JP2003143029A - チューナモジュール、電子機器 - Google Patents

チューナモジュール、電子機器

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JP2003143029A
JP2003143029A JP2001337758A JP2001337758A JP2003143029A JP 2003143029 A JP2003143029 A JP 2003143029A JP 2001337758 A JP2001337758 A JP 2001337758A JP 2001337758 A JP2001337758 A JP 2001337758A JP 2003143029 A JP2003143029 A JP 2003143029A
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mixer
signal
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tuner
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JP2001337758A
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Inventor
Shinichi Kitazono
真一 北園
Seiichiro Fukai
誠一郎 深井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型化および薄型化を図れるチューナモジュー
ル及び電子機器を提供する。 【解決手段】入力された信号を増幅するRFアンプ11
0と、第1の発振信号を出力する第1のオシレータ12
1と、第1の発振信号およびRFアンプ110から出力
された信号源に応じた第1の中間周波信号を出力する第
1のミキサー120と、第2の発振信号を出力する第2
のオシレータ151と、第2の発振信号および第1のミ
キサー120から出力された第1の中間周波信号に応じ
た第2の中間周波信号を出力する第2のミキサー150
とを含むチューナとを設け、少なくとも、第1の発振信
号、または第2の発振信号がイメージ除去するように設
定し、少なくともRFアンプ110、第1のオシレータ
121、第1のミキサー120、第2のオシレータ15
1、および第2のミキサー150を1チップに集積し、
チューナを覆うようにシールドカバーを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、放送電
波等の情報を含む電磁波を受信するチューナモジュール
およびそれを用いた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、放送電波等の映像や音声情報を含
む電磁波を受信し、映像を映し出し音声を出力するテレ
ビ(TV)が普及している。上述のテレビでは、たとえ
ば、複数の放送電波等の情報を含む電磁波を受信し選局
するためのチューナが内蔵されている。
【0003】近年では、上述のチューナは、たとえばブ
ラウン管や液晶型ディスプレイ等のディスプレイ部から
分離してモジュール化されている。
【0004】上述のチューナには、たとえば、受信信号
を中間周波数に変換するシングルコンバージョン方式
や、受信信号を第1の中間周波数に変換し、さらに第2
の中間周波数に変換するダブルコンバージョン方式のチ
ューナが知られている。
【0005】図6は、従来のシングルコンバージョン方
式のチューナの機能ブロックの一具体例を示す図であ
る。
【0006】シングルコンバージョン方式のチューナ3
00は、たとえば、図6に示すように、ハイパスフィル
タ311、ローパスフィルタ312、バンドパスフィル
タ321、バンドパスフィルタ322、RF(Radio fr
equency )アンプ331、RFアンプ332、バンドパ
スフィルタ341、バンドパスフィルタ342、UHF
(Ultra high frequency)ミキサー351、VHF(Ve
ry high frequency )ミキサー352、UHFオシレー
タ361、VHFオシレータ362、IF(Intermedia
te frequency)アンプ371、IFアンプ372、およ
びバンドパスフィルタ380を有する。
【0007】たとえば、RF信号を出力する不図示のア
ンテナ部には、UHF信号の処理系である、ハイパスフ
ィルタ311,バンドパスフィルタ321,RFアンプ
331,バンドパスフィルタ341,UHFミキサー3
51,およびIFアンプ371が直列に接続され、IF
アンプ371はバンドパスフィルタ380に接続されて
いる。また、UHFミキサー351にはUHFオシレー
タ361が接続されている。
【0008】また、不図示のアンテナ部には、VHF信
号の処理系である、ローパスフィルタ312,バンドパ
スフィルタ322,RFアンプ332,バンドパスフィ
ルタ342,VHFミキサー352,およびIFアンプ
372が直列に接続され、IFアンプ372はバンドパ
スフィルタ380に接続されている。また、VHFミキ
サー352にはVHFオシレータ362が接続されてい
る。
【0009】また、たとえば、UHFミキサー351,
VHFミキサー352,およびIFアンプ371,37
2は、IC(Integrated circuit)に集積化されてい
る。
【0010】この従来のシングルコンバージョン方式の
チューナ300は、たとえば、VHFおよびUHF周波
数帯域の電磁波を受信可能である。ここで、VHF周波
数帯域は90〜222MHzに12チャンネル、UHF
周波数帯域は470〜770MHzに50チャンネル割
り当てられており、1チャンネル当り占有帯域幅は6M
Hzである。
【0011】UHF信号系のハイパスフィルタ311
は、たとえば、不図示のアンテナ部により入力されたR
F(高周波)信号から、映像中間周波数に近い妨害波が
通過することを防ぎ、また、所定の周波数よりも高い信
