JP3967568B2 - 電子部品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品に関し、特に、軽量・薄型で可撓性を有し、表面実装が可能な薄型チップマイカコンデンサに適用して好適な電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種電子部品は、更なる高密度実装の要求から軽量・小型化のみならず、各種携帯機器の大幅な需要拡大と相俟って、薄型・可撓性の要求が高まっている。
【0003】
一例として、薄型が求められる非接触ICカードでは、通信周波数調整用にコンデンサを構成部品とする場合があるが、従来は、積層セラミックコンデンサを使用したり、又は実装基板自体を誘電体としてコンデンサを形成したりすることが一般的に行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、積層セラミックコンデンサは可撓性に乏しいため、該積層セラミックコンデンサが実装された配線基板を撓ませると、コンデンサ本体が割れたり、半田付けによる接続部分が剥離する等の問題があった。
【0005】
また、電子部品が実装される配線基板(実装基板)自体を誘電体とした有機フィルムコンデンサは、使用するICカードの配線基板を構成する有機材料の種類によってコンデンサ特性は異なるが、高湿度環境における静電容量の不安定さやカード製造工程中での熱処理による静電容量の変動等の問題があり、更なる静電容量の安定性、精度が望まれていた。
【0006】
一方、従来のチップ型マイカコンデンサ100は、図13に示すように、複数枚のマイカ基板102を積層した構造を有する。具体的には、マイカ基板102の表裏に例えば+側電極104と−側電極106をそれぞれAgペーストにて形成し、更にマイカ基板102の全面(電極104及び106を含む全面)を覆うように接着層(図示せず)を形成した後、これらのマイカ基板102を所定の枚数だけ積層熱圧着し、一体化させてから、それぞれ電極の露出した両端部にAgペーストをコの字型に塗布して端子108を形成した構造を有する。
【0007】
そのため、前記チップ型マイカコンデンサ100が実装された配線基板を撓ませると、上述した積層セラミックコンデンサと同様に配線基板上での接続部分が剥離したり、マイカコンデンサ100自体にクラックが発生するなどの接続信頼性が低いという問題があった。
【0008】
また、これらの積層型コンデンサは、コンデンサ本体の厚みが大きいため、非接触ICカードやフレキシブルプリント配線基板などの薄い基板内に積層型コンデンサを内装させること自体、困難性を伴うという問題がある。
【0009】
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、軽量・薄型で可撓性を有する表面実装可能な電子部品を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る電子部品は、誘電体としてのマイカ基板と、前記マイカ基板に形成されたスルーホールと、前記マイカ基板の一方の面に形成され、コンデンサを構成する第1の電極と、前記マイカ基板の他方の面に前記第1の電極と対向するように形成され、前記コンデンサを構成する第2の電極と、前記マイカ基板の前記一方の面に形成され、前記第2の電極と前記スルーホールを介して電気的に接続された前記第2の電極の導出部分と、前記マイカ基板の一方の面の周辺を除き、かつ、前記マイカ基板の一方の面に形成された前記第1の電極の一部及び前記第2の電極の導出部分の一部を被覆するように形成された第1保護層と、前記前記マイカ基板の他方の面の周辺を除き、かつ、前記マイカ基板の前記他方の面に形成された前記第2の電極を被覆するように形成された第2保護層と、前記第1の電極のうち、前記第1保護層から露出する部分に形成された第1の端子部と、前記第2の電極の導出部分のうち、前記第1保護層から露出する部分に形成された第2の端子部とを有することを特徴とする。
【0012】
この第1の発明に係る電子部品においては、軽量・薄型で可撓性を持たせることができ、薄さや可撓性を要求される非接触ICカード・タグ・ラベル用配線基板や高密度多層プリント配線基板、フレキシブルプリント配線基板等への表面及び内部実装に最適となる。
また、第1の発明において、前記マイカ基板の前記一方の面に前記第1の電極及び前記第2の電極の導出部分とは別にジャンパー線用の電極パターンが形成され、前記第1保護層は、前記マイカ基板の一方の面の周辺を除き、かつ、前記第1の電極の一部、前記第2の電極の導出部分の一部及び前記電極パターンの一部を被覆するように形成され、前記電極パターンのうち、前記第1保護層から露出する2つの部分にそれぞれ端子部が形成され、前記電極パターンに形成された2つの前記端子部のうち、1つの前記端子部が前記第1の端子部と隣接していてもよい。
