JP3961148B2 - 建物のルーフバルコニ - Google Patents

建物のルーフバルコニ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の勾配屋根面の開口部に設けられるとともに、小屋裏居室に連通するルーフバルコニに関する。
【0002】
【背景技術】
近年、敷地の有効活用や二世帯用として使用する等の理由で、3階建住宅が増加している。それとともに、建築基準法の制限や、地域の近隣住宅への配慮から、3階部分を勾配屋根の小屋裏に設ける、いわゆる小屋裏3階建住宅の比率も高くなってきている(特開平10ー169114号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、小屋裏を居室とした場合、屋根が覆い被さる勾配天井の居室となるため採光が困難となる。そのため、ドーマやトップライトを利用して採光面積を増やしたり、勾配屋根にバルコニを設けて形成されたルーフバルコニを作り、居住環境を改善しようとの試みがなされている。しかし、思うような広さのバルコニを作ることができず、閉鎖的な空間を根本的に改善するまでには至っておらず、広がりのある、かつ、採光が充分となる小屋裏居室空間が求められている。
【0004】
本発明の目的は、広がりがあって開放感を得ることができ、かつ、小屋裏居室の採光が充分となる建物のルーフバルコニを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の建物のルーフバルコニは、図面を参照して説明すると、図1,3に示すように、建物の勾配屋根面16の開口部16Aに設けられるとともに、勾配屋根16の下方に設けられた小屋裏居室15に連通するルーフバルコニにおいて、バルコニ床体2を備えて構成され、このバルコニ床体2の一端は小屋裏15側に位置し、バルコニ床体2の他端は勾配屋根16表面より水平方向外側に突出していて、この突出部分2Bは、その下方に支持部のない片持ち状となっていることを特徴とするものである。
【0006】
以上において、バルコニ床体の一端から他端までの寸法は限定されないが、勾配屋根とバルコニ床体との交差する位置からバルコニ床体の一端までの寸法の方が、交差位置からバルコニ床体の他端までの寸法より長い方が好ましいが、小屋裏居室をより広く得るために、バルコニ床体の他端までの寸法を長くしてもよい。また、勾配屋根表面より水平方向外側に突出している部分の形状は、小屋裏居室側の床部と同じ幅寸法でそのまま突出させてもよく、あるいは、小屋裏居室側の床部の幅寸法よりも突出している部分の幅寸法を大きくしてもよい。この場合、突出部の形状は、四角形状、半円形状あるいは多角形状等、どのような形状でもよい。また、バルコニ床体の上面には、突出側先端に向けて下る傾斜の水勾配が設けられていることが好ましい。
【0007】
このような本発明では、バルコニ床体の他端が、勾配屋根表面より水平方向外側に突出しているので、小屋裏居室側の部分と合わせると、勾配屋根の開口部に設けられたルーフバルコニでも、広い床面を得ることができる。また、バルコニ床体の一部が勾配屋根表面の外側に設けられているので、開放感がある。さらに、ルーフバルコニから採光を得ることができるので、小屋裏居室空間の採光が充分となる。
【0008】
本発明の請求項2に記載の建物のルーフバルコニは、図4に示すように、請求項lに記載の建物のルーフバルコニにおいて、バルコニ床体2は、枠部材を枠組みして形成された枠体3に小屋裏15側から突出側に向けて複数本の根太4を配置した床パネルで形成されていることを特徴とするものである。
【0009】
このような本発明では、バルコニ床体を予め工場等で製作することができ、現場で取り付けるだけでよいので、現場作業が少なくてすむ。また、広いオーバハングの床面を得ることができるとともに、突出部の支持部材が不要となるので、その分の部材や製作の手間および取付の手間を省くことができ、工期の短縮を図ることができる。
【0010】
本発明の請求項3に記載の建物のルーフバルコニは、図5,6に示すように、請求項1または2に記載の建物のルーフバルコニにおいて、小屋裏15側から突出側への方向に対して直交する方向におけるバルコニ床体32の突出部分32Bの端縁長さは、小屋裏15側から突出側への方向に対して直交する方向におけるバルコニ床体32の小屋裏居室15側の床部32Aの端縁長さより長く形成されていることを特徴とするものである。
