JP3960360B1 - 回転システム - Google Patents

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Abstract

回転軸2同士が一直線状となるように、かつ、所望の段数となるように、回転装置1の回転軸2に他の回転装置1のハウジング3を接続したり、一対の回転装置1の回転軸2同士を接続させてなる回転ユニットを、所望の段数となるように対向させたハウジング同士を順次接続する。そして、例えば、始端の回転装置1以外の回転装置1に電力を供給しなければ、始端の回転装置1における回転軸2の回転数と、終端の回転装置1におけるハウジング3または回転軸2の回転数との回転差(終端の回転装置1に負荷体Wが接続されることによって生じる)によって電力が出力可能な発電機となり、電動機である始端の回転装置1と負荷体Wとの間から電力を回収することができ、したがって、利便性の向上、効率の向上が期待できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転駆動機構を有する様々な装置において用いられる回転システムに関する。
オーディオ機器、家電機器等、その機器内部に回転駆動機構を有する様々な装置があるが、従来、この回転駆動機構は、その動力源を電動機とし、その電動機外部に設けたギア機構、あるいは電動機内部に設けたギア機構などを介して、所望の回転数に増速または減速させている。
例えば、モーターハウジング内に内周面にコイルが巻回された多数の極歯を有した磁性材料からなるリング形状のステーターを設け、ステーター内に位置するモーターハウジングに、内周面に軸線方向へ所定のリード角のねじが形成されたリング状の永久磁石からなるローターをステータの内周面に対して微少の間隙を有して回転可能に支持し、ローター内に位置するモーターハウジングに傘歯車をローター内周面のねじに噛合って回転可能に支持し、さらに、ローター内に位置するモーターハウジング中心部に、傘歯車と一体に回転するウォームに噛合うウォーム歯車を有した出力軸を回転可能に支持した減速機構付き電動機がある。
この減速機構付き電動機によれば、小型化を図りながら高い減速比で出力軸を回転させ、出力軸を外周側から駆動して高い回転トルクを得ることができる、としている(例えば特許文献1参照)。
また、従来の回転駆動機構は、上記したように、その動力源を電動機としているが、その電動機と、回転させる負荷体との間には、メカニカルな伝達部のみが介在している。
特開平7−236254号公報(段落0009、0010、図1)
しかしながら、従来の減速機構付き電動モーターのようなギア機構を内装させた電動機で、仮に増速を行うとした場合、電動モーターの最高回転数自体は同じであるため、当然のことながら、ギア比に依存することになり、自ずと限界があった。
また、上記したように、従来の回転駆動機構は、電動機の回転出力を直接的に負荷体に伝達しているが、上記した問題点を解消、すなわち、増速も可能にした上で、電動機と負荷体との間から電力を回収することができれば、利便性を向上することができ、また、効率の向上も期待できる。
そこで本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記課題を達成できる回転システムを提供することを目的とする。
上記技術課題を達成するために、本発明にかかる回転システムは、下記の技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1にかかる回転システムは、回転軸と、該回転軸を支持させるハウジングとを備え、電力を入力させることで前記回転軸が回転されると共に、前記回転軸を回転させることで電力が出力される可逆可能な回転装置を複数個接続させてなる回転システムであって、回転軸同士が一直線状となるように、かつ、所望の段数となるように、前記回転装置の回転軸に他の前記回転装置のハウジングが接続されてなり、始端の前記回転装置は、電力を入力させて前記回転軸を回転させる電動機とし、前記回転装置は、前記ハウジング内に前記回転軸の軸線上に固定または回動可能に設けられたサンギアと、前記サンギアと噛合されたプラネタリーギアと、前記プラネタリーギアを保持させるキャリアと、前記ハウジング内に位置した前記回転軸の基端部に設けられ、前記プラネタリーギアと噛合されたインターナルギアと、前記キャリアに巻回された電機子コイルと、前記キャリアに設けられ、前記電機子コイルと導通された整流子と、前記電機子コイルを取り囲むように、かつ、前記インターナルギアに隣接するように前記回転軸の基端部に設けられ、界磁磁束を発生させる永久磁石と、前記ハウジングに設けられ、前記整流子と導通されるブラシとを備えてなることを特徴とする。
