JP3965938B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、特に、複数の像担持体、潜像形成手段、現像手段により、複数の像担持体上に形成したトナー像を中間転写体に転写するタンデム方式のカラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子写真方式を用いたカラー画像形成装置が使用される場合が多くなってきた。この種の画像形成装置によれば、複数の画像形成部を用紙の搬送方向に並列配置し、画像形成部内の感光体ドラム上にそれぞれ形成された異なる色のトナー像を、搬送ベルト上に保持された用紙上に順次転写するようになされる。
【0003】
また、搬送ベルトの代わりに転写ドラムを用いたカラー画像形成装置も知られており、給紙部から給送された用紙を転写ドラムに巻き付け、その後、この転写ドラムに巻き付けられた用紙に、現像手段によって可視像化されたトナー像を順次転写することにより、この用紙にフルカラー画像を形成する。そして、用紙は転写ドラムから分離されて、定着手段によってトナー像の定着を行った後、排出される。
【0004】
更に他のカラー画像形成装置においては、複数の画像形成部を搬送方向に並列配置し、画像形成部内の感光体ドラム上にそれぞれ形成された異なる色のトナー像を、中間転写体上に順次転写して一次転写像を重畳形成した後、この一次転写像を、搬送ベルト上に保持された記録媒体上に二次転写するいわゆるタンデム方式も提案されている。
【0005】
このようなタンデム方式のカラー画像形成装置は、複数の感光体で同時に異なる色の画像を形成するため、単一の感光体を複数回回転させてカラー画像を形成する多回転方式のカラー画像形成装置と比べて高速にフルカラー画像を出力することができる。また、これらの画像形成装置には用紙搬送手段が備えられ、画像形成部下にタイミング良く用紙を搬送するようになされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来方式に係る画像形成装置によれば、紙詰まり等に対処するために用紙搬送手段を搬送ベルト部や搬送ローラ等の機構ブロック毎に分割し、ジャム処理時に部分的に機構ブロックを外部へ取り出すようになされる。しかしながら、次のような問題がある。
【0007】
1.紙詰まりした用紙が複数の機構ブロックに跨っていると、一方の機構ブロックに詰まった紙が保持されていたような場合に、他方の機構ブロックを外部に引き出そうとしたとき、その用紙が切断されてしまう場合がある。
2.また、このような場合に切断された用紙を除去する手間が多くかかってしまい、ジャム処理時の操作性を低下させ、円滑なメンテナンスの妨げとなっている。
3.因みに複数の感光体、中間転写体、複数の現像手段等を1つのプロセス架台にまとめ、プロセス架台を前面側に取り出し可能とした画像形成装置が提案されている。この種の画像形成装置に対して何らの工夫無しに用紙搬送手段を引き出し構造とした場合、プロセス架台の重みと用紙搬送手段の重みで装置本体が前面側に転倒するおそれがある。
【0008】
そこで、この発明は上述した課題を解決したものであって、転写・定着処理系に記録紙を搬送通紙する用紙搬送系の構造を工夫して、ジャム処理時の操作性を向上できるようにすると共に、その安全性を確保できるようにした画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し、かつ、目的を達成するために本発明に係る第1の画像形成装置は、装置本体と、静電潜像を形成する像担持体と、この像担持体上の静電潜像を現像剤により顕像化してトナー像とする現像手段と、この現像手段によって顕像化された像担持体上のトナー像を記録紙に転写する転写手段と、この転写手段により転写された記録紙上のトナー像を定着する定着手段と、転写手段に記録紙を搬送通紙するための給紙口を有し、装置本体から引出可能に構成された搬送架台とを備え、この搬送架台は、排紙口を有すると共に、給紙口から取り込んだ記録紙を一旦停止し、所定タイミングで当該記録紙を転写手段の給送するレジストローラと、手差しトレイに収容された記録紙を転写手段へ給送するための手差し用給紙経路と、給紙カセットに収容された記録紙を転写手段へ給送するためのカセット用給紙経路と、トナー像が定着された記録紙を排紙口へ通紙して当該装置本体外へ排紙するための排紙経路と、レジストローラによって給送される記録紙に転写手段と共にトナー像を押圧する転写ローラとを有し、搬送架台内におけるカセット用給紙経路の先端からレジストローラに至る間の長さをMとし、画像形成可能な記録紙の最大長さをNとしたとき、M≧Nの関係を有することを特徴とするものである。