【0011】
以上において、突出部分の端縁長さは、小屋裏居室側の床部の端縁長さより長ければよく、小屋裏居室側の床部の端縁において、端縁の両側に延びて長くなった形状の平面視凸状に形成されていることが好ましいが、それに限定されない。このような平面視凸状片側の出っ張りを取り除いた形状、つまり、端縁の片側に延びて長くなった平面視L状に形成されていてもよい。
【0012】
このような本発明では、バルコニ床体の突出部分が、小屋裏居室側より横方向に広がっているので、小屋裏室内側から外を見たとき、開放感のあるルーフバルコニとすることができる。
【0013】
本発明の請求項4に記載の建物のルーフバルコニは、図4に示すように、請求項l〜3のいずれかに記載の建物のルーフバルコニにおいて、バルコニ床体2の勾配屋根16表面からの突出部分2B外周には非面材部材7Aを含み形成される手摺り7が設けられていることを特徴とするものである。
【0014】
以上において、手摺りは、面材を使用しないタイプであれば、どのようなものでもよい。例えば、笠木を所定間隔で配置した複数本の手摺り子で支持する手摺り、あるいは、笠木を格子状の部材(金網を含む)で支持するタイプ等であり、要するに、小屋裏居室に充分な通風を得ることができればよい。
【0015】
このような本発明では、面材を使用しない手摺りとなっているので、ルーフバルコニの手摺りによって、採光および通風が遮られることがなく、これにより、小屋裏居室に採光および通風を効率よく得ることができ、また、隣地に手摺りによる影も作りにくい。
【0016】
本発明の請求項5に記載の建物のルーフバルコニは、図面を参照して説明すると、図7に示すように、請求項1〜4のいずれかに記載の建物のルーフバルコニにおいて、バルコニ床体42は、室内部42A側の床面材45Aと、突出部42B側の床面材45Bとを備え、これらの床面材45A,45Bは、バルコニ床体42に設けられるとともに当該バルコニ床体42と交差する屋根開口部16Aの軒先側縁部に沿った排水溝47に向けて傾斜が低くなる勾配に配置されているこことを特徴とするものである。
【0017】
このような本発明では、ルーフバルコニ上面に溜まる雨等による水は、排水溝に向かって流れ、そこから屋根面に排水できるので、排水処理が容易であるとともに、ルーフバルコニ上面に水が溜まることがない。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係るルーフバルコニ1は、ユニット式建物10に設けられている。このユニット式建物10は、予め工場で生産された複数の下階建物ユニット11、上階建物ユニット12、および上階建物ユニット12の上方に設けられる勾配屋根16等を、建築現場で組み合わせて建てられる。
なお、上階建物ユニット12の上方には、勾配屋根16で覆われるとともに、内壁18,床面材9等で形成される小屋裏居室15が設けられている。
【0019】
上下階建物ユニット12,11は、図2に示すように、四隅に立設される4本の柱20と、これらの柱20の上端間同士および下端間同士を結合する各4本の上梁21、下梁22を含む骨組み23を備えて形成されている。そして、このような骨組み23には、天井面材、床面材、内壁および外壁等が適宜取り付けられ、建物ユニット12等が完成されるようになっている。
【0020】
図3に示すように、屋根パネル用フレーム14は、縦横の枠部材を組み立てて四角枠に形成され、その上面に屋根パネル13が取り付けられ、建物の勾配屋根16が形成されている。
そして、このような屋根パネル用フレーム14は、屋根束24およびパネル受けブラケット25で支持され、これらの屋根束24およびパネル受けブラケット25は、小屋パネル17に取り付けられるようになっている。
【0021】
図1に示すように、このような勾配屋根16の一面には開口部16Aが形成され、この開口部16Aに、前記ルーフバルコニ1が設けられている。
