JP3963094B2 - 電子機器、および、チューナモジュール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、放送電波等の情報を含む電磁波を受信するチューナを含む電子機器、および、チューナモジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、放送電波等の映像や音声情報を含む電磁波を受信し、映像を映し出し音声を出力するテレビ(TV)が普及している。上述のテレビでは、たとえば、複数の放送電波等の情報を含む電磁波を受信し選局するためのチューナが内蔵されている。
【0003】
近年では、上述のチューナは、たとえばブラウン管や液晶型ディスプレイ等のディスプレイ部から分離してモジュール化されている。
【0004】
上述のチューナとしては、たとえば、受信信号を第1の中間周波数に変換し、さらに第2の中間周波数に変換するダブルコンバージョン方式のチューナが知られている。
【0005】
図11は、従来のダブルコンバージョン方式のチューナの機能ブロックの一例を示す図である。
【0006】
従来のダブルコンバージョン方式のチューナ300は、たとえば、図11に示すように、バンドパスフィルタ310、RF(Radio frequency )アンプ320、バンドパスフィルタ330、第1のミキサー340、第1のオシレータ341、第1のIF(Intermediate frequency)アンプ350、バンドパスフィルタ360、第2のミキサー370、第2のオシレータ371、第2のIFアンプ380、およびバンドパスフィルタ390を有する。
【0007】
上述のバンドパスフィルタ310,RFアンプ320,バンドパスフィルタ330,第1のミキサー340,第1のIFアンプ350,バンドパスフィルタ360,第2のミキサー370,第2のIFアンプ380,およびバンドパスフィルタ390は直列に接続されている。
【0008】
また、第1のオシレータ341は第1のミキサー340に接続され、第2のオシレータ371は第2のミキサー370に接続されている。
【0009】
また、たとえば、第1のミキサー340および第1のIFアンプ350、ならびに、第2のミキサー370および第2のIFアンプ380は、ICチップ上に集積化されている。
【0010】
上述した従来のダブルコンバージョン方式のチューナ300では、たとえば、40〜890MHzの周波数を受信可能である。つまり、Air放送、CATV(Cable television)等のVHF(Very high frequency ),UHF(Ultra high frequency)放送を受信可能である。
【0011】
バンドパスフィルタ310は、たとえば、上述した所望の周波数の信号のみを通過させる。また、バンドパスフィルタ310は、インダクタンスが調整可能な空芯コイルおよびキャパシタで構成されている。
【0012】
RFアンプ320は、バンドパスフィルタ310の出力を受信し、信号レベルを増幅する。
【0013】
バンドパスフィルタ330は、RFアンプ320で増幅されたRF信号から、所望の周波数の信号に同調を取るとともに、発振信号や不要な信号が漏れるのを防ぐ。たとえば、バンドパスフィルタ330は、インダクタンスが調整可能な空芯コイルおよびキャパシタにより構成される。
【0014】
第1のミキサー340は、たとえば、第1のオシレータ341から出力された第1の発振信号を用いて、バンドパスフィルタ330から出力されたRF信号を第1の中間周波信号に変換し出力する。
【0015】
第1のオシレータ341は、第1の基準周波数の第1の発振信号を発振する。
【0016】
第1のIFアンプ350は、第1のミキサー340から出力された第1の中間周波信号を受信し、その信号レベルを増幅し出力する。
【0017】
バンドパスフィルタ360は、第1のIFアンプ350から出力された第1の中間周波信号から所望の周波数のみを出力し、たとえば、不要な周波数成分の発振信号が通過するのを防ぐ。
【0018】
第2のミキサー370は、バンドパスフィルタ360から出力された第1の中間周波信号と、第2のオシレータ371から出力された第2の発振信号に応じて、所定の第2の中間周波信号に変換する。
【0019】
第2のオシレータ371は、第2の基準周波数の第2の発振信号を発振する。
【0020】
第2のIFアンプ380は、第2のミキサー370から出力された第2の中間周波信号を受信し、その信号レベルを増幅し出力する。
【0021】
バンドパスフィルタ390は、第2のIFアンプ380から出力された第2の中間周波信号を受信し、不要な周波数成分、たとえば、発振信号などを排除し、所望の周波数の第2の中間周波信号のみを出力する。
【0022】
上述したようにダブルコンバージョン方式のチューナ300では、たとえば、不図示のアンテナ部から出力されたRF信号がバンドパスフィルタ310に入力される。そして、バンドパスフィルタ310では、所望の周波数成分のみのRF信号が通過する。
【0023】
RFアンプ320では、そのRF信号が増幅され、バンドパスフィルタ330では、さらに所望の周波数成分のみが通過する。そして、第1のミキサー340では、第1のオシレータ341から出力された第1の発振信号とバンドパスフィルタ330から出力されたRF信号が混合されて第1の中間周波信号が出力され、第1のIFアンプ350で増幅され、バンドパスフィルタ部360では、所望の周波数成分の第1の中間周波信号が通過する。
【0024】
第2のミキサー370では、第2のオシレータ371から出力された第2の発振信号と、バンドパスフィルタ部360から出力された第1の中間周波信号が混合され、第2の中間周波信号が出力される。そして、第2のIFアンプ380では、第2のミキサー370から出力された、第2の中間周波信号が増幅され、バンドパスフィルタ390では、不要な周波数成分が濾波され、所望の周波数成分の第2の中間周波信号のみが通過し出力される。
【0025】
上述したチューナ300では、回路を形成する全てまたは一部のインダクタンスに空芯コイルを採用している。
また、上述のフィルタでは、同調周波数の調整が必要なことから、性能がよく調整可能な空芯コイルが用いられている。
【0026】
これは、たとえば、VHFおよびUHF周波数帯域のトラッキングフィルター回路のインダクタンスの場合には、現時点において空芯コイルを用いたほうが、Q値が高く性能が良いからである。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のチューナでは、アナログのAM変調された映像信号を取り扱うので、いったん帯域内にノイズ成分が入ると除去しにくく、たとえば、外部からのノイズの飛び込みや内部回路間の干渉があった場合には、ビート症状と呼ばれる画面上に縞模様が現れるという問題点があった。
【0028】
図12は、従来の空芯コイルを用いたチューナを内蔵しているチューナモジュールの一例を示す図である。
【0029】
上述の問題点を解決するために、従来のチューナモジュール20aでは、たとえば、図12に示すように、モジュール基板30aの表面上にICチップ50a、表チップ部品60a、および空芯コイル70a等が形成され、また、モジュール基板30aの裏面に裏チップ部品60b等が形成されている場合には、回路間を内部シールド壁40hや基板貫通内部シールド壁40iで分離するとともにモジュール基板30aの表面および裏面に金属材料からなるシールドカバー40aを形成して覆うことで、上述の症状を抑えてきた。
【0030】
