JP3974674B2 - 減速装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は減速装置に係り、特に遊星ギヤと差動ギヤセットを用いて入力軸の回転速度を大きく減速させ出力軸に伝達しうるように構成した減速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の減速装置では限定された範囲内でギヤの歯数により減速されるので、大きい減速比を得るためには比例してギヤの数を増やして使用したり、また高価のサイクロイド減速装置を用いるべき不便さがあった。
また、入力軸と出力軸を同一線上に設け難く、これにより広い設置空間と多くの製作費が所要された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前述した問題点を解決するために案出されたもので、その目的は多くのギヤを増やさず構成されたギヤの歯数のみ調整して大きい減速比を求められ、高負荷でも動力伝達能力に優れ、構造も簡単な減速装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は各ギヤの歯数比による差動ギヤの自転力とキャリアの公転力との相対的な変化を一つに合わせて定められた減速比で出力しうる減速装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために本発明の構成は、フレ−ムと、前記フレ−ムに回転自在に支持され駆動力を入力され回転する入力軸12と、前記フレ−ムに回転自在に支持され前記入力軸と同回転軸中心を有して前記入力軸の端部と互いに結合されるとともに前記入力軸から独立に回転自在に設けられた出力軸40と、前記入力軸に一体に形成された入力線ギヤ14と、前記フレ−ムに固定された固定ピンに回転されるように支持されるとともに前記入力線ギヤに噛合される第1差動ギヤ28、28’と、前記フレ−ムに固定された固定ピンに回転されるように支持されるとともに前記第1差動ギヤと噛合される第2差動ギヤ30、30’と、前記出力軸と前記入力線ギヤとの間の前記入力軸上に位置され同心軸に回転自在に設けられた中空軸16と、前記中空軸に一体に形成され前記第2差動ギヤと噛合する差動線ギヤ18と、前記出力軸の外周に回転自在に結合されるとともに前記第2差動ギヤと噛合する差動リングギヤ46と、前記差動リングギヤと一体に回転するように形成された遊星リングギヤ48と、前記中空軸に一体に形成され前記差動線ギヤと前記出力軸との間に位置する遊星線ギヤ20と、前記遊星線ギヤ及び前記遊星リングギヤと同時に噛合する一つ以上の遊星ギヤ44と、前記遊星ギヤの軸を前記出力軸と一体に結合させるキャリア32、34とを含めてなる。
【0005】
また、本発明の他の構成は、フレ−ムと、前記フレ−ムに回転自在に支持され駆動力を入力される入力軸52と、前記フレ−ムに回転自在に支持され前記入力軸と同回転軸中心を有して前記入力軸の端部と互いに結合され、前記入力軸についても独立に回転自在に設けられた出力軸82と、前記入力軸に一体に形成された第1線ギヤ54及び第2線ギヤ56と、前記フレ−ムに固定された固定ピンに回転されるように支持されるとともに前記第1線ギヤに噛合される一つ以上の遊星ギヤ64と、前記遊星ギヤと噛合するリングギヤを有するキャリア70と、前記キャリアに固定された固定ピンに回転自在に結合されるとともに前記第2線ギヤと噛合する第1差動ギヤ74と、前記キャリアに固定された固定ピンに回転自在に結合され前記第1差動ギヤと噛合する第2差動ギヤ76と、出力軸に一体に形成され前記第2差動ギヤと噛合する出力リングギヤ80とを含めてなる。ここで、第1差動ギヤと第2差動ギヤが入力軸について二つずつ対称に設けられ、遊星ギヤは2ないし5個ほどが適当である。このような構成により歯数比による自転速度と公転速度との相対的な変化により大きい減速比を得られるので伝達効率が良好であり、振動と騒音を最小化して作業能率を向上させうる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面に基づき本発明による望ましい実施例について詳述する。