また、第1の発明において、前記マイカ基板に前記スルーホールとは別のスルーホールが形成され、前記マイカ基板の前記一方の面に前記第1の電極及び前記第2の電極の導出部分とは別にジャンパー線用の第1の電極パターンが形成され、前記マイカ基板の前記他方の面に前記第2の電極とは別にジャンパー線用の第2の電極パターンが形成され、前記第1の電極パターンと前記第2の電極パターンは、前記マイカ基板に形成された前記別のスルーホールを介して電気的に接続され、前記第1保護層は、前記マイカ基板の一方の面の周辺を除き、かつ、前記第1の電極の一部、前記第2の電極の導出部分の一部、前記第1の電極パターンの一部を被覆するように形成され、前記第2保護層は、前記マイカ基板の他方の面の周辺を除き、かつ、前記第2の電極及び前記第2の電極パターンの一部を被覆するように形成され、前記第1の電極パターンのうち、前記第1保護層から露出する部分に第3の端子部が形成され、前記第2の電極パターンのうち、前記第2保護層から露出する部分に第4の端子部が形成され、前記第1の電極パターンに形成された前記第3の端子部が前記第1の端子部と隣接していてもよい。
また、第1の発明において、前記第2保護層は、前記マイカ基板の他方の面の周辺を除き、かつ、前記マイカ基板の前記他方の面に形成された前記第2の電極の前記スルーホールを含む一部を被覆するように形成され、前記第2の電極のうち、前記第2保護層から露出する部分に形成された端子部を有するようにしてもよい。
【0013】
第2の発明に係る電子部品は、誘電体としてのマイカ基板と、前記マイカ基板の一方の面に形成された第1の個別電極及び第2の個別電極と、前記マイカ基板の他方の面に、前記第1の個別電極及び前記第2の個別電極と対向するように形成された共通電極と、前記マイカ基板の一方の面の周辺を除き、かつ、前記第1の個別電極の一部、前記第2の個別電極の一部を被覆するように形成された第1保護層と、前記マイカ基板の他方の面の周辺を除き、かつ、前記共通電極を被覆するように形成された第2保護層と、前記第1の個別電極のうち、前記第1保護層から露出する2つの部分にそれぞれ形成された2つの第1の端子部と、前記第2の個別電極のうち、前記第1保護層から露出する2つの部分にそれぞれ形成された2つの第2の端子部とを有することを特徴とする。前記第2保護層は、前記マイカ基板の他方の面の周辺を除き、かつ、前記共通電極の一部を被覆するように形成され、前記共通電極のうち、前記第2保護層から露出する部分に形成された端子部を有するようにしてもよい。
【0014】
これにより、コンデンサの端子機能と同時に、各端子部間において立体配線を可能とするジャンパー線機能を持たせることができる。従って、実装基板の配線のうち、各端子部間においては、絶縁処理することなく、実装基板上の配線と絶縁性を保持して跨ぐことが可能となる。しかも、スルーホールを設ける必要がないため、製造工程の簡略化を有効に図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電子部品を例えばチップ型マイカコンデンサに適用した実施の形態例(以下、単に実施の形態に係るマイカコンデンサと記す)を図1〜図12を参照しながら説明する。
【0020】
まず、第1の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Aは、図1及び図2に示すように、誘電体としてのマイカ基板12と、該マイカ基板12の両面に互いに対向するように形成され、マイカ基板12と共に単数もしくは複数のコンデンサを構成する電極層14と、該電極層14の一部を被覆するように形成され、かつ、1層当たりの厚みを5μm以下とする単層もしくは複数層の保護層16と、前記電極層14のうち、保護層16から露出する部分に形成された端子部18(18a、18b)とを有して構成されている。
【0021】
具体的には、図1に示すように、平面長方形状のマイカ基板12の一主面上に電極層14による例えば+側あるいは−側の第1の電極20aが形成され、マイカ基板12の他主面上に電極層14による例えば−側あるいは+側の第2の電極20bが形成されている。
【0022】
第1の電極20aは、図1上、左側下部へ導出され、該導出端には第1の端子部18aが形成されている。第2の電極20bは、マイカ基板12の所要箇所に形成されたスルーホール22を通じてマイカ基板12の一主面側、例えば図1上、左側上部に導出され、該導出端には第2の端子部18bが形成されている。これら第1及び第2の端子部18a及び18bは、平面長方形状に形成され、互いに対向するように、かつ、絶縁がとれる程度の距離を置いて配置されている。
