JPH05175874A - 複合チューナ - Google Patents

複合チューナ

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JPH05175874A
JPH05175874A JP35627491A JP35627491A JPH05175874A JP H05175874 A JPH05175874 A JP H05175874A JP 35627491 A JP35627491 A JP 35627491A JP 35627491 A JP35627491 A JP 35627491A JP H05175874 A JPH05175874 A JP H05175874A
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JP
Japan
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signal
frequency
satellite
band
local oscillation
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JP35627491A
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English (en)
Inventor
Michihiro Komatsu
道広 小松
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1の局部発振器における周波数可変幅を広
範囲にせず、また、容易、かつ、安価に複合チューナを
製造する。 【構成】 第1の局部発振信号または衛星局部発振信号
を出力する第1の局部発振器27と、VHF/UHF放
送帯のテレビ信号の第1の局部発振信号との混合による
第1の中間周波信号への変換、または、衛星放送帯のテ
レビ信号の衛星局部発振信号との混合による衛星中間周
波信号への変換を行う第1の混合器30と、第2の局部
発振信号を発振する第2の局部発振器35と、第1の中
間周波信号を第2の局部発振信号と混合して第2の中間
周波信号に変換する第2の混合器36とを設ける。そし
て、VHF・UHF放送帯の受信最低および受信最高チ
ャンネルの映像搬送波周波数をfALおよびfAH、衛星中
間周波数をfIFB、衛星放送帯の受信最低および受信最
高チャンネルの中心周波数をfBLおよびfBHとしたと
き、第1の中間周波数fIF1を次式を満足する周波数に
設定する。 fBH+fIFB−fAH≦fIF1≦fBL+fIFB−fAL

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はVHF放送帯、UHF
放送帯および衛星放送帯のテレビ放送を受信することが
できるテレビ受信機やVTR等に用いられる複合チュー
ナに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のダブルスーパー方式の複合
チューナの構成例を示すブロック図である。入力端子1
から入力されたVHF放送帯、UHF放送帯あるいは衛
星放送帯のテレビ信号は、入力帯域通過フィルタ2を通
過し、高周波増幅器3によって増幅された後、第1の混
合器4の第1の入力端に入力される。
【0003】いっぽう、第1の局部発振器6において
は、視聴者が選択したチャンネルに対応した周波数f
LO1あるいはf'LO1にPLL回路5によってロックされ
た第1の局部発振信号が発振され、バッファアンプ7に
よって増幅された後、第1の混合器4の第2の入力端に
入力されている。ここで、第1の局部発振周波数fLO1
は、VHF放送帯あるいはUHF放送帯のテレビ信号を
受信する場合の第1の局部発振周波数であり、第1の局
部発振周波数f'LO1は、衛星放送帯のテレビ信号を受信
する場合の第1の局部発振周波数である。
【0004】これにより、高周波増幅器3の出力信号
は、第1の混合器4において、第1の局部発振信号と混
合されて第1の中間周波信号に変換された後、第1の中
間周波バンドパスフィルタ(以下、BPFという)8を
通過し、第1の中間周波増幅器9によって増幅された
後、第2の混合器10の第1の入力端に入力される。し
たがって、第1の中間周波増幅器9の出力信号は、第2
の混合器10において、第2の局部発振器11で発振さ
れた第2の局部発振信号と混合されて第2の中間周波信
号に変換された後、切換器12に入力される。
