構造物移載用レールに第2のスライドユニットを介して支持すると共に重量構造物の基礎側部分を第1の重量構造物移載用レールに第1のスライドユニットを介して支持させる。
【0016】
▲3▼ 重量構造物を重量物輸送用車両から基礎に向けて横引きし、所定の位置まで移動させ据え付けることによって行われる。
上記した重量構造物の据付方法を用いることによって、所定据付位置での重量構造物の重心位置まで重量物輸送用車両が進入できない現場において、重量物輸送用車両側輸送可能位置と所定据付位置での重量構造物の重心位置が大きくずれていても、重量構造物を、専用柱脚付架台やカウンターウエイト等を使用せず、重量物輸送用車両上で重量構造物を横引きさせながら、重量物輸送用車両から基礎上まで重量構造物を容易に移送して据え付けることができる。
【0017】
ここで、重量物輸送用車両の車高変化又は第2の重量構造物移載用レールの傾斜をセンサで検出し、この検出出力に基づいて、重量構造物移載用レール(重量物輸送用車両)の長手方向の水平レベルを制御しながら、重量構造物を重量物輸送用車両から基礎に移載する。
この場合も、センサの検出出力に基づいて重量物輸送用車両の長手方向の水平レベルを制御して、重量物輸送用車両の傾きやたわみの発生を確実に防止することができるので、重量構造物を重量物輸送用車両から基礎に容易に移送することができる。
また、上記した第1の発明に係る重量構造物の撤去方法及び第2の発明に係る重量構造物の据付方法において、スライドユニットを、重量構造物の下面に、合成樹脂板を積層付着した鋼板を固定することによって構成することによって、基礎から重量物輸送用車両への重量構造物の移送、及び、重量物輸送用車両から基礎への移送をさらに円滑に行うことができ、重量構造物の撤去作業と据付作業をさらに容易に行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
以下、本発明の一実施の形態に係る重量構造物の撤去及び据付方法の各工程を、図1〜図8を参照して説明する。なお、本実施の形態は、重量構造物が建屋10の場合である。
【0019】
まず、図1〜図8を参照して、本発明の一実施の形態に係る重量構造物の撤去・据付方法を用いて撤去又は据え付けされる建屋10の構成、及び、同方法に用いる重量物輸送用車両20の構成について説明する。
図1〜図4に示すように、重量構造物である建屋10は床面11aから隆起した基礎11上に位置する基礎側部分10aと、基礎11から後方にオーバーハング状態に突出する重量物輸送用車両側部分10bとからなる。
そして、建屋10の基礎側部分10aは、基礎11の上面を形成する重量構造物設置面12上に設置した第1の重量構造物移載用レール13上に、第1のスライドユニット14を介して前後方向に移動自在に載置されている。一方、建屋10の重量物輸送用車両側部分10bは、床面11a上に幅方向に間隔を開けて立設されている複数の柱脚11b〜11dによって支持されている。そして、後述するように、重量物輸送用車両側部分10bは、これらの柱脚11b〜11dを切断した後、重量物輸送用車両20の上面に設けた第2の重量構造物移載用レール16上に、第2のスライドユニット15を介して前後方向に移動自在に載置されることになる。
【0020】
ここで、第1及び第2のスライドユニット14、15は、建屋10の下面と、第1、第2の重量構造物移載用レール13、16との摺動摩擦抵抗を低減して横引き力を可及的に小さくするため設けられたものであり、具体的な構成が図6に示されている。
即ち、第1及び第2のスライドユニット14、15は、建屋10を構成する基礎側部分10aと重量物輸送用車両側部分10bの下面にそれぞれ固定されている。第1及び第2のスライドユニット14、15は、実質的に、基礎側部分10aと重量物輸送用車両側部分10bの下面に取付けた補強フレーム10cの下面に鋼板17を取付け、鋼板17の表面に合成樹脂板18を積層付着することによって構成されている。
【0021】
なお、図6に示すように、第2の重量構造物移載用レール16の上面にはステンレス鋼板19が貼着されており、建屋10の下面と、第1、第2の重量構造物移載用レール13、16との摺動摩擦抵抗をさらに低減している。
次に、重量物輸送用車両20の構成について説明する。
図1及び図3に示すように、4台の重量物輸送用車両20が、基礎10の後方に、幅方向に平行間隔をあけて配列されている。
