JP3965747B2 - 電気掃除機 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭で使用される電気掃除機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来この種の電気掃除機を、図１３〜１５を用いて説明する。
【０００３】
まず電機掃除機用集塵袋の構成を図１３及び図１４により説明する。通気性を有する紙等の慮材からなる塵埃を収集する袋状体１と、前記袋状体１の吸い込み口１ａに取り付けられ塵埃吸い込み口を有する厚紙等で形成した支持板２と、前記支持板２の袋状体１取り付け面の反対側の面に設けた摺動自在な遮蔽板３を形成していて、前記遮蔽板３を二つ折りとし、折り返し両面には支持板２の塵埃吸い込み口２ａと合致する開口部４、７がそれぞれ設けられ、折り返し線を中心に一面は摺動側遮蔽板５とし、他方の面は支持板２に遮蔽板３を固定する接着部を両側に配置した固定側遮蔽板６とし、前記遮蔽板５の摺動により、支持板２の塵埃吸い込み口２ａを摺動側遮蔽板５の開口部４との固定側遮蔽板６の開口部７の間で遮蔽する構成で、前記支持板２の上部中央に切り離し自在なつまみ部８を設け、前記遮蔽板の摺動側遮蔽板５の端部をつまみ部８に固定した電気掃除機の集塵袋が形成されている。
【０００４】
次に、上記電機掃除機用集塵袋を装着する電気掃除機の構成を図１５により説明する。後部に電動送風機９などを配置した電動送風機室１０を有し、前部に塵埃を集塵するため、支持板２を装着しフィルター機能を持った材質の紙などを１枚、または複数枚重ね合わせ糊などで接着することで形状としている集塵袋１１を配置した集塵室１２を形成し、前記集塵室１２前方に吸気口１３を設けた本体下１４と、上方より開閉自在に集塵室１２を覆う蓋体１５を配置するとともに、前記本体下１４に搭載した電動送風機９の重心より前方で、かつ集塵室１２後方の両側に回転中心を配置した車輪１６と、前記本体下１４後方底面に水平方向にも回転自在なキャスター１７を設け、後部に電動送風機９からの排気を排出するための排気口を形成した本体上１８とで構成されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の構成のものでは、つまみ部８を手の指ではさんで持ち上げて遮蔽板３を動かそうとすると、力が必要になるために滑りやすく動かしずらいということがあった。
【０００６】
また、ゴミ捨て時毎につまみ部８をひっぱりあげて遮蔽板３を動かして吸い込み口１ａを遮蔽してゴミの入った集塵袋１１を捨てなければならない。
【０００７】
また、ゴミ捨て時にゴミが漏れないように遮蔽機能が付いているのに、つまみ部８を引っ張ることを忘れてしまう恐れがある。
【０００８】
また、つまみ部８を引っ張るときに大きな力で引っ張ると固定側遮蔽板６の接着部が剥がれてしまったり、遮蔽板３自体が破れてしまう恐れもある。
【０００９】
本発明は上記課題を解決するもので、つまみ部を滑り易く持ち上げやすくすることを目的としている。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、通気性を有する紙袋等の慮材からなり塵埃を収集する袋状体と、前記袋状体の吸い込み口に、塵埃吸い込み口を重ねて取り付ける厚紙等で形成した支持板と、前記支持板の袋状体の取付面の反対側の面に設けられ、吸い込み口を遮蔽自在とした遮蔽板とを備え、前記遮蔽板は二つ折りとし、折り返し両面には支持板の塵埃吸い込み口と重なる開口部がそれぞれ設けられ、折り返し線を中心に一面は摺動側遮蔽板とし、他方の面は支持板に遮蔽板を固定する接着部を両側に配置した固定側遮蔽板とし、前記摺動側遮蔽板の摺動により、支持板の塵埃吸い込み口を摺動側遮蔽板の開口部と固定側遮蔽