JP3975867B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

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  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナビゲーション装置に係り、特に、高速道路や有料道路の様に出入口が定まっている道路の出入口の表示に特徴を有するナビゲーション装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
【特許文献1】
特開平3−92714号公報
【特許文献2】
特開平9−101161号公報
【特許文献3】
特開平9−96541号公報
【特許文献4】
特開平7−49654号公報
【0003】
従来、この種の装置として、特許文献1(特開平3−92714号公報)記載のナビゲーション装置が知られている。この特開平3−92714号公報記載のナビゲーション装置は、車両の現在位置を検出し、現在位置に最も近い表示対象地点を特定し、その地点の名称を表示する様に構成されている。従って、この特開平3−92714号公報記載のナビゲーション装置によれば、表示対象地点として高速道路の出入口も登録しておけば、車両の現在位置に最も近い表示対象地点として高速道路の出入口の表示を行うことが可能である。
【0004】
しかしながら、この特開平3−92714号公報記載のナビゲーション装置では、表示対象地点を高速道路と一般道路とで区別していないので、高速道路走行時に最も近い出口を検索したいという場合に、高速道路の周辺にある一般道路上の表示対象地点が表示されてしまう場合があるという問題がある。この問題は、特に、高速道路の入口を検索したい場合に顕著である。即ち、高速道路から離れた地点において入口の検索を実行したときは、高速道路の入口までには多くの一般道路上の表示対象地点が存在することがあり得るから、この特開平3−92714号公報記載のナビゲーション装置では、現在位置から最も近い入口を表示できない場合が多いという問題がある。
【0005】
また、従来技術として知られている特許文献2(特開平9−101161号公報)記載のナビゲーション装置は、高速道路走行中に出口を検索したい場合に、高速道路上の現在位置に最も近いインターチェンジの名称及び到達距離を表示する機能を備えている。この特開平9−101161号公報記載のナビゲーション装置は、かかる機能を実現するため、高速道路走行時には一般道路上の表示対象地点を検索対象から除外する機能を備えている。
【0006】
しかしながら、この特開平9−101161号公報記載のナビゲーション装置においても、一般道路を走行しているときは上述の除外機能が働かないので、一般道路から高速道路への入口を検索したい場合における上述の問題点は解決できていない。即ち、この特開平9−101161号公報記載のナビゲーション装置は、ユーザーが、これから走行しようと考えている高速道路の入口を検索したいという要望に対応することができないという問題を有している。また、この特開平9−101161号公報記載のナビゲーション装置は、高速道路上の現在位置に最も近いインターチェンジの名称を表示するだけなので、高速道路走行時に、ユーザーが利用しようと考えている出口までにインターチェンジがいくつあるかを知りたいという場合には対応できないという問題がある。
【0007】
また、従来技術として知られている特許文献3(特開平9−96541号公報)記載のナビゲーション装置は、誘導経路中に高速道路がある場合に、当該高速道路から降りるべきインターチェンジの名称及び当該インターチェンジまでの距離を算出して表示する機能を備えている。
【0008】
しかしながら、この特開平9−96541号公報記載のナビゲーション装置においても、高速道路走行時に、出口までにインターチェンジがいくつあるかを知りたい場合には対応できていないという問題がある。また、この特開平9−96541号公報記載のナビゲーション装置は、ユーザーが、これから走行しようと考えている高速道路の入口を検索したいという要望に対応するための機能を備えていない。即ち、この特開平9−96541号公報記載のナビゲーション装置は、出発地と目的地とが定まっているときに、出発地から目的地までの誘導経路中の高速道路の出口を表示することはできても、ユーザーが目的地を定めずにある高速道路を走行したいと考えたときに、当該高速道路への入口をユーザーに案内することができないという問題がある。
【0009】
また、従来技術として知られている特許文献4(特開平7−49654号公報)記載のナビゲーション装置は、高速道路のインタチェンジの位置及び名称を表わす地点データを記憶しておき、車両が高速道路を走行しているときは、進行方向に存在するインターチェンジを検索し、現在位置に近い順にインターチェンジ名を表示する機能を備えている。この特開平7−49654号公報記載のナビゲーション装置によれば、高速道路を走行している場合、ユーザーは、高速道路を下りるべきインターチェンジまでにインターチェンジがいくつあるのかを簡単に知ることができ、道路上のインターチェンジ案内に注意を払うことなく車両を走行させることができるという効果が発揮される。
【0010】
この特開平7−49654号公報記載のナビゲーション装置は、さらに、一般道路から高速道路を経由して所望の目的地へ走行する場合の経路案内を実行する際に、一般道路上の現在地、高速道路への入口、高速道路からの出口、及び目的地を結ぶ経路案内を行う機能も備えている。
【0011】
しかしながら、この特開平7−49654号公報記載のナビゲーション装置は、目的地が定まっている場合に、現在位置に最も近い出口を表示するものなので、ユーザーが、目的地を定めないで、「取り合えず高速道路を走行してみたい」と考えて、現在位置に最も近い入口を探したいという要望には対応できないという問題がある。また、この特開平7−49654号公報記載のナビゲーション装置は、入口の表示は誘導経路との関係で実行する様に構成されているので、前述の様に高速道路走行だけを目的とするドライバーに対して、当該高速道路への入口を現在位置に近い順番で複数表示するということができない。従って、特に、高速道路を上り方向に走行するのか下り方向に走行するのかにより、ユーザーが、現在位置に最も近い入口ではなく、次に近い入口の方を選択したいという場合には対応できないという問題がある。
【0012】
なお、従来のナビゲーション装置において、目的地を定めていない状態において高速道路の出入口を名称から検索することは可能である。その場合、ドライバーは、高速道路のインターチェンジ名称リストをディスプレイに表示させ、その中から自分が利用しようとしているインターチェンジの名称を選択する方法を採用することができる。しかしながら、インターチェンジの名称リストは、名称順(あいうえお順、またはアルファベット順)にインターチェンジを表示するものなので、ユーザーが出入口の名称を知っている場合にしか使えないとう問題がある。
【0013】
この様に、従来技術においては、
(1)高速道路走行中に、高速道路上の現在位置に近い順番に出口のインターチェンジ名称を表示すること、
(2)経路案内機能の中で、誘導経路に高速道路が含まれる場合に、入口のインターチェンジを表示すること、及び
(3)高速道路の出口を名称順にリスト表示すること
はできるけれども、
(A)高速道路に入る前に、目的地を定めることなく一般道路上の現在位置あるいはユーザーの指定した位置の最も近くにあるインターチェンジの名称を表示すること、特に、
(B)高速道路の入口となるインターチェンジを現在位置から近い順番に表示すること、及び
(C)高速道路の走行を目的として、当該高速道路を利用するための入口を選択しようとするユーザーの要望に応えること
はできないため、目的地を特に定めないで高速道路を走行したいというユーザーに対して高速道路のインターチェンジを案内する機能が不十分であるという問題がある。
【0014】
そこで、本発明は、高速道路又は有料道路の様に出入口が定まっている道路(以下、「出入口付き道路」という。)の走行自体を目的とするユーザーに対して、当該出入口付き道路への入口又は当該出入口付き道路からの出口を、ユーザーが選択し易い様に提示することを目的とする。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成しようとしてなされた本発明のナビゲーション装置は、
地図を表示する表示手段と、
少なくとも高速道路又は有料道路等の出入り口付き道路に関する情報を含む地図データを記憶する地図データ記憶手段と、
車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
前記表示手段に、前記地図データ記憶手段に記憶された地図データに基づいて、前記現在位置検出手段の検出した車両の現在位置を表示基準位置とする地図を表示する表示制御手段と、
前記出入口付き道路を指定して出入口のリスト表示を要求する道路指定手段と、
ユーザ操作に基づいて前記表示手段に表示されている地図上の地点を指定する地図上地点指定手段と、
ユーザ操作に基づいて前記表示手段に表示された地図をスクロールするスクロール手段と、
前記道路指定手段によって出入口のリスト表示が要求されたとき、該要求に際して指定された出入口付き道路への入口又は当該出入り口付き道路からの出口を、検索基準位置を基準とした並びに並べ替えて前記表示手段にリスト表示する出入口リスト表示制御手段と
を備えたナビゲーション装置において、前記出入口リスト表示制御手段が、前記検索基準位置を特定するために以下の構成を備えていることを特徴とする。
(A)前記スクロール手段によるスクロール操作がなされたか否かを判定するスクロール操作有無判定手段を備えていること。
(B)前記スクロール操作有無判定手段がスクロール操作がなされたと判定したとき、スクロール表示後の地図に対して前記地図上地点指定手段による地点の指定がなされたか否かを判定するスクロール後地点指定有無判定手段を備えていること。
(C)(c1)前記スクロール後地点指定有無判定手段が地点の指定はないと判定したときは前記表示手段の表示基準位置に重なるスクロール表示後の地図上の地点を前記検索基準位置とし、(c2)前記スクロール後地点指定有無判定手段が地点の指定がなされたと判定したときはスクロール表示後の地図上で指定された地点を前記検索基準位置とする検索基準位置特定手段を備えていること。
【0052】
発明のナビゲーション装置によれば、ユーザーは、道路指定手段を操作して自己が走行したいと考えている高速道路等の出入口付き道路を指定することができる。検索基準位置特定手段は、ユーザーの操作によって検索基準位置を特定することもできるし、ユーザーが特に操作をしなくても自動的に検索基準位置を特定することもできる。入口リスト表示制御手段は、道路指定手段によって指定された出入口付き道路への入口又は出入口付き道路からの出口を、検索基準位置特定手段によって特定された検索基準位置を基準とした並びに並べ替えて表示手段にリスト表示する。この検索基準位置を基準とした並べ替えのパターンとしては、例えば、検索基準位置からの直線距離が短い順番、検索基準位置からの走行経路が短い順番、検索基準位置からの予測走行時間が短い順番、検索基準位置からの走行経路に景勝地の多い順番、経路が単純な順番(右左折する交差点の数が少ない順番)など、様々な基準を設定しておくことができる。
【0053】
この並び替えの基準が一つだけ用意されたものとして本発明を構成することもできるし、複数用意されていて、ユーザーが並び替えの基準を選択できる様にすることもできる。例えば、「走行時間が短い順番に並び替えたい」とか、あるいは、「見所の多い順番に並び替えたい」といったユーザーの要望に応えられる様にしておくこともできるのである。
