JP3973562B2 - 物品取出容器 - Google Patents
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Description
本願発明は、ケース本体内に収容された飴、チョコレート等の菓子を取り出すことができる物品取出容器に関するものである。
背景技術
従来、特開2000−159279に開示されたような、菓子のような物品を収容し、一つずつ取り出すことができるように構成した物品取出容器が知られている。当該物品取出容器はケース本体内に積み重ねるように収容された菓子を、装飾体としての人形が前記菓子をその上部から一つずつ取り出すように構成したものである。
また、同様に収容された物品を一つずつ取り出すための物品取出容器に関するものとして、日本の実公昭42−18445号、特公平7−114793号、特開2000−25854等、および米国特許公報第4966305号等の公報が開示されている。
しかしながら、上記従来の物品取出容器は、あらかじめ所定の順序で積み重ねられた物品を取り出すことを目的としたものであり、不規則に収容された物品を一つずつ取り出すことはできなかった。
また、容器内に物品を収容する場合は、規則的に所定の順序で積み重ねる必要があり、例えば、幼い子供では物品の収容作業が困難な場合があった。
さらに、上記従来の物品取出容器は、物品を狭持する狭持片が常に露出しているため、ゴミや埃が付きやすいといった欠点があった。
発明の開示
本願発明は、上記従来の問題点に鑑み案出されたものであって、不規則に収容された、キャンデーやチョコレートといった小物品を、一つずつ取り出すことが可能な物品取出容器の構造を提供することをその課題とする。
すなわち、本発明が提供する請求項1記載の物品取出装置は、下記の要件を備えたことを特徴とする。
(イ)所定形状の複数の物品を収容することが可能な収容部を備えた容器本体と蓋体とから構成されていること。
(ロ)前記容器本体の表面の所定位置には前記容器本体内部に連通する開口が形成されており、当該開口を開閉自在に塞ぐために前記蓋体が容器本体に対して設けられていること。
(ハ)前記蓋体の裏面若しくは裏面付近には、前記容器本体内に収容された物品を挟持して、蓋体の開動作に伴って物品を容器本体内から取り出すための物品取出手段が設けられていること。
また、請求項2に記載の物品取出容器は、前記請求項1記載の物品取出容器に係り、下記の要件を備えたことを特徴とする。すなわち、
(イ)前記容器本体には、不規則な姿勢で収容されている物品を、前記物品取出し手段が狭持可能な姿勢に規制するための姿勢規制手段が設けられていること。
(ロ)前記物品取出手段と対向する容器本体内の所定位置には、前記姿勢が規制された状態で物品を保持するための物品保持手段が設けられていること。
また、請求項3に記載の物品取出容器は、前記請求項2記載の物品取出容器であって、前記収容部内の底部の全部または一部には、前記姿勢規制手段およびまたは物品保持手段に向かって下降傾斜する斜面が形成されていること。
さらに、本願発明に係る物品取出し装置は、上記構造により以下に述べる効果を有している。
すなわち、請求項1記載の発明は、蓋体の裏面に設けられた、または蓋体に連動して動作する物品取出手段により、蓋体を開閉するだけで順次1個ずつ物品を取り出すことができるといった従来にない新規な構造の物品取出容器を提供することができるといった効果を有している。
また、従来の物品取出し装置のように、物品を収容部に規則的に並べて収容する必要がなく、例えば、幼い子供でも容器本体に物品を容易に収容することができるという、従来にない効果を有している。
また、物品取出手段に動物やキャラクター等の模型を用い、その腕に該当する部分を狭持片として構成とすることで、キャラクター等が物品を取り出す動作に面白みがあり、このような動作見て楽しむことができるという効果を有している。
また、物品取出手段を蓋体の裏面側に設けて蓋を閉じたときに物品を狭持するため、蓋を開けるのと同時に物品を取り出すことができるので、動作に面白みがあり、このような動作見て楽しむことができるという効果を有している。