すなわち、開口部16Aには、屋根面からほぼ垂直に垂らされて小屋裏居室15の外壁27が設けられ、この外壁27に連続して、開口部16Aの両側にルーフバルコニ1用の三角形状の外壁28が設けられている。また、外壁27には、窓部29が設けられ、そこからルーフバルコニ1への出入りができるようになっている。
【0022】
図4に詳細を示すように、ルーフバルコニ1はバルコニ床体2を備え、このバルコニ床体2は、例えば、チャンネル材等で枠組みされた枠体である外枠3に、小屋裏居室15から外側に向かって延びる複数本の根太4を所定間隔で取り付け、その上に、床面材5を載せて形成されている。
【0023】
このようなバルコニ床体2の一端は小屋裏居室15側に位置し、他端は屋根面と交差する部位から外側に突出している。
すなわち、バルコニ床体2は、屋根面と交差する部位から小屋裏居室15側に位置する室内部2Aと、屋根面と交差する部位から外側に突出する突出部2Bとを有し、図3に示すように、支持部材6、床受け板7を介して室内部2Aの下面が前記小屋パネル17に支持、固定されている。従って、突出部2Bは片持支持されていることになる。なお、バルコニ床体2の支持部材6への設置に際しては、支持部材6の上面から屋根パネル13の上面にわたって防水シート8を敷くことにより、防水処理が施されている。
【0024】
この小屋パネル17は、上階建物ユニット12の4本の上梁で形成される天井枠と同じ大きさに形成され、上階建物ユニット12の上面に載置されている。
なお、支持部材6は、例えば、箱体状に形成されたものであり、小屋裏居室15側に開閉戸を設け、その内部を収納部としてもよい。
【0025】
また、バルコニ床体2において突出部2Bの外周には、所定間隔で配置された複数本の、例えば、パイプ状部材でなる手摺り子7Aで、笠木7Bを支持するタイプの手摺り7が設けられている。そして、ここにおいて、バルコニ床体2、床面材5および手摺り7を含んで、前記ルーフバルコニ1が構成されている。
なお、バルコニ床体2の床面材5には、室内部2A側から突出部2B側に向けて緩やかに傾斜する矢印Mで示す水勾配がつけられており、バルコニ床上面に溜まる水は、突出部2B先端から屋根面に排水されている。
【0026】
このような本実施形態では、次のような効果がある。
▲1▼ルーフバルコニ1は、一端が小屋裏居室15側に位置し、他端が屋根面16から突出している室内部2Aと突出部2Bとを有しているので、勾配屋根16の開口部16Aに設けたバルコニでも、広い面積とすることができ、開放感を得ることができる上に、窓部29が設けられているので、小屋裏居室15採光が充分となる。
【0027】
▲2▼ルーフバルコニ1におけるバルコニ床体2の突出部2Bは、片持支持となっているので、屋根面からの支持が不要となり、構造が複雑とならずにすむとともに、広いオーバーハングの床面をつくることができる。
【0028】
▲3▼ルーフバルコニ1におけるバルコニ床体2の手摺り7は、所定間隔で配置された複数本の手摺り子7Aで、笠木7Bを支持するタイプとなっているので、採光、通風を効率よく得ることができる。また、隣地に日陰を作らないので、悪影響を与えることがない。
【0029】
次に、図5,6に基づいて、本発明の第2実施形態のルーフバルコニ31を説明する。
この実施形態のルーフバルコニ31は、前記第1実施形態のルーフバルコニ1が、平面視四角枠状となっていたものを、平面視凸状としたものである。
なお、この実施形態において、前記第1実施形態と同一部材および同一構造には、同一符号を付すとともに、その詳細な説明は、省略または簡略化する。
【0030】
ルーフバルコニ31は、バルコニ床体32を備え、このバルコニ床体32の突出部32Bの根太34と直交する方向の端縁長さは、小屋裏居室15側の室内部32Aの根太34と直交する方向の端縁長さより長くなっている。つまり、突出部32Bは、横方向に出っ張った出張り部32Cを有し、バルコニ床体32は、全体が平面視凸状となっている。
このようなバルコニ床体32は、図6に示すように、例えば、チャンネル材等で枠組みされた枠体である外枠33に、室内部32Aから突出部32B側に向かって延びる前記複数本の根太34を所定間隔で取り付け、その上に、床面材35を載せて形成されている。
【0031】
