JP3969466B2 - 局所捕集型換気装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば一般家庭で使用されているレンジと組み合わせて用いるに好適な局所捕集型換気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図12は例えば特開平5−60354号公報に開示されている従来の局所捕集型換気装置を示す斜視図である。
【0003】
この従来の局所捕集型換気装置は、レンジaの後方の壁bに設けられた吸込口cと、吸込口cに接続されたダクトdと、ダクトdの室外側先端に装着された排気用送風機eと、吸込口c側からレンジaの上方に延出させて設置され、油煙の捕集を行うフードfとから構成され、吸込口cの開口面がほぼ水平面上に設定されている。
【0004】
この従来の局所捕集型換気装置において、レンジa上の調理物から発生し上昇する油煙・水蒸気・臭気(以下、これらをまとめて廃気という)は、フードfにて一旦せき止められた後、排気用送風機eによって誘引された気流に乗って吸込口cに吸い込まれ、ダクトdを経て室外へ排気される。
【0005】
また、同様に局所捕集型換気装置をレンジと組み合わせて用いたものとして、例えば実開平61−181231号公報に示されているものを挙げることができる。この従来例の局所捕集型換気装置は、吸込口をレンジ背面側上方に配置するとともに、吸込口側からレンジ上方に延出させて油煙の捕集を行うフードを設け、吸込口の開口面は水平面に対して斜めに傾斜させた面上に設定されている。また吸込口から連続するダクトをテレスコビックタイプの伸縮管から構成し、吸込口のレンジに対する設定高さ位置を変更可能としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、吸込口の開口面が水平面上に設定されている前者のものにあっては、上昇する廃気を下方向に偏向させなければならず、廃気捕集に必要な風量が大きく、隙間風や空調負荷が増加するのを避けられない。更にレンジ上の空間に張り出すフードを設けているため、レンジ上の空間を有効に活用することができないという問題があった。
【0007】
また、吸込口を水平面に対して斜めに傾斜させて、レンジ背面側上方に配置するとともに、吸込口側からレンジ上方に延出するフードを設けた後者のものにあっても、レンジ上の空間を有効に活用することができないという問題があった。
【0008】
いずれにしても、従来の局所捕集型換気装置は、吸込口の開口面が水平面上や水平面に傾斜する面上に形成されていて、レンジ上の調理物から発生し上昇する廃気を効率よく誘引する角度となっていない。このため、廃気を吸込口に案内するフードを必要とし、これがレンジ上空間にデッドエリアを発生させる要因となっている。
【0009】
本発明の技術的課題は、レンジの上方にフードを張り出させることなく油煙・水蒸気・調理臭等の廃気の捕集率を向上させ得られるようにするとともに、吸気ヘッド部のそのものの容積も小さくできるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る局所捕集型換気装置は、下記の構成からなるものである。すなわち、調理台上に設けられたレンジの近傍に吸気ヘッドを配置し、発生した油煙・水蒸気・調理臭等の廃気を吸気ヘッドの吸込口より吸引し、ダクトを介して排気する局所捕集型換気装置において、吸気ヘッドの先端面を、レンジの後縁または側縁に一致し、レンジのエリア外からの風の流れ込みを抑制する平板からなる鉛直面に形成するとともに、平板の横幅方向の中央部に吸込口を形成し、この吸込口両側の前記平板からなる鉛直面の面積が吸込口と同等の面積となるように構成したものである。