号、たとえば、UHF信号を通過するように設定されて
いる。たとえば、ハイパスフィルタ311は、複数の空
芯コイルやキャパシタにより構成される。
【0012】バンドパスフィルタ321は、ハイパスフ
ィルタ311から出力された信号から所望の周波数、た
とえば、UHF周波数帯域である470〜770MHz
の信号をRFアンプ331に出力する。また、ハイパス
フィルタ311は、発振信号や不要な信号等がチューナ
の外部に漏れるのを防いでいる。たとえば、バンドパス
フィルタ321は、インダクタンスが調整可能な空芯コ
イルおよびキャパシタにより構成される。
【0013】RFアンプ331は、ハイパスフィルタ3
11およびバンドパスフィルタ321の出力を受信し、
信号レベルを増幅する。たとえば、RFアンプ331
は、トランジスタやMOSFET(Metal-oxide semico
nductor field-effective transistor)により構成され
る。
【0014】バンドパスフィルタ341は、RFアンプ
331で増幅されたRF信号から、所望の周波数の信号
に同調を取るとともに、局部発振周波数や中間周波数の
信号が受信機外部に漏れるのを防いでいる。たとえば、
バンドパスフィルタ341は、インダクタンスが調整可
能な空芯コイルおよびキャパシタにより構成される。
【0015】UHFミキサー351は、たとえば、UH
Fオシレータ361から出力された発振信号を用いて、
バンドパスフィルタ341から出力されたRF信号を中
間周波信号に変換し出力する。
【0016】UHFオシレータ361は、発振信号を発
振する。また、UHFオシレータ361は、たとえば、
調整可能な空芯コイルおよびキャパシタから構成されて
いる。
【0017】IFアンプ371は、UHFミキサー35
1により出力された中間周波信号を受信し、その信号レ
ベルを増幅し出力する。
【0018】バンドパスフィルタ380は、UHF信号
系から出力された中間周波信号を受信し、不要な周波数
成分を濾波し、所望の周波数の中間周波信号のみを出力
する。
【0019】また、後述するようにバンドパスフィルタ
380は、VHF信号系から出力された中間周波信号を
受信し、不要な周波数成分を濾波し、所望の周波数の中
間周波信号のみを出力する。また、バンドパスフィルタ
380は、たとえば、インダクタンスが調整可能な空芯
コイルおよびキャパシタにより構成されている。
【0020】VHF信号系もほぼ同様である。
【0021】ローパスフィルタ312は、たとえば、不
図示のアンテナ部により入力されたRF信号から、映像
中間周波数に近い妨害波が通過するのを防ぎ、また、所
定の周波数よりも低い信号、たとえば、VHF信号が通
過するように設定されている。たとえば、ローパスフィ
ルタ312は、複数の空芯コイルやキャパシタにより構
成される。
【0022】バンドパスフィルタ322は、ローパスフ
ィルタ312から出力された信号から所望の周波数、た
とえば、VHF周波数帯域である90〜222MHzの
RF信号をRFアンプ332に出力する。また、ローパ
スフィルタ312は、発振信号や不要な信号等がチュー
ナの外部に漏れるのを防ぐ。また、バンドパスフィルタ
322は、たとえば、インダクタンスが調整可能な空芯
コイルやキャパシタにより構成される。
【0023】RFアンプ332は、ローパスフィルタ3
12およびバンドパスフィルタ322の出力を受信し、
信号レベルを増幅する。たとえば、RFアンプ332
は、トランジスタやMOSFETにより構成される。
【0024】バンドパスフィルタ342は、RFアンプ
332で増幅されたRF信号から、所望の周波数の信号
のみを通過させる。たとえば、バンドパスフィルタ34
2は、インダクタンスが調整可能な空芯コイルおよびキ
ャパシタにより構成される。
【0025】VHFミキサー352は、たとえば、VH
Fオシレータ362から出力された発振信号を用いて、
バンドパスフィルタ342から出力されたRF信号を中
間周波信号に変換し出力する。
【0026】VHFオシレータ362は、発振信号を発
振する。また、VHFオシレータ362は、たとえば、
インダクタンスが調整可能な空芯コイルおよびキャパシ
タから構成されている。
【0027】IFアンプ372は、VHFミキサー35
2により出力された中間周波信号を受信し、信号レベル
を増幅し出力する。
【0028】上述した構成のシングルコンバージョン方
式のチューナ300では、不図示のアンテナ部で受信さ
れた放送電波が、ハイパスフィルタ311により、所定
の周波数より高い周波数のRF信号、たとえば、UHF
信号のみが通過し、バンドパスフィルタ321で、所望
の周波数範囲の信号のみが通過し、RFアンプ331で
バンドパスフィルタ321で通過した信号が増幅され、
さらに、バンドパスフィルタ341で、所望の周波数範
囲の信号のみが通過および不要な信号を排除し、UHF
ミキサー351により中間周波信号に変換され、IFア
ンプ371によりその信号が増幅され、さらに、バンド
パスフィルタ380により不要な周波数成分が取り除か
れ、所望の周波数成分の中間周波信号が出力される。
【0029】また、不図示のアンテナ部で受信された放
送電波は、ローパスフィルタ312では、所定の周波数
より低い周波数のRF信号、たとえばVHF信号のみが
通過し、バンドパスフィルタ322で、所望の周波数範
囲の信号のみが通過し、RFアンプ332でバンドパス
フィルタ322で通過した信号が増幅され、さらに、バ
ンドパスフィルタ342で、所望の周波数範囲の信号の
みが通過および不要な信号を排除し、VHFミキサー3
52により中間周波信号に変換され、IFアンプ372
によりその信号が増幅され、さらに、バンドパスフィル
タ380により不要な周波数成分が取り除かれ、所望の
周波数成分の中間周波信号が出力される。
【0030】上述したように、従来のシングルコンバー
ジョン方式のチューナ300では、複数の空芯コイルが
用いられて、構成されている。
【0031】次に、上述のシングルコンバージョン方式
のチューナよりも、たとえば、歪み特性がよいダブルコ
ンバージョン方式のチューナを説明する。