【0005】ところで、上述した第1の中間周波BPF
8、第2の局部発振器11および切換器12は、切換端
子13から入力される切換信号SSWによって、VHF放
送帯あるいはUHF放送帯のテレビ信号を受信する場合
と、衛星放送帯のテレビ信号を受信する場合とでそれぞ
れの機能が以下に示すように切り換えられる。まず、第
1の中間周波BPF8は、切換信号SSWによって、VH
F放送帯、UHF放送帯あるいは衛星放送帯のいずれの
テレビ信号を受信する場合でも、その通過帯域幅がそれ
ぞれの放送の約1チャンネルの帯域幅になるように切り
換えられる。
【0006】また、第2の局部発振器11は、第1の中
間周波信号が、第2の混合器10において、VHF放送
帯あるいはUHF放送帯のテレビ信号を受信する場合に
は、周波数fIF2が58.75MHzの第2の中間周波
信号に変換され、衛星放送帯のテレビ信号を受信する場
合には、周波数f'IF2が402.78MHzの第2の中
間周波信号に変換されるように、切換信号SSWによっ
て、その発振周波数fLO2およびf'LO2が切り換えられ
る。なお、上述した衛星放送帯の第2の中間周波数f'
IF2を402.78MHzに設定したのは、この周波数
が日本国の電気通信等に関する委員会(EIAJやBT
A等)で採用している標準周波数であるからである。
【0007】さらに、切換器12は、切換信号SSWによ
って、VHF放送帯あるいはUHF放送帯のテレビ信号
を受信する場合には、第2の中間周波信号を第2の中間
周波BPF14へ供給し、衛星放送帯のテレビ信号を受
信する場合には、第2の中間周波信号を第2の中間周波
BPF17へ供給するように、切り換えられる。
【0008】これにより、VHF放送帯あるいはUHF
放送帯のテレビ信号を受信した場合には、第1の中間周
波増幅器9の出力信号は、第2の混合器10において、
第2の局部発振器11で発振された第2の局部発振信号
と混合されて周波数fIF2が58.75MHzの第2の
中間周波信号に変換された後、切換器12および第2の
中間周波BPF14を通過し、出力増幅器15で増幅さ
れ、出力端子16から出力される。
【0009】いっぽう、衛星放送帯のテレビ信号を受信
した場合には、第1の中間周波増幅器9の出力信号は、
第2の混合器10において、第2の局部発振器11で発
振された第2の局部発振信号と混合されて周波数f'IF2
が402.78MHzの第2の中間周波信号に変換され
た後、切換器12および第2の中間周波BPF17を通
過し、出力増幅器18で増幅され、出力端子19から出
力される。
【0010】ここで、上述した従来のダブルスーパー方
式の複合チューナの第1の中間周波数について説明す
る。従来のダブルスーパー方式の複合チューナにおいて
は、第1の中間周波数fIF1を受信周波数帯fRFより高
い周波数に設定し、かつ、第1の局部発振周波数fLO1
およびf'LO1を受信周波数帯fRFより高い周波数に設定
する(アッパーヘテロダイン方式)ことにより、各種の
妨害信号や第1の局部発振信号の漏洩などによる弊害を
低減している。
【0011】また、この複合チューナに入力されるVH
F放送帯、UHF放送帯あるいは衛星放送帯のテレビ信
号と、この複合チューナから出力される第2の中間周波
信号とを周波数上で逆転させる必要から、第1の局部発
振周波数fLO1およびf'LO1のアッパーヘテロダイン方
式に対して、第2の局部発振周波数fLO2およびf'LO2
は、第1の中間周波数fIF1およびf'IF1より低い周波
数に設定するロアーヘテロダイン方式をとる。
【0012】ここで、図4にVHF放送帯、UHF放送
帯および衛星放送帯のテレビ信号(受信周波数帯fRF
と、第1の局部発振周波数fLO1およびf'LO1と、第1
の中間周波数fIF1と、第2の局部発振周波数fLO2およ
びf'LO2と、第2の中間周波数fIF2およびf'IF2との
関係を示す。
【0013】図4からわかるように、第1の中間周波数
IF1を、受信周波数帯fRFの上限(1331.5MH
z)より衛星放送の第2の局部発振周波数f'LO2(40
2.78MHz)分以上に高い周波数に設定することに
より、第1の局部発振周波数fLO1およびf'LO1並びに
第2の局部発振周波数fLO2およびf'LO2をともに受信
周波数帯域外に設定することができる。したがって、上
述した従来の方式による第1の中間周波数fIF1は、次
式に示すように設定される。 fIF1>1331.5+402.78=1734.28MHz・・・
