JP3978526B2 - ケースの締結構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はケースの締結構造に係り、特に金属製ケース部分をボルト・ナットで互いに締結するケースの締結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラ等のケースは、前部を形成するフロントケース部分と、後部を形成するリヤケース部分とによって構成され、それらを側縁分を互いに重ね合わせてねじによって締結している。
【0003】
近年のデジタルカメラやデジタルVCR等は、軽量化を図るために、外装をアルミ材で作成し、かつできる限り薄くしている。そのため、ケース部分同士を重ね合わせて締結する場合に、ケース部分にタップを立てることができず、ボルト・ナットによって両ケース部分を締結している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、デジタルカメラ, デジタルVCR等では、静電気対策, EMI等の電磁規制からケース部分を互いに電気的に導通させる必要がある。
【0005】
しかしながら、ケース部分をアルミ材で作成した場合には、表面をアルマイト処理して酸化防止を図っているため、単にボルト・ナットによる締結では、両者を十分に電気的に導通させることはできない。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、簡単な構造によって互いのケース部分を十分に電気的に導通させることができるケースの締結構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために請求項1に係るケースの締結構造は、ケース部分を互いに重ね合わせ、それらにボルトを挿通させ、該ボルトの先端にナットを螺合させて締結するケースの締結構造において、前記ボルトの頭部の座面および前記ナットの座面に突起をそれぞれ配設し、前記ナットを締め付けた状態で、前記それぞれの突起を前記れぞれのケース部分に食い込ませるようにし、インナーケースをさらに備え、該インナーケースにボルト挿通孔を形成し、かつ該孔の前記インナーケース内面側の開口に前記ナットを保持させるとともに、該ナットの突起を前記インナーケースの外面側に突出させたことを特徴としている。
【0008】
この発明によれば、ボルトおよびナットの突起がそれぞれのケース部分に施されている非導電層を突き破って導電基材に達し、それぞれのケース部分がボルトとナットを介して互いに電気的に導通される。また、外側ケースを構成するケース部分を締結する際に、両ケース部分を互いに電気的に導通させながら、インナーケースも共に締結することができる。
【0009】
請求項2に係るケースの締結構造は、ケース部分を互いに重ね合わせ、座金を介してそれらにボルトを挿通させ、該ボルトの先端にナットを螺合させて締結するケースの締結構造において、前記座金の座面および前記ナットの座面に突起をそれぞれ配設し、前記ナットを締め付けた状態で、前記それぞれの突起を前記れぞれのケース部分に食い込ませるようにし、インナーケースをさらに備え、該インナーケースにボルト挿通孔を形成し、かつ該孔の前記インナーケース内面側の開口に前記ナットを保持させるとともに、該ナットの突起を前記インナーケースの外面側に突出させたことを特徴としている。
【0010】
この発明によれば、座金およびナットの突起がそれぞれのケース部分に施されている非導電層を突き破って導電基材に達し、それぞれのケース部分が座金,ボルトおよびナットを介して互いに電気的に導通される。また、外側ケースを構成するケース部分を締結する際に、両ケース部分を互いに電気的に導通させながら、インナーケースも共に締結することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るケースの締結構造を備えたデジタルカメラのケースを概念的に示した分解斜視図、図2はその締結構造のみを拡大して示した分解斜視図、図3は締結状態を示した断面図である。
【0014】
このデジタルカメラは、レンズ等を備えたフロントケース1, 液晶モニタや操作ボタン等を備えたリアケース2, 制御機構等が収容されたインナーケース3等によって構成されている。
【0015】
フロントケース1は後方が開口する箱状に形成され、アルミ材を基材として表面にアルマイト処理が施されている。そして、側壁1aには締結用の孔4が形成されている。
【0016】
また、リアケース2は前方が開口する箱状に形成され、アルミ材を基材として表面にアルマイト処理が施されている。このリアケース2は、開口周縁に段部を有しており、該段部の周壁2aには締結用の孔5が形成されている。
【0017】
また、インナーケース3は、前方または後方の少なくとも一方が開口する箱状に形成されている。そして、このインナーケース3の側壁3aには、締結用の孔6が形成されている。そして、側壁3aの内面における孔6の開口には、図2に示したように、6角形状の凹部7が形成され、該凹部の底面には適宜数の小孔8が形成されている。
【0018】
一方、この締結構造では、ボルト10およびナット11を備えている。ボルト10は座面に適宜数の突起12が形成されている。また、ナット11の座面にも上記インナーケース3の小孔8に対応する箇所に突起13が形成されている。そして、それらの突起12,13は、いずれも先端が鋭利に形成されている。
【0019】
そして、このように形成されたフロントケース1, リアケース2, インナーケース3は、以下のようにして互いに組み付けられる。
【0020】
先ず、インナーケース3の小孔8にナット11の突起13を挿入してナット11をインナーケース3の孔6に嵌着させる。次いで、インナーケース3をリアケース2内に位置決めさせた状態で、フロントケース1の開口をリアケース2の周壁2aに被せる。すると、フロントケース1の孔4, リアケース2の孔5およびインナーケース3の孔6が互いに合致する。そこで、ボルト10の先端をそれらの孔4,5,6に挿通させ、その先端をナット11に螺合させ、ボルト10を締め付ける。
【0021】