【0032】図7は、従来のダブルコンバージョン方式
のチューナの機能ブロックの一例を示す図である。
【0033】従来のダブルコンバージョン方式のチュー
ナ400は、たとえば、図7に示すように、バンドパス
フィルタ410、RFアンプ420、バンドパスフィル
タ430、第1のミキサー440、第1のオシレータ4
41、第1のIFアンプ450、バンドパスフィルタ4
60、第2のミキサー470、第2のオシレータ47
1、第2のIFアンプ480、およびバンドパスフィル
タ490を有する。
【0034】上述のバンドパスフィルタ410,RFア
ンプ420,バンドパスフィルタ430,第1のミキサ
ー440,第1のIFアンプ450,バンドパスフィル
タ460,第2のミキサー470,第2のIFアンプ4
80,およびバンドパスフィルタ490は直列に接続さ
れている。
【0035】また、第1のオシレータ441は第1のミ
キサー440に接続され、第2のオシレータ471は第
2のミキサー470に接続されている。
【0036】また、たとえば、第1のミキサー440お
よび第1のIFアンプ450、ならびに、第2のミキサ
ー470および第2のIFアンプ480は、ICに集積
化されている。
【0037】上述した従来のダブルコンバージョン方式
のチューナ400では、たとえば、40〜890MHz
の周波数を受信可能である。つまり、Air放送、CA
TV(Cable television)等のVHF,UHF放送を受
信可能である。
【0038】バンドパスフィルタ410は、たとえば、
上述した所望の周波数の信号のみを通過させる。また、
バンドパスフィルタ410は、インダクタンスが調整可
能な空芯コイルおよびキャパシタで構成されている。
【0039】RFアンプ420は、バンドパスフィルタ
410の出力を受信し、信号レベルを増幅する。
【0040】バンドパスフィルタ430は、RFアンプ
420で増幅されたRF信号から、所望の周波数の信号
に同調を取るとともに、発振信号や不要な信号が漏れる
のを防ぐ。たとえば、バンドパスフィルタ430は、イ
ンダクタンスが調整可能な空芯コイルおよびキャパシタ
により構成される。
【0041】第1のミキサー440は、たとえば、第1
のオシレータ441から出力された第1の発振信号を用
いて、バンドパスフィルタ430から出力されたRF信
号を第1の中間周波信号に変換し出力する。
【0042】第1のオシレータ441は、第1の発振信
号を発振する。
【0043】第1のIFアンプ450は、第1のミキサ
ー440から出力された第1の中間周波信号を受信し、
その信号レベルを増幅し出力する。
【0044】バンドパスフィルタ460は、第1のIF
アンプ450から出力された第1の中間周波信号から所
望の周波数のみを出力し、たとえば、不要な周波数成分
の発振信号が通過するのを防ぐ。
【0045】第2のミキサー470は、バンドパスフィ
ルタ460から出力された第1の中間周波信号と、第2
のオシレータ471から出力された第2の発振信号に応
じて、所定の第2の中間周波信号に変換する。
【0046】第2のオシレータ471は、第2の基準周
波数の第2の発振信号を発振する。
【0047】第2のIFアンプ480は、第2のミキサ
ー470から出力された第2の中間周波信号を受信し、
その信号レベルを増幅し出力する。
【0048】バンドパスフィルタ490は、第2のIF
アンプ480から出力された第2の中間周波信号を受信
し、不要な周波数成分、たとえば、発振信号などを排除
し、所望の周波数の第2の中間周波信号のみを出力す
る。
【0049】上述したようにダブルコンバージョン方式
のチューナ400では、たとえば、不図示のアンテナ部
から出力されたRF信号がバンドパスフィルタ410に
入力される。そして、バンドパスフィルタ410では、
所望の周波数成分のみのRF信号が通過する。
【0050】RFアンプ420では、その信号が増幅さ
れ、バンドパスフィルタ430では、さらに所望の周波
数成分のみが通過する。そして、第1のミキサー440
では、第1のオシレータ441から出力された第1の発
振信号とバンドパスフィルタ430から出力されたRF
信号が混合されて第1の中間周波信号が出力され、第1
のIFアンプ450で増幅され、バンドパスフィルタ部
460では、所望の周波数成分の第1の中間周波信号が
通過する。
【0051】第2のミキサー470では、第2のオシレ
ータ471から出力された第2の発振信号と、バンドパ
スフィルタ部460から出力された第1の中間周波信号
が混合され、第2の中間周波信号が出力される。そし
て、第2のIFアンプ480では、第2のミキサー47
0から出力された、第2の中間周波信号が増幅され、バ
ンドパスフィルタ490では、不要な周波数成分が濾波
され、所望の周波数成分の第2の中間周波信号のみが通
過し出力される。
【0052】上述したようにチューナ400およびチュ
ーナ300では、回路を形成する全てまたは一部のイン
ダクタンスに空芯コイルを採用している。
【0053】これは、たとえば、VHFおよびUHF周
波数帯域のトラッキングフィルター回路のインダクタン
スの場合には、現時点において空芯コイルを用いたほう
が、Q値が高く性能が良いからである。
【0054】また、上述のフィルタでは、同調周波数の
調整が必要なことから、性能がよく調整可能な空芯コイ
ルが用いられている。
【0055】図8は、従来の空芯コイルを用いたチュー
ナを内蔵しているチューナモジュールの一例を示す斜視
図である。
【0056】従来のチューナ、たとえば、上述したチュ
ーナ300または400を内蔵しているチューナモジュ
ール10aは、たとえば、図8に示すように、基板20
a上に電磁波を遮蔽するためのシールドカバー30aが
形成されている。
【0057】図9は、図8のチューナモジュールのB−
B線における断面図である。
【0058】チューナモジュール10aは、たとえば、
図9に示すように、基板20a上に、ICチップ40
a、チップ部品50a、および空芯コイル60a等が形
成され、それらを覆うように、シールドカバー30aが
形成されている。