図1、図2、図5及び図6から明らかなように、重量物輸送用車両20は、その載置フレーム21の載置面に重量構造物(本実施の形態では建屋10ということになる。)を載せて、旋回、斜行、横走行等によって全方向に自走でき、かつ、載置面の高さも調整可能な構成を有する。
【0022】
本実施の形態では、図2、図5及び図6に示すように、載置フレーム21の前後左右には多数の車輪22が取付けられ、載置フレーム21の前部には運転席23が設けられている。また、載置フレーム21の載置面上には、幅方向に平行間隔を開けて、長手方向に伸延する状態に、それぞれ対をなす縦長の補強フレーム24、25が2段にわたって載置されており、上段の補強フレーム25上には、対をなす第2の重量構造物移載用レール16が敷設されている。
また、図7及び図8に示すように、重量物輸送用車両20は、第2の重量構造物移載用レール16上に、尺取り虫状に移動自在な横引き装置27を具備している。
【0023】
横引き装置27は、第2の重量構造物移載用レール16上に摺動自在かつ固定可能に取付けられた固定部28と、基部が枢軸29によって固定部28に枢支連結されると共に先部が枢軸30によって建屋10の後部に連結される両引きシリンダ31とから構成されている。そして、固定部28には第1のピン挿通孔32が設けられており、この第1のピン挿通孔32に固定ピンを挿通させた後、固定ピンの挿通端を、第2の重量構造物移載用レール16に長手方向に等ピッチで設けた複数の第2のピン挿通孔のうち所定の第2のピン挿通孔に挿通させることによって、横引き装置27を所定の位置に固定することができる。そして、両引きシリンダ31を尺取り虫状に作動させることによって、建屋10を、基礎11から重量物輸送用車両20に向けて、又は、重量物輸送用車両20から基礎11に向けて、間欠的に移動することができる。
【0024】
重量物輸送用車両20は、図2及び図4に示すように、附帯機器として多数のジャッキからなる車高調整機構33を具備しており、この車高調整機構33を駆動することによって、重量物輸送用車両20の載置フレーム21を上昇して、第2の重量構造物移載用レール16を建屋10の重量物輸送用車両側部分10bに第2のスライドユニット15を介して密着させることができる。
【0025】
図6に示すように、各重量物輸送用車両20の載置フレーム21の一側面の前後端には、重量物輸送用車両20の車高変化を検出するセンサの一例であるレーザー式車高検出センサ35が取付けられている。そして、これらのレーザー式車高検出センサ35と対峙する床面11a上の位置には反射板36が配置されており、反射板36は反射板取付柱37の上端に取付けられている。
かかる構成によって、レーザー式車高検出センサ35からレーザー光線を反射板36に向けて放射し、反射板36によって反射される光線に基づき車高変化を検出することができる。
【0026】
以下、本実施の形態に係る重量構造物の撤去方法について、図1〜図8を参照して説明する。
▲1▼ まず、図1及び図2に示すように、建屋10の先端部(基礎側部分10a)を支持する基礎11の上面を形成する重量構造物設置面12の上に第1の重量構造物移載用レール13を設置した後、建屋10の基礎側部分10aの下部に第1のスライドユニット14を設置し、建屋10の重量の半分程度を第1のスライドユニット14を介して第1の重量構造物移載用レール13で負担させる。また、建屋10の後端部(重量物輸送用車両側部分10b)の下部にも第2のスライドユニット15を設置する。
▲2▼ 次に、図1及び図2に示すように、重量物輸送用車両20を建屋10の後部(基礎11の近傍)へ進入させる。
【0027】
▲3▼ 車高調整機構33を駆動して重量物輸送用車両20の載置フレーム21を上昇し、第2の重量構造物移載用レール16を、建屋10の重量物輸送用車両側部分10bの下面に設けた第2のスライドユニット15に密着させる。この時点で、重量物輸送用車両20に附帯した図示しない荷重測定装置を用いて、予め計算された建屋10の重量物輸送用車両側部分10bの重量分の負荷力を測定し、負担する。これにより、柱脚11b、11c、11dを床面11aから離した際の衝撃力を可及的に低減しつつ、柱脚11b、11c、11dの切断作業を行う。
【0028】
▲4▼ そして、横引き装置27を用いて、建屋10を基礎11から重量物輸送用車両20に向けて横引きすることにより、建屋10を基礎11から重量物輸送用車両20上に移送する。この際、第1及び第2のスライドユニット14、15を用いることによって、建屋10を円滑に移載することができる。