しかしながら、モジュール基板30aをシールドケース40bに入れ、表面および裏面ともにシールドカバー40aで覆っているので、たとえば、チューナモジュール20aを不図示のセット側基板に接続する場合には、図12に示すように、別途に接続端子31aが必要であり、また、上述したように構造が複雑でモジュール基板30aの面積もある程度必要であることから、表面実装を可能なほど小さい形状にすることが困難であった。
【0031】
ところで、従来のモジュール基板において、たとえば受信回路に係る配線が基板内部にも形成された多層構造を有するモジュール基板が知られている。
【0032】
図13は、従来のモジュール基板の断面の一例を示す模式図である。
【0033】
モジュール基板30bは、たとえば、図13に示すように、表面導体層32b、中間導体層32s、および底面導体層33bの多層構造を有する。
【0034】
表面導体層32bには、たとえば、モジュール基板30bの表面に導体材料からなる回路パターンが形成されている。
【0035】
表面導体層32bには、たとえば、回路の信号ラインLS、電源ラインLV,およびグラウンドラインLGが形成されており、導電性材料からなり、エッチング等により形成される。
【0036】
中間導体層32sには、モジュール基板30bの中間層に、回路パターン、たとえば電源ラインLVや、信号ラインLSが形成されている。
たとえば、中間導体層32sおよび表面導体層32bの回路パターンは、スルーホール34bで接続されている。
【0037】
底面導体層33bは、セット側基板に直接マウントするモジュールでは、セット側基板からのノイズ等の影響を受けないように、また、モジュールからの不要な電波の輻射を防ぐために底面側にシールド効果を得るための導電性材料からなるグラウンド層(シールド層とも言う)Gが形成されている。
【0038】
底面導体層33bに形成されたグラウンド層Gは、表面導体層32bに形成されているグラウンドラインLGと、スルーホール34bで接続されている。
【0039】
従来のモジュール基板30bでは、たとえば、上述したように3層の多層構造を有しているので、基板が厚くなるという問題点があった。
また、多層構造のために製造工程が多いという問題点があった。
また、底面導体層33bにシールドのためのグラウンド層Gを形成する必要があるという問題点があった。
【0040】
ところで、従来構造のチューナモジュールは、上述したように、セット側基板(主基板とも言う)に実装して使用される。
【0041】
図14は従来構造のチューナモジュールおよびセット側基板の一具体例を模式的に示す斜視図、図15は図14のC−C線の断面の一例を模式的に示す図である。
【0042】
従来構造のチューナモジュール20aは、たとえば、図14に示すように、セット側基板10aの領域S20に実装される。
また、上述したように、チューナモジュール20aは、図15に示すように、モジュール基板30aの表面を覆うように、シールドカバー40aが形成されている。
【0043】
たとえば、上述のチューナモジュール20aを、設備や何らかの都合でやむを得ず人の手でセット側基板10a上に実装する場合には、目視によりチューナモジュール20aの位置決めを行い実装していた。
【0044】
しかし、上述のように手作業でチューナモジュールを実装する場合には、取り付け精度が悪くなり、たとえば先に塗布しているクリームはんだを触ったり、一度、チューナモジュール20aを主基板10aに置いてズレを修正してからはんだ付けを行うと、はんだ付け不良が発生するために、慎重に作業する必要があり作業性が非常に悪いという問題点があった。
【0045】
そこで、位置決めを行うことができる装置が知られている。
【0046】
たとえば、特開平5−167296号公報で公開されているように、部品底面のモールドに突起が設けられ、その突起を位置決め用の穴が形成された基板に挿入する装置が知られている。
【0047】
また、特開2000−286585号公報で公開されているように、シールドカバーの基板にはんだ付けする基板と平行の金属片部の先をさらに折り曲げて位置決めを行う突起を設けている装置が知られている。
【0048】
しかし、上述した装置において、手挿入せずに機械によるマウント実装を行う場合には、必要のない加工を追加し、わざわざ位置決め用の突起を設ける等、別工程が必要なことから部品のコストアップが起こるという問題点があった。
【0049】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型化および薄型化を図れる電子機器、および、チューナモジュールを提供することにある。
【0050】
また、本発明の他の目的は、簡単な構造で所定の位置に確実に実装可能な電子機器、および、チューナモジュールを提供することにある。
【0051】
また、本発明の他の目的は、シールドカバーの構造が簡単な電子機器、および、チューナモジュールを提供することにある。
【0052】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の電子機器は、主基板と、前記主基板に実装されるチューナモジュールとを有する電子機器であって、前記主基板は、前記チューナモジュールをあらかじめ決められた位置に保持するための被係止部を含み、前記チューナモジュールは、モジュール基板と、前記モジュール基板の一方の面側に配置されているシールドカバーとを含み、前記シールドカバーは、前記主基板の被係止部と係止する係止部を含む。
【0053】
好適には、前記モジュール基板は、前記シールドカバーをあらかじめ決められた位置に保持するための第2の被係止部を含み、前記シールドカバーの係止部は、前記モジュール基板に形成された第2の被係止部に係止し、かつ前記主基板に形成された係止部に係止する。
【0054】
また、好適には、前記モジュール基板は、第1の面に信号ライン、および前記信号ラインを除く領域に少なくとも電源ラインが形成され、前記第1の面に対向する第2の面にグラウンドパターン、および前記グラウンドパターンを除く領域に最小限の電源ラインパターンが形成され、前記第1の面の電源ラインと、前記第2の面の電源ラインパターンとがスルーホールを介して接続されている。
【0055】
また、好適には、前記モジュール基板は、前記第1の面に、前記第2の面のグラウンドパターンとスルーホールを介して接続されたグラウンドラインを有し、前記第1の面に形成され、前記第2の面の電源ラインパターンとスルーホールを介して接続された前記第1の面の電源ライン、および前記グラウンドラインと接続されたバイパスコンデンサを含む。
【0056】
また、好適には、前記主基板は、第1の接続端子を有し、前記モジュール基板は、前記第2の面に、前記第1の接続端子と電気的に接続する第2の接続端子を含む。
【0057】
また、好適には、前記第2の接続端子は、前記第1の面に形成された信号ラインと、スルーホールを介して接続されている。
【0058】
また、好適には、前記モジュール基板は、少なくとも、チューナの主要部が一つの集積回路に集積され、前記チューナの主要部は、入力端子から入力された信号を増幅する第1の増幅部と、第1の周波数の第1の発振信号を出力する第1の発振部と、前記第1の発振部から出力された第1の発振信号および前記第1の増幅部から出力された信号に応じた前記第1の中間周波信号を出力する第1のミキサーと、第2の周波数の第2の発振信号を出力する第2の発振部と、前記第2の発振部から出力された第2の発振信号および前記第1のミキサーから出力された第1の中間周波信号に応じて、第2の中間周波信号を出力する第2のミキサーとを含み、少なくとも、前記第1の発振部から発振される第1の発振信号、または第2の発振部から発振される第2の発振信号が、イメージ除去するように設定されている。