板の開口部の間で、遮蔽する構成で、前記支持板の上部中央に切り離し自在なつまみ部を設け、前記摺動側遮蔽板の端部をつまみ部に固着すると共に、前記つまみ部に引っ掛け穴を設けた電機掃除機用集塵袋を、装着する集塵室と、この集塵室の開口部を覆う蓋体を備え、前記電機掃除機用集塵袋のつまみ部に設けた引っ掛け穴に係合するひっかけリブを蓋体に設けたもので、蓋体を閉動すると支持板に設けてあるつまみ部の引っ掛け穴にひっかけリブがひっかかり、蓋体を開動するとつまみ部が持ち上げられて遮蔽板が自動的に動き、人の手を使用することなく吸気口を遮蔽することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項１記載の発明は、通気性を有する紙袋等の慮材からなり塵埃を収集する袋状体と、前記袋状体の吸い込み口に、塵埃吸い込み口を重ねて取り付ける厚紙等で形成した支持板と、前記支持板の袋状体の取付面の反対側の面に設けられ、吸い込み口を遮蔽自在とした遮蔽板とを備え、前記遮蔽板は二つ折りとし、折り返し両面には支持板の塵埃吸い込み口と重なる開口部がそれぞれ設けられ、折り返し線を中心に一面は摺動側遮蔽板とし、他方の面は支持板に遮蔽板を固定する接着部を両側に配置した固定側遮蔽板とし、前記摺動側遮蔽板の摺動により、支持板の塵埃吸い込み口を摺動側遮蔽板の開口部と固定側遮蔽板の開口部の間で、遮蔽する構成で、前記支持板の上部中央に切り離し自在なつまみ部を設け、前記摺動側遮蔽板の端部をつまみ部に固着すると共に、前記つまみ部に引っ掛け穴を設けた電機掃除機用集塵袋を、装着する集塵室と、この集塵室の開口部を覆う蓋体を備え、前記電機掃除機用集塵袋のつまみ部に設けた引っ掛け穴に係合するひっかけリブを蓋体に設けたもので、蓋体を閉動すると支持板に設けてあるつまみ部の引っ掛け穴にひっかけリブがひっかかり、蓋体を開動するとつまみ部が持ち上げられて遮蔽板が自動的に動き、人の手を使用することなく吸気口を遮蔽することができる。
【００１２】
【実施例】
（実施例１）
以下本発明の第１の実施例を、図１、２を用いて説明する。
【００１３】
通気性を有する紙袋等の慮材からなる集塵を収集する袋状体２０と、前記袋状体２０の吸い込み口２０ａに、塵埃吸い込み口２３ａを重ねて取り付ける厚紙等で形成した支持板２３と、前記支持板２３裏面は袋状体２０の取付面Ａに貼着され、この取付面Ａを取り付ける面と反対側の面Ｂ（表側）には、吸い込み口２０ａを遮蔽自在とした遮蔽板と２４を取り付けている。
【００１４】
前記遮蔽板２４は折り返し線２４ｃを中心に二つ折りとし、折り返し両面には支持板２３の塵埃吸い込み口２３ａと重なる開口部２５がそれぞれ設けられ、折り返し線を中心に一面は摺動側遮蔽板２４ｂとし、他方の面は支持板２３に遮蔽板２４を固定する接着部Ｃを両側に配置した固定側遮蔽板２４ａとし、前記摺動側遮蔽板２４ｂを上方に摺動することにより、支持板２３の塵埃吸い込み口２３ａを摺動側遮蔽板２４ｂの開口部２５と固定側遮蔽板２４ａの開口部２５をずらし、固定側遮蔽板２４ａの開口部２５と塵埃吸い込み口２３ａとの間を摺動側遮蔽板２４ｂの開口部２５を設けていない部分で遮蔽する構成である。
【００１５】
前記支持板２３の上部中央に切り離し自在な部分２６ａを設け、前記摺動側遮蔽板２４ｂの端部２６ｂを前記切り離し自在な部分２６ａに固着してつまみ部２６を形成する。このつまみ部２６には引っ掛け穴２７を設けたものである。
【００１６】
上記構成による作用は以下の通りである。
【００１７】
図に示すように、支持板２３の切り離し自在なつまみ部２６に完全に貫通している穴を開けて引っ掛け穴２７を設けたもので、ゴミ捨て時に支持板２３の塵埃吸い込み口２３ａからゴミが漏れないようにするために、手でつまみ部２６を持って引っ張り上げる際、つまみ部２６の引っ掛け穴２７に指が引っかかるので、つまみ部２６と手の間を滑り難くすることができる。