【0023】
更に、マイカ基板12の一主面側には、第1及び第2の電極20a及び20bのうち、第1及び第2の端子部18a及び18b並びにその周辺を除く部分を被覆するように保護層16が形成され、マイカ基板12の他主面側には、第2の電極20bの全面を被覆するように保護層16が形成されている。
【0024】
ここで、第1の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Aの好ましい寸法について説明する。マイカ基板12の厚みt1は、8〜15μmであることが好ましく、第1及び第2の電極20a及び20bを構成する電極層14の形成領域は、その外周縁とマイカ基板12の外周縁との間の最短距離d(図1参照)が0.3mm以上となるような領域に設定されることが好ましい。この場合、より可撓性を向上させることができる。また、電極層14の厚みt2は6μm以下であり、第1及び第2の端子部18a及び18bの各上端が保護層16の上端よりも4〜20μmだけ突出していることが好ましい。
【0025】
次に、第1の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Aの製造方法について説明する。まず、誘電体として厚みt1が8〜15μmのマイカ基板12を用意し、所要箇所にスルーホール22を形成する。このスルーホール22は、マイカ基板12の他主面に形成された第2の電極20bを一主面側に導出するために形成するものであるが、後述する第2の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Bのような構成を採用すれば、必ずしも形成する必要はない。
【0026】
マイカ基板12の一主面及び他主面に、金属粉、無機バインダー又は熱硬化性樹脂による有機バインダーからなる導体ペーストを印刷し、焼成又は硬化することで厚みt2が6μm以下の電極層14を形成する。この手法に代えて、蒸着等で金属薄膜を形成し、フォトエッチング製法によっても電極層14を形成することが可能である。この段階で、電極層14による第1及び第2の電極20a及び20bが形成されることになる。
【0027】
その後、電極層14のうち、端子部18a及び18bが形成される部分並びにその周辺を除く全面に単層もしくは複数層の保護層16をそれぞれ1層の厚みが5μm以下となるように印刷製法、又は浸漬製法で形成する。このとき、保護層16の材料としては、低融点ガラスやエポキシ樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂など様々な樹脂を使用することができ、特に有機材料においては、前記製法以外にもフィルム成形法を用いれば、熱圧着製法によっても前記保護層16を形成することができる。保護層16を形成することにより、スルーホール22の部分及びマイカコンデンサ10A本体の機械的強度を向上させることができ、しかも、その後の検査工程において、安定した精度の高い電気的特性検査を実施することが可能となる。
【0028】
その後、露出する電極層14に対して、保護層16の上端よりも4μm〜20μmの範囲で突出するように第1及び第2の端子部18a及び18bを形成する。この場合、上述した電極層14の場合と同様の導体ペーストを印刷製法で形成することで第1及び第2の端子部18a及び18bを形成する。第1及び第2の端子部18a及び18bの高さを上述のように設定することで、配線基板への実装接続を特に異方性導電膜(ACF)により行う場合に容易に達成させることができるという利点がある。
【0029】
その後、マイカ基板12の他主面側のうち、第1及び第2の端子部18a及び18bが形成されていない部分、特に、保護層16のコーナー部分に実装用の認識マーク24を形成する。この認識マーク24は、カーボンをフィラーとするインク(株式会社アサヒ化学研究所:商品名:TU−30SK)をスクリーン印刷し、その後、150℃、30分の加熱硬化により形成する。この段階で、第1の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Aが完成することとなる。
【0030】
マイカコンデンサ等の部品実装の際に行われる実装装置(マウンター)の部品認識は、カメラによって部品の外形画像を読み取るという画像認識が一般的に行われており、特に反射式と呼ばれる方式のように、部品に光を当ててその反射光により画像認識を行う場合には、マイカ基板12自体が光をよく反射する性質を有するため、認識が困難になるという問題があるが、上述のように、保護層16の表面にカーボンインクによる認識マーク24を形成するようにしたので、部品の位置を画像処理にて容易に認識することができる。