【0011】
また、本発明の請求項2に係る局所捕集型換気装置は、吸込口をその面内で複数に分割するとともに、吸気ヘッド内に各分割口を独立させてダクト側へ導く整流板を設け、かつ整流板によって画成される吸込口後方空間は、吸込口中央部分に位置する分割口に対応する空間の容積が、その周りの分割口に対応する空間の容積よりも大きくなるように設定したものである。
【0012】
また、本発明の請求項3に係る局所捕集型換気装置は、整流板に螺旋状プレートを用いて、吸込口後方空間を渦形室に形成したものである。
【0013】
また、本発明の請求項4に係る局所捕集型換気装置は、螺旋状の整流板が、両端開放型の二重ケーシング内に設けられ、かつ二重ケーシングの一端が吸込口に回動自在に設置されて吸引時に駆動機構により回転駆動されるものである。
【0014】
また、本発明の請求項5に係る局所捕集型換気装置は、吸気ヘッドまたはダクトの一部を伸縮可能なフレキシブル管から構成して、レンジに対する吸込口の設定高さ位置を可変としたものである。
【0015】
また、本発明の請求項6に係る局所捕集型換気装置は、吸気ヘッド先端の平板からなる鉛直面を、吸込口よりも上方に延出させたものである。
【0016】
また、本発明の請求項7に係る局所捕集型換気装置は、レンジを囲むコ字形の垂直壁を設け、吸気ヘッド先端の平板からなる鉛直面を、コ字形垂直壁の一部として構成したものである。
【0017】
また、本発明の請求項8に係る局所捕集型換気装置は、吸込口は、加熱面からの高さが400mm以下となるように配置されているとともに、吸込風速が、吸込口中心部で3.5m/s 以上となる風速に設定されてなるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施形態1.
以下、図示実施形態により本発明を説明する。
図1乃至図6は本発明の請求項1,2,8に係る局所捕集型換気装置を示すもので、図1はその要部である吸気ヘッドと廃気発生源であるレンジとの関係を示す斜視図、図2はその調理台への組み込み状態を示す縦断面図、図3はその全体構成を示す斜視図、図4はその全体構成を図3とは異なる角度より示す斜視図、図5はその吸気ヘッドを頂面を取り除いた状態で示す拡大斜視図、図6はその作用の説明図である。
【0019】
この第1実施形態の局所捕集型換気装置は、本発明を一般家庭で使用されている調理台のレンジに組み付けたもので、1はこの換気装置の概ね箱型に構成された吸気ヘッド、2は吸込口、3aは据え付け時の利便のため段階的に上下方向へスライド可能となるように構成されたテレスコビックタイプの伸縮管からなる吸気側ダクト、4は排気用送風機、5は排気チャンバ、3bは排気側ダクト、6は調理台、7は調理台上に設けられたレンジ、8は調理台の下部に設けられた収納庫であり、排気用送風機4と排気チャンバ5は収納庫8内に設置され、これによって調理台奥行寸法が増大するのを抑えている。
【0020】
これを更に詳述すると、吸気ヘッド1は、その先端面が平板11からなる鉛直面に形成され、平板11の横幅方向の中央部に矩形の吸込口2が設けられている。
【0021】
吸込口2は、図5に示すようにその開口面が複数の縦桟12を有する枠体13によって複数に分割されている。また吸気ヘッド1内には、吸込口開口面の各分割口2a,2b,2c,2dを独立させて吸気側ダクト3aへ導く整流板14a,14b,14c,14d,14eが、各縦桟12や枠体13の左右縦枠部13a,13bから連続させて設けられている。更に各分割口2a,2b,2c,2dの後方に各整流板14a,14b,14c,14d,14eによって画成される空間15,16,17,18は、吸込口中央部分に位置する分割口2b,2cに対応する空間16,17の容積が、その周りの分割口2a,2dに対応する空間15,18の容積よりも大きくなるように設定され、これによって吸込口中心部すなわち分割口2b,2cを通過する風速が大きく、周辺部すなわち分割口2a,2dを通過する風速が小さくなるように設定されている。なお、19はレンジ7上に置かれた鍋で、廃気の発生源である。11a,11bは吸込口2両側の平板11からなる鉛直面であり、廃気発生源のエリア外からの風の流れ込みを抑制する機能を有している。
