JP3963051B2 - インターフェース制御装置および光ディスク装置 - Google Patents

インターフェース制御装置および光ディスク装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3963051B2
JP3963051B2 JP33006098A JP33006098A JP3963051B2 JP 3963051 B2 JP3963051 B2 JP 3963051B2 JP 33006098 A JP33006098 A JP 33006098A JP 33006098 A JP33006098 A JP 33006098A JP 3963051 B2 JP3963051 B2 JP 3963051B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
output
input
switching
terminals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33006098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000155630A (ja
Inventor
博 ▲高▼橋
真 小川
大輔 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP33006098A priority Critical patent/JP3963051B2/ja
Publication of JP2000155630A publication Critical patent/JP2000155630A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3963051B2 publication Critical patent/JP3963051B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、端子の機能的な配列が固定されているコネクタを介して機器同士を接続する際に用いられるインターフェース制御装置、および、このインターフェース制御装置を利用する光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばCD−ROMドライブ装置等の光ディスク装置とパーソナルコンピュータとを接続する際に使用されるコネクタの機能的な端子配列(ピン配列)は、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)やSCSI(Small Computer System Interface )等の標準化されたインターフェース規格によってあらかじめ決定されている。すなわち、コネクタの各端子(ピン)に接続されるべき信号の機能は決められており、標準化された規格との互換性を保つためにはコネクタの機能的な端子配列を自由に変更することはできない。
【0003】
以下、インターフェース規格として、コネクタの端子数が40本であるATAPIを使用した場合を例に挙げて説明を行う。
【0004】
図11(a)は、前述の光ディスク装置を制御するプリント配線基板(PCB)等の制御基板を示す概念図、図11(b)および(c)は、従来のインターフェースLSI(I/F LSI)の使用例を示す概念図である。
【0005】
図11(a)に示すように、コネクタ62は、制御基板61の一方の面、ここでは図11(a)中上側の面に実装されている。このコネクタ62に接続されるべき信号を発生したり処理する内部回路であるインターフェースLSI(I/FLSI)84は、制御基板61の一方の面(図11(a)中実線で示す)、すなわちコネクタ62が実装されている側の面(以下、単に「コネクタ62側の面」と言う)、または他方の面(図11(a)中2点鎖線で示す)、すなわちコネクタ62が実装されていない側の面(以下、単に「コネクタ62と反対側の面」と言う)のどちらにも配置することができる。
【0006】
通常、従来のインターフェースLSI84の端子配列は、コネクタ62の端子の配列順序に対して同一の配列順序となるよう設計される。
【0007】
したがって、図11(b)に示すように、インターフェースLSI84を制御基板61のコネクタ62側の面に配置する場合には、コネクタ62の1番の端子(ピン)に対してインターフェースLSI84の1番の端子、以下同様に、2番の端子に対して2番の端子、・・・、40番の端子に対して40番の端子というように、インターフェースLSI84の各端子とこれに各々対応するコネクタ62の端子とを配線を交差させることなく接続することができる。
【0008】
ところが、設計の都合上、インターフェースLSI84を制御基板61のコネクタ62と反対側の面に配置させなければならない場合や、配置させたい場合がある。
【0009】
このような場合には、図11(c)に示すように、コネクタ62の1番の端子に対してインターフェースLSI84の40番の端子、以下同様に、2番の端子に対して39番の端子、・・・、40番の端子に対して1番の端子というように、インターフェースLSI84の各端子とこれに各々対応するコネクタ62の端子とを配線を交差させて接続する必要があり、現実的には、各パターン配線を交差させる際これらが導通しないように、制御基板61に複数のスルーホール(図示せず)を形成して、半数以上の端子に対応するパターン配線を前記スルーホールを介して制御基板61のコネクタ62と反対側の面からコネクタ60側の面に引き回して配線している。
【0010】
このため、制御基板61のパターン配線の設計に手間がかかるとともに、その設計に要する時間が増大する。
【0011】
また、パターン配線の専有面積が増大して制御基板61の面積が大きくなり、コストが増大するという欠点がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、制御基板上のどちらの面に配置しても、配線を交差させることなくコネクタに接続することができるインターフェース制御装置、および、これを利用する光ディスク装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(7)の本発明により達成される。
【0014】
(1) 端子配列が機能的に固定されているコネクタの各端子にそれぞれ接続され、その配列が固定されており、入力、出力および入出力のうちのいずれかの機能を有する複数の端子と、
前記複数の端子の配列順序を、前記コネクタの端子の配列順序に対して同一の配列順序またはその反対の配列順序に切り替える切替回路とを有するインターフェース制御装置であって、
