JP2000155630A - インターフェース制御装置および光ディスク装置 - Google Patents

インターフェース制御装置および光ディスク装置

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JP2000155630A
JP2000155630A JP10330060A JP33006098A JP2000155630A JP 2000155630 A JP2000155630 A JP 2000155630A JP 10330060 A JP10330060 A JP 10330060A JP 33006098 A JP33006098 A JP 33006098A JP 2000155630 A JP2000155630 A JP 2000155630A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】制御基板上のどちらの面に配置しても、配線を
交差させることなくコネクタに接続することができるイ
ンターフェース制御装置、および、これを利用する光デ
ィスク装置を提供する。 【解決手段】インターフェース制御装置60は、制御基
板61上に実装されたコネクタ62と内部回路63との
間に配置して使用される切替回路64を有する。コネク
タ62は、標準化されたインターフェース規格によっ
て、その機能的な端子配列があらかじめ決定されてい
る。切替回路64は、切替信号に応じて、第2の端子6
6の持つ機能の配列順序を、これに各々対応するコネク
タ62の端子の配列順序に対して同一の配列順序または
その反対の配列順序に切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端子の機能的な配
列が固定されているコネクタを介して機器同士を接続す
る際に用いられるインターフェース制御装置、および、
このインターフェース制御装置を利用する光ディスク装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばCD−ROMドライブ装置等の光
ディスク装置とパーソナルコンピュータとを接続する際
に使用されるコネクタの機能的な端子配列(ピン配列)
は、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)や
SCSI(Small Computer System Interface )等の標
準化されたインターフェース規格によってあらかじめ決
定されている。すなわち、コネクタの各端子(ピン)に
接続されるべき信号の機能は決められており、標準化さ
れた規格との互換性を保つためにはコネクタの機能的な
端子配列を自由に変更することはできない。
【0003】以下、インターフェース規格として、コネ
クタの端子数が40本であるATAPIを使用した場合
を例に挙げて説明を行う。
【0004】図11(a)は、前述の光ディスク装置を
制御するプリント配線基板(PCB)等の制御基板を示
す概念図、図11(b)および(c)は、従来のインタ
ーフェースLSI(I/F LSI)の使用例を示す概
念図である。
【0005】図11(a)に示すように、コネクタ62
は、制御基板61の一方の面、ここでは図11(a)中
上側の面に実装されている。このコネクタ62に接続さ
れるべき信号を発生したり処理する内部回路であるイン
ターフェースLSI(I/FLSI)84は、制御基板
61の一方の面(図11(a)中実線で示す)、すなわ
ちコネクタ62が実装されている側の面(以下、単に
「コネクタ62側の面」と言う)、または他方の面(図
11(a)中2点鎖線で示す)、すなわちコネクタ62
が実装されていない側の面(以下、単に「コネクタ62
と反対側の面」と言う)のどちらにも配置することがで
きる。
【0006】通常、従来のインターフェースLSI84
の端子配列は、コネクタ62の端子の配列順序に対して
同一の配列順序となるよう設計される。
【0007】したがって、図11(b)に示すように、
インターフェースLSI84を制御基板61のコネクタ
62側の面に配置する場合には、コネクタ62の1番の
端子(ピン)に対してインターフェースLSI84の1
番の端子、以下同様に、2番の端子に対して2番の端
子、・・・、40番の端子に対して40番の端子という
ように、インターフェースLSI84の各端子とこれに
各々対応するコネクタ62の端子とを配線を交差させる
ことなく接続することができる。
【0008】ところが、設計の都合上、インターフェー
スLSI84を制御基板61のコネクタ62と反対側の
面に配置させなければならない場合や、配置させたい場
合がある。
【0009】このような場合には、図11(c)に示す
ように、コネクタ62の1番の端子に対してインターフ
ェースLSI84の40番の端子、以下同様に、2番の
端子に対して39番の端子、・・・、40番の端子に対
して1番の端子というように、インターフェースLSI
84の各端子とこれに各々対応するコネクタ62の端子
とを配線を交差させて接続する必要があり、現実的に
は、各パターン配線を交差させる際これらが導通しない
ように、制御基板61に複数のスルーホール(図示せ
ず)を形成して、半数以上の端子に対応するパターン配
線を前記スルーホールを介して制御基板61のコネクタ
62と反対側の面からコネクタ60側の面に引き回して
配線している。
【0010】このため、制御基板61のパターン配線の
設計に手間がかかるとともに、その設計に要する時間が
増大する。
【0011】また、パターン配線の専有面積が増大して
制御基板61の面積が大きくなり、コストが増大すると
いう欠点がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、制御
基板上のどちらの面に配置しても、配線を交差させるこ
となくコネクタに接続することができるインターフェー
ス制御装置、および、これを利用する光ディスク装置を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(7)の本発明により達成される。
【0014】(1) 端子配列が機能的に固定されてい
るコネクタの各端子にそれぞれ接続され、その配列が固
定されている複数の端子と、前記複数の端子の持つ機能
