JP3980678B2 - 刃物位置切り替え制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、広幅の帯状体を所定間隔で配設した複数の刃物によって狭幅に裁断する裁断機において、裁断幅を決定する刃物位置を切り替えるための制御方法に関し、特に詳細には、新たな刃物位置を追加設定する要求に容易に対応できるようにした刃物位置切り替え制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば特開昭63−134193号公報や特開平3−245995号公報に示されるように、広幅の帯状体を送りながら、この帯状体を、該帯状体の送り方向と略直交する方向に延びる軸部材に取り付けられた複数の刃物によって、狭幅に裁断する裁断機が公知となっている。
【0003】
この種の裁断機においては、上記複数の刃物を刃物移動手段により軸部材の軸線方向に移動させて、互いの配置間隔が変わるように刃物位置を変更することにより、帯状体の裁断幅を変えることができる。そして近時は、刃物位置の変更を自動的に行なう裁断機も提案されており、上記各公報にはそのような刃物位置切り替え装置の例が示されている。
【0004】
上述のように刃物位置を自動的に変更する際には、上記各公報にも記載がある通り、複数の刃物のそれぞれを、ある裁断幅を得る刃物位置から別の裁断幅を得る刃物位置に直接的に移動させるのが一般的である。つまり、例えば3種類の裁断幅A、BおよびCが得られるように、a、bおよびcの3つの刃物位置が設定されるものとすると、各刃物を、aからb、aからc、bからc、bからa、cからa、およびcからb、と移動可能に刃物移動手段を制御すれば、裁断幅がどのような順序で変更されても対応可能となる。
【0005】
そして、このように刃物移動手段の駆動を制御する手段としては、上に6通り例示したような刃物移動を行なわせる各プログラムを記憶したものを好適に利用することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このように複数の刃物のそれぞれを、予め定められたプログラムに従って、ある刃物位置から別の刃物位置に直接的に移動させる方法においては、設定すべき裁断幅(つまり刃物位置)を新たに追加したいという要求に対応するのが難しいという問題が認められる。
【0007】
すなわち、求められる裁断幅を一般的にM通りとすると、M通りの刃物位置に関してそれぞれ(M−1)個の別の刃物位置に刃物を移動させるプログラムが必要であるから、プログラム総数はM・(M−1)個となる。そして、新たに裁断幅を1つ追加する場合、プログラム総数は(M+1)・M個となり、新規に作成すべきプログラム数は(M+1)・M−M・(M−1)=2M個となる。
【0008】
例えば、写真感光材料を裁断するための裁断機等においては、裁断幅が40通り程度設定されることもあり、40通りの裁断幅が設定可能であるところにさらに裁断幅を1つ追加設定しようとすると、刃物移動手段の制御プログラムを80通り新たに作成する必要が生じる。そして、このような制御プログラムを新たに作成したならば、それに付随して、各プログラムに基づく制御動作の確認や、各動作の精度を確認する作業も必要になるから、刃物位置の追加設定は多大の時間を費やすものとなってしまうのである。
【0009】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、設定すべき刃物位置を新たに追加する要求に容易に対応できる刃物位置切り替え制御方法を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明による刃物位置切り替え制御方法は、刃物移動手段を制御するプログラムと演算処理とを組み合わせて実行することにより刃物位置の新規追加を容易化したものであって、請求項1に記載の通り、広幅の帯状体を送りながら、この帯状体を、該帯状体の送り方向と略直交する方向に延びる軸部材に取り付けられた複数の刃物によって、狭幅に裁断するように構成された裁断機において、前記複数の刃物を刃物移動手段により前記軸部材の軸線方向に移動させて、互いが所定の等間隔で並ぶn通り(2≦n)の刃物位置のうちの1つに選択的に切り替える場合に、前記複数の刃物の各々を、所与の刃物移動位置情報および移動順情報に基づいて、前記軸部材上においてある位置から別の位置に移動させ、使用刃物枚数を減じる場合は使用しない刃物を固有の原点位置に移動させるように前記刃物移動手段を制御する1通りの刃物移動プログラムを記憶手段に記憶させておき、前記複数の刃物を現刃物位置から次刃物位置に切り替える際に、それら両刃物位置から演算して求めた刃物移動位置情報および移動順情報を前記刃物移動プログラムに与え、該プログラムに基づいて該刃物を現刃物位置から次刃物位置に移動させることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の効果】
