JP3967727B2 - プレス成形装置 - Google Patents

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Description

本発明はプレス成形装置に関する。特に、樹脂製のシート素材を下型に載置し、上型と下型との型締めによって所定の製品をプレス成形するプレス成形装置に関する。
従来より、特許文献1又は2に示されているように、自動車の内装外装材等の製造においては、加熱溶融化した樹脂をシート状に押出し成形し、そのシート素材をプレス成形して所定の製品に加工することが行われている。その際に用いられるプレス成形装置は、上型、及びその下方位置にある下型の二つの金型を有しており、搬送されて下型の上に載置されたシート素材を、通常は、上型を下降させて型締めしてプレス成形する構成となっている。
図5及び図6に基づいて従来のプレス成形装置の動作を説明する。図5はシート素材を搬送途中のベルトコンベア、及び上型と下型が型締めしてシート素材がプレス成形されている状態の従来のプレス成形装置の側面図、図6はシート素材を下型に載置途中のベルトコンベア、及び上型と下型が型開きしている状態の従来のプレス成形装置の側面図である。
先ず、図5に示されているように、シート素材70はベルトコンベア60のベルト61上に載置されたままプレス成形装置1に向かって搬送される。次に、図6に示されているように、ベルトコンベア60も移動して型開き状態の下型11及び上型21の間に入り込み、シート素材70は下型11に載置される。さらに、再び図5に示されているように、プレス成形装置1は上型21を下降させることによってシート素材70のプレス成形を行い、一方で、ベルトコンベア60はプレス成形装置1から後退し、そのベルト61上には新しいシート素材70が載置される。
特開平6−26850号公報 特開2000−326328号公報
しかしながら、上記した技術では、型開きした状態の上型と下型の間にベルトコンベアが入り込む構成であることから、上型と下型の間の距離を十分に取っておく必要がある。このため、プレス成形装置においては上型又は下型のいずれかの金型の昇降ストロークを大きく取る必要があり、プレス成形装置の大型化につながるという問題点がある。
また、プレス成形後の製品及びスクラップを処理する際の効率の点でも問題がある。例えば、特許文献1においては、図5でプレス成形されたシート素材70が、図6の状態に至るまでに、どのようにして払い出されたのかまでは開示されていない。すなわち、従来の技術では、プレス成形後の製品をプレス成形装置から搬出したり、切り出されたスクラップをリサイクル用に回収することの効率化まではほとんど考慮されていない。
本発明はこのような点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、シート素材がベルトコンベアのような搬送手段によって下型に載置される構成であっても金型の昇降ストロークが小さくできて、さらに、プレス成形後の製品及びスクラップを効率的に処理できるようにすることにある。
上記課題を解決するため本発明は次の手段をとる。
第1の発明に係るプレス成形装置は次の手段をとる。すなわち、樹脂製のシート素材が搬送されて載置される下型と、該下型と咬合して型締めを行う上型とを備え、該下型と該上型との型締めによって該シート素材を所定の製品にプレス成形するためのプレス成形装置であって、前記下型はスライダー上に固定されており、該スライダーはスライダーレール上をスライド移動可能に設置されており、該下型と該上型との型開き状態において、該下型は該スライダーが該スライダーレール上をスライド移動し、該シート素材が載置される際の位置と型締めされる際の該上型の下方位置との間を往復可能であることを特徴とする。
この第1の発明によれば、下型の上方が開放されているので、シート素材を下型に載置する搬送手段を下型の上方に設ける場合であっても、上型による位置的制約を受けることがない。また、前記搬送手段を考慮して、型開き時の上型と下型の間の距離を大きく取る必要がない。
第2の発明に係るプレス成形装置は次の手段をとる。すなわち、前述の第1の発明に係るプレス成形装置であって、前記スライダーが前記上型の下方位置まで移動する際、前記下型が該上型の下方位置に達した時点で該下型位置の位置決めを行う位置決め手段が備えられていることを特徴とする。
この第2の発明によれば、下型は上型の下方位置をスライド移動してもプレス成形時には適正な位置に位置決めされる。
第3の発明に係るプレス成形装置は次の手段をとる。すなわち、前述の第1又は第2の発明に係るプレス成形装置であって、前記スライダーには、前記上型から落下する製品又はスクラップを受け止め可能なシューターが連結されており、前記下型のシート素材の載置位置への移動に連動し、該シュータ−は該上型の下方位置に移動して配置される構成であることを特徴とする。