図1ないし図5に示したように、動力発生装置の駆動軸から駆動力が入力される入力軸12を第1部分12Aと第2部分12Bに区分して、第1部分12Aには入力線ギヤ14が一体に形成され、第2部分には所定長さの中空軸16の入力軸12と同軸的に設けられ、線ギヤ14の側面に近接した位置に中空軸16の端部17を位置させ、該中空軸16の中間に差動線ギヤ18が形成される。また、中空軸16の他の一端部17Aに差動線ギヤ18と一定距離に離隔された位置に遊星線ギヤ20が一体に形成される。
【0007】
入力軸12はケ−スまたはフレ−ムに支持される。入力軸の入力線ギヤ14の前方に軸受22Bがケ−スまたはフレ−ム24の固定板22Aに設けられる。このケ−スまたはフレ−ムは円筒形になっているもので、入力軸が貫通する反対方向の固定板22Bには出力軸の軸受40Bが設けられ、この軸受により出力軸40が支持され、出力軸のケ−スの内側端部には入力軸12のケ−スの内側端部を支持し同軸的に回転させる軸受36Bが溝内に設けられている。
【0008】
入力軸が支持される固定板24A部分に四つの固定ピン26、26’、26A、26A’が一定間隔に設けられ、この固定ピンの端部にはド−ナッツ形の固定リング24Cが結合され固定ピンを堅固に取り付けさせる役割を果たす。
各固定ピン26、26’には二つの第1差動ギヤ28、28’がそれぞれ設けられ、他の固定ピン26A、26A’にも第2差動ギヤ30、30’がそれぞれ設けられる。各固定ピン26、26’、26A、26A’について第1、第2差動ギヤ30、30’が回転自在に軸受28B、28B’、30B、30B’に挿着されている。差動ギヤは凹部28C、30Cを有していて、第1差動ギヤ28、28’が入力線ギヤ14と噛合し、第1差動ギヤは第2差動ギヤ30、30’と噛合する。入力線ギヤに噛合する第1差動ギヤ28、28’の後方側に第2差動ギヤ30、30’の前半部が噛合され、第2差動ギヤ30、30’の後方の内側には差動線ギヤ18と噛合するようになっている。そして、第2差動ギヤは差動リングギヤ46と噛合する。
【0009】
図2に示した断面位置では実線で示されているギヤは互いに結合されている状態である。すなわち、入力線ギヤ14と第1差動ギヤ28、28’が噛合されており、点線で示した第2差動ギヤ30、30’は入力線ギヤ14とは噛合されない。
また、図4に示した断面位置では実線で示した差動線ギヤ18と第2差動ギヤ30、30’が噛合され、同時に差動線ギヤ46と噛合されており、第1差動ギヤは噛合されていないことがわかる。
【0010】
次いで、入力軸12の第2部分12Bがある位置に適正な内径のキャリア32を備え、入力軸12を支持しつつ互いに回転自在にする軸受36Bの挿入される内径部36を有する出力軸40と一体に形成されるキャリア34を備え、この二つのキャリア32、34が共に回転し支持するように多数の固定ピン42で二つのキャリア32、34を結合させる。各固定ピン42上には遊星線ギヤ20に噛合する遊星ギヤ44が軸受44Bにおり回転自在に挿着される。
また、第2差動ギヤ30の外側に噛合する差動リングギヤ46と、差動リングギヤ46と一体に形成された遊星リングギヤ48を備え、二つの差動ギヤ46、48が支持されつつ出力軸40上で互いに回転自在に軸受48Bが挿着される。
【0011】
ここで、固定ピン26、第1差動ギヤ28が一組となって一側に設けられ、回転体の安定性のために入力軸についてこれと反対位置に固定ピン26’、第1差動ギヤ28’が一組となって設けられる。同様に、固定ピン26Aと第2差動ギヤ30が一組となって第1差動ギヤ組と噛合されるように結合され、他の固定ピン26A’、第2差動ギヤ30’組が第1差動ギヤ組と結合される。しかし、この差動ギヤ組は必ず二つが必要であるが、これは三つ、四つなど多数個が設けられるからである。
このようになされた複合的な差動ギヤ及び遊星ギヤセットは動力の回転速度を大きく減速させうる構成であって、全てのギヤが常に複合的に噛合されているので、入力される動力を各ギヤとキャリアに分類され減速し、再び一つに合わせて伝達できるので、出力軸40の負荷による衝撃吸収は勿論、さらに大きい力を無理なく伝達しうる。
【0012】
このように構成された減速装置の動力伝達過程と減速状態を説明すれば次のとおりである。
Figure 0003974674
【0013】