【0054】
本発明のナビゲーション装置によれば、ユーザーが走行したいと考えている出入口付き道路への入口又は出入口付き道路からの出口を、検索基準位置を基準とした並びに並べ替えて、しかもリストとして表示することで、ユーザーが、どの入口(又は出口)を利用したらよいかを容易に選択することができるという効果が発揮される。
【0055】
なお、通常のナビゲーション装置で実行される走行経路案内においても、現在位置に最も近い高速道路の入口を算出する処理が実行されている。しかしながら、この演算処理は、目的地が定まっていなければ実行できない。これに対し、本発明は、道路指定手段、検索基準位置特定手段及び入口リスト表示制御手段を備えることにより、ユーザーが目的地を定めずに単に高速道路を走行したいと考えている場合において、当該ユーザーに高速道路への入口を提示することができ、しかも、この提示の態様がユーザーが入口(又は出口)を選択し易い様にリストを提示するものであり、従来技術とは全く異なるものである。
【0056】
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【0112】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。図1は、実施の形態としてのナビゲーション装置の概略構成を表すブロック図である。図示の様に、このナビゲーション装置1は、位置検出器10と、地図データ入力器21と、操作スイッチ群22と、制御回路23と、外部メモリ24と、表示装置25と、リモコンセンサ26と、リモコン27と、送受信機28と、VICSセンサ29とを備えている(なお、「VICS」は登録商標。以下、同じ)。
【0113】
位置検出器10は、地磁気センサ11、ジャイロスコープ12、距離センサ13、及びGPS受信機14を備えている。位置検出器10は、GPS(Global Positioning System)衛星からの電波をGPS受信機14で受信することで緯度・経度を検出し、地磁気センサ11等の検出するデータによってこのGPS衛星から得た緯度・経度を補正することにより、現在位置を緯度・経度にて検出するものである。地図データ入力器21は、道路地図のデータを記憶したDVDやCD−ROM等の記録媒体をセットするためのものである。この地図データ入力器21にセットされる記録媒体には、高速道路の名称、高速道路を構成するノード及びリンク、高速道路の出入口の名称及び位置に関するデータも記憶されている。
【0114】
操作スイッチ群22は、地図の表示を切り換えたり、拡大表示あるいは縮小表示を指示したり、スクロールを指示したり、経路計算のための目的地を入力するなどといった各種操作を実行するためのスイッチ類を備えたものである。なお、この操作スイッチ群22は、メカニカルスイッチとして構成することもできるし、表示装置25と一体になったタッチパネル式のスイッチとして構成することもできる。
【0115】
制御回路23は、内部にCPU、ROM、RAM、入出力ポート等を備えた通常のコンピュータとして構成されている。この制御回路23は、ROMあるいは外部メモリ24にインストールされたコンピュータプログラムを実行することにより、地図表示、経路計算、経路計算結果に基づく経路案内等の通常のカーナビゲーション装置が実行する各種演算処理に加えて、本実施の形態の特徴である高速道路の出入口のリスト表示のための演算処理を実行することができる。
【0116】
外部メモリ24は、ハードディスクによって構成される。この外部メモリ24は、表示装置25に表示した地図データ等を記憶しておき、地図の再表示を行う場合に、地図データ入力器21を起動して再度の読み込み動作を行わなくてもよい様にするなど、操作性・機能性を向上させるために利用される。また、外部メモリ24は、制御回路23が実行する演算処理に必要なコンピュータプログラムや各種データ等を記憶しておくためにも用いられる。
【0117】
表示装置25は、カラー液晶表示装置である。この表示装置25の画面には、車両の現在位置に対応するマーク、地図、ユーザーが指定した目的地のマーク、ユーザーの指定に基づいて演算された目的地までの誘導経路等、通常のカーナビゲーション装置が実行する各種情報の表示を行う。また、表示装置25には、本実施の形態の特徴である高速道路の出入口のリスト表示も行われる。
【0118】
リモコン27は、操作スイッチ群22からの入力と同様の情報を遠隔操作で入力するためのものである。従って、ユーザーは、本実施の形態のナビゲーション装置1を操作する際には、操作スイッチ群22に代えてリモコン27から情報を入力することもできる。リモコンセンサ26は、このリモコン27から入力される情報を検出して制御回路23に入力するためのセンサである。
【0119】
送受信機28及びVICSセンサ29は、VICS(Vehicle Informatoion & Communication System/道路交通情報通信システム「ビックス」)との間での通信を実行するためのものである。この送受信機28及びVICSセンサ29により、渋滞情報や道路工事情報を取得して、これらの情報を誘導経路の計算等の際に利用することができる。
【0120】
次に、このナビゲーション装置1において制御回路22が実行する高速道路の出入口案内処理の内容について図2〜図4のフローチャートに基づいて説明する。この処理は、ユーザーが操作スイッチ群22又はリモコン27から起動信号を入力することによって開始される。
【0121】
図2に示す様に、この高速道路の出入口案内処理を開始すると、まず、走行しようとしている高速道路の指定方法をユーザーに選択させるためのメッセージを表示装置25に表示する(S10)。ここで、高速道路の指定方法としては、(1)「高速道路リストからの選択」、(2)「高速道路の名称の直接入力」のいずれかによって実行することができる。ユーザーが操作スイッチ群22又はリモコン27を操作してリストからの選択を指定したことを検出すると(S20:リスト選択)、高速道路の名称を、あいうえお順に表した高速道路名称リストを表示装置25に表示する(S30)。
【0122】
そして、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27を操作して、この高速道路リストから一つを選択したことを検出すると(S40:YES)、この選択結果を指定高速道路としてRAMに記憶する(S50)。一方、ユーザーが操作スイッチ群22又はリモコン27を操作して、高速道路名称の直接入力を指定したことを検出した場合は(S20:直接入力)、操作スイッチ群22又はリモコン27から入力される文字列をRAMに一時的に記憶する(S35)。そして、操作スイッチ群22又はリモコン27から入力完了を示す信号が入力されたことを検出すると(S45:YES)、RAMに一時的に記憶した文字列に基づいて、ユーザーが指定した高速道路(指定高速道路)を特定してRAMに記憶する(S55)。
【0123】
こうして、出入口リストを表示すべき指定高速道路が決定すると、次に、入口の表示を行うのか出口の表示を行うのかを選択すべき旨のメッセージを表示装置25に表示する(S60)。そして、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27を操作して入口を選択したことを検出すると(S70:入口)、図3に示す様に、位置検出器10が検出している現在位置を取り込む(S80)。そして、この現在位置を中心とする半径L1(km)の円内にある指定高速道路の入口を全て抽出する(S90)。
【0124】
続いて、S80で取り込んだ現在位置を出発点とし、S90で抽出した各入口を到着点とする走行経路を算出する(S100)。ここで、この走行経路は、通常の経路案内処理における誘導経路の演算と同様の手法で計算される。このとき、送受信機28及びVICSセンサ29を介して受信した渋滞情報や道路工事情報も考慮する。従って、現在位置から各入口までを最短時間で走行できる様に、現在位置から各入口までの走行経路が計算される。続いて、これら各走行経路の長さ(走行距離)を算出する(S110)。
【0125】
こうして複数の入口までの走行経路及び走行距離が算出できたら、S90で抽出した入口を、走行距離の短い順番となる様にソートする(S120)。そして、このソート結果に基づき、S90で抽出した入口とS110で算出した走行距離とを対にして走行距離の短い順番に並べ替えた入口リストを表示装置25に表示する(S130)。この入口リストの表示例を図5に示す。図示の例では、東名高速の入口が、名古屋インターチェンジ、一宮インターチェンジ、三好インターチェンジ、・・・と、現在位置からの走行距離が短い順番に並べられた入口リスト41が表示されている。この例から、入口リスト41は、高速道路上の入口の並び順とは異なる並び順で入口の名称を表示していることが分かる。即ち、東名高速の入口の並び順通りであれば、・・・、一宮インターチェンジ、・・・、名古屋インターチェンジ、三好インターチェンジ、・・・と表示されるはずである。この様に、本実施の形態のナビゲーション装置1は、高速道路上のインターチェンジをその並び順にリスト表示する訳ではない点に一つの特徴がある。
【0126】
こうして入口リストの表示が完了すると、操作スイッチ群22又はリモコン27から、いずれかの入口が選択されるのを待つ(S140)。ユーザーは、図4に表示されている選択欄42にチェックマークを付けることによって入口を選択することができる。入口の選択がなされたことを検出したら(S140:YES)、当該選択された入口をRAMに一時記憶すると共に(S150)、この入口の記憶形式の指定を促すメッセージを表示装置25に表示する(S160)。そして、記憶形式の指定を待った上で(S165)、記憶形式の指定に従った処理を実行する(S170)。
【0127】
ここで、指定可能な記憶形式としては、本実施の形態では、(1)目的地、(2)通過点、(3)メモリポイント、(4)回避点がある。ユーザーが選択した入口が、(1)目的地として指定されたときは、S100で算出した走行経路を誘導経路とする経路案内を実行する。ユーザーが選択した入口が、(2)通過点として指定されたときは、さらに目的地の入力を促し、現在地→通過点→指定高速道路→目的地を走行するための最短経路を算出し、この算出結果に基づいた経路案内を実行する。ユーザーが選択した入口が、(3)メモリポイントとして指定されたときは、S150でRAMに一時記憶した入口を外部メモリ24内のメモリポイント記憶領域に記憶し直す処理を実行する。このメモリポイントは、以後、走行経路案内等を実行しようとするときの目的地や通過点の指定においてに、外部メモリ24から名称等の検索タームに従って読み出して利用することができる。ユーザーが選択した入口が、(4)回避点として指定されたときは、S140で選択された入口を外部メモリ24内の回避点記憶領域に記憶する処理を実行する。この回避点は、以後、走行経路案内等を実行しようとするときに、通過点としては採用しない地点として利用される。
【0128】
一方、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27を操作して出口を選択したことを検出すると(S70:出口)、図4に示す様に、目的地の入力を促すメッセージを表示装置25に表示する(S180)。ユーザーは、通常の走行経路案内機能を実行するための目的地入力方法と同様に、施設名、施設の電話番号、市町村名、固有位置コード等によって目的地を入力することができる。
【0129】