この第3の発明によれば、プレス成形後の製品又はスクラップを上型から落下させて回収し、プレス成形装置外へ払い出すことができる。
第4の発明に係るプレス成形装置は次の手段をとる。すなわち、前述の第3の発明に係るプレス成形装置であって、前記シューターは、複数本のワイヤーを並列に設けた上段シューターと、その下方に設けられたシート状の下段シューターとを備えることを特徴とする。
この第4の発明によれば、プレス成形後の製品はワイヤー間を通り抜けられない大きさのため、ワイヤーに引掛かり上段シューターによって回収される。一方、スクラップはワイヤー間を通り抜け、下段シューターによって回収される。これにより、上型からの一回の落下動作で製品とスクラップを個別に回収できる。
第5の発明に係るプレス成形装置は次の手段をとる。すなわち、前述の第4の発明に係るプレス成形装置であって、前記下段シューターはスクラップ粉砕機のスクラップ投入口に導かれており、前記上型から落下したスクラップが該下段シューターから排出されて粉砕される構成であることを特徴とする。
この第5の発明によれば、選り分けられたスクラップを回収してすぐに、そのままスクラップ粉砕機に投入することができる。
本発明は上述した手段をとることにより、次の効果を得ることができる。
第1の発明によれば、上型による位置的制約を受けることがないことから、シート素材を下型に載置するための、ベルトコンベアのような搬送機器を配置する際の自由度が広がる。また、型開き時の上型と下型の間の距離を大きく取る必要がないことから、プレス成形時の上型又は下型のいずれかの金型の昇降ストロークを小さくできる。その結果、プレス成形装置の小型化を図ることができ、関連機器を配置する際においても自由度が得られるという効果がある。
また、第2の発明によれば、プレス成形時に上型と下型が適正に咬合することが可能となり、プレス成形装置の動作が確実なものとなる。
また、第3の発明によれば、プレス成形のためだけでなく、製品あるいはスクラップの回収のためにもスライダーの動きを利用することができる。すなわち、スライダーの有効活用を図ることができる。
また、第4の発明によれば、別途作業員や機械に頼らずに、製品とスクラップを選り分けることができる。
また、第5の発明によれば、別途作業員や機械に頼らずに、選り分けられたスクラップをスクラップ粉砕機まで搬送して粉砕後加熱溶融し、シート素材の押出成形工程に戻すことができる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。
本実施例は図1から図4に示されている。図1は本実施例に係るプレス成形装置の右側面図、図2は正面図、図3は図1におけるIII−III断面図、図4は本実施例に係るプレス成形装置の動作を概念的に示す斜視図である。
先ず、図1〜図3に基づいて本実施例に係るプレス成形装置の構造を説明する。
本実施例に係るプレス成形装置は、シート素材が当該プレス成形工程で通過していく部位を時系列に従って分けると、大きくは4部位に分かれる。すなわち、図1において左方向から右方向に向かって、下型ポジション10、上型ポジション20、スクラップ粉砕機40、及び製品台50の4部位である。
以下、4部位の構造についてそれぞれ詳述する。なお、前述した図5及び図6に示した部材と同じ部材には同一番号を付してある。
第1に、下型ポジション10はプレス成形を行う金型のうちの下型11を中心に構成されている。下型11の上面は上型21と咬合する形状に形成されている一方、下型11の下面は、スライダー12の上面の略中央部に固定されている。スライダー12は略矩形平板形状を成し、その下面には、所定の2箇所に短手方向全体に渡り、断面矩形の凸部を成す略直線レール形状のレール係合部12aが平行に設けられている。ここで、レール係合部12aはスライダーレール13上をスライド移動可能に設置されている。すなわち、スライダーレール13の上部には断面略U字形状の凹部を成す第1スライダー係合溝13aが設けられており、2箇所のレール係合部12aがそれぞれ第1スライダー係合溝13aに係合する構成となっている。なお、スライダーレール13は、図1に良く示されているように、2本のレール脚部13bによって立設されている。また、スライダー12の駆動源については説明の便宜のため図示を省略するが、エアーシリンダ等の一般的な駆動源が利用できる。