本発明の刃物位置切り替え制御方法においては、刃物移動手段を制御する1通りの刃物移動プログラムを記憶手段に記憶させておき、演算して求めた各刃物の移動位置情報および移動順情報を与えた上記プログラムに基づいて刃物移動手段を制御するようにしたから、M通りの既存刃物位置にさらに1通りの新規刃物位置を追加する場合は、刃物を新規刃物位置からM通りの既存刃物位置の各々に移動させるとき、およびM通りの既存刃物位置の各々から新規刃物位置に移動させるときの各刃物の移動位置および移動順(合計2M通りとなる)を演算するだけで新規刃物位置を追加設定できるようになる。
【0015】
このような2M通りの演算は、刃物移動のための新たなプログラムを2M個作成することと比べれば、より簡単に行ない得るものである。したがって、この本発明の第2の刃物位置切り替え制御方法を適用した場合も、刃物位置の追加設定は従来に比べて著しく容易化される。
【0016】
具体的に例示すると、前述のように40通り前後の刃物位置が設定されていてそこにさらに1通りの刃物位置を追加する場合、新規プログラムを2M個(80個前後)作成して対応するにはほぼ1日を要していたが、本発明刃物位置切り替え制御方法によれば、ほぼ1時間を要するだけで同様の刃物位置追加が可能になることもある。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の参考例としての方法により刃物位置を切り替えるように構成された裁断機の側面形状を示すものであり、図2はこの裁断機の刃物取り付け部分の正面形状を示すものである。
【0018】
図示されるようにこの裁断機は、例えば写真用印画紙原反等の広幅の帯状体Hを巻き掛けるパスローラー1、5と、この帯状体Hを図1の矢印A方向に送る図示しない送り手段と、パスローラー1、5間の帯状体Hのそれぞれ上側、下側において該帯状体Hの送り方向と略直交する方向に延びる上刃軸2U、下刃軸2Lと、これら上刃軸2U、下刃軸2Lにそれぞれ軸線方向に移動可能に取り付けられた複数(一例として7個)の上刃ホルダー3U、下刃ホルダー3Lと、各上刃ホルダー3U、下刃ホルダー3Lに各々取り付けられた上刃4U、下刃4Lとを有している。
【0019】
また下刃軸2Lの下方には、矢印B方向に移動可能な下刃自動切替装置6Lが設けられている。一方上刃軸2Uは、図示しない揺動機構により矢印D方向に揺動自在とされ、図1中実線で示す裁断位置と、破線で示す退出位置とのいずれか一方に設定されるようになっている。この退出位置に設定された上刃軸2Uの上方には、矢印C方向に移動可能な上刃自動切替装置6Uが設けられている。
【0020】
上記の下刃自動切替装置6Lは、上刃軸2Uおよび下刃軸2Lと平行に延びる軌道軸7Lに摺動自在に係合して、この軌道軸7Lの軸線方向に移動可能となっている。またこの下刃自動切替装置6Lは、モーター8Lによって正逆回転される軌条軸9Lに螺合しており、この軌条軸9Lが回転すると上記方向に移動する。同様に上刃自動切替装置6Uも、上刃軸2Uおよび下刃軸2Lと平行に延びる軌道軸7Uに摺動自在に係合するとともに、モーター8Uによって正逆回転される軌条軸9Uに螺合しており、軌条軸9Uが回転することにより軌道軸7Uの軸線方向に移動する。なお図2では、軌道軸7Lおよび7Uを省略してある。
【0021】
下刃自動切替装置6Lには、例えば光電管、近接スイッチあるいはリミットスイッチ等からなり下刃ホルダー3Lを検出するホルダー検出手段10Lが取り付けられている。同様に上刃自動切替装置6Uにも、上刃ホルダー3Uを検出するホルダー検出手段10Uが取り付けられている。
【0022】
複数の上刃4Uは上刃軸2U上において互いに等間隔に配置され、また各下刃4Lは、上刃軸2Uが前記裁断位置にある状態下で各上刃4Uとそれぞれ摺接する位置関係に配される。そしてこれらの上刃4Uと下刃4Lとの間を帯状体Hが送られ、そのとき上刃軸2Uと下刃軸2Lが回転されて上刃4Uと下刃4Lとが回転することにより、帯状体Hは所定の狭幅に裁断される。