本発明に係る第2の画像形成装置は、搬送架台内における手差し給紙経路の先端からレジストローラに至る間の長さをLとし、画像形成可能な記録紙の最大長さをNとしたとき、L≧Nの関係を有することを特徴とするものである。
本発明に係る第3の画像形成装置は、片面に画像が形成された記録紙を反転し、再度、転写手段に記録紙を給送するための反転給紙経路と、手差し用給紙経路とカセット用給紙経路との合流部より上流側に配置され、反転給紙経路によって搬送される記録紙を一時停止させるレジストローラとを有し、レジストローラから搬送架台内における反転給紙経路の先端に至るまでの長さをXとし、画像形成可能な記録紙の最大長さをNとしたとき、X≧Nの関係を有することを特徴とするものである。
【0010】
本発明に係る第1乃至第3の画像形成装置によれば、当該装置で取り扱われる最大長さの記録紙を給紙口から転写位置に至る部分にほぼ取り込める大きさを有し、かつ、当該装置本体内から外部の所定位置に至る引き出し可能な構造を有する搬送架台を備えることを前提にして、紙詰まりがない場合は、搬送架台により、給紙口から像担持体、転写手段及び定着手段を時系列に通紙されて排紙口に搬送される。
【0011】
この間で像担持体により静電潜像が形成され、現像手段では像担持体上の静電潜像が現像剤により顕像化されてトナー像となされる。転写手段では現像手段によって顕像化された像担持体上のトナー像が転写手段によって記録紙に転写される。その後、転写手段により転写された記録紙上のトナー像が定着手段により定着される。
【0012】
また、紙詰まりが生じた場合は、当該装置本体内から外部の所定位置に至るまでこの搬送架台が引き出される。従って、記録紙が詰まったと予想される給紙搬送経路のほとんどを本体装置外に取り出せるので、搬送架台の給紙口から排紙口に至る間の転写手段への記録紙の到達状況及び定着手段への記録紙の到達状況など、当該装置本体内から外部の所定位置に搬送架台を引き出した状態で紙詰まり処理を円滑に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、この発明の実施形態としての画像形成装置について説明をする。
図1は、本発明に係る実施形態としての画像形成装置100の構成例を示す断面の模式図である。図2はプロセス架台8の構成例を示す断面図である。
この実施形態では像担持体、転写手段及び定着手段に時系列に記録紙を搬送通紙する搬送架台を備え、この搬送架台は、給紙口、排紙口、搬送ローラ、手差し用給紙経路、カセット用給紙経路、排紙経路及び転写ローラを有して、給紙口から取り込んだ記録紙を一端停止し、所定タイミングで当該記録紙を転写手段へ給送し、あるいは、手差しトレイに収容された記録紙を転写手段へ給送したり、給紙カセットに収容された記録紙を転写手段へ給送したり、搬送ローラによって給送される記録紙に転写手段と共にトナー像を押圧したり、トナー像が定着された記録紙を排紙口を通紙して当該装置本体外へ排紙するようにしたものである。
【0014】
図1に示す画像形成装置100はタンデム方式のカラー画像形成装置と称せられるもので、画像形成装置本体(以下、装置本体という)A内に画像形成用のプロセス架台8及び記録紙搬送用の搬送架台9を備えている。プロセス架台8には複数組の画像形成部l0Y,10M,l0C,10Kと、中間転写ユニット7が備えられている。装置本体A上には原稿画像読み取り装置SCが配置されている。
【0015】
イエロー色の画像を形成する画像形成部10Yは、像担持体(感光体)1Yの周囲に配置された帯電手段2Y、露光手段3Y、現像手段4Y、一次転写手段5Y、クリーニング手段6Yを有している。画像形成部10Yでは帯電手段2Yによって像担持体1Yが帯電され、露光手段3Yによって像担持体1Yが露光される。この露光により、像担持体1Yに静電潜像が形成され、この像担持体1Y上の静電潜像が、現像手段4Yから供給された現像剤により顕像化されてイエロー色のトナー像となされる。
【0016】