【0059】
また、好適には、第1のミキサーから出力された第1の中間周波信号から所望の周波数成分のみを前記第2のミキサーに出力する第1のフィルタ部を有し、前記第2のミキサーは、前記第2の発振部から出力された第2の発振信号および前記第1のフィルタ部から出力された第1の中間周波信号に応じて、第2の中間周波信号を出力する。
【0060】
また、好適には、前記第1のフィルタ部は、前記集積回路の外部に形成されている。
【0061】
また、好適には、前記第1のミキサーから出力された第1の中間周波信号を増幅する第2の増幅部を有する。
【0062】
また、好適には、前記第2のミキサーから出力された第2の中間周波信号を増幅する第2の増幅部を有する。
【0063】
また、好適には、前記第2の増幅部から出力された第2の中間周波信号から所望の周波数成分のみを出力する第2のフィルタ部を有する。
【0064】
さらに、前記目的を達成するために、本発明の電子機器は、主基板と、前記主基板に実装されるチューナモジュールとを有する電子機器であって、前記チューナモジュールは、第1の面に信号ライン、および前記信号ラインを除く領域に少なくとも電源ラインが形成され、前記第1の面に対向する第2の面にグラウンドパターン、および前記グラウンドパターンを除く領域に最小限の電源ラインパターンが形成されたモジュール基板を含み、前記第1の面の電源ラインと、前記第2の面の電源ラインパターンとがスルーホールを介して接続されており、
前記主基板は、前記チューナモジュールをあらかじめ決められた位置に保持するための被係止部を含み、前記チューナモジュールは、前記モジュール基板の一方の面側に配置されているシールドカバーを含み、前記シールドカバーは、前記主基板の被係止部と係止する係止部を含む。
【0076】
さらに、前記目的を達成するために、本発明の電子機器は、主基板と、前記主基板に実装されるチューナモジュールとを有する電子機器であって、前記チューナモジュールは、チューナ回路が集積化されたモジュール基板と、前記モジュール基板の一方の面側に配置されているシールドカバーを含む。
【0077】
さらに、前記目的を達成するために、本発明のチューナモジュールは、主基板に実装されるチューナモジュールであって、前記チューナモジュールは、モジュール基板と、前記モジュール基板の一方の面側に配置されているシールドカバーとを含み、前記シールドカバーは、前記主基板に形成された被係止部と係止する係止部を含む。
【0078】
好適には、前記モジュール基板は、前記シールドカバーをあらかじめ決められた位置に保持するための第2の被係止部を含み、前記シールドカバーの係止部は、前記モジュール基板に形成された第2の被係止部に係止し、かつ前記主基板に形成された係止部に係止する。
【0079】
また、好適には、前記モジュール基板は、第1の面に信号ライン、および前記信号ラインを除く領域に少なくとも電源ラインが形成され、前記第1の面に対向する第2の面にグラウンドパターン、および前記グランドパターンを除く領域に最小限の電源ラインパターンが形成され、前記第1の面の電源ラインと、前記第2の面の電源ラインパターンとがスルーホールを介して接続されている。
【0080】
また、好適には、前記モジュール基板は、前記第1の面に、前記第2の面のグラウンドパターンとスルーホールを介して接続されたグラウンドラインを有し、前記第1の面に形成され、前記第2の面の電源ラインパターンとスルーホールを介して接続された前記第1の面の電源ライン、および前記グラウンドラインと接続されたバイパスコンデンサを有する。
【0081】
また、好適には、前記主基板は、第1の接続端子を有し、前記モジュール基板は、前記第2の面に前記第1の接続端子と電気的に接続する第2の接続端子を含む。
【0082】
また、好適には、前記第2の接続端子は、前記第1の面に形成された信号ラインと、スルーホールを介して接続されている。
【0083】
また、好適には、前記モジュール基板は、チューナの主要部が一つの集積回路に集積され、前記チューナの主要部は、入力端子から入力された信号を増幅する第1の増幅部と、第1の周波数の第1の発振信号を出力する第1の発振部と、前記第1の発振部から出力された第1の発振信号および前記第1の増幅部から出力された信号に応じた前記第1の中間周波信号を出力する第1のミキサーと、第2の周波数の第2の発振信号を出力する第2の発振部と、前記第2の発振部から出力された第2の発振信号および前記第1のミキサーから出力された第1の中間周波信号に応じて、第2の中間周波信号を出力する第2のミキサーとを含み、少なくとも、前記第1の発振部から発振される第1の発振信号、または第2の発振部から発振される第2の発振信号が、イメージ除去するように設定されている。
【0084】
また、好適には、第1のミキサーから出力された第1の中間周波信号から所望の周波数成分のみを前記第2のミキサーに出力する第1のフィルタ部を有し、前記第2のミキサーは、前記第2の発振部から出力された第2の発振信号および前記第1のフィルタ部から出力された第1の中間周波信号に応じて、第2の中間周波信号を出力する。
【0085】
また、好適には、前記第1のフィルタ部は、前記集積回路の外部に形成されている。
【0086】
また、好適には、前記第1のミキサーから出力された第1の中間周波信号を増幅する第2の増幅部を有する。
【0087】
また、好適には、前記第2のミキサーから出力された第2の中間周波信号を増幅する第2の増幅部を有する。
【0088】
また、好適には、前記第2の増幅部から出力された第2の中間周波信号から所望の周波数成分のみを出力する第2のフィルタ部を有する。
【0089】
さらに、前記目的を達成するために、本発明のチューナモジュールは、主基板に実装されるチューナモジュールであって、前記チューナモジュールは、第1の面に信号ライン、および前記信号ラインを除く領域に少なくとも電源ラインが形成され、前記第1の面に対向する第2の面にグラウンドパターン、および前記グラウンドパターンを除く領域に最小限の電源ラインパターンが形成されたモジュール基板を含み、前記第1の面の電源ラインと、前記第2の面の電源ラインパターンとがスルーホールを介して接続されており、
前記モジュール基板の一方の面側に形成されているシールドカバーを含み、前記シールドカバーは、前記主基板に形成された被係止部と係止する係止部を含む。
【0094】
また、好適には、前記モジュール基板は、前記シールドカバーをあらかじめ決められた位置に保持するための第2の被係止部を含み、前記シールドカバーの係止部は、前記モジュール基板に形成された第2の被係止部に係止し、かつ前記主基板に形成された係止部に係止する。
【0106】
本発明によれば、電子機器が、主基板および主基板に実装されるチューナモジュールで構成され、チューナモジュールが、モジュール基板およびモジュール基板の一方の面側に配置されたシールドカバーで構成される。
【0107】
シールドカバーに形成された係止部が、モジュール基板に形成された第2の被係止部に係止され、かつ主基板に形成された被係止部に係止され、チューナモジュールを主基板のあらかじめ定められた所定の位置に保持する。
【0108】
モジュール基板では、第1の面に信号ライン、および前記信号ラインを除く領域に電源ラインおよびグラウンドラインが形成され、前記第1の面に対向する第2の面にグラウンドパターン、およびグラウンドパターンを除く領域に最小限の電源ラインパターンが形成され、前記第1の面の電源ラインと、前記第2の面の電源ラインパターンとがスルーホールを介して接続されている。
【0109】