の配列順序を、前記コネクタの端子の配列順序に対して
同一の配列順序またはその反対の配列順序に切り替える
切替回路とを有することを特徴とするインターフェース
制御装置。
【0015】(2) 前記切替回路は、切替信号が入力
される外部切替端子を有し、前記切替信号により、前記
複数の端子の持つ機能の配列順序を切り換えるよう構成
されている上記(1)に記載のインターフェース制御装
置。
【0016】(3) 前記切替回路は、内部レジスタを
有し、該内部レジスタの設定により、前記複数の端子の
持つ機能の配列順序を切り換えるよう構成されている上
記(1)に記載のインターフェース制御装置。
【0017】(4) さらに、デコーダおよび/または
エンコーダとしての機能を有する上記(1)ないし
(3)のいずれかに記載のインターフェース制御装置。
【0018】(5) 端子配列が機能的に固定されてい
るコネクタと、該コネクタの各端子にそれぞれ接続され
る端子を備えた内部回路との間に配置され、該内部回路
の端子またはそれに対応する端子の配列順序を、前記コ
ネクタの端子の配列順序に対して同一の配列順序または
その反対の配列順序に切り替える切替回路を有すること
を特徴とするインターフェース制御装置。
【0019】(6) 前記内部回路と一体型または分離
型に構成されている上記(5)に記載のインターフェー
ス制御装置。
【0020】(7) 端子配列が機能的に固定されてい
るコネクタと、上記(1)ないし(6)のいずれかに記
載のインターフェース制御装置と、光ディスクを装着し
て回転させる回転駆動機構と、光学ヘッドとを有し、前
記光学ヘッドを介して前記光ディスクを記録および/ま
たは再生するよう構成されていることを特徴とする光デ
ィスク装置。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインターフェース
制御装置および光ディスク装置を添付図面に示す好適実
施例に基づいて詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明のインターフェース制御装
置の実施例を示すブロック概念図である。
【0023】同図に示すように、インターフェース制御
装置(インターフェース制御回路(IC))60は、端
子配列(ピン配列)が機能的に固定されているコネクタ
62を介して所定の機器同士を接続する際に用いられる
ものであり、プリント配線基板(PCB)等の制御基板
61上に実装されたコネクタ62と内部回路63との間
に配置して使用される切替回路64を有している。
【0024】コネクタ62は、既に述べたように、例え
ばATAPI(AT Attachment Packet Interface)やS
CSI(Small Computer System Interface )等の標準
化されたインターフェース規格によって、その機能的な
端子配列があらかじめ決定(固定)されているものであ
る。
【0025】内部回路63は、コネクタ62の各端子に
接続されるべき信号やそれに対応する信号を発生したり
処理するために、制御基板61上に実装されるマイクロ
プロセッサやデコーダ等の回路ブロックを概念的に示し
たものであり、コネクタ62の各端子に各々対応して接
続されるべき複数の端子を有する。この内部回路63の
各端子は、基本的に、内部回路63の端子とこれに各々
対応するコネクタ62の端子とを、それぞれ、パターン
配線を交差させることなく接続できるように、コネクタ
62の端子の配列順序に対して同一の配列順序に配置さ
れている。
【0026】切替回路64は、前記内部回路63の端子
の配列順序、すなわち、後述する第2の端子66の配列
順序(第2の端子66の持つ機能の配列順序)を、これ
に各々対応するコネクタ62の端子の配列順序に対して
同一の配列順序またはその反対の配列順序に切り替える
回路であり、内部回路63の各端子に各々対応する第1
の端子65と、コネクタ62の各端子に各々対応する第
2の端子66と、切替信号が入力される外部切替端子6
7とを有している。なお、前記第2の端子66がインタ
ーフェース制御装置60の端子である。
【0027】前記切替信号は、外部切替端子67を制御
基板61上で電源レベル(ハイレベル)またはグランド
レベル(ローレベル)に接続することにより与えられ、
切替回路64は、前記切替信号のレベルに応じて内部回
路63の端子の配列順序、すなわち、第2の端子66の
配列順序(第2の端子66の持つ機能の配列順序)を切
り替える。例えば、本実施例の場合、切替回路64は、
切替信号がハイレベルであれば、内部回路63の端子の
配列順序、すなわち、第2の端子66の配列順序(第2
の端子66の持つ機能の配列順序)を、これに各々対応
するコネクタ62の端子の配列順序に対して反対の配列
順序に切り替え、ローレベルであれば、前記コネクタ6
2の端子の配列順序に対して同一の配列順序に切り替え
る。
【0028】なお、本発明のインターフェース制御装置
は、これに限定されず、例えば、外部切替端子67を設
ける代りに切替信号を保持する内部レジスタを設け、こ
の内部レジスタに保持される切替信号としてハイレベル
またはローレベルを設定することにより、内部回路63
の端子の配列順序、すなわち、第2の端子66の配列順
序(第2の端子66の持つ機能の配列順序)を切り替え
るようにしてもよい。
【0029】ここで、前記切替回路64について、AT
APIに準拠したインターフェース制御回路およびコネ
クタを用いた場合の一例を挙げて具体的に説明する。
【0030】図2は、インターフェース制御装置60の
端子配列を、ATAPIに準拠したコネクタの端子の配
列順序に対して、同一の配列順序およびその反対の配列
順序とした場合の両者の関係を示す対応表である。
【0031】既に述べたように、ATAPIに準拠した
コネクタ62の端子数は40本であるが、図2に示す対
応表には、信号として使用していない端子やグランド端
子等の端子を除き、信号として有効な31本の端子だけ
を示してある。すなわち、この対応表における端子番号
は、インターフェース制御装置60の前記有効な31本
の端子の配列順序を連続的に(連続番号で)示したもの
である。
【0032】対応表の左側の‘通常の端子配列’の部分
は、インターフェース制御装置60の端子配列(端子の
持つ機能の配列順序)を、ATAPIに準拠したコネク