請求項2にかかる回転システムは、回転軸と、該回転軸を支持させるハウジングとを備え、電力を入力させることで前記回転軸が回転されると共に、前記回転軸を回転させることで電力が出力される可逆可能な回転装置を複数個配設させてなる回転システムであって、一対の前記回転装置の回転軸同士を接続させてなる回転ユニットを、所望の段数となるように対向させた前記ハウジング同士を順次接続されてなり、始端の前記回転装置は、電力を入力させて前記回転軸を回転させる電動機とし、前記回転装置は、前記ハウジング内に前記回転軸の軸線上に固定または回動可能に設けられたサンギアと、前記サンギアと噛合されたプラネタリーギアと、前記プラネタリーギアを保持させるキャリアと、前記ハウジング内に位置した前記回転軸の基端部に設けられ、前記プラネタリーギアと噛合されたインターナルギアと、前記キャリアに巻回された電機子コイルと、前記キャリアに設けられ、前記電機子コイルと導通された整流子と、前記電機子コイルを取り囲むように、かつ、前記インターナルギアに隣接するように前記回転軸の基端部に設けられ、界磁磁束を発生させる永久磁石と、前記ハウジングに設けられ、前記整流子と導通されるブラシとを備えてなることを特徴とする。
請求項3にかかる回転システムは、回転軸と、該回転軸を支持させるハウジングとを備え、電力を入力させることで前記回転軸が回転されると共に、前記回転軸を回転させることで電力が出力される可逆可能な回転装置を複数個接続させてなる回転システムであって、回転軸同士が一直線状となるように、かつ、所望の段数となるように、前記回転装置の回転軸に他の前記回転装置のハウジングが接続されてなり、始端の前記回転装置は、電力を入力させて前記回転軸を回転させる電動機とし、前記回転装置は、前記ハウジング内に前記回転軸の軸線上に固定または回動可能に設けられたサンギアと、前記サンギアと噛合されたプラネタリーギアと、前記プラネタリーギアを保持させるキャリアと、前記ハウジング内に位置した前記回転軸の基端部に設けられ、前記プラネタリーギアと噛合されたインターナルギアと、前記キャリアに環装され、界磁磁束を発生させる永久磁石と、前記永久磁石を取り囲むように、かつ、前記インターナルギアに隣接するように前記回転軸の基端部に設けられ磁鉄と、前記ハウジングに設けられ、前記磁鉄に起磁力を発生させる電機子コイルと、前記ハウジング内に設けられ、前記キャリアの回転に基づいて前記電機子コイルへ流す電流の切り替えタイミングを検出する位置検出器とを備えてなることを特徴とする。
請求項4にかかる回転システムは、回転軸と、該回転軸を支持させるハウジングとを備え、電力を入力させることで前記回転軸が回転されると共に、前記回転軸を回転させることで電力が出力される可逆可能な回転装置を複数個配設させてなる回転システムであって、一対の前記回転装置の回転軸同士を接続させてなる回転ユニットを、所望の段数となるように対向させた前記ハウジング同士を順次接続されてなり、始端の前記回転装置は、電力を入力させて前記回転軸を回転させる電動機とし、前記回転装置は、前記ハウジング内に前記回転軸の軸線上に固定または回動可能に設けられたサンギアと、前記サンギアと噛合されたプラネタリーギアと、前記プラネタリーギアを保持させるキャリアと、前記ハウジング内に位置した前記回転軸の基端部に設けられ、前記プラネタリーギアと噛合されたインターナルギアと、前記キャリアに環装され、界磁磁束を発生させる永久磁石と、前記永久磁石を取り囲むように、かつ、前記インターナルギアに隣接するように前記回転軸の基端部に設けられ磁鉄と、前記ハウジングに設けられ、前記磁鉄に起磁力を発生させる電機子コイルと、前記ハウジング内に設けられ、前記キャリアの回転に基づいて前記電機子コイルへ流す電流の切り替えタイミングを検出する位置検出器とを備えてなることを特徴とする。
請求項5にかかる回転システムは、請求項1乃至4のいずれかにおいて、全ての前記回転装置は、電力を入力させて前記回転軸を回転させる電動機とすることを特徴とする。
請求項6にかかる回転システムは、請求項1または3において、終端の前記回転装置の回転軸に外部機器の回転入力部が接続され、始端の前記回転装置の回転軸の回転数と、終端の前記回転装置の回転軸の回転数との回転差を利用して、始端の前記回転装置以外の前記回転装置を発電機として電力が出力されるように構成されていることを特徴とする。
請求項7にかかる回転システムは、請求項6において、前記外部機器は、前記回転装置であると共に、前記回転入力部はその回転装置の回転軸であり、その回転装置を発電機として電力が出力されるように構成されていることを特徴とする。