なお、固有位置コードとは、本願出願人が先に提案した位置指定方法に基づくものであり、地図を所定の小さな升目に分割し、この各升目に固有の位置コードを定め、この位置コードと升目の緯度・経度情報とを対応付けることにより、施設や景勝地等の緯度・経度と固有位置コードによって特定される升目の緯度・経度情報との対応関係から、当該施設や景勝地等をコードで特定するものである。この固有位置コードの利点は、電話番号で特定できない景勝地についてもコードによって特定することができる点や、施設や景勝地の情報を容易に追加したり、変更したり、削除したりすることができるといった点などにある。
【0130】
目的地が入力されたことを検出したら(S185:YES)、この目的地をRAMに記憶すると共に(S190)、この目的地を中心とする半径L2(km)の円内にある指定高速道路の出口を全て抽出する(S200)。なお、L2はL1と同じ値が設定されていてもよいし、異なる値が設定されていてもよい。
【0131】
こうして指定高速道路の出口の中から目的地近傍の出口がいくつか抽出されたら、各出口を出発点とし、目的地を到着点とする走行経路を算出する(S210)。この走行経路の計算も、通常の誘導経路の演算と同様である。このとき、送受信機28及びVICSセンサ29を介して受信した渋滞情報や道路工事情報も考慮する。従って、各出口から目的地までを最短時間で走行できる様に各走行経路が計算される。続いて、各走行経路の長さ(走行距離)を算出する(S220)。
【0132】
こうして複数の出口から目的地までの走行経路及び走行距離が算出できたら、S200で抽出した出口を、走行距離の短い順番となる様にソートする(S230)。そして、このソート結果に基づいて、S200で抽出した出口とS220で算出した走行距離とを対にして走行距離の短い順番に並べ替えた出口リストを表示装置25に表示する(S240)。
【0133】
こうして出口リストの表示が完了すると、操作スイッチ群22又はリモコン27からいずれかの出口が選択されるのを待つ(S250)。ユーザーは、出口リスト41を表示させた場合と同様に、出口リストの各出口の名称の横に表示されている選択欄にチェックマークを付けることによって出口を選択することができる。出口の選択がなされたことを検出したら(S250:YES)、当該出口をRAMに一時記憶すると共に(S260)、この出口の記憶形式の指定を促すメッセージを表示装置25に表示して(S270)、その指定を待った上で、記憶形式の指定に従った処理を実行する(S280,S290)。
【0134】
ここでも、S260で一時記憶した出口を、(1)目的地、(2)通過点、(3)メモリポイント、(4)回避点のいずれかとして指定することができる。ユーザーが選択した出口が、(1)目的地として指定されたときは、位置検出器10から現在位置を取り込み、現在位置を出発点とし、選択された出口を目的地とする最短走行経路を算出する。このとき、指定高速道路を走行経路に含むことが演算条件となる。現在位置が指定高速道路外であるときは、指定高速道路の入口として、最短走行経路を取り得る入口が、現在位置から目的地に至る走行経路の通過点に採用される。現在位置が指定高速道路上であるときは、単純に現在位置と出口とを結ぶ指定高速道路上の経路が走行経路として算出される。ユーザーが選択した出口が(2)通過点として指定されたときは、現在位置→選択した出口→S190で記憶した目的地を最短時間で走行するための走行経路を算出して経路案内を実行する。ここで、指定高速道路を走行経路に含むことが演算条件となる。現在位置が指定高速道路外であるときは、指定高速道路の入口として、最短走行経路を取り得る入口が、現在位置から目的地に至る走行経路の通過点に採用される。現在位置が指定高速道路上であるときは、単純に現在位置と出口とを結ぶ指定高速道路上の経路とS210で算出した走行経路とをつなぎ合わせて経路案内用の走行経路が算出される。ユーザーが選択した出口が、(3)メモリポイントとして指定されたとき、及び、(4)回避点として指定されたときは、入口がメモリポイント又は回避点として指定されたときと同じ処理が実行される。
【0135】
以上説明した様に、この実施の形態によれば、高速道路を指定することにより、当該高速道路への入口を、現在位置からの走行距離の短い順番に並べた入口リストとして表示装置25に表示することができる。従って、ユーザーは、目的地を定めていない場合であっても、走行してみたいと考えている高速道路を指定するだけで、現在位置からの走行距離の短い順番に並べられた入口リストの提示を受けることができる。従って、ユーザーは、入口リストを参考にして、高速道路への入口を選択することができる。そして、ユーザーが選択した入口は、経路案内の目的地、通過点、メモリポイント、回避点等として指定することができるので、例えば、初めて走行する高速道路への道案内を容易に受けることができる等といった効果が発揮される
【0136】
また、本実施の形態によれば、高速道路を走行してある目的地に行こうとするとき、(1)「高速道路」と、(2)「目的地」とを指定することにより、当該高速道路を利用して当該目的地へ行く際に利用可能な出口が、出口から目的地までの走行距離の短い順番に並べた出口リストとして表示される。従って、ユーザーは、高速道路を利用した旅行を計画する際に、出口の選択を行うための有用な情報を得ることができる。この機能は、例えば、地理不案内なために目的地までの最適な出口を通り過ぎてしまった様な場合に、次に最適な出口を選択しようとするユーザーに有益な情報を与えることができる。特に、首都高速道路の様な環状の高速道路にあっては、目的地までの一般道路走行距離が最短となる出口を通り過ぎてしまった場合に、次の出口を探したいといった場合に有利である
【0137】
また、本実施の形態によれば、入口リストを作成する際には現在位置から半径L1(Km)の円内の入口だけを対象にするので、無意味な演算を実行したり、無駄な情報を提示するといったことがないという効果がある。出口リストの作成の際も、目的地から半径L2(Km)の円内の出口だけを対象にするので、無意味な演算を実行したり、無駄な情報を提示するといったことがないという効果がある
【0138】
また、入口リスト及び出口リストには、入口及び出口の名称だけでなく、現在位置から入口までの走行距離及び出口から目的地までの走行距離も併記される。従って、ユーザーは、入口又は出口の選択に当たって、このリストに併記される走行距離を参考にすることができ、ユーザーの利便性が向上するという効果が発揮される。走行距離は、概ね走行時間に対応すると考えてよい
【0139】
次に、第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態の装置構成は上述した実施の形態(第1の実施の形態)と同様である。第2の実施の形態では、図6〜図8に示す手順のコンピュータプログラムに基づいて高速道路の出入口案内処理が実行される。この処理は、ユーザーが操作スイッチ群22又はリモコン27から起動信号を入力することによって開始される。
【0140】
図6〜図8に示す様に、この第2の実施の形態の高速道路の出入口案内処理は、第1の実施の形態とほぼ同様の処理手順となっている。従って、第1の実施の形態と同じ処理内容のステップには同じステップ番号を付してその詳細な説明は省略する。この第2の実施の形態では、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27を操作して指定高速道路を特定し、入口表示を選択したことを検出したら(S10〜S70)、図7に示す様に、位置検出器10から現在位置を取り込むと共に(S80)、指定高速道路の全ての入口を抽出する(S310)。
【0141】
続いて、S80で取得した現在位置を出発点とし、S310で抽出した指定高速道路上の全ての入口のそれぞれを到着点とする走行経路を算出する(S320)。この走行経路は、通常の走行経路案内処理における誘導経路の演算と同様の手法で計算され、渋滞情報や道路工事情報も考慮される。以下、各走行経路の長さ(走行距離)を算出し(S330)、指定高速道路上の入口を、走行距離の短い順番となる様にソートし(S340)、このソート結果に基づいて、指定高速道路上の入口とS330で算出した走行距離とを対にして走行距離の短い順番に並べ替えたリストを表示装置25に表示する(S350)。このとき、図9に示す様に、入口リスト41及び選択欄42に加えて、切替スイッチ43が表示装置25に表示される。この切替スイッチ43は、指定高速道路上の全ての入口を、インターチェンジ名称の、名称順(あいうえお順)に並べ替えて表示させるためのものである。
【0142】
従って、この第2の実施の形態では、入口となるインターチェンジの名称と走行距離とを対にした情報を走行距離の短い順に並べた入口リスト41を表示したら、切替スイッチ43がクリックされたか否かを判定する(S360)。そして、切替スイッチ43がクリックされたことを検出した場合は(S360:YES)、指定高速道路の入口を、あいうえお順に並べ替えた入口リストの表示に変更する(S370)。この表示例を図10に示す。図示の様に、今度は、入口の名称と走行距離とを、名称順(あいうえお順)に並べた入口リスト51が表示装置25に表示される。このとき、選択欄52と共に、今度は、切替スイッチ53が表示される。さらに、この名称順のリスト表示の状態において、この切替スイッチ53がクリックされたことを検出すると(S380:YES)、S340へ戻り、図9に示した様な走行距離順の入口リスト41の表示に戻すことができる。
【0143】
以下、操作スイッチ群22又はリモコン27からいずれかの入口が選択されるのを待ち、入口が選択されたら、さらにその記憶形式の指定を待ち、記憶形式の指定に従った処理を実行する(S140〜S170)。
【0144】
一方、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27を操作して出口を選択したことを検出した場合は(S70:出口)、図8に示す様に、目的地の入力を促すメッセージを表示装置25に表示する(S180)。目的地が入力されたことを検出したら(S185:YES)、目的地を記憶すると共に(S190)、指定高速道路上の全ての出口を抽出する(S410)。そして、S410で抽出した全ての出口のそれぞれを出発点とし、S190で記憶した目的地を到着点とする走行経路を、通常の誘導経路の演算と同様の手法により算出する(S420)。
【0145】
続いて、各走行経路の長さ(走行距離)を算出し(S430)、S410で抽出した出口を、走行距離の短い順番となる様にソートする(S440)。そして、このソート結果に基づいて、走行距離の短い順番に並べ替えた出口リストを表示装置25に表示する(S450)。
【0146】
こうして出口リストの表示が完了したら、切替スイッチがクリックされたか否かを判定する(S460)。そして、切替スイッチがクリックされたことを検出した場合は(S460:YES)、指定高速道路の出口を、あいうえお順に並べ替えた出口リストの表示に変更する(S470)。なお、入口リストの場合と同様に、再び切替スイッチがクリックされたことを検出すると(S480:YES)、S440へ戻り、走行距離順の出口リストの表示に戻すことができる。
【0147】
以下、操作スイッチ群22又はリモコン27からいずれかの出口が選択されるのを待ち、出口が選択されたら、さらにその記憶形式の指定を待ち、記憶形式の指定に従った処理を実行する(S250〜S290)。
【0148】