【００１８】
（実施例２）
本発明の第２の実施例を、図３、４を用いて説明する。
【００１９】
後部に電動送風機などを配置した電動送風機室を有し、前部に塵埃を集塵するため、支持板２３を装着しフィルター機能を持った材質の紙などを１枚、または複数枚重ね合わせ糊などで接着することで形状としている集塵袋２８（上記第１の実施例の集塵袋）を配置した集塵室２９を形成し、前記集塵室２９前方に吸気口３０を設けた本体下３１と、上方より開閉自在に集塵室２９を覆う蓋体３２を配置するとともに、前記本体下３１に搭載した電動送風機の重心より前方で、かつ集塵室２９後方の両側に回転中心を配置した車輪３３と、前記本体下３１後方底面に水平方向にも回転自在なキャスター３４を設け、後部に電動送風機からの排気を排出するための排気口を形成した本体上３５とで構成される本体において、蓋体３２の前部にひっかかる部分が吸気口３０の方向にむいているＬ字型のひっかけリブ３６を設けたものである。
【００２０】
上記構成による作用は以下の通りである。
【００２１】
図に示すように、蓋体３２を閉動すると支持板２３に設けてあるつまみ部２６の引っ掛け穴２７にひっかけリブ３６が引っかかり、蓋体３２を開動すると蓋体３２の動きにあわせてつまみ部２６が持ち上げられて遮蔽板２４が自動的に動き、人の手を使用することなく塵埃吸い込み口を遮蔽することができる。
【００２２】
（参考例１）
本発明の第１の参考例を図５、６を用いて説明する。
【００２３】
蓋体の前部に引っかかる部分が電動送風機の方向に向いているＬ字型の引っかけリブ３７を設けたものである。なお、他の構成については上記構成と同一である。
【００２４】
上記構成による作用は以下の通りである。
【００２５】
図に示すように、蓋体３２を閉動すると支持板２３に設けてあるつまみ部２６の引っ掛け穴２７にひっかけリブ３７が引っかかり、蓋体３２を開動するとつまみ部２６が持ち上げられて遮蔽板２４が自動的に動き、人の手を使用することなく塵埃吸い込み口を遮蔽すると共に、蓋体３２が開動するとつまみ部２６が引っかけ部３７より外れて集塵袋３８が取り出しやすくなる。
【００２６】
（参考例２）
本発明の第２の参考例を、図７、８を用いて説明する。
【００２７】
本体下３１の集塵室２９前方の支持板２３押さえの略中央に、蓋体３２の開閉動作に伴い上下方向に摺動自在でバネ３９を介している咬持部４０を設けたものである。なお、他の構成は上記と同一である。
【００２８】
上記構成による作用は以下の通りである。
【００２９】
図に示すように、蓋体３２を閉動すると咬持部４０が下方に動きつまみ部２６の引っ掛け穴２７にひっかかり、蓋体３２を開動するとバネ３９の力により咬持部４０が上方に持ち上がり、それと同時に支持部２３のつまみ部２６も持ち上がり塵埃吸い込み口を自動的に遮蔽することができる。
【００３０】
（参考例３）
本発明の第３の参考例を、図９を用いて説明する。
【００３１】
本体下の集塵室２９前方の支持板２３押さえの略中央に、水平方向に動くスライドレバー４１を形成し、上下方向に摺動自在な咬持部４０を設けたものである。なお、他の構成については上記構成と同一である。
【００３２】
上記構成による作用は以下の通りである。
【００３３】
図に示すように、集塵袋３８配置時は、咬持部４０を手で押してつまみ部２６に引っ掛けスライドレバー４１を集塵室２９側に動かして咬持部４０が上方に上がらないようにして、集塵袋３８の取り出し時はスライドレバー４１を電気掃除機前面Ｄに動かすと、バネ３９の力により咬持部４０が上方に持ち上がると同時につまみ部２６も持ち上がり吸気口を自動的に遮蔽することができる。
【００３４】
（参考例４）