【0023】
この帯状体Hの裁断幅は、上刃4Uと下刃4Lとで構成される各刃物の間隔によって定まる。そこでこれら複数の刃物の位置を、刃物間隔が変わるように切り替えることにより、裁断幅を変更することができる。この刃物位置の切り替え、つまり上刃4Uと下刃4Lの位置切り替えは、基本的に以下のようにしてなされる。
【0024】
上刃4Uの位置を切り替える際には、まず上刃軸2Uが前記退出位置に設定される。そしてモーター8Uが駆動されて軌条軸9Uが回転することにより、上刃自動切替装置6Uが該軌条軸9Uの軸線方向に移動する。なおモーター8Uの駆動つまり上刃自動切替装置6Uの移動は、例えばマイクロコンピュータ等からなる制御装置90によって制御される。上刃自動切替装置6Uのホルダー検出手段10Uが1つの上刃ホルダー3Uを検出することにより、該上刃自動切替装置6Uが1つの上刃ホルダー3Uと整合する位置に来たと判定されると、制御装置90がモーター8Uを停止させる。
【0025】
次いで上刃自動切替装置6Uが上刃軸2Uに近接する所定位置まで移動し、整合している上刃ホルダー3Uに係合した後、この上刃ホルダー3Uと上刃軸2Uとの固定を解除させる。その後制御装置90がモーター8Uを駆動させることにより、上刃自動切替装置6Uが移動して上刃ホルダー3Uが上刃軸2Uの軸線方向の所定位置に動かされる。次いで上刃自動切替装置6Uが、組み合っている上刃ホルダー3Uを(つまり上刃4Uを)上刃軸2Uに固定させた後、上刃軸2Uから離れる。他の上刃ホルダー3Uも同様にして移動、固定される。
【0026】
なお、以上述べたような上刃自動切替装置6Uの作動も、前記制御装置90によって制御される。また、上刃ホルダー3Uを上刃軸2Uに対して解除可能に固定する機構や、この固定および固定解除を行なう機構としては、例えば前記特開平3−245995号公報に記載されているもの等を用いることができる。
【0027】
下刃4Lの位置切り替えは、下刃軸2Lを上刃軸2Uのように揺動させない点以外は、下刃自動切替装置6Lを用いて同様になされるので、それについては説明を省く。
【0028】
次に、複数の上刃4Uおよび下刃4Lを、ある所定の裁断幅を得る位置(現刃物位置)から、別の裁断幅を得る位置(次刃物位置)に切り替える制御について説明する。なお以下の説明は、上刃4Uおよび下刃4Lが一例として3通りの刃物位置a、b、cに設定されるものとして、上刃4Uの切り替えのみについて行なう。下刃4Lの切り替えも、上刃4Uの切り替えと同様にしてなされる。
【0029】
図3は、上刃軸2U上において設定される上刃4Uの4通りの刃物位置を概略的に示すものである。図中4つ示した上刃軸2Uに各々示されている刃物位置が、上から順に刃物位置a、原点位置、刃物位置b、刃物位置cである。また図中の21〜27、31〜37、41〜47およびG(1)〜(7)は上刃ホルダー3Uの位置を示しており、特にG(1)〜(7)は原点位置である。
【0030】
制御装置90はその記憶手段に、下記の6通りのプログラム11、12、13、14、15、16を記憶している。
【0031】
【表1】
Figure 0003980678
【0032】
【表2】
Figure 0003980678
【0033】
【表3】
Figure 0003980678
【0034】
【表4】
Figure 0003980678
【0035】
【表5】
Figure 0003980678
【0036】
【表6】
Figure 0003980678
【0037】
プログラム11、13、15はそれぞれ、7つの上刃ホルダー3Uを原点位置から刃物位置a、刃物位置b、刃物位置cに移動させる刃物配置プログラムであり、プログラム12、14、16はそれぞれ、7つの上刃ホルダー3Uを刃物位置a、刃物位置b、刃物位置cから原点位置に移動させる刃物原点戻しプログラムである。また各プログラムにおける▲1▼〜▲7▼の数字は、上刃ホルダー3Uの移動操作の手順を示している。すなわち例えばプログラム11においては、まず1番目に原点位置G(1)にある上刃ホルダー3Uが位置21へ移動され、2番目に原点位置G(2)にある上刃ホルダー3Uが位置22へ移動される。
【0038】