【0022】
この第1実施形態の局所捕集型換気装置において、吸込口2は、平面的にみてレンジ7の後縁に一致するように、かつレンジ7の加熱面からの高さが400mm以下となるように配置した。また吸込風速は、吸込口中心部すなわち分割口2b,2c部分で3.5m/s 以上となる風速に設定した。その理由は以下のとおりである。
【0023】
すなわち、調理により鍋19より発生する廃気は、レンジ7の熱により上昇を始め、鍋19の上方約1mで拡散する。また加熱面から高さ500mmに至るまでの廃気の上昇速度は約0.7m/s 以下である。本実施形態装置では吸込口2を鉛直面内に設置しているため、吸込口2へ向かう風は、吸込口中心線上および吸込口開口と同程度の高さの領域において概ね水平方向の流れを形成する。吸込口2の設定高さをレンジ7の加熱面から400mm以下とすることで、吸い込み流れがレンジ7の加熱面に平行な領域を、鍋19の廃気の上昇速度の遅い領域(加熱面からの高さが500mm以下で、約0.7m/s 以下の速度)に重ねることができる。更に吸い込み流れの速度は吸込口2からの距離の約2乗に反比例して減少するが、鍋19の位置においても水平方向の速度が廃気の上昇速度に比して大きくなるように、吸込口2の中心部の吸込風速を3.5m/s 以上となる風速に設定することで、吸い込み流れの水平気流に廃気を受けさせて、廃気の進行方向を効果的に上昇方向から横方向に変えることができる。したがって、鍋19より発生する廃気は、図6に示すように鍋19の口から出て直ちに進行方向が吸込口2方向へ変えられる。
【0024】
更に、吸い込み流れは、整流板14a,14b,14c,14d,14eによって中心部の風速が速くかつ低圧となるように設定されているため、進行方向が吸込口2方向へ変えられた廃気を、吸い込み流れの中心部へ誘引して吸込口2より捕集することができる。吸い込み流れの中心部に寄り切らなかった廃気も既に上昇速度が遅くなっているため、周辺の比較的遅い吸い込み気流により誘引され、吸込口2より捕集される。このため、鍋19より発生する廃気を集めるためにレンジ7上方に従来張り出させて設置していたフードを不要とすることができ、レンジ上空間にデッドエリアがなくなって、レンジ上空間を有効に活用することができ、対面型キッチンであっても視界を遮るものがなくなって違和感がなく、キッチンレイアウトの自由度を高めることができる。
【0025】
また、整流板14a,14b,14c,14d,14eによって中心部の風速が速くかつ低圧となるように設定することで、廃気の上昇速度より大きい捕集に有効な水平方向の速度が分布する領域を、整流板を設けない場合より遠方に延ばすことができて、廃気の捕集性が向上する。更に吸込口2の中心部周辺の風速を抑えることで、捕集性を維持しつつ必要とする全体の吸引風量を抑えることができ、吸気ヘッド1そのものの容積を小さくすることができる。
【0026】
また、吸込口2の両側を、平板11からなり、かつ吸込口2と同等の面積を有する鉛直面11a,11bとすることで、後方から回り込んでくる気流を減らし、捕集に有効な廃気の上昇速度より大きい水平方向の速度が分布する領域を鍋19の置かれる位置(レンジの熱源部)まで広げることができる。
【0027】
実施形態2.