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の複合チューナにおいては、式より、第1の中間周
波数fIF1は1734.28MHzより高くなる。いっ
ぽう、第1の局部発振周波数fLO1およびf'LO1は、受
信周波数帯fRFおよび第1の中間周波数fIF1と次式に
示す関係にある。 fLO1(f'LO1)=fRF+fIF1・・・
【0015】また、VHF放送帯、UHF放送帯および
衛星放送帯のテレビ信号を受信する場合、受信最低チャ
ンネルは、VHF放送帯の第1チャンネル(映像搬送波
周波数=91.25MHz[fAL])であり、受信最高
チャンネルは、衛星放送帯の第15チャンネル(中心周
波数=1318.00MHz[fBH])である。したが
って、第1の中間周波数fIF1を1735MHzに設定
すると、第1の局部発振周波数fLO1およびf'LO1は、
1826.25〜3053MHzの周波数帯となる。
【0016】すなわち、第1の局部発振器6における周
波数可変幅は、1226.75MHzもの広範囲になる
という欠点があった。また、この複合チューナで取り扱
う周波数としては、約90MHz〜3GHz以上にもな
るため、VHF帯〜UHF帯〜SHF帯の信号を1つの
電子機器で取り扱うことになり、この複合チューナの製
造が非常に困難になるという問題があった。
【0017】さらに、SHF帯までにおよぶ信号を処理
する電子部品は、民生機器である複合チューナとしては
非常に高価となるため、製造コストが高くなってしまう
という問題があった。この発明は、このような背景の下
になされたもので、第1の局部発振器における周波数可
変幅が広範囲になることなく、また、容易、かつ、安価
に製造できる複合チューナを提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明は、VHF放送
帯あるいはUHF放送帯のテレビ信号を受信する場合
に、第1の局部発振信号を出力し、衛星放送帯のテレビ
信号を受信する場合に、衛星局部発振信号を出力する第
1の局部発振器と、前記VHF放送帯あるいは前記UH
F放送帯のテレビ信号を受信する場合に、前記VHF放
送帯あるいは前記UHF放送帯のテレビ信号を前記第1
の局部発振信号と混合して第1の中間周波信号に変換
し、前記衛星放送帯のテレビ信号を受信する場合に、前
記衛星放送帯のテレビ信号を前記衛星局部発振信号と混
合して衛星中間周波信号に変換する第1の混合器と、第
2の局部発振信号を発振する第2の局部発振器と、前記
VHF放送帯あるいは前記UHF放送帯のテレビ信号を
受信する場合に、前記第1の中間周波信号を前記第2の
局部発振信号と混合して第2の中間周波信号に変換する
第2の混合器とを具備し、第1の中間周波数をfIF1
前記VHF放送帯および前記UHF放送帯の受信最低チ
ャンネルおよび受信最高チャンネルのそれぞれの映像搬
送波周波数をfALおよびfAH、衛星中間周波数を
IFB、前記衛星放送帯の受信最低チャンネルおよび受
信最高チャンネルのそれぞれの中心周波数をfBLおよび
BHとしたとき、前記第1の中間周波数fIF1を次式を
満足する周波数に設定することを特徴としている。 fBH+fIFB−fAH≦fIF1≦fBL+fIFB−fAL
【0019】
【作用】上記構成によれば、まず、VHF放送帯あるい
はUHF放送帯のテレビ信号を受信した場合には、VH
F放送帯あるいはUHF放送帯のテレビ信号は、第1の
混合器において、第1の局部発振信号と混合されて第1
の中間周波信号に変換された後、第2の混合器におい
て、第2の局部発振器で発振された第2の局部発振信号
と混合されて第2の中間周波信号に変換される。また、
衛星放送帯のテレビ信号を受信した場合には、衛星放送
帯のテレビ信号は、第1の混合器において、衛星局部発
振信号と混合されて衛星中間周波信号に変換される。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
について説明する。図1はこの発明の一実施例による複
合チューナの構成を示すブロック図である。この図にお
いて、20はVHF放送帯およびUHF放送帯のテレビ
信号が入力される入力端子、21はVHF放送帯および
UHF放送帯のテレビ信号を通過させる入力帯域通過フ
ィルタ、22は衛星放送帯のテレビ信号が入力される入
力端子、23は衛星放送帯のテレビ信号を通過させる入
力帯域通過フィルタ、24は入力帯域通過フィルタ23
の出力信号を増幅する高周波増幅器である。
【0021】また、25はスイッチ回路、26はスイッ