前記切替回路は、前記端子の入力の機能と出力の機能の切り替えを行う回路と、前記端子の入力の機能と入出力の機能の切り替えを行う回路と、前記端子の出力の機能と入出力の機能の切り替えを行う回路とを含む複数の回路を有し、該回路により、前記複数の端子の持つ機能を切り替えることによって、前記複数の端子の配列順序を、前記コネクタの端子の配列順序に対して同一の配列順序またはその反対の配列順序に切り替えるよう構成されていることを特徴とするインターフェース制御装置。
【0015】
(2) 前記切替回路は、切替信号が入力される外部切替端子を有し、前記切替信号により、前記複数の端子の配列順序を切り替えるよう構成されている上記(1)に記載のインターフェース制御装置。
【0016】
(3) 前記切替回路は、内部レジスタを有し、該内部レジスタの設定により、前記複数の端子の配列順序を切り替えるよう構成されている上記(1)に記載のインターフェース制御装置。
【0017】
(4) さらに、デコーダおよび/またはエンコーダとしての機能を有する上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のインターフェース制御装置。
【0018】
(5) 前記切替回路は、前記コネクタと、該コネクタの各端子にそれぞれ接続される端子を備えた内部回路との間に配置される上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のインターフェース制御装置。
【0019】
(6) 前記内部回路と一体型または分離型に構成されている上記(5)に記載のインターフェース制御装置。
【0020】
(7) 端子配列が機能的に固定されているコネクタと、上記(1)ないし(6)のいずれかに記載のインターフェース制御装置と、光ディスクを装着して回転させる回転駆動機構と、光学ヘッドとを有し、
前記光学ヘッドを介して前記光ディスクを記録および/または再生するよう構成されていることを特徴とする光ディスク装置。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のインターフェース制御装置および光ディスク装置を添付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明のインターフェース制御装置の実施例を示すブロック概念図である。
【0023】
同図に示すように、インターフェース制御装置(インターフェース制御回路(IC))60は、端子配列(ピン配列)が機能的に固定されているコネクタ62を介して所定の機器同士を接続する際に用いられるものであり、プリント配線基板(PCB)等の制御基板61上に実装されたコネクタ62と内部回路63との間に配置して使用される切替回路64を有している。
【0024】
コネクタ62は、既に述べたように、例えばATAPI(AT Attachment Packet Interface)やSCSI(Small Computer System Interface )等の標準化されたインターフェース規格によって、その機能的な端子配列があらかじめ決定(固定)されているものである。
【0025】
内部回路63は、コネクタ62の各端子に接続されるべき信号やそれに対応する信号を発生したり処理するために、制御基板61上に実装されるマイクロプロセッサやデコーダ等の回路ブロックを概念的に示したものであり、コネクタ62の各端子に各々対応して接続されるべき複数の端子を有する。この内部回路63の各端子は、基本的に、内部回路63の端子とこれに各々対応するコネクタ62の端子とを、それぞれ、パターン配線を交差させることなく接続できるように、コネクタ62の端子の配列順序に対して同一の配列順序に配置されている。
【0026】
切替回路64は、前記内部回路63の端子の配列順序、すなわち、後述する第2の端子66の配列順序(第2の端子66の持つ機能の配列順序)を、これに各々対応するコネクタ62の端子の配列順序に対して同一の配列順序またはその反対の配列順序に切り替える回路であり、内部回路63の各端子に各々対応する第1の端子65と、コネクタ62の各端子に各々対応する第2の端子66と、切替信号が入力される外部切替端子67とを有している。なお、前記第2の端子66がインターフェース制御装置60の端子である。
【0027】
前記切替信号は、外部切替端子67を制御基板61上で電源レベル(ハイレベル)またはグランドレベル(ローレベル)に接続することにより与えられ、切替回路64は、前記切替信号のレベルに応じて内部回路63の端子の配列順序、すなわち、第2の端子66の配列順序(第2の端子66の持つ機能の配列順序)を切り替える。例えば、本実施例の場合、切替回路64は、切替信号がハイレベルであれば、内部回路63の端子の配列順序、すなわち、第2の端子66の配列順序(第2の端子66の持つ機能の配列順序)を、これに各々対応するコネクタ62の端子の配列順序に対して反対の配列順序に切り替え、ローレベルであれば、前記コネクタ62の端子の配列順序に対して同一の配列順序に切り替える。
【0028】
なお、本発明のインターフェース制御装置は、これに限定されず、例えば、外部切替端子67を設ける代りに切替信号を保持する内部レジスタを設け、この内部レジスタに保持される切替信号としてハイレベルまたはローレベルを設定することにより、内部回路63の端子の配列順序、すなわち、第2の端子66の配列順序(第2の端子66の持つ機能の配列順序)を切り替えるようにしてもよい。
【0029】
ここで、前記切替回路64について、ATAPIに準拠したインターフェース制御回路およびコネクタを用いた場合の一例を挙げて具体的に説明する。
【0030】
図2は、インターフェース制御装置60の端子配列を、ATAPIに準拠したコネクタの端子の配列順序に対して、同一の配列順序およびその反対の配列順序とした場合の両者の関係を示す対応表である。
【0031】
既に述べたように、ATAPIに準拠したコネクタ62の端子数は40本であるが、図2に示す対応表には、信号として使用していない端子やグランド端子等の端子を除き、信号として有効な31本の端子だけを示してある。すなわち、この対応表における端子番号は、インターフェース制御装置60の前記有効な31本の端子の配列順序を連続的に(連続番号で)示したものである。
【0032】
対応表の左側の‘通常の端子配列’の部分は、インターフェース制御装置60の端子配列(端子の持つ機能の配列順序)を、ATAPIに準拠したコネクタ62の端子の配列順序と同一の配列順序(以下、単に「同一の配列順序」と言う)とした場合を示し、対応表の右側の‘切替え後の端子配列’の部分は、前記コネクタ62の端子の配列順序に対して反対の配列順序(以下、単に「反対の配列順序」と言う)とした場合を示す。
【0033】
この対応表に示すように、切替え後の端子配列における端子の配列順序は、通常の端子配列における端子の配列順序と反対になる。すなわち、切替え後の端子配列における1番〜31番の端子の持つ機能は、それぞれ、通常の端子配列における31番〜1番の端子の持つ機能と一致する。