請求項8にかかる回転システムは、請求項2または4において、終端の前記回転装置のハウジングに外部機器の回転入力部が接続され、始端の前記回転装置以外の前記回転装置を発電機として、始端の前記回転装置の回転軸の回転数と、終端の前記回転装置のハウジングまたは回転軸の回転数との回転差を利用して電力を出力させることを特徴とする。
請求項9にかかる回転システムは、請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記始端の前記回転装置以外の前記回転装置に、少なくとも一つのフライホイールを環装させたことを特徴とする。
請求項10にかかる回転システムは、請求項9において、前記フライホイールに電機子コイルが巻回されると共に、界磁磁束を発生させる永久磁石を、前記電機子コイルを取り囲むように配設させて発電機が構成されたことを特徴とする。
本発明にかかる回転システムによれば、回転軸同士が一直線状となるように、かつ、所望の段数となるように、回転装置の回転軸に他の回転装置のハウジングを接続したり、一対の回転装置の回転軸同士を接続させてなる回転ユニットを、所望の段数となるように対向させたハウジング同士を順次接続する等し、少なくとも始端の回転装置を電動機とし、例えば、始端の回転装置以外の回転装置を電動機とした場合、始端の回転装置における回転軸の回転数で他の回転装置自体が回転し、その、他の回転装置における回転軸が回転することで、終端の回転装置における回転軸は、結果的にn倍の回転出力を得ることができ、従来のギア機構を内装させた電動モーターに対して、回転軸の高速回転が容易にできる。
また、例えば、始端の回転装置以外の回転装置に電力を供給しなければ、始端の回転装置における回転軸の回転数と、終端の回転装置におけるハウジングまたは回転軸の回転数との回転差(終端の回転装置に負荷体が接続されることによって生じる)によって電力が出力可能な発電機となり、電動機である始端の回転装置と負荷体との間から電力を回収することができ、したがって、利便性の向上、効率の向上が期待できる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態を説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1にかかる回転システムは、回転軸2同士が一直線状となるように、かつ、所望の段数となるように、回転装置1の回転軸2に他の回転装置1のハウジング3を接続させた例である。
ここで、上記した回転装置1を説明すると、回転軸2と、その回転軸2に磁鉄(図示せず)を介して巻回され電機子コイル4と、その回転軸2を支持させるハウジング3と、電機子コイル4を取り囲むようにハウジング3内に設けられ界磁磁束を発生させる永久磁石5と、回転軸2に設けられ電機子コイル4に導通させる整流子(図示せず)と、ハウジング3に設けられ整流子に摺接させて導通させるブラシ(図示せず)とを備えて構成され、電力を入力させることで回転軸2が回転されると共に、回転軸2を回転させることで電力が出力される可逆可能に構成されている。すなわち、この回転装置1は電動機でもあり発電機でもある。
この実施の形態1にかかる回転システムは、図1に示すように、当該回転システムを組み込ませる装置の機枠mなどにハウジング3が固定された1番目の回転装置1(始端の回転装置1)と、その1番目の回転装置1の回転軸2にハウジング3が固定された2番目の回転装置1と、その2番目の回転装置1の回転軸2にハウジング3が固定され回転軸2が負荷体Wに接続される3番目の回転装置1とを備えて構成される。この1番目から3番目の回転装置1同士の接続関係は、夫々の回転軸2が一直線状となるように接続されている。
なお、実施の形態1では、3つの回転装置1を直列状に接続させているが、このものに限らず、所望の段数だけ回転装置1を接続させても良い。
また、図面は、本発明を模式的に図示したもので、ハウジング3と回転軸2との接続は、図示したような直接的ではなく、具体的には取り付け部材を介して接続される。
また、ハウジング3が回転する2番目及び3番目の回転装置1に電力を供給したり、または電力を回収するためには、回転する2番目及び3番目のハウジング3の外周に、ブラシと接続された環状の第1の接点6を設け、当該回転システムを組み込ませる装置の機枠mなどから延設された第2の接点7を第1の接点6に摺接することで可能となる(図1において二点鎖線で図示)。
他の例として、図2に示すように、1番目の回転装置1aのハウジング3aに、ハウジング3bが回転する回転装置1bに接続させる固定端子62を設け、2番目の回転装置1bのハウジング3b底部にブラシ(2番目の回転装置1bのブラシ)と固定端子62とを繋ぐ連結端子63を設ける。この連結端子63は、その中間部に圧縮スプリング64が介在されており、固定端子62を押圧するように固定端子62と摺接されることで、電気的な接続がされるようになっている。