タ62の端子の配列順序と同一の配列順序(以下、単に
「同一の配列順序」と言う)とした場合を示し、対応表
の右側の‘切替え後の端子配列’の部分は、前記コネク
タ62の端子の配列順序に対して反対の配列順序(以
下、単に「反対の配列順序」と言う)とした場合を示
す。
【0033】この対応表に示すように、切替え後の端子
配列における端子の配列順序は、通常の端子配列におけ
る端子の配列順序と反対になる。すなわち、切替え後の
端子配列における1番〜31番の端子の持つ機能は、そ
れぞれ、通常の端子配列における31番〜1番の端子の
持つ機能と一致する。
【0034】ここで、対応表中の名称は、各々の端子配
列の場合に各々の端子に割り当てられる信号の名称を示
す。また、対応表中の形式は、端子の入出力の形式、例
えばIは入力端子、I/O[TS]はトライステート型
の入出力端子、O[TS]はトライステート型の出力端
子、O[OC]はオープンコレクタ型の出力端子である
ことを示す。
【0035】また、対応表中の切替え状態は、‘通常の
端子配列’と‘切替え後の端子配列’との間の切替えの
パターンを示す。
【0036】対応表に示すように、1番〜31番の端子
の持つ機能の配列順序をそれと反対の配列順序に切り替
える場合、すなわち、1番〜31番の端子をそれぞれ3
1番〜1番の端子に切り替える場合、例えば1番の端子
の機能(名称、形式)を名称「RESET_」、形式
「I」から名称「DASP_」、形式「O[OC]」に
切り替える必要がある。すなわち、入力端子Iをオープ
ンコレクタ型の出力端子O[OC]に切り替える必要が
あり、対応表では、この場合を切替え状態1とする。
【0037】また、トライステート型の入出力端子I/
O[TS]を入力端子I、トライステート型の出力端子
O[TS]、オープンコレクタ型の出力端子O[OC]
およびトライステート型の入出力端子I/O[TS]に
切り替える必要があり、対応表では、これらの場合をそ
れぞれ切替え状態2,3,4および5とする。
【0038】また、トライステート型の出力端子O[T
S]をトライステート型の入出力端子I/O[TS]に
切り替える必要があり、対応表では、この場合を切替え
状態6とする。
【0039】また、入力端子Iをトライステート型の入
出力端子I/O[TS]に切り替える必要があり、対応
表では、この場合を切替え状態7とする。
【0040】また、オープンコレクタ型の出力端子O
[OC]をトライステート型の入出力端子I/O[T
S]および入力端子Iに切り替える必要があり、対応表
では、これらの場合をそれぞれ切替え状態8および9と
する。
【0041】図3、図4、図5、図6および図7は、切
替回路64の構成例を示す回路図である。
【0042】これらの図に示すように、この切替回路6
4は、図2に示す端子配列の対応表の切替え状態1〜9
にしたがってその回路を構成した場合の一例を示すもの
である。
【0043】図3〜図7中左側の端子85は、それぞ
れ、この切替回路64の第1の端子65に相当し、I,
O,I/O(I)およびI/O(O)は、それぞれ、入
力端子に対応する入力信号、出力端子に対応する出力信
号、入出力端子に対応する入力信号および出力信号であ
る。
【0044】また、図3〜図7中右側の端子86は、そ
れぞれ、切替回路64の第2の端子66に相当する。
【0045】また、HTNは、それぞれ、切替回路64
の外部切替端子67に入力される切替信号であり、本実
施例では、前述したように、この切替信号HTNがロー
レベルの場合に、端子配列を同一の配列順序にし、ハイ
レベルの場合に、端子配列を反対の配列順序にするよう
構成されている。
【0046】また、A,B,C,Dは、それぞれ、この
切替回路64の入出力を制御する制御信号である。
【0047】図3に示す切替回路は、切替え状態1に対
応して入力端子Iをオープンコレクタ型の出力端子O
[OC]に切り替えるもので、入力部となる入力バッフ
ァ68およびANDゲート71と、出力部となるNAN
Dゲート72およびオープンコレクタ型の出力バッファ
69とを有する。
【0048】ここで、入力部において、ANDゲート7
1には、切替信号HTNおよび入力バッファ68を介し
て切替回路の端子86からの入力信号が入力され、その
出力は入力信号Iとして内部回路63に入力される。
【0049】一方、出力部では、NANDゲート72に
切替信号HTNおよび出力信号Oが入力され、その出力
は出力バッファ69に入力される。すなわち、出力信号
Oは、NANDゲート72と出力バッファ69を介して
切替回路の端子86から出力される。
【0050】この切替回路においては、まず、切替信号
HTNをハイレベルとした時、入力部のANDゲート7
1の出力、すなわち、内部回路63に供給される入力信
号Iは、切替回路の端子86の電圧レベルに係らずロー
レベルに固定される。これに対し、出力部のNANDゲ
ート72からは出力信号Oが出力され、この出力信号O
がローレベルの時は、出力バッファ69によって切替回
路の端子86からオープンコレクタ型ローレベルが出力
され、前記出力信号Oがハイレベルの時は、出力バッフ
ァ69は切替回路の端子86から電気的に切り離され
る。すなわち、切替回路(切替回路の端子86)は、オ
ープンコレクタ型の出力端子O[OC]として機能す
る。
【0051】一方、切替信号HTNをローレベルとした
時、出力部のNANDゲート72からは出力信号Oの電
圧レベルに係らずハイレベルの信号が出力され、出力バ
ッファ69は切替回路の端子86から電気的に切り離さ
れる。これに対し、入力部のANDゲート71からは、
切替回路の端子86からの入力信号が出力されて内部回
路63に供給される。すなわち、切替回路は、入力端子
Iとして機能する。
【0052】なお、切替え状態9に対応してオープンコ
レクタ型の出力端子O[OC]を入力端子Iに切り替え
る場合には、図3に示す切替回路において、ANDゲー
ト71、NANDゲート72に入力される切替信号HT
Nの極性(ハイレベル/ローレベル)を反転させたもの
となるので、ここではその説明および図示を省略する。
【0053】図4に示す切替回路は、切替え状態2に対
応してトライステート型の入出力端子I/O[TS]を
入力端子Iに切り替えるもので、入力部は、入力バッフ
ァ68および2つのANDゲート73,74を有し、出
力部は、ANDゲート75およびトライステート型の出