一方、図1及び図3に良く示されているように、スライダー12の上面において、上型ポジション20側の端部には、下型11の長手方向長さにほぼ一致した長さに渡ってシューター支持枠15がスライダー12の上面に対し略垂直に立設されている。シューター支持枠15は略逆U字形状の枠形状を成しており、その開端部側がスライダー12の上面に固定されている。一方、その閉端部、すなわちシューター支持枠15の上端部からは、図1において仮想線で示されているように、シューター14が張設されている。すなわち、柔軟性のある樹脂製の1枚のシートより成る下段シューター14bが上型ポジション20の下段シューターガイド27を介して、スクラップ粉砕機40上部の開口部であるスクラップ投入口41まで張設されている。また、下段シューター14bの上部には、柔軟性のある金属製又は樹脂製の4本のワイヤーが所定の間隔をもって略平行に作業台50まで張設されており、上段シューター14aが構成されている。
第2に、上型ポジション20は当該金型のうちの上型21を中心に構成されている。上型21の外形は下端が開放された略直方体の形状をしている。図2に破線で示されているように、その内部の下面は下型11と咬合する形状に形成されており、咬合時は下型11が上型21内に入り込む構成となっている。なお、上型21の内部には、下型11との組み合わせによって、プレス成形後の製品71とスクラップ72(図4参照)を切断分離し、かつスクラップ72を切断分割する周知のカッター機構(図示は省略)が設けられている。また、プレス成形直後に上型21の内部に係着した製品を落下させる周知の機構(図示は省略)も設けられている。これらの機構により、プレス成形後の製品71及びスクラップ72の回収が容易となる。
一方、上型21の上部は略矩形平板形状の上型固定台22の下面に固定されている。上型固定台22は、その矩形形状の四隅に当たる部分に各隅1本ずつ挿通固定されている略円柱状のガイドロッド23を介して、台座30に固定されている。なお、図1及び図2において、上型固定台22の上部に示されている構造物は上型21及びガイドロッド23を固定等するためのものであり、周知の一般的な構造物である。
また、図2に良く示されているように、上型ポジション20において、下型ポジション10のスライダーレール13とほぼ同じ高さの位置には昇降台24が設置されている。昇降台24の形状は、図3に良く示されているように、略矩形平板形状をしており、その四隅にはガイドロッド23が挿通されている。ここで、昇降台24は、図1及び図2に示されているように、台座30上に設置されたエアシリンダのような昇降台制御部28を駆動源として、ガイドロッド23に沿って上下動を行う構成となっている。その上下動の下限はスライダーレール13とほぼ同じ高さであり、一方上限は下型11が昇降台24上に載置された状態で下型11が上型21と咬合してプレス成形が行える程度の高さである。また、昇降台24は、スライダーレール13から移動してくるスライダー12を受け入れることができるように、スライダーレール13とは十分近接した位置となるよう構成されている。
昇降台24の形状について、さらに詳述する。
図3に良く示されているように、昇降台24の上面には短手方向全体に渡り2本の第2スライダー係合溝25が平行に設けられている。第2スライダー係合溝25は、その両側面が昇降台24の表面から垂直上向きに立設した断面略U字形状のレールであり、下型ポジション10にある第1スライダー係合溝13aと連続したレール溝を形成している。すなわち、下型ポジション10から移動してくるスライダー12が連続的に上型ポジション20までスライド移動できる構成となっている。
また、昇降台24の短手方向の略中央部において、スライダー12が昇降台24上に移動した際にスライダー12の略直下の、所定の間隔をもって略対称となる2箇所の位置には、それぞれ位置決めピン26が挿通する孔が穿設されている。位置決めピン26はこの孔を通して昇降台24の下面から上面に向かって突出し、スライダー12の下面のそれに対応した位置に穿設されている係合孔と係合し、スライダー12、ひいては下型11の位置決めを行うことが可能となる。ここで、位置決めピン26は、台座30上に設置されたエアシリンダのようなピン制御部29を駆動源として上下動を行う。なお、スライダー12の下面に穿設されている係合孔は、説明の便宜上図示を省略している。
また、昇降台24の短手方向端部のスクラップ粉砕機40側には、スクラップ粉砕機40の長手方向の長さにほぼ一致する長さの下段シューターガイド27が設置されている。下段シューターガイド27は、スライダー12に設置されているシューター支持枠15からスクラップ投入口41内に下段シューター14bを導く役割を果たしている。なお、下段シューターガイド27の形状は、スライダー12の往復運動や昇降台24の昇降運動に下段シューターを追従させることができる形状であればよい。そのため、特定の形状に限定されるものではないが、本実施例では便宜上円筒形状として描いている。
