JP3973452B2 - 脱穀装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、扱室から落下供給された脱穀処理物を選別処理する揺動選別装置に、扱室の受網の前方側下方の位置する配置でグレンパンを、グレンパンの後方から扱室後端よりも後方に亘って開度調節自在な開閉チャフシーブを備えてある脱穀装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
チャフシーブに供給される処理物の量が多くなると、チャフシーブの開度を拡大した方が、穀粒がチャフシーブから漏れ落ちやすくなり、穀粒が塵埃と共に機外に排出される損失を回避しやすくなる。チャフシーブに供給される処理物の量が少なくなると、チャフシーブの開度を縮小した方が、ワラ屑などがチャフシーブから漏れ落ちにくくなり、塵埃が穀粒に混入しにくくなる。
【0003】
この種の脱穀装置において、扱室の送塵口から排出された脱穀処理物の全体や多くが開閉チャフシーブに供給されると、送塵口から排出される脱穀処理物には切れワラなどの塵埃が多いことから、塵埃のために開閉チャフシーブが開度拡大側に調節されて塵埃が穀粒に混入しやすくなる。
【0004】
従来、特開2001−238525号公報に示されるものがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の脱穀装置においては、送塵口から排出されるワラ屑に穀粒が混入していることが多々あり、穀粒がワラ屑と共に機外に排出される損失を充分に回避できていなかった。
【0006】
本発明の目的は、上記した穀粒損失を効果的に防止できる脱穀装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0008】
〔構成〕
本発明は、扱室から落下供給された脱穀処理物を選別処理する揺動選別装置に、扱室の受網の前方側下方の位置する配置でグレンパンを、グレンパンの後方から扱室後端よりも後方に亘って開度調節自在な開閉チャフシーブを備えてある脱穀装置において、前記受網の前後方向における前記グレンパンの処理物移送方向での中間部の上方に位置する部位に、受網から扱室内向きに突出して脱穀処理物の扱室後方向きの流動に抵抗を与える前仕切り板を設け、前記受網の前記前仕切り板よりも後方で、かつ前記開閉チャフシーブの始端部の上方に位置する部位に、受網から扱室内向きに突出して脱穀処理物の扱室後方向きの流動に抵抗を与える中仕切り板を設け、前記受網の前記中仕切り板よりも後方で、かつ前記受網の送塵口の直前位置に相当するとともに前記開閉チャフシーブの処理物移送方向での中間部の上方に位置する部位に、受網から扱室内向きに突出して脱穀処理物の扱室後方向きの流動に抵抗を与える後仕切り板を設け、前記中仕切り板及び前記後仕切り板が扱胴下方で受網から扱室内側に突出している高さを、前記前仕切り板が扱胴下方で受網から扱室内側に突出している高さよりも大にした点に特徴がある。
【0009】
〔作用〕
扱室の前部から後部に送られる脱穀処理物は、順次前仕切り板と、前仕切り板よりも受網から扱室内側に突出している高さを高くしてある中仕切り板及び後仕切り板による流動抵抗を受け、この流動抵抗を受けない場合よりも長く扱室に滞在して扱胴による解し処理を受けやすくなり、穀粒が塵埃から分離して受網から漏れ落ちて送塵口から排出されにくくなる。送塵口から排出された脱穀処理物は開度調節自在な開閉チャフシーブを備えた揺動選別装置に選別処理されて、穀粒が回収される。
【0010】
〔効果〕
したがって、前仕切り板と前仕切り板の仕切り高さを高くしてある中仕切り板及び後仕切り板で脱穀処理物が流動抵抗を受けて解し処理されて穀粒が回収されやすくなったことにより、穀粒回収効率を向上できた。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、脱穀機体内の前端側の上部に位置する扱室1、この扱室1の内部に扱室前後向きの軸芯2aまわりで駆動回動自在に位置する扱胴2を備えている脱穀部Aと、扱室1の下方に前端側が位置する駆動揺動自在な揺動選別装置10、この揺動選別装置10の前端側の下方に位置する唐箕20を備えている選別部Bと、この選別部Bの底部に脱穀機体の前後方向に並んで位置する1番スクリューコンベア25と2番スクリューコンベア26とを備えている回収部Cとにより、コンバイン用の脱穀装置を構成してある。