マゼンタ色の画像を形成する画像形成部10Mは、像担持体(感光体)1M、帯電手段2M、露光手段3M、現像手段4M、一次転写手段5M、クリーニング手段6Mを有している。画像形成部10Mでは帯電手段2Mによって像担持体1Mが帯電され、露光手段3Mによって像担持体1Mが露光される。この露光により、像担持体1Mに静電潜像が形成され、この像担持体1M上の静電潜像が、現像手段4Mから供給された現像剤により顕像化されてマゼンタ色のトナー像となされる。
【0017】
シアン色の画像を形成する画像形成部10Cは、像担持体(感光体)1C、帯電手段2C、露光手段3C、現像手段4C、一次転写手段5C、クリーニング手段6Cを有している。画像形成部10Cでは帯電手段2Cによって像担持体1Cが帯電され、露光手段3Cによって像担持体1Cが露光される。この露光により、像担持体1Cに静電潜像が形成され、この像担持体1C上の静電潜像が、現像手段4Cから供給された現像剤により顕像化されてマゼンタ色のトナー像となされる。
【0018】
黒色画像を形成する画像形成部10Kは、像担持体(感光体)lK、帯電手段2K、露光手段3K、現像手段4K、一次転写手段5K、クリーニング手段6Kを有する。画像形成部10Kでは帯電手段2Kによって像担持体1Kが帯電され、露光手段3Kによって像担持体1Kが露光される。この露光により、像担持体1Kに静電潜像が形成され、この像担持体1K上の静電潜像が、現像手段4Kから供給された現像剤により顕像化されて黒色のトナー像となされる。
【0019】
このプロセス架台8は中間転写ユニット7を有している。中間転写ユニット7は複数のローラにより巻回され、回動可能に支持された半導電性エンドレスベルト状の中間転写体70を有している。画像形成部l0Y,10M,10C,10Kより形成された各色の画像は、一次転写手段5Y,5M,5C,5Kにより、回動する中間転写体70上に逐次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。
【0020】
このプロセス架台8の下方には記録紙搬送用の搬送架台9が備えられており、プロセス架台8に対して時系列に用紙Pを搬送通紙するようになされる。搬送架台9内には複数の中間ローラ22C,22Dや、レジストローラ23、二次転写手段5A、定着手段24等が設けられている。この例で搬送架台9はプロセス架台8と同様にしてユニット化されて1つにまとめられている。この搬送架台9の下方には給紙カセット20や、中間ローラ22A,22B等が設けられている。
【0021】
上述の中間転写ユニット7の下方に設けられた二次転写手段5Aでは、画像形成部10Y、10M、10C、10Kによって顕像化された中間転写体70のカラー画像を記録紙(以下で用紙Pという)に転写するようになされる。この二次転写手段5Aの下流側には定着手段24が設けられ、転写された用紙P上のカラー画像を定着するようになされる。
【0022】
つまり、給紙カセット20内に収納された用紙Pは、搬送架台9により給紙され、複数の中間ローラ22A,22B,22C,22D、レジストローラ23を経て、二次転写手段5Aに搬送され、用紙P上にカラー画像が一括転写される。カラー画像が転写された用紙Pは、定着手段24により定着処理され、排紙ローラ25に挟持されて機外の排紙トレイ26上に載置される。
【0023】
一方、二次転写手段5Aにより用紙Pにカラー画像を転写した後、用紙Pを曲率分離した中間転写体70は、クリーニング手段6Aにより残留トナーが除去される。画像形成処理中、一次転写手段5Kは常時、感光体1Kに圧接している。他の一次転写手段5Y,5M,5Cはカラー画像形成時にのみ、それぞれ対応する感光体1Y,lM,1Cに圧接する。二次転写手段5Aは、ここを用紙Pが通過して二次転写が行われる時にのみ、中間転写体70に圧接する。
【0024】
図2に示すプロセス架台8において、画像形成部10Y,10M,10C,10Kは、垂直方向に縦列配置されている。プロセス架台8の画像形成部10Kの一端の外側はR形状を有している。搬送架台9の一部形状と整合させるためである。感光体lY,lM,1C,lKの図示左側方には中間転写ユニット7が配置されている。
【0025】