バルコニ床体32は、前述の図3と同じように、支持部材6等を介して室内部32Aの下面が小屋パネル17に支持されており、従って、突出部32B側は片持支持されていることになる。また、バルコニ床体32において突出部32Bの外周には、前記と同様の手摺り37が設けられている。
バルコニ床体32には、室内部32A側から突出部32B側に向けて緩やかに下る傾斜の水勾配Mが設けられており、バルコニ床上面に溜まる水は、突出部32B先端から屋根面に排水されている。
【0032】
このような第2実施形態においても、前記▲1▼〜▲3▼と同様の効果を得ることができる他、ルーフバルコニ31のバルコニ床体32が、平面視凸状となっているので、室内側から外を見たとき、より広がりをもったバルコニとすることができるという効果がある。
【0033】
次に、図7,8に基づいて、本発明の第3実施形態のルーフバルコニ41を説明する。
この実施形態のルーフバルコニ41は、前記第1,2実施形態のルーフバルコニ1,31が、バルコニ床体2,32の室内部2A,32Aから突出部2B、32B先端に向けて水勾配Mを設け、バルコニ床体2,32の突出部2B、32B先端から排水していたものを、室内部と突出部との境界、つまり、屋根面の開口16Aの軒先側縁部に沿った部位に排水溝47を設けたものである。
なお、この実施形態において、前記各実施形態と同一部材および同一構造には、同一符号を付すとともに、その詳細な説明は、省略または簡略化する。
【0034】
図7示すように、ルーフバルコニ41は、室内部42Aと突出部42Bとを有するバルコニ床体42を備えている。このバルコニ床体42は、外枠43と根太44とを有し、その根太44の長手方向と直交する方向には、複数本のすべての根太44に凹部44Aが形成され、この凹部44Aに前記排水溝47が取り付けられるようになっている。この排水溝47は、室内部42Aと突出部42Bとの境界に沿って凹部44Aにはめ込まれた樋で構成されている。
【0035】
このような位置に排水溝47が設けられているので、床面材45は、室内部42A側床面材45Aと突出部42B側床面材45Bとに分けられており、それぞれの床面材45A,45Bが、排水溝47に向かって緩やかに下る傾斜に設けられている。
【0036】
すなわち、室内部42Aの床面材45Aは、バルコニ床体42の枠体の小屋裏居室15側端部に設けられたブラケット46と、排水溝47に臨む位置、かつ、根太44の凹部44Aに取り付けられたブラケット48とで支持されて設けられている。
また、突出部42Bの床面材45Bは、バルコニ床体42の枠体の屋根面外側端部に設けられたブラケット46と、排水溝47に臨む位置、かつ、根太44の凹部44Aに取り付けられたブラケット48とで支持されて設けられている。
【0037】
このような排水溝47には、図8に示すように、バルコニ床体42の幅方向一方側端部から他方側に向けて緩やかに下る傾斜の水勾配Mが設けられ、下り側の先端には、突出部42Bの外側に開口する出口47Aが形成されている。従って、排水溝47を伝わった水は、その出口47Aから屋根面に排出されるようになっている。
【0038】
このような第3実施形態においても、前記▲1▼〜▲3▼と同様の効果を得ることができる他、ルーフバルコニのバルコニ床体上面に溜まる雨等による水は、排水溝に向かって流れ、そこから屋根面に排水できるので、排水処理が容易であるとともに、ルーフバルコニ上面に水が溜まることがないという効果がある。
【0039】
なお、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できるものであれば、次に示すような変形形態でもよいものである。
例えば、前記各実施形態において、ルーフバルコニ1等のバルコニ床体2等の突出部2B等が片持状態に支持されているが、これに限らず、例えば、図9に示すように、突出部52Bの外側先端部を、例えば、屋根パネルフレーム14に固定させた複数本の支柱58によって支持する構造としてもよい。このようにすれば、ルーフバルコニ51のバルコニ床体52の強度が大きくなるので、バルコニ床体52の構成部材を大きくしなくてもよくなり、取り扱い等が容易となる。
なお、バルコニ床体52の支持部材6への設置に際しては、支持部材6の上面から屋根パネル13の上面にわたって防水シート8を敷くことにより、防水処理が施されている。
【0040】