力バッファ70を有する。
【0054】ここで、入力部において、ANDゲート7
3には、切替信号HTN、制御信号Bおよび入力バッフ
ァ68を介して切替回路の端子86からの入力信号が入
力され、その出力は入力信号I/O(I)として内部回
路63に入力される。また、ANDゲート74には、切
替信号HTNおよび入力バッファ68を介して切替回路
の端子86からの入力信号が入力され、その出力は入力
信号Iとして内部回路63に入力される。
【0055】一方、出力部では、ANDゲート75に切
替信号HTNおよび制御信号Aが入力され、その出力は
出力バッファ70の出力制御入力端子に入力される。ま
た、出力信号I/O(O)は、出力バッファ70を介し
て切替回路の端子86から出力される。
【0056】この切替回路においては、まず、切替信号
HTNをハイレベルとした時、入力部のANDゲート7
3の出力である入力信号I/O(I)はローレベルに固
定される。また、入力部のANDゲート74からは、切
替回路の端子86からの入力信号が出力されて内部回路
63に供給される。これに対し、出力部のANDゲート
75の出力はローレベルに固定され、出力バッファ70
は切替回路の端子86から電気的に切り離される。すな
わち、切替回路は、入力端子Iとして機能する。
【0057】一方、切替信号HTNをローレベルとした
時、入力部のANDゲート74の出力はローレベルに固
定される。これに対し、入力部のANDゲート73から
は、制御信号Bがハイレベルの時に、切替回路の端子8
6からの入力信号が出力され、入力信号I/O(I)と
して内部回路63に供給される。また、制御信号Bがロ
ーレベルの時には、ANDゲート73の出力である入力
信号I/O(I)は、切替回路の端子86からの入力信
号に係らずローレベルに固定される。また、出力部のA
NDゲート75からは制御信号Aが出力され、出力バッ
ファ70の出力は制御信号Aによって制御される。制御
信号Aがハイレベルの時に、出力バッファ70すなわち
切替回路の端子86からは出力信号I/O(O)が出力
され、制御信号Aがローレベルの時に、出力バッファ7
0は切替回路の端子86から電気的に切り離される。す
なわち、切替回路は、トライステート出力型の入出力端
子I/O[TS]として機能する。
【0058】なお、切替え状態7に対応して入力端子I
をトライステート型の入出力端子I/O[TS]に切り
替える場合には、図4に示す切替回路において、AND
ゲート73,74,75に入力される切替信号HTNの
極性を反転させたものとなるので、ここではその説明お
よび図示を省略する。
【0059】図5に示す切替回路は、切替え状態3に対
応してトライステート型の入出力端子I/O[TS]を
トライステート型の出力端子O[TS]に切り替えるも
ので、入力部は、入力バッファ68およびANDゲート
76を有し、出力部は、2つのセレクタ77,78およ
びトライステート型の出力バッファ70を有する。ま
た、各々のセレクタ77,78は、それぞれ2つのAN
Dゲート79,80およびORゲート82を有する。
【0060】ここで、入力部において、ANDゲート7
6には、切替信号HTN、制御信号Cおよび入力バッフ
ァ68を介して切替回路の端子86からの入力信号が入
力され、その出力は入力信号I/O(I)として内部回
路63に入力される。
【0061】一方、出力部では、セレクタ77のAND
ゲート79,80の一方の入力端子にはともに切替信号
HTNが入力され、その他方の入力端子には、それぞれ
制御信号AおよびBが入力される。これらのANDゲー
ト79,80の出力はORゲート82に入力され、OR
ゲート82の出力は出力バッファ70の出力制御入力端
子に入力される。また、セレクタ78のANDゲート7
9,80の一方の入力端子にはともに切替信号HTNが
入力され、その他方の入力端子には、それぞれ出力信号
I/O(O)およびOが入力される。同じく、これらの
ANDゲート79,80の出力はORゲート82に入力
され、ORゲート82の出力は、出力バッファ70を介
して切替回路の端子86から出力される。
【0062】この切替回路においては、まず、切替信号
HTNをハイレベルとした時、入力部のANDゲート7
6の出力である入力信号I/O(I)はローレベルに固
定される。これに対し、出力部のセレクタ77,78か
らはそれぞれ制御信号Bおよび出力信号Oが出力され
る。この時の出力バッファ70の動作は、図4に示す切
替回路の動作説明において述べた通りである。すなわ
ち、切替回路は、トライステート型の出力端子O[T
S]として機能する。
【0063】一方、切替信号HTNをローレベルとした
時、入力部のANDゲート76からは、図4に示す切替
回路の動作説明で述べたように、制御信号Cに応じて、
切替回路の端子86からの入力信号またはローレベルが
出力される。また、出力部のセレクタ77,78からは
それぞれ制御信号Aおよび出力信号I/O(O)が出力
される。この時の出力バッファ70の動作は、図4に示
す切替回路の動作説明において述べた通りである。すな
わち、切替回路は、トライステート出力型の入出力端子
I/O[TS]として機能する。
【0064】なお、切替え状態6に対応してトライステ
ート型の出力端子O[TS]をトライステート型の入出
力端子I/O[TS]に切り替える場合には、図5に示
す切替回路において、ANDゲート76およびセレクタ
77,78のANDゲート79,80に入力される切替
信号HTNの極性を反転させたものとなるので、ここで
はその説明および図示を省略する。
【0065】図6に示す切替回路は、切替え状態4に対
応してトライステート型の入出力端子I/O[TS]を
オープンコレクタ型の出力端子O[OC]に切り替える
もので、入力部は、入力バッファ68およびANDゲー
ト76を有し、出力部は、セレクタ78、NANDゲー
ト72、ANDゲート75、オープンコレクタ型の出力
バッファ69およびトライステート型の出力バッファ7
0を有する。
【0066】ここで、入力部の構造は、図5に示す切替
回路のそれと同じである。
【0067】一方、出力部において、NANDゲート7
2および出力バッファ69の構造は、NANDゲート7
2の一方の入力端子にセレクタ78のORゲート82の
出力が入力される点を除いて図3に示す切替回路のそれ