【0059】ICチップ40aは、たとえば、チューナ
の主要部がICチップ上に形成されている。
【0060】チップ部品50aは、上述のチューナに用
いられる電子素子であり、たとえば、複数のキャパシタ
や抵抗等である。
【0061】空芯コイル60aは、たとえば、上述した
チューナにおいて、フィルタやオシレータにおいて用い
られる空芯コイルである。また、空芯コイル60aは、
たとえば、インダクタンス値の調整が可能であっても良
い。
【0062】上述したように、チューナ300および4
00では、回路を形成するすべてまたは一部のインダク
タンスに空芯コイルを採用している。
【0063】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た空芯コイル60aは、それ自体が他の素子と比較し
て、たとえば高さが高く、体積も大きく、チューナモジ
ュールの小型化および薄型化に障壁となる。
【0064】ここで、上述のチューナに用いられる空芯
コイルの形状が大きい理由を示す。
【0065】空芯コイルのインダクタンスLは、ソレノ
イドの長さxと、長さxの間の巻き数N、ソレノイドの
内径の半径rを用いて、次式のように表される。
【数1】 L=Kn ・4π222 ・10-7/x (H)
【数2】Kn =1/{1+0.9(r/x)−0.02
(r/x)2
【0066】係数Kn は、r/xの関数であり、3次以
上の高次の項は省略している。
【0067】上述したように、数式1および2による
と、薄型化のために内径rを小さくし、これに伴いコイ
ルの線経を小さくし、巻き数Nを増やせば、同じインダ
クタンスの値の空芯コイルが得られる。
【0068】しかし、実用上では、線経を小さくして、
内径rを小さくし、巻き数Nを多くした場合には、コイ
ルの形状が崩れ易い等、取り扱いが難しく、またQ値の
低下があるために実用には適さなかった。
【0069】そのため、ある程度以上のコイル内径rお
よび線経のコイルを用いる必要がある。
【0070】しかし、空芯コイルは形状を小さくする
と、Q値の低下、インダクタンス値の不足等の問題があ
り、あまり小さい形状で用いることができなかった。
【0071】また、空芯コイル60aは、シールドカバ
ー(表シールドカバーとも言う)に接触するとショート
する可能性がある。
【0072】また、空芯コイル60aとシールドカバー
の距離が短い場合には、コイルの磁束が表シールドカバ
ーに遮られ空芯コイル60aの特性が変化するために、
空芯コイル60aとシールドカバーをあまり近づけるこ
とができない。
【0073】そのため、たとえば、Air放送、CAT
V等のVHF、およびUHFの周波数帯域を受信するた
めのチューナは、空芯コイル60aとシールドカバー3
0aの関係から、チューナモジュールの薄型化および小
型化には不利であり、たとえば厚みが約5mm程度まで
しかチューナモジュール形状を薄型化することができな
いという問題点があった。
【0074】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、小型化および薄型化を図れるチ
ューナモジュールおよび電子機器を提供することにあ
る。
【0075】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のチューナモジュールは、チューナを内蔵す
るチューナモジュールであって、前記チューナは、入力
端子から入力された信号を増幅する第1の増幅部と、第
1の周波数の第1の発振信号を出力する第1の発振部
と、前記第1の発振部から出力された第1の発振信号お
よび前記第1の増幅部から出力された信号に応じた前記
第1の中間周波信号を出力する第1のミキサーと、第2
の周波数の第2の発振信号を出力する第2の発振部と、
前記第2の発振部から出力された第2の発振信号および
前記第1のミキサーから出力された第1の中間周波信号
に応じて、第2の中間周波信号を出力する第2のミキサ
ーとを含み、少なくとも、前記第1の発振部から発振さ
れる第1の発振信号、または第2の発振部から発振され
る第2の発振信号が、イメージ除去するように設定され
ている。
【0076】好適には、前記チューナの前記第1の増幅
部、第1の発振部、第1のミキサー、第2の発振部、お
よび第2のミキサーは、1チップに集積化されている。
【0077】また、好適には、前記第1のミキサーから
出力された第1の中間周波信号から所望の周波数成分の
みを前記第2の増幅部に出力する第1のフィルタ部を有
し、前記第2のミキサーは、前記第2の発振部から出力
された第2の発振信号および前記第1のフィルタ部から
出力された第1の中間周波信号に応じて、第2の中間周
波信号を出力する。
【0078】また、好適には、前記第1のフィルタ部
は、前記チップの外部に形成されている。
【0079】また、好適には、前記チューナから出力さ
れる電磁波を外部に対して遮蔽し、かつ外部からの電磁
波を前記チューナから遮断する電磁シールドカバーを有
する。
【0080】また、好適には、前記第1のミキサーから
出力された第1の中間周波信号を増幅する第2の増幅部
を有する。
【0081】また、好適には、前記第2のミキサーから
出力された第2の中間周波信号を増幅する第3の増幅部
を有する。
【0082】また、好適には、前記第3の増幅部から出
力された第2の中間周波信号から所望の周波数成分のみ
を出力する第2のフィルタ部を有する。
【0083】さらに、前記目的を達成するために、本発
明の電子機器は、チューナモジュールを含む電子機器で
あって、前記チューナモジュールは、入力端子から入力
された信号を増幅する第1の増幅部と、第1の周波数の
第1の発振信号を出力する第1の発振部と、前記第1の
発振部から出力された第1の発振信号および前記第1の
増幅部から出力された信号に応じた前記第1の中間周波
信号を出力する第1のミキサーと、第2の周波数の第2
の発振信号を出力する第2の発振部と、前記第2の発振
部から出力された第2の発振信号および前記第1のミキ
サーから出力された第1の中間周波信号に応じて、第2