駆動軸から回転力が入力されれば入力軸12が回転しつつこの軸に一体に形成された入力線ギヤ14が同方向に回転され、よって入力線ギヤ14に噛合した第1差動ギヤ28が固定ピン26を中心として入力線ギヤ14の回転方向と逆方向に回転され、第1差動ギヤ28に噛合した第2差動ギヤ30’は1次減速され入力線ギヤ14と同方向に回転し、第2差動ギヤ30’に外接された差動リングギヤ46は第2差動ギヤ30’と同方向に回転し、内接された差動線ギヤ18は第2差動ギヤ30’の回転方向と逆方向に回転される。
【0014】
ここで、入力軸12を通して一つに入力される動力が差動リングギヤ46と差動線ギヤ18に分岐され伝達される状態であり、1次減速の効果が得られる。
次いで、差動線ギヤ18と一体の遊星線ギヤ20は差動線ギヤ18と同方向に回転され、内接された遊星ギヤ44を入力軸12の方向に回転させ、また差動リングギヤ46と一体である遊星リングギヤ48は差動リングギヤ46と同方向に回転され、噛合した遊星ギヤ44を入力軸12の方向に回転させる。この状態が前述したように分岐された二系統の動力が遊星ギヤ44で内接と外接の状態に一つの動力として合わせてキャリア32、34を遊星リングギヤ46の回転方向、すんわち入力軸12の回転方向と同方向に回転させ、よって、キャリア34と一体の出力軸40をキャリア34と同方向及び同速度で回転させる。
【0015】
この際、入力軸12の方向と回転しているキャリア32、34の公転速度が入力軸12の回転方向と逆方向に回転している遊星線ギヤ20の自転速度により減速される。
このように本発明は入力軸12を通した回転力が二つに分岐され伝達され、再び一つに合わせる過程で公転速度と自転速度の差が出力軸40を回転させる。
一方、本発明において使われるギヤの歯数を必要減速比により適宜に調整すれば、それによる出力軸の回転数が得られ、この際出力軸40の減速比を求める公式は次の通りである。
【0016】
【式1】
Figure 0003974674
ここで、ABCDEは各ギヤの歯数を示す。入力線ギヤ(14)=A、差動線ギヤ(18)=B、差動リングギヤ(46)=C、遊星線ギヤ(20)=D、遊星リングギヤ(48)=Eである。
各ギヤの歯数をわかれば前記公式により減速比が求められる。そして、必要に応じて出力軸40が入力軸12の回転方向について逆方向に回転させる必要がある場合はBとDを、そしてCとEの歯数を互いに変えて設定すれがよい。
参考に、次の表は各ギヤの歯数とそれによる減速比(出力軸の回転数:入力軸の回転数)を示す。
【0017】
【表1】
Figure 0003974674
【0018】
図5及び図6は本発明の他の実施例を示す。
本例においては、機関の駆動軸から駆動力が入力される入力軸52が設けられ、この入力軸52は第1部分52Aと第2部分52Bに区分され、第1部分52Aに第1線ギヤ54が形成され、第2部分52Bに第2線ギヤ56が入力軸52と一体に形成される。入力軸52の第1線ギヤ54の前方に入力軸52が通過されつつその回転が自在に軸受58Bを介して固定板58を設け、第1線ギヤ54の後方側に適正な内径を有する他の固定板60を設け、二枚の固定板58、60の間に固定ピン62を挿着させる。
【0019】
各固定ピン62上には第1線ギヤ54に噛合する遊星ギヤ64が軸受64Bにより回転自在に挿着される。遊星ギヤ64の外側にはリングギヤ66が噛合される。このリングギヤは中空円筒部65を有しているキャリア67と一体に形成されたもので、またこのキャリアはキャリア70と固定ピン72で互いに一体に結合され共に回転され、二つの線ギヤ54、66の中間に設けられ、設置時中空円筒部65と入力軸52の回転が互いに自在に軸受65Bを挿入する。
入力軸52の端部である第2部分52Bの端部にはキャリア70を第2部分52Bと回転自在に軸受30Bを介して設け、リングギヤ66とキャリア70を共に回転させるために多数の固定ピン72、72Aをリングギヤ56とキャリア70との間に挿着させる。
【0020】
各固定ピン72、72’上には第1差動ギヤ74、74’がそれぞれ設けられるが、この第1差動ギヤは一定間隔の凹部74Cを有して第2線ギヤ56に噛合される。また、他の固定ピン72A、72A’上にも一定間隔の凹部76Cを有しつつ第1差動ギヤ34とサイズが同等か異なる第2差動ギヤ76、76’を形成する。この第2差動ギヤは第2線ギヤ56とは噛合しない。各固定ピン72、72Aについて第1、第2差動ギヤ74、76の回転が自在に軸受74B、76Bを設ける。