本発明の第４の参考例を、図１０〜１２を用いて説明する。
【００３５】
蓋体３２前方に上下に動くことのできるひっかけボタン部４２を形成し、前記ひっかけボタン部４２の下端部にＬ字型のひっかけリブ３６を設けたものである。なお、他の構成については上記構成と同一である。
【００３６】
上記構成による作用は以下の通りである。
【００３７】
図に示すように、ひっかけボタン部４２を押すことによりひっかけリブ３６がつまみ部２６の引っ掛け穴２７に引っかかり、次に蓋体３２を開動する事によりつまみ部８が持ち上げられ遮蔽板２４が上方に動き塵埃吸い込み口を自動的に遮蔽することができる。
【００３８】
以上の実施例から明らかなように、本発明の請求項１記載の発明によれば、手でつまみ部を持って引っ張り上げ遮蔽板を動かし塵埃吸い込み口を遮蔽するときに、つまみ部と手との間を滑りにくくすることができる。
【００３９】
【発明の効果】
以上の実施例から明らかなように本発明によれば、蓋体を開動するとつまみ部が持ち上げられて遮蔽板が自動的に動き、人の手を使用することなく塵埃吸い込み口を遮蔽することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の第１の実施例を示す電気掃除機用集塵袋の分解斜視図
【図２】 同集塵袋の正面図
【図３】 本発明の第２の実施例を示す電気掃除機の一部破断側面図
【図４】 同電気掃除機の一部破断側面図
【図５】 本発明の第１の参考例を示す電気掃除機の一部破断側面図
【図６】 同電気掃除機の一部破断側面図
【図７】 本発明の第２の参考例を示す電気掃除機の一部破断側面図
【図８】 同電気掃除機の一部破断側面図
【図９】 本発明の第３の参考例を示す電気掃除機の一部破断側面図
【図１０】 本発明の第４の参考例を示す電気掃除機の一部破断側面図
【図１１】 同電気掃除機の一部破断側面図
【図１２】 同電気掃除機の一部破断側面図
【図１３】 従来の電気掃除機用集塵袋の正面図
【図１４】 従来の電気掃除機用集塵袋の分解斜視図
【図１５】 従来の電気掃除機の一部破断側面図
【符号の説明】
２０ 袋状体
２０ａ 吸い込み口
２３ａ 塵埃吸い込み口
２３ 支持板
２４ 遮蔽板
２４ａ 固定側遮蔽板
２４ｂ 摺動側遮蔽板
２５ 開口部
２６ つまみ部
２７ 引っ掛け穴
２９ 集塵室
３１ 本体下
３２ 蓋体
３６ ひっかけリブ
３７ ひっかけリブ
３９ バネ
４０ 咬持部
４１ スライドレバー
４２ ひっかけボタン部
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭で使用される電気掃除機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来この種の電気掃除機を、図１３〜１５を用いて説明する。
【０００３】
まず電機掃除機用集塵袋の構成を図１３及び図１４により説明する。通気性を有する紙等の慮材からなる塵埃を収集する袋状体１と、前記袋状体１の吸い込み口１ａに取り付けられ塵埃吸い込み口を有する厚紙等で形成した支持板２と、前記支持板２の袋状体１取り付け面の反対側の面に設けた摺動自在な遮蔽板３を形成していて、前記遮蔽板３を二つ折りとし、折り返し両面には支持板２の塵埃吸い込み口２ａと合致する開口部４、７がそれぞれ設けられ、折り返し線を中心に一面は摺動側遮蔽板５とし、他方の面は支持板２に遮蔽板３を固定する接着部を両側に配置した固定側遮蔽板６とし、前記遮蔽板５の摺動により、支持板２の塵埃吸い込み口２ａを摺動側遮蔽板５の開口部４との固定側遮蔽板６の開口部７の間で遮蔽する構成で、前記支持板２の上部中央に切り離し自在なつまみ部８を設け、前記遮蔽板の摺動側遮蔽板５の端部をつまみ部８に固定した電気掃除機の集塵袋が形成されている。
【０００４】