の中間周波信号を出力する第2のミキサーと、電磁波を
外部に対して遮断し、かつ外部からの電磁波を遮断する
電磁シールドとを含み、少なくとも、前記第1の発振部
から発振される第1の発振信号、または第2の発振部か
ら発振される第2の発振信号が、イメージ除去するよう
に設定されている。
【0084】好適には、前記チューナモジュールの前記
第1の増幅部、第1の発振部、第1のミキサー、第2の
発振部、および第2のミキサーは、1チップに集積化さ
れている。
【0085】また、好適には、前記第1のミキサーから
出力された第1の中間周波信号から所望の周波数成分の
みを前記第2の増幅部に出力するフィルタ部を有し、前
記第2のミキサーは、前記第2の発振部から出力された
第2の発振信号および前記フィルタ部から出力された第
1の中間周波信号に応じて、第2の中間周波信号を出力
する。
【0086】また、好適には、前記フィルタ部は、前記
チップの外部に形成されている。
【0087】また、好適には、前記第1のミキサーから
出力された第1の中間周波信号を増幅する第2の増幅部
を有する。
【0088】また、好適には、前記第2のミキサーから
出力された第2の中間周波信号を増幅する第3の増幅部
を有する。
【0089】また、好適には、前記第3の増幅部から出
力された第2の中間周波信号から所望の周波数成分のみ
を出力する第2のフィルタ部を有する。
【0090】本発明によれば、チューナモジュールに内
蔵されたチューナでは、信号が入力端子から入力される
と、第1の増幅部では信号が増幅される。第1の発振部
では、第1の周波数の第1の発振信号が出力される。そ
して、第1のミキサーでは、第1の増幅部で増幅された
信号が、第1の発振部で発振された第1の発振信号に応
じた第1の中間周波信号が出力される。
【0091】そして、第2の発振部では、第2の周波数
の第2の発振信号が出力される。第2のミキサーでは、
第2の発振部から出力された第2の発振信号および第1
のミキサーから出力された第1の中間周波信号に応じた
第2の中間周波信号を出力する。
【0092】このとき、少なくとも、第1の発振部から
発振される第1の発振信号、または第2の発振部から発
振される第2の発振信号が、イメージ除去するように設
定されている。
【0093】また、上述のチューナは1チップ上に形成
されている。また、チューナから出力される電磁波、お
よび外部からの電磁波を遮断するための電磁シールドカ
バーがチューナを覆うように形成されている。
【0094】この際、チューナが空芯コイルを用いてい
ないので、電磁シールドが薄く形成され、一般的なチュ
ーナモジュールよりも薄くかつ小型に形成される。
【0095】そして、上述のチューナモジュールを用い
ることにより、従来よりも薄型かつ小型のチューナ内臓
の電子機器が形成される。
【0096】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るチューナモ
ジュールに内蔵されているチューナの一実施の形態の機
能ブロック図である。
【0097】本実施の形態に係るチューナモジュールに
内蔵されているチューナ100は、RFアンプ110、
第1のミキサー120、第1のオシレータ121、第1
のIFアンプ130、バンドパスフィルタ140、第2
のミキサー150、第2のオシレータ151、第2のI
Fアンプ160、およびバンドパスフィルタ170を有
する。
【0098】RFアンプ110,第1のミキサー12
0,第1のIFアンプ130,バンドパスフィルタ14
0,第2のミキサー150,第2のIFアンプ160,
およびバンドパスフィルタ170は、直列に接続されて
いる。
【0099】第1のミキサー120には第1のオシレー
タ121が接続され、第2のミキサー150には第2の
オシレータ151が接続されている。
【0100】また、RFアンプ110、第1のミキサー
120、第1のオシレータ121、第1のIFアンプ1
30、第2のミキサー150、第2のオシレータ15
1、および第2のIFアンプ160は、たとえば、IC
チップ上に集積化されている。
【0101】本実施の形態に係るチューナは、従来のチ
ューナとほぼ同様な構成要素であり、相違点を説明す
る。
【0102】RFアンプ110は、不図示のアンテナ部
に接続された入力端子から入力されたRF信号を増幅す
る。たとえば、具体的には、RFアンプ110は、不図
示のアンテナ部に接続された入力端子から入力された、
40〜890MHzの周波数のRF信号を増幅し、第1
のミキサー120に出力する。
【0103】第1のミキサー120は、第1のオシレー
タ121から出力された第1の発振信号に応じて、RF
アンプ110から出力されたRF信号を所定の周波数の
第1の中間周波信号に変換し出力する。
【0104】具体的には、第1のミキサー120は、た
とえば、後述するように、第1のオシレータ121から
出力された周波数1260〜2110MHzの第1の発
振信号に応じて、RFアンプ110により入力された周
波数40〜890MHzのRF信号を、所定の第1の中
間周波数、たとえば周波数1220MHzの中間周波信
号に変換する。
【0105】たとえば、第1のミキサー120は、周波
数890MHzのRF信号を選択する場合には、第1の
オシレータ121の発振する第1の基準周波数が211
0MHzに設定され、減算混合されて、周波数|211
0−890|=1220(MHz)の第1の中間周波信
号が出力される。また、この際、イメージの加算混合成
分が除去される。
【0106】第1のオシレータ121は、上述したよう
に第1のミキサー120から出力されたRF信号を、第
1の中間周波信号に変換するための第1の基準周波数の
第1の発振信号を発振し出力する。
【0107】たとえば、具体的には、周波数1260〜
2110MHzの第1の基準周波数の発振信号を発振可
能である。
【0108】第1のIFアンプ130は、第1のミキサ
ー120から出力された第1の中間周波信号の信号レベ
ルを増幅する。
【0109】バンドパスフィルタ140は、第1のIF
アンプ130から出力された第1の中間周波信号から、