また、この移載作業において、建屋10の重量物輸送用車両20上の荷重点が移動し、時々、第2の重量構造物移載用レール16の長手方向の傾きが変化することになる。しかし、本実施の形態では、これを、レーザー式車高検出センサ35によって検出し、車高調整機構33により、重量物輸送用車両20の前後高さを調整することで、予定の横引き移動距離間において、常に、重量物輸送用車両20上で、第2の重量構造物移載用レール16を常時水平に保つことができる。
なお、移載に際し、第2のスライドユニット15を介して伝えられる荷重点が重量物輸送用車両20の先端部(基礎11側)に偏る場合においては、重量構造物である建屋10の後端側に、仮の支持アーム等を架設し、これに第2のスライドユニット15を固定して、第2の重量構造物移載用レール16で支持する等の方法で、重量物輸送用車両20の後端方向に荷重点を移しておくことにより、横引き開始時の第2の重量物移載用レール16の水平レベル調整を容易に行うことができる。
その結果、偏荷重を防止し、第2のスライドユニット15の負荷を予定通りの荷重にコントロールすることができる。従って、第2のスライドユニット15の破損を防止し、安定した横引き作業を完了し、本来の重量物輸送用車両20の輸送状態にすることが可能となる。
【0029】
▲5▼ 図3及び図4に示すように、横引き装置27を用いて建屋10をさらに横引きし、建屋10の重心点34を重量物輸送用車両20上に完全に位置するまで移行した後、重量物輸送用車両20の第2の重量構造物移載用レール16を上昇して建屋10を基礎11から完全に離隔し、建屋10の転倒防止等の移送時の安定確保の手段を講じた上、重量物輸送用車両20を走行して建屋10を搬出する。
このように、本実施の形態に係る重量構造物の撤去方法を用いることによって、建屋10の基礎側部分10aが隆起した基礎11上に設置されており、建屋10の重心位置34まで重量物輸送用車両20が進入できない現場において、重量構造物輸送可能位置と建屋10の重心位置34が大きくずれていても、建屋10を、専用柱脚付架台やカウンターウエイト等を使用せず、重量物輸送用車両20上で建屋10を横引きしながら、重量物輸送用車両20上の重量構造物輸送可能位置まで容易に移動させることができる。
また、本実施の形態では、レーザー式車高検出センサ35の検出出力に基づいて重量物輸送用車両20の長手方向の水平レベルを制御して、重量物輸送用車両20の傾きやたわみの発生を確実に防止することができるので、建屋10を基礎11から重量物輸送用車両20に容易に移載することができる。
【0030】
次に、本実施の形態に係る重量構造物の据付方法について説明する。
本実施の形態に係る重量構造物の据付方法は、実質的に、上記した建屋10の撤去作業の手順を逆に行うことによって、建屋10の基礎側部分10aを隆起した基礎11上に容易に設置することができる。
即ち、第2の重量構造物移載用レール16上に建屋10を支持した重量物輸送用車両20を基礎11の近傍まで移動する。
レーザー式車高検出センサ35の検出出力に基づいて車高調整機構33を駆動して、第2の重量構造物移載用レール16の長手方向の水平度を確保しながら、横引き装置27によって、建屋10を横引きして、重量物輸送用車両20から基礎11に向けて間欠的に移動する。
上記した横引き動作を繰り返して建屋10の重心34を完全に基礎11上に位置させ、基礎11上の所定位置まで横引きし、建屋10の基礎側部分10aを基礎11に固定すると共に、建屋10の重量物輸送用車両側部分10bを柱脚11b、11c、11dで固定した後、重量物輸送用車両20を下降して建屋10を重量物輸送用車両20から完全に離隔して、据え付けを完了する。
上記した重量構造物の据付方法を用いることによって、重量構造物である建屋10を、専用柱脚付架台やカウンターウエイト等を使用せず、重量物輸送用車両20上で建屋10を横引きさせながら、重量物輸送用車両20から基礎11上まで容易に移送して据え付けることができる。
【0031】
ところで、上記した実施の形態において、建屋10の基礎側部分10a及び重量物輸送用車両側部分10bの移動は、第1及び第2のスライドユニット14、15を用いたスライド移動として説明してきたが、第1及び第2のスライドユニット14、15は、車輪を用いた転動移動ユニットや、重量構造物の円滑な横引き移動可能とするその他の移動ユニットも含むものである。
【0032】