制御装置90は、上刃4Uを現刃物位置から別の次刃物位置に切り替える指令が与えられると、その現刃物位置に係る刃物原点戻しプログラムを1つ選択し、それに従って7つの上刃ホルダー3Uをすべて原点位置に戻し、次にその次刃物位置に係る刃物配置プログラムを1つ選択し、それに従って7つの上刃ホルダー3Uを新しい位置に移動させる。つまり、例えば刃物位置aから刃物位置bに切り替える指令が与えられた場合は、まずプログラム12が実行され、次にプログラム13が実行される。
【0039】
以上のようにすると、7つの上刃4Uを刃物位置aから刃物位置bに直接的に移動させる場合に比べると、刃物位置切り替えに要する時間が若干長くなるが、別の裁断幅を得る刃物位置を新規に追加したい要求が生じたとき、それに容易に対応可能となる。すなわちこの場合は、新規に刃物位置dを追加したいとき、その新規刃物位置dに係る刃物配置プログラムと刃物原点戻しプログラムの計2つのプログラムを新しく作成すればよい。それに対して、上刃4Uを2つの刃物位置間で直接的に移動させる場合は、新規に刃物位置dを追加したいとき、先に詳しく説明した通り、計6つのプログラムを新しく作成する必要がある。
【0040】
次に、本発明の実施の形態について説明する。なおこの実施の形態も図1および図2に示した裁断機において実施されるものであり、上刃4Uおよび下刃4Lの移動機構等は既述のものと同様であるので、それらについての重複した説明は省略する。またこの場合も、上刃4Uの移動のみについて説明する。
【0041】
図4は、この実施の形態が実施される際に、上刃軸2U上において設定される上刃4Uの刃物位置を概略的に示すものである。この場合、上刃自動切替装置6Uとモーター8Uの作動を制御する制御装置90(図2参照)はその記憶手段に、下記の1通りの刃物移動プログラム20を記憶している。
【0042】
【表7】
Figure 0003980678
【0043】
制御装置90に裁断幅を切り替える指令が与えられると、この制御装置90に含まれるシーケンサー、コンピューター等の演算手段が、現刃物位置における各上刃4Uの絶対位置X(N)と、次刃物位置における各上刃4Uの絶対位置Y(N)とを演算し、それらの絶対位置のデータをプログラム20に転送する。
【0044】
上記絶対位置X(N)、Y(N)の求め方については後に詳しく説明するが、基本的には、刃物順番をN、現裁断サイズをA、次裁断サイズをB、現使用刃物数をS1、次使用刃物数をS2とすると、絶対位置X(N)はX(N)=f{A,B,N,S1}とA、B、NおよびS1の関数として与えられ、一方絶対位置Y(N)はY(N)=f{A,B,N,S2}とA、B、NおよびS2の関数として与えられる。なお絶対位置X(N)、Y(N)はそれぞれ、図4中で上刃軸2Uの左端側からの距離で規定される。したがって、例えば絶対位置X(N)、Y(N)が大であるほど、上刃4Uの位置は図4中でより右側となる。
【0045】
図4に示した4つの上刃軸2Uのうち、最も上のものは、7つの上刃4Uが現刃物位置aにある状態を示し、一方最も下のものは、7つの上刃4Uが次刃物位置bにある状態を示している。刃物位置をaからbに切り替える際、絶対位置X(1)〜X(7)およびY(1)〜Y(7)のデータがプログラム20に転送されることにより、このプログラム20は下記のようなものとなる。
【0046】
【表8】
Figure 0003980678
【0047】
このようなプログラム20が実行されることにより、図4の上から2番目の上刃軸2Uに示すように、まず絶対位置X(7)にある上刃ホルダー3Uが(つまり上刃4Uが)絶対位置Y(7)に動かされ、次いで同図の上から3番目の上刃軸2Uに示すように、絶対位置X(6)にある上刃ホルダー3Uが絶対位置Y(6)に動かされ、以下同様にして7つの上刃ホルダー3Uが最終的に絶対位置Y(7)、Y(6)、……Y(1)にそれぞれ移動される。
【0048】
次に、上記絶対位置X(1)〜X(7)および絶対位置Y(1)〜Y(7)等の求め方について説明する。なお以下では、7つの上刃4Uのうちのいくつかが裁断に使用されないこともある場合について説明する。まず、制御装置90が行なう初期位置設定、つまり、全ての上刃4Uと下刃4Lとを原点位置に設定する処理について、図5を参照して説明する。なお以下説明する処理も、上刃4U側と下刃4L側とで同様になされるので、上刃4U側を例に挙げて説明する。
【0049】