次に、上記電機掃除機用集塵袋を装着する電気掃除機の構成を図１５により説明する。後部に電動送風機９などを配置した電動送風機室１０を有し、前部に塵埃を集塵するため、支持板２を装着しフィルター機能を持った材質の紙などを１枚、または複数枚重ね合わせ糊などで接着することで形状としている集塵袋１１を配置した集塵室１２を形成し、前記集塵室１２前方に吸気口１３を設けた本体下１４と、上方より開閉自在に集塵室１２を覆う蓋体１５を配置するとともに、前記本体下１４に搭載した電動送風機９の重心より前方で、かつ集塵室１２後方の両側に回転中心を配置した車輪１６と、前記本体下１４後方底面に水平方向にも回転自在なキャスター１７を設け、後部に電動送風機９からの排気を排出するための排気口を形成した本体上１８とで構成されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の構成のものでは、つまみ部８を手の指ではさんで持ち上げて遮蔽板３を動かそうとすると、力が必要になるために滑りやすく動かしずらいということがあった。
【０００６】
また、ゴミ捨て時毎につまみ部８をひっぱりあげて遮蔽板３を動かして吸い込み口１ａを遮蔽してゴミの入った集塵袋１１を捨てなければならない。
【０００７】
また、ゴミ捨て時にゴミが漏れないように遮蔽機能が付いているのに、つまみ部８を引っ張ることを忘れてしまう恐れがある。
【０００８】
また、つまみ部８を引っ張るときに大きな力で引っ張ると固定側遮蔽板６の接着部が剥がれてしまったり、遮蔽板３自体が破れてしまう恐れもある。
【０００９】
本発明は上記課題を解決するもので、つまみ部を滑り易く持ち上げやすくすることを目的としている。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、通気性を有する紙袋等の慮材からなり塵埃を収集する袋状体と、前記袋状体の吸い込み口に、塵埃吸い込み口を重ねて取り付ける厚紙等で形成した支持板と、前記支持板の袋状体の取付面の反対側の面に設けられ、吸い込み口を遮蔽自在とした遮蔽板とを備え、前記遮蔽板は二つ折りとし、折り返し両面には支持板の塵埃吸い込み口と重なる開口部がそれぞれ設けられ、折り返し線を中心に一面は摺動側遮蔽板とし、他方の面は支持板に遮蔽板を固定する接着部を両側に配置した固定側遮蔽板とし、前記摺動側遮蔽板の摺動により、支持板の塵埃吸い込み口を摺動側遮蔽板の開口部と固定側遮蔽板の開口部の間で、遮蔽する構成で、前記支持板の上部中央に切り離し自在なつまみ部を設け、前記摺動側遮蔽板の端部をつまみ部に固着すると共に、前記つまみ部に引っ掛け穴を設けた電機掃除機用集塵袋を、装着する集塵室と、この集塵室の開口部を覆う蓋体を備え、前記電機掃除機用集塵袋のつまみ部に設けた引っ掛け穴に係合するひっかけリブを蓋体に設けたもので、蓋体を閉動すると支持板に設けてあるつまみ部の引っ掛け穴にひっかけリブがひっかかり、蓋体を開動するとつまみ部が持ち上げられて遮蔽板が自動的に動き、人の手を使用することなく吸気口を遮蔽することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項１記載の発明は、通気性を有する紙袋等の慮材からなり塵埃を収集する袋状体と、前記袋状体の吸い込み口に、塵埃吸い込み口を重ねて取り付ける厚紙等で形成した支持板と、前記支持板の袋状体の取付面の反対側の面に設けられ、吸い込み口を遮蔽自在とした遮蔽板とを備え、前記遮蔽板は二つ折りとし、折り返し両面には支持板の塵埃吸い込み口と重なる開口部がそれぞれ設けられ、折り返し線を中心に一面は摺動側遮蔽板とし、他方の面は支持板に遮蔽板を固定する接着部を両側に配置した固定側遮蔽板とし、前記摺動側遮蔽板の摺動により、支持板の塵埃吸い込み口を摺動側遮蔽板の開口部と固定側遮蔽板の開口部