【0031】
ここで、1つの実験例を示す。この実験例は、実施例及び比較例について可撓性を試験したものである。
【0032】
実施例は、上述した第1の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Aと同様の製造過程で作製されたものであるが、具体的には、以下のような工程を踏んで作製した。
【0033】
まず、厚み12〜13μmのマイカ基板12を用意した後、該マイカ基板12の所要箇所(1箇所)に直径0.3mmのスルーホール22を設ける。その後、マイカ基板12の一主面及び他主面に、低融点ガラスをバインダーとするAgペースト(北陸塗装株式会社製:商品名:SR−1175)による電極層14をスクリーン印刷により形成する。このとき、スルーホール22内をAgペーストで充填するように形成する。その後、ピーク温度580℃に達する温度プロファイルにて焼成する。電極層14の形成にあたっては、印刷装置の条件や、スクリーンメッシュ、ペースト粘度等を調整して焼成後の電極層14の厚みt2を5〜6μmに設定した。この際、電極層14の形成領域を、その外周縁とマイカ基板12の外周縁との間の最短距離dが0.3mm以上となるような領域に設定した。
【0034】
このようにして、スルーホール22の内壁とマイカ基板12の一主面に形成された電極層14による第2の電極20bとを接続、導通させることで、第2の電極20bを一主面側に引き出すことができ、マイカ基板12の一主面に第1及び第2の端子部18a及び18bを配置することが可能となる。
【0035】
次に、電極層14のうち、第1及び第2の端子部18a及び18bが形成される部分並びにその周辺を除く全面に、低融点ガラス粉末と有機バインダーを主成分とするガラスペースト(株式会社ESL製:商品名:4770B)による保護層16をスクリーン印刷により形成した後、ピーク温度580℃に達する温度プロファイルにて焼成する。このとき、前記電極層14と同様に、保護層16の焼成後の厚みt3を4〜5μmに設定する。
【0036】
その後、露出する電極層14に対して、上述したAgペーストによる第1及び第2の端子部18a及び18bをスクリーン印刷により形成した。このとき、先に形成された保護層16の上端よりも4μm〜20μmの範囲(この実施例では15μm)で第1及び第2の端子部18a及び18bの上端が突出するように、第1及び第2の端子部18a及び18bの高さを調整した。
【0037】
このようにして得られた実施例に係るコンデンサは、外形寸法が縦3.5mm×横4.5mm×厚み約40μm、静電容量が40PF程度であり、表面実装が可能で、軽量・薄型の可撓性を有する安定した電気的特性のコンデンサとして完成した。
【0038】
一方、比較例は、上述の実施例に係るコンデンサにおいて、電極層14の厚みを7〜10μmとし、保護層16の厚みを5〜9μmとしたものである。
【0039】
そして、この実験例における可撓性試験は、製作した実施例及び比較例について、直径10mmの円柱に繰り返し巻き付け、一定回数毎に静電容量を測定し、静電容量の変動を回数毎にプロットしたものである。この実験例の結果を図3に示す。この図3において、実線Aが比較例の特性を示し、破線Bが実施例の特性を示す。
【0040】
この実験結果から、比較例は、曲げ回数が増加するにつれて静電容量が変化し、その変化率も曲げ回数に応じて大きくなっている。これに対して、実施例は、曲げ回数の増加に関わらず静電容量の変化はみられなかった。これは、実施例が比較例よりも可撓性が向上していることにほかならない。
【0041】
次に、第1の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Aの変形例について図4及び図5を参照しながら説明する。
【0042】
まず、第1の変形例に係るマイカコンデンサ10Aaは、図4に示すように、上述した第1の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Aとほぼ同じ構成を有するが、第1の電極20aと第2の電極20bによるコンデンサ部70とは別に、該コンデンサ部70の周りにジャンパー線部72を設けた点で異なる。
【0043】
ジャンパー線部72は、マイカ基板12の一主面側に形成された電極層14によるほぼL字状の電極パターン74と、該電極パターン74の両端に形成された第3及び第4の端子部18c及び18dを有して構成されており、特に、この変形例では、各端子部18c及び18dはマイカ基板12の一主面側に導出された形態となっている。