と同じであり、ANDゲート75および出力バッファ7
0の構造は、ANDゲート75の一方の入力端子に制御
信号Bが入力される点を除いて図4に示す切替回路のそ
れと同じである。また、セレクタ78の構造も図5に示
す切替回路のそれと同じであり、ORゲート82の出力
は、NANDゲート72と出力バッファ69を介して、
または出力バッファ70を介して切替回路の端子86か
ら出力される。
【0068】この切替回路における入力部の動作は、図
5に示す切替回路の動作説明で述べた通りである。
【0069】まず、切替信号HTNをハイレベルとした
時、出力部のセレクタ78からは出力信号Oが出力さ
れ、NANDゲート72からはこの出力信号Oが出力さ
れ、ANDゲート75からはローレベルが出力される。
この時、出力バッファ70は切替回路の端子86から電
気的に切り離され、出力バッファ69は、図3に示す切
替回路の動作説明において述べたように動作する。すな
わち、切替回路は、オープンコレクタ型の出力端子O
[OC]として機能する。
【0070】一方、切替信号HTNをローレベルとした
時、出力部のNANDゲート72およびANDゲート7
5からはそれぞれハイレベルおよび制御信号Bが出力さ
れ、セレクタ78からは出力信号I/O(O)が出力さ
れる。この時、出力バッファ69は切替回路の端子86
から電気的に切り離され、出力バッファ70は、図4に
示す切替回路の動作説明において述べたように動作す
る。すなわち、切替回路は、トライステート出力型の入
出力端子I/O[TS]として機能する。
【0071】なお、切替え状態8に対応してオープンコ
レクタ型の出力端子O[OC]をトライステート型の入
出力端子I/O[TS]に切り替える場合には、図6に
示す切替回路において、NANDゲート72、ANDゲ
ート75,76およびセレクタ78のANDゲート7
9,80に入力される切替信号HTNの極性を反転させ
たものとなるので、ここではその説明および図示を省略
する。
【0072】図7に示す切替回路は、切替え状態5に対
応してトライステート型の入出力端子I/O1[TS]
をトライステート型の入出力端子I/O2[TS]に切
り替えるもので、入力部は、入力バッファ68および2
つのANDゲート76,83を有し、出力部は、2つの
セレクタ77,78およびトライステート型の出力バッ
ファ70を有する。
【0073】ここで、入力部において、ANDゲート7
6の構造は、出力信号I/O1(I)が出力される点を
除いて図5に示す切替回路のそれと同じである。また、
ANDゲート83には、切替信号HTN、制御信号Dお
よび入力バッファ68を介して切替回路の端子86から
の入力信号が入力され、その出力は入力信号I/O2
(I)として内部回路63に入力される。
【0074】一方、出力部の構造は、セレクタ78のA
NDゲート79,80の一方の入力端子に、それぞれ出
力信号I/O1(O)およびI/O2(O)が入力され
る点を除いて、図5に示す切替回路のそれと同じであ
る。
【0075】この切替回路においては、まず、切替信号
HTNをハイレベルとした時、入力部のANDゲート7
6の出力である入力信号I/O1(I)はローレベルに
固定される。また、ANDゲート83からは、制御信号
Dがハイレベルの時に、切替回路の端子86からの入力
信号が出力され、入力信号I/O2(I)として内部回
路63に供給される。これに対し、制御信号Dがローレ
ベルの時には、ANDゲート83の出力である入力信号
I/O2(I)は、切替回路の端子86からの入力信号
に係らずローレベルに固定される。また、出力部のセレ
クタ77,78からはそれぞれ制御信号Bおよび出力信
号I/O2(O)が出力される。この時の出力バッファ
70の動作は、図4に示す切替回路の動作説明において
述べた通りである。すなわち、切替回路は、トライステ
ート型の入出力端子I/O2[TS]として機能する。
【0076】一方、切替信号HTNをローレベルとした
時、入力部のANDゲート76は図5に示す切替回路の
ANDゲート76と同じように動作し、ANDゲート8
3の出力はローレベルに固定される。また、出力部のセ
レクタ77,78からはそれぞれ制御信号Aおよび出力
信号I/O1(O)が出力される。この時の出力バッフ
ァ70の動作は、図4に示す切替回路の動作説明におい
て述べた通りである。すなわち、切替回路は、トライス
テート出力型の入出力端子I/O1[TS]として機能
する。
【0077】なお、トライステート型の入出力端子I/
O2[TS]をトライステート型の入出力端子I/O1
[TS]に切り替える場合には、図7に示す切替回路に
おいて、ANDゲート76,83およびセレクタ77,
78のANDゲート79,80に入力される切替信号H
TNの極性を反転させたものとなるので、ここではその
説明および図示を省略する。
【0078】以上、切替回路64の具体例を挙げてイン
ターフェース制御装置60を説明したが、このインター
フェース制御装置60を使用することにより、切替信号
のレベルに応じて、内部回路63の端子の配列順序を、
これに各々対応するコネクタ62の端子の配列順序に対
して同一の配列順序またはその反対の配列順序に切り替
えることができる。すなわち、切替回路64の第2の端
子66の持つ機能の配列順序を、コネクタ62の端子の
配列順序に対して同一の配列順序またはその反対の配列
順序に切り替えることができる。
【0079】したがって、このインターフェース制御装
置60によれば、図8(a)に示すように、インターフ
ェース制御装置60を制御基板61のコネクタ62が実
装されている側の面(コネクタ62側の面)に設置する
場合には、内部回路63の端子の配列順序、すなわち、
切替回路64の第2の端子66の持つ機能の配列順序
を、これに各々対応するコネクタ62の端子の配列順序
に対して同一の配列順序に切り替えることにより、切替
回路64の第2の端子66とコネクタ62の各々対応す
る端子同士をパターン配線を交差させることなく接続す
ることができる。
【0080】また、図8(b)に示すように、インター
フェース制御装置60を制御基板61のコネクタ62が
実装されていない側の面(コネクタ62と反対側の面)
に設置する場合には、内部回路63の端子の配列順序、
すなわち、切替回路64の第2の端子66の持つ機能の
配列順序を、これに各々対応するコネクタ62の端子の