【0034】
ここで、対応表中の名称は、各々の端子配列の場合に各々の端子に割り当てられる信号の名称を示す。また、対応表中の形式は、端子の入出力の形式、例えばIは入力端子、I/O[TS]はトライステート型の入出力端子、O[TS]はトライステート型の出力端子、O[OC]はオープンコレクタ型の出力端子であることを示す。
【0035】
また、対応表中の切替え状態は、‘通常の端子配列’と‘切替え後の端子配列’との間の切替えのパターンを示す。
【0036】
対応表に示すように、1番〜31番の端子の持つ機能の配列順序をそれと反対の配列順序に切り替える場合、すなわち、1番〜31番の端子をそれぞれ31番〜1番の端子に切り替える場合、例えば1番の端子の機能(名称、形式)を名称「RESET_」、形式「I」から名称「DASP_」、形式「O[OC]」に切り替える必要がある。すなわち、入力端子Iをオープンコレクタ型の出力端子O[OC]に切り替える必要があり、対応表では、この場合を切替え状態1とする。
【0037】
また、トライステート型の入出力端子I/O[TS]を入力端子I、トライステート型の出力端子O[TS]、オープンコレクタ型の出力端子O[OC]およびトライステート型の入出力端子I/O[TS]に切り替える必要があり、対応表では、これらの場合をそれぞれ切替え状態2,3,4および5とする。
【0038】
また、トライステート型の出力端子O[TS]をトライステート型の入出力端子I/O[TS]に切り替える必要があり、対応表では、この場合を切替え状態6とする。
【0039】
また、入力端子Iをトライステート型の入出力端子I/O[TS]に切り替える必要があり、対応表では、この場合を切替え状態7とする。
【0040】
また、オープンコレクタ型の出力端子O[OC]をトライステート型の入出力端子I/O[TS]および入力端子Iに切り替える必要があり、対応表では、これらの場合をそれぞれ切替え状態8および9とする。
【0041】
図3、図4、図5、図6および図7は、切替回路64の構成例を示す回路図である。
【0042】
これらの図に示すように、この切替回路64は、図2に示す端子配列の対応表の切替え状態1〜9にしたがってその回路を構成した場合の一例を示すものである。
【0043】
図3〜図7中左側の端子85は、それぞれ、この切替回路64の第1の端子65に相当し、I,O,I/O(I)およびI/O(O)は、それぞれ、入力端子に対応する入力信号、出力端子に対応する出力信号、入出力端子に対応する入力信号および出力信号である。
【0044】
また、図3〜図7中右側の端子86は、それぞれ、切替回路64の第2の端子66に相当する。
【0045】
また、HTNは、それぞれ、切替回路64の外部切替端子67に入力される切替信号であり、本実施例では、前述したように、この切替信号HTNがローレベルの場合に、端子配列を同一の配列順序にし、ハイレベルの場合に、端子配列を反対の配列順序にするよう構成されている。
【0046】
また、A,B,C,Dは、それぞれ、この切替回路64の入出力を制御する制御信号である。
【0047】
図3に示す切替回路は、切替え状態1に対応して入力端子Iをオープンコレクタ型の出力端子O[OC]に切り替えるもので、入力部となる入力バッファ68およびANDゲート71と、出力部となるNANDゲート72およびオープンコレクタ型の出力バッファ69とを有する。
【0048】
ここで、入力部において、ANDゲート71には、切替信号HTNおよび入力バッファ68を介して切替回路の端子86からの入力信号が入力され、その出力は入力信号Iとして内部回路63に入力される。
【0049】
一方、出力部では、NANDゲート72に切替信号HTNおよび出力信号Oが入力され、その出力は出力バッファ69に入力される。すなわち、出力信号Oは、NANDゲート72と出力バッファ69を介して切替回路の端子86から出力される。
【0050】
この切替回路においては、まず、切替信号HTNをハイレベルとした時、入力部のANDゲート71の出力、すなわち、内部回路63に供給される入力信号Iは、切替回路の端子86の電圧レベルに係らずローレベルに固定される。これに対し、出力部のNANDゲート72からは出力信号Oが出力され、この出力信号Oがローレベルの時は、出力バッファ69によって切替回路の端子86からオープンコレクタ型ローレベルが出力され、前記出力信号Oがハイレベルの時は、出力バッファ69は切替回路の端子86から電気的に切り離される。すなわち、切替回路(切替回路の端子86)は、オープンコレクタ型の出力端子O[OC]として機能する。
【0051】
一方、切替信号HTNをローレベルとした時、出力部のNANDゲート72からは出力信号Oの電圧レベルに係らずハイレベルの信号が出力され、出力バッファ69は切替回路の端子86から電気的に切り離される。これに対し、入力部のANDゲート71からは、切替回路の端子86からの入力信号が出力されて内部回路63に供給される。すなわち、切替回路は、入力端子Iとして機能する。
【0052】
なお、切替え状態9に対応してオープンコレクタ型の出力端子O[OC]を入力端子Iに切り替える場合には、図3に示す切替回路において、ANDゲート71、NANDゲート72に入力される切替信号HTNの極性(ハイレベル/ローレベル)を反転させたものとなるので、ここではその説明および図示を省略する。
【0053】
図4に示す切替回路は、切替え状態2に対応してトライステート型の入出力端子I/O[TS]を入力端子Iに切り替えるもので、入力部は、入力バッファ68および2つのANDゲート73,74を有し、出力部は、ANDゲート75およびトライステート型の出力バッファ70を有する。
【0054】
ここで、入力部において、ANDゲート73には、切替信号HTN、制御信号Bおよび入力バッファ68を介して切替回路の端子86からの入力信号が入力され、その出力は入力信号I/O(I)として内部回路63に入力される。また、ANDゲート74には、切替信号HTNおよび入力バッファ68を介して切替回路の端子86からの入力信号が入力され、その出力は入力信号Iとして内部回路63に入力される。
【0055】
一方、出力部では、ANDゲート75に切替信号HTNおよび制御信号Aが入力され、その出力は出力バッファ70の出力制御入力端子に入力される。また、出力信号I/O(O)は、出力バッファ70を介して切替回路の端子86から出力される。
【0056】
この切替回路においては、まず、切替信号HTNをハイレベルとした時、入力部のANDゲート73の出力である入力信号I/O(I)はローレベルに固定される。また、入力部のANDゲート74からは、切替回路の端子86からの入力信号が出力されて内部回路63に供給される。これに対し、出力部のANDゲート75の出力はローレベルに固定され、出力バッファ70は切替回路の端子86から電気的に切り離される。すなわち、切替回路は、入力端子Iとして機能する。