さらに、物品を取り出さないとき(使用しないとき)には、蓋体を閉じておくことができるため、物品を狭持する狭持片にゴミや埃が付きにくく、物品の収容部内にもゴミや埃が入りにくいといった効果をも有している。
また、請求項2記載の発明は、上記効果に加えて以下に述べる効果を有している。すなわち、容器内に不規則な姿勢で収容された飴やチョコレート等の物品を、所定の姿勢に規制する手段を設けたので、物品保持部に対して効率よく姿勢を規制した状態の物品を供給することができる。これによって、蓋の開閉に合わせて効率よく物品を取り出すことが可能になるという効果を有している。
また、請求項3記載の発明は、物品を収容する収容部の底面を物品保持部に向かって下降傾斜する構造としたので、物品を効率的に物品保持部に提供することができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
図1は本願発明の一実施の形態に係る物品取出容器の外観を示した外観図である。
図2は、本願発明の一実施の形態に係る物品取出容器の構成を示した分解斜視図である。
図3は、本願発明の一実施の形態に係る物品取出容器の動作を説明する斜視図である。
図4は、本願発明の一実施の形態に係る物品取出容器の断面図である。
発明の実施をするための最良の形態
本願発明の実施の形態を図1乃至図4に基づいて説明する。
図1は本願発明に係る物品取出容器1の外観斜視図、図2は物品取出容器1の分解斜視図、図3は物品取出容器1の透視斜視図、図4は物品取出容器の縦方向の断面図である。
図1、図2中、3は後述する菓子等の物品を収容するための容器本体を示している。容器本体3は、その外郭を構成する部材として下部容器体5と当該下部容器体5に対して上方から接合させる上部容器体7とから構成され、両者を接合した状態で内部に空間を有した中空状の部材として形成されている。
また、容器本体3は、前記下部容器体5および上部容器体7を接合した状態で、球体を上下方向から潰したような扁平した形状に形成されている。すなわち、後述する図4に示す断面図のように、容器本体3は上下方向に亘る断面形状が上下方向を短軸、横幅方向を長軸とする楕円形状となるように形成されている。
前述のように、容器本体3はその内部に空間を備えており、当該空間に物品である飴、チョコレートといった固形の菓子等の物品17等が収容されるようになっている。
また、前述のように容器本体3は、主な構成として下部容器体5と上部容器体7と蓋体9とを有している。次に、下部容器体5および上部容器体7について詳しく説明する。
なお、本実施の形態に用いる前記物品17は、球体を潰して扁平させた錠剤のような形状のものを用いており、容器本体3の各部材の形状も当該物品17の形状に合わせて形成されている。また、物品の形状はこのような形状に限らず球形に近い形状のものであってもよく、その場合には当該物品の形状に合わせて各部材が形成される。
下部容器体5は、前記容器本体3の下半分を構成する殻体であり、上方に対して円形の開口を有した椀状の部材である。前記開口を形成する上端縁5aの内側には、後述する中間部材12を係止するための係止突起5bが、4カ所に等間隔で、内側に向かって突出するように設けられている。また、この係止突起5bの上部には、前記上部容器体7と嵌合するために、前記上端縁5aよりも上方に突出した嵌合突起5cが、それぞれ設けられている。
また、上端縁5aの一側部には外側に向かって、当該物品取出容器1を吊すための紐通部5dが設けられている。この紐通部5dに、所定の紐を通してループ状にすると、首や手首、あるいは、壁等に設けられたフックに掛けておくことができる。
以下、本実施の形態の説明において、紐通部5dを設けた側を容器本体3の前部、紐通部5dを設けていない反対側を容器本体3の後部として説明を行う。
上部容器体7は、前記容器本体3の上半分を構成する殻体であり、下方に対して円形の開口を有した椀状の部材である。前記開口を形成する下端縁7aは、前記下部容器体5の上端緑5aと対向して互いに接合する部分であり、上端縁5aと略同一の大きさに形成されている。