図7は本発明の請求項1,2,5,8に係る局所捕集型換気装置の要部である吸気ヘッドと廃気発生源であるレンジとの関係を示す斜視図であり、図中、前述の第1実施形態のものと同一機能部には同一符号を付し、説明を省略する。
【0028】
この第2実施形態の局所捕集型換気装置は、前述の第1実施形態の持つ機能を全て備えている。すなわち、吸気ヘッド1Aは、前述の第1実施形態の図5と同様の構成を有しており、吸込口2の各分割口2a,2b,2c,2dを通過する風速が、中央部分に位置する分割口2b,2c部分で大きく(吸込風速3.5m/s 以上)、周辺の分割口2a,2d部分で小さくなるように設定され、かつ吸込口2の設定高さがレンジ7の加熱面から400mm以下に配置されている。更にこの第2実施形態では、前記機能に加え、吸気ヘッド1Aの首部1aを蛇腹などの伸縮可能なフレキシブル管21から構成して、レンジ7に対する吸込口2の設定高さ位置を使用者が自由に変えられるようにしたものである。なお、このフレキシブル管は吸気ヘッド1Aが接続される吸気側ダクトの一部に設けてもよい。ここでは、フレキシブル管21として、螺旋状の鋼線をアルミニウム箔で覆った柔軟な素材から構成した。
【0029】
この第2実施形態の局所捕集型換気装置においては、吸気ヘッド1Aの首部1aを伸縮可能なフレキシブル管21から構成して、吸込口2の設定高さ位置を使用者が自由に変えられるようにしているので、浅い鍋、深い鍋に合わせて、吸込口2の設定高さを調節することができる。このため、鍋の種類が異なっても、それに合わせて吸込口2の設定高さを調節することで、常に鍋の口の真上において廃気の上昇速度に対し垂直な水平方向の吸い込み流れを形成させることができ、廃気の進行方向を効果的に上昇方向から横方向に変えることができて、捕集性を損なうのを防止することができる。
【0030】
実施形態3.
図8は本発明の請求項1,2,5,6,8に係る局所捕集型換気装置の要部である吸気ヘッドを示す斜視図であり、図中、前述の第1実施形態のものと同一機能部には同一符号を付し、説明を省略する。
【0031】
この第3実施形態の局所捕集型換気装置も、前述の第1実施形態の持つ機能を全て備えている。すなわち、吸気ヘッド1Bは、前述の第1実施形態の図5と基本的に同様の構成を有しており、吸込口2の各分割口2a,2b,2c,2dを通過する風速が、中央部分に位置する分割口2b,2c部分で大きく、周辺の分割口2a,2d部分で小さくなるように設定されている。そして、この第3実施形態の装置を一般家庭で使用されている調理台のレンジに組み付ける場合は、中央部分に位置する分割口2b,2cの吸込風速を3.5m/s 以上に、吸込口2の設定高さをレンジの加熱面から400mm以下に、設定する。この第3実施形態では、前記機能に加え、吸気ヘッド1B先端の平板11Aからなる鉛直面11a,11bを、吸込口2よりも上方に延出させ、これによって吸込口上方にも鉛直面11cが形成されるようにしたものである。
【0032】
この第3実施形態の局所捕集型換気装置においては、吸気ヘッド1Bの上方を乗り越えて溢れようとする廃気を、鉛直面11a,11bの上方延長部および吸込口上方の鉛直面11cにてせき止めることができ、更に平板11A上を吸込口2へ向かう流れにより廃気の上昇を抑えることができて、捕集性を高めることができる。
【0033】
ところで、この第3実施形態で重要なことは、吸気ヘッド1Bの上方を乗り越えて溢れようとする廃気をせき止めることであり、そのための手段として鉛直面11a,11bの上方延長部および吸込口上方の鉛直面11cを設けたものである。したがって、上方への延長部まで箱形とする必要はなく、図8に想像線で示す如く箱部は前述の第1実施形態のものと同様に構成し、平板11Aのみを上方に延長させる形態としてもよい。なお、上方への延長部まで箱形とした場合、吸気ヘッド1B内に設けられる整流板(図示せず)は、箱の頂面まで延出し、吸込口後方空間相互が上方では連通していないように構成されることは言うまでもない。
【0034】
また、この第3実施形態の装置にも前述の第2実施形態で説明したフレキシブル管の適用が可能であることは言うまでもない。
【0035】
実施形態4.