不要な周波数成分を排除し、所望の周波数のみを通過さ
せる。たとえば、1220MHzの周波数成分のみを通
過させる。また、バンドパスフィルタ140は、たとえ
ば、上述したICチップの外部に形成されている。
【0110】たとえば、バンドバスフィルタ140で
は、コンダクタンス成分を実現するために、たとえば、
短い金属線等が用いられる。これは、第1の中間周波信
号の周波数が1220MHzと高く設定されているため
に、短い金属配線等によりコンダクタンス成分を実現す
ることができ、空芯コイルを用いる必要がないためであ
る。
【0111】第2のミキサー150は、バンドパスフィ
ルタ140から所望の周波数のみが出力された第1の中
間周波信号を受信し、その第1の中間周波信号を第2の
オシレータ151から出力された第2の発振信号に応じ
て、第2の中間周波信号を出力する。
【0112】この際、第2のミキサー150から出力さ
れる第2の中間周波信号と、第1のミキサー120から
出力される第1の中間周波信号の周波数が異なるため
に、第1のミキサー120の混合の際に生成される不要
なイメージ、たとえばRF信号と第1の発振信号の和算
混合成分等をさらに除去することができる。
【0113】第2のミキサー150は、具体的には、周
波数1220MHzの第1の中間周波数と、第2のオシ
レータ151から出力された第2の発振信号、たとえば
周波数1164MHzの発振信号を減算混合し、周波数
|1220−1164|=56(MHz)の第2の中間
周波信号を出力する。
【0114】第2のオシレータ151は、上述したよう
に第2のミキサー150に、第2の中間周波信号に変換
するための第2の発振信号を発振する。また、第2のオ
シレータ151で発振される周波数は固定されている。
【0115】具体的には、第2のオシレータ151は、
上述したように周波数56MHzの第2の中間周波信号
を第2のミキサー150に出力させるために、たとえ
ば、周波数1164MHzの第2の発振信号を発振す
る。
【0116】また、たとえば、第2の中間周波数は、ヨ
ーロッパでは36MHz、アメリカ合衆国では43MH
z、日本では56MHzと規格が定められているので、
使用する地域により第2のオシレータ151で発生する
周波数を設定する。たとえば、ヨーロッパでは1184
MHz、アメリカ合衆国では1177MHz、日本では
1164MHzに設定される。
【0117】第2のIFアンプ160は、第2のミキサ
ー150から出力された第2の中間周波信号を増幅す
る。
【0118】バンドパスフィルタ170は、第2のIF
アンプ160から出力された第2の中間周波信号から、
不要な周波数成分を排除し所望の周波数成分のみを出力
する。たとえば、56MHzの周波数成分のみを通過さ
せる。
【0119】上述したように、本実施の形態に係るチュ
ーナモジュールに内蔵されたチューナ100では、空芯
コイルを用いないで構成することができる。
【0120】図2は、本発明に係るチューナモジュール
の一実施の形態を示す斜視図である。
【0121】本実施の形態に係るチューナモジュール1
0は、図2に示すように、たとえば、基板20に電磁波
を遮蔽するための電磁シールドカバー(シールドカバー
とも言う)30が形成されている。シールドカバー30
は、上述したようにチューナモジュール10に内蔵され
ているチューナ100に空芯コイルが用いらていないた
めに、従来のチューナモジュールの電磁シールドに比べ
て、薄く形成されている。チューナモジュール10の大
きさは、たとえば、約48mm×20mm×3mmであ
る。
【0122】図3は、図2のチューナモジュールのA−
A線に対する断面の一例を示す図である。
【0123】チューナモジュール10は、図3に示すよ
うに、ICチップ40、チップ部品50が形成されてい
る。
【0124】ICチップ40には、上述したようにチュ
ーナ100の主要部、たとえば、RFアンプ110、第
1のミキサー120、第1のオシレータ121、第1の
IFアンプ130、第2のミキサー150、第2のオシ
レータ151、および第2のIFアンプ160が形成さ
れている。
【0125】また、チップ部品50は、チューナ100
に係る電子素子であり、たとえば、チップ状のレジスタ
やキャパシタ等である。
【0126】上述したように、本実施の形態に係るチュ
ーナモジュール10は、入力された信号を増幅するRF
アンプ110と、第1の周波数の第1の発振信号を出力
する第1のオシレータ121と、第1のオシレータ12
1から出力された第1の発振信号およびRFアンプ11
0から出力された信号に応じた第1の中間周波信号を出
力する第1のミキサー120と、第2の周波数の第2の
発振信号を出力する第2のオシレータ151と、第2の
オシレータ151から出力された第2の発振信号および
第1のミキサー120から出力された第1の中間周波信
号に応じた第2の中間周波信号を出力する第2のミキサ
ー150とを含むチューナとを設け、少なくとも第1の
発振信号または第2の発振信号をイメージ除去するよう
に設定し、少なくともRFアンプ110、第1のオシレ
ータ121、第1のミキサー120、第2のオシレータ
151、および第2のミキサー150を1チップICに
集積し、そのチューナを覆うように形成された電磁波を
遮断するシールドカバー30を設けたので、一般的な空
芯コイルを用いたチューナモジュールに比べて、空芯コ
イルが形成されていない分、シールドカバー30を基板
20からの距離をより短くすることができる。
【0127】つまり、一般的なチューナモジュールでは
空芯コイルが形成されていたので、シールドカバー30
を空芯コイルに接触しないように、さらに、空芯コイル
の特性が変化しないように、空芯コイルから特性が変化
しない距離まで離して形成していたが、本実施の形態に
係るチューナモジュール10ではその必要がなく、たと
えば、基板20上に実装されている素子の一番背の高い
部品、たとえば、ICチップ40の近傍にまでシールド
カバー30を近づけることができ、チューナモジュール
を小型化および薄型化することができる。たとえば、チ