配列順序に対して反対の配列順序に切り替えることによ
り、切替回路64の第2の端子66とコネクタ62の各
々対応する端子同士をパターン配線を交差させることな
く接続することができる。
【0081】このため、制御基板61の設計の自由度が
向上されるとともに、制御基板61上のパターン配線の
設計が極めて容易となり、これにより、製品の開発期間
を短縮することができる。
【0082】また、パターン配線による制御基板61上
の面積を削減することもでき、これにより、制御基板6
1を小型化することができ、また、コストを低減するこ
とができるという利点がある。
【0083】本発明のインターフェース制御装置の用途
は特に限定されず、例えば、CD−ROMドライブ装置
等の各種の光ディスクを記録および/または再生する光
ディスク装置や、ハードディスクドライブ装置等のよう
に、機能的な端子配列が固定されているコネクタによっ
て相互に接続される機器すべてに適用可能である。
【0084】なお、本発明のインターフェース制御装置
では、内部回路63とインターフェース装置の端子数
や、内部回路63とコネクタ62の端子数は、必ずしも
一致している必要はなく、インターフェース制御装置と
コネクタ62との間の端子の対応(端子の持つ機能の対
応)がとれていればよい。
【0085】また、前記実施例では、インターフェース
制御装置60が、内部回路63と分離型(別体)に構成
されているが、本発明では、インターフェース制御装置
が、内部回路63と一体型(一体的)に構成されていて
もよい。すなわち、インターフェース制御装置が、内部
回路63としての機能、例えば、デコーダおよび/また
はエンコーダとしての機能を有していてもよい。
【0086】また、本発明のインターフェース制御装置
は、ATAPIやSCSI等のインターフェース規格に
限定されず、コネクタ62の機能的な端子配列があらか
じめ決定(固定)されているすべてのインターフェース
規格のものに適用可能であることは言うまでもない。
【0087】次に、本発明を適用する光ディスク装置を
添付図面に示す一例を挙げて説明する。
【0088】図9は、本発明の光ディスク装置の実施例
の回路構成(主要部)を示すブロック図、図10は、本
発明の光ディスク装置の実施例(ケーシングを取り除い
た状態)を示す平面図である。
【0089】これらの図に示す光ディスク装置1は、光
ディスク(CD−ROM)2を再生する装置である。
【0090】光ディスク2には、螺旋状のトラックが形
成されている。
【0091】光ディスク装置1は、光ディスク2を装着
して回転させる回転駆動機構を有している。この回転駆
動機構は、主に、ターンテーブル回転用のスピンドルモ
ータ11と、スピンドルモータ11を駆動するドライバ
23と、スピンドルモータ11の回転軸12に固定さ
れ、光ディスク2が装着されるターンテーブル13とで
構成されている。
【0092】また、光ディスク装置1は、前記装着され
た光ディスク2(ターンテーブル13)に対し、光ディ
スク2の径方向(ターンテーブル13の径方向)、すな
わち、図10中の矢印A方向に移動し得る光学ヘッド
(光ピックアップ)3と、この光学ヘッド3を前記径方
向に移動させる光学ヘッド移動機構と、制御手段9と、
RFアンプIC40と、サーボプロセッサ(DSP)5
1と、デコーダ52と、メモリー(例えば、RAM等)
53と、前述したインターフェース制御装置60と、コ
ネクタ62と、これらを収納する図示しないケーシング
とを有している。以下、前記光ディスク2の径方向を単
に「径方向」と言う。
【0093】光学ヘッド3は、レーザダイオード(光
源)5および分割フォトダイオード(受光部)6を備え
た光学ヘッド本体(光ピックアップベース)31と、対
物レンズ(集光レンズ)32とを有している。
【0094】対物レンズ32は、光学ヘッド本体31に
設けられた図示しないサスペンジョンバネで支持され、
光学ヘッド本体31に対し、径方向および対物レンズ3
2の光軸方向(光ディスク2(ターンテーブル13)の
回転軸方向)のそれぞれに移動し得るようになってい
る。対物レンズ32がその中立位置(中点)からずれる
と、その対物レンズ32は、前記サスペンジョンバネの
復元力によって中立位置に向って付勢される。以下、前
記対物レンズ32の光軸方向を単に「光軸方向」と言
い、前記光ディスク2の回転軸方向を単に「回転軸方
向」と言う。
【0095】また、光学ヘッド3は、光学ヘッド本体3
1に対し、対物レンズ32を移動させるアクチュエータ
4を有している。このアクチュエータ4は、光学ヘッド
本体31に対し、対物レンズ32を径方向に移動させる
トラッキングアクチュエータと、対物レンズ32を光軸
方向(回転軸方向)に移動させるフォーカスアクチュエ
ータとで構成されている。
【0096】このアクチュエータ4、すなわち、トラッ
キングアクチュエータおよびフォーカスアクチュエータ
は、それぞれ、ドライバ21により駆動される。
【0097】また、光学ヘッド本体31には、後述する
ガイドシャフト16に沿って摺動する3つの支持部(ス
ライダ)311が形成されている。
【0098】光学ヘッド移動機構は、主に、スレッドモ
ータ7と、スレッドモータ7を駆動するドライバ22
と、スレッドモータ7の回転軸8に固定されたリードス
クリュー(ウォームギヤ)81と、減速ギヤ14と、ラ
ックギヤ15と、光学ヘッド3を案内する一対のガイド
シャフト16、16と、前述した3つの支持部(スライ
ダ)311とで構成されている。
【0099】前記減速ギヤ14は、前記リードスクリュ
ー81と噛合するウォームホイール141と、このウォ
ームホイール141に同心的に固定され、ウォームホイ
ール141より小径のピニオンギヤ142とで構成され
ている。
【0100】また、前記ラックギヤ15は、前記ピニオ
ンギヤ142に噛合し、光学ヘッド本体31に固定され
ている。
【0101】前述したように、前記光学ヘッド3は、前
記一対のガイドシャフト16、16に対し、支持部31
1により移動可能に支持されている。
【0102】スレッドモータ7が駆動し、その回転軸8
およびリードスクリュー81が所定方向に回転すると、
ウォームホイール141およびピニオンギヤ142が所
定方向に回転し、ラックギヤ15とピニオンギヤ142
とにより、前記ピニオンギヤ142の回転運動が光学ヘ
