JP3963616B2 - 現像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現像装置に関し、特に、電子写真装置、レーザープリンター等の静電潜像を乾式トナーで顕像化する現像装置の現像ローラ(現像剤担持体)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、磁性トナー、非磁性トナー等の乾式一成分トナーを用いる電子写真装置等の現像装置において、現像ローラの表面をブラスト処理して粗面化する提案が特公平6−46331号、特公平3−35664号において提案されている。特公平6−46331号のものは、現像ローラを鏡面化、粗面化、メッキ処理の順で加工するものであり、特公平3−35664号のものは、不定形粒子によるブラスト後、硬質メッキを施すものであった。
【0003】
ここで、現像ローラを粗面化するのは、トナー(現像剤)の搬送性を確保のためであり、メッキ処理を施すのは耐久性を確保のためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術は、何れも現像ローラ表面の粗面化のために不定形粒子によるブラスト処理を施している。そのため、メッキ前の現像ローラ表面の形状が複雑であるため、メッキ処理の際のメッキ層の結晶成長の方向が複雑になり、図2にメッキ後の表面を模式的に示すようなノジュール(粒状成長)が発生する。このようなノジュールが発生すると、図3(a)に表面部の断面を模式的に示すように、ノジュール間にメッキ表面に鋭利な凹部が形成されるため、その箇所にトナーがフィルム状に固着するトナーフィルミングが起きやすく、そのため現像された画像にカブリの発生や階調性の低下が起き、現像画像の画質が劣化してしまう。また、メッキ層が脆くなるため、長時間現像し続けるとメッキ層が割れたり、剥がれたりして表面性が維持できず、搬送面が不均一になったり、現像剤帯電量が変化して、現像画像の画質が劣化してしまう。
【0005】
本発明は従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、電子写真装置、レーザープリンター等の静電潜像を乾式トナーで顕像化する現像装置において、トナーフィルミングが起き難く良好なが画像が得られ、耐久性の高い現像ローラ(現像剤担持体)を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の現像装置は、回転して現像剤を担持し静電潜像担持体上へ搬送して潜像を現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持体によって担持される現像剤の厚さを規制して現像剤の層を現像剤担持体上に形成する層形成部材とを有する現像装置において、
現像剤担持体を構成する基体の表面に球形ブラスト処理により凹凸を形成後、メッキ液中に非イオン性界面活性剤を混入させて無電解メッキ処理を施して作製された現像剤担持体を備えていることを特徴とするものである。
【0007】
この場合に、無電解メッキ処理前の基体の表面のピークカウント値Pcが200以下である現像剤担持体を備えていることが望ましい。
【0008】
また、無電解メッキ処理前の基体の表面の十点平均粗さRzが8μm以下である現像剤担持体を備えていることが望ましい。
【0009】
また、無電解メッキ層の厚みが10μm以下である現像剤担持体を備えていることが望ましい。
【0010】
また、層形成部材はその少なくとも一部を構成する弾性体が現像剤担持体と当接するものであり、その弾性体の体積抵抗率が108 Ωcm以下であることが望ましい。
【0011】
また、フォーム状の供給部材が現像剤担持体に圧接されていることが望ましい。
【0013】
以下、本発明の現像装置の作用・効果を説明する。
【0014】
本発明においては、現像剤担持体を構成する基体の表面に球形ブラスト処理により凹凸を形成後、無電解メッキ処理を施して作製された現像剤担持体を用いるものである。