の間で、遮蔽する構成で、前記支持板の上部中央に切り離し自在なつまみ部を設け、前記摺動側遮蔽板の端部をつまみ部に固着すると共に、前記つまみ部に引っ掛け穴を設けた電機掃除機用集塵袋を、装着する集塵室と、この集塵室の開口部を覆う蓋体を備え、前記電機掃除機用集塵袋のつまみ部に設けた引っ掛け穴に係合するひっかけリブを蓋体に設けたもので、蓋体を閉動すると支持板に設けてあるつまみ部の引っ掛け穴にひっかけリブがひっかかり、蓋体を開動するとつまみ部が持ち上げられて遮蔽板が自動的に動き、人の手を使用することなく吸気口を遮蔽することができる。
【００１２】
【実施例】
（実施例１）
以下本発明の第１の実施例を、図１、２を用いて説明する。
【００１３】
通気性を有する紙袋等の慮材からなる集塵を収集する袋状体２０と、前記袋状体２０の吸い込み口２０ａに、塵埃吸い込み口２３ａを重ねて取り付ける厚紙等で形成した支持板２３と、前記支持板２３裏面は袋状体２０の取付面Ａに貼着され、この取付面Ａを取り付ける面と反対側の面Ｂ（表側）には、吸い込み口２０ａを遮蔽自在とした遮蔽板と２４を取り付けている。
【００１４】
前記遮蔽板２４は折り返し線２４ｃを中心に二つ折りとし、折り返し両面には支持板２３の塵埃吸い込み口２３ａと重なる開口部２５がそれぞれ設けられ、折り返し線を中心に一面は摺動側遮蔽板２４ｂとし、他方の面は支持板２３に遮蔽板２４を固定する接着部Ｃを両側に配置した固定側遮蔽板２４ａとし、前記摺動側遮蔽板２４ｂを上方に摺動することにより、支持板２３の塵埃吸い込み口２３ａを摺動側遮蔽板２４ｂの開口部２５と固定側遮蔽板２４ａの開口部２５をずらし、固定側遮蔽板２４ａの開口部２５と塵埃吸い込み口２３ａとの間を摺動側遮蔽板２４ｂの開口部２５を設けていない部分で遮蔽する構成である。
【００１５】
前記支持板２３の上部中央に切り離し自在な部分２６ａを設け、前記摺動側遮蔽板２４ｂの端部２６ｂを前記切り離し自在な部分２６ａに固着してつまみ部２６を形成する。このつまみ部２６には引っ掛け穴２７を設けたものである。
【００１６】
上記構成による作用は以下の通りである。
【００１７】
図に示すように、支持板２３の切り離し自在なつまみ部２６に完全に貫通している穴を開けて引っ掛け穴２７を設けたもので、ゴミ捨て時に支持板２３の塵埃吸い込み口２３ａからゴミが漏れないようにするために、手でつまみ部２６を持って引っ張り上げる際、つまみ部２６の引っ掛け穴２７に指が引っかかるので、つまみ部２６と手の間を滑り難くすることができる。
【００１８】
（実施例２）
本発明の第２の実施例を、図３、４を用いて説明する。
【００１９】
後部に電動送風機などを配置した電動送風機室を有し、前部に塵埃を集塵するため、支持板２３を装着しフィルター機能を持った材質の紙などを１枚、または複数枚重ね合わせ糊などで接着することで形状としている集塵袋２８（上記第１の実施例の集塵袋）を配置した集塵室２９を形成し、前記集塵室２９前方に吸気口３０を設けた本体下３１と、上方より開閉自在に集塵室２９を覆う蓋体３２を配置するとともに、前記本体下３１に搭載した電動送風機の重心より前方で、かつ集塵室２９後方の両側に回転中心を配置した車輪３３と、前記本体下３１後方底面に水平方向にも回転自在なキャスター３４を設け、後部に電動送風機からの排気を排出するための排気口を形成した本体上３５とで構成される本体において、蓋体３２の前部にひっかかる部分が吸気口３０の方向にむいているＬ字型のひっかけリブ３６を設けたものである。
【００２０】
上記構成による作用は以下の通りである。
【００２１】
図に示すように、蓋体３２を閉動すると支持板２３に設けてあるつまみ部２６の引っ掛け穴２７にひっかけリブ３６が引っかかり、蓋体３２を開動すると蓋体３２の動きにあわせてつまみ部２６が持ち上げられて遮蔽板２４が自動的に動き、人の手を使用することなく塵埃吸い込み口を遮蔽することができる。