この脱穀装置は、コンバインの刈取部によって刈取り処理された稲・麦などの刈取穀稈を脱穀処理して穀粒を回収するものであり、詳しくは、次の如く構成してある。
【0012】
脱穀部Aは、脱穀フィードチェーン3によって刈取穀稈の株元側を機体後方向きに挟持搬送して穂先側を扱室1に供給し、その穂先側を扱胴2によって脱穀処理し、脱穀排ワラを脱穀フィードチェーン3によって扱室1の後端部に位置する送塵口4から排出し、穀粒などの脱穀処理物を扱室1の受網5から漏れ落し、ワラ屑などの脱穀処理物を前記送塵口4から排出する。
【0013】
揺動選別装置10は、前端側が揺動リンク11を介して、後端側が偏芯式駆動機構12を介してそれぞれ脱穀機体によって支持されていて脱穀機体の前後方向に往復揺動するように駆動される選別枠体13と、受網5のうちの扱室前側に位置する部分であって、受網5の扱室前後方向での全長の約2/3に相当する長さL1を有する前側部分5a(図4)の下方に位置するように配置して選別枠体13の前端側に取付けてあるグレンパン14と、このグレンパン14の後端部下方近くに前端部が位置するように配置して、さらに、受網5のうちの扱室後側に位置する部分であって、受網5の扱室前後方向での全長の約1/3に相当する長さL2を有する後側部分5b(図4)の下方に前端側が位置するように配置して選別枠体13に取付けてある開閉チャフシーブ30と、この開閉チャフシーブ30の後端近くに前端が位置するように配置して選別枠体13に取付けてある固定チャフシーブ15と、この固定チャフシーブ15の後端近くに前端が位置するように配置して選別枠体13に取付けてあるストローラック16と、開閉チャフシーブ30及び固定チャフシーブ15の上方に配置して選別枠体13に取付けてある選別構造体17と、開閉チャフシーブ30の下方に位置するように配置して選別枠体13に取付けてあるグレンシーブ18とによって構成してある。
【0014】
固定チャフシーブ15は、開閉チャフシーブ30より揺動選別装置後方側で揺動選別装置10の前後方向に並べて選別枠体13に固定してある複数枚の固定チャフリップ板で成り、処理物落下孔の開度が固定された状態になっている。
【0015】
図2などに示すように、前記選別構造体17は、前記送塵口4の下方に前端側が位置し、後端が開閉チャフシーブ30の後端部の上方に位置するグレンパン17aと、このグレンパン17aの上面側の揺動選別装置横方向での複数箇所から揺動選別装置後方向きに延出し、延出端が固定チャフシーブ15の上方に位置しているストローラック17bと、前記グレンパン17aの揺動選別装置横方向での複数箇所から揺動選別装置後方向きに延出し、延出端が固定チャフシーブ15の上方に位置しているとともに前記ストローラック17bどうしの間に一本ずつ位置している篩線17cとによって構成してある。
【0016】
図2などに示すように、開閉チャフシーブ30は、選別枠体13の左右の側枠部13aどうしの間で揺動選別装置10の前後方向に並んでいる複数枚の可動チャフリップ板31によって構成してある。
図5、図6などに示すように、前記複数枚の可動チャフリップ板31それぞれの両端部における上端側は、可動チャフリップ板31に相対回動自在に連結している連結ピン32と、各可動チャフリップ板31の連結ピン32を支持している一枚の支持板33とを介して選別枠体13の側板部13aに連結ピン32の軸芯32aまわりで回動するように取付けてある。前記各連結ピン32の支持体33から可動チャフリップ板31とは反対側に突出している端部どうしにわたって1つの連結部材34を取付けてある。可動チャフリップ板31の両端側で、各可動チャフリップ板31の下端側に位置するピン連結部31aに一端が回動自在に入り込んでいる連動ピン35と、各可動チャフリップ板31の前記連動ピン35の他端側に固着されている1つの連動部材36とにより、各可動チャフリップ板31の下端側どうしを連動させてある。