このように構成された実施の形態1にかかる回転システムは、3つの回転装置1の夫々に電力を供給すれば、始端である1番目の回転装置1における回転軸2の回転数で、2番目の回転装置1自体が回転し、2番目の回転装置1における回転軸2が回転することで、終端である3番目の回転装置1自体が回転し、さらに、3番目の回転装置1における回転軸2が回転することで、結果的に非常に高速な回転出力を得ることができるようになっている。
また、少なくとも、始端である1番目の回転装置1に電力を供給して、残りの2番目あるいは3番目の回転装置1の何れか一方または双方に電力を供給しなければ、3番目の回転装置1における回転軸2に接続された負荷体Wを主に回転させるために、1番目の回転装置1における回転軸2と3番目の回転装置1における回転軸2との間に回転差が生じる。
この回転差に基づいて、電力を供給していない回転装置1が発電して、電動機である始端の回転装置1と負荷体Wとの間から電力を回収することができ、したがって、利便性の向上、効率の向上が期待できるようになっている。
(実施の形態2)
実施の形態1にかかる回転システムは、図3に示すように、実施の形態1で説明した3番目の回転装置1の向きを逆にして、実施の形態1で説明した2番目の回転装置1における回転軸2と、3番目の回転装置1おける回転軸2とを接続させた例である。
その動作例は、基本的に実施の形態1と同じであるが、さらに、他の動作例に説明する。
まず、1番目と3番目の回転装置1のハウジング3双方を固定して、1番目の回転装置1に電力を供給して電動機とし、2番目と3番目の回転装置1には電力を供給しないで発電機とする。このようにすることで、2箇所から電力を出力することが可能になる。
(実施の形態3)
実施の形態3にかかる回転システムは、図4に示すように、実施の形態1で例示した回転装置1を2つ一組として回転軸2同士を接続させてなる回転ユニットを、所望の段数となるように、ハウジング3同士を順次接続させた例である(図4は2段を例示)。その動作例は、実施の形態1及び2と同じであるため、詳細な説明は省略する。
(実施の形態4)
実施の形態4にかかる回転システムは、図5に示すように、実施の形態3で例示した2段の回転ユニットの中間部に、フライホイール8を設けた例である。
このフライホイール8は、対向された2番目及び3番目の回転装置1のハウジング3基部同士と係合された係合部を備えた所要外径及び所要重量の円板状に形成されている。このフライホイール8を設けることで、回転エネルギーを貯蔵し、負荷体の負荷変動による回転ムラを抑制してスムーズな回転を実現させると共に、貯蔵された回転エネルギーによって発電の際の効率を向上させる。
(実施の形態5)
実施の形態5にかかる回転システムは、図6に示すように、実施の形態4で例示したフライホイール8付の回転システムにおいて、このフライホイール8を回転子として発電機を構成させた例である。
すなわち、実施の形態5にかかる回転システムは、接続された2番目及び3番目の回転装置1のハウジング基部同士が接続(固定)され、その2番目及び3番目の回転装置1のハウジングに所要外径及び所要重量の円板状に形成されたフライホイール8が取り付けられている。さらに、そのフライホイール8の外周面には巻回された電機子コイル9と、その電機子コイル9に導通させる整流子10が設けられている。
一方、当該回転システムを組み込ませる装置の機枠mなどに、電機子コイル9を取り囲むように、界磁磁束を発生させる永久磁石11が設けられていると共に、整流子10に摺接させて導通させるブラシ12がその機枠mなどに設けられている。
このように構成された実施の形態5にかかる回転システムは、2番目及び3番目の回転装置1のハウジングが回転することで、フライホイール8が共廻りし、そのフライホイール8が回転することで電力が発生して、ブラシ12から電力を回収する。
(実施の形態6)
実施の形態6は、上記した回転装置の改良が例示されており、この回転装置単体で用いても良いものである。
すなわち、実施の形態6にかかる回転装置13は、図7及び図8に示すように、別配線となるように回転軸2に磁鉄16を介して巻回された一対の電機子コイル14、15と、その電機子コイル14、15を取り囲むようにハウジング17内に設けられ界磁磁束を発生させる永久磁石18と、電機子コイル14、15を中間に挟んで回転軸2に設けられ一対の電機子コイル14、15の夫々に導通するように割り当てられた一対の整流子19、20と、ハウジング17に設けられ一対の整流子19、20の夫々に導通するように割り当てられた一対のブラシ21、22とを備えて構成されている。
このように構成することで、一方の一組のブラシ21、22に電力を供給して回転軸2を回転させることで、他方の一組のブラシ21、22から電力が出力され、利便性を向上させている。