チ回路25の出力信号を増幅する高周波増幅器である。
スイッチ回路25は、VHF放送帯あるいはUHF放送
帯のテレビ信号を受信する場合に、入力帯域通過フィル
タ21の出力信号を高周波増幅器26に供給するととも
に、高周波増幅器24からの入力経路を遮断し、衛星放
送帯のテレビ信号を受信する場合に、高周波増幅器24
の出力信号を高周波増幅器26に供給するとともに、入
力帯域通過フィルタ21からの入力経路を遮断する。
【0022】さらに、27は第1の局部発振器であり、
視聴者が選択したチャンネルに対応した周波数fLO1
るいはfLOBにPLL回路28によってロックされた第
1の局部発振信号あるいは衛星局部発振信号を発振す
る。ここで、周波数fLO1は、VHF放送帯あるいはU
HF放送帯のテレビ信号を受信する場合の第1の局部発
振周波数であり、周波数fLOBは、衛星放送帯のテレビ
信号を受信する場合の衛星局部発振周波数である。
【0023】加えて、29は第1の局部発振信号あるい
は衛星局部発振信号を増幅するバッファアンプ、30は
第1の混合器である。第1の混合器30は、VHF放送
帯あるいはUHF放送帯のテレビ信号を受信する場合に
は、入力帯域通過フィルタ21およびスイッチ回路25
を通過し、高周波増幅器26で増幅された信号を周波数
LO1の第1の局部発振信号と混合して第1の中間周波
信号に変換し、衛星放送帯のテレビ信号を受信する場合
には、入力帯域通過フィルタ23を通過し、高周波増幅
器24で増幅されてスイッチ回路25を通過し、高周波
増幅器26で増幅された信号を周波数fLOBの衛星局部
発振信号と混合して衛星中間周波信号に変換する。
【0024】また、31はスイッチ回路、32はスイッ
チ回路31の出力信号である第1の中間周波信号を通過
させる第1の中間周波BPF、33はスイッチ回路31
の出力信号である衛星中間周波信号を増幅する衛星中間
周波増幅器である。スイッチ回路31は、VHF放送帯
あるいはUHF放送帯のテレビ信号を受信する場合に、
第1の混合器30の出力信号である第1の中間周波信号
を第1の中間周波BPF32に供給するとともに、高周
波増幅器33への出力経路を遮断し、衛星放送帯のテレ
ビ信号を受信する場合に、第1の混合器30の出力信号
である衛星中間周波信号を衛星中間周波増幅器33に供
給するとともに、第1の中間周波BPF32への出力経
路を遮断する。
【0025】さらに、34は第1の中間周波BPF32
の出力信号を増幅する第1の中間周波増幅器、35は第
2の局部発振信号を発振する第2の局部発振器、36は
第1の中間周波増幅器34の出力信号を第2の局部発振
信号と混合して第2の中間周波信号に変換する第2の混
合器、37は第2の中間周波信号を通過させる第2の中
間周波BPF、38は第2の中間周波BPF37の出力
信号を増幅する出力増幅器、39は出力増幅器38の出
力信号が出力される出力端子である。
【0026】加えて、40は衛星中間周波増幅器33の
出力信号を通過させる衛星中間周波BPF、41は衛星
中間周波BPF40の出力信号を増幅する出力増幅器、
42は出力増幅器41の出力信号が出力される出力端子
である。
【0027】このような構成において、まず、VHF放
送帯あるいはUHF放送帯のテレビ信号を受信する場合
には、入力端子20から入力されたVHF放送帯あるい
はUHF放送帯のテレビ信号は、入力帯域通過フィルタ
21およびスイッチ回路25を通過し、高周波増幅器2
6によって増幅された後、第1の混合器30の第1の入
力端に入力される。
【0028】いっぽう、第1の局部発振器27において
は、視聴者が選択したチャンネルに対応した周波数f
LO1にPLL回路28によってロックされた第1の局部
発振信号が発振され、バッファアンプ29によって増幅
された後、第1の混合器30の第2の入力端に入力され
ている。
【0029】これにより、高周波増幅器26の出力信号
は、第1の混合器30において、第1の局部発振信号と
混合されて第1の中間周波信号に変換された後、スイッ
チ回路31および第1の中間周波BPF32を通過し、
第1の中間周波増幅器34によって増幅された後、第2
の混合器36の第1の入力端に入力される。
【0030】したがって、第1の中間周波増幅器34の
出力信号は、第2の混合器36において、第2の局部発
振器35で発振された第2の局部発振信号と混合されて
第2の中間周波信号に変換された後、第2の中間周波B
PF37を通過し、出力増幅器38で増幅され、出力端
子39から出力される。
【0031】また、衛星放送帯のテレビ信号を受信する