【0057】
一方、切替信号HTNをローレベルとした時、入力部のANDゲート74の出力はローレベルに固定される。これに対し、入力部のANDゲート73からは、制御信号Bがハイレベルの時に、切替回路の端子86からの入力信号が出力され、入力信号I/O(I)として内部回路63に供給される。また、制御信号Bがローレベルの時には、ANDゲート73の出力である入力信号I/O(I)は、切替回路の端子86からの入力信号に係らずローレベルに固定される。また、出力部のANDゲート75からは制御信号Aが出力され、出力バッファ70の出力は制御信号Aによって制御される。制御信号Aがハイレベルの時に、出力バッファ70すなわち切替回路の端子86からは出力信号I/O(O)が出力され、制御信号Aがローレベルの時に、出力バッファ70は切替回路の端子86から電気的に切り離される。すなわち、切替回路は、トライステート出力型の入出力端子I/O[TS]として機能する。
【0058】
なお、切替え状態7に対応して入力端子Iをトライステート型の入出力端子I/O[TS]に切り替える場合には、図4に示す切替回路において、ANDゲート73,74,75に入力される切替信号HTNの極性を反転させたものとなるので、ここではその説明および図示を省略する。
【0059】
図5に示す切替回路は、切替え状態3に対応してトライステート型の入出力端子I/O[TS]をトライステート型の出力端子O[TS]に切り替えるもので、入力部は、入力バッファ68およびANDゲート76を有し、出力部は、2つのセレクタ77,78およびトライステート型の出力バッファ70を有する。また、各々のセレクタ77,78は、それぞれ2つのANDゲート79,80およびORゲート82を有する。
【0060】
ここで、入力部において、ANDゲート76には、切替信号HTN、制御信号Cおよび入力バッファ68を介して切替回路の端子86からの入力信号が入力され、その出力は入力信号I/O(I)として内部回路63に入力される。
【0061】
一方、出力部では、セレクタ77のANDゲート79,80の一方の入力端子にはともに切替信号HTNが入力され、その他方の入力端子には、それぞれ制御信号AおよびBが入力される。これらのANDゲート79,80の出力はORゲート82に入力され、ORゲート82の出力は出力バッファ70の出力制御入力端子に入力される。また、セレクタ78のANDゲート79,80の一方の入力端子にはともに切替信号HTNが入力され、その他方の入力端子には、それぞれ出力信号I/O(O)およびOが入力される。同じく、これらのANDゲート79,80の出力はORゲート82に入力され、ORゲート82の出力は、出力バッファ70を介して切替回路の端子86から出力される。
【0062】
この切替回路においては、まず、切替信号HTNをハイレベルとした時、入力部のANDゲート76の出力である入力信号I/O(I)はローレベルに固定される。これに対し、出力部のセレクタ77,78からはそれぞれ制御信号Bおよび出力信号Oが出力される。この時の出力バッファ70の動作は、図4に示す切替回路の動作説明において述べた通りである。すなわち、切替回路は、トライステート型の出力端子O[TS]として機能する。
【0063】
一方、切替信号HTNをローレベルとした時、入力部のANDゲート76からは、図4に示す切替回路の動作説明で述べたように、制御信号Cに応じて、切替回路の端子86からの入力信号またはローレベルが出力される。また、出力部のセレクタ77,78からはそれぞれ制御信号Aおよび出力信号I/O(O)が出力される。この時の出力バッファ70の動作は、図4に示す切替回路の動作説明において述べた通りである。すなわち、切替回路は、トライステート出力型の入出力端子I/O[TS]として機能する。
【0064】
なお、切替え状態6に対応してトライステート型の出力端子O[TS]をトライステート型の入出力端子I/O[TS]に切り替える場合には、図5に示す切替回路において、ANDゲート76およびセレクタ77,78のANDゲート79,80に入力される切替信号HTNの極性を反転させたものとなるので、ここではその説明および図示を省略する。
【0065】
図6に示す切替回路は、切替え状態4に対応してトライステート型の入出力端子I/O[TS]をオープンコレクタ型の出力端子O[OC]に切り替えるもので、入力部は、入力バッファ68およびANDゲート76を有し、出力部は、セレクタ78、NANDゲート72、ANDゲート75、オープンコレクタ型の出力バッファ69およびトライステート型の出力バッファ70を有する。
【0066】
ここで、入力部の構造は、図5に示す切替回路のそれと同じである。
【0067】
一方、出力部において、NANDゲート72および出力バッファ69の構造は、NANDゲート72の一方の入力端子にセレクタ78のORゲート82の出力が入力される点を除いて図3に示す切替回路のそれと同じであり、ANDゲート75および出力バッファ70の構造は、ANDゲート75の一方の入力端子に制御信号Bが入力される点を除いて図4に示す切替回路のそれと同じである。また、セレクタ78の構造も図5に示す切替回路のそれと同じであり、ORゲート82の出力は、NANDゲート72と出力バッファ69を介して、または出力バッファ70を介して切替回路の端子86から出力される。
【0068】
この切替回路における入力部の動作は、図5に示す切替回路の動作説明で述べた通りである。
【0069】
まず、切替信号HTNをハイレベルとした時、出力部のセレクタ78からは出力信号Oが出力され、NANDゲート72からはこの出力信号Oが出力され、ANDゲート75からはローレベルが出力される。この時、出力バッファ70は切替回路の端子86から電気的に切り離され、出力バッファ69は、図3に示す切替回路の動作説明において述べたように動作する。すなわち、切替回路は、オープンコレクタ型の出力端子O[OC]として機能する。
【0070】
一方、切替信号HTNをローレベルとした時、出力部のNANDゲート72およびANDゲート75からはそれぞれハイレベルおよび制御信号Bが出力され、セレクタ78からは出力信号I/O(O)が出力される。この時、出力バッファ69は切替回路の端子86から電気的に切り離され、出力バッファ70は、図4に示す切替回路の動作説明において述べたように動作する。すなわち、切替回路は、トライステート出力型の入出力端子I/O[TS]として機能する。
【0071】
なお、切替え状態8に対応してオープンコレクタ型の出力端子O[OC]をトライステート型の入出力端子I/O[TS]に切り替える場合には、図6に示す切替回路において、NANDゲート72、ANDゲート75,76およびセレクタ78のANDゲート79,80に入力される切替信号HTNの極性を反転させたものとなるので、ここではその説明および図示を省略する。