そして、第1の面に形成されたバイパスコンデンサが、第2の面の電源ラインとスルーホールを介して接続された第1の面の電源ラインと、グラウンドラインに接続される。こうすることで、たとえば両面基板を用いることができ、第2の面が平らなチューナモジュールが形成される。
【0110】
また、モジュール基板の第2の面に形成されたグラウンドパターンは、シールド効果を有する。
【0111】
また、主基盤にチューナモジュールが実装される場合には、主基板に形成された第1の接続端子と、チューナモジュールのモジュール基板の第2の面に形成された第2の接続端子が電気的に接続される。
また、第2の接続端子は、モジュール基板の第2の面に形成された信号ラインと、スルーホールを介して接続されている。
こうすることにより、たとえば、チューナモジュールに形成された回路と、主基板に形成された回路が接続される。
【0112】
チューナモジュールのモジュール基板には、チューナの主要部が一つの集積回路に集積される。
【0113】
チューナでは、信号が入力端子から入力されると、第1の増幅部で信号が増幅される。
第1の発振部では、信号を第1の中間周波信号に変換するための、第1の周波数の第1の発振信号が出力される。
そして、第1のミキサーでは、第1の増幅部で増幅された信号が、第1の発振部で発振された第1の発振信号に応じた第1の中間周波信号が出力される。
【0114】
そして、第2の発振部では、第2の周波数の第2の発振信号が出力される。
第2のミキサーでは、第2の発振部から出力された第2の発振信号および第1のミキサーから出力された第1の中間周波信号に応じた第2の中間周波信号を出力する。
【0115】
上述したようにチューナの主要部は、一つの集積回路に集積化されており、空芯コイルが用いられていない。
このため、一般的なものよりも、薄型かつ小型のチューナ内蔵の電子機器、チューナモジュールが形成される。
【0116】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る電子機器の一実施の形態を模式的に示す斜視図、図2は図1の電子機器のA−A線の断面を模式的に示す図である。
【0117】
本実施の形態に係る電子機器1は、たとえば、図1に示すように、主基板であるセット側基板(マザーボードとも言う)10、およびチューナモジュール20を有する。
【0118】
セット側基板10には、チューナモジュール20を所望の位置に固定するための被係止部である位置決め用挿入穴11が形成されている。
セット側基板10に形成されている位置決め用挿入穴11は、所望の位置に所望の形状で所望の数だけ形成され、たとえば、図1に示すように、チューナモジュール20が実装される領域S20に形成され、領域S20の短辺に2個ずつ計4個の矩形状の穴が形成されている。
【0119】
また、位置決め用挿入穴11は、チューナモジュール20をあらかじめ定めた位置に固定させるための穴であるので、たとえば、セット側基板10を貫通してもよいし、セット側基板10の途中までの深さの穴でもよい。
【0120】
また、セット側基板10には、所望の機能の回路、たとえば電源回路、制御回路、演算処理回路等の機能回路が形成されている。
【0121】
チューナモジュール20は、図1,2に示すように、モジュール基板30およびシールドカバー40が形成されている。
チューナモジュール20の大きさは、たとえば、約48mm×20mm×3mmである。
【0122】
モジュール基板30には、たとえば、後述するように、内部にチューナを含む受信回路等が形成されている。
また,モジュール基板30は、図2に示すように、後述の係止部である金属片41が係合される、第2の被係止部である被係止部30kを有する。
被係止部30kは、シールドカバー40がモジュール基板の所望の位置に保持するために形成されている。
【0123】
シールドカバー40は、たとえば、導電性材料からなり、モジュール基板30を覆うように形成されており、チューナモジュール20をセット側基板10に取り付ける位置決め用金属片41(係止部)が形成されている。
【0124】
位置決め用金属片41は、たとえば図2に示すように、モジュール基板30から突出するように形成されており、シールドカバー40の短辺に2つずつ計4つ下向きに、かつセット側基板10に形成された位置決め用挿入穴11に係止するように形成されている。
【0125】
上述した電子機器1では、セット側基板10にチューナモジュール20が実装される場合には、まず、モジュール基板30の被係止部30kに、シールドカバー40の位置決め用金属片41が係止するように形成される。
そして、セット側基板10の所定の位置に形成された位置決め用挿入穴11に、シールドカバー40の位置決め用金属片41が係止され、セット側基板10の所定の位置にチューナモジュール20が実装される。
【0126】
上述したように、セット側基板10にチューナモジュール20の位置を保持するための位置決め用挿入穴11を設け、チューナモジュール20のシールドカバー40に、その位置決め用挿入穴11に掛かる位置決め用金属片41を設け、チューナモジュール20のモジュール基板30に、被係止部30kを設けたので、たとえば、手作業でセット側基板10にチューナモジュール20を実装する場合であっても簡単に、かつ確実に所定の位置に実装し、保持することができる。
【0127】
また、たとえば、従来のように新たに位置決め用の突起を形成するという工程が必要なく、従来のシールドカバーの形状を変更するだけで、部品の材料費、加工費ともに、ほとんど従来の費用で上述の効果を実現することができる。
【0128】
また、シールドカバーの部品単価が変わらないことから、たとえば、機械マウンター設備によるマウント実装を行う場合であっても、同様に使用可能であるので、上述の構造の部品に統一化することができる。
【0129】
それにより、たとえば、機械マウンターの故障等により機械実装から手実装で行う必要が生じた場合であっても、たとえば、購買部門は気にせずに部品手配ができ、間接部門の効率を上げることもできる。
【0130】
図3は、図1の電子機器に内蔵される受信回路の機能ブロックの一例を示す図である。
【0131】
電子機器1に内蔵される受信回路100は、たとえば、図3に示すように、チューナ200、残留即波帯(VSB)ビデオ検波器110、ビデオプロセッサおよびドライバ120、FMオーディオ検波器130、オーディオプロセッサおよびドライバ140、シリアルディジタルインターフェース150、バイアスおよび制御ロジック回路160、および周波数基準170を有する。
【0132】
たとえば、不図示のアンテナまたは他のソースから受信されたRF信号は、後述するようにチューナ200により中間周波信号に変換され出力される。
そして、チューナ200から出力された中間周波信号が、残留側波帯(VSB)ビデオ検波器110およびビデオプロセッサおよびドライバ120に送られてビデオ出力信号を発生する。ビデオ信号は、同期AM復調器を通して検波される。
【0133】
チューナ200の出力はまた、FMオーディオ検波器130およびオーディオプロセッサおよびドライバ140に送られてオーディオ出力信号を発生する。オーディオ検波は、直交基準のために位相ロックループを利用する直交FM検波器より実行される。
【0134】
シリアルディジタルインターフェース150は、シリアルインターフェースバスから、シリアルクロック、シリアルディジタル信号を受信する。
バイアスおよび制御ロジック回路160は、内部バイアス電圧および電流を定めかつチューナのステータスおよび制御レジスタを保守する。
周波数基準170は、外部基準クリスタルに同期化される発振器である。