【0044】
この第1の変形例に係るマイカコンデンサ10Aaにおいては、例えば第1の端子部18aと第3の端子部18cをつなぐことで、第1の端子部18aを第4の端子部18dに導出させることが可能となり、種々の配線パターンを有する配線基板への表面実装を実現させることができる。
【0045】
次に、第2の変形例に係るマイカコンデンサ10Abは、図5に示すように、第1の変形例に係るマイカコンデンサ10Aaとほぼ同じ構成を有するが、ジャンパー線部72を構成する電極パターン74が、マイカ基板12の一主面に形成された第1の電極パターン74aとマイカ基板12の他主面に形成された第2の電極パターン74bにて構成され、これら電極パターン74a及び74bがマイカ基板12に形成されたスルーホール76を介して電気的に接続されている点と、第4の端子部18dがマイカ基板12の他主面側に導出されている点で異なる。
【0046】
この第2の変形例に係るマイカコンデンサ10Abにおいては、例えば第1の端子部18aと第3の端子部18cをつなぐことで、第1の端子部18aをマイカ基板12の他主面側に形成されている第4の端子部18dに導出させることが可能となり、配線基板への表面実装のほか、上下の配線基板間の実装(内部実装)も実現することができる。
【0047】
次に、第2の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Bについて図6〜図8を参照しながら説明する。
【0048】
この第2の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Bは、図6及び図7に示すように、上述した第1の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Aとほぼ同様の構成を有するが、マイカ基板12の一主面に形成された電極層14による第1及び第2の個別電極30a及び30bと、マイカ基板12の他主面に形成された電極層14による共通電極32とを有する点で異なる。
【0049】
そして、第1及び第2の個別電極30a及び30bは、平面長方形状に形成され、それぞれ長辺を対向させ、かつ、互いに絶縁がとれる程度の距離を置いて配置されている。共通電極32は、第1又は第2の個別電極30a及び30bよりも幅広に形成された平面長方形状を有し、マイカ基板12の他主面において、第1及び第2の個別電極30a及び30bとそれぞれ対向するように形成される。
【0050】
また、第1の個別電極30aの両端部には、それぞれ第11の端子部18a1と第12の端子部18a2が形成され、第2の個別電極30bの両端部には、それぞれ第21の端子部18b1と第22の端子部18b2が形成されている。
【0051】
更に、マイカ基板12の一主面側には、第1及び第2の個別電極30a及び30bのうち、第11、第12、第21及び第22の端子部18a1、18a2、18b1及び18b2を除く部分を被覆するように保護層16が形成され、マイカ基板12の他主面側には、共通電極32の全面を被覆するように保護層16が形成されている。
【0052】
この第2の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Bの等価回路を図8に示す。この図8からわかるように、この第2の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Bは、第1の個別電極30aと共通電極32間に形成された第1の静電容量C1と、第2の個別電極30bと共通電極32間に形成された第2の静電容量C2とが直列に接続され、第1の静電容量C1の一端部に第11及び第12の端子部18a1及び18a2が接続され、第2の静電容量C2の一端部に第21及び第22の端子部18b1及び18b2が接続されたかたちとなっている。
【0053】
なお、この第2の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Bの好ましい寸法は、第1の実施の形態と同様に、マイカ基板12の厚みt1は、8〜15μmであることが好ましく、第1及び第2の個別電極30a及び30b並びに共通電極32を構成する電極層14の形成領域は、その外周縁とマイカ基板12の外周縁との間の最短距離dが0.3mm以上となるような領域に設定されることが好ましい。また、電極層14の厚みt2は6μm以下であり、第11、第12、第21及び第22の端子部18a1、18a2、18b1及び18b2の各上端が保護層16の上端よりも4〜20μmだけ突出していることが好ましい。
【0054】