図2に示したように、メッキ処理において、メッキ処理前の状態により、メッキ処理後の表面にノジュール(粒状成長)を生ずる場合がある。ノジュールを発生した表面には、図3(a)に示したように、ノジュール間に鋭利な凹部が形成され、その箇所にトナーフィルミングが発生しやすい。
【0015】
これに対して、ノジュールを発生しないメッキ表面には、このような凹部がないため、トナーフィルミングを発生しない。
【0016】
現像剤担持体を構成する基体の表面に球形粒子を用いたブラスト処理(球形ブラスト処理)を行った後、メッキ処理をすれば、図3(b)に示すように、下地がディンプル形状で比較的単純なため、ノジュールが発生しないか、あるいは極微量しか発生しない。そのため、メッキ面に不規則な凹凸が発生せず、トナーフィルミングを発生しない。また、メッキ面の強度が高く、長時間現像しても、メッキ面が割れたり、剥がれたりすることがない。
【0017】
この場合に、無電解メッキ処理前の基体の表面のピークカウント値Pcが200以下であることが望ましい。
【0018】
無電解メッキ処理前の凹凸のピッチが細かい程、結晶成長の方向がランダムになりノジュールが発生しやすい。
【0019】
粗面の凹凸のピッチは、ピークカウント値Pcで表される。このピークカウント値Pcは、10mm当たりの山の数であり、Smを平均山間隔(cm)とすると、
Pc=1/Sm
で表される。
【0020】
無電解メッキ処理前の下地表面の凹凸のピッチを示すPcを200以下とすると、より一層ノジュールが発生し難くなる。
【0021】
また、無電解メッキ処理前の基体の表面の十点平均粗さRzが8μm以下であることが望ましい。
無電解メッキ処理前の凹凸が粗い程、結晶成長の方向がランダムになるため、ノジュールが発生しやすい。
【0022】
粗面の凹凸の粗さは、十点平均粗さRzで表される。この十点平均粗さRzは、粗さ曲線から、その平均線の方向に基準長さLだけ抜き取り、この抜き取り部分の平均線から、最も高い山頂から5番目までの山頂の標高(Yp)の絶対値の平均値と、最も低い谷底から5番目までの谷底の標高(Yv)の絶対値の平均値との和であり、
Rz=(|Yp1 +Yp2 +Yp3 +Yp4 +Yp5
+|Yv1 +Yv2 +Yv3 +Yv4 +Yv5 |)/5
で表される。
【0023】
無電解メッキ処理前の下地表面の十点平均粗さRzを8μm以下とすると、ノジュールがより一層発生しない。
【0024】
しかし、Rzが8μm以下であっても、Pcが200を越える場合は、表面形状が若干複雑になるために、ノジュールが発生する場合がある。
【0025】
また、無電解メッキ層の厚みは10μm以下であることが望ましい。
無電解メッキは、メッキ厚みが増す程結晶成長が進むために、ノジュールが発生しやすい。メッキ厚みが10μm以下であると、より一層ノジュールは発生し難い。
【0026】
また、層形成部材を構成し現像剤担持体と当接する弾性体の体積抵抗率が108 Ωcm以下であることが望ましい。
【0027】
以上のような構成によりノジュールの発生がない場合であっても、層形成部材の当接部の抵抗が高いと、当接部での摩擦帯電量が多くなるため、トナーに静電凝集が発生しやすくなり、静電凝集が発生するとその当接箇所でトナーが滞留するため、繰り返し現像剤担持体と擦られることで現像剤担持体にトナーフィルミングが発生しやすい。層形成部材の当接部の弾性体の体積抵抗率が108 Ωcm以下であれば、このような静電凝集は発生しないため、トナーフィルミングは発生しない。
【0028】
また、フォーム状の供給部材が現像剤担持体に圧接されていることが望ましい。
【0029】
以上のような構成によりノジュールの発生がないため、フォーム状の供給部材(現像剤供給ローラ)を現像剤担持体に圧接させても、トナーを擦り付け、かつ、掻き取りながら供給するため、現像剤担持体上に固定層を発生させずにトナーを供給し続けられるので、トナーフィルミングを発生せずに安定して画像形成を続けることができる。
【0030】
また、現像剤担持体の最外層の無電解メッキ処理時に非イオン性界面活性剤を混入させることが望ましい。