【００２２】
（参考例１）
本発明の第１の参考例を図５、６を用いて説明する。
【００２３】
蓋体の前部に引っかかる部分が電動送風機の方向に向いているＬ字型の引っかけリブ３７を設けたものである。なお、他の構成については上記構成と同一である。
【００２４】
上記構成による作用は以下の通りである。
【００２５】
図に示すように、蓋体３２を閉動すると支持板２３に設けてあるつまみ部２６の引っ掛け穴２７にひっかけリブ３７が引っかかり、蓋体３２を開動するとつまみ部２６が持ち上げられて遮蔽板２４が自動的に動き、人の手を使用することなく塵埃吸い込み口を遮蔽すると共に、蓋体３２が開動するとつまみ部２６が引っかけ部３７より外れて集塵袋３８が取り出しやすくなる。
【００２６】
（参考例２）
本発明の第２の参考例を、図７、８を用いて説明する。
【００２７】
本体下３１の集塵室２９前方の支持板２３押さえの略中央に、蓋体３２の開閉動作に伴い上下方向に摺動自在でバネ３９を介している咬持部４０を設けたものである。なお、他の構成は上記と同一である。
【００２８】
上記構成による作用は以下の通りである。
【００２９】
図に示すように、蓋体３２を閉動すると咬持部４０が下方に動きつまみ部２６の引っ掛け穴２７にひっかかり、蓋体３２を開動するとバネ３９の力により咬持部４０が上方に持ち上がり、それと同時に支持部２３のつまみ部２６も持ち上がり塵埃吸い込み口を自動的に遮蔽することができる。
【００３０】
（参考例３）
本発明の第３の参考例を、図９を用いて説明する。
【００３１】
本体下の集塵室２９前方の支持板２３押さえの略中央に、水平方向に動くスライドレバー４１を形成し、上下方向に摺動自在な咬持部４０を設けたものである。なお、他の構成については上記構成と同一である。
【００３２】
上記構成による作用は以下の通りである。
【００３３】
図に示すように、集塵袋３８配置時は、咬持部４０を手で押してつまみ部２６に引っ掛けスライドレバー４１を集塵室２９側に動かして咬持部４０が上方に上がらないようにして、集塵袋３８の取り出し時はスライドレバー４１を電気掃除機前面Ｄに動かすと、バネ３９の力により咬持部４０が上方に持ち上がると同時につまみ部２６も持ち上がり吸気口を自動的に遮蔽することができる。
【００３４】
（参考例４）
本発明の第４の参考例を、図１０〜１２を用いて説明する。
【００３５】
蓋体３２前方に上下に動くことのできるひっかけボタン部４２を形成し、前記ひっかけボタン部４２の下端部にＬ字型のひっかけリブ３６を設けたものである。なお、他の構成については上記構成と同一である。
【００３６】
上記構成による作用は以下の通りである。
【００３７】
図に示すように、ひっかけボタン部４２を押すことによりひっかけリブ３６がつまみ部２６の引っ掛け穴２７に引っかかり、次に蓋体３２を開動する事によりつまみ部８が持ち上げられ遮蔽板２４が上方に動き塵埃吸い込み口を自動的に遮蔽することができる。
【００３８】
以上の実施例から明らかなように、本発明の請求項１記載の発明によれば、手でつまみ部を持って引っ張り上げ遮蔽板を動かし塵埃吸い込み口を遮蔽するときに、つまみ部と手との間を滑りにくくすることができる。
【００３９】
【発明の効果】
以上の実施例から明らかなように本発明によれば、蓋体を開動するとつまみ部が持ち上げられて遮蔽板が自動的に動き、人の手を使用することなく塵埃吸い込み口を遮蔽することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の第１の実施例を示す電気掃除機用集塵袋の分解斜視図
【図２】 同集塵袋の正面図
【図３】 本発明の第２の実施例を示す電気掃除機の一部破断側面図