このように、この第2の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Bにおいては、第1の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Aと同様に、軽量・薄型で可撓性を有する表面実装可能なコンデンサを提供することができる。
【0055】
特に、この第2の実施の形態においては、第1及び第2の個別電極30a及び30bの各両端部分にそれぞれ端子部(第11、第12、第21、第22の端子部18a1、18a2、18b1及び18b2)を形成することにより、マイカコンデンサ10Bの端子機能と同時に、第11の端子部18a1と第12の端子部18a2間、並びに第21の端子部18b1と第22の端子部18b2間において立体配線を可能とするジャンパー線機能を持たせることができる。
【0056】
従って、実装基板の配線のうち、第11の端子部18a1と第12の端子部18a2間並びに第21の端子部18b1と第22の端子部18b2間においては、絶縁処理することなく、実装基板上の配線と絶縁性を保持して跨ぐことが可能となる。
【0057】
しかも、スルーホール22(図2参照)を設ける必要がないため、製造工程の簡略化を有効に図ることができる。
【0058】
なお、第2の実施の形態では、第1及び第2の個別電極30a及び30bの両端部にそれぞれ端子部18a1、18a2、18b1及び18b2を形成するようにしたが、その他、マイカコンデンサ10Bの外周端の内側であれば、電極と電気的接続を持たない形態の独立した配線も自由に形成することができる。
【0059】
次に、第3の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Cについて図9〜図11を参照しながら説明する。
【0060】
この第3の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Cは、図9に示すように、上述した第1の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Aとほぼ同様の構成を有するが、異なる上下の配線基板40及び42間に実装される形態を有する点で異なる。
【0061】
具体的には、図9〜図11に示すように、マイカ基板12の他主面に形成された保護層16に窓44が形成されて、第2の電極20bが前記窓44を通じて一部露出され、更に、その露出部分に第3の端子部18cが形成されて構成されている。この第3の端子部18cも、前記第1及び第2の端子部18a及び18bと同様に、その下端が保護層16の下端よりも4〜20μmだけ突出している。
【0062】
一方、上下の配線基板40及び42間には第3の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Cを収容可能な空間46が形成され、上層の配線基板40には、スルーホール48からマイカコンデンサ10Cの第1及び第2の端子部18a及び18bに対向する部分にかけてそれぞれ第1及び第2の接続端子部50a及び50bが形成され、下層の配線基板42には、スルーホール52からマイカコンデンサ10Cの第3の端子部18cに対向する部分にかけて第3の接続端子部50cが形成されている。
【0063】
従って、上下の配線基板40及び42間に形成された空間46内にマイカコンデンサ10Cを収容し、更に、第1及び第2の端子部18a及び18bを上層の配線基板40の第1及び第2の接続端子部50a及び50bにそれぞれ電気的に接続し、第3の端子部18cを下層の配線基板42の第3の接続端子部50cに電気的に接続することで、上下の配線基板40及び42に対するマイカコンデンサ10Cの縦方向の立体配線を可能にすることができる。
【0064】
このように、第3の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Cにおいては、上下の配線基板40及び42間にマイカコンデンサ10Cが収容された高密度なコンデンサ内蔵型多層基板を提供することができる。なお、この第3の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Cの端子の導出例を第2の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Bにも適用させることができる。即ち、共通電極32に前記第3の端子部18cを設けるようにすればよい。
【0065】
次に、第4の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Dについて図12を参照しながら説明する。
【0066】