【0017】
図5、図7に示すように、いずれか一つの可動チャフリップ板31の一端側に付いている前記連動ピン35の前記側枠部13aの円弧形状の長孔13bから側枠部13aの外面側に突出している端部と、側枠部13aの外面側に支持されている調節レバー41のばね支持部41aとにわたってコイルスプリングで成るチャフ調節ばね37を取付けてある。このチャフ調節ばね37は、連動ピン35を長孔13bに沿わせて連結ピン32の軸芯32aまわりで上昇する側に移動付勢することにより、全ての可動チャフリップ板31を連結ピン32の軸芯32aまわりで上昇側に揺動付勢するように構成してある。
【0018】
つまり、揺動選別装置10の前後方向に並ぶ前記複数枚の可動チャフリップ板31の隣接し合う一対の可動チャフリップ板31どうしが、開閉チャフシーブ30の選別処理物を漏れ落とすための処理物落下孔を形成している。前記連動ピン35が前記連結ピン32の軸芯32aまわりで前記長孔13bに沿わせて移動操作されることにより、全ての可動チャフリップ板31が連動して連結ピン32の軸芯32aまわりで下降揺動して処理物落下孔を拡大したり、上昇揺動して処理物落下孔を縮小する。各可動チャフリップ板31に堆積した脱穀処理物の総重量が変化すると、この重量変化のために、チャフ調節ばね37が伸長側に変化して連動ピン35を下降させることによって各可動チャフリップ板31を下降揺動させたり、短縮側に変化して連動ピン35を上昇揺動させることによって各可動チャフリップ板31を上昇揺動させる。これにより、チャフ調節ばね37が開閉チャフシーブ30に堆積している脱穀処理物の総重量を感知し、この処理物総重量を基にして開閉チャフシーブ30を自動的に開閉調節する。すなわち、開閉チャフシーブ30に堆積した脱穀処理物の総重量が増加するほど開閉チャフシーブ30の処理物落下孔の開度が拡大するように、開閉チャフシーブ30に堆積した脱穀処理物の総重量が減少するほど開閉チャフシーブ30の処理物落下孔の開度が縮小するように開閉調節する。
【0019】
これにより、揺動選別装置10は、脱穀処理物を次の如く選別処理する。
すなわち、受網5の前側部分5aから落下供給された脱穀処理物をグレンパン14によって受け止めて揺動選別装置後方側に搬送しながら選別処理し、扱室1の送塵口4から落下供給された脱穀処理を選別構造体17によって受け止めて揺動選別装置後方側に搬送しながら選別処理する。グレンパン14からの選別処理物、受網5の後側部分5bから落下供給された脱穀処理物、選別構造体17のグレンパン17aの後端から落下供給された選別処理物のそれぞれを開閉チャフシーブ30によって受け止めて揺動選別装置後方側に搬送しながら選別処理する。このとき、開閉チャフシーブ30に堆積している処理物の総重量が増加すると、チャフ調節ばね37による重量感知に基づく自動調節のために開閉チャフシーブ30の開度を拡大側に調節して穀粒が漏れ落ちやすいようにしながら選別処理し、開閉チャフシーブ30に堆積している処理物の総重量が減少すると、チャフ調節ばね37による重量感知に基づく自動調節のために開閉チャフシーブ30の開度を縮小側に調節してワラ屑などの塵埃が漏れ落ちにくいようにしながら選別処理する。開閉チャフシーブ30の後端からの選別処理物、選別構造体17の後端から落下供給された選別処理物のそれぞれを固定チャフシーブ15とストローラック16とによって揺動選別装置後方側に搬送しながら選別処理する。開閉チャフシーブ30から漏れ落ちた選別処理物をグレンシーブ18によって選別処理する。
【0020】
従って、選別部Bは、扱室1の受網5から漏れ落ちた穀粒などの脱穀処理物、及び、扱室1の送塵口4から落下したワラ屑などの脱穀処理物を、駆動揺動自在な前記揺動選別装置10による比重選別と、前記唐箕20によって機体後方向きに供給される選別風による風選別とによって穀粒と、ワラ屑などの塵埃とに選別し、穀粒を揺動選別装置10から落下させ、塵埃を選別風と共に排塵ファン21の吐出口21aや、揺動選別装置10の後方に位置する脱穀機体の排塵口22から機体外に排出する。