【0135】
上述のチューナ200を除いた受信回路100の詳細な説明および動作は、たとえば、特開平10−336536号公報に詳細に説明されているので省略する。
【0136】
図4は、図3の受信回路のチューナの一例を示す図である。
【0137】
本実施の形態に係るチューナモジュールに内蔵されているチューナ200は、図4に示すように、RFアンプ210、第1のミキサー220、第1のオシレータ221、第1のIFアンプ230、バンドパスフィルタ240、第2のミキサー250、第2のオシレータ251、第2のIFアンプ260、およびバンドパスフィルタ270を有する。
【0138】
RFアンプ210,第1のミキサー220,第1のIFアンプ230,バンドパスフィルタ240,第2のミキサー250,第2のIFアンプ260,およびバンドパスフィルタ270は、直列に接続されている。
【0139】
第1のミキサー220には第1のオシレータ221が接続され、第2のミキサー250には第2のオシレータ251が接続されている。
【0140】
また、RFアンプ210、第1のミキサー220、第1のオシレータ221、第1のIFアンプ230、第2のミキサー250、第2のオシレータ251、および第2のIFアンプ260は、たとえば、ICチップ上に集積化されている。
【0141】
本実施の形態に係るチューナは、従来のダブルコンバージョン方式のチューナとほぼ同様な構成要素であり、相違点を説明する。
【0142】
RFアンプ210は、不図示のアンテナ部に接続された入力端子から入力されたRF信号を増幅する。
たとえば、具体的には、RFアンプ210は、不図示のアンテナ部に接続された入力端子から入力された、40〜890MHzの周波数のRF信号を増幅し、第1のミキサー220に出力する。
【0143】
第1のミキサー220は、第1のオシレータ221から出力された第1の発振信号に応じて、RFアンプ210から出力されたRF信号を所定の周波数の第1の中間周波信号に変換し出力する。
【0144】
具体的には、第1のミキサー220は、たとえば、後述するように、第1のオシレータ221から出力された周波数1260〜2110MHzの第1の発振信号に応じて、RFアンプ210により入力された周波数40〜890MHzのRF信号を、所定の第1の中間周波数、たとえば周波数1220MHzの中間周波信号に変換する。
【0145】
たとえば、第1のミキサー220は、周波数890MHzのRF信号を選択する場合には、第1のオシレータ221の発振する第1の基準周波数が2110MHzに設定され、減算混合されて、周波数|2110−890|=1220(MHz)の第1の中間周波信号が出力される。また、この際、イメージの加算混合成分が除去される。
【0146】
第1のオシレータ221は、上述したように第1のミキサー220から出力されたRF信号を、第1の中間周波信号に変換するための第1の基準周波数の第1の発振信号を発振し出力する。
【0147】
たとえば、具体的には、周波数1260〜2110MHzの第1の基準周波数の発振信号を発振可能である。
【0148】
第1のIFアンプ230は、第1のミキサー220から出力された第1の中間周波数の第1の中間周波信号を増幅する。
【0149】
バンドパスフィルタ240は、第1のIFアンプ230から出力された第1の中間周波信号から、不要な周波数成分を排除し、所望の周波数のみを通過させる。たとえば、1220MHzの周波数成分のみを通過させる。
【0150】
また、バンドパスフィルタ240は、たとえば、ICチップの外部に形成されている。
【0151】
たとえば、バンドバスフィルタ240では、コンダクタンス成分を実現するために、たとえば、短い金属線等が用いられる。これは、第1の中間周波信号の周波数が1220MHzと高く設定されているために、短い金属配線等によりコンダクタンス成分を実現することができ、空芯コイルを用いる必要がないためである。
【0152】
第2のミキサー250は、バンドパスフィルタ240から所望の周波数のみが出力された第1の中間周波信号を受信し、その第1の中間周波信号を第2のオシレータ251から出力された第2の発振信号に応じて、第2の中間周波信号を出力する。
【0153】
この際、第2のミキサー250から出力される第2の中間周波信号と、第1のミキサー220から出力される第1の中間周波信号の周波数が異なるために、第1のミキサー220の混合の際に生成される不要なイメージ、たとえばRF信号と第1の発振信号の和算混合成分等をさらに除去することができる。
【0154】
第2のミキサー250は、具体的には、周波数1220MHzの第1の中間周波数と、第2のオシレータ251から出力された第2の発振信号、たとえば周波数1164MHzの発振信号を減算混合し、周波数|1220−1164|=56(MHz)の第2の中間周波信号を出力する。
【0155】
第2のオシレータ251は、上述したように第2のミキサー250に、第2の中間周波信号に変換するための第2の発振信号を発振する。
また、第2のオシレータ251で発振される周波数は固定されている。
【0156】
具体的には、第2のオシレータ251は、上述したように周波数56MHzの第2の中間周波信号を第2のミキサー250に出力させるために、たとえば、周波数1164MHzの第2の発振信号を発振する。
【0157】
また、たとえば、第2の中間周波数は、ヨーロッパは36MHz、アメリカ合衆国では43MHz、日本では56MHzと規格が定められているので、使用する地域により第2のオシレータ251で発生する周波数を設定する。たとえば、ヨーロッパでは1184MHz、アメリカ合衆国では1177MHz、日本では1164MHzに設定される。
【0158】
第2のIFアンプ260は、第2のミキサー250から出力された第2の中間周波信号を増幅する。
【0159】
バンドパスフィルタ270は、第2のIFアンプ260から出力された第2の中間周波信号から、不要な周波数成分を排除し所望の周波数成分のみを出力する。たとえば、56MHzの周波数成分のみを通過させる。
【0160】
上述した構成のチューナでは、たとえば、不図示のアンテナ部から入力されたRF信号が、RFアンプ210で増幅される。
そして、第1のミキサー220では、第1のオシレータ221で発振された第1の発振信号と、RFアンプ210から出力されたRF信号に応じて、第1の中間周波信号が出力され、第1のIFアンプ230で、信号レベルが増幅される。
そして、バンドパスフィルタ240では、その不要な周波数成分が濾波されて出力される。
【0161】
そして、第2のミキサー250では、第2のオシレータ251で発振された第2の発振信号と、バンドパスフィルタ240から出力された第1の中間周波数に応じて、第2の中間周波信号が出力され、第2のIFアンプ260で、信号レベルが増幅される。
そして、バンドパスフィルタ270で、不要な周波数成分が濾波されて、第2の中間周波信号が出力される。
そして、上述したように受信回路の他の機能ブロックで信号処理されて、ビデオ出力およびオーディオ出力に変換される。
【0162】