ッド3の直線運動に変換され、光学ヘッド3は、ガイド
シャフト16に沿って所定方向に移動する。
【0103】また、スレッドモータ7の回転軸8および
リードスクリュー81が前記と逆方向に回転すると、光
学ヘッド3は、ガイドシャフト16に沿って前記と逆方
向に移動する。
【0104】制御手段9は、通常、マイクロコンピュー
タ(CPU)で構成され、光学ヘッド3(アクチュエー
タ4、レーザダイオード5等)、スレッドモータ7、ス
ピンドルモータ11、RFアンプIC40、サーボプロ
セッサ51、デコーダ52、メモリー53、インターフ
ェース制御装置60等、光ディスク装置1全体の制御を
行う。
【0105】そして、光ディスク装置1には、本発明の
インターフェース制御装置60およびコネクタ62を介
して外部装置(例えば、コンピュータ)が着脱自在に接
続され、光ディスク装置1と外部装置との間で通信(送
信および受信)を行うことができる。
【0106】次に、光ディスク装置1の作用について説
明する。
【0107】光ディスク装置1は、光学ヘッド3を目的
トラック(目的アドレス)に移動し、この目的トラック
において、フォーカス制御、トラッキング制御、スレッ
ド制御および回転数制御(回転速度制御)等を行いつ
つ、光ディスク2からの情報(データ)の読み出し(再
生)等を行う。
【0108】再生の際は、レーザ光が、光学ヘッド3の
レーザダイオード5から光ディスク2の所定のトラック
に照射される。このレーザ光は、光ディスク2で反射
し、その反射光は、光学ヘッド3の分割フォトダイオー
ド6で受光される。
【0109】この分割フォトダイオード6からは、受光
量に応じた電流が出力され、この電流は、図示しないI
−Vアンプ(電流−電圧変換部)で、電圧に変換され、
光学ヘッド3から出力される。
【0110】光学ヘッド3から出力された電圧(検出信
号)は、RFアンプIC40に入力され、このRFアン
プIC40で、加算や増幅等を行うことにより、HF
(RF)信号が生成される。このHF信号は、光ディス
ク2に書き込まれているピットとランドに対応するアナ
ログ信号である。
【0111】HF信号は、サーボプロセッサ51に入力
され、このサーボプロセッサ51で、2値化され、EF
M(Eight to Fourteen Modulation)復調され、所定形
式のデータ(DATA信号)にデコード(変換)され
て、デコーダ52に入力される。
【0112】そして、このデータは、デコーダ52で、
通信(送信)用の所定形式のデータにデコードされ、本
発明のインターフェース制御装置60を介して、外部装
置(例えば、コンピュータ)に送信される。
【0113】以上のような再生動作におけるトラッキン
グ制御、スレッド制御およびフォーカス制御は、次によ
うにして行われる。
【0114】前述したように、光学ヘッド3の分割フォ
トダイオード6からの電流−電圧変換後の信号(電圧)
は、RFアンプIC40に入力される。
【0115】RFアンプIC40は、この分割フォトダ
イオード6からの電流−電圧変換後の信号に基づいて、
トラッキングエラー信号(TE)(電圧)を生成する。
【0116】トラッキングエラー信号は、対物レンズ3
2の径方向のずれ量、すなわち、トラックの中心からの
径方向における対物レンズ32のずれの大きさおよびそ
の方向(トラックの中心からのずれ量)を示す信号であ
る。
【0117】トラッキングエラー信号は、サーボプロセ
ッサ51に入力される。サーボプロセッサ51では、こ
のトラッキングエラー信号に対し、位相の反転や増幅等
の所定の信号処理が行われ、これによりトラッキングサ
ーボ信号(電圧)が生成される。このトラッキングサー
ボ信号に基づいて、ドライバ21を介し、アクチュエー
タ4に所定の駆動電圧が印加され、このアクチュエータ
4の駆動により、対物レンズ32は、トラックの中心に
向って移動する。すなわち、トラッキングサーボがかか
る。
【0118】このアクチュエータ4の駆動のみでは、対
物レンズ32をトラックに追従させることに限界があ
り、これをカバーすべく、ドライバ22を介し、スレッ
ドモータ7を駆動して光学ヘッド本体31を前記対物レ
ンズ32が移動した方向と同方向に移動し、対物レンズ
32を中立位置に戻すように制御する(スレッド制御を
行う)。
【0119】また、RFアンプIC40は、前記分割フ
ォトダイオード6からの電流−電圧変換後の信号に基づ
いて、フォーカスエラー信号(FE)(電圧)を生成す
る。
【0120】フォーカスエラー信号は、対物レンズ32
の光軸方向(回転軸方向)のずれ量、すなわち、合焦位
置からの光軸方向(回転軸方向)における対物レンズ3
2のずれの大きさおよびその方向(合焦位置からの対物
レンズ32のずれ量)を示す信号である。
【0121】フォーカスエラー信号は、サーボプロセッ
サ51に入力される。サーボプロセッサ51では、この
フォーカスエラー信号に対し、位相の反転や増幅等の所
定の信号処理が行われ、これによりフォーカスサーボ信
号(電圧)が生成される。このフォーカスサーボ信号に
基づいて、ドライバ21を介し、アクチュエータ4に所
定の駆動電圧が印加され、このアクチュエータ4の駆動
により、対物レンズ32は、合焦位置に向って移動す
る。すなわち、フォーカスサーボがかかる。
【0122】本発明の光ディスク装置は、前述したCD
−ROMドライブ装置に限らず、この他、例えば、CD
−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RAM等の記
録・再生が可能な光ディスク(プリグルーブを有する光
ディスク)を記録・再生する各種光ディスク装置、CD
(コンパクトディスク)等の再生専用の光ディスクや、
記録・再生が可能な光ディスクを再生する各種光ディス
ク装置に適用することができる。
【0123】また、本発明の光ディスク装置は、複数種
の光ディスクを記録および/または再生する各種光ディ
スク装置に適用することもできる。
【0124】以上、本発明のインターフェース制御装置
および光ディスク装置を、図示の実施例に基づいて説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部
の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換
することができる。