(実施の形態7)
実施の形態7は、実施の形態6と同様に、上記した回転装置の改良が例示されており、この回転装置単体で用いても良いものである。
すなわち、実施の形態7にかかる回転装置23は、ハウジング24内に遊星歯車機構を組み込んだ例である。なお、実施の形態7にかかる回転装置23は、整流子電動機(整流子発電機)の例であり、後述する実施の形態8は、ブラシレス電動機(ブラシレス発電機)の例である。
この実施の形態7にかかる回転装置23は、図9に示すように、サンギア26と、プラネタリーギア27と、キャリア28と、インターナルギア29と、電機子コイル30と、整流子31と、永久磁石32と、ブラシ33とを備えて構成されている。
サンギア26は、ハウジング24内の底面中央に基部が固定されると共に先部に歯面が形成された軸状部材からなる。
プラネタリーギア27は、一方にドーナツ状の壁面が形成され、その壁面の外周面がハウジング24底面方向に向かって水平に延設されてなるキャリア28に、その壁面から水平方向に突出するように回転可能に支持されたギアであり、上記したサンギア26と噛合されている。なお、このプラネタリーギア27は、対向するように2個所に配置したり、180度の間隔をおいた3箇所に配置、90度毎の間隔をいた4個所に配置するなど、特に限定はされない。
インターナルギア29は、ハウジング24内に位置した回転軸25の基端を拡径させてフランジ状の壁面が形成されると共に、その壁面の外周部がハウジング24底面方向に向かって水平に延設されてなるカップ部25aの内周面に歯面が形成されてなり、上記したプラネタリーギア27と噛合されている。
なお、本実施の形態では、サンギア26を固定させ、キャリア28を回転させることで、キャリア28の回転数よりインターナルギア29の回転数、すなわち回転軸25の回転数が増速されるようになっているが、このものに限定されず、サンギア26を回動可能に設けて、キャリア28の回転数よりインターナルギア29の回転数、すなわち回転軸25の回転数を減速させても良い。
電機子コイル30は、ハウジング24底面方向に向かって水平に延設されたキャリア28の外周面に巻回されている。
整流子31は、キャリア28の外周面に設けられており、電機子コイル30と導通されるようになっている。
永久磁石32は、電機子コイル30を取り囲むように、かつ、前記インターナルギア29に隣接するようにカップ部25aの端部に設けられ、界磁磁束を発生させるようになっている。
ブラシ33は、ハウジング24に設けられ、整流子31と導通可能に摺接されるようになっている。
以上のように構成された実施の形態7にかかる回転装置23は、永久磁石32によって発生した界磁磁束と、ブラシ33、整流子31を介して電機子コイル30に電流が流れることにより発生した起磁力とによってキャリア28と回転軸25とに回転力が作用して回転する。そして、キャリア28に回動可能に支持されたプラネタリーギア27は固定されたサンギア26の廻りを回転すると共に、プラネタリーギア27によってインターナルギア29が、プラネタリーギア27のサンギア26の廻り方向と同じ方向に向かって、キャリア28の回転数より増速回転する。
また、永久磁石32を回転軸25に接続させ、遊星歯車機構を介して回転軸25を回転させる構成にしたことにより、キャリア28と回転軸25とに回転差が生じ、従来の電動機と同じ回転数でもって回転軸25を回転させた場合、消費電力を少なくすることが期待できる。
(実施の形態8)
実施の形態8にかかる回転装置34は、上記したように、ハウジング35内に遊星歯車機構を組み込んだもので、ブラシレス電動機(ブラシレス発電機)の例である。なお、この実施の形態8にかかる回転装置34も、回転装置単体で用いても良いものである。
この実施の形態8にかかる回転装置34は、図10に示すように、サンギア36と、プラネタリーギア37と、キャリア38と、インターナルギア39と、永久磁石40と、磁鉄41と、電機子コイル42と、位置検出器43とを備えて構成されている。
サンギア36は、ハウジング35内の底面中央に基部が固定されると共に先部に歯面が形成された軸状部材からなる。
プラネタリーギア37は、一方にドーナツ状の壁面が形成され、その壁面の外周面より一段下がった所要の位置からハウジング35底面方向に向かって水平に、かつ、環状に延設されてなるキャリア38に、その壁面から水平方向に突出するように回転可能に支持されたギアであり、上記したサンギア36と噛合されている。
なお、キャリア38の形状が実施の形態7にかかるキャリア38の形状と若干異なっているが、何れの形状でも良く、本実施の形態にかかるキャリア38の形状にすれば、図示したようにハウジング35のスリム化が達成できる。
また、このプラネタリーギア37