この下端縁7aの内側には、内側に向かって突出した所定の突起7bが設けられている。この突起7bには、前記下部容器体5の嵌合突起5cが対向し嵌合するための嵌合穴7bがそれぞれに設けられている。また、下端縁7aの前部の外側には、前記下部容器体5dの紐通部5dと一致して重なる紐通部7eが設けられている。
また、上部容器体7の上部側の表面には、容器本体3前後方向に亘って所定の大きさの略長方形状の開口部7dが設けられている。
前記開口部7dには、当該開口部7dと略等しい外形を有し、当該開口部7dを塞ぐ蓋体9が開閉自在に設けられている。
前記蓋体9は、前記のように上部容器体7の開口部7dを開閉自在に塞ぐものであり、本実施の形態においては、蓋体9の表面形状は閉じた状態で前記上部容器体7の表面と同一の曲面となるような形状に形成されている。
また、蓋体9の一端部には、左右に若干突出した回動軸9aが設けられている。この回動軸9aは、詳細は後述するように中間部材12に軸支され、該蓋体9の回動支点となる部位である。
さらに、蓋体9の裏面には物品取出手段15が設けられている。当該物品取出手段15については、後述する。
容器本体3内部には、さらに次に説明する物品保持部11、中間部材12、収容部14が設けられている。
物品保持部11は、後述するように取り出すべき1個の物品17を所定の姿勢を保ったまま保持するためのものであり、前記下部容器体5内側の底部の略中央に設けられている。
この物品保持部11は、容器本体3の前後方向をその長手方向とし互いに対向する左右一対の側壁31(31a、31b)と、前記側壁の後部を塞ぐように設けられた後部壁33によって構成され、前部および上部が開口した形状に形成されたものである。前記のようにこの物品保持部11の前部には開口11aが形成されており、当該開口11aは内部に物品17が入るための入り口となっている。また、左右の各側壁31a、31bには、詳細には後述する物品取出手段15の移動および、物品保持部11内に供給された物品を邪魔することなく挟持できるようにするため、略半円形の切欠部11bが設けられている。
また、左右の側壁31a、31bは、物品17を移動自在、かつ立てた姿勢を保持できる程度の幅、つまり物品17の厚みよりも若干広い間隔で立設している。さらに、物品保持部11内には、内部入った1個の物品17を所定の位置に止めるために、後部壁33内側の略中央に、前方に突出した所定幅の物品止め11cが設けられている。
また、物品保持部11は、物品17の姿勢を物品取出手段15によって取り出せる程度の状態に保つことがてききれば、必ずしも物品17を動かないように固定するものに限られず、姿勢を保持できるものであればよい。
次に、容器本体3内部に設けられた姿勢規制手段10について説明する。姿勢規制手段10は、不規則に収容された物品17の姿勢を一定の状態にして、物品17を前記物品保持部11内に入れることを目的としたものである。当該姿勢規制手段10は、本実施の形態では、物品を収容する収容部14の底板13を構成する部材および前記物品保持部を取り囲むように立設した仕切壁21とともに、当該仕切壁21の一部であって前記物品保持部の開口11aと対向する位置に設けられた細幅の開口23として一体的に設けられている部分である。
前記姿勢規制手段10と一体に形成されている底板13は、物品17を前記物品保持部11に向かって滑らせて、または転がして送り込むために傾斜面等を設けたのものである。この底板13は、本実施の形態では左右対称の形状をなしており、前部側中央から後方に向けて下降傾斜する底面を形成した溝13aを有している。当該溝13aは前記開口23と略同じ幅に形成され、下降傾斜した底面は前記物品保持部11の底面との間に段差が生じないように連なっている。すなわち、後述するように当該溝13aに入り込んだ物品17が、溝13a内を転がるようにして開口23を介して物品保持部11に入るようになっている。
また、底板13の前部側であって前記溝13aの左側には、当該溝13aに物品17を集めるために、左側から中央方向に向けて緩やかに下降傾斜する緩傾斜面13bが設けられている。さらに、この緩傾斜面13bに連なる底板13の後方側には、後方から前面側に向けてやや急に下降傾斜する後部傾斜面13cが設けられている。