以上説明した様に、この第2の実施の形態によれば、入口リストを現在位置から走行距離の短い順番に並べた状態と、名称順に並べた状態とで表示を切り替えることができる。この結果、ユーザーは、インターチェンジの名称をよく知らない高速道路への入口を探す際には走行距離の短い順番に並べた入口リストを利用し、インターチェンジの名称を知っている高速道路への入口を探す際には指定高速道路の入口を名称順に並べた入口リストを利用するといった具合に、ユーザーの経験等に応じて、より便利な使い方を提供することができる
【0149】
同じく、この第2の実施の形態によれば、出口リストを目的地までの走行距離の短い順番に並べた状態と、名称順に並べた状態とで表示を切り替えることができる。この結果、ユーザーは、インターチェンジの名称をよく知らない高速道路の出口を探す際には走行距離の短い順番に並べた出口リストを利用し、インターチェンジの名称を知っている高速道路の出口を探す際には指定高速道路の出口を名称順に並べた出口リストを利用するといった具合に、ユーザーの経験等に応じて、より便利な使い方を提供することができる
【0150】
また、この第2の実施の形態によれば、入口リストの表示に当たっては、指定高速道路の全ての入口を抽出して現在位置からの走行距離を算出することにより、漏れのない入口リストを作成している
【0151】
同じく、この第2の実施の形態によれば、出口リストの表示に当たっては、指定高速道路の全ての出口を抽出して目的地までの走行距離を算出することにより、漏れのない出口リストを作成している
【0152】
次に、第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態も、装置構成は第1の実施の形態と同様である。第3の実施の形態では、図11〜図17に示す手順のコンピュータプログラムに基づいて高速道路の出入口案内処理が実行される。この処理は、ユーザーが操作スイッチ群22又はリモコン27から起動信号を入力することによって開始される。
【0153】
図11〜図17に示す様に、この第3の実施の形態の高速道路の出入口案内処理も、第1,第2の実施の形態とほぼ同様の処理手順となっている。従って、第1,第2の実施の形態と同じ処理内容のステップには同じステップ番号を付してその詳細な説明は省略する。この第3の実施の形態では、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27を操作して指定高速道路を特定し、入口表示を選択したら、図11,図12に示す様に、位置検出器10から現在位置を取り込み(S10〜S80)、現在位置に対応する地図データを読み出して表示装置25に表示する(S510)。このとき、現在位置マークも併せて表示する。
【0154】
次に、入口リスト表示のための検索基準位置として現在位置以外の位置の指定を行うか否かを問い合わせるメッセージを表示装置25に表示する(S520)。ユーザーが、そのまま操作スイッチ群22又はリモコン27から「実行」を入力したときは(S530:実行)、第2の実施の形態と同様に、直ちに、指定高速道路の入口を全て抽出し(S540)、S80で取得した現在位置を出発点とし、S540で抽出した指定高速道路上の全ての入口を到着点とする走行経路を算出すると共に(S550)、各走行経路の長さ(走行距離)を算出する(S560)。そして、指定高速道路上の入口を、走行距離の短い順番となる様にソートし(S570)、このソート結果に基づいて、指定高速道路上の入口とS110で算出した走行距離とを対にして走行距離の短い順番に並べ替えたリストを表示装置25に表示する(S580)。そして、操作スイッチ群22又はリモコン27からいずれかの入口が選択されるのを待ち、入口が選択されたら、さらにその記憶形式の指定を待ち、記憶形式の指定に従った処理を実行する(S140〜S170)。
【0155】
一方、入口リスト表示のための検索基準位置として現在位置以外の位置の指定を行うために、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27から地図のスクロールを指示したことを検出したときは(S530:スクロール)、図13に示す様に、このスクロールの指示に基づいて地図をスクロールする(S610)。そして、スクロールの指示が終了したか否かを判定する(S620)。スクロールの指示が入力され続けていると検出している間は(S620:NO)、S610へ戻って地図をスクロールし続ける。スクロールの指示が終了したことを検出したら(S620:YES)、現在表示されている地図上の特定の地点を検索基準位置に指定するか否かを問い合わせるメッセージを、表示装置25に表示する(S630)。
【0156】
この状態において、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27から、地図上の特定の地点を指定したことを検出したら(S640:地点指定)、指定された特定の地点の位置座標を検索基準位置としてRAMに記憶する(S650)。一方、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27から、実行を入力したことを検出したら(S640:実行)、現在表示中の地図の中心に最も近いノードを検索基準位置としてRAMに記憶する(S660)。
【0157】
こうして検索基準位置が決定したら、指定高速道路の入口を全て抽出し(S670)、S650又はS660でRAMに記憶した検索基準位置を出発点とし、S670で抽出した指定高速道路上の全ての入口を到着点とする走行経路を算出すると共に(S680)、各走行経路の長さ(走行距離)を算出する(S690)。そして、S670で抽出した入口を走行距離の短い順番にソートし(S700)、このソートの結果に基づいて、入口と走行距離を対にした入口リストを表示装置25に表示する(S710)。以下の処理は、車両の現在位置に基づいて入口リストを作成して表示する場合と同様である(S140〜S170)。
【0158】
一方、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27を操作して出口を選択したことを検出した場合は(S70:出口)、図14に示す様に、車両の現在位置を位置検出器10から取り込む(S810)。そして、現在位置が指定高速道路上にあるか否かを判定する(S820)。指定高速道路上にあると判定したときは(S820:YES)、出口リスト表示のための検索基準位置として現在位置を用いるか否かの問い合わせメッセージを表示装置25に表示する(S830)。
【0159】
ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27から実行を入力したことを検出したら(S840:実行)、次に、これまでの現在位置の変化の履歴(走行履歴)を外部メモリ24から読み出す(S850)。なお、この第3の実施の形態では、外部メモリ24には、現在位置の変化が走行履歴として記憶される様に構成されている。こうして走行履歴を読み出したら、この走行履歴から進行方向を算出する(S860)。そして、指定高速道路上で、現在位置から進行方向に向かって存在している出口を全て抽出する(S870)。次に、現在位置を出発点とし、S870で抽出した各出口を目的地とする走行経路を、通常の走行経路案内処理における誘導経路の演算と同様の手法により算出する(S880)。
【0160】
次に、各走行経路の長さ(走行距離)を算出し(S890)、S870で抽出した出口を、走行距離の短い順番となる様にソートする(S900)。そして、このソート結果に基づいて、走行距離の短い順番に並べ替えた出口リストを表示装置25に表示する(S910)。以下、操作スイッチ群22又はリモコン27からいずれかの出口が選択されるのを待ち、出口が選択されたら、さらにその記憶形式の指定を待ち、記憶形式の指定に従った処理を実行する(S250〜S290)。
【0161】
現在位置が指定高速道路上である場合において(S820:YES)、ユーザーが、出口リスト表示のための検索基準位置として現在位置以外の位置の指定を行うために、操作スイッチ群22又はリモコン27から地図のスクロールを指示したときは(S840:スクロール)、図15に示す様に、このスクロールの指示に基づいて地図をスクロールする(S1010)。そして、スクロールの指示が終了したか否かを判定する(S1020)。スクロールの指示が入力され続けている間は(S1020:NO)、S1010へ戻って地図をスクロールし続ける。スクロールの指示が終了したら(S1020:YES)、現在表示されている地図上の特定の地点を検索基準位置に指定するか否かを問い合わせるメッセージを、表示装置25に表示する(S1030)。
【0162】
ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27から、地図上の特定の地点、例えばサービスエリアなどを指定したときは(S1040:地点指定)、指定された特定の地点の位置座標を検索基準位置としてRAMに記憶する(S1050)。一方、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27から、実行を入力したら(S1040:実行)、現在表示中の地図の中心に最も近いノードを検索基準位置としてRAMに記憶する(S1060)。
【0163】
こうして検索基準位置が決定したら、次に、走行履歴を外部メモリ24から読み出す(S1070)。そして、S1070で読み出した走行履歴に基づいて進行方向を算出する(S1080)。そして、指定高速道路上において、S1050又はS1060で特定した検索基準位置から進行方向に向かって存在している出口を全て抽出する(S1090)。そして、S1050又はS1060で特定した検索基準位置を出発点とし、S1090で抽出した各出口を目的地とする走行経路を、通常の誘導経路の演算と同様の手法により算出する(S1100)。
【0164】
そして、各走行経路の長さ(走行距離)を算出し(S1110)、S1090で抽出した出口を、走行距離の短い順番となる様にソートし(S1120)、このソート結果に基づいて、走行距離の短い順番に並べ替えた出口リストを表示装置25に表示する(S1130)。以下、操作スイッチ群22又はリモコン27からいずれかの出口が選択されるのを待ち、出口が選択されたら、さらにその記憶形式の指定を待ち、記憶形式の指定に従った処理を実行する(S250〜S290)。
【0165】
これに対し、現在位置が指定高速道路上ではない場合には(S820:NO)、図16に示す様に、目的地を直接入力するか、それとも地図から指定するか否かを問い合わせるメッセージを表示装置25に表示する(S1210)。ユーザーが、施設名、施設の電話番号、市町村名、固有位置コード等によって目的地を直接入力すると(S1220:直接入力)、この目的地をRAMに記憶すると共に(S1230)、指定高速道路の全ての出口を抽出する(S1240)。
【0166】
続いて、S1240で抽出した各出口を出発点とし、S1230で記憶した目的地を到着点とする走行経路を算出する(S1250)。この走行経路の計算も、通常の誘導経路の演算と同様である。次に、各走行経路の長さ(走行距離)を算出し(S1260)、S1240で抽出した出口を、走行距離の短い順番となる様にソートし(S1270)、このソート結果に基づいて、S1240で抽出した出口とS1260で算出した走行距離とを対にして走行距離の短い順番に並べ替えた出口リストを表示装置25に表示する(S1280)。以下、操作スイッチ群22又はリモコン27からいずれかの出口が選択されるのを待ち、出口が選択されたら、さらにその記憶形式の指定を待ち、記憶形式の指定に従った処理を実行する(S250〜S290)。
【0167】