上述したように、入力された信号を増幅するRFアンプ210と、RFアンプ210で増幅された信号を所望の第1の周波数の第1の中間周波信号に変換するための第1の発振信号を出力する第1のオシレータ221と、第1のオシレータ221から出力された第1の発振信号およびRFアンプ210から出力された信号に応じた第1の中間周波信号を出力する第1のミキサー220と、第1のミキサー220から出力された第1の中間周波信号を第2の中間周波信号に変換するための、第2の発振信号を出力する第2のオシレータ251と、第2のオシレータ251から出力された第2の発振信号および第1のミキサー220から出力された第1の中間周波信号に応じた第2の中間周波信号を出力する第2のミキサー250とを設け、少なくとも、第1の発振信号または第2の発振信号をイメージ除去するように設定し、少なくともRFアンプ210、第1のオシレータ221、第1のミキサー220、第2のオシレータ251、および第2のミキサー250を1つのICチップに集積化し、そのチューナを覆うように、形成された電磁波を遮断するシールドカバー40を設けたので、一般的な空芯コイルを用いたチューナモジュールに比べて、空芯コイルが形成されていない分、シールドカバー40をモジュール基板30からの距離を短くすることができる。
【0163】
つまり、一般的なチューナモジュールでは空芯コイルが形成されていたので、シールドカバー40を空芯コイルに接触しないように、さらに空芯コイルの特性が変化しないように、空芯コイルから特性が変化しない距離まで離して形成していたが、本実施の形態に係るチューナモジュール20では、その必要がなく、たとえば、モジュール基板30上に実装される素子の一番背の高い部品、たとえば、ICチップの近傍にまでシールドカバー40を近づけることができ、チューナモジュールを小型化および薄型化することができる。
【0164】
図5は、図1のB−B線での断面の一例を模式的に示す図である。
【0165】
チューナモジュール20は、たとえば、図5に示すように、モジュール基板30の表面上にICチップ50や、チップ部品60が形成されており、それを覆うようにシールドカバー40が形成されている。
【0166】
ICチップ50には、上述したようにチューナ200の主要部、たとえば、RFアンプ210、第1のミキサー220、第1のオシレータ221、第1のIFアンプ230、第2のミキサー250、第2のオシレータ251、および第2のIFアンプ260が形成されている。
【0167】
また、チップ部品60は、チューナ200に係る電子素子であり、たとえば、チップ状のレジスタやキャパシタ等である。
【0168】
モジュール基板30には、たとえば、セット側基板10と接続するための接続電極31が形成されている。
【0169】
接続電極31は、たとえば、モジュール基板30の表面に回路パターンが形成されている場合には、その回路パターンとスルーホールを介して底面にまで形成された端面スル−ホールとして形成されていてもよい。
【0170】
こうすることにより、たとえば、セット側基板10のチューナモジュール20が実装される領域S20に接続端子を形成しておくことで、所定の位置にチューナモジュール20を実装した場合に、セット側の回路とモジュール側の回路を簡単に接続することができる。
【0171】
図6は、図5のチューナモジュールのモジュール基板、およびセット側基板の断面の一実施の形態を模式的に示す図である。
【0172】
セット側基板10には、図6に示すように、モジュール基板30に形成されている接続端子31に電気的に接続される接続端子12が形成されている。
【0173】
接続端子12は、たとえば、主基板10に形成された不図示の機能回路等に接続されている。
【0174】
チューナモジュール20のモジュール基板30は、たとえば、図6に示すように、表面導体層32、および底面導体層(シールド層とも言う)33を有する。
【0175】
図7は、図6のモジュール基板の表面導体層に形成されている配線パターンの一具体例を示す図である。
【0176】
表面導体層32には、たとえば、図7に示すように、モジュール基板の表面上に、上述のチューナに係る配線パターン32pが形成されている。
配線パターン32pは、たとえば、導電性材料からなり、エッチング等により形成される。
また、表面導体層32には、たとえば、回路の信号ラインLS、電源ラインLV、およびグラウンドラインLGが形成されている。
【0177】
図8は、図6のモジュール基板の底面導体層に形成されている導体パターンの一具体例を示す図である。
【0178】
底面導体層33には、たとえば図8に示すように、モジュール基板30の裏面上に導電性材料で形成されたグラウンドパターンGPが形成されている。
また、底面導体層33には、表面導体層32にどうしてもレイアウトすることができなかった、最小限の電源ラインLVが形成されている。
【0179】
また、表面導体層32および底面導体層33のグラウンドラインLGおよび電源ラインLVは、たとえば、モジュール基板30を貫通するように導電性材料で形成されたスルーホール34で電気的に接続されている。
【0180】
また、底面導体層33には、図6,8に示すように、複数の接続端子31が形成されている。
接続端子31は、スルーホール34を介して、表面導体層32に形成された信号ラインLSに接続されている。
【0181】
また、接続端子31は、電源ラインLV、およびグラウンドラインLGに接続されていてもよい。
こうすることにより、たとえば、不図示の主基板の電源ラインおよびグランドラインに接続された接続端子にそれぞれが、電気的に接続されることで電源が供給される。
【0182】
図9は、図6のモジュール基板の断面の一実施の形態を模式的に示す図である。
【0183】
たとえば、モジュール基板30には、図9に示すように、バイパスコンデンサ35が形成されている。
【0184】
バイパスコンデンサ35は、たとえば、底面導体層33にレイアウトした電源ラインLVにスルーホール34を介して接続された表面導体層32の電源ラインLVと接続し、モジュール基板30の表面に形成されている。
【0185】
また、バイパスコンデンサ35は、上述したように電源ラインLVと、グラウンドパターンGPとスルーホール34を介して接続されたグラウンドラインLGと接続されることにより、信号ラインLSのインピーダンスを下げ、ノイズの影響や不要電波の輻射が起こらないようにする。
【0186】
上述したように、モジュール基板30の表面に信号ラインLS、および前記信号ラインLSを除く領域に電源ラインLVおよびグラウンドラインLGを設け、モジュール基板30の裏面にグラウンドラインLGとスルーホール34を介して接続されたグラウンドパターンGP、および表面の電源ラインLVとスルーホール34を介して接続された最小限の電源ラインLVを設け、モジュール基板30の表面に、電源ラインLVおよびグラウンドラインLGと接続されたバイパスコンデンサ35を設けたので、信号ラインLSのインピーダンスを減少することができ、ノイズの影響や不要電波の輻射が起こらないようにすることができ、一般的なチューナモジュールのモジュール基板において必要であった底面側の導体層で形成されていたシールド層がなくても、同等のシールド効果を得ることができる。
【0187】
また、たとえば、一般的なチューナモジュールの3層構造のモジュール基板に比べて、本実施の形態に係るモジュール基板30では、両面基板を用いても同等の上述した効果を得ることができる。
このため、大幅なコストダウン、設計効率のアップ、検討効率のアップ、基板の薄型化、基板の生産日程の短縮等が可能となる。
【0188】
また、モジュール基板30の裏面には、チップ部品等が形成されていないので裏面が平坦に形成することができる。また、このモジュール基板を用いたチューナモジュール20は裏面が平坦でありセット側基板10に実装する際に有用である。
【0189】
また、モジュール基板30の裏面に接続端子31、セット側基板10に接続端子12を設けたので、たとえば、チューナモジュール20を実装する場合には、チューナモジュール20と主基板10に形成された所望の回路等を電気的に簡単に接続することができる。
【0190】