【0021】
回収部Cは、揺動選別装置10のグレンシーブ18から漏れ落ちた1番処理物を揺動選別装置10の前端側の下方に位置する前記1番スクリューコンベア25によって脱穀機体の横外側に搬出し、揺動選別装置10のグレンシーブ18、固定チャフシーブ15、ストローラック16のそれぞれから落下した2番処理物を揺動選別装置10の後端側の下方に位置する前記2番スクリューコンベア26と、この2番スクリューコンベア26の搬送終端部に脱穀機体の横外側で接続している揚送装置27とによって脱穀機体内に搬送して揺動選別装置10の前端側に再処理されるように還元する。
【0022】
図2、図3、図4などに示すように、受網5の前記送塵口4の直前に位置する部位に仕切り板7aを設け、扱室天板6の内面側の送塵口直前位置に対向する部位に仕切り板7bを設け、下舌板8の内面側に前記両仕切り板7a,7bと扱室周方向に一直線状に並ぶように配置した仕切り板7cを設け、受網5の前記前側部分5aと前記後側部分5bとの間に仕切り板9aを設け、受網5の前記前側部分5aの扱室前後方向での中間に位置する部位に仕切り板9bを設けてある。
受網5の前側部分5aに位置する仕切り板9b、及び、受網5の前側部分5aと後側部分5bとの間に位置する仕切り板9aは、扱室内面から扱室内向きに突出しており、受網5の前側部分5aを扱室後方向きに流動する脱穀処理物に抵抗を与えることにより、脱穀処理物を扱室1に滞在して扱胴2による処理を受けやすくしたり、穀粒を受網5の前側部分5aからグレンパン14に漏れ落ちやすくしている。
【0023】
受網5の後側部分5b、扱室天板6、下舌板8に付いている各仕切り板7a〜7cは、受網5や扱室天板6や下舌板8の内面から扱室内向きに突出しており、受網5の後側部分5bを扱室後方向きに流動する脱穀処理物に抵抗を与えることにより、脱穀処理物を扱室1に滞在して扱胴2による処理を受けやすくしたり、穀粒を受網5の後側部分5bから漏れ落ちやすくしている。
【0024】
図2、図4などに示すように、受網5の前記前側部分5aは、処理物落下孔5cとしての貫通孔が扱室1の前後方向及び周方向に沿う方向に並んで開いている孔開き板に超高分子合成樹脂材を成型して成る合成樹脂板によって作製し、受網5の前記後側部分5bは、処理物落下孔5dとしての貫通孔が扱室1の前後方向及び周方向に沿う方向に並んで開いている孔開き板にプレス加工した板金によって作製してある。受網5の前側部分5aに備えてある処理物落下孔5cの大きさは、後側部分5bに備えてある処理物落下孔5dの大きさより小にしてある。
これにより、扱室1の前記受網前側部分5aを備えている前側部分では、穀稈が湿っていても受網前側部分5aの樹脂製のために付着しにくくしながら、受網前側部分5aの小さい処理物落下孔5cのために穀粒をグレンパン14に極力均一な分布で落下させながら脱穀処理する。扱室1の前記受網後側部分5bを備えている後側部分では、受網後側部分5bの大きい処理物落下孔5dのために穀粒を漏れ落ちやすくしながら、その割には受網後側部分5bの板金製によって必要強度を発揮しながら脱穀処理する。
【0025】
受網5の前側部分5aが備えている2枚の仕切り板9a,9bのうちの後側に位置する方の前記仕切り板9aの受網内面から扱室内向きに突出している高さH1を、前側に位置する方の仕切り板9bの受網内面から扱室内向きに突出している高さH2より高くしてある。
【0026】
図5、図7に示すように、前記連動ピン35の端部が入り込んでいる貫通孔41bを備えた前記調節レバー41の基端側を、連結ピン42を介して選別枠体13の側壁部13aの外面側に回動自在に連結してある。前記連動ピン35の端部が入り込んでいる貫通孔43aを備えた第2調節レバー43の基端側も、前記連結ピン42を介して側壁部13aの外面側に回動自在に連結してある。両調節レバー41,43は、連結ピン42の軸芯まわりで各別に揺動操作できるようにしてある。
【0027】