同様に、溝13aの右側には、右側から中央方向に向けて緩やかに下降傾斜する緩傾斜面13dが設けられ、当該緩傾斜面13dに連なる底板13の後部には後方から前面側に向けてやや急に下降傾斜する傾斜面13eが設けられている。
また、この底板13の略中央には、前記物品保持部11を、所定の間隙を隔てて囲むように仕切壁21(21a、21b)が左右対称に立設されている。この構成により、仕切壁21の外側、底板13の上部および前記上部容器体7の内側で囲まれる部分によって、複数の物品17を収容する収容部14を形成している。そして、収容部14内に収容された物品17が前記緩傾斜面13b、13dおよび後部傾斜面13c、13e上を移動して溝13aに集まるようになっているものである。
前記のように、仕切壁21の外側は物品17の収容部14となっているが、仕切壁21の内側は蓋9の開閉に伴って移動する物品取出手段15が出没できるような大きさを備えた収容空間25となっている。本実施の形態においては、当該空間25は、前記物品取出手段15の形態に合わせて、後部側から前部側に向かって段階的に左右の幅が狭くなるような形状に形成され、さらにその前部側には前述の開口23が形成されている。
さらに、この仕切壁21は、その上端緑が、前記蓋体9が閉じられた場合にその裏面と当接し、蓋体9が、前記上部容器体7の表面と沿う位置で保持されるような高さに形成されている。また、この仕切壁21上縁の後方部分には、前記蓋体9の前記回動軸9aを回動自在に軸支する軸受け部としての切欠部27(27a、27b)が、それぞれ設けられている。当該切欠部27は、前記上部容器体7が装着されることによってその上部が塞がれ、支持した回動軸9aが抜け落ちないように保持されるようになっている。
また、底板13の外形は、前記下部容器体5の開口付近の内側の形状に合わせて略円形をなしており、下部容器体5の内側面に対して装着されるようになっている。底板13外縁の所定位置には、前記下部容器体5に設けた係止突起5bに対応した係止切欠部13kが設けられており、前記係止突起5bと係合し係止されることで、前記下部容器体5の内側面に装着される。この状態で、前述のように物品保持部11の開口11aと、底板13の溝13aおよび開口23の位置が一致するようになっている。
次に、物品取出手段15について説明する。
物品取出手段15は、前記蓋体9の裏面の所定位置に設けられたものであり、腕部状の一対の狭持片15aを有している。この物品取出手段15は、本実施の形態では、例えば、装飾体として動物やアニメーションの主人公等をモチーフとしたキャラクター等の模型体として構成され、キャラクターの両腕に相当する部分が前記一対の挟持片15aとして構成されている。
狭持片15aは可撓性を有した部材であって、前記物品保持部11に配置された物品17を両側部から狭持するものであり、本実施の形態では、前記物品17の厚みに相当する、例えば5mm程度の間隔を持って配置されている。
すなわち、物品取出手段15が設けられた蓋体9を閉じると、物品取出手段15は、前記物品保持部11の所定の位置に止められた1個の物品17を狭持し、蓋体9を開く動作に伴って、狭持された物品17を物品取出手段15から取り出すことができるようになっている。
次に、上記構成の物品取出容器1に複数の物品17を収容し、収容された物品17を1個ずつ取り出す様子について説明する。
物品取出容器1の蓋体9の後方を押すと、蓋体9の前方が持ち上げられ蓋体9が開く。蓋体9が開いたら、蓋体9の開口部7dから、仕切壁21a、21bの外側(収容部14内)に、後に一つずつ取り出すことになる物品17を収容する。
収容部14に収容された物品17は、容器本体3を軽く振ったり、揺らしたりすることで最初の1個が後部傾斜面13c、13eや緩傾斜面13b、13dから、溝13a内に滑り落ちる。このとき、最初の物品17は幅方を溝13a内にガイドされ、傾斜して次第に溝13aが深くなるように形成された底面上を転がり、開口23を介して物品保持部11内に送られる。このように、当該溝13aおよび開口23が、物品17を前記狭持片15aによって狭持可能な姿勢に規制し、物品保持部11に供給するための姿勢規制手段として作用するようになっている。