メッキ液と被メッキ品との濡れ性が悪いと、メッキ層と被メッキ品との間に水素が混入したり、メッキ工程において析出する物質が間に侵入するために、メッキ接着性が悪くなる。界面活性剤、特に非イオン性界面活性剤をメッキ液中に入れることにより、密着性の良い安定したメッキ表面が形成できる。
【0031】
また、メッキ液中の水素ガスがメッキ面より離間しないと、水素ガスが付着した箇所はメッキ成長が阻害されるために、ピットと呼ばれる表面の凹部が発生する。ピットがあると、トナーが付着しやすくなり、トナーフィルミングが発生しやすく、耐久劣化を起こしやすい。非イオン性界面活性剤を用いれば、現像剤担持体に残留しても、摩擦帯電系列上マイナスであったりプラスであったりせずに比較的中性であるため、トナーの摩擦帯電に悪影響を及ぼすことがない。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の現像装置の実施例を説明する。
【0033】
(実施例1)
図1に本発明の1実施例の現像器1の構成を示す。感光体10の周りには、その回転方向に沿って、不図示の帯電手段、露光手段が設けられ、現像器1、不図示の、転写装置、及び、クリーニング手段が配置されている。
【0034】
帯電手段は、感光体10の外周面に当接して外周面を一様に帯電させる。一様に帯電した感光体10の外周面には、露光手段によって所望の画像情報に応じた選択的な露光がなされ、この露光によって感光体10上に静電潜像が形成される。
【0035】
現像器1は、現像室5と、メインホッパ6と、トナーカートリッジ8とからなり、現像室5には、現像ローラ(現像剤担持体)2と、その現像ローラ2表面にトナーを供給する供給ローラ(供給部材)3と、現像ローラ2表面に担持されているトナーの厚さを規制してトナーの層を現像ローラ2に形成するブレード(層形成部材)4とが配置され、現像ローラ2とウレタンフォームからなる供給ローラ3は相互に接触して図示の方向に回転しており、現像ローラ2には現像バイアス電圧が、供給ローラ3には供給バイアス電圧がそれぞれ印加されており、供給ローラ3の回転により摩擦帯電されたトナーは供給ローラ3から現像ローラ2へ供給され、その表面に担持されているトナー層の厚さは現像ローラ2と当接しているブレード4で規制されると共に、現像ローラ2表面に担持されているトナーはさらなる摩擦帯電を受ける。
【0036】
メインホッパ6内には、トナーカートリッジ8からトナー補給口9を介して補給されたトナーを攪拌して流動性の高い状態に保ったまま現像室5へと搬送するアジテータ7が配置されており、トナーを現像室5へと搬送している。
【0037】
感光体10上の静電潜像は、現像器1の現像ローラ2が感光体10表面に接触して例えば一成分非磁性トナーが付与されて現像される。
【0038】
現像器1中の現像ローラ2及び供給ローラ3には上記のようにバイアス電圧が印加されており、現像ローラ2は感光体10の潜像領域にトナーを付着させて画像を形成するようなバイアス電圧が印加されており、また、供給ローラ3には現像ローラ2にトナーを供給する電界を形成するようなバイアス電圧が印加されている。
【0039】
この実施例においては、現像ローラ2は−300V、供給ローラ3は−500Vのバイアス電圧を印加し、OPCで−1200Vに帯電された感光体10上の静電潜像を反転現像して画像形成を行った。
【0040】
このような現像装置に用いる現像ローラ2は、アルミニウム製のシャフト表面に、ショットブラストにより凹凸形成後、ニッケル無電解メッキ処理をして作製する。
【0041】
本実施例の現像ローラ2は、ショットブラストとして#400(JISR6001、30μmのメッシュ)の真球セラミックビーズを用い、ショット圧力2kg/cm2 、ノズル距離30cm、20rpmにて回転させたアルミシャフトに、シャフト全域にショットブラスト処理がされるように往復運動されたノズルにより、1分間ショットブラスト処理をして、凹凸を形成させた。
【0042】
ショットブラストに使用できるのは、セラミックビーズには限定されず、ガラスビーズやステンレス等の金属ビーズを使用することもできる。