また、たとえば、図10に示すような電子機器の一具体例であるPDA(Personal digital assistant)1p、ノートパソコン、携帯端末、デジタルカメラ等に必要とされる薄型化や小型化のチューナモジュールの開発に有利であり、セット側のスペースの制約が少なくなるため、セットのより一層の小型化や特徴あるデザインが可能となる。
【0191】
さらに、作業性の改善はもとよりチューナ専用の工場でなくてもチップマウント設備がある工場であれば生産可能であるため、コスト的に有利な消費地生産も行いやすく、デリバリー面でも有利な供給体制が可能となる。
【0192】
また、軽量小型薄型化することができるために、表面実装形状とすることが可能となり、従来のように手作業で実装する必要が無くなり、たとえばマウント機械でマウント実装することができるのでセットの生産性が向上するという利点がある。
【0193】
また、軽量小型薄型に形成することができるので、採用する部品も小さく作り出せ、出来あがったチューナモジュールも流通するに当り、効率がよく環境に有利であるという利点がある。
【0194】
なお、本発明は本実施の形態に限られるものではなく、任意好適な種々の改変が可能である。たとえば、本実施の形態では、QFP(Quad flat package )型ICチップを用いた図を示したが、この形態に限られるものではない。
たとえば、よりICチップの背の低いCSP(Chip size package )を用いてもよい。そうすることで、より薄型かつ小型の電子機器およびチューナモジュールを形成することができる。
【0195】
また、セット側基板に形成された位置決め用穴、およびシールドカバーに形成された位置決め用金属片は、本実施の形態に限られるものではない。
たとえば、受信回路やその他の機能回路等の都合により、セット側基板とモジュール基板の位置決め用の穴や金属片を所望の形、数、位置等にしてよい。
【0196】
また、チューナモジュールの形状は、本実施の形態に限られるものではない。所望の形状であってよい。
【0197】
また、モジュール基板に形成された配線パターンは、本実施の形態に限られるものではない。所望の形状であってよい。
【0198】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、小型かつ薄型の電子機器、チューナモジュール、およびモジュール基板を提供することができる。
【0199】
また、余計な工程を増やすことなく、簡単な構造で所定の位置に確実に実装可能な電子機器、チューナモジュール、およびモジュール基板を提供することができる。
【0200】
また、簡単な構造のシールドカバーが設けられた電子機器、チューナモジュール、およびモジュール基板を提供することができる。
【0201】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子機器の一実施の形態を模式的に示す斜視図である。
【図2】図1の電子機器のA−A線の断面の一例を模式的を示す図である。
【図3】図1の電子機器に内蔵される受信回路の機能ブロックの一例を示す図である。
【図4】図3の受信回路のチューナの一例を示す図である。
【図5】図1のB−B線での断面の一例を模式的に示す図である。
【図6】図5のチューナモジュールのモジュール基板、およびセット側基板の断面の一実施の形態を模式的に示す図である。
【図7】図6のモジュール基板の表面導体層に形成されている配線パターンの一具体例を示す図である。
【図8】図6のモジュール基板の底面導体層に形成されている導体パターンの一具体例を示す図である。
【図9】図6のモジュール基板の断面の一実施の形態を模式的に示す図である。
【図10】本発明に係る電子機器の一具体例を示す図である。
【図11】従来のダブルコンバージョン方式のチューナの機能ブロックの一例を示す図である。
【図12】従来の空芯コイルを用いたチューナを内蔵しているチューナモジュールの一例を示す図である。
【図13】従来のモジュール基板の断面の一例を示す模式的に示す図である。
【図14】従来のチューナモジュールおよびセット側基板の一具体例を模式的に示す斜視図である。
【図15】図14のC−C線での断面の一例を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1…電子機器、10…セット側基板、11…位置決め用挿入穴(被係止部)、12…接続端子、20…チューナモジュール、30…モジュール基板、30k…被係止部(第2の被係止部)、31…接続電極、31a…接続端子、32…表面導体層、32p…配線パターン、33…底面導体層、34…スルーホール、35…バイパスコンデンサ、40…シールドカバー、41…金属片(係止部)、50…ICチップ、60…チップ部品、70a…空芯コイル、100…受信回路、110…残留側波帯(VSB)ビデオ検波器、120…ビデオプロセッサおよびドライバ、130…FMオーディオ検波器、140…オーディオプロセッサおよびドライバ、150…シリアルディジタルインターフェース、160…バイアスおよび制御ロジック回路、170…周波数基準、200…チューナ、210…RFアンプ、220…第1のミキサー、221…第1のオシレータ、230…第1のIFアンプ、240…バンドバスフィルタ、250…第2のミキサー、251…第2のオシレータ、260…第2のIFアンプ、270…バンドパスフィルタ、300…チューナ、310…バンドパスフィルタ、320…RFアンプ、330…バンドパスフィルタ、340…第1のミキサー、341…第1のオシレータ、350…第1のIFアンプ、360…バンドパスフィルタ、370…第2のミキサー、371…第2のオシレータ、380…第2のIFアンプ、390…バンドパスフィルタ。
Claims (28)
- 主基板と、前記主基板に実装されるチューナモジュールとを有する電子機器であって、
前記主基板は、前記チューナモジュールをあらかじめ決められた位置に保持するための被係止部を含み、
前記チューナモジュールは、モジュール基板と、前記モジュール基板の一方の面側に配置されているシールドカバーとを含み、
前記シールドカバーは、前記主基板の被係止部と係止する係止部を含む
電子機器。 - 前記モジュール基板は、前記シールドカバーをあらかじめ決められた位置に保持するための第2の被係止部を含み、
前記シールドカバーの係止部は、前記モジュール基板に形成された第2の被係止部に係止し、かつ前記主基板に形成された係止部に係止する
請求項1に記載の電子機器。 - 前記モジュール基板は、第1の面に信号ライン、および前記信号ラインを除く領域に少なくとも電源ラインが形成され、前記第1の面に対向する第2の面にグラウンドパターン、および前記グラウンドパターンを除く領域に最小限の電源ラインパターンが形成され、
前記第1の面の電源ラインと、前記第2の面の電源ラインパターンとがスルーホールを介して接続されている
請求項1に記載の電子機器。 - 前記モジュール基板は、前記第1の面に、前記第2の面のグラウンドパターンとスルーホールを介して接続されたグラウンドラインを有し、
前記第1の面に形成され、前記第2の面の電源ラインパターンとスルーホールを介して接続された前記第1の面の電源ライン、および前記グラウンドラインと接続されたバイパスコンデンサを含む
請求項3に記載の電子機器。 - 前記主基板は、第1の接続端子を有し、
前記モジュール基板は、前記第2の面に、前記第1の接続端子と電気的に接続する第2の接続端子を含む
請求項1に記載の電子機器。 - 前記第2の接続端子は、前記第1の面に形成された信号ラインと、スルーホールを介して接続されている