また、本実施の形態では、図6に示すように、重量物輸送用車両20の長手方向の水平制御を行うに際して、重量物輸送用車両20の車高変化又は第2の重量構造物移載用レール16の傾斜をレーザー式車高検出センサ35を用いて検出し、その検出出力に基づいて、車高調整機構33を駆動して行うようにしたが、重量物輸送用車両20の載置フレーム21上に水準器等の傾斜センサを設け、その検出出力に基づいて車高調整機構33を駆動して行うようにすることもできる。
【0033】
以上、本発明を、一実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
【0034】
【発明の効果】
請求項1及び2記載の重量構造物の撤去方法においては、基礎と重量物輸送用車両上にそれぞれ設けた第1及び第2の重量構造物移載用レール上を、重量構造物の基礎側部分と重量物輸送用車両側部分をそれぞれ第1及び第2のスライドユニットを介して重量物輸送用車両に向けて移動し、この横引き動作を繰り返して重量構造物の重心を完全に重量物輸送用車両上に位置させ、その後、重量物輸送用車両を基礎から完全に離隔して所定の個所まで移送する。
従って、重量構造物の重心位置まで重量物輸送用車両が進入できない現場において、重量物輸送用車両上の重量物輸送可能位置と重量構造物の重心位置が大きくずれていても、重量構造物を、専用柱脚付架台やカウンターウエイト等を使用せず、重量物輸送用車両上で重量構造物を横引きさせながら、重量物輸送用車両上の重量物輸送可能位置まで容易に移動させることができ、作業工程の短縮化と工事コストの低減化を図ることができる。
【0035】
請求項2記載の重量構造物の撤去方法においては、重量物輸送用車両の車高変化又は第2の重量構造物移載用レールの傾斜をセンサで検出し、センサの検出出力に基づいて、重量物輸送用車両の長手方向の水平レベルを制御しながら、重量構造物を基礎から重量物輸送用車両に移載するようにしている。
従って、横引き作業において、重量物輸送用車両の傾きやたわみの発生を確実に防止することができるので、重量構造物を基礎から重量物輸送用車両に容易に移載することができる。
【0036】
請求項3及び4記載の重量構造物の据付方法においては、基礎と重量物輸送用車両上にそれぞれ設けた第1及び第2の重量構造物移載用レール上を重量構造物の基礎側部分と重量物輸送用車両側部分をそれぞれ第1及び第2のスライドユニットを介して重量物輸送用車両から基礎に向けて移動し、この横引き動作を繰り返して重量構造物の重心を完全に基礎上に位置させ、その後、重量構造物を基礎上の据付位置まで移送する。
従って、所定据付位置での重量構造物の重心位置まで重量物輸送用車両が進入できない現場において、重量物輸送用車両側輸送可能位置と所定据付位置での重量構造物の重心位置が大きくずれていても、重量構造物を、専用柱脚付架台やカウンターウエイト等を使用せず、重量物輸送用車両上で重量構造物を横引きさせながら、基礎上に容易に移動させることができる。
【0037】
請求項4記載の重量構造物の据付方法においては、重量物輸送用車両の車高の変化又は第2の重量構造物移載用レールの傾斜をセンサで検出し、この検出出力に基づいて、第2の重量構造物移載用レール及びその上に搭載される重量物輸送用車両の長手方向の水平レベルを制御しながら、重量構造物を重量物輸送用車両から基礎に移載するようにしたので、重量物輸送用車両の傾きやたわみの発生を確実に防止することができ、重量構造物を重量物輸送用車両から基礎に容易に移載することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る重量構造物の撤去方法における平面からみた工程説明図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る重量構造物の撤去方法における側面からみた工程説明図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る重量構造物の撤去方法における平面からみた他の工程説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る重量構造物の撤去方法における側面からみた他の工程説明図である。
【図5】図2のI−I線による矢視図である。
【図6】図5の要部拡大図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る重量構造物の撤去方法に用いる重量物輸送用車両に搭載した横引き装置の平面図である。
【図8】同側面図である。