【0043】
このようなショットブラスト後の表面粗さを測定したところ、表面粗さRzは5μm、Pcは160であった。
【0044】
表面を切断して、電子顕微鏡(SEM)にて500〜1000倍で観察を行ったところ、表面凹凸はクレータ状で、均一な凹凸面が形成されていた。
【0045】
このようなショットブラストを行ったアルミシャフトに、ニッケル無電解メッキ処理を行い、メッキ層を形成させて、現像ローラ(現像剤担持体)2を完成させた。メッキ厚みを5〜7μmを狙いとして、洗浄・脱脂・前処理後・ニッケル無電解メッキ処理を行い、その後、洗浄・乾燥して作製した。
【0046】
このようなメッキ処理後の現像ローラ2の表面粗さを測定したところ、Rz=4.8μm、Pc=160であった。
【0047】
また、電子顕微鏡(SEM)にて500〜1000倍で観察したところ、メッキは下地のショットブラスト面に綺麗に倣って形成されているため、ショットブラスト後に観察されたディンプル形状が再現良く残っていた。このような表面には、ノジュールやピット等のメッキ欠陥は観察されなかった。
【0048】
このように作製した現像ローラ2を用いて図1の現像装置を組み立て、ポリエステル樹脂をメインとする一成分非磁性トナー(現像剤)を用いて画像形成を行ったところ、階調性が優れた良好な画像を形成することができた。また、連続印字試験を行ったところ、25万枚の印字をしても現像ローラ2上にトナーフィルミングを発生することはなかった。さらに詳細に特性評価を行ったところ、初期において25μC/gであった現像剤帯電量が、25万枚印字後も25μC/gであり、完全に維持することができた。
【0049】
(比較例)
現像ローラ2をショットブラスト条件を変えて作製し、同様の評価を行った。ショットブラストは、#220(JISR6001、53μmのメッシュ)のアルミナセラミックの異形粒子を用い、ショット圧力1.8kg/cm2 、ノズル距離30cm、20rpmにて回転させたアルミシャフトに、シャフト全域にショットブラスト処理がされるように往復運動されたノズルにより、1分間ショットブラスト処理をして、凹凸を形成させた。 このようにして作製したアルミシャフトの表面粗さを測定したところ、Rz=5μm、Pc=240であった。
【0050】
表面を電子顕微鏡(SEM)により500〜1000倍にて観察したところ、異形粒子によって処理されたために、鋭利な凹凸面が形成されていた。
【0051】
このようなショットブラスト後のアルミシャフト表面に、ニッケル無電解メッキ処理を実施例1と全く同様に行った。ニッケル無電解メッキ処理後の表面粗さを測定したところ、Rz=4.5μm、Pc=250であった。
【0052】
表面を電子顕微鏡にて観察したところ、ノジュールが多数発生しており、ショットブラスト後の表面と全く異なる表面形状をしていた。
【0053】
このような現像ローラ2を用いて図1の現像装置を組み立て、実施例1と同様の現像評価を行った。
【0054】
現像ローラ2上に形成された搬送面を観察したところ、トナーが均一に薄層形成されずにスジ状のムラが発生していた。また、形成された画像は、非画像部にカブリを生じており、階調性も悪かった。
【0055】
このような現像装置にて連続印字を行ったところ、1万枚にて現像ローラ2表面にトナーフィルミングを発生し、その結果、画像にカブリを生ずる等の劣化が発生した。
【0056】
(変形例1)
現像ローラ表面のショットブラスト条件を最適化するために、真球セラミックビーズを用いてブラスト粒子径、ショット圧力を変化させた現像ローラ2を作製して、現像特性評価を行った。表1は、ブラスト粒子とショット圧力条件を変化させた場合の、ショットブラスト後の表面のRz、Pcの結果である。
表1
Figure 0003963616
【0057】
このようにしてブラスト処理を行った後、実施例1と同様にニッケル無電解メッキ処理を行い、現像ローラ2を作製した。この現像ローラ2を用いて図1の現像装置を組み立て、実施例1と同様の現像評価を行ったところ、何れも良好な画像が得られた。
【0058】