第3に、スクラップ粉砕機40は周知の一般的構造を有する樹脂片粉砕機である。シート状の下段シューター14bを滑り降りてスクラップ投入口41に落下してくる樹脂製のスクラップ72(図4参照)を粉砕し、再びシート素材70の材料としてリサイクルする役割を果たしている。なお、本実施例においては便宜上スクラップ粉砕機40は直方体形状の箱として描かれているが、特にこの形状に限定されるものではない。また、例えばベルトコンベアのような搬送手段によってスクラップ72を搬送し、プレス成形装置1から離間した別の位置にスクラップ粉砕機40を設置することも可能である。
第4に、製品台50は周知のテーブル形状である。ただし、図1に示されているように、スライダー12に立設されているシューター支持枠15から張設されたワイヤー状の上段シューター14aを係止する手段を有している。したがって、上段シューター14aによって回収された樹脂製の製品71が、いわゆる滑り台状態となっている上段シューター14aを滑り降りてきて、製品台50の上に載置される構成となっている。なお、製品台50の上に載置された製品71はその場で後工程に回されてもよいし、あるいは製品台50の上に、例えばベルトコンベアのような搬送手段を設けて、プレス成形装置1とは離間した別の位置で後工程に回す構成としてもよい。
以上で本実施例に係るプレス成形装置の構造の説明を終え、次に、図4に基づいて本実施例に係るプレス成形装置の動作を説明する。なお、図4は当該動作を概念的に示すものであり、図1〜図3において示されていた、例えば第1スライダー係合溝13aやレール脚部13bのような詳細な部材の記載は、説明の便宜上省略する。
図4には、当該プレス成形工程を時系列に従って分類した5つの状態が示されている。すなわち、シート素材が下型に載置された状態(a)、シート素材が載置された下型が上型の下方位置にスライド移動した状態(b)、シート素材が載置された下型が上昇して上型と咬合した状態(c)、プレス成形後のシート素材が上型に保持されたままで下型が下降した状態(d)、及び上型から落下した製品とスクラップがシューターによって受け止められている状態(e)である。
以下、時系列に従って、図4(a)〜(e)のそれぞれの状態及びそれに係る動作等について詳述する。
第1に、図4(a)の状態について述べる。
下型ポジション10にて静止・待機状態の下型11にシート素材70が載置される。このとき、上型ポジション20においては、昇降台24がスライダーレール13とほぼ同じ高さで待機している。
また、下型11が固定されているスライダー12の端部に立設されているシューター支持枠15からは、スクラップ粉砕機40及び製品台50までシューター14がたるみのない状態で張設されている。なお、図示は省略するが、下型11へのシート素材70の載置は、ベルトコンベアのような搬送手段により行われる。
第2に、図4(b)の状態について述べる。
下型ポジション10にてシート素材70が載置された下型11が固定されているスライダー12は、スライダーレール13上を上型ポジション20に向かってスライド移動する。そのスライド移動によって、上型21と適正に咬合できる所定の位置に達したスライダー12は、位置決めピン26が昇降台24より突出して、スライダー12の下面に穿設されている係合孔と係合することによって位置決めされる。
このとき、シューター支持枠15より張設されているシューター14は、スライド移動によりスクラップ粉砕機40及び製品台50に近づく。それに伴い、ワイヤー状の上段シューター14aは重力の作用によりたるんだ状態となる一方で、シート状の下段シューター14bは下段シューターガイド27及びスクラップ投入口41内の張力調整機構により、たるまないように調整される。もちろん、このような張力調整機構は上段シューター14aについても設けることが可能である。なお、張力調整機構を設けている理由は、シューター14がたるんでスライダー12と昇降台24の間の間隙に巻き込まれないようにするためである。
第3に、図4(c)の状態について述べる。
上型ポジション20において、上型21と適正に咬合できるよう位置決めされた下型11は、シート素材70を載置したまま、昇降台24の上昇により上型21の中に入り込みプレス成形が行われる。このとき、上型21の中ではシート素材70が所定の形状にプレス成形されて、シート素材70の周辺部が上型21の内壁部に張着する。なお、この張着は上型21と下型11との圧着により自然に生じるものであるが、真空吸着等の手段を用いて確実に張着させる構成としてもよい。
一方、スライダー12の端部に立設しているシューター支持枠15も昇降台24と共に上昇し、上型21の外側において上型21と水平方向に並列する。このとき、シューター支持枠15はスクラップ粉砕機40及び製品台50から遠ざかるため、上段シューター14はたるみがとれて張設されることになる。