【0021】
第1差動ギヤ74の前半部の内側には第2線ギヤ56が噛合され、第1差動ギヤの後方側には第2差動ギヤ76の前半部が噛合される。図6に示した断面位置では第1差動ギヤ74と第2差動ギヤ76’が実線で示され噛合されていることを示しており、第1差動ギヤ74’と第2差動ギヤ76も噛合されているが、第2線ギヤ56はこの位置にないので点線で示した。
第2差動ギヤ76の後半部の外側には内径部78を有しつつ出力軸42と一体に形成された出力リングギヤ80を噛合させ、この出力リングギヤ80が入力軸52の第2部分52Bについて回転自在に内径部78に軸受80Bを挿着する。
【0022】
ここで、固定ピン72、第1差動ギヤ74、凹部74Cの一組が第1差動ギヤセットをなし、このセットは回転体の安定性のために二組よりなる。同様に、固定ピン72A、第2差動ギヤ76、凹部76Cが第2差動ギヤセットをなし、やはり二組よりなさせる。しかし、必ず二組に限られることではない。
出力軸82はフレ−ム85に軸受で結合され支持される。
このように構成された減速装置は入力される動力を各ギヤとキャリアに分配して減速し、再び一つに合わせて伝達できるので出力軸42の負荷による衝撃吸収は勿論、さらに大きい力を無理なく伝達できるように構成される。
【0023】
このように構成された減速装置の動力伝達過程と減速状態を次のように説明する。
動力伝達過程:
入力軸52→第1線ギヤ54→遊星ギヤ64→リングギヤ66→キャリア70→出力リングギヤ80及び出力軸82
または、入力軸52→ →第2線ギヤ56→第1差動ギヤ74→第2差動ギヤ76→出力リングギヤ80及び出力軸82
すなわち、機関の駆動軸から回転力が入力されれば入力軸52が回転しつつこの軸に一体に形成された第1線ギヤ54が同方向に回転し、よって第1線ギヤ54に噛合した遊星ギヤ64が固定ピン62を中心として第1線ギヤ54の回転方向と逆方向に回転され、遊星ギヤ64も噛合したリングギヤ66は固定板58、60の停止状態により各ギヤ54、64、66の歯数比により1次減速され遊星ギヤ64と同方向に回転し、よってリングギヤ66と一体のキャリア70も同方向に回転される。
【0024】
次いで、入力軸52と一体の第2線ギヤ56の回転によりこれに噛合した第1差動ギヤ74は第2線ギヤ56の回転方向と逆方向に回転し、第1差動ギヤ74に噛合した第2差動ギヤ76の回転は第1差動ギヤ74の回転方向と逆方向に回転、すなわち入力軸52の回転方向と同様に回転され、第2差動ギヤ76に外接された出力リングギヤ80の回転は第2差動ギヤ76の回転方向と同方向に回転され、よって出力リングギヤ80と同一に回転する。
言い換えれば、入力軸52の回転方向と同方向に回転する第2差動ギヤ76の回転、すなわち固定ピン72A上で回転する自転力を入力軸52の回転と逆方向に回転するキャリア70の回転、すなわち第1、第2差動ギヤ74、76と共に回転する公転力の影響により減速状態に出力リングギヤ80を回転させる。
【0025】
このように本発明は入力軸52を通した回転力が二つに分岐され伝達されが、まず第1線ギヤ54を通過してリングギヤ66を一次減速してキャリア70に伝達される一つの系統と、第2線ギヤ56を通過して第2差動ギヤ76に伝達されるもう一つの系統がある。
この二つの系統を通過した自転と公転の回転差が出力リングギヤ80で合流して定められた減速比で出力軸82を回転させる特徴のある減速装置である。
この際出力軸82の減速比を求める公式は次の通りである。
出力軸の回転数N=(C/D)−{(1−C/D)}×(A/B)
ここでも、第1線ギヤ14の歯数=A、リングギヤ(26)の歯数=B、第2線ギヤ(16)の歯数=C、出力リングギヤ(40)の歯数=Dにし、前記公式により減速比を求めると容易に減速比が求められる。
参考に、次の表は各ギヤの歯数とそれによる減速比(入力軸の回転数:出力軸の回転数)を示す。
【0026】
【表2】
Figure 0003974674
【0027】
【発明の効果】
以上述べたように、本減速装置の構成は駆動力を入力軸に伝達し、その回転を減速して出力軸に伝達する際別のギヤを追加しなくても構成されたギヤの歯数のみ調整して必要な減速比を求められ、構成の特性上高負荷状態でもいずれのギヤが一方に押される現象を減少させうるので耐久性に優れ、構造が単純なので製造コストの節減と伝達効率の高い長所がある。