この例で、画像形成部10Y,10M,10C,10Kと、中間転写ユニット7とはプロセス架台8を形成している。中間転写ユニット7は、ローラ71,72,73,74を巻回して回動可能なエンドレスベルト状の中間転写体70、一次転写手段5Y,5M,5C,5K、及びクリーニング手段6Aとから成る。
【0026】
このプロセス架台8は、感光体lY,1M,lC,1K、帯電手段2Y,2M,2C,2K、現像手段4Y,4M,4C,4K、クリーニング手段6Y,6M,6C,6K、及び中間転写ユニット7を配置して一体化し、装置本体Aから引き出し可能にしたものである。
【0027】
続いて、搬送架台9について説明をする。図3は引出時の搬送架台9の構成例を示す斜視図である。図4はロックレバー91の取扱例を示す正面図である。
この搬送架台9は図3に示すように少なくとも、プロセス架台8に独立して当該装置本体内から外部の所定位置に至るまで引き出し可能な構造を成している。この例では搬送架台9と装置本体Aとの間には図示しない支持レールが設けられ、搬送架台9の裏面又は側面に案内部材が取り付けられると共に、支持レール上に係合された従動輪が設けられる。
【0028】
当該画像形成装置100では装置本体Aの前扉101を開放し、ロックレバー91を操作した後にそのロックレバー91を把持して搬送架台9を手前側に引き出すようになされる。搬送架台9は、案内部材により案内されて支持レール上を従動輪が回転して、前方に引き出される。
【0029】
当該画像形成装置100の大半を占める搬送経路を一度に引き出し可能とすることで、ジャム処理を容易に行うことができる。ここで、装置本体から外部への引出距離をαとし、搬送架台9の奥行きをβとすると、この搬送架台9の重みにもよるがα=(0.7〜0.9)・β程度に設定される。用紙Pの幅を考慮したためである。
【0030】
搬送架台9は少なくともL型の架台本体部92を有している。L型の内側部分にはプロセス架台8の外側R形状と整合するようになされる。中間転写体70と二次転写手段5Aとを当接するためである。この架台本体部92の正面にはロックレバー91が取り付けられ、プロセス架台8又は搬送架台9を装置本体内から外部へ引き出す際に操作される。
【0031】
この例ではプロセス架台8及び搬送架台9が装置本体内に装填されている場合は、図4Aに示すロックレバー91を直立にするようになされる。この位置はプロセス架台8及び搬送架台9の両方が装置本体内に固定された状態になる。このロックレバー91を時計方向(右側)に倒すと、搬送架台9は固定された状態でプロセス架台8のみを装置本体内から外部へ引き出せるようになされている。
【0032】
反対にロックレバー91を反時計方向(左側)に倒すと、プロセス架台8は固定された状態で搬送架台9のみを装置本体内から外部へ引き出せるようになされている(架台選択解除機構)。この機構については第2の実施形態で説明をする。
【0033】
続いて、搬送架台9の内部構成例について説明をする。図5は搬送架台9の内部構成例を示す概念図である。
図5に示す架台本体部92内には複数の中間ローラ22C,22Dと、レジストローラ23と、二次転写手段(転写ローラ)5Aと、定着手段24と、カセット用給紙経路95と、手差し用給紙経路96と、排紙経路97と、反転搬送経路98とを有している。架台本体部92の下流側にはカセット用の給紙口93A、手差し用の給紙口93B、及び、その上流側には排出用の排紙口94A、反転用の排紙口94Bが設けられている。
【0034】
架台本体部内にはレジストローラ23が取り付けられ、給紙口93Aからカセット用給紙経路95を通じて取り込んだ用紙Pを一旦停止し、所定タイミングで当該用紙Pを二次転写手段5Aへ給送するようになされる。また、レジストローラ23は給紙口93Bから手差し用給紙経路96を通じて取り込んだ用紙Pを一旦停止し、所定タイミングで当該用紙Pを二次転写手段5Aへ給送するようになされる。
【0035】
この二次転写手段5Aには転写ローラが設けられ、カラー画像が形成された中間転写体70に対して用紙Pが転写ローラにより押圧するようになされる。カラー画像が転写された用紙Pは定着手段24に送出され、定着手段24で定着された後に排紙経路97を通じて排紙口94Aに至り、用紙Pは排紙口94Aを通紙されて当該装置本体外へ排紙するようになされる。
【0036】
この例でカセット用給紙経路95の先端、つまり、カセット用の給紙口93Aからこのレジストローラ23に至る間の長さをMとし、画像形成可能な用紙Pの最大長さをNとしたとき、