一方、ユーザーが目的地を地図から指定することを希望してスクロールを指令したことを検出したときは(S1220:スクロール)、図17に示す様に、このスクロールの指示に基づいて地図をスクロールする(S1310)。そして、スクロールの指示が終了したか否かを判定する(S1320)。スクロールの指示が入力され続けていると検出している間は(S1320:NO)、S1310へ戻って地図をスクロールし続ける。スクロールの指示が終了したことを検出したら(S1320:YES)、現在表示されている地図上の特定の地点を検索基準位置に指定するか否かを問い合わせるメッセージを、表示装置25に表示する(S1330)。
【0168】
この状態において、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27から、地図上の特定の地点を指定したことを検出したら(S1340:地点指定)、指定された特定の地点の位置座標を検索基準位置としてRAMに記憶する(S1350)。一方、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27から、実行を入力したことを検出したら(S1340:実行)、現在表示中の地図の中心に最も近いノードを検索基準位置としてRAMに記憶する(S1360)。
【0169】
こうして検索基準位置が決定したら、指定高速道路の出口を全て抽出し(S1370)、S1370で抽出した指定高速道路上の出口それぞれを出発点とし、S1350又はS1360でRAMに記憶した検索基準位置を到着点とする走行経路を算出すると共に(S1380)、各走行経路の長さ(走行距離)を算出する(S1390)。そして、S1370で抽出した出口を走行距離の短い順番にソートし(S1400)、このソートの結果に基づいて、出口と走行距離を対にした出口リストを表示装置25に表示する(S1410)。以下、操作スイッチ群22又はリモコン27からいずれかの出口が選択されるのを待ち、出口が選択されたら、さらにその記憶形式の指定を待ち、記憶形式の指定に従った処理を実行する(S250〜S290)。
【0170】
この第3の実施の形態によれば、入口リストの提示を受ける際に、現在位置以外の検索基準位置を指定することができる。この機能により、第3の実施の形態によれば、高速道路に乗る前に飲食店や土産物店などに立ち寄りたいといったときに、立ち寄り場所から最短距離の入口を探したいというユーザーの要望に応えることができる
【0171】
また、この第3の実施の形態によれば、上述の機能を発揮させるための入口リスト作成のための検索基準位置の指定は、スクロール機能により容易にこれを実現することができる。さらに、スクロール後の地図から検索基準位置を指定する際に、地点指定と、ソフトウェア側で予め用意した条件での指定とを選択することができる
【0172】
さらに、この第3の実施の形態によれば、出口リストの提示を受ける際に、現在位置以外の検索基準位置を指定することができる。この機能により、第3の実施の形態によれば、高速道路走行中に、いずれかのサービスエリアに立ち寄ってから高速道路を降りようというときに、立ち寄り場所から進行方向の出口を抽出し、立ち寄り場所からの走行距離の短い順番に並べた出口リストを提示することができる。従って、直ちに高速道路を降りる訳ではないが、高速道路上での立ち寄り場所からの出口を調べておきたいというユーザーの要望に応えることができる
【0173】
また、この第3の実施の形態によれば、上述の機能を発揮させるための出口リスト作成のための検索基準位置の指定は、スクロール機能により容易にこれを実現することができる。さらに、スクロール後の地図から検索基準位置を指定する際に、地点指定と、ソフトウェア側で予め用意した条件での指定とを選択することができる
【0174】
次に、第4の実施の形態について説明する。この第4の実施の形態も、装置構成は第1の実施の形態と同様である。第4の実施の形態では、図18〜図20に示す手順のコンピュータプログラムに基づいて高速道路の出入口案内処理が実行される。この処理は、ユーザーが操作スイッチ群22又はリモコン27から起動信号を入力することによって開始される。
【0175】
図18〜図20に示す様に、この第4の実施の形態の高速道路の出入口案内処理は、第1の実施の形態とほぼ同様の処理手順となっている。従って、第1の実施の形態と同じ処理内容のステップには同じステップ番号を付してその詳細な説明は省略する。この第4の実施の形態では、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27を操作して指定高速道路を特定し、入口表示を選択したことを検出したら(S10〜S70)、図19に示す様に、位置検出器10から現在位置を取り込むと共に(S80)、指定高速道路の全ての入口を抽出する(S1510)。
【0176】
続いて、S80で取得した現在位置と、S1510で抽出した指定高速道路上の全ての入口との直線距離を算出する(S1520)。そして、指定高速道路上の入口を、現在位置からの直線距離が短い順番となる様にソートし(S1530)、このソート結果に基づいて、指定高速道路上の入口とS1520で算出した直線距離とを対にして直線距離の短い順番に並べ替えたリストを表示装置25に表示する(S1540)。
【0177】
以下、操作スイッチ群22又はリモコン27からいずれかの入口が選択されるのを待ち、入口が選択されたら、さらにその記憶形式の指定を待ち、記憶形式の指定に従った処理を実行する(S140〜S170)。
【0178】
一方、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27を操作して出口を選択したことを検出した場合は(S70:出口)、図20に示す様に、目的地の入力を促すメッセージを表示装置25に表示する(S180)。目的地が入力されたことを検出したら(S185:YES)、目的地を記憶すると共に(S190)、指定高速道路上の全ての出口を抽出する(S1610)。そして、S1610で抽出した全ての出口と、S190で記憶した目的地との直線距離を算出する(S1620)。
【0179】
続いて、S1610で抽出した出口を、直線距離の短い順番となる様にソートする(S1630)。そして、このソート結果に基づいて、直線距離の短い順番に並べ替えた出口リストを表示装置25に表示する(S1640)。
【0180】
こうして出口リストの表示が完了したら、以下、操作スイッチ群22又はリモコン27からいずれかの出口が選択されるのを待ち、出口が選択されたら、さらにその記憶形式の指定を待ち、記憶形式の指定に従った処理を実行する(S250〜S290)。
【0181】
以上説明した様に、この第4の実施の形態によれば、高速道路の入口を現在位置からの直線距離の短い順番に並べた入口リストをユーザーに提示することができる。この際、入口リストには、入口の名称と共に直線距離が併せて表示される
【0182】
また、この第4の実施の形態によれば、高速道路の出口を目的地までの直線距離の短い順番に並べた出口リストをユーザーに提示することができる。この際、出口リストには、出口の名称と共に直線距離が併せて表示される
【0183】
次に、第5の実施の形態について説明する。この第5の実施の形態の装置構成も第1の実施の形態と同様である。第5の実施の形態では、図21〜図30に示す手順のコンピュータプログラムに基づいて高速道路の出入口案内処理が実行される。この処理は、ユーザーが操作スイッチ群22又はリモコン27から起動信号を入力することによって開始される。
【0184】
図21〜図30に示す様に、この第5の実施の形態の高速道路の出入口案内処理は、第1の実施の形態とほぼ同様の処理手順となっている。従って、第1の実施の形態と同じ処理内容のステップには同じステップ番号を付してその詳細な説明は省略する。この第5の実施の形態では、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27を操作して指定高速道路を特定し、入口表示を選択したことを検出したら(S10〜S70)、図22に示す様に、位置検出器10から現在位置を取り込むと共に(S80)、指定高速道路の全ての入口を抽出する(S1710)。
【0185】
続いて、S80で取得した現在位置を出発点とし、S1710で抽出した指定高速道路上の全ての入口のそれぞれを到着点とする走行経路を算出する(S1720)。続いて、各走行経路の長さ(走行距離)を算出する(S1730)。そして、指定高速道路上の入口を、走行距離の短い順番となる様にソートし(S1740)、このソート結果に基づいて、指定高速道路上の入口とS1730で算出した走行距離とを対にして走行距離の短い順番に並べ替えたリストを表示装置25に表示する(S1750)。このとき、図31に示す様に、入口リスト61及び選択欄62に加えて、切替スイッチ63が表示装置25に表示される。この切替スイッチ63は、指定高速道路上の全ての入口を、走行距離の長い順番に並べ替えて表示させるためのものである。
【0186】
従って、この第5の実施の形態では、入口を走行距離の短い順に並べた入口リスト61を表示したら、切替スイッチ63がクリックされたか否かを判定する(S1760)。そして、切替スイッチ63がクリックされたことを検出した場合は(S1760:YES)、指定高速道路の入口を、走行距離の長い順に並べ替えた入口リストの表示に変更する(S1770)。この表示例を図32に示す。図示の様に、今度は、入口の名称と走行距離とを、走行距離の長い順番に並べた入口リスト71が表示装置25に表示される。このとき、選択欄72と共に、今度は、切替スイッチ73が表示される。さらに、この名称順のリスト表示の状態において、この切替スイッチ73がクリックされたことを検出すると(S1780:YES)、S1740へ戻り、図31に示した様な走行距離の短い順の入口リスト61の表示に戻すことができる。
【0187】
以下、操作スイッチ群22又はリモコン27からいずれかの入口が選択されるのを待ち、入口が選択されたら、さらにその記憶形式の指定を待ち、記憶形式の指定に従った処理を実行する(S140〜S170)。
【0188】
一方、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27を操作して出口を選択したことを検出した場合は(S70:出口)、図23に示す様に、車両の現在位置を位置検出器10から取り込む(S1810)。そして、現在位置が指定高速道路上にあるか否かを判定する(S1820)。指定高速道路上にあると判定したときは(S1820:YES)、出口リスト表示のための検索基準位置として現在位置を用いるか否かの問い合わせメッセージを表示装置25に表示する(S1830)。
【0189】
ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27から実行を入力したことを検出したら(S1840:実行)、次に、走行履歴を外部メモリ24から読み出す(S1850)。こうして走行履歴を読み出したら、この走行履歴から進行方向を算出する(S1860)。そして、指定高速道路上で、現在位置から進行方向に向かって存在している出口を全て抽出する(S1870)。次に、現在位置を出発点とし、S1870で抽出した各出口を目的地とする走行経路を、通常の走行経路案内処理における誘導経路の演算と同様の手法により算出する(S1880)。
【0190】
続いて、各走行経路の長さ(走行距離)を算出し(S1890)、S1870で抽出した出口を、走行距離の短い順番となる様にソートする(S1900)。そして、このソート結果に基づいて、走行距離の短い順番に並べ替えた出口リストを表示装置25に表示する(S1910)。
【0191】