図9は本発明の請求項1,2,5,6,7,8に係る局所捕集型換気装置の要部である吸気ヘッドと廃気発生源であるレンジとの関係を示す斜視図であり、図中、前述の第1実施形態のものと同一機能部には同一符号を付し、説明を省略する。
【0036】
この第4実施形態の局所捕集型換気装置も、前述の第1実施形態の持つ機能を全て備えている。すなわち、吸気ヘッド1は、前述の第1実施形態の図5と同一の構成を有し、吸込口2の各分割口2a,2b,2c,2dを通過する風速が、中央部分に位置する分割口2b,2c部分で大きく(吸込風速3.5m/s 以上)、周辺の分割口2a,2d部分で小さくなるように設定され、かつ吸込口2の設定高さがレンジ7の加熱面から400mm以下に配置されている。更にこの第4実施形態では、前記機能に加え、廃気発生源であるレンジ7の左右側縁および後縁を囲むコ字形垂直壁31を設け、吸気ヘッド1の吸込口2を有する平板11からなる鉛直面11a,11bを、コ字形垂直壁31の一部として構成したもので、ここでは鉛直面11a,11bをレンジ7の後縁側に配置したものである。
【0037】
この第4実施形態の局所捕集型換気装置においては、使用者の移動や厨房の壁面に設けられた給気口からの気流などの外乱の影響をコ字形垂直壁31により防ぐことができる。すなわち、コ字形垂直壁31がない場合、使用者の移動や厨房の壁面に設けられた給気口からの気流などが外乱となり、吸込口2に向かう流れが乱れて廃気の流れが吸込口2方向から外れ、捕集性が悪化する。この第4実施形態のようにコ字形垂直壁31からなる覆いを設けることで、レンジ7の左右からの流れが減り、替わって使用者側(前面側)から背面の吸込口2へ向かう吸い込み流れが大きくなり、この吸い込み流れを一定に保つことができる。このため、廃気の吸引効率が向上し、効率よく捕集することができる。
【0038】
なお、ここでは吸気ヘッド1の吸込口2を有する平板11からなる鉛直面11a,11bを、コ字形垂直壁31の後縁側に配置したものを例に挙げて説明した、鉛直面11a,11bの配置はコ字形垂直壁31の側縁側に配置してもよく、この場合でも同等の作用・効果を奏する。
【0039】
また、この第4実施形態の装置にも前述の第2実施形態で説明したフレキシブル管や、前述の第3実施形態で説明した上方延長部を有する平板からなる鉛直面の適用が可能であることは言うまでもない。
【0040】
実施形態5.
図10は本発明の請求項1,2,5,6,7,8に係る局所捕集型換気装置の全体構成を示す側面図であり、図中、前述の第1実施形態のものと同一機能部には同一符号を付し、説明を省略する。
【0041】
この第5実施形態の局所捕集型換気装置は、吸気ヘッド1を吸気側ダクト3aに取り付ける際に、吸込口2が逆向き、つまり吸込口2が排気チャンバ5の設置側とは反対側となる向きに取り付けるとともに、吸込口2とは吸気側ダクト3aを挟んで反対側となる位置に、図示しない排気用送風機や排気チャンバ5および排気側ダクト3bを配置した点が前述の各実施形態のものと異なっている。それ以外の構成は全て第1実施形態のものと同一であり、前述した第1乃至第4実施形態のいずれにも適用可能である。
【0042】
この第5実施形態の局所捕集型換気装置においては、吸込口2を外向きとしているので、これを例えば調理台のレンジに組み付ける場合、レンジに加工を施す必要がなく、種々の調理台への適用が可能となり、汎用性を持たせることができる。更にレンジの側縁に配置することで、調理台の奥行寸法が増大せず、施工性も向上する。
【0043】
ところで、前述の各実施形態ではいずれも吸込口2を縦桟12を有する枠体13によって格子状に分割し、吸込口中心部の分割口2b,2cを通過する風速が大きく、周辺部の分割口2a,2dを通過する風速が小さくなるように、ストレートのプレートからなる整流板14a,14b,14c,14d,14eによって各分割口2a,2b,2c,2dの後方空間を画成して、吸込口2より吸い込んだ風が基本的に鉛直面内を上方から下方へ流れるようにしたものを例に挙げて説明したが、これに限るものでなく、以下の実施形態6のような構成とすることにより、フラットな吸込口2の前面に中心軸が水平方向に延びるサイクロンを発生させながら同時に吸引させることができ、全く新しい概念に基づくサイクロン吸引方式の局所捕集型換気装置とすることができる。
【0044】
実施形態6.