【0125】例えば、前記実施例では、インターフェー
ス制御装置がデコーダ等の内部回路と分離型(別体)に
構成されているが、本発明の光ディスク装置では、イン
ターフェース制御装置がデコーダ等の内部回路と一体型
(一体的)に構成されていてもよい。すなわち、インタ
ーフェース制御装置がデコーダ等の内部回路としての機
能を有していてもよい。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインター
フェース制御装置および光ディスク装置によれば、イン
ターフェース制御装置を制御基板のどちらの面に配置し
た場合であっても、インターフェース制御装置とコネク
タの各々対応する端子同士を配線を交差することなく接
続することができる。
【0127】このため、制御基板の設計の自由度が向上
されるとともに、制御基板上のパターン配線の設計が極
めて容易なものとなる。
【0128】これにより、製品の開発期間を短縮でき
る。また、パターン配線による制御基板上の面積を削減
することができ、これにより、制御基板の小型化や低コ
スト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインターフェース制御装置の実施例を
示すブロック概念図である。
【図2】図1に示すインターフェース制御装置の端子配
列を、ATAPIに準拠したコネクタの端子の配列順序
に対して、同一の配列順序およびその反対の配列順序と
した場合の両者の関係を示す対応表である。
【図3】図1に示すインターフェース制御装置の切替回
路の構成例を示す回路図である。
【図4】図1に示すインターフェース制御装置の切替回
路の構成例を示す回路図である。
【図5】図1に示すインターフェース制御装置の切替回
路の構成例を示す回路図である。
【図6】図1に示すインターフェース制御装置の切替回
路の構成例を示す回路図である。
【図7】図1に示すインターフェース制御装置の切替回
路の構成例を示す回路図である。
【図8】図1に示すインターフェース制御装置の使用例
を示す概念図である。
【図9】本発明の光ディスク装置の実施例の回路構成
(主要部)を示すブロック図である。
【図10】本発明の光ディスク装置の実施例(ケーシン
グを取り除いた状態)を示す平面図である。
【図11】(a)は、制御基板を示す概念図、(b)お
よび(c)は、従来のインターフェースLSIの使用例
を示す概念図である。
【符号の説明】
1 光ディスク装置 2 光ディスク 3 光学ヘッド 31 光学ヘッド本体 32 対物レンズ 311 支持部 4 アクチュエータ 5 レーザダイオード 6 分割フォトダイオード 7 スレッドモータ 8 回転軸 81 リードスクリュー 9 制御手段 11 スピンドルモータ 12 回転軸 13 ターンテーブル 14 減速ギヤ 141 ウォームホイール 142 ピニオンギヤ 15 ラックギヤ 16 ガイドシャフト 21〜23 ドライバ 40 RFアンプIC 51 サーボプロセッサ 52 デコーダ 53 メモリー 60 インターフェース制御装置 61 制御基板 62 コネクタ 63 内部回路 64 切替回路 65 第1の端子 66 第2の端子 67 外部切替端子 68 入力バッファ 69、70 出力バッファ 71、73〜76、79、80、83 ANDゲート 72 NANDゲート 77、78 セレクタ 82 ORゲート 84 インターフェースLSI 85、86 端子
フロントページの続き (72)発明者 永井 大輔 神奈川県厚木市酒井1601 ミツミ電機株式 会社厚木事業所内 Fターム(参考) 5B065 BA03 ZA11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子配列が機能的に固定されているコネ
    クタの各端子にそれぞれ接続され、その配列が固定され
    ている複数の端子と、 前記複数の端子の持つ機能の配列順序を、前記コネクタ
    の端子の配列順序に対して同一の配列順序またはその反
    対の配列順序に切り替える切替回路とを有することを特
    徴とするインターフェース制御装置。
  2. 【請求項2】 前記切替回路は、切替信号が入力される
    外部切替端子を有し、前記切替信号により、前記複数の
    端子の持つ機能の配列順序を切り換えるよう構成されて
    いる請求項1に記載のインターフェース制御装置。
  3. 【請求項3】 前記切替回路は、内部レジスタを有し、
    該内部レジスタの設定により、前記複数の端子の持つ機
    能の配列順序を切り換えるよう構成されている請求項1
    に記載のインターフェース制御装置。
  4. 【請求項4】 さらに、デコーダおよび/またはエンコ
    ーダとしての機能を有する請求項1ないし3のいずれか
    に記載のインターフェース制御装置。
  5. 【請求項5】 端子配列が機能的に固定されているコネ
    クタと、該コネクタの各端子にそれぞれ接続される端子
    を備えた内部回路との間に配置され、該内部回路の端子
    またはそれに対応する端子の配列順序を、前記コネクタ
    の端子の配列順序に対して同一の配列順序またはその反
    対の配列順序に切り替える切替回路を有することを特徴
    とするインターフェース制御装置。
  6. 【請求項6】 前記内部回路と一体型または分離型に構
    成されている請求項5に記載のインターフェース制御装
    置。
  7. 【請求項7】 端子配列が機能的に固定されているコネ
    クタと、請求項1ないし6のいずれかに記載のインター
    フェース制御装置と、光ディスクを装着して回転させる
    回転駆動機構と、光学ヘッドとを有し、 前記光学ヘッドを介して前記光ディスクを記録および/
    または再生するよう構成されていることを特徴とする光
    ディスク装置。
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JP2007018403A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Alpine Electronics Inc 異種インタフェース対応レジスタ

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