【図9】従来の重量構造物の撤去方法における平面からみた工程説明図である。
【図10】同撤去方法における側面からみた工程説明図である。
【図11】同撤去方法における平面からみた他の工程説明図である。
【図12】同撤去方法における側面からみた他の工程説明図である。
【図13】従来の重量構造物の他の撤去方法における平面からみた工程説明図である。
【図14】同撤去方法における側面からみた工程説明図である。
【図15】同撤去方法における平面からみた他の工程説明図である。
【図16】同撤去方法における側面からみた他の工程説明図である。
【符号の説明】
10 建屋 10a 基礎側部分
10b 重量物輸送用車両側部分 10c 補強フレーム
11 基礎 11a 床面
11b 柱脚 11c 柱脚
11d 柱脚 12 重量構造物設置面
13 第1の重量構造物移載用レール 14 第1のスライドユニット
15 第2のスライドユニット 16 第2の重量構造物移載用レール
17 鋼板 18 合成樹脂板
19 ステンレス鋼板 20 重量物輸送用車両
21 載置フレーム 22 車輪
23 運転席 24 補強フレーム
25 補強フレーム 27 横引き装置
28 固定部 29 枢軸
30 枢軸 31 両引きシリンダ
32 第1のピン挿通孔 33 車高調整機構
34 重心点 35 レーザー式車高検出センサ
36 反射板 37 反射板取付柱

Claims (4)

  1. 床面から隆起した位置に重量構造物設置面を有する基礎上に設置されている重量構造物を、重量物輸送用車両を用いて、該基礎から撤去する重量構造物の撤去方法において、
    前記基礎の重量構造物設置面上に第1の重量構造物移載用レールを敷設すると共に、前記重量物輸送用車両上に第2の重量構造物移載用レールを敷設し、
    前記重量構造物の基礎側部分を第1のスライドユニットを介して前記第1の重量構造物移載用レール上に支持すると共に、
    前記重量物輸送用車両を前記基礎の近傍まで移動して、前記重量物輸送用車両上に敷設した前記第2の重量構造物移載用レールを上昇し、前記重量構造物の重量物輸送用車両側部分を第2のスライドユニットを介して前記第2の重量構造物移載用レール上に支持させ、
    前記重量構造物を横引きして、前記基礎から前記重量物輸送用車両に向けて、前記重量構造物の重心が完全に前記重量物輸送用車両上に位置するまで移動し、
    その後、前記重量物輸送用車両の第2の重量構造物移載用レールを上昇して前記重量構造物を前記基礎から完全に離隔し、所定の個所まで移送するようにしたことを特徴とする重量構造物の撤去方法。
  2. 請求項1記載の重量構造物の撤去方法において、前記重量物輸送用車両の車高変化又は前記第2の重量構造物移載用レールの傾斜をセンサで検出し、該センサの検出出力に基づいて、前記重量物輸送用車両の長手方向の水平レベルを制御しながら、前記重量構造物を前記基礎から前記重量物輸送用車両に移載するようにした重量構造物の撤去方法。
  3. 重量物輸送用車両に搭載した重量構造物を、床面から隆起した位置に重量構造物設置面を有する基礎上に据え付ける重量構造物の据付方法において、
    前記基礎の重量構造物設置面上に第1の重量構造物移載用レールを敷設すると共に、前記重量物輸送用車両上に第2の重量構造物移載用レールを敷設し、
    前記第2の重量構造物移載用レール上に第2のスライドユニットを介して前記重量構造物を載置し、
    前記重量物輸送用車両を前記基礎の近傍まで移動し、前記重量構造物の重量物輸送用車両側部分を前記第2の重量構造物移載用レールに第2のスライドユニットを介して支持すると共に前記重量構造物の基礎側部分を前記第1の重量構造物移載用レールに第1のスライドユニットを介して支持させ、
    前記重量構造物を横引きして前記重量物輸送用車両から前記基礎に向けて、前記重量構造物が前記基礎上の所定位置にいたるまで移動させ、前記重量構造物を据え付けることを特徴とする重量構造物の据付方法。
  4. 請求項3記載の重量構造物の据付方法において、前記重量物輸送用車両の車高変化又は前記第2の重量構造物移載用レールの傾斜をセンサで検出し、該センサの検出出力に基づいて、前記第2の重量構造物移載用レールの長手方向の水平レベルを制御しながら、前記重量構造物を前記重量物輸送用車両から前記基礎上へ移送するようにした重量構造物の据付方法。
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