図11はサイクロン吸引方式とした本発明の請求項1,2,3,4,5,6,7,8に係る局所捕集型換気装置の要部である吸気ヘッドを示す斜視図であり、図中、前述の第1実施形態のものと同一機能部には同一符号を付し、説明を省略する。
【0045】
この第6実施形態の局所捕集型換気装置は、吸気ヘッド1の吸込口2を円形にして、吸込口2に、両端開放型の二重ケーシング41の一端を回転自在に取り付けるとともに、吸込口2となる開口面を、螺旋状プレートからなる複数の整流板42a,42b,42c,42d,42e,42f,42g,42h,42i,42j,42k,42lにより分割し、かつ吸込口後方の空間をこれら螺旋状の整流板により画成される渦形室に形成するとともに、中心部分の内側ケーシング41aと螺旋状の整流板42g,42h,42i,42j,42k,42lにより形成される後方空間の容積が、その周りの後方空間すなわち外側ケーシング41bと螺旋状の整流板42a,42b,42c,42d,42e,42fにより形成される後方空間の容積よりも大きくなるように設定したものである。
【0046】
また、吸気ヘッド1内の二重ケーシング41の一側に、出力軸43aにプーリ44を取り付けたモータ43を配置して、プーリ44と二重ケーシング41との間にベルト45を掛け渡して、二重ケーシング41を回転駆動できるようにしたものである。なお、二重ケーシング41の駆動機構としては、それ以外にギヤ駆動方式、ローラ接触駆動方式等、種々採用可能であることは言うまでもない。
【0047】
この第6実施形態の局所捕集型換気装置において、二重ケーシング41は、吸引初期に停止あるいは低速回転され、次第に速度を上げていくように回転制御される。回転方向は、廃気が引き込まれる方向、つまり引き込まれる廃気を更に回転させる方向であり、ここでは反時計方向に設定されている。このように二重ケーシング41の回転を、停止あるいは低速から次第に速度を上げていくように制御することで、吸込口2の前面に発生した水平方向に延びるサイクロンを、吸込口2から剥離させることなく、サイクロンの一端側を吸込口2に張り付かせた状態とすることができる。本発明者は、これを実験により検証し、実際に換気に有効なサイクロンが発生することを確認した。
【0048】
一般に、サイクロンを利用した例えば集塵機などは、円筒ドラムなど、ある閉鎖空間内でサイクロンを発生させて吸引する方式をとっており、サイクロン発生機構と、吸引機構とが別機構から構成される。
【0049】
この第6実施形態のサイクロン吸引方式を用いた局所捕集型換気装置は、フラットな吸込口2の前面の何の拘束も受けていない開放空間内にサイクロンを発生させることができる。したがって、例えば捕集すべき廃気の発生源の存在する空間内に障害となる如何様な構造体が存在していても、従来のようなサイクロン発生機構をその空間内に設置する必要がないため、設置が容易であり、幅広い用途が期待できる。
【0050】
なお、前述の各実施形態ではいずれも本発明を調理台のレンジの換気装置に用いたものを例に挙げて説明したが、それ以外にも例えば工場の熱・有害物質発生源の局所排気、たばこの煙を捕集する分煙機等にも本発明を適用できることは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1の発明によれば、吸気ヘッドの先端面を、レンジの後縁または側縁に一致し、レンジのエリア外からの風の流れ込みを抑制する平板からなる鉛直面に形成するとともに、平板の横幅方向の中央部に吸込口を形成し、この吸込口両側の前記平板からなる鉛直面の面積が吸込口と同等の面積となるように構成したので、レンジのエリア外からの風の流れ込み、特に後方から回り込んでくる気流を減らすことができて、捕集に有効な廃気の上昇速度より大きい水平方向の速度が分布する領域をレンジの熱源部まで広げることができ、吸込口へ向かう風を、吸込口中心線上および吸込口開口と同程度の高さの領域において概ね水平方向に流すことができる。このため、廃気を集めるためのフードを用いることなく、廃気の進行方向を効果的に上昇方向から横方向に変えることができる。