さらに、連続印字試験を行ったところ、条件▲1▼は25万枚までトナーフィルミングを発生せずに良好な画像を形成することができ、同様に条件▲2▼は12万枚、条件▲3▼は15万枚、条件▲4▼は8万枚まで良好な画像を形成することができた。
【0059】
このような差がどのようにして発生するか原因を調査するために、電子顕微鏡にて詳細に観察を行ったところ、Rzが8μmを越えると、メッキ処理後の表面がショットブラスト表面を忠実には再現し難くなることが分かった。条件▲4▼のようにPcが200を越える場合は、異形粒子によりブラストショットを行った程ではなくとも、極めて細かくまた深く表面処理がされているために、メッキ厚み5μmではディンプル形状が再現されず、一部ではノジュールとまではいかないものの、それに近い形状になっていた箇所があったために、トナーフィルミングが他よりも早く発生した。
【0060】
(変形例2)
無電解メッキ厚を最適化するために、実施例1において作製したのと同様のブラスト処理後のアルミシャフトに、メッキ厚み20μmと7μmの比較を行った。メッキ厚みは、メッキ処理時問を変化させて作製した。
【0061】
その結果、20μmでは、表面粗さRz=3.2μm、7μmではRz=4.8μmとなった、
このような現像ローラ2を用いて図1の現像装置を組み立てたときのトナー搬送量を測定したところ、メッキ厚み20μmでは搬送量が少なかった。
【0062】
また、現像剤帯電量を測定したところ、メッキ厚み20μmでは42μC/gで、メッキ厚み7μmでは25μC/gであったことと比較すると、現像剤帯電量が高く、画像上では転写散りが多く発生するために、階調性が悪い画像であった。
【0063】
このような差が生じる原因を調査するため、電子顕微鏡にて詳細に観察したところ、7μm厚みのメッキ表面は下地のクレータ形状を忠実に再現していたが、20μm厚みのメッキ表面はクレータ形状を確認きるものの、その輪郭が不明瞭であり、忠実に再現していなかった。このようなことから、トナーの機械的な搬送力が不足し、搬送量が低下すると共に、現像剤帯電量が高くなり、画像が劣化したことが分かった。
【0064】
(変形例3)
ブレード4として金属板にに弾性体であるゴムチップを貼り付けたものを使用して、実施例1と同様の方法で作製した現像ローラ2を用いて図1の現像装置を組み立てた。ここで、画像上のスジムラを少なくするために、ブレード4の抵抗値を変化させて比較を行ったところ、弾性体のゴムチップの体積抵抗率が1010Ωcmと106 Ωcmの場合で比較した結果、1010Ωcmでは、画像上は良好だが、搬送面上に搬送ムラがわずかに発生していることが確認され、106 Ωcmでは全く確認できなかった。
【0065】
ブレード4の弾性体ゴムチップの抵抗値により、搬送面のスジムラが異なっており、メッキ表面とブレード4の弾性体ゴムチップを組み合わせることにより、現像剤帯電量が比較的高くなるため、1010Ωcmでは、帯電量が非常に高いトナーが発生するために静電凝集を発生し、その静電凝集したトナーがブレード4と現像ローラ2の間に滞留してスジムラを発生していることが分かった。
【0066】
ブレード4の弾性体ゴムチップの抵抗を106 Ωcmとすることにより、非常に帯電量が高いトナーを中和し、静電凝集の発生を防止できるために、スジムラがなくなった。
【0067】
ブレード4の弾性体ゴムチップの抵抗と現像剤帯電量の関係を調べたところ、107 Ωcm以下で適正な現像剤帯電量が得られた。
【0068】
(変形例4)
実施例1の現像装置において使用したウレタンフォームからなる供給ローラ3の代わりに、金属ローラからなる供給ローラ3を現像ローラ2と離間させて設置し、現像ローラ2と同様に回転させて構成した現像装置により、画像形成を行ったところ、初期においては安定して画像形成を行うことができたが、連続して画像形成を行ったところ、3万枚で現像ローラ2上の搬送量にスジ状ムラが発生した。このときの現像ローラ2を観察したところ、トナーフィルミングを発生していた。
【0069】
(変形例5)