こうして出口リストの表示が完了したら、図24に示す様に、切替スイッチがクリックされたか否かを判定する(S1920)。そして、切替スイッチがクリックされたことを検出した場合は(S1920:YES)、指定高速道路の出口を、走行距離の長い順に並べ替えた出口リストの表示に変更する(S1930)。なお、入口リストの場合と同様に、再び切替スイッチがクリックされたことを検出すると(S1940:YES)、S1900へ戻り、走行距離の短い順の出口リストの表示に戻すことができる。
【0192】
以下、操作スイッチ群22又はリモコン27からいずれかの出口が選択されるのを待ち、出口が選択されたら、さらにその記憶形式の指定を待ち、記憶形式の指定に従った処理を実行する(S250〜S290)。
【0193】
現在位置が指定高速道路上である場合において(S1820:YES)、ユーザーが、出口リスト表示のための検索基準位置として現在位置以外の位置の指定を行うために、操作スイッチ群22又はリモコン27から地図のスクロールを指示したときは(S1840:スクロール)、図25に示す様に、このスクロールの指示に基づいて地図をスクロールする(S2010)。そして、スクロールの指示が終了したか否かを判定する(S2020)。スクロールの指示が入力され続けている間は(S2020:NO)、S2010へ戻って地図をスクロールし続ける。スクロールの指示が終了したら(S2020:YES)、現在表示されている地図上の特定の地点を検索基準位置に指定するか否かを問い合わせるメッセージを、表示装置25に表示する(S2030)。
【0194】
ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27から、地図上の特定の地点、例えばサービスエリアなどを指定したときは(S2040:地点指定)、指定された特定の地点の位置座標を検索基準位置としてRAMに記憶する(S2050)。一方、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27から、実行を入力したら(S2040:実行)、現在表示中の地図の中心に最も近いノードを検索基準位置としてRAMに記憶する(S2060)。
【0195】
こうして検索基準位置が決定したら、次に、走行履歴を外部メモリ24から読み出す(S2070)。そして、S2070で読み出した走行履歴に基づいて進行方向を算出する(S2080)。そして、指定高速道路上において、S2050又はS2060で特定した検索基準位置から進行方向に向かって存在している出口を全て抽出する(S2090)。そして、S2050又はS2060で特定した検索基準位置を出発点とし、S2090で抽出した各出口を目的地とする走行経路を、通常の誘導経路の演算と同様の手法により算出する(S2100)。
【0196】
続いて、各走行経路の長さ(走行距離)を算出し(S2110)、S2080で抽出した出口を、走行距離の短い順番となる様にソートする(S2120)。そして、このソート結果に基づいて、走行距離の短い順番に並べ替えた出口リストを表示装置25に表示する(S2130)。
【0197】
こうして出口リストの表示が完了したら、図26に示す様に、切替スイッチがクリックされたか否かを判定する(S2140)。そして、切替スイッチがクリックされたことを検出した場合は(S2140:YES)、指定高速道路の出口を、走行距離の長い順に並べ替えた出口リストの表示に変更する(S2150)。なお、入口リストの場合と同様に、再び切替スイッチがクリックされたことを検出すると(S2160:YES)、S2120へ戻り、走行距離の短い順の出口リストの表示に戻すことができる。
【0198】
以下、操作スイッチ群22又はリモコン27からいずれかの出口が選択されるのを待ち、出口が選択されたら、さらにその記憶形式の指定を待ち、記憶形式の指定に従った処理を実行する(S250〜S290)。
【0199】
これに対し、現在位置が指定高速道路上ではない場合には(S1820:NO)、図27に示す様に、目的地を直接入力するか、それとも地図から指定するか否かを問い合わせるメッセージを表示装置25に表示する(S2210)。ユーザーが、施設名、施設の電話番号、市町村名、固有位置コード等によって目的地を直接入力すると(S2220:直接入力)、この目的地をRAMに記憶すると共に(S2230)、指定高速道路の全ての出口を抽出する(S2240)。
【0200】
続いて、S2240で抽出した各出口を出発点とし、S2230で記憶した目的地を到着点とする走行経路を算出する(S2250)。この走行経路の計算も、通常の誘導経路の演算と同様である。次に、各走行経路の長さ(走行距離)を算出し(S2260)、S2240で抽出した出口を、走行距離の短い順番となる様にソートし(S2270)、このソート結果に基づいて、S2240で抽出した出口とS2260で算出した走行距離とを対にして走行距離の短い順番に並べ替えた出口リストを表示装置25に表示する(S2280)。
【0201】
こうして出口リストの表示が完了したら、図28に示す様に、切替スイッチがクリックされたか否かを判定する(S2290)。そして、切替スイッチがクリックされたことを検出した場合は(S2290:YES)、指定高速道路の出口を、走行距離の長い順に並べ替えた出口リストの表示に変更する(S2300)。なお、入口リストの場合と同様に、再び切替スイッチがクリックされたことを検出すると(S2310:YES)、S2270へ戻り、走行距離の短い順の出口リストの表示に戻すことができる。
【0202】
以下、操作スイッチ群22又はリモコン27からいずれかの出口が選択されるのを待ち、出口が選択されたら、さらにその記憶形式の指定を待ち、記憶形式の指定に従った処理を実行する(S250〜S290)。
【0203】
一方、ユーザーが目的地を地図から指定することを希望してスクロールを指令したことを検出したときは(S2220:スクロール)、図29に示す様に、このスクロールの指示に基づいて地図をスクロールする(S2310)。そして、スクロールの指示が終了したか否かを判定する(S2320)。スクロールの指示が入力され続けていると検出している間は(S2320:NO)、S2310へ戻って地図をスクロールし続ける。スクロールの指示が終了したことを検出したら(S2320:YES)、現在表示されている地図上の特定の地点を検索基準位置に指定するか否かを問い合わせるメッセージを、表示装置25に表示する(S2330)。
【0204】
この状態において、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27から、地図上の特定の地点を指定したことを検出したら(S2340:地点指定)、指定された特定の地点の位置座標を検索基準位置としてRAMに記憶する(S2350)。一方、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27から、実行を入力したことを検出したら(S2340:実行)、現在表示中の地図の中心に最も近いノードを検索基準位置としてRAMに記憶する(S2360)。
【0205】
こうして検索基準位置が決定したら、指定高速道路の出口を全て抽出し(S2370)、S2370で抽出した指定高速道路上の出口それぞれを出発点とし、S2350又はS2360でRAMに記憶した検索基準位置を到着点とする走行経路を算出すると共に(S2380)、各走行経路の長さ(走行距離)を算出する(S2390)。そして、S2370で抽出した出口を走行距離の短い順番にソートし(S2400)、このソートの結果に基づいて、出口と走行距離を対にした出口リストを表示装置25に表示する(S2410)。
【0206】
次に、図30に示す様に、切替スイッチがクリックされたか否かを判定する(S2420)。そして、切替スイッチがクリックされたことを検出した場合は(S2420:YES)、指定高速道路の出口を、走行距離の長い順に並べ替えた出口リストの表示に変更する(S2430)。なお、入口リストの場合と同様に、再び切替スイッチがクリックされたことを検出すると(S2440:YES)、S2400へ戻り、走行距離の短い順の出口リストの表示に戻すことができる。
【0207】
以下、操作スイッチ群22又はリモコン27からいずれかの出口が選択されるのを待ち、出口が選択されたら、さらにその記憶形式の指定を待ち、記憶形式の指定に従った処理を実行する(S250〜S290)。
【0208】
以上説明した様に、この第5の実施の形態によれば、出口リストを現在位置又は指定された検索基準位置からの走行距離の短い順番に並べた状態と、長い順番に並べた状態とで表示を切り替えることができる。この結果、ユーザーは、より早く高速道路を降りようとするときは、走行距離の短い順番の出口リストを表示させ、逆に、より長く高速道路の走行を楽しみたいという場合は、走行距離の長い順番の出口リストを表示させることができる
【0209】
なお、この第5の実施の形態では、入口リストについても走行距離の短い順番と長い順番で切り替え表示することができる。これにより、例えば、行楽地などにおいて、より長くその地方の走行を楽しんだ後に高速道路に乗って帰宅しようという場合に有効な情報を与えることができる。
【0210】
次に、第6の実施の形態について説明する。この第6の実施の形態の装置構成も第1の実施の形態と同様である。この第6の実施の形態では、図33〜図42に示す手順のコンピュータプログラムに基づいて高速道路の出入口案内処理が実行される。この処理は、ユーザーが操作スイッチ群22又はリモコン27から起動信号を入力することによって開始される。
【0211】
図33〜図42に示す様に、この第6の実施の形態の高速道路の出入口案内処理は、第1の実施の形態とほぼ同様の処理手順となっている。従って、第1の実施の形態と同じ処理内容のステップには同じステップ番号を付してその詳細な説明は省略する。この第6の実施の形態では、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27を操作して指定高速道路を特定し、入口表示を選択したことを検出したら(S10〜S70)、図34に示す様に、位置検出器10から現在位置を取り込むと共に(S80)、指定高速道路の全ての入口を抽出する(S2510)。
【0212】
続いて、S80で取得した現在位置と、S2510で抽出した指定高速道路上の全ての入口との直線距離を算出する(S2520)。そして、指定高速道路上の入口を、S2520で算出した直線距離の短い順番となる様にソートし(S2530)、このソート結果に基づいて、指定高速道路上の入口とS2520で算出した直線距離とを対にして直線距離の短い順番に並べ替えたリストを表示装置25に表示する(S2540)。
【0213】
そして、入口を直線距離の短い順に並べた入口リストを表示したら、直線距離の長い順番の表示に切り替えるための切替スイッチがクリックされたか否かを判定する(S2550)。切替スイッチがクリックされたことを検出した場合は(S2550:YES)、指定高速道路の入口を、直線距離の長い順に並べ替えた入口リストの表示に変更する(S2560)。さらに、この直線距離の短い順のリスト表示の状態において、切替スイッチがクリックされたことを検出すると(S2570:YES)、S2530へ戻り、直線距離の短い順の入口リストの表示に戻すことができる。
【0214】
以下、操作スイッチ群22又はリモコン27からいずれかの入口が選択されるのを待ち、入口が選択されたら、さらにその記憶形式の指定を待ち、記憶形式の指定に従った処理を実行する(S140〜S170)。
【0215】
一方、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27を操作して出口を選択したことを検出した場合は(S70:出口)、図35に示す様に、車両の現在位置を位置検出器10から取り込む(S2610)。そして、現在位置が指定高速道路上にあるか否かを判定する(S2620)。指定高速道路上にあると判定したときは(S2620:YES)、出口リスト表示のための検索基準位置として現在位置を用いるか否かの問い合わせメッセージを表示装置25に表示する(S2630)。