【0052】
また、請求項2の発明によれば、吸込口をその面内で複数に分割するとともに、吸気ヘッド内に各分割口を独立させてダクト側へ導く整流板を設け、かつ整流板によって画成される吸込口後方空間は、吸込口中央部分に位置する分割口に対応する空間の容積が、その周りの分割口に対応する空間の容積よりも大きくなるように設定したので、吸込口中心部の風速が速くかつ低圧とすることができるとともに、中心部周辺の風速を抑えることができる。このため、捕集に有効な水平方向の速度が分布する領域を遠方に延ばすことができて、廃気の捕集性を向上させることができるとともに、全体の吸引風量を抑えることができて、吸気ヘッドそのものの容積を小さくすることができる。更に廃気発生源の上空間に従来張り出させて設置していた廃気を集めるためのフードを不要とすることができ、廃気発生源の上空間にデッドエリアがなくなって、ガスまたは廃気発生源の上空間を有効に活用することができる。
【0053】
また、請求項3の発明によれば、整流板に螺旋状プレートを用いて、吸込口後方空間を渦形室に形成したので、フラットな吸込口の前面の開放空間内に、中心軸が水平方向に延びるサイクロンを発生させながら同時に吸引させることができる。
【0054】
また、請求項4の発明によれば、螺旋状の整流板が、両端開放型の二重ケーシング内に設けられ、かつ二重ケーシングの一端が吸込口に回動自在に設置されて吸引時に駆動機構により回転駆動されるように構成したので、廃気を更に回転させる方向に駆動することができて、吸引効率を高めることができる。
【0055】
また、請求項5の発明によれば、吸気ヘッドまたはダクトの一部を伸縮可能なフレキシブル管から構成して、レンジに対する吸込口の設定高さ位置を可変としたので、廃気発生源の高さ位置に合わせて、吸込口の設定高さを調節することができる。このため、廃気発生源の高さ位置が異なっても、それに合わせて吸込口の設定高さを調節することで、廃気発生源の真上において廃気の上昇速度に対し垂直な水平方向の吸い込み流れを形成させることができ、廃気の進行方向を効果的に上昇方向から横方向に変えることができて、捕集性を損なうのを防止することができる。
【0056】
また、請求項6の発明によれば、吸気ヘッド先端の平板からなる鉛直面を、吸込口よりも上方に延出させたので、吸気ヘッドの上方を乗り越えて溢れようとする廃気を、鉛直面の上方延長部にてせき止めることができ、更に平板上を吸込口へ向かう流れにより廃気の上昇を抑えることができて、捕集性を高めることができる。
【0057】
また、請求項7の発明によれば、レンジを囲むコ字形の垂直壁を設け、吸気ヘッド先端の平板からなる鉛直面を、コ字形垂直壁の一部として構成したので、レンジの周辺の気流など、外乱の影響を防ぐことができるとともに、外乱となる周辺気流に替わって吸込口へ向かう吸い込み流れを大きくすることができ、この吸い込み流れを一定に保つことができる。このため、廃気の吸引効率が向上し、効率よく捕集することができる。
【0058】
また、請求項8の発明によれば、吸込口は、加熱面からの高さが400mm以下となるように配置されているとともに、吸込風速が、吸込口中心部で3.5m/s 以上となる風速に設定されているので、吸い込み流れがレンジの加熱面に平行な領域を、鍋の廃気の上昇速度の遅い領域に重ねることができて、吸い込み流れの水平気流に廃気を受けさせて、廃気の進行方向を効果的に上昇方向から横方向に変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る局所捕集型換気装置の吸気ヘッドとレンジとの関係を示す斜視図である。
【図2】 第1実施形態に局所捕集型換気装置の調理台への組み込み状態を示す縦断面図である。
【図3】 第1実施形態に係る局所捕集型換気装置の全体構成を示す斜視図である。
【図4】 第1実施形態に係る局所捕集型換気装置の全体構成を図3とは異なる角度より示す斜視図である。
【図5】 第1実施形態に係る局所捕集型換気装置の吸気ヘッドを頂面を取り除いた状態で示す拡大斜視図である。
