JP3976918B2 - 引戸のクローザにおけるワイアのたるみ除去装置 - Google Patents
引戸のクローザにおけるワイアのたるみ除去装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、引戸のクローザにおけるワイアのたるみ除去装置(以下単にたるみ除去装置という)に係り、特に、引戸のクローザのワイアの引出し端とワイアドラムとの連結部の構造を合理的にし、ワイアの折損事故を無くすようにしたたるみ除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は先に、特願平10−140536号を以て新規な引戸のクローザを提案した。
【0003】
この引戸のクローザは、図1に示すように、一定の速度でワイア1を引き込むように構成された戸締め装置2を例えば引戸3に装着し、ワイア1の引出し端をたるみ除去装置4を介して引戸の戸枠5に掛け止める。
【0004】
ちなみに、上記戸締め装置2は、図2に示すように、ゼンマイばねを内蔵した公知の定張力巻上げ装置6と、増速機7と、この増速機7に内蔵された一方向クラッチと、増速機7に連結された渦電流ブレーキ8とを有している。
【0005】
そして、図1に示すように引戸3を開けると、定張力巻上げ装置6内のゼンマイばねが巻締められ、人が戸口を通過後引戸から手を離すと、そのゼンマイばねが解ける際に解放される弾力によりワイア1が戸締め装置2内に引き込まれるので引戸は自動的に閉止方向(図1で左方)に移動する。
【0006】
この際、渦電流ブレーキの作用で引戸は緩衝されつつ移動するので、引戸閉止時引戸3が戸枠5に衝突して振動や騒音が発生することを防止する。
【0007】
なお、上記ワイアは通常の意味における細い鋼鉄線の撚り線のみを言うのではなく、合成樹脂製の細い紐、細い金属製のチェーン等をも含むものとする。
【0008】
しかしながら、上記した構成の引戸のクローザは、人が戸口を通過した後引戸を閉止方向に動かすと、引戸は強制的に閉止方向に動かされるが、定張力巻上げ装置6はブレーキ8によって制動を掛けられ、引戸の動きに追従してワイア1を引き込むことができないので、ワイア1にたるみが生じることがある。
【0009】
このたるみを除去するため、上記本出願人の先の提案による引戸のクローザはたるみ除去装置を採用しており、このたるみ除去装置は要するにばねを内蔵したワイアの巻取ドラムである。
【0010】
このたるみ除去装置は、例えば図3に示すように、ワイアドラム9の外周面に、先端にストッパー11を有するワイア1の引出し端を、ワイアドラムのフランジ12に固定されたワイア押さえ13により挟み込んでワイアドラム9に固定する。
【0011】
上記ワイアドラム9は、内蔵された定張力巻上げ装置6のゼンマイばねよりも小さい弾力の捩りコイルばね或いはゼンマイばねによって反時計方向に付勢されている。
【0012】
そして、ワイア1にたるみが生じていない常態においては、図3に示すようにワイア1がワイアドラム9の回転軸を通り、戸締め装置2の案内滑車14(図2参照)に外接するとき、ワイアドラム9は回転モーメントが生じない安定角度位置をとり、この安定角度位置は、ワイアドラム9にストッパーが内蔵されていなくとも一義的に定まる。
【0013】
一方、前記したようにしてワイア1にたるみが生じた場合には、大きな慣性抵抗及び磁気抵抗を引き摺っている定張力巻上げ装置6よりも、慣性抵抗が小さくて身軽なワイアドラム9の方が素速く動き、図4に示すように、たるみ分のワイア1をワイアドラム9に巻き取ってたるみを除去する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上記した構成のたるみ除去装置は勿論所期の機能を発揮するが、図3に示すように、ワイア押さえ13の角の部分でワイア1が大きな曲率で曲げられるので、比較的少ない回数の作動でこの部分が折損して仕舞う、という不都合がある。
【0015】
この発明は、上記した不都合を解消し、ワイアの折損事故が生じないたるみ除去装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明は、引戸及び引戸の戸枠の一方に装着され、引戸走行面に垂直な回転軸の回りを回動できるように支承されたフランジ付のワイアドラムと、このワイアドラムの所定の角度位置においてフランジを連結するように装着されたワイア軸と、引出し端にワイア軸と嵌合する環状の端子を装着した引戸のクローザのワイアとを有し、ワイアドラムをワイアを引く方向に付勢すると共に、その付勢力を引戸のクローザのワイアを引き込む力よりも小さく設定したことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の態様】
以下、この発明の実施例を図図5乃至図8を参照して説明する。
これらの図において符号9はフランジ12付のワイアドラムを示し、このワイアドラム9は、図7に示すように、戸枠5にねじ止めされた支軸15により回動自在に軸支されている。
【0018】
そして、ワイアドラム9には、支軸15の先端に形成された雌ねじ部と螺合する押えビス16により抜け止めが施されている。
【0019】
また、上記支軸15には捩りコイルばね17が巻装されており、この捩りコイルばね17の一端は内側に折り曲げられて支軸15の先端部外周面に形成されたスリワリ18と係合している(図6参照)。
【0020】
更にまた、捩りコイルばね17の他端はワイアドラム9に形成された図示しないばね掛け孔に係合しており、この捩りコイルばね17の弾力によってワイアドラム9は図5及び図6において反時計方向に付勢されている。
【0021】
一方、図6及び図7に示すように、ワイアドラムの外周部に形成された一対のフランジ12、12の所定の角度位置に、これらを相互に連結するようにワイア軸19が装着されている。
【0022】
図示の実施例におけるワイア軸19は、両端に小径段部を形成し、その小径部をフランジに形成した小孔(図示せず)に内側から挿通させた後、外側からこれをかしめて固定する。
【0023】