以上のように本発明の減速装置は入力軸を通した回転力が二つに系統に分離され伝達され、出力軸に合流され定められた減速比で出力軸を回転させる特徴がある。
本発明は本実施例にのみ限られることではなく、本発明の趣旨に基づいた全ての減速器で駆動力を出力軸に減速して出力させうる装置に応用できることは勿論、本発明の範囲内で多様な修正及び変更を加えられることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の減速装置の組立断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1の III−III 線断面図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す組立断面図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【符号の説明】
12 入力軸
12A 第1部分
12B 第2部分
17、17A 端部
18 差動線ギヤ
20 遊星線ギヤ
22、24、26 固定板
22B、28B、30B、36B、44B、48B 軸受
26A、42 固定ピン
28 第1差動ギヤ
28C、30C 凹部
30 第2差動ギヤ
32、34 キャリア
36 内径部
40 出力軸
44 遊星ギヤ
46 差動リングギヤ
48 遊星リングギヤ

Claims (4)

  1. フレ−ムと、前記フレ−ムに回転自在に支持され駆動力を入力され回転する入力軸12と、前記フレ−ムに回転自在に支持され前記入力軸と同回転軸中心を有して前記入力軸の端部と互いに結合されるとともに前記入力軸から独立に回転自在に設けられた出力軸40と、前記入力軸に一体に形成された入力線ギヤ14と、前記フレ−ムに固定された固定ピンに回転されるように支持されるとともに前記入力線ギヤに噛合される第1差動ギヤ28、28’と、前記フレ−ムに固定された固定ピンに回転されるように支持されるとともに前記第1差動ギヤと噛合される第2差動ギヤ30、30’と、前記出力軸と前記入力線ギヤとの間の前記入力軸上に位置され同心軸に回転自在に設けられた中空軸16と、前記中空軸に一体に形成され前記第2差動ギヤと噛合する差動線ギヤ18と、前記出力軸の外周に回転自在に結合されるとともに前記第2差動ギヤと噛合する差動リングギヤ46と、前記差動リングギヤと一体に回転するように形成された遊星リングギヤ48と、前記中空軸に一体に形成され前記差動線ギヤと前記出力軸との間に位置する遊星線ギヤ20と、前記遊星線ギヤ及び前記遊星リングギヤと同時に噛合する一つ以上の遊星ギヤ44と、前記遊星ギヤの軸を前記出力軸と一体に結合させるキャリア32、34とからなり、前記入力軸の回転力を出力軸に伝達する際回転数を減速させることを特徴とする減速装置。
  2. 前記第1差動ギヤと第2差動ギヤが入力軸について二つずつ対称に設けられ、前記遊星ギヤの三つが前記キャリアに設けられることを特徴とする請求項1に記載の減速装置。
  3. フレ−ムと、前記フレ−ムに回転自在に支持され駆動力を入力される入力軸52と、前記フレ−ムに回転自在に支持され前記入力軸と同回転軸中心を有して前記入力軸の端部と互いに結合され、前記入力軸についても独立に回転自在に設けられた出力軸82と、前記入力軸に一体に形成された第1線ギヤ54及び第2線ギヤ56と、前記フレ−ムに固定された固定ピンに回転されるように支持されるとともに前記第1線ギヤに噛合される一つ以上の遊星ギヤ64と、前記遊星ギヤと噛合するリングギヤを有するキャリア70と、前記キャリアに固定された固定ピンに回転自在に結合されるとともに前記第2線ギヤと噛合する第1差動ギヤ74と、前記キャリアに固定された固定ピンに回転自在に結合され前記第1差動ギヤと噛合する第2差動ギヤ76と、出力軸に一体に形成され前記第2差動ギヤと噛合する出力リングギヤ80とからなることを特徴とする減速装置。
  4. 前記第1差動ギヤと前記第2差動ギヤが入力軸について二つずつ対称に設けられ、前記遊星ギヤの二つが前記キャリアに設けられることを特徴とする請求項3に記載の減速装置。
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