【0072】
図7に示す切替回路は、切替え状態5に対応してトライステート型の入出力端子I/O1[TS]をトライステート型の入出力端子I/O2[TS]に切り替えるもので、入力部は、入力バッファ68および2つのANDゲート76,83を有し、出力部は、2つのセレクタ77,78およびトライステート型の出力バッファ70を有する。
【0073】
ここで、入力部において、ANDゲート76の構造は、出力信号I/O1(I)が出力される点を除いて図5に示す切替回路のそれと同じである。また、ANDゲート83には、切替信号HTN、制御信号Dおよび入力バッファ68を介して切替回路の端子86からの入力信号が入力され、その出力は入力信号I/O2(I)として内部回路63に入力される。
【0074】
一方、出力部の構造は、セレクタ78のANDゲート79,80の一方の入力端子に、それぞれ出力信号I/O1(O)およびI/O2(O)が入力される点を除いて、図5に示す切替回路のそれと同じである。
【0075】
この切替回路においては、まず、切替信号HTNをハイレベルとした時、入力部のANDゲート76の出力である入力信号I/O1(I)はローレベルに固定される。また、ANDゲート83からは、制御信号Dがハイレベルの時に、切替回路の端子86からの入力信号が出力され、入力信号I/O2(I)として内部回路63に供給される。これに対し、制御信号Dがローレベルの時には、ANDゲート83の出力である入力信号I/O2(I)は、切替回路の端子86からの入力信号に係らずローレベルに固定される。また、出力部のセレクタ77,78からはそれぞれ制御信号Bおよび出力信号I/O2(O)が出力される。この時の出力バッファ70の動作は、図4に示す切替回路の動作説明において述べた通りである。すなわち、切替回路は、トライステート型の入出力端子I/O2[TS]として機能する。
【0076】
一方、切替信号HTNをローレベルとした時、入力部のANDゲート76は図5に示す切替回路のANDゲート76と同じように動作し、ANDゲート83の出力はローレベルに固定される。また、出力部のセレクタ77,78からはそれぞれ制御信号Aおよび出力信号I/O1(O)が出力される。この時の出力バッファ70の動作は、図4に示す切替回路の動作説明において述べた通りである。すなわち、切替回路は、トライステート出力型の入出力端子I/O1[TS]として機能する。
【0077】
なお、トライステート型の入出力端子I/O2[TS]をトライステート型の入出力端子I/O1[TS]に切り替える場合には、図7に示す切替回路において、ANDゲート76,83およびセレクタ77,78のANDゲート79,80に入力される切替信号HTNの極性を反転させたものとなるので、ここではその説明および図示を省略する。
【0078】
以上、切替回路64の具体例を挙げてインターフェース制御装置60を説明したが、このインターフェース制御装置60を使用することにより、切替信号のレベルに応じて、内部回路63の端子の配列順序を、これに各々対応するコネクタ62の端子の配列順序に対して同一の配列順序またはその反対の配列順序に切り替えることができる。すなわち、切替回路64の第2の端子66の持つ機能の配列順序を、コネクタ62の端子の配列順序に対して同一の配列順序またはその反対の配列順序に切り替えることができる。
【0079】
したがって、このインターフェース制御装置60によれば、図8(a)に示すように、インターフェース制御装置60を制御基板61のコネクタ62が実装されている側の面(コネクタ62側の面)に設置する場合には、内部回路63の端子の配列順序、すなわち、切替回路64の第2の端子66の持つ機能の配列順序を、これに各々対応するコネクタ62の端子の配列順序に対して同一の配列順序に切り替えることにより、切替回路64の第2の端子66とコネクタ62の各々対応する端子同士をパターン配線を交差させることなく接続することができる。
【0080】
また、図8(b)に示すように、インターフェース制御装置60を制御基板61のコネクタ62が実装されていない側の面(コネクタ62と反対側の面)に設置する場合には、内部回路63の端子の配列順序、すなわち、切替回路64の第2の端子66の持つ機能の配列順序を、これに各々対応するコネクタ62の端子の配列順序に対して反対の配列順序に切り替えることにより、切替回路64の第2の端子66とコネクタ62の各々対応する端子同士をパターン配線を交差させることなく接続することができる。
【0081】
このため、制御基板61の設計の自由度が向上されるとともに、制御基板61上のパターン配線の設計が極めて容易となり、これにより、製品の開発期間を短縮することができる。
【0082】
また、パターン配線による制御基板61上の面積を削減することもでき、これにより、制御基板61を小型化することができ、また、コストを低減することができるという利点がある。
【0083】
本発明のインターフェース制御装置の用途は特に限定されず、例えば、CD−ROMドライブ装置等の各種の光ディスクを記録および/または再生する光ディスク装置や、ハードディスクドライブ装置等のように、機能的な端子配列が固定されているコネクタによって相互に接続される機器すべてに適用可能である。
【0084】
なお、本発明のインターフェース制御装置では、内部回路63とインターフェース装置の端子数や、内部回路63とコネクタ62の端子数は、必ずしも一致している必要はなく、インターフェース制御装置とコネクタ62との間の端子の対応(端子の持つ機能の対応)がとれていればよい。
【0085】
また、前記実施例では、インターフェース制御装置60が、内部回路63と分離型(別体)に構成されているが、本発明では、インターフェース制御装置が、内部回路63と一体型(一体的)に構成されていてもよい。すなわち、インターフェース制御装置が、内部回路63としての機能、例えば、デコーダおよび/またはエンコーダとしての機能を有していてもよい。
【0086】
また、本発明のインターフェース制御装置は、ATAPIやSCSI等のインターフェース規格に限定されず、コネクタ62の機能的な端子配列があらかじめ決定(固定)されているすべてのインターフェース規格のものに適用可能であることは言うまでもない。
【0087】
次に、本発明を適用する光ディスク装置を添付図面に示す一例を挙げて説明する。
【0088】
図9は、本発明の光ディスク装置の実施例の回路構成(主要部)を示すブロック図、図10は、本発明の光ディスク装置の実施例(ケーシングを取り除いた状態)を示す平面図である。
【0089】
これらの図に示す光ディスク装置1は、光ディスク(CD−ROM)2を再生する装置である。
【0090】