実施例1の現像ローラ2で、メッキ処理時に非イオン系界面活性剤を混入する場合と混入しない場合で比較を行った。非イオン系界面活性剤として、カルボン酸系界面活性剤を40ppm混入させたとき、現像ローラ2表面のメッキ面は滑らかで欠陥等を発生せずに良かった。
【0070】
このような非イオン系界面活性剤を使用せずにメッキ処理を行ったところ、1000本中2〜3本でピットが発生した。電子顕微鏡により500〜1000倍で観察を行ったところ、表面に多数ピットが発生していた。このような現像装置を用いて画像を形成したところ、現像剤帯電量が不均一であり、カブリを生じてしまうため、良好な画像を得られなかった。
【0071】
以上、本発明の現像装置を実施例、変形例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例等に限定されず種々の変形が可能である。なお、本発明が適用できる現像装置としては、図1のような接触現像器に限定されずジャンピング現像装置であってもよく、また、現像ローラも金属ローラに限定されない。
【0072】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の現像装置によると、現像剤担持体を構成する基体の表面に球形粒子を用いたブラスト処理を行った後、メッキ処理をすれば、下地がディンプル形状で比較的単純なため、ノジュールが発生しないか、あるいは極微量しか発生しない。そのため、メッキ面に不規則は凹凸が発生せず、トナーフィルミングを発生しないので、カブリの発生や階調性の低下が起きず良好な画質の画像が得られる。また、メッキ面の強度が高く、長時間現像しても、メッキ面が割れたり、剥がれたりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の現像器の構成を示す図である。
【図2】メッキ後の表面に発生するノジュール(粒状成長)を模式的に示す図である。
【図3】従来の現像ローラと本発明の現像ローラのメッキ層の断面を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1…現像器
2…現像ローラ(現像剤担持体)
3…供給ローラ(供給部材)
4…ブレード(層形成部材)
5…現像室
6…メインホッパ
7…アジテータ
8…トナーカートリッジ
9…トナー補給口
10…感光体

Claims (6)

  1. 回転して現像剤を担持し静電潜像担持体上へ搬送して潜像を現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持体によって担持される現像剤の厚さを規制して現像剤の層を現像剤担持体上に形成する層形成部材とを有する現像装置において、
    現像剤担持体を構成する基体の表面に球形ブラスト処理により凹凸を形成後、メッキ液中に非イオン性界面活性剤を混入させて無電解メッキ処理を施して作製された現像剤担持体を備えていることを特徴とする現像装置。
  2. 無電解メッキ処理前の基体の表面のピークカウント値Pcが200以下である現像剤担持体を備えていることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 無電解メッキ処理前の基体の表面の十点平均粗さRzが8μm以下である現像剤担持体を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の現像装置。
  4. 無電解メッキ層の厚みが10μm以下である現像剤担持体を備えていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載の現像装置。
  5. 層形成部材はその少なくとも一部を構成する弾性体が現像剤担持体と当接するものであり、その弾性体の体積抵抗率が108 Ωcm以下であることを特徴とする請求項1から4の何れか1項記載の現像装置。
  6. フォーム状の供給部材が現像剤担持体に圧接されていることを特徴とする請求項1から5の何れか1項記載の現像装置。
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