M≧N
の関係が成り立っている。これにより、本体装置内の中間ローラ22A,22Bに跨ることなく、給紙カセット20から搬送架台内に送出された、先端から後端に至る用紙Pを全長に渡って取り込むことができる。レジストローラ23等で紙詰まりを起こした用紙Pの切断を防止でき、ジャム処理を容易に行うことができる(第1の画像形成装置)。
【0037】
また、手差し給紙経路96の先端、つまり、手差し用の給紙口93Bからこのレジストローラ23に至る間の長さをLとし、画像形成可能なこの用紙Pの最大長さをNとしたとき、
L≧N
の関係が成り立っている。
【0038】
これにより、手差しトレイから搬送架台内に送出された、先端から後端に至る用紙Pを全長に渡って搬送架台内に取り込むことができる。また、当該装置本体内から搬送架台9を引き出してジャム処理を容易に行うことができる。レジストローラ23等で紙詰まりを起こした用紙Pの切断を防止でき、メンテナンスが容易になる(第2の画像形成装置)。
【0039】
この例で搬送架台9は反転給紙経路98を有しており、片面に画像が形成された用紙Pを反転し、再度、このプロセス架台8下に用紙Pを給送するようになされる。
【0040】
この例でカセット用給紙経路95と手差し用給紙経路96との合流部より上流側であって、反転給紙経路98によって反転された用紙Pを一時停止させるタイミングローラ99が設けられ、このタイミングローラ99から反転給紙経路98の先端に至るまでの長さをXとし、画像形成可能なこの用紙Pの最大長さをNとしたとき、
X≧N
の関係が成り立っている。
【0041】
これにより、反転給紙経路98によって反転された、先端から後端に至る用紙Pを全長に渡って搬送架台内に取り込むことができる。また、当該装置本体内から搬送架台9を引き出してジャム処理を容易に行うことができる。タイミングローラ99等で紙詰まりを起こした用紙Pの切断を防止でき、メンテナンスが容易になる(第3の画像形成装置)。
【0042】
続いて、搬送架台9における経路解放機構について説明をする。図6は搬送架台9における経路解放機構の構成例を示す概念図である。図6に示す搬送架台9には上述したカセット用給紙経路95及び手差し用給紙経路96の上方には第1の経路解放機構911が設けられている。この機構911は搬送架台9の上方に予め点検用の開口部901が設けられ、この開口部901を覆うように蓋体902が閉じられるようになされる。
【0043】
また、搬送架台9には上述した排紙経路97及び反転給紙経路98の下方には第2の経路解放機構912が設けられている。この機構912は搬送架台9の底部に予め点検用の開口部903が設けられ、この開口部903を覆うように裏蓋体904が閉じられるようになされる。
【0044】
ジャム処理時に、まず、搬送架台9を装置外部へ引き出し、その後、経路解放機構911における蓋体902あるいは経路開放機構912における裏蓋体904を開口する。これにより、紙詰まりしている、カセット用給紙経路95又は手差し用給紙経路96上の用紙Pあるいは、排紙経路97又は反転給紙経路98上の用紙Pを除去することができる。
【0045】
このように、本発明に係る実施形態としてのカラー画像形成装置100によれば、搬送架台は、給紙口、排紙口、レジストローラ、手差し用給紙経路、カセット用給紙経路、排紙経路及び転写ローラを有して、給紙口から取り込んだ記録紙を一旦停止し、所定タイミングで当該記録紙を転写手段へ給送し、あるいは、手差しトレイに収容された記録紙を転写手段へ給送したり、給紙カセットに収容された記録紙を転写手段へ給送したり、レジストローラによって給送される記録紙に転写手段と共にトナー像を押圧したり、トナー像が定着された記録紙を排紙口を通紙して当該装置本体外へ排紙するようにしたものである。
【0046】
従って、紙詰まりが生じた場合、用紙Pが詰まったと予想されるカセット用給紙経路95のほとんどを本体装置外に取り出せるので、搬送架台9の給紙口93Aから排紙口94Aに至る間の二次転写手段5Aへの用紙Pの到達状況及び定着手段24への用紙Pの到達状況など、当該装置本体内から外部の所定位置に搬送架台9を引き出した状態で紙詰まり処理を円滑にかつ操作性良く行うことができる。
【0047】