光ディスク2には、螺旋状のトラックが形成されている。
【0091】
光ディスク装置1は、光ディスク2を装着して回転させる回転駆動機構を有している。この回転駆動機構は、主に、ターンテーブル回転用のスピンドルモータ11と、スピンドルモータ11を駆動するドライバ23と、スピンドルモータ11の回転軸12に固定され、光ディスク2が装着されるターンテーブル13とで構成されている。
【0092】
また、光ディスク装置1は、前記装着された光ディスク2(ターンテーブル13)に対し、光ディスク2の径方向(ターンテーブル13の径方向)、すなわち、図10中の矢印A方向に移動し得る光学ヘッド(光ピックアップ)3と、この光学ヘッド3を前記径方向に移動させる光学ヘッド移動機構と、制御手段9と、RFアンプIC40と、サーボプロセッサ(DSP)51と、デコーダ52と、メモリー(例えば、RAM等)53と、前述したインターフェース制御装置60と、コネクタ62と、これらを収納する図示しないケーシングとを有している。以下、前記光ディスク2の径方向を単に「径方向」と言う。
【0093】
光学ヘッド3は、レーザダイオード(光源)5および分割フォトダイオード(受光部)6を備えた光学ヘッド本体(光ピックアップベース)31と、対物レンズ(集光レンズ)32とを有している。
【0094】
対物レンズ32は、光学ヘッド本体31に設けられた図示しないサスペンジョンバネで支持され、光学ヘッド本体31に対し、径方向および対物レンズ32の光軸方向(光ディスク2(ターンテーブル13)の回転軸方向)のそれぞれに移動し得るようになっている。対物レンズ32がその中立位置(中点)からずれると、その対物レンズ32は、前記サスペンジョンバネの復元力によって中立位置に向って付勢される。以下、前記対物レンズ32の光軸方向を単に「光軸方向」と言い、前記光ディスク2の回転軸方向を単に「回転軸方向」と言う。
【0095】
また、光学ヘッド3は、光学ヘッド本体31に対し、対物レンズ32を移動させるアクチュエータ4を有している。このアクチュエータ4は、光学ヘッド本体31に対し、対物レンズ32を径方向に移動させるトラッキングアクチュエータと、対物レンズ32を光軸方向(回転軸方向)に移動させるフォーカスアクチュエータとで構成されている。
【0096】
このアクチュエータ4、すなわち、トラッキングアクチュエータおよびフォーカスアクチュエータは、それぞれ、ドライバ21により駆動される。
【0097】
また、光学ヘッド本体31には、後述するガイドシャフト16に沿って摺動する3つの支持部(スライダ)311が形成されている。
【0098】
光学ヘッド移動機構は、主に、スレッドモータ7と、スレッドモータ7を駆動するドライバ22と、スレッドモータ7の回転軸8に固定されたリードスクリュー(ウォームギヤ)81と、減速ギヤ14と、ラックギヤ15と、光学ヘッド3を案内する一対のガイドシャフト16、16と、前述した3つの支持部(スライダ)311とで構成されている。
【0099】
前記減速ギヤ14は、前記リードスクリュー81と噛合するウォームホイール141と、このウォームホイール141に同心的に固定され、ウォームホイール141より小径のピニオンギヤ142とで構成されている。
【0100】
また、前記ラックギヤ15は、前記ピニオンギヤ142に噛合し、光学ヘッド本体31に固定されている。
【0101】
前述したように、前記光学ヘッド3は、前記一対のガイドシャフト16、16に対し、支持部311により移動可能に支持されている。
【0102】
スレッドモータ7が駆動し、その回転軸8およびリードスクリュー81が所定方向に回転すると、ウォームホイール141およびピニオンギヤ142が所定方向に回転し、ラックギヤ15とピニオンギヤ142とにより、前記ピニオンギヤ142の回転運動が光学ヘッド3の直線運動に変換され、光学ヘッド3は、ガイドシャフト16に沿って所定方向に移動する。
【0103】
また、スレッドモータ7の回転軸8およびリードスクリュー81が前記と逆方向に回転すると、光学ヘッド3は、ガイドシャフト16に沿って前記と逆方向に移動する。
【0104】
制御手段9は、通常、マイクロコンピュータ(CPU)で構成され、光学ヘッド3(アクチュエータ4、レーザダイオード5等)、スレッドモータ7、スピンドルモータ11、RFアンプIC40、サーボプロセッサ51、デコーダ52、メモリー53、インターフェース制御装置60等、光ディスク装置1全体の制御を行う。
【0105】
そして、光ディスク装置1には、本発明のインターフェース制御装置60およびコネクタ62を介して外部装置(例えば、コンピュータ)が着脱自在に接続され、光ディスク装置1と外部装置との間で通信(送信および受信)を行うことができる。
【0106】
次に、光ディスク装置1の作用について説明する。
【0107】
光ディスク装置1は、光学ヘッド3を目的トラック(目的アドレス)に移動し、この目的トラックにおいて、フォーカス制御、トラッキング制御、スレッド制御および回転数制御(回転速度制御)等を行いつつ、光ディスク2からの情報(データ)の読み出し(再生)等を行う。
【0108】
再生の際は、レーザ光が、光学ヘッド3のレーザダイオード5から光ディスク2の所定のトラックに照射される。このレーザ光は、光ディスク2で反射し、その反射光は、光学ヘッド3の分割フォトダイオード6で受光される。
【0109】
この分割フォトダイオード6からは、受光量に応じた電流が出力され、この電流は、図示しないI−Vアンプ(電流−電圧変換部)で、電圧に変換され、光学ヘッド3から出力される。
【0110】
光学ヘッド3から出力された電圧(検出信号)は、RFアンプIC40に入力され、このRFアンプIC40で、加算や増幅等を行うことにより、HF(RF)信号が生成される。このHF信号は、光ディスク2に書き込まれているピットとランドに対応するアナログ信号である。
【0111】
HF信号は、サーボプロセッサ51に入力され、このサーボプロセッサ51で、2値化され、EFM(Eight to Fourteen Modulation)復調され、所定形式のデータ(DATA信号)にデコード(変換)されて、デコーダ52に入力される。
【0112】
そして、このデータは、デコーダ52で、通信(送信)用の所定形式のデータにデコードされ、本発明のインターフェース制御装置60を介して、外部装置(例えば、コンピュータ)に送信される。
【0113】
以上のような再生動作におけるトラッキング制御、スレッド制御およびフォーカス制御は、次にようにして行われる。
【0114】
前述したように、光学ヘッド3の分割フォトダイオード6からの電流−電圧変換後の信号(電圧)は、RFアンプIC40に入力される。
【0115】
RFアンプIC40は、この分割フォトダイオード6からの電流−電圧変換後の信号に基づいて、トラッキングエラー信号(TE)(電圧)を生成する。