場合には、入力端子22から入力された衛星放送帯のテ
レビ信号は、入力帯域通過フィルタ23を通過し、高周
波増幅器24で増幅されてスイッチ回路25を通過し、
高周波増幅器26によって増幅された後、第1の混合器
30の第1の入力端に入力される。
【0032】いっぽう、第1の局部発振器27において
は、視聴者が選択したチャンネルに対応した周波数f
LOBにPLL回路28によってロックされた衛星局部発
振信号が発振され、バッファアンプ29によって増幅さ
れた後、第1の混合器30の第2の入力端に入力されて
いる。
【0033】これにより、高周波増幅器26の出力信号
は、第1の混合器30において、衛星局部発振信号と混
合されて衛星中間周波信号に変換された後、スイッチ回
路31を通過し、衛星中間周波増幅器33によって増幅
された後、衛星中間周波BPF40を通過し、出力増幅
器41で増幅され、出力端子42から出力される。
【0034】ここで、第1の混合器30から出力される
第1の中間周波信号あるいは衛星中間周波信号の周波数
IF1あるいはfIFBの設定について説明する。まず、衛
星放送帯のテレビ信号を受信する場合、衛星中間周波数
IFBがそのまま出力端子42から出力される信号の周
波数、すなわち、402.78MHzとなる。なお、衛
星放送は、第1チャンネル(中心周波数1049.48
MHz[fBL])から第15チャンネル(中心周波数1
318.0MHz[fBH])まであるため、第1の局部
発振器27で発振される衛星局部発振周波数fLOB(中
心周波数)は、今の場合、1452.26〜1720.
78MHzとなり、衛星局部発振数fLOBの周波数可変
幅は、268.52MHzとなる。
【0035】いっぽう、VHF放送帯あるいはUHF放
送帯のテレビ信号を受信する場合、従来と同様、ダブル
スーパー方式を採用し、第1の中間周波数fIF1を、V
HF放送帯域およびUHF放送帯域より高い周波数に設
定し、かつ、第1の局部発振周波数fLO1を受信周波数
帯fRFより高い周波数に設定するアッパーヘテロダイン
方式を採用する。
【0036】また、この複合チューナに入力されるVH
F放送帯あるいはUHF放送帯のテレビ信号と、この複
合チューナから出力される第2の中間周波信号とを周波
数上で逆転させる必要から、第2の局部発振周波数f
LO2を第1の中間周波数fIF1より低い周波数に設定する
ロアーヘテロダイン方式を採用する。これにより、第2
の局部発振周波数fLO2は、VHF放送帯域およびUH
F放送帯域より充分高い周波数であるため、漏洩による
弊害は少ない。
【0037】ここで、第1の局部発振周波数fLO1の周
波数可変幅は、VHF放送帯の第1チャンネル(映像搬
送波周波数=91.25MHZ[fAL])からUHF放
送帯の第62チャンネル(映像搬送波周波数=765.
25MHZ[fAH])の周波数幅に等しい674.0M
Hzとなる。すなわち、第1の局部発振周波数fLO1
周波数可変幅は、衛星局部発振周波数fLOBの周波数可
変幅(268.52MHz)より広い。
【0038】したがって、第1の中間周波数fIF1を適
当に設定することにより、衛星局部発振周波数fLOB
周波数範囲を、第1の局部発振周波数fLO1の周波数範
囲内に収めることができる。これにより、第1の中間周
波数fIF1は、次式に示す条件を満たせばよいことがわ
かる。 955.53MHz≦fIF1≦1361.01MHz・・・
【0039】ここで、図2に、以上説明したVHF放送
帯、UHF放送帯および衛星放送帯のテレビ信号と、第
1の局部発振周波数fLO1と、第1の中間周波数f
IF1と、第2の局部発振周波数fLO2と、衛星局部発振周
波数fLOBと、衛星中間周波数fIFBとの関係を示す。図
2において、(a)は第1の中間周波数fIF1を95
5.53MHzに設定した場合、(b)は第1の中間周
波数fIF1を1361.01MHzに設定した場合、
(c)は衛星放送帯のテレビ信号を受信する場合であ
る。
【0040】以上説明したように、上述した一実施例よ
れば、VHF放送帯およびUHF放送帯のテレビ信号
と、衛星放送帯のテレビ信号との第1の混合器3への入
力をスイッチ回路25によって切り換えるとともに、第
1の混合器30と第1の局部発振器27とを共通要素と
し、かつ、第1の混合器30から出力される信号の周波
数を、VHF放送帯あるいはUHF放送帯のテレビ信号
を受信する場合には、上述した式を満たす周波数に設
定し、衛星放送帯のテレビ信号を受信する場合には、4
02.78MHz(中心周波数)に設定するようにした