【図6】 第1実施形態に係る局所捕集型換気装置の作用の説明図である。
【図7】 本発明の第2実施形態に係る局所捕集型換気装置の吸気ヘッドとレンジとの関係を示す斜視図である。
【図8】 本発明の第3実施形態に係る局所捕集型換気装置の吸気ヘッドを示す斜視図である。
【図9】 本発明の第4実施形態に係る局所捕集型換気装置の吸気ヘッドとレンジとの関係を示す斜視図である。
【図10】 本発明の第5実施形態に係る局所捕集型換気装置の全体構成を示す側面図である。
【図11】 本発明の第6実施形態に係る局所捕集型換気装置の吸気ヘッドを示す斜視図である。
【図12】 従来の局所捕集型換気装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,1A,1B 吸気ヘッド、2 吸込口、2a,2b,2c,2d 分割口、3a 吸気側ダクト、3b 排気側ダクト、6 調理台、7 レンジ、11,11A 平板、11a,11b 鉛直面、11c 鉛直面(延出部)、14a,14b,14c,14d,14e 整流板、15,16,17,18 吸込口後方空間、21 フレキシブル管、31 コ字形垂直壁、42a,42b,42c,42d,42e,42f,42g,42h,42i,42j,42k,42l 螺旋状の整流板、41 二重ケーシング、43 モータ(駆動機構)、44 プーリ(駆動機構)、45 ベルト(駆動機構)。
Claims (8)
- 調理台上に設けられたレンジの近傍に吸気ヘッドを配置し、発生した油煙・水蒸気・調理臭等の廃気を該吸気ヘッドの吸込口より吸引し、ダクトを介して排気する局所捕集型換気装置において、
前記吸気ヘッドの先端面を、前記レンジの後縁または側縁に一致し、該レンジのエリア外からの風の流れ込みを抑制する平板からなる鉛直面に形成するとともに、該平板の横幅方向の中央部に前記吸込口を形成し、該吸込口両側の前記平板からなる鉛直面の面積が該吸込口と同等の面積となるように構成したことを特徴とする局所捕集型換気装置。 - 吸込口をその面内で複数に分割するとともに、吸気ヘッド内に前記各分割口を独立させてダクト側へ導く整流板を設け、かつ該整流板によって画成される吸込口後方空間は、吸込口中央部分に位置する分割口に対応する空間の容積が、その周りの分割口に対応する空間の容積よりも大きくなるように設定したことを特徴とする請求項1記載の局所捕集型換気装置。
- 整流板に螺旋状プレートを用いて、吸込口後方空間を渦形室に形成してなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の局所捕集型換気装置。
- 螺旋状の整流板は、両端開放型の二重ケーシング内に設けられているとともに、該二重ケーシングの一端が吸込口に回動自在に設置されて吸引時に駆動機構により回転駆動されることを特徴とする請求項3記載の局所捕集型換気装置。
- 吸気ヘッドまたはダクトの一部を伸縮可能なフレキシブル管から構成して、レンジに対する吸込口の設定高さ位置を可変としたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の局所捕集型換気装置。
- 吸気ヘッド先端の平板からなる鉛直面を、吸込口よりも上方に延出させたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の局所捕集型換気装置。
- レンジを囲むコ字形の垂直壁を設け、吸気ヘッド先端の平板からなる鉛直面を、該コ字形垂直壁の一部として構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の局所捕集型換気装置。
- 吸込口は、加熱面からの高さが400mm以下となるように配置されているとともに、吸込風速が、吸込口中心部で3.5m/s 以上となる風速に設定されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の局所捕集型換気装置。
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