続いて、2個〜3個の物品17が、順次、後部傾斜面13c、13eや緩傾斜面13b、13dから溝13aに下降して滑り落ち、溝13a内に連なって物品保持部11に供給可能な状態となる。
上記物品保持部11に物品17が供給された状態で、容器本体3に蓋体9を閉じると、図3(a)、図4(a)に示すように、蓋体9の裏側に設けられた物品取出手段15の一対の狭持部15aが、上方から下方に向かって円弧を描いて回動し、最初の物品17を狭持する。このとき、上述したように、物品保持部l1の両側壁31a、31b部に切欠部11bを設け、物品保持部11と仕切壁21a、21bの間に間隙が設けられていることにより、物品取出手段15の狭持部15aは、物品保持部11や仕切壁21a、21bと接触することなく、物品17の略最大幅部分を狭持する。
また、仕切壁21a、21bで囲まれた空間には不要な物品17が入り込まないようになっているので、不要な物品17が物品取出手段15の回動を妨げることがないようになっている。
次に、前記閉じた蓋体9を再び開くと、物品取出手段15の一対の狭持部15aは、最初の物品17を狭持したまま、下方から円弧を描いて上方に移動し、物品17を容器本体3の外部に取り出す(図3(b)、図4(b)参照)。
一方、容器本体3に収容された他の物品17は、最初の1個が取り出されると同時に、物品保持部11が空の状態となるため、溝13a内の次の物品17が物品保持部11に供給される。そして、溝13aには、2個〜3個の物品17が連なって配置された状態となっているので、物品17が取り出される度に、順次、後部傾斜面13c、13eや緩傾斜面13b、13dから溝13a内に滑り落ち、物品保持部11に物品17が供給されるようになっている。
このように、容器本体3の収容部14に収容された物品17は、収容部14内にあるときは不規則な姿勢で収容されているが、後部傾斜面13c、13eや緩傾斜面13b、13dから、溝13a内に入ってから開口23を通過する段階でそれらが一定の姿勢となり、物品保持部11に供給される。して、この状態で蓋体9を閉じて開くことにより、収容部14内に不規則に収容した物品17を、1個ずつ取り出すことができるようになっている。
なお、上記実施の形態では、蓋体9を長方形状として説明したが、特に長方形状には限定されない。
また、上記実施の形態では、物品取出手段を蓋の裏面に固定した構造として説明したが、蓋の開閉に連動して物品取出手段が動作する機構であればよく、上記の例に限定されない。
また、上記実施の形態では、物品取出手段が取り出す物品を、球体を扁平させた錠剤状の形状のものとして説明したが、球体や円環状であってもよく所定姿勢に規制して配置できれば、物品の形状は特に限定されない。
産業上の利用可能性
本願発明は、ケース本体内に収容された飴、チョコレート等の菓子を取り出すことができる物品取出容器に利用可能な技術である。
Claims (3)
- 下記の要件を備えたことを特徴とする物品取出容器。
(イ)所定形状の複数の物品を収容することが可能な収容部を備えた容器本体と蓋体とから構成されていること。
(ロ)前記容器本体の表面の所定位置には前記容器本体内部に連通する開口が形成されており、当該開口を開閉自在に塞ぐために前記蓋体が容器本体に対して設けられていること。
(ハ)前記蓋体の裏面若しくは裏面付近には、前記容器本体内に収容された物品を挟持して、蓋体の開動作に伴って物品を容器本体内から取り出すための物品取出手段が設けられていること。 - 下記の要件を備えたことを特徴とする請求項1記載の物品取出容器。
(イ)前記容器本体には、不規則な姿勢で収容されている物品を、前記物品取出し手段が狭持可能な姿勢に規制するための姿勢規制手段が設けられていること。
(ロ)前記物品取出手段と対向する容器本体内の所定位置には、前記姿勢が規制された状態で物品を保持するための物品保持手段が設けられていること。 - 請求項2記載の物品取出容器であって、前記収容部内の底部の全部または一部には、前記姿勢規制手段およびまたは物品保持手段に向かって下降傾斜する斜面が形成されていること。
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