ューナモジュールの厚みを約2〜3mm程度まで薄型化
することができる。
【0128】図4は、図1のチューナを内蔵したチュー
ナモジュールを用いた電子機器である受信機の一実施の
形態を示すブロック図である。
【0129】受信機200は、図4に示すように、アン
テナまたは他のソースから受信されたRF信号は、チュ
ーナ100により中間周波数に変換され出力され、残留
側波帯(VSB)ビデオ検波器210およびビデオプロ
セッサおよびドライバ220に送られてビデオ出力信号
を発生する。ビデオ信号は、同期AM復調器を通して検
波される。
【0130】チューナ100の出力はまた、FMオーデ
ィオ検波器230およびオーディオプロセッサおよびド
ライバ240に送られてオーディオ出力信号を発生す
る。オーディオ検波は、直交基準のために位相ロックル
ープを利用する直交FM検波器より実行される。
【0131】シリアルディジタルインターフェース25
0は、シリアルインターフェースバスから、シリアルデ
ィジタルデータ、シリアルクロックを受信する。バイア
スおよび制御ロジック回路260は、内部バイアス電圧
および電流を定めかつチューナのステータスおよび制御
レジスタを保守する。周波数基準270は、外部基準ク
リスタルに同期化される発振器である。
【0132】上述のチューナ100を除いた受信機20
0の詳細な説明および動作は、たとえば、特開平10−
336536号公報に詳細に説明されているので省略す
る。
【0133】上述の構成の受信機によれば、チューナ1
00に、空芯コイルが形成されていないので、たとえ
ば、図5に示すような電子機器の一具体例であるPDA
(Personal digital assistant)1、ノートパソコン、
携帯端末、デジタルカメラ等に必要とされる薄型化や小
型化のチューナモジュールの開発に有利であり、セット
側のスペースの制約が少なくなるため、さらにセットの
小型化や特徴あるデザインが可能となる。
【0134】また、一般的な空芯コイルを用いたチュー
ナモジュールにおいては、調整可能なコイルの調整作業
は、ある程度の経験が必要であったが、本発明により、
性能のばらつき要因が低減し、品質が安定するという利
点がある。
【0135】また、調整作業が不要になり調整するため
の設備も不要となり設備費が低減されるという利点があ
る。
【0136】さらに、作業性の改善はもとよりチューナ
専用の工場でなくてもチップマウント設備がある工場で
あれば生産可能であるため、コスト的に有利な消費地生
産も行いやすく、デリバリー面でも有利な供給体制が可
能となる。
【0137】従来より大幅に小型化および薄型化するこ
とができたため、セット側のスペースに余裕が生まれ、
セットを設計簡素化およびデザインの自由度が上がるな
どの利点があり、従来ではチューナモジュールが大きす
ぎて搭載できなかった電子機器にも搭載することがで
き、あたらしい用途も生まれるという利点がある。
【0138】また、軽量かつ小型化および薄型化するこ
とができるために、表面実装形状とすることが可能とな
り、従来のように手作業で実装する必要が無くなり、た
とえばマウント機械でマウント実装することができるの
でセットの生産性が向上するという利点がある。
【0139】また、軽量小型薄型に形成することができ
るので、採用する部品も小さく作り出せ、出来上がった
チューナモジュールを流通させるに当たり、効率がよく
環境に有利であるという利点がある。
【0140】なお、本発明は本実施の形態に限られるも
のではなく、任意好適な種々の改変が可能である。たと
えば、本実施の形態では、QFP(Quad flat package
)型ICチップを用いた図を示したが、この形態に限
られるものではない。たとえば、よりICチップの背の
低いCSP(Chip size package )を用いてもよい。そ
うすることで、より薄型のチューナパッケージを形成す
ることができる。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
小型かつ薄型のチューナモジュールおよび電子機器を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチューナモジュールに内蔵されて
いるチューナの一実施の形態の機能ブロック図である。
【図2】本発明に係るチューナモジュールの一実施の形
態を示す斜視図である。
【図3】図2のチューナモジュールのA−A線に対する
断面の一例を示す図である。
【図4】図1のチューナを内蔵したチューナモジュール
を用いた電子機器である受信機の一実施の形態を示すブ
ロック図である。
【図5】本発明に係る電子機器の一具体例を示す図であ
る。
【図6】従来のシングルコンバージョン方式のチューナ
の機能ブロックの一例を示す図である。
【図7】従来のダブルコンバージョン方式のチューナの
機能ブロックの一例を示す図である。
【図8】従来の空芯コイルを用いたチューナを内蔵して
いるチューナモジュールの一例を示す斜視図である。
【図9】図8のチューナモジュールのB−B線における
断面図である。
【符号の説明】
1…電子機器、10…チューナモジュール、20,20
a…基板、30,30a…シールドカバー、40,40
a…ICチップ、50,50a…チップ部品、100…
チューナ、110…RFアンプ、120…第1のミキサ
ー、121…第1のオシレータ、130…第1のIFア
ンプ、140…バンドパスフィルタ、150…第2のミ
キサー、151…第2のオシレータ、160…第2のI
Fアンプ、170…バンドパスフィルタ、200…受信
機、210…残留即波帯(VSB)ビデオ検波器、22
0…ビデオプロセッサおよびドライバ、230…FMオ
ーディオ検波器、240…オーディオプロセッサおよび
ドライバ、250…シリアルディジタルインターフェー
ス、260…バイアスおよび制御ロジック回路、270
…周波数基準、300…チューナモジュール、311…
ハイパスフィルタ、312…ローパスフィルタ、32
1,322…バンドパスフィルタ、331,332…R
Fアンプ、341,342…バンドパスフィルタ、35