ステップP1において処理がスタートすると、次にステップP2において、上刃ホルダー3Uの順位を示すポインタNが1に設定されるとともに、上刃軸2Uにセットされている上刃ホルダー3Uの数K(上記の例では7)が設定される。次にステップP3において、上刃自動切替装置6Uのホルダー検出手段10Uにより、1つずつ上刃ホルダー3Uが検出される。なおこの場合は、図4中の最も右側の上刃ホルダー3Uの位置は裁断幅に拘らず不動とされ、また図4中の左側から上刃ホルダー3Uが検出される。
【0050】
ステップP4において、1つの上刃ホルダー3Uが検出されたと判定されると、次にステップP5において、その検出された上刃ホルダー3Uが上刃自動切替装置6Uにより原点位置G(K−N+1)に移動され、そこに固定される。なおこの原点位置G(K−N+1)のカッコ内の数字は、前述した図3の例の場合と同様に、図4中の右側からの原点位置順を示す。また、この「原点位置」そのものも、図3の例と同様のものである。
【0051】
次にステップP6においてK=Nであるか否かが判定され、そうでなければステップP8においてポインタNが1つ繰り上げられ、上記ステップP4以降の処理がなされる。このようにして上刃ホルダー3Uが1つずつ原点位置に移動、固定される。K個全ての上刃ホルダー3Uがそれぞれ固有の原点位置に固定されると、ステップP6においてK=Nと判定されるので、次にステップP7においてフラグTが初期設定を示す「1」にセットされ、ステップP9において初期設定処理が終了する。
【0052】
なお、以上のような初期設定処理は、前述した参考例の方法においても同様になされ得るものである。
【0053】
次に、この初期設定処理後の処理について図6〜9を参照して説明する。図6に示したステップP11において処理がスタートすると、次にステップP12において、現サイズ幅(裁断幅)=A、現サイズにおける上刃ホルダー3Uの使用枚数=S1、次サイズ幅=B、次サイズにおける上刃ホルダー3Uの使用枚数=S2、刃物基準位置=Y、および上刃ホルダー3Uの順位を示すポインタN=0が設定される。
【0054】
次にステップP13においてポインタNが1つ繰り上げられた後、ステップP14において、N番目の上刃ホルダー3Uの絶対位置Y(N)が、刃物基準位置Yおよび次サイズ幅Bに基づいて求められる。次にステップP15において、N=S2であるか否かが判定され、そうでなければ処理は上記ステップP13に戻るので、N=1、2、……S2の絶対位置Y(N)が全て求められる。
【0055】
ステップP15においてN=S2と判定されると、次にステップP16においてフラグT=1であるか否かが判定される。T=1の場合、つまりK個全ての上刃ホルダー3Uが現在それぞれ固有の原点位置に固定されている場合は、正常確認のためにY(1)−G(1)>0であるか否かが判定され、そうでなければステップP22において「システム異常」と判断される。
【0056】
Y(1)−G(1)>0である場合は、次にステップP18においてポインタN=0が設定される。次にステップP19においてポインタNが1つ繰り上げられた後、ステップP20において、N番目の上刃ホルダー3Uの原点位置G(N)、絶対位置Y(N)を各々前記位置W(N)、Z(N)としてプログラム20に転送する処理がなされる。
【0057】
次にステップP21において、N=S2であるか否かが判定され、そうでなければ処理は上記ステップP19に戻るので、N=1、2、……S2の全てに関して、原点位置G(N)を位置W(N)とし、絶対位置Y(N)を位置Z(N)とする処理がなされる。
【0058】
ステップP21においてN=S2であると判定されると、処理は図9に示すステップP71に移行する。このステップP71では、ポインタN=0が設定される。次にステップP72においてポインタNが1つ繰り上げられた後、ステップP73において、N番目の上刃ホルダー3Uの絶対位置Y(N)を現刃物位置X(N)として記憶する処理がなされる。次にステップP74において、N=S2であるか否かが判定され、そうでなければ処理は上記ステップP72に戻るので、N=1、2、……S2の全てに関して、X(N)=Y(N)と記憶する処理がなされる。
【0059】
ステップP74においてN=S2と判定されると、次にステップP75において、フラグTが、各上刃ホルダー3Uが所定の刃物位置にセットされていることを示す「2」にセットされ、ステップP76において刃物位置設定処理が終了する。
【0060】