また、実施形態によれば、画像形成可能な用紙Pの最大長さに対してカセット用給紙経路95や、手差し給紙経路96、反転給紙経路98等の長さを規定して搬送架台9が作製されているので、先端から後端に至る用紙Pを全長に渡って搬送架台内に取り込むことができる。従って、長さを規定していない搬送架台に比べてその搬送架台9を引き出す際に詰まった紙を切断することがない。
【0048】
なお、上述した各実施形態では、プロセス架台8に関して継ぎ目のないエンドレスベルト状の中間転写体70を備えるカラー画像形成装置について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、継ぎ目のあるエンドレスベルト状の中間転写体を備えたカラー画像形成装置にも適用可能である。
【0049】
また、複数の画像形成部を搬送方向に配置し、画像形成部の感光体ドラム上にそれぞれ形成された異なる色のトナー像を、搬送ベルト上に保持された用紙上に順次転写する方式のカラー画像形成装置にも適用可能である。
【0050】
更に、本発明のカラー画像形成装置は、露光手段3Y,3M,3C,3Kとして発光素子(LED)アレイを使用してもよく、発光素子アレイはプロセス架台8内の所定位置に配置するようになされる。
【0051】
更にまた、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、像担持体(静電記録体を含む)、中間転写体、複数の現像手段(湿式現像手段、イオン流制御方式等を含む)を備えた他のカラー画像形成装置にも適用可能である。もちろん、本発明は白黒の画像形成装置にも適用できる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る第1〜第3の画像形成装置によれば、像担持体、転写手段に時系列に記録紙を搬送通紙する搬送架台を備え、この搬送架台は、給紙口、排紙口、レジストローラ、手差し用給紙経路、カセット用給紙経路、排紙経路及び転写ローラを有して、給紙口から取り込んだ記録紙を一旦停止し、所定タイミングで当該記録紙を転写手段へ給送し、あるいは、手差しトレイに収容された記録紙を転写手段へ給送したり、給紙カセットに収容された記録紙を転写手段へ給送したり、レジストローラによって給送される記録紙に転写手段と共にトナー像を押圧したり、トナー像が定着された記録紙を排紙口を通紙して当該装置本体外へ排紙するようにしたものである。
【0053】
この構成によって、記録紙が詰まったと予想される給紙搬送経路のほとんどを本体装置外に取り出せるので、搬送架台の給紙口から排紙口に至る間の転写手段への記録紙の到達状況及び定着手段への記録紙の到達状況など、当該装置本体内から外部の所定位置に搬送架台を引き出した状態で記録紙に関する紙詰まり処理を円滑に行うことができる。
【0054】
この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、特に、複数の像担持体、潜像形成手段、現像手段により、複数の像担持体上に形成したトナー像を中間転写体に転写するタンデム方式のカラー画像形成装置に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施形態としての画像形成装置100の構成例を示す断面の模式図である。
【図2】 プロセス架台8の構成例を示す断面図である。
【図3】 引出し時の搬送架台9の構成例を示す斜視図である。
【図4】 A〜Cはロックレバー91の取扱例を示す正面図である。
【図5】 搬送架台9の内部構成例を示す概念図である。
【図6】 搬送架台9における経路解放機構911,912の構成例を示す概念図である。
【符号の説明】
1Y,1M,1C,1K 像担持体
4Y,4M,4C,4K 現像手段
5Y,5M,5C,5K 一次転写手段
5A 二次転写手段
A 装置本体
8 プロセス架台
9 搬送架台
14 表示手段
15 制御装置
21 画像形成プロセス部
24 定着装置
31 架台センサ機構(搬送架台センサ;第1の検出手段)
32 プロセス架台センサ(第2の検出手段)
40 架台選択解除機構
50 ロック機構
60 架台個別解除機構
70 中間転写体
92 架台本体部
100 画像形成装置
Claims (4)
- 装置本体と、
静電潜像を形成する像担持体と、
前記像担持体上の静電潜像を現像剤により顕像化してトナー像とする現像手段と、