【0116】
トラッキングエラー信号は、対物レンズ32の径方向のずれ量、すなわち、トラックの中心からの径方向における対物レンズ32のずれの大きさおよびその方向(トラックの中心からのずれ量)を示す信号である。
【0117】
トラッキングエラー信号は、サーボプロセッサ51に入力される。サーボプロセッサ51では、このトラッキングエラー信号に対し、位相の反転や増幅等の所定の信号処理が行われ、これによりトラッキングサーボ信号(電圧)が生成される。このトラッキングサーボ信号に基づいて、ドライバ21を介し、アクチュエータ4に所定の駆動電圧が印加され、このアクチュエータ4の駆動により、対物レンズ32は、トラックの中心に向って移動する。すなわち、トラッキングサーボがかかる。
【0118】
このアクチュエータ4の駆動のみでは、対物レンズ32をトラックに追従させることに限界があり、これをカバーすべく、ドライバ22を介し、スレッドモータ7を駆動して光学ヘッド本体31を前記対物レンズ32が移動した方向と同方向に移動し、対物レンズ32を中立位置に戻すように制御する(スレッド制御を行う)。
【0119】
また、RFアンプIC40は、前記分割フォトダイオード6からの電流−電圧変換後の信号に基づいて、フォーカスエラー信号(FE)(電圧)を生成する。
【0120】
フォーカスエラー信号は、対物レンズ32の光軸方向(回転軸方向)のずれ量、すなわち、合焦位置からの光軸方向(回転軸方向)における対物レンズ32のずれの大きさおよびその方向(合焦位置からの対物レンズ32のずれ量)を示す信号である。
【0121】
フォーカスエラー信号は、サーボプロセッサ51に入力される。サーボプロセッサ51では、このフォーカスエラー信号に対し、位相の反転や増幅等の所定の信号処理が行われ、これによりフォーカスサーボ信号(電圧)が生成される。このフォーカスサーボ信号に基づいて、ドライバ21を介し、アクチュエータ4に所定の駆動電圧が印加され、このアクチュエータ4の駆動により、対物レンズ32は、合焦位置に向って移動する。すなわち、フォーカスサーボがかかる。
【0122】
本発明の光ディスク装置は、前述したCD−ROMドライブ装置に限らず、この他、例えば、CD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RAM等の記録・再生が可能な光ディスク(プリグルーブを有する光ディスク)を記録・再生する各種光ディスク装置、CD(コンパクトディスク)等の再生専用の光ディスクや、記録・再生が可能な光ディスクを再生する各種光ディスク装置に適用することができる。
【0123】
また、本発明の光ディスク装置は、複数種の光ディスクを記録および/または再生する各種光ディスク装置に適用することもできる。
【0124】
以上、本発明のインターフェース制御装置および光ディスク装置を、図示の実施例に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。
【0125】
例えば、前記実施例では、インターフェース制御装置がデコーダ等の内部回路と分離型(別体)に構成されているが、本発明の光ディスク装置では、インターフェース制御装置がデコーダ等の内部回路と一体型(一体的)に構成されていてもよい。すなわち、インターフェース制御装置がデコーダ等の内部回路としての機能を有していてもよい。
【0126】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のインターフェース制御装置および光ディスク装置によれば、インターフェース制御装置を制御基板のどちらの面に配置した場合であっても、インターフェース制御装置とコネクタの各々対応する端子同士を配線を交差することなく接続することができる。
【0127】
このため、制御基板の設計の自由度が向上されるとともに、制御基板上のパターン配線の設計が極めて容易なものとなる。
【0128】
これにより、製品の開発期間を短縮できる。また、パターン配線による制御基板上の面積を削減することができ、これにより、制御基板の小型化や低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインターフェース制御装置の実施例を示すブロック概念図である。
【図2】図1に示すインターフェース制御装置の端子配列を、ATAPIに準拠したコネクタの端子の配列順序に対して、同一の配列順序およびその反対の配列順序とした場合の両者の関係を示す対応表である。
【図3】図1に示すインターフェース制御装置の切替回路の構成例を示す回路図である。
【図4】図1に示すインターフェース制御装置の切替回路の構成例を示す回路図である。
【図5】図1に示すインターフェース制御装置の切替回路の構成例を示す回路図である。
【図6】図1に示すインターフェース制御装置の切替回路の構成例を示す回路図である。
【図7】図1に示すインターフェース制御装置の切替回路の構成例を示す回路図である。
【図8】図1に示すインターフェース制御装置の使用例を示す概念図である。
【図9】本発明の光ディスク装置の実施例の回路構成(主要部)を示すブロック図である。
【図10】本発明の光ディスク装置の実施例(ケーシングを取り除いた状態)を示す平面図である。
【図11】(a)は、制御基板を示す概念図、(b)および(c)は、従来のインターフェースLSIの使用例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 光ディスク装置
2 光ディスク
3 光学ヘッド
31 光学ヘッド本体
32 対物レンズ
311 支持部
4 アクチュエータ
5 レーザダイオード
6 分割フォトダイオード
7 スレッドモータ
8 回転軸
81 リードスクリュー
9 制御手段
11 スピンドルモータ
12 回転軸
13 ターンテーブル
14 減速ギヤ
141 ウォームホイール
142 ピニオンギヤ
15 ラックギヤ
16 ガイドシャフト
21〜23 ドライバ
40 RFアンプIC
51 サーボプロセッサ
52 デコーダ
53 メモリー
60 インターフェース制御装置
61 制御基板
62 コネクタ
63 内部回路
64 切替回路
65 第1の端子
66 第2の端子
67 外部切替端子
68 入力バッファ
69、70 出力バッファ
71、73〜76、79、80、83 ANDゲート
72 NANDゲート
77、78 セレクタ
82 ORゲート
84 インターフェースLSI
85、86 端子

Claims (7)

  1. 端子配列が機能的に固定されているコネクタの各端子にそれぞれ接続され、その配列が固定されており、入力、出力および入出力のうちのいずれかの機能を有する複数の端子と、
    前記複数の端子の配列順序を、前記コネクタの端子の配列順序に対して同一の配列順序またはその反対の配列順序に切り替える切替回路とを有するインターフェース制御装置であって、