前述した図6のステップP16において、フラグT=1ではないと判定された場合、処理は図7に示すステップP31に移行する。このステップP31では、フラグT=2であるか否かが判定される。もしそうでなければ、ステップP45において「システム異常」と判断される。
【0061】
ステップP31においてフラグT=2である、つまり各上刃ホルダー3Uが所定の刃物位置にセットされていると判定されると、次にステップP32において、X(2)−Y(2)<0であるか否かが判定される。X(2)−Y(2)<0である場合、つまり裁断幅を小さくするような切り替えの場合は、ステップP33においてポインタN=1が設定され、次にステップP34において、N番目の上刃ホルダー3Uの絶対位置X(N)、絶対位置Y(N)を各々前記位置W(N)、Z(N)としてプログラム20に転送する処理がなされる。
【0062】
次にステップP35においてポインタNが1つ繰り上げられた後、ステップP36において、S1−S2>0であるか否かが判定される。S1−S2>0の場合、つまり刃物使用枚数を減じるような切り替えの場合は、ステップP37においてN=S2+1であるか否かが判定される。ここでN=S2+1であると判定されない限り、処理はステップP37からステップP34に戻されるので、1番目からS2番目の上刃ホルダー3U全てについて、絶対位置X(N)、絶対位置Y(N)を各々前記位置W(N)、Z(N)としてプログラム20に転送する処理がなされる。
【0063】
ステップP37においてN=S2+1と判定されると、次にステップP38において、(S1+S2−N+1)番目の上刃ホルダー3Uの絶対位置X(S1+S2−N+1)、原点位置G(S1+S2−N+1)を各々前記位置W(N)、Z(N)としてプログラム20に転送する処理がなされる。
【0064】
次にステップP39においてポインタNが1つ繰り上げられた後、ステップP40において、N=S1+1であるか否かが判定される。ここでN=S1+1であると判定されない限り、処理はステップP40からステップP38に戻されるので、(S2+1)番目からS1番目の上刃ホルダー3U全てについて、絶対位置X(S1+S2−N+1)、原点位置G(S1+S2−N+1)を各々前記位置W(N)、Z(N)としてプログラム20に転送する処理がなされる。
【0065】
その後、処理は図9に示すステップP71に移行し、前述と同様にしてフラグTが、各上刃ホルダー3Uが所定の刃物位置にセットされていることを示す「2」にセットされ、ステップP76において刃物位置設定処理が終了する。
【0066】
以上により、裁断幅を小さくし、刃物使用枚数をS1からS2に減じるような切り替えの場合は、プログラム20に従って、現刃物位置X(N)にあるS1個の上刃ホルダー3Uのうち、N=1、2、……S2であるS2個の上刃ホルダー3Uがこの順序でそれぞれ固有の次刃物位置Y(N)に移動され、N=S1、S1−1、……S2+1である(S1−S2)個の上刃ホルダー3Uがこの順序でそれぞれ固有の原点位置G(N)に移動されるようになる。
【0067】
一方、ステップP36においてS1−S2>0ではないと判定された場合、つまり刃物使用枚数を増やすような切り替えの場合は、ステップP41においてN=S1+1であるか否かが判定される。ここでN=S1+1であると判定されない限り、処理はステップP41からステップP34に戻されるので、1番目からS1番目の上刃ホルダー3U全てについて、絶対位置X(N)、絶対位置Y(N)を各々前記位置W(N)、Z(N)としてプログラム20に転送する処理がなされる。
【0068】
ステップP41においてN=S1+1と判定されると、次にステップP42において、N番目の上刃ホルダー3Uの原点位置G(N)、絶対位置Y(N)を各々前記位置W(N)、Z(N)としてプログラム20に転送する処理がなされる。
【0069】
次にステップP43においてポインタNが1つ繰り上げられた後、ステップP44において、N=S2+1であるか否かが判定される。ここでN=S2+1であると判定されない限り、処理はステップP44からステップP42に戻されるので、(S1+1)番目からS2番目の上刃ホルダー3U全てについて、原点位置G(N)、絶対位置Y(N)を各々前記位置W(N)、Z(N)としてプログラム20に転送する処理がなされる。
【0070】
その後、処理は図9に示すステップP71に移行し、前述と同様にしてフラグTが、各上刃ホルダー3Uが所定の刃物位置にセットされていることを示す「2」にセットされ、ステップP76において刃物位置設定処理が終了する。