第4に、図4(d)の状態について述べる。
上型ポジション20において、上型21の内壁部に張着しているプレス成形後のシート素材71を残し、下型11は昇降台24と共に下降する。昇降台24はスライドレール13とほぼ同じ高さの位置まで、すなわち図4(b)に示されている位置まで下降して停止する。一方、上段シューター14aも図4(b)と同様のたるんだ状態となる。
第5に、図4(e)の状態について述べる。
スライダー12は、上型ポジション20から下型ポジション10までスライド移動し、所定の位置で静止・待機状態となる。このとき、上段シューター14aは図4(a)と同様のたるみのない張設状態となる。この状態のシューター14上に、上型21のカッター機構によって切断分離された製品71及び分割切断されたスクラップ72が、上型21が有する製品落下機構によって落下される。
製品71は、上段シューター14aのワイヤーに引掛かるには十分な大きさのため、いわゆる滑り台状態となっている上段シューター14aの上を製品台50に向かって滑り落ちていく。一方、スクラップ72は、上段シューター14aのワイヤーの間をすり抜け、下段シューター14bのシート上まで落下し、スクラップ投入口41に導かれる。なお、下段シューター14bのシート上にスクラップ72の砕片が引掛かることがあっても、図4(a)〜(e)のサイクルを繰り返す中で自動的にシートからふるい落とされることが期待できる。
その後、所定の位置で静止・待機状態となっている下型11には、再びシート素材70が載置されて再び図4(a)に示されている状態となり、図4(a)〜(e)のサイクルを繰り返す。
本発明の実施例に係るプレス成形装置の右側面図である。 本発明の実施例に係るプレス成形装置の正面図である。 図1におけるIII−III断面図である。 本発明の実施例に係るプレス成形装置の動作を概念的に示す斜視図である。 シート素材を搬送途中のベルトコンベア、及び上型と下型が型締めしてシート素材がプレス成形されている状態の従来のプレス成形装置の正面図である。 シート素材を下型に載置途中のベルトコンベア、及び上型と下型が片開きしている状態のプレス成形装置の正面図である。
符号の説明
1 プレス成形装置
10 下型ポジション
11 下型
12 スライダー
12a レール係合部
13 スライダーレール
13a 第1スライダー係合溝
13b レール脚部
14 シューター
14a 上段シューター
14b 下段シューター
15 シューター支持枠
20 上型ポジション
21 上型
22 上型固定台
23 ガイドロッド
24 昇降台
25 第2スライダー係合溝
26 位置決めピン
27 下段シューターガイド
28 昇降台制御部
29 ピン制御部
30 台座
40 スクラップ粉砕機
41 スクラップ投入口
50 製品台
60 ベルトコンベア
61 ベルト
70 シート素材
71 製品
72 スクラップ

Claims (3)

  1. 樹脂製のシート素材が搬送されて載置される下型と、該下型と咬合して型締めを行う上型とを備え、該下型と該上型との型締めによって該シート素材を所定の製品にプレス成形するためのプレス成形装置であって、
    前記下型はスライダー上に固定されており、該スライダーはスライダーレール上をスライド移動可能に設置されており、該下型と該上型との型開き状態において、該下型は該スライダーが該スライダーレール上をスライド移動し、該シート素材が載置される際の位置と型締めされる際の該上型の下方位置との間を往復可能であり、
    前記スライダーが前記上型の下方位置まで移動する際、前記下型が該上型の下方位置に達した時点で該下型位置の位置決めを行う位置決め手段が備えられており、
    前記スライダーには、前記上型から落下する製品又はスクラップを受け止め可能なシューターが連結されており、前記下型のシート素材の載置位置への移動に連動し、該シュータ−は該上型の下方位置に移動して配置される構成であることを特徴とするプレス成形装置。
  2. 請求項1に記載のプレス成形装置であって、
    前記シューターは、複数本のワイヤーを並列に設けた上段シューターと、その下方に設けられたシート状の下段シューターとを備えることを特徴とするプレス成形装置。
  3. 請求項2に記載のプレス成形装置であって、
    前記下段シューターはスクラップ粉砕機のスクラップ投入口に導かれており、前記上型から落下したスクラップが該下段シューターから排出されて粉砕される構成であることを特徴とするプレス成形装置。
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