この第4の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Dは、図12に示すように、第1の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Aとほぼ同様の構成を有するが、保護層16を被覆するように第2の保護層60が形成されている点で異なる。もちろん、この場合も、第1及び第2の端子部18a及び18bは露出された状態とされている。
【0067】
この第2の保護層60は、離型性もしくは弾力性を備えた材料で構成される。これは、以下のような場合に効果がある。
【0068】
例えば、主にガラスクロスに樹脂を染み込ませたプリプレグや半硬化樹脂板にてコンデンサを挟み込んで一体化させて使用する場合、これらの樹脂の熱硬化時の膨張、収縮が著しい場合や、一体化された後に局部的に大きな外力がコンデンサ内装領域にかかるような用途では、内装されたコンデンサのマイカ基板が破損して容量低下が生じるおそれがあるが、この第4の実施の形態では、最外層の保護層(第2の保護層60)がこれらのストレスを吸収することにより、内装されたコンデンサのマイカ基板12の破損を防止することができる。これは、特に、コンデンサが大型化する場合に効果が大きい。
【0069】
第4の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Dの具体例としては、例えばマイカ基板12にスルーホール22を形成し、次いで、第1の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Aの実施例と同様の製法で、電極層14を形成した後、低融点ガラスによる保護層16及び導体ペーストによる第1及び第2の端子部18a及び18bを形成する。
【0070】
その後、最外層の第2の保護層60を液状シリコン樹脂(東芝シリコーン株式会社製:商品名:TSE3251−C)をマイカ基板12の両面にスクリーン印刷にて形成し、次いで、150℃、1時間の加熱硬化処理を行って第2の保護層60を形成した。もちろん、この段階で第2の保護層60は、指触可能となる。
【0071】
この第4の実施の形態に係るマイカコンデンサ10Dにおいては、保護層16を多層にして保護層16上に第2の保護層60を形成するようにしたので、実装時にマイカコンデンサ10Dを挟み込んでも、容量低下を起こさない樹脂材料の選択の範囲が拡大し、より大きなマイカ基板12を内装することが可能となる。
【0072】
なお、この発明に係る電子部品は、上述の実施の形態に限らず、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る電子部品によれば、軽量・薄型で可撓性を有する表面実装可能な電子部品を提供することができる。その結果、薄型、可撓性が要求される電子装置や、安定した電気的特性を持った電子部品を内蔵した高密度多層配線基板、多層フレキシブルプリント基板を実現することができ、更に構造的に、より高密度な実装と部品、実装コストの低廉化が可能となり、その効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るマイカコンデンサを示す平面図である。
【図2】図1におけるII−II線上の断面図である。
【図3】実施例と比較例について曲げ回数に対する静電容量変化率の変化を示す特性図である。
【図4】第1の実施の形態に係るマイカコンデンサの第1の変形例を示す平面図である。
【図5】第1の実施の形態に係るマイカコンデンサの第2の変形例を示す平面図である。
【図6】第2の実施の形態に係るマイカコンデンサを示す平面図である。
【図7】図6におけるV−V線上の断面図である。
【図8】第2の実施の形態に係るマイカコンデンサを示す等価回路図である。
【図9】第3の実施の形態に係るマイカコンデンサの使用例を示す説明図である。
【図10】第3の実施の形態に係るマイカコンデンサを示す平面図である。
【図11】図10におけるIX−IX線上の断面図である。
【図12】第4の実施の形態に係るマイカコンデンサを示す断面図である。
【図13】従来のチップ型マイカコンデンサを示す斜視図である。
【符号の説明】
10A、10Aa、10Ab、10B、10C、10D…マイカコンデンサ
12…マイカ基板 14…電極層
16…保護層
18、18a、18a1、18a2、18b、18b1、18b2、18c、18d…端子部
20a…第1の電極 20b…第2の電極
22、48、52、76…スルーホール 24…認識マーク
30a…第1の個別電極 30b…第2の個別電極
32…共通電極 40…上層の配線基板