【0071】
以上により、裁断幅を小さくし、かつ刃物使用枚数をS1からS2に増やすような切り替えの場合は、プログラム20に従って、現刃物位置X(N)にあるN=1、2、……S1であるS1個の上刃ホルダー3Uおよび、原点位置G(N)にあるN=S1+1、S1+2、……S2である(S2−S1)個の上刃ホルダー3Uが、N=1、2、……S2の順序でそれぞれ固有の次刃物位置Y(N)に移動されるようになる。
【0072】
他方、図7のステップP32においてX(2)−Y(2)<0でないと判定された場合、つまり裁断幅を大きくするような切り替えの場合、処理は図8に示すステップP51に移行する。このステップP51においては、X(2)−Y(2)>0であるか否かが判定される。もしそうでなければ、ステップP60において「サイズ(裁断幅)切り替えなし」と判断される。
【0073】
ステップP51においてX(2)−Y(2)>0であると判定された場合は、次にステップP52においてポインタN=1が設定された後、ステップP53においてS1−S2>0であるか否かが判定される。S1−S2>0の場合、つまり刃物使用枚数を減じるような切り替えの場合は、ステップP54において(S1−N+1)番目の上刃ホルダー3Uの絶対位置X(S1−N+1)、原点位置G(S1−N+1)を各々前記位置W(N)、Z(N)としてプログラム20に転送する処理がなされる。
【0074】
次にステップP55においてポインタNが1つ繰り上げられた後、ステップP56において、S1−S2=N−1であるか否かが判定される。ここでS1−S2=N−1であると判定されない限り、処理はステップP56からステップP54に戻されるので、S1番目から(S2+1)番目の上刃ホルダー3U全てについて、絶対位置X(S1−N+1)、原点位置Y(S1−N+1)をそれぞれ前記位置W(N)、Z(N)としてプログラム20に転送する処理がなされる。
【0075】
ステップP56においてS1−S2=N−1であると判定されると、次にステップP57において(S1−N+1)番目の上刃ホルダー3Uの絶対位置X(S1−N+1)、絶対位置Y(S1−N+1)を各々前記位置W(N)、Z(N)としてプログラム20に転送する処理がなされる。
【0076】
次にステップP58においてポインタNが1つ繰り上げられた後、ステップP59においてN=S1+1であるか否かが判定される。ここでN=S1+1であると判定されない限り、処理はステップP59からステップP57に戻されるので、S2番目から1番目の上刃ホルダー3U全てについて、絶対位置X(S1−N+1)、絶対位置Y(S1−N+1)を各々前記位置W(N)、Z(N)としてプログラム20に転送する処理がなされる。
【0077】
ステップP59においてN=S1+1であると判定されると、処理は図9に示すステップP71に移行し、前述と同様にしてフラグTが、各上刃ホルダー3Uが所定の刃物位置にセットされていることを示す「2」にセットされ、ステップP76において刃物位置設定処理が終了する。
【0078】
以上により、裁断幅を大きくし、刃物使用枚数をS1からS2に減じるような切り替えの場合は、プログラム20に従って、現刃物位置X(N)にあるS1個の上刃ホルダー3Uのうち、N=S1、S1−1、……S2+1である(S1−S2)個の上刃ホルダー3Uがこの順序でそれぞれ固有の原点位置G(N)に移動され、またN=S2、S2−1、……3、2、1であるS2個の上刃ホルダー3Uがこの順序でそれぞれ固有の次刃物位置Y(N)に移動されるようになる。
【0079】
一方、ステップP53においてS1−S2>0ではないと判定された場合、つまり刃物使用枚数を増やすような切り替えの場合は、ステップP61において(S1+N)番目の上刃ホルダー3Uの原点位置G(S1+N)、絶対位置Y(S1+N)を各々前記位置W(N)、Z(N)としてプログラム20に転送する処理がなされる。
【0080】
次にステップP62においてポインタNが1つ繰り上げられた後、ステップP63において、S2−S1=N−1であるか否かが判定される。ここでS2−S1=N−1であると判定されない限り、処理はステップP63からステップP61に戻されるので、(S1+1)番目からS2番目の上刃ホルダー3U全てについて、原点位置G(S1+N)、絶対位置Y(S1+N)を各々前記位置W(N)、Z(N)としてプログラム20に転送する処理がなされる。