このワイア軸19は、図6及び図7に示すように、ワイア1の引出し端に装着された環状の端子21と相対回動可能に嵌合している。
【0024】
なお、図3及び図4に示す従来のたるみ除去装置も含め、ワイアドラム9を適当な外箱で覆い、装置の見栄えを良くするを可とする。
【0025】
また、ワイアドラム9を付勢するばね体は、捩りコイルばね17に替えてゼンマイを採用してもよい。
【0026】
上記のように構成されたこの発明によるたるみ除去装置は、ワイア1にたるみが生じない常態では、図5及び図6に示すように、ワイアドラム9の回転中心及びワイア軸19を結んだ線がワイア1に沿って延長して案内滑車14(図2参照)に外接する位置関係となる。
【0027】
この常態ではワイアドラム9に対する回転モーメントがゼロになり、以後戸め装置2の作動中もこの位置関係が保たれる。
【0028】
また、このときには、図から明らかなように、ワイア1の先端に装着された端子21がワイア軸19に回動可能に嵌合している関係上、ワイア1に作用する曲げモーメントは存在せず、ワイア1は真っ直ぐに延伸して無理な力が掛からない。
【0029】
一方、ワイア1にたるみが生じた場合には、図8に示すように、ワイアドラム9が反時計方向に回動してワイア1の引出し端部を巻き取り、たるみを除去する。
【0030】
このとき、ワイア軸19の偏位に伴って端子21が相対的に回動し、ワイア1に作用する曲げモーメントを自動的に解消する結果、ワイア1に曲げモーメントが生じない状態で、ワイア1は自然にワイアドラム9の外周面に巻き取られる。
【0031】
なお、図8はたるみ除去装置の過渡的な状態を示すもので、短時間の内にたるみ除去装置よりも大きな引っ張り力を有する戸締め装置2の定張力巻上げ装置6がたるみを巻き取り、たるみ除去装置は図5及び図6に示す常態に戻る。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明は、ワイアドラムの所定の角度位置においてフランジを連結するようにワイア軸を装着し、このワイア軸にワイアの引出し端に装着した環状の端子を回動可能に嵌合させたので、ワイアに作用する曲げモーメントはワイア軸と環状の端子との相対回動によって解消され、ワイアに作用する曲げモーメントが皆無となる結果、ワイアの折損事故が生じないたるみ除去装置を提供する、という所期の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願人が先に提案した引戸のクローザの取付状態を示す引戸の線図的正面図。
【図2】その戸締め装置の一部断面正面図。
【図3】従来のたるみ除去装置の一例を示す正面図で、ワイアにたるみが生じていない常態を示す。
【図4】従来のたるみ除去装置の一例を示す正面図で、ワイアに生じたたるみを巻き取った状態を示す。
【図5】本発明の一実施例によるたるみ除去装置の正面図で、ワイアにたるみが生じていない常態を示す。
【図6】その一部断面正面図。
【図7】本発明の一実施例によるたるみ除去装置の一部断面平面図。
【図8】図6と同様のたるみ除去装置の一部断面正面図で、ワイアに生じたたるみを巻き取った状態を示す。
【符号の説明】
1 ワイア
2 戸締め装置
3 引戸
4 たるみ除去装置
5 戸枠
9 ワイアドラム
12 フランジ
15 支軸
17 捩りコイルばね
19 ワイア軸
21 端子
Claims (1)
- 引戸及び引戸の戸枠の一方に装着され、引戸走行面に垂直な回転軸の回りを回動できるように支承されたフランジ付のワイアドラムと、このワイアドラムの所定の角度位置においてフランジを連結するように装着されたワイア軸と、引出し端にワイア軸と嵌合する環状の端子を装着した引戸のクローザのワイアとを有し、ワイアドラムをワイアを引く方向に付勢すると共に、その付勢力を引戸のクローザのワイアを引き込む力よりも小さく設定したことを特徴とする引戸のクローザにおけるワイアのたるみ除去装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP35532298A JP3976918B2 (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 引戸のクローザにおけるワイアのたるみ除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35532298A JP3976918B2 (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 引戸のクローザにおけるワイアのたるみ除去装置 |
Publications (2)
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|---|---|
| JP2000160925A JP2000160925A (ja) | 2000-06-13 |
| JP3976918B2 true JP3976918B2 (ja) | 2007-09-19 |
Family
ID=18443260
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35532298A Expired - Lifetime JP3976918B2 (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 引戸のクローザにおけるワイアのたるみ除去装置 |
Country Status (1)
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|---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-11-30 JP JP35532298A patent/JP3976918B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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