【0216】
ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27から実行を入力したことを検出したら(S2640:実行)、次に、走行履歴を外部メモリ24から読み出す(S2650)。こうして走行履歴を読み出したら、この走行履歴から進行方向を算出する(S2660)。そして、指定高速道路上で、現在位置から進行方向に向かって存在している出口を全て抽出する(S2670)。次に、現在位置と、S2670で抽出した各出口との直線距離を算出する(S2680)。
【0217】
続いて、S2670で抽出した出口を、S2680で算出した直線距離の短い順番となる様にソートする(S2690)。そして、このソート結果に基づいて、直線距離の短い順番に並べ替えた出口リストを表示装置25に表示する(S2700)。
【0218】
こうして出口リストの表示が完了したら、図36に示す様に、切替スイッチがクリックされたか否かを判定する(S2710)。そして、切替スイッチがクリックされたことを検出した場合は(S2710:YES)、指定高速道路の出口を、直線距離の長い順に並べ替えた出口リストの表示に変更する(S2720)。なお、入口リストの場合と同様に、再び切替スイッチがクリックされたことを検出すると(S2730:YES)、S2690へ戻り、直線距離の短い順の出口リストの表示に戻すことができる。
【0219】
以下、操作スイッチ群22又はリモコン27からいずれかの出口が選択されるのを待ち、出口が選択されたら、さらにその記憶形式の指定を待ち、記憶形式の指定に従った処理を実行する(S250〜S290)。
【0220】
現在位置が指定高速道路上である場合において(S2620:YES)、ユーザーが、出口リスト表示のための検索基準位置として現在位置以外の位置の指定を行うために、操作スイッチ群22又はリモコン27から地図のスクロールを指示したときは(S2640:スクロール)、図37に示す様に、このスクロールの指示に基づいて地図をスクロールする(S2810)。そして、スクロールの指示が終了したか否かを判定する(S2820)。スクロールの指示が入力され続けている間は(S2820:NO)、S2810へ戻って地図をスクロールし続ける。スクロールの指示が終了したら(S2820:YES)、現在表示されている地図上の特定の地点を検索基準位置に指定するか否かを問い合わせるメッセージを、表示装置25に表示する(S2830)。
【0221】
ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27から、地図上の特定の地点、例えばサービスエリアなどを指定したときは(S2840:地点指定)、指定された特定の地点の位置座標を検索基準位置としてRAMに記憶する(S2850)。一方、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27から、実行を入力したら(S2840:実行)、現在表示中の地図の中心に最も近いノードを検索基準位置としてRAMに記憶する(S2860)。
【0222】
こうして検索基準位置が決定したら、次に、走行履歴を外部メモリ24から読み出す(S2870)。そして、S2870で読み出した走行履歴に基づいて進行方向を算出する(S2880)。そして、指定高速道路上において、S2850又はS2860で特定した検索基準位置から進行方向に向かって存在している出口を全て抽出する(S2890)。そして、S2850又はS2860で特定した検索基準位置と、S2890で抽出した各出口との直線距離を算出する(S2900)。
【0223】
続いて、S2890で抽出した出口を、直線距離の短い順番となる様にソートする(S2910)。そして、このソート結果に基づいて、直線距離の短い順番に並べ替えた出口リストを表示装置25に表示する(S2920)。
【0224】
こうして出口リストの表示が完了したら、図38に示す様に、切替スイッチがクリックされたか否かを判定する(S2930)。そして、切替スイッチがクリックされたことを検出した場合は(S2930:YES)、指定高速道路の出口を、S2900で算出した直線距離が長い順に並べ替えた出口リストの表示に変更する(S2940)。なお、入口リストの場合と同様に、再び切替スイッチがクリックされたことを検出すると(S2950:YES)、S2910へ戻り、直線距離の短い順の出口リストの表示に戻すことができる。
【0225】
以下、操作スイッチ群22又はリモコン27からいずれかの出口が選択されるのを待ち、出口が選択されたら、さらにその記憶形式の指定を待ち、記憶形式の指定に従った処理を実行する(S250〜S290)。
【0226】
これに対し、現在位置が指定高速道路上ではない場合には(S2620:NO)、図39に示す様に、目的地を直接入力するか、それとも地図から指定するか否かを問い合わせるメッセージを表示装置25に表示する(S3010)。ユーザーが、施設名、施設の電話番号、市町村名、固有位置コード等によって目的地を直接入力すると(S3020:直接入力)、この目的地をRAMに記憶すると共に(S3030)、指定高速道路の全ての出口を抽出する(S3040)。
【0227】
続いて、S3040で抽出した各出口と、S3030で記憶した目的地との直線距離を算出する(S3050)。そして、S3040で抽出した出口を、直線距離の短い順番となる様にソートし(S3060)、このソート結果に基づいて、S3040で抽出した出口とS3050で算出した直線距離とを対にして直線距離の短い順番に並べ替えた出口リストを表示装置25に表示する(S3070)。
【0228】
こうして出口リストの表示が完了したら、図40に示す様に、切替スイッチがクリックされたか否かを判定する(S3080)。そして、切替スイッチがクリックされたことを検出した場合は(S3080:YES)、指定高速道路の出口を、走行距離の長い順に並べ替えた出口リストの表示に変更する(S3090)。なお、入口リストの場合と同様に、再び切替スイッチがクリックされたことを検出すると(S3100:YES)、S3060へ戻り、直線距離の短い順の出口リストの表示に戻すことができる。
【0229】
以下、操作スイッチ群22又はリモコン27からいずれかの出口が選択されるのを待ち、出口が選択されたら、さらにその記憶形式の指定を待ち、記憶形式の指定に従った処理を実行する(S250〜S290)。
【0230】
一方、ユーザーが目的地を地図から指定することを希望してスクロールを指令したことを検出したときは(S3020:スクロール)、図41に示す様に、このスクロールの指示に基づいて地図をスクロールする(S3210)。そして、スクロールの指示が終了したか否かを判定する(S3220)。スクロールの指示が入力され続けていると検出している間は(S3220:NO)、S3210へ戻って地図をスクロールし続ける。スクロールの指示が終了したことを検出したら(S3220:YES)、現在表示されている地図上の特定の地点を検索基準位置に指定するか否かを問い合わせるメッセージを、表示装置25に表示する(S2330)。
【0231】
この状態において、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27から、地図上の特定の地点を指定したことを検出したら(S3240:地点指定)、指定された特定の地点の位置座標を検索基準位置としてRAMに記憶する(S3250)。一方、ユーザーが、操作スイッチ群22又はリモコン27から、実行を入力したことを検出したら(S3240:実行)、現在表示中の地図の中心に最も近いノードを検索基準位置としてRAMに記憶する(S3260)。
【0232】
こうして検索基準位置が決定したら、指定高速道路の出口を全て抽出し(S3270)、S3270で抽出した指定高速道路上の出口と、S3250又はS3260でRAMに記憶した検索基準位置との直線距離を算出する(S3280)。そして、S3270で抽出した出口を直線距離の短い順番にソートし(S3290)、このソートの結果に基づいて、出口と直線距離を対にした出口リストを表示装置25に表示する(S3300)。
【0233】
次に、図42に示す様に、切替スイッチがクリックされたか否かを判定する(S3310)。そして、切替スイッチがクリックされたことを検出した場合は(S3310:YES)、指定高速道路の出口を、直線距離の長い順に並べ替えた出口リストの表示に変更する(S3320)。なお、入口リストの場合と同様に、再び切替スイッチがクリックされたことを検出すると(S3330:YES)、S3290へ戻り、走行距離の短い順の出口リストの表示に戻すことができる。
【0234】
以下、操作スイッチ群22又はリモコン27からいずれかの出口が選択されるのを待ち、出口が選択されたら、さらにその記憶形式の指定を待ち、記憶形式の指定に従った処理を実行する(S250〜S290)。
【0235】
以上説明した様に、この第6の実施の形態によれば、出口リストを現在位置又は指定された検索基準位置からの直線距離の短い順番に並べた状態と、長い順番に並べた状態とで表示を切り替えることができる。この結果、ユーザーは、より早く高速道路を降りようとするときは、直線距離の短い順番の出口リストを表示させ、逆に、より長く高速道路の走行を楽しみたいという場合は、直線距離の長い順番の出口リストを表示させることができる
【0236】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこの実施の形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内においてさらに種々の形態を採用することができることはもちろんである。
【0237】
例えば、高速道路に限らず、自動車専用道路、有料道路、あるいはサイクリングロードや遊歩道など、出入口が決まっている各種道路の入口や出口を検索するためのナビゲーション装置として本発明を適用することができる。従って、本発明のナビゲーション装置は、車載型以外に、携帯型のナビゲーション装置として実施することもできる。
【0238】
また、入口又は出口までの走行経路の距離ではなく、走行時間を計算し、走行時間の短い順にソートした入口リスト及び出口リストを表示する様にしても構わない。
【0239】
あるいは、入口リスト及び出口リストにおいて、走行距離の表示は行わなくても構わない。さらに、走行距離ではなく、入口及び出口までの所要時間、あるいは出口から目的地までの所要時間等を入口リスト及び出口リストに表示する様にしても構わない。
【0240】