請求項5に記載の電子機器。 - 前記モジュール基板は、少なくとも、チューナの主要部が一つの集積回路に集積され、
前記チューナの主要部は、入力端子から入力された信号を増幅する第1の増幅部と、
第1の周波数の第1の発振信号を出力する第1の発振部と、
前記第1の発振部から出力された第1の発振信号および前記第1の増幅部から出力された信号に応じた前記第1の中間周波信号を出力する第1のミキサーと、
第2の周波数の第2の発振信号を出力する第2の発振部と、
前記第2の発振部から出力された第2の発振信号および前記第1のミキサーから出力された第1の中間周波信号に応じて、第2の中間周波信号を出力する第2のミキサーとを含み、
少なくとも、前記第1の発振部から発振される第1の発振信号、または第2の発振部から発振される第2の発振信号が、イメージ除去するように設定されている
請求項1に記載の電子機器。 - 第1のミキサーから出力された第1の中間周波信号から所望の周波数成分のみを前記第2のミキサーに出力する第1のフィルタ部を有し、
前記第2のミキサーは、前記第2の発振部から出力された第2の発振信号および前記第1のフィルタ部から出力された第1の中間周波信号に応じて、第2の中間周波信号を出力する
請求項7に記載の電子機器。 - 前記第1のフィルタ部は、前記集積回路の外部に形成されている
請求項8に記載の電子機器。 - 前記第1のミキサーから出力された第1の中間周波信号を増幅する第2の増幅部を有する
請求項7に記載の電子機器。 - 前記第2のミキサーから出力された第2の中間周波信号を増幅する第2の増幅部を有する
請求項7に記載の電子機器。 - 前記第2の増幅部から出力された第2の中間周波信号から所望の周波数成分のみを出力する第2のフィルタ部を有する
請求項11に記載の電子機器。 - 主基板と、前記主基板に実装されるチューナモジュールとを有する電子機器であって、
前記チューナモジュールは、第1の面に信号ライン、および前記信号ラインを除く領域に少なくとも電源ラインが形成され、前記第1の面に対向する第2の面にグラウンドパターン、および前記グラウンドパターンを除く領域に最小限の電源ラインパターンが形成されたモジュール基板を含み、
前記第1の面の電源ラインと、前記第2の面の電源ラインパターンとがスルーホールを介して接続されており、
前記主基板は、前記チューナモジュールをあらかじめ決められた位置に保持するための被係止部を含み、
前記チューナモジュールは、前記モジュール基板の一方の面側に配置されているシールドカバーを含み、
前記シールドカバーは、前記主基板の被係止部と係止する係止部を含む、
電子機器。 - 前記モジュール基板は、前記シールドカバーをあらかじめ決められた位置に保持するための第2の被係止部を含み、
前記シールドカバーの係止部は、前記モジュール基板に形成された第2の被係止部に係止し、かつ前記主基板に形成された係止部に係止する
請求項13に記載の電子機器。 - 主基板に実装されるチューナモジュールであって、
前記チューナモジュールは、モジュール基板と、前記モジュール基板の一方の面側に配置されているシールドカバーとを含み、
前記シールドカバーは、前記主基板に形成された被係止部と係止する係止部を含む
チューナモジュール。 - 前記モジュール基板は、前記シールドカバーをあらかじめ決められた位置に保持するための第2の被係止部を含み、
前記シールドカバーの係止部は、前記モジュール基板に形成された第2の被係止部に係止し、かつ前記主基板に形成された係止部に係止する
請求項15に記載のチューナモジュール。 - 前記モジュール基板は、第1の面に信号ライン、および前記信号ラインを除く領域に少なくとも電源ラインが形成され、前記第1の面に対向する第2の面にグラウンドパターン、および前記グラウンドパターンを除く領域に最小限の電源ラインパターンが形成され、
前記第1の面の電源ラインと、前記第2の面の電源ラインパターンとがスルーホールを介して接続されている
請求項15に記載のチューナモジュール。 - 前記モジュール基板は、前記第1の面に、前記第2の面のグラウンドパターンとスルーホールを介して接続されたグラウンドラインを有し、
前記第1の面に形成され、前記第2の面の電源ラインパターンとスルーホールを介して接続された前記第1の面の電源ライン、および前記グラウンドラインと接続されたバイパスコンデンサを有する
請求項17に記載のチューナモジュール。 - 前記主基板は、第1の接続端子を有し、
前記モジュール基板は、前記第2の面に前記第1の接続端子と電気的に接続する第2の接続端子を含む
請求項15に記載のチューナモジュール。 - 前記第2の接続端子は、前記第1の面に形成された信号ラインと、スルーホールを介して接続されている
請求項19に記載のチューナモジュール。 - 前記モジュール基板は、チューナの主要部が一つの集積回路に集積され、
前記チューナの主要部は、入力端子から入力された信号を増幅する第1の増幅部と、
第1の周波数の第1の発振信号を出力する第1の発振部と、
前記第1の発振部から出力された第1の発振信号および前記第1の増幅部から出力された信号に応じた前記第1の中間周波信号を出力する第1のミキサーと、
第2の周波数の第2の発振信号を出力する第2の発振部と、
前記第2の発振部から出力された第2の発振信号および前記第1のミキサーから出力された第1の中間周波信号に応じて、第2の中間周波信号を出力する第2のミキサーとを含み、
少なくとも、前記第1の発振部から発振される第1の発振信号、または第2の発振部から発振される第2の発振信号が、イメージ除去するように設定されている
請求項15に記載のチューナモジュール。 - 第1のミキサーから出力された第1の中間周波信号から所望の周波数成分のみを前記第2のミキサーに出力する第1のフィルタ部を有し、
前記第2のミキサーは、前記第2の発振部から出力された第2の発振信号および前記第1のフィルタ部から出力された第1の中間周波信号に応じて、第2の中間周波信号を出力する
請求項21に記載のチューナモジュール。 - 前記第1のフィルタ部は、前記集積回路の外部に形成されている
請求項22に記載のチューナモジュール。 - 前記第1のミキサーから出力された第1の中間周波信号を増幅する第2の増幅部を有する
請求項21に記載のチューナモジュール。 - 前記第2のミキサーから出力された第2の中間周波信号を増幅する第2の増幅部を有する
請求項21に記載のチューナモジュール。 - 前記第2の増幅部から出力された第2の中間周波信号から所望の周波数成分のみを出力する第2のフィルタ部を有する
請求項25に記載のチューナモジュール。 - 主基板に実装されるチューナモジュールであって、
前記チューナモジュールは、第1の面に信号ライン、および前記信号ラインを除く領域に少なくとも電源ラインが形成され、前記第1の面に対向する第2の面にグラウンドパターン、および前記グラウンドパターンを除く領域に最小限の電源ラインパターンが形成されたモジュール基板を含み、
前記第1の面の電源ラインと、前記第2の面の電源ラインパターンとがスルーホールを介して接続されており、
前記モジュール基板の一方の面側に形成されているシールドカバーを含み、
前記シールドカバーは、前記主基板に形成された被係止部と係止する係止部を含む
チューナモジュール。 - 前記モジュール基板は、前記シールドカバーをあらかじめ決められた位置に保持するための第2の被係止部を含み、
前記シールドカバーの係止部は、前記モジュール基板に形成された第2の被係止部に係止し、かつ前記主基板に形成された係止部に係止する
請求項27に記載のチューナモジュール。
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