ので、第1の局部発振周波数fLO1の周波数範囲が衛星
局部発振周波数fLOBの周波数範囲をカバーすることが
できる。これにより、第1の局部発振周波数fLO1およ
び衛星局部発振周波数fLOBが比較的低い周波数(従来
の2/3以下)で、かつ、最小の周波数可変幅(従来の
約60%以下)になるので、回路設計が非常に容易にな
るとともに、これらの回路を構成する部品も高価なもの
が必要なくなり、製造が容易となり、製品コストが安価
になる。
【0041】ここで、第1の中間周波数fIF1と、VH
F放送帯およびUHF放送帯の受信最低チャンネルであ
るVHF放送帯の第1チャンネルの映像搬送波周波数f
ALと、VHF放送帯およびUHF放送帯の受信最高チャ
ンネルであるUHF放送帯の第62チャンネルの映像搬
送波周波数fAHと、衛星中間周波数fIFBと、衛星放送
帯の受信最低チャンネルである第1チャンネルの中心周
波数fBLと、衛星放送帯の受信最高チャンネルである第
15チャンネルの中心周波数fBHとの関係を次式に示
す。 fBH+fIFB−fAH≦fIF1≦fBL+fIFB−fAL・・・
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、第1の局部発振器における周波数可変幅が広範囲に
ならないという効果がある。また、容易、かつ、安価に
複合チューナを製造できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による複合チューナの構成
を示すブロック図である。
【図2】図1の複合チューナにおける各種信号周波数の
関係を示す図である。
【図3】従来の複合チューナの構成例を示すブロック図
である。
【図4】図3の複合チューナにおける各種信号周波数の
関係を示す図である。
【符号の説明】 21,23 入力帯域通過フィルタ 24,26 高周波増幅器 25,31 スイッチ回路 27 第1の局部発振器 28 PLL回路 29 バッファアンプ 30 第1の混合器 32 第1の中間周波BPF 33 衛星中間周波増幅器 34 第1の中間周波増幅器 35 第2の局部発振器 36 第2の混合器 37 第2の中間周波BPF 38,41 出力増幅器 40 衛星中間周波BPF

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 VHF放送帯あるいはUHF放送帯のテ
    レビ信号を受信する場合に、第1の局部発振信号を出力
    し、衛星放送帯のテレビ信号を受信する場合に、衛星局
    部発振信号を出力する第1の局部発振器と、 前記VHF放送帯あるいは前記UHF放送帯のテレビ信
    号を受信する場合に、前記VHF放送帯あるいは前記U
    HF放送帯のテレビ信号を前記第1の局部発振信号と混
    合して第1の中間周波信号に変換し、前記衛星放送帯の
    テレビ信号を受信する場合に、前記衛星放送帯のテレビ
    信号を前記衛星局部発振信号と混合して衛星中間周波信
    号に変換する第1の混合器と、 第2の局部発振信号を発振する第2の局部発振器と、 前記VHF放送帯あるいは前記UHF放送帯のテレビ信
    号を受信する場合に、前記第1の中間周波信号を前記第
    2の局部発振信号と混合して第2の中間周波信号に変換
    する第2の混合器とを具備し、 第1の中間周波数をfIF1、前記VHF放送帯および前
    記UHF放送帯の受信最低チャンネルおよび受信最高チ
    ャンネルのそれぞれの映像搬送波周波数をfALおよびf
    AH、衛星中間周波数をfIFB、前記衛星放送帯の受信最
    低チャンネルおよびの受信最高チャンネルのそれぞれの
    中心周波数をfBLおよびfBHとしたとき、前記第1の中
    間周波数fIF1を次式を満足する周波数に設定すること
    を特徴とする複合チューナ。 fBH+fIFB−fAH≦fIF1≦fBL+fIFB−fAL
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100764854B1 (ko) * 2006-02-09 2007-10-09 엘지이노텍 주식회사 위성 및 지상파 겸용 튜너
CN114296371A (zh) * 2021-11-30 2022-04-08 中国电子科技集团公司第三十八研究所 一种支持在轨重构的多模式测控终端

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