さらに、前記第1,3実施形態では、ルーフバルコニ1,31のバルコニ床体2,32の突出部2B、32Bを、室内部2A,2Bに対して、幅寸法の広くなった四角形状としたが、これに限らず、図10に示すように、室内部62Aに対して突出部62Bを半円形状となったルーフバルコニ6としてもよい。このようにすれば、広い面積を得ることができるとともに、形状の変わったバルコニとすることができ、変化に富んだユニット式建物とすることができる。
【0041】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の建物のルーフバルコニによれば、バルコニ床体の他端が、勾配屋根表面より水平方向外側に突出しているので、小屋裏居室側の部分と合わせると、勾配屋根に設けられたルーフバルコニでも、広い床面を得ることができる。また、バルコニ床体の一部が勾配屋根表面の外側に設けられているので、開放感がある。さらに、ルーフバルコニから採光を得ることができるので、小屋裏居室空間の採光が充分となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態のルーフバルコニが設けられたユニット式建物を示す全体斜視図である。
【図2】前記実施形態のユニット式建物を構成する建物ユニットの骨組みを示す全体斜視図である。
【図3】前記実施形態のルーフバルコニが設けられたユニット式建物を示す縦断面図である。
【図4】前記実施形態のルーフバルコニを示す全体斜視図である。
【図5】本発明に係る第2実施形態のルーフバルコニを示す全体斜視図である。
【図6】前記実施形態のルーフバルコニを示す全体斜視図である。
【図7】本発明に係る第3実施形態のルーフバルコニを示す全体斜視図である。
【図8】前記実施形態のルーフバルコニにおける排水構造を示す部分拡大図である。
【図9】本発明に係る変形形態のルーフバルコニが設けられたユニット式建物を示す縦断面図である。
【図10】本発明に係る他の変形形態のルーフバルコニを示す全体斜視図である。
【符号の説明】
1,31,41 ルーフバルコニ
2,32,42 バルコニ床体
2A,32A,42A 室内部
2B,32B,42B 突出部
4 根太
7 手摺り
10 ユニット式建物
15 小屋裏居室
16 勾配屋根
16A 開口部

Claims (5)

  1. 建物の勾配屋根面の開口部に設けられるとともに、前記勾配屋根の下方に設けられた小屋裏居室に連通するルーフバルコニにおいて、
    バルコニ床体を備えて構成され、このバルコニ床体の一端は前記小屋裏側に位置し、前記バルコニ床体の他端は前記勾配屋根表面より水平方向外側に突出していて、
    この突出部分は、その下方に支持部のない片持ち状となっていることを特徴とする建物のルーフバルコニ。
  2. 請求項lに記載の建物のルーフバルコニにおいて、前記バルコニ床体は、枠部材を枠組みして形成された枠体に前記小屋裏側から前記突出側に向けて複数本の根太を配置した床パネルで形成されていることを特徴とする建物のルーフバルコニ。
  3. 請求項1または2に記載の建物のルーフバルコニにおいて、
    前記小屋裏側から突出側への方向に対して直交する方向における前記バルコニ床体の前記突出部分の端縁長さは、前記小屋裏側から突出側への方向に対して直交する方向における前記バルコニ床体の前記小屋裏居室側の床部の端縁長さより長く形成されていることを特徴とする建物のルーフバルコニ。
  4. 請求項l〜3のいずれかに記載の建物のルーフバルコニにおいて、前記バルコニ床体の前記勾配屋根表面からの突出部分外周には非面材部材を含み形成される手摺りが設けられていることを特徴とする建物のルーフバルコニ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の建物のルーフバルコニにおいて、前記バルコニ床体は、前記室内部側の床面材と、突出部側の床面材とを備え、これらの床面材は、前記バルコニ床体に設けられるとともに当該バルコニ床体と交差する屋根開口部の軒先側縁部に沿った排水溝に向けて傾斜が低くなる勾配に配置されていることを特徴とする建物のルーフバルコニ。
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