【図４】 同電気掃除機の一部破断側面図
【図５】 本発明の第１の参考例を示す電気掃除機の一部破断側面図
【図６】 同電気掃除機の一部破断側面図
【図７】 本発明の第２の参考例を示す電気掃除機の一部破断側面図
【図８】 同電気掃除機の一部破断側面図
【図９】 本発明の第３の参考例を示す電気掃除機の一部破断側面図
【図１０】 本発明の第４の参考例を示す電気掃除機の一部破断側面図
【図１１】 同電気掃除機の一部破断側面図
【図１２】 同電気掃除機の一部破断側面図
【図１３】 従来の電気掃除機用集塵袋の正面図
【図１４】 従来の電気掃除機用集塵袋の分解斜視図
【図１５】 従来の電気掃除機の一部破断側面図
【符号の説明】
２０ 袋状体
２０ａ 吸い込み口
２３ａ 塵埃吸い込み口
２３ 支持板
２４ 遮蔽板
２４ａ 固定側遮蔽板
２４ｂ 摺動側遮蔽板
２５ 開口部
２６ つまみ部
２７ 引っ掛け穴
２９ 集塵室
３１ 本体下
３２ 蓋体
３６ ひっかけリブ
３７ ひっかけリブ
３９ バネ
４０ 咬持部
４１ スライドレバー
４２ ひっかけボタン部
Claims (1)
- 通気性を有する紙袋等の慮材からなり塵埃を収集する袋状体と、前記袋状体の吸い込み口に、塵埃吸い込み口を重ねて取り付ける厚紙等で形成した支持板と、前記支持板の袋状体の取付面の反対側の面に設けられ、吸い込み口を遮蔽自在とした遮蔽板とを備え、前記遮蔽板は二つ折りとし、折り返し両面には支持板の塵埃吸い込み口と重なる開口部がそれぞれ設けられ、折り返し線を中心に一面は摺動側遮蔽板とし、他方の面は支持板に遮蔽板を固定する接着部を両側に配置した固定側遮蔽板とし、前記摺動側遮蔽板の摺動により、支持板の塵埃吸い込み口を摺動側遮蔽板の開口部と固定側遮蔽板の開口部の間で、遮蔽する構成で、前記支持板の上部中央に切り離し自在なつまみ部を設け、前記摺動側遮蔽板の端部をつまみ部に固着すると共に、前記つまみ部に引っ掛け穴を設けた電機掃除機用集塵袋を、装着する集塵室と、この集塵室の開口部を覆う蓋体を備え、前記電機掃除機用集塵袋のつまみ部に設けた引っ掛け穴に係合するひっかけリブを蓋体に設けた電気掃除機。
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|---|---|---|---|
| JP33261697A JP3965747B2 (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP33261697A JP3965747B2 (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | 電気掃除機 |
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Family Applications (1)
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| JP33261697A Expired - Fee Related JP3965747B2 (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | 電気掃除機 |
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-
1997
- 1997-12-03 JP JP33261697A patent/JP3965747B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH11164797A (ja) | 1999-06-22 |
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