前記現像手段によって顕像化された像担持体上のトナー像を記録紙に転写する転写手段と、
前記転写手段により転写された記録紙上のトナー像を定着する定着手段と、
前記転写手段に記録紙を搬送通紙するための給紙口を有し、前記装置本体から引出可能に構成された搬送架台とを備え、
前記搬送架台は、
排紙口を有すると共に、
前記給紙口から取り込んだ前記記録紙を一旦停止し、所定タイミングで当該記録紙を前記転写手段へ給送するレジストローラと、
手差しトレイに収容された記録紙を前記転写手段へ給送するための手差し用給紙経路と、
給紙カセットに収容された記録紙を前記転写手段へ給送するためのカセット用給紙経路と、
前記トナー像が定着された記録紙を前記排紙口へ通紙して当該装置本体外へ排紙するための排紙経路と、
前記レジストローラによって給送される記録紙に前記転写手段と共にトナー像を押圧する転写ローラとを有し、
前記搬送架台内における前記カセット用給紙経路の先端から前記レジストローラに至る間の長さをMとし、画像形成可能な記録紙の最大長さをNとしたとき、M≧Nの関係を有することを特徴とする画像形成装置。 - 装置本体と、
静電潜像を形成する像担持体と、
前記像担持体上の静電潜像を現像剤により顕像化してトナー像とする現像手段と、
前記現像手段によって顕像化された像担持体上のトナー像を記録紙に転写する転写手段と、
前記転写手段により転写された記録紙上のトナー像を定着する定着手段と、
前記転写手段に記録紙を搬送通紙するための給紙口を有し、前記装置本体から引出可能に構成された搬送架台とを備え、
前記搬送架台は、
排紙口を有すると共に、
前記給紙口から取り込んだ前記記録紙を一旦停止し、所定タイミングで当該記録紙を前記転写手段へ給送するレジストローラと、
手差しトレイに収容された記録紙を前記転写手段へ給送するための手差し用給紙経路と、
給紙カセットに収容された記録紙を前記転写手段へ給送するためのカセット用給紙経路と、
前記トナー像が定着された記録紙を前記排紙口へ通紙して当該装置本体外へ排紙するための排紙経路と、
前記レジストローラによって給送される記録紙に前記転写手段と共にトナー像を押圧する転写ローラとを有し、
前記搬送架台内における手差し給紙経路の先端から前記レジストローラに至る間の長さをLとし、画像形成可能な記録紙の最大長さをNとしたとき、
L≧Nの関係を有することを特徴とする画像形成装置。 - 装置本体と、
静電潜像を形成する像担持体と、
前記像担持体上の静電潜像を現像剤により顕像化してトナー像とする現像手段と、
前記現像手段によって顕像化された像担持体上のトナー像を記録紙に転写する転写手段と、
前記転写手段により転写された記録紙上のトナー像を定着する定着手段と、
前記転写手段に記録紙を搬送通紙するための給紙口を有し、前記装置本体から引出可能に構成された搬送架台とを備え、
前記搬送架台は、
排紙口を有すると共に、
前記給紙口から取り込んだ前記記録紙を一旦停止し、所定タイミングで当該記録紙を前記転写手段へ給送するレジストローラと、
手差しトレイに収容された記録紙を前記転写手段へ給送するための手差し用給紙経路と、
給紙カセットに収容された記録紙を前記転写手段へ給送するためのカセット用給紙経路と、
前記トナー像が定着された記録紙を前記排紙口へ通紙して当該装置本体外へ排紙するための排紙経路と、
前記レジストローラによって給送される記録紙に前記転写手段と共にトナー像を押圧する転写ローラと、
片面に画像が形成された記録紙を反転し、再度、前記転写手段に記録紙を給送するための反転給紙経路と、
前記手差し用給紙経路とカセット用給紙経路との合流部より上流側に配置され、前記反転給紙経路によって搬送される記録紙を一時停止させるレジストローラとを有し、
前記レジストローラから前記搬送架台内における前記反転給紙経路の先端に至るまでの長さをXとし、画像形成可能な記録紙の最大長さをNとしたとき、
X≧Nの関係を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記搬送架台の手差し用給紙経路、カセット用給紙経路、排紙経路又は/及び反転給紙経路に経路解放機構が設けられることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
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