すなわち、調節レバー41を側壁部13aに連結している部位を揺動支点にして操作部41cが側壁部13aから離れる側に弾性変形させることによって操作部41cを側壁部13aの外面側に固定されている位置決め突起44から抜き外しながら調節レバー41を連結ピン42の軸芯まわりで揺動調節し、調節目標位置になった操作レバー41の操作部41cをこれの位置決め孔によって複数個の位置決め突起44から選択した一つに係合させて操作レバー41を調節目標位置にロックしたり、第2調節レバー43も調節レバー41と同様に位置決め突起44から抜き外した状態にしながら連結ピン42の軸芯まわりで揺動調節し、調節目標位置になると、操作部43bをこれの位置決め孔によって一つの位置決め突起44に係合させて第2調節レバー43を調節目標位置にロックすることにより、調節レバー41の前記貫通孔41bの両端側に位置するストパー部のストッパー作用とか押し作用や、第2調節レバー43の前記貫通孔43aの両端側に位置するストッパー部のストッパー作用とか押し作用により、連動ピン35の揺動限界位置を設定したり、連動ピン35をチャフ調節ばね37に抗して押し操作することにより、可動チャフリップ板31の上昇閉じ側や下降開き側の限界位置を調節したり、可動チャフリップ板31がチャフ調節ばね37によって揺動調節される角度範囲を調節するとか、チャフ調節ばね37のばね力を調節することができる。
尚、図5などに示す如く、前記連動ピン35に一端側が貫通孔によって係合し、中間部が前記連結ピン42に相対回動自在に連結し、他端側にウエイト45を備えているカウンター部材46は、揺動選別装置10の揺動に起因して開閉チャフシーブ30が開閉することを抑制するものである。
【0028】
〔別実施形態〕
上記実施形態の如く、チャフ調節ばね37を採用する他、可動チャフリップ板31を開閉操作する電動式などのアクチュエータと、開閉チャフシーブに堆積した処理物の総重量を歪ゲージなどを利用して計測する計測手段と、この計測手段による計測結果に基づいて前記アクチュエータを操作する制御手段とを採用することにより、開閉チャフシーブに堆積した処理物の総重量に基づいて開閉チャフシーブの開度調節が自動的に行われるように構成してもよい。従って、これらチャフ調節ばね37や制御手段を総称してチャフ調節手段37と呼称する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバイン用脱穀装置全体の縦断側面図
【図2】 選別構造体及び開閉チャフシーブが配設されている部位での断面図
【図3】 脱穀部の横断正面図
【図4】 受網全体の斜視図
【図5】 開閉チャフシーブ開度調節部の平面図
【図6】 チャフリップ板取付け部の断面図
【図7】 開閉チャフシーブ開度調節構造を示す説明図
【符号の説明】
1 扱室
4 送塵口
5 受網
6 扱室天板
10 揺動選別装置
15 固定チャフシーブ
17 選別構造体
30 開閉チャフシーブ
37 チャフ調節手段

Claims (1)

  1. 扱室から落下供給された脱穀処理物を選別処理する揺動選別装置に、扱室の受網の前方側下方の位置する配置でグレンパンを、グレンパンの後方から扱室後端よりも後方に亘って開度調節自在な開閉チャフシーブを備えてある脱穀装置であって、
    前記受網の前後方向における前記グレンパンの処理物移送方向での中間部の上方に位置する部位に、受網から扱室内向きに突出して脱穀処理物の扱室後方向きの流動に抵抗を与える前仕切り板を設け、
    前記受網の前記前仕切り板よりも後方で、かつ前記開閉チャフシーブの始端部の上方に位置する部位に、受網から扱室内向きに突出して脱穀処理物の扱室後方向きの流動に抵抗を与える中仕切り板を設け、
    前記受網の前記中仕切り板よりも後方で、かつ前記受網の送塵口の直前位置に相当するとともに前記開閉チャフシーブの処理物移送方向での中間部の上方に位置する部位に、受網から扱室内向きに突出して脱穀処理物の扱室後方向きの流動に抵抗を与える後仕切り板を設け、
    前記中仕切り板及び前記後仕切り板が扱胴下方で受網から扱室内側に突出している高さを、前記前仕切り板が扱胴下方で受網から扱室内側に突出している高さよりも大にしてある脱穀装置。
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