また、VICSからの情報を考慮せずに所要走行時間を計算してもよいし、VICS以外の、例えば、ATIS(Advanced Traffic Infomation Seravice/東京を中心とする会員制の交通情報サービス「アティス」)や、RDSTMC(Radio Data System−Traffic Message channel/ヨーロッパで普及している交通情報サービス)などの他の道路交通情報サービスシステム、さらにはITS(Intelligent Transuport Systems/わが国及び欧米で推進されている高度道路交通システム)の様な高度道路交通システムから得られる情報を利用して検索基準位置から高速道路の入口までの所要走行時間、あるいは、高速道路の出口から目的地までの所要走行時間を計算し、この所要走行時間の短い順番に入口リスト及び出口リストをソートして表示する様にしてもよい。また、単なる走行時間ではなく、ETC(Electronic Toll Collection system/自動料金収受システム)から得られる料金所の情報も考慮して、入口リスト及び出口リストを表示する際に、ETC用のトールゲートの有無等を考慮してソートする様にしても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態としてのナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 第1の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図3】 第1の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図4】 第1の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図5】 第1の実施の形態における高速道路の入口リストの表示例を示す説明図である。
【図6】 第2の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図7】 第2の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図8】 第2の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図9】 第2の実施の形態における高速道路の入口リストの表示例を示す説明図である。
【図10】 第2の実施の形態における高速道路の入口リストの表示例を示す説明図である。
【図11】 第3の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図12】 第3の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図13】 第3の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図14】 第3の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図15】 第3の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図16】 第3の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図17】 第3の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図18】 第4の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図19】 第4の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図20】 第4の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図21】 第5の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図22】 第5の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図23】 第5の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図24】 第5の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図25】 第5の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図26】 第5の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図27】 第5の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図28】 第5の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図29】 第5の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図30】 第5の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図31】 第5の実施の形態における高速道路の入口リストの表示例を示す説明図である。
【図32】 第5の実施の形態における高速道路の入口リストの表示例を示す説明図である。
【図33】 第6の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図34】 第6の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図35】 第6の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図36】 第6の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図37】 第6の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図38】 第6の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図39】 第6の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図40】 第6の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図41】 第6の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【図42】 第6の実施の形態における高速道路の出入口案内処理の内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・ナビゲーション装置
10・・・位置検出器
11・・・地磁気センサ
12・・・ジャイロスコープ
13・・・距離センサ
14・・・GPS受信機
21・・・地図データ入力器
22・・・操作スイッチ群
23・・・制御回路
24・・・外部メモリ
25・・・表示装置
26・・・リモコンセンサ
27・・・リモコン
28・・・送受信機
29・・・VICSセンサ

Claims (6)

  1. 地図を表示する表示手段と、
    少なくとも高速道路又は有料道路等の出入り口付き道路に関する情報を含む地図データを記憶する地図データ記憶手段と、
    車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
    前記表示手段に、前記地図データ記憶手段に記憶された地図データに基づいて、前記現在位置検出手段の検出した車両の現在位置を表示基準位置とする地図を表示する表示制御手段と、
    前記出入口付き道路を指定して出入口のリスト表示を要求する道路指定手段と、
    ユーザ操作に基づいて前記表示手段に表示されている地図上の地点を指定する地図上地点指定手段と、
    ユーザ操作に基づいて前記表示手段に表示された地図をスクロールするスクロール手段と、
    前記道路指定手段によって出入口のリスト表示が要求されたとき、該要求に際して指定された出入口付き道路への入口又は当該出入り口付き道路からの出口を、検索基準位置を基準とした並びに並べ替えて前記表示手段にリスト表示する出入口リスト表示制御手段と
    を備えたナビゲーション装置において、前記出入口リスト表示制御手段が、前記検索基準位置を特定するために以下の構成を備えていることを特徴とするナビゲーション装置。
    (A)前記スクロール手段によるスクロール操作がなされたか否かを判定するスクロール操作有無判定手段を備えていること。
    (B)前記スクロール操作有無判定手段がスクロール操作がなされたと判定したとき、スクロール表示後の地図に対して前記地図上地点指定手段による地点の指定がなされたか否かを判定するスクロール後地点指定有無判定手段を備えていること。
    (C)(c1)前記スクロール後地点指定有無判定手段が地点の指定はないと判定したときは前記表示手段の表示基準位置に重なるスクロール表示後の地図上の地点を前記検索基準位置とし、(c2)前記スクロール後地点指定有無判定手段が地点の指定がなされたと判定したときはスクロール表示後の地図上で指定された地点を前記検索基準位置とする検索基準位置特定手段を備えていること。
  2. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
    (D)前記出入口リスト表示制御手段は、前記スクロール操作有無判定手段がスクロール操作はなされないと判定したとき、現在位置を表示基準位置として表示されている地図に対して前記地図上地点指定手段による地点の指定がなされたか否かを判定する現在位置基準地図上地点指定有無判定手段をも備えていること。
    (E)前記検索基準位置特定手段は、(e1)前記現在位置基準地図上地点指定有無判定手段が地点の指定がなされないと判定したときは車両の現在位置を検索基準位置とし、(e2)前記現在位置基準地図上地点指定有無判定手段が地点の指定がなされたと判定したときは現在位置を基準として表示されている地図上で指定された地点を前記検索基準位置とする処理も実行する手段として構成されていること。
  3. 前記出入口リスト表示制御手段は、前記道路指定手段により指定された出入口付き道路への各入口又は当該出入口付き道路からの各出口と、前記検索基準位置特定手段によって特定された検索基準位置との間の直線距離に基づいて前記並び替えを実行する手段として構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のナビゲーション装置。
  4. 前記地図データ記憶手段に記憶された地図データに基づき、前記検索基準位置特定手段によって特定された検索基準位置と前記道路指定手段により指定された出入口付き道路への各入口又は当該出入口付き道路からの各出口との間の走行経路を探索する経路探索手段を備え、
    前記出入口リスト表示制御手段は、前記経路探索手段により探索された経路の走行所要時間に基づいて前記並び替えを実行する手段として構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のナビゲーション装置。
  5. 前記地図データ記憶手段に記憶された地図データに基づき、前記検索基準位置特定手段によって特定された検索基準位置と前記道路指定手段により指定された出入口付き道路への各入口又は当該出入口付き道路からの各出口との間の走行経路を探索する経路探索手段を備え、
    前記出入口リスト表示制御手段は、前記経路探索手段により探索された経路の走行距離に基づいて前記並び替えを実行する手段として構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のナビゲーション装置。
  6. 前記出入口リスト表示制御手段により表示されたリストの中から入口又は出口を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された入口又は出口を記憶する出入口記憶手段と
    を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載のナビゲーション装置。
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