42…下層の配線基板 50a…第1の接続端子部
50b…第2の接続端子部 50c…第3の接続端子部
60…第2の保護層 70…コンデンサ部
72…ジャンパー線部 74…電極パターン
74a…第1の電極パターン 74b…第2の電極パターン
Claims (6)
- 誘電体としてのマイカ基板と、
前記マイカ基板に形成されたスルーホールと、
前記マイカ基板の一方の面に形成され、コンデンサを構成する第1の電極と、
前記マイカ基板の他方の面に前記第1の電極と対向するように形成され、前記コンデンサを構成する第2の電極と、
前記マイカ基板の前記一方の面に形成され、前記第2の電極と前記スルーホールを介して電気的に接続された前記第2の電極の導出部分と、
前記マイカ基板の一方の面の周辺を除き、かつ、前記マイカ基板の一方の面に形成された前記第1の電極の一部及び前記第2の電極の導出部分の一部を被覆するように形成された第1保護層と、前記マイカ基板の他方の面の周辺を除き、かつ、前記マイカ基板の前記他方の面に形成された前記第2の電極を被覆するように形成された第2保護層と、
前記第1の電極のうち、前記第1保護層から露出する部分に形成された第1の端子部と、
前記第2の電極の導出部分のうち、前記第1保護層から露出する部分に形成された第2の端子部とを有することを特徴とする電子部品。 - 請求項1記載の電子部品において、
前記マイカ基板の前記一方の面に前記第1の電極及び前記第2の電極の導出部分とは別にジャンパー線用の電極パターンが形成され、
前記第1保護層は、前記マイカ基板の一方の面の周辺を除き、かつ、前記第1の電極の一部、前記第2の電極の導出部分の一部及び前記電極パターンの一部を被覆するように形成され、
前記電極パターンのうち、前記第1保護層から露出する2つの部分にそれぞれ端子部が形成され、
前記電極パターンに形成された2つの前記端子部のうち、1つの前記端子部が前記第1の端子部と隣接していることを特徴とする電子部品。 - 請求項1記載の電子部品において、
前記マイカ基板に前記スルーホールとは別のスルーホールが形成され、
前記マイカ基板の前記一方の面に前記第1の電極及び前記第2の電極の導出部分とは別にジャンパー線用の第1の電極パターンが形成され、
前記マイカ基板の前記他方の面に前記第2の電極とは別にジャンパー線用の第2の電極パターンが形成され、
前記第1の電極パターンと前記第2の電極パターンは、前記マイカ基板に形成された前記別のスルーホールを介して電気的に接続され、
前記第1保護層は、前記マイカ基板の一方の面の周辺を除き、かつ、前記第1の電極の一部、前記第2の電極の導出部分の一部、前記第1の電極パターンの一部を被覆するように形成され、前記第2保護層は、前記マイカ基板の他方の面の周辺を除き、かつ、前記第2の電極及び前記第2の電極パターンの一部を被覆するように形成され、
前記第1の電極パターンのうち、前記第1保護層から露出する部分に第3の端子部が形成され、
前記第2の電極パターンのうち、前記第2保護層から露出する部分に第4の端子部が形成され、
前記第1の電極パターンに形成された前記第3の端子部が前記第1の端子部と隣接していることを特徴とする電子部品。 - 請求項1記載の電子部品において、
前記第2保護層は、前記マイカ基板の他方の面の周辺を除き、かつ、前記マイカ基板の前記他方の面に形成された前記第2の電極の前記スルーホールを含む一部を被覆するように形成され、
前記第2の電極のうち、前記第2保護層から露出する部分に形成された端子部を有することを特徴とする電子部品。 - 誘電体としてのマイカ基板と、
前記マイカ基板の一方の面に形成された第1の個別電極及び第2の個別電極と、
前記マイカ基板の他方の面に、前記第1の個別電極及び前記第2の個別電極と対向するように形成された共通電極と、
前記マイカ基板の一方の面の周辺を除き、かつ、前記第1の個別電極の一部、前記第2の個別電極の一部を被覆するように形成された第1保護層と、前記マイカ基板の他方の面の周辺を除き、かつ、前記共通電極を被覆するように形成された第2保護層と、
前記第1の個別電極のうち、前記第1保護層から露出する2つの部分にそれぞれ形成された2つの第1の端子部と、
前記第2の個別電極のうち、前記第1保護層から露出する2つの部分にそれぞれ形成された2つの第2の端子部とを有することを特徴とする電子部品。 - 請求項5記載の電子部品において、
前記第2保護層は、前記マイカ基板の他方の面の周辺を除き、かつ、前記共通電極の一部を被覆するように形成され、
前記共通電極のうち、前記第2保護層から露出する部分に形成された端子部を有することを特徴とする電子部品。
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