すると、リアケース2の周壁2aの内面はナット11の突起13に当たり、さらにリアケース2が押し付けられるにしたがって、突起13がリアケース2のアルマイト表面を突き破って周壁2a内部に突き刺さる。また、ボルト10の突起12もフロントケース1の側壁1aの外表面に突き当たり、該突起12もフロントケース1の側壁1aのアルマイト表面を突き破って側壁1a内部に突き刺さる。
【0022】
したがって、この状態においては、フロントケース1の基材であるアルミ材が、突起12, ボルト10, ナット11, 突起13を介してリアケース2の基材であるアルミ材に電気的に導通される。
【0023】
図4および図5は本発明に係るケースの締結構造であって、他の実施の形態を示したものであり、図4はその締結構造のみを拡大して示した分解斜視図、図5は締結状態を示した断面図である。
【0024】
この締結構造では、上記実施の形態に導電性材料によって形成された座金14を付加し、該座金の座面に、上記実施の形態でボルト10の座面に形成している突起12に相当する突起15を形成している。なお、他の要素は上記実施の形態の要素と同じであるので、同一符号を付して、その要素の説明は省略する。
【0025】
そして、この実施の形態でも、インナーケース3の小孔8にナット11の突起13を挿入してナット11をインナーケース3の孔6に嵌着させ、次いで、インナーケース3をリアケース2内に位置決めさせた状態で、フロントケース1の開口をリアケース2の周壁2aに被せ、座金14に挿通させたボルト10の先端を、それらの孔4,5,6に挿通させ、その先端をナット11に螺合させ、ボルト10を締め付ける。
【0026】
すると、リアケース2の周壁2aの内面はナット11の突起13に当たり、さらにリアケース2が押し付けられるにしたがって、突起13がリアケース2のアルマイト表面を突き破って周壁2a内部に突き刺さる。また、座金14の突起15もフロントケース1の側壁1aの外表面に突き当たり、該突起15もフロントケース1の側壁1aのアルマイト表面を突き破って側壁1a内部に突き刺さる。
【0027】
したがって、この状態においては、フロントケース1の基材であるアルミ材が、突起15, 座金14, ボルト10, ナット11, 突起13を介してリアケース2の基材であるアルミ材に電気的に導通される。
【0028】
なお、上記実施の形態では、フロントケース1とリアケース2を、アルミ材を基材として表面にアルマイト処理を施したものとしているが、それらの材料は、上記実施の形態に限定されない。本発明は、例えば、導電性をもった基材に塗料等を塗布したものにも適用できる。また、インナーケース3の材料は、導電性を有するものでも勿論よいが、合成樹脂等の非導電性のものであってもよい。
【0029】
また、上記実施の形態では、インナーケース3にナット11を保持させ、該インナーケース3, リアケース2, フロントケース1をボルト10で共に締結しているが、リアケース2にナット11を保持させ、該リアケース2とフロントケース1とをボルト10によって締結してもよい。
【0030】
なお、上記実施の形態では、本発明の締結構造をデジタルカメラに適用した例を示したが、本発明のケースの締結構造は、デジタルカメラばかりでなく、デジタルVCR、その他の機器においてケース間を電気的に導通させたい場合に適用できる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ボルトおよびナットの突起がそれぞれのケース部分に施されている非導電層を突き破って導電基材に達し、それぞれのケース部分がボルトとナットを介して互いに電気的に導通される。
【0032】
したがって、ケース全体の電位をあわせることができるため、静電気放電(ESD)の2次放電を防ぐことができ、また不要輻射妨害(EMI)についても、迷走電流を抑えることができる。また、ケース全体を有効なグランドプレーンとして使用することができるため、例えば、欧州の電磁妨害規制に対しても有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るケースの締結構造を備えたデジタルカメラのケースを概念的に示した分解斜視図である。
【図2】本発明に係るケースの締結構造のみを拡大して示した分解斜視図である。
【図3】図2の締結状態を示した断面図である。
【図4】本発明に係るケースの締結構造の他の実施の形態を示したもので、締結構造のみを拡大して示した分解斜視図である。
【図5】図4の締結状態を示した断面図である。
【符号の説明】
1…フロントケース、2…リアケース、3…インナーケース、4,5,6…孔、7…凹部、8…小孔、10…ボルト、11…ナット、12,13…突起、14…座金、15…突起

Claims (2)

  1. ケース部分を互いに重ね合わせ、それらにボルトを挿通させ、該ボルトの先端にナットを螺合させて締結するケースの締結構造において、
    前記ボルトの頭部の座面および前記ナットの座面に突起をそれぞれ配設し、前記ナットを締め付けた状態で、前記それぞれの突起を前記れぞれのケース部分に食い込ませるようにし
    インナーケースをさらに備え、該インナーケースにボルト挿通孔を形成し、かつ該孔の前記インナーケース内面側の開口に前記ナットを保持させるとともに、該ナットの突起を前記インナーケースの外面側に突出させたことを特徴とするケースの締結構造。
  2. ケース部分を互いに重ね合わせ、座金を介してそれらにボルトを挿通させ、該ボルトの先端にナットを螺合させて締結するケースの締結構造において、
    前記座金の座面および前記ナットの座面に突起をそれぞれ配設し、前記ナットを締め付けた状態で、前記それぞれの突起を前記れぞれのケース部分に食い込ませるようにし
    インナーケースをさらに備え、該インナーケースにボルト挿通孔を形成し、かつ該孔の前記インナーケース内面側の開口に前記ナットを保持させるとともに、該ナットの突起を前記インナーケースの外面側に突出させたことを特徴とするケースの締結構造。
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