1…UHFミキサー、352…VHFミキサー、361
…UHFオシレータ、362…VHFオシレータ、37
1,372…IFアンプ、380…バンドパスフィル
タ、400…チューナ、410…バンドパスフィルタ、
420…RFアンプ、430…バンドパスフィルタ、4
40…第1のミキサー、441…第1のオシレータ、4
50…第1のIFアンプ、460…バンドパスフィル
タ、470…第2のミキサー、471…第2のオシレー
タ、480…第2のIFアンプ、490…バンドパスフ
ィルタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 AA25 AA26 5K020 AA02 BB09 CC01 DD11 EE01 EE04 FF04 HH13

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チューナを内蔵するチューナモジュールで
    あって、 前記チューナは、入力端子から入力された信号を増幅す
    る第1の増幅部と、 第1の周波数の第1の発振信号を出力する第1の発振部
    と、 前記第1の発振部から出力された第1の発振信号および
    前記第1の増幅部から出力された信号に応じた前記第1
    の中間周波信号を出力する第1のミキサーと、 第2の周波数の第2の発振信号を出力する第2の発振部
    と、 前記第2の発振部から出力された第2の発振信号および
    前記第1のミキサーから出力された第1の中間周波信号
    に応じて、第2の中間周波信号を出力する第2のミキサ
    ーとを含み、 少なくとも、前記第1の発振部から発振される第1の発
    振信号、または第2の発振部から発振される第2の発振
    信号が、イメージ除去するように設定されているチュー
    ナモジュール。
  2. 【請求項2】前記チューナの前記第1の増幅部、第1の
    発振部、第1のミキサー、第2の発振部、および第2の
    ミキサーは、1チップに集積化されている請求項1に記
    載のチューナモジュール。
  3. 【請求項3】前記第1のミキサーから出力された第1の
    中間周波信号から所望の周波数成分のみを前記第2の増
    幅部に出力する第1のフィルタ部を有し、 前記第2のミキサーは、前記第2の発振部から出力され
    た第2の発振信号および前記第1のフィルタ部から出力
    された第1の中間周波信号に応じて、第2の中間周波信
    号を出力する請求項1に記載のチューナモジュール。
  4. 【請求項4】前記第1のフィルタ部は、前記チップの外
    部に形成されている請求項3に記載のチューナモジュー
    ル。
  5. 【請求項5】前記チューナから出力される電磁波を外部
    に対して遮蔽し、かつ外部からの電磁波を前記チューナ
    から遮断する電磁シールドカバーを有する請求項1に記
    載のチューナモジュール。
  6. 【請求項6】前記第1のミキサーから出力された第1の
    中間周波信号を増幅する第2の増幅部を有する請求項1
    に記載のチューナモジュール。
  7. 【請求項7】前記第2のミキサーから出力された第2の
    中間周波信号を増幅する第3の増幅部を有する請求項1
    に記載のチューナモジュール。
  8. 【請求項8】前記第3の増幅部から出力された第2の中
    間周波信号から所望の周波数成分のみを出力する第2の
    フィルタ部を有する請求項7に記載のチューナモジュー
    ル。
  9. 【請求項9】チューナモジュールを含む電子機器であっ
    て、 前記チューナモジュールは、入力端子から入力された信
    号を増幅する第1の増幅部と、 第1の周波数の第1の発振信号を出力する第1の発振部
    と、 前記第1の発振部から出力された第1の発振信号および
    前記第1の増幅部から出力された信号に応じた前記第1
    の中間周波信号を出力する第1のミキサーと、 第2の周波数の第2の発振信号を出力する第2の発振部
    と、 前記第2の発振部から出力された第2の発振信号および
    前記第1のミキサーから出力された第1の中間周波信号
    に応じて、第2の中間周波信号を出力する第2のミキサ
    ーと、 電磁波を外部に対して遮断し、かつ外部からの電磁波を
    遮断する電磁シールドとを含み、 少なくとも、前記第1の発振部から発振される第1の発
    振信号、または第2の発振部から発振される第2の発振
    信号が、イメージ除去するように設定されている電子機
    器。
  10. 【請求項10】前記チューナモジュールの前記第1の増
    幅部、第1の発振部、第1のミキサー、第2の発振部、
    および第2のミキサーは、1チップに集積化されている
    請求項9に記載の電子機器。
  11. 【請求項11】前記第1のミキサーから出力された第1
    の中間周波信号から所望の周波数成分のみを前記第2の
    増幅部に出力するフィルタ部を有し、 前記第2のミキサーは、前記第2の発振部から出力され
    た第2の発振信号および前記フィルタ部から出力された
    第1の中間周波信号に応じて、第2の中間周波信号を出
    力する請求項9に記載の電子機器。
  12. 【請求項12】前記フィルタ部は、前記チップの外部に
    形成されている請求項11に記載の電子機器。
  13. 【請求項13】前記第1のミキサーから出力された第1
    の中間周波信号を増幅する第2の増幅部を有する請求項
    9に記載の電子機器。
  14. 【請求項14】前記第2のミキサーから出力された第2
    の中間周波信号を増幅する第3の増幅部を有する請求項
    9に記載の電子機器。
  15. 【請求項15】前記第3の増幅部から出力された第2の
    中間周波信号から所望の周波数成分のみを出力する第2
    のフィルタ部を有する請求項14に記載の電子機器。
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