【0081】
ステップP63においてS2−S1=N−1であると判定されると、次にステップP64において(S2−N+1)番目の上刃ホルダー3Uの絶対位置X(S2−N+1)、絶対位置Y(S2−N+1)を各々前記位置W(N)、Z(N)としてプログラム20に転送する処理がなされる。
【0082】
次にステップP65においてポインタNが1つ繰り上げられた後、ステップP66においてN=S2+1であるか否かが判定される。ここでN=S2+1であると判定されない限り、処理はステップP66からステップP64に戻されるので、S1番目から1番目の上刃ホルダー3U全てについて、絶対位置X(S2−N+1)、絶対位置Y(S2−N+1)を各々前記位置W(N)、Z(N)としてプログラム20に転送する処理がなされる。
【0083】
ステップP66においてN=S2+1であると判定されると、処理は図9に示すステップP71に移行し、前述と同様にしてフラグTが、各上刃ホルダー3Uが所定の刃物位置にセットされていることを示す「2」にセットされ、ステップP76において刃物位置設定処理が終了する。
【0084】
以上により、裁断幅を大きくし、刃物使用枚数をS1からS2に増やすような切り替えの場合は、プログラム20に従って、原点位置G(N)にあるN=S1+1、S1+2、……S2である(S2−S1)個の上刃ホルダー3Uがこの順序でそれぞれ固有の次刃物位置Y(N)に移動され、現刃物位置X(N)にあるN=S1、S1−1、……2、1であるS1個の上刃ホルダー3Uがこの順序でそれぞれ固有の次刃物位置Y(N)に移動されるようになる。
【0085】
以上説明した実施の形態においても、別の裁断幅を得る刃物位置を新規に追加したい要求が生じたとき、それに容易に対応可能となる。すなわちこの場合は、既存刃物位置がN通りあるところに新規の刃物位置を1つ追加しようとするとき、刃物移動のための新たなプログラムを作成する必要はなく、各刃物の移動位置および移動順を演算するだけで新規刃物位置を追加設定できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する裁断機の一例を示す概略側面図
【図2】図1の裁断機の要部を示す概略正面図
【図3】本発明による刃物位置切り替え制御方法を説明する説明図
【図4】本発明による別の刃物位置切り替え制御方法を説明する説明図
【図5】刃物位置の初期設定処理の流れを示すフローチャート
【図6】本発明の方法における刃物移動位置と刃物移動順を求める処理の流れを示すフローチャート
【図7】本発明の方法における刃物移動位置と刃物移動順を求める処理の流れを示すフローチャート
【図8】本発明の方法における刃物移動位置と刃物移動順を求める処理の流れを示すフローチャート
【図9】本発明の方法における刃物移動位置と刃物移動順を求める処理の流れを示すフローチャート
【符号の説明】
1、5 パスローラー
2U 上刃軸
2L 下刃軸
3U 上刃ホルダー
3L 下刃ホルダー
4U 上刃
4L 下刃
6U 上刃自動切替装置
6L 下刃自動切替装置
7U、7L 軌道軸
8U、8L モーター
9U、9L 軌条軸
10U、10L ホルダー検出手段
90 制御装置

Claims (1)

  1. 広幅の帯状体を送りながら、この帯状体を、該帯状体の送り方向と略直交する方向に延びる軸部材に取り付けられた複数の刃物によって、狭幅に裁断するように構成された裁断機において、
    前記複数の刃物を刃物移動手段により前記軸部材の軸線方向に移動させて、互いが所定の等間隔で並ぶn通り(2≦n)の刃物位置のうちの1つに選択的に切り替える制御方法であって、
    前記複数の刃物の各々を、所与の刃物移動位置情報および移動順情報に基づいて、前記軸部材上においてある位置から別の位置に移動させ、使用刃物枚数を減じる場合は使用しない刃物を固有の原点位置に移動させるように前記刃物移動手段を制御する1通りの刃物移動プログラムを記憶手段に記憶させておき、
    前記複数の刃物を現刃物位置から次刃物位置に切り替える際に、それら両刃物位置から演算して求めた刃物移動位置情報および移動順情報を前記刃物移動プログラムに与え、該プログラムに基づいて該刃物を前記現刃物位置から次刃物位置に移動させることを特徴とする刃物位置切り替え制御方法。
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