    前記切替回路は、前記端子の入力の機能と出力の機能の切り替えを行う回路と、前記端子の入力の機能と入出力の機能の切り替えを行う回路と、前記端子の出力の機能と入出力の機能の切り替えを行う回路とを含む複数の回路を有し、該回路により、前記複数の端子の持つ機能を切り替えることによって、前記複数の端子の配列順序を、前記コネクタの端子の配列順序に対して同一の配列順序またはその反対の配列順序に切り替えるよう構成されていることを特徴とするインターフェース制御装置。
  2. 前記切替回路は、切替信号が入力される外部切替端子を有し、前記切替信号により、前記複数の端子の配列順序を切り替えるよう構成されている請求項1に記載のインターフェース制御装置。
  3. 前記切替回路は、内部レジスタを有し、該内部レジスタの設定により、前記複数の端子の配列順序を切り替えるよう構成されている請求項1に記載のインターフェース制御装置。
  4. さらに、デコーダおよび/またはエンコーダとしての機能を有する請求項1ないし3のいずれかに記載のインターフェース制御装置。
  5. 前記切替回路は、前記コネクタと、該コネクタの各端子にそれぞれ接続される端子を備えた内部回路との間に配置される請求項1ないし3のいずれかに記載のインターフェース制御装置。
  6. 前記内部回路と一体型または分離型に構成されている請求項5に記載のインターフェース制御装置。
  7. 端子配列が機能的に固定されているコネクタと、請求項1ないし6のいずれかに記載のインターフェース制御装置と、光ディスクを装着して回転させる回転駆動機構と、光学ヘッドとを有し、
    前記光学ヘッドを介して前記光ディスクを記録および/または再生するよう構成されていることを特徴とする光ディスク装置。
JP33006098A 1998-11-19 1998-11-19 インターフェース制御装置および光ディスク装置 Expired - Fee Related JP3963051B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33006098A JP3963051B2 (ja) 1998-11-19 1998-11-19 インターフェース制御装置および光ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33006098A JP3963051B2 (ja) 1998-11-19 1998-11-19 インターフェース制御装置および光ディスク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000155630A JP2000155630A (ja) 2000-06-06
JP3963051B2 true JP3963051B2 (ja) 2007-08-22

Family

ID=18228340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33006098A Expired - Fee Related JP3963051B2 (ja) 1998-11-19 1998-11-19 インターフェース制御装置および光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3963051B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007018403A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Alpine Electronics Inc 異種インタフェース対応レジスタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000155630A (ja) 2000-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3963051B2 (ja) インターフェース制御装置および光ディスク装置
EP1235208A2 (en) Optical disc drive
JP2003030857A (ja) 光ピックアップの調整用光ディスク
US6414926B1 (en) Optical disc drive
JP3991456B2 (ja) 光ディスク装置
CN1643590B (zh) 光盘设备的伺服控制方法
JP4360029B2 (ja) 光ディスク装置
JP3488309B2 (ja) 記録及び/又は再生装置
JP2000021078A (ja) 光ディスク装置
KR100228485B1 (ko) 복합형 광 디스크 기록/재생장치와 데이터 기록/재생 제어방법
JP2000020975A (ja) 光ディスク装置
KR100282940B1 (ko) 씨디롬 배속별 최적의 알피엠설정방법
JP3849833B2 (ja) 光ディスク装置
JP2006209873A (ja) 受光素子、光ピックアップ装置および光ディスク装置
KR100525861B1 (ko) 광디스크 매체의 목표트랙 억세스방법
EP1720167A2 (en) Data line switching circuit for optical pickup device
JP2000132845A (ja) 駆動デバイスの駆動制御装置および光ディスク装置
JP2000101431A (ja) A/d変換装置および光ディスク装置
JPH056278B2 (ja)
US20060176789A1 (en) Data line switching circuit for optical pickup device
JP2001243687A (ja) トレイ開閉状態検出装置および光ディスク装置
JPH11296869A (ja) ディスクドライブ装置及びその制御方法
JP2007122788A (ja) 光ディスク記録再生装置
JPH0423287A (ja) コンパクトディスク
JP2001084736A (ja) 光ディスクドライブ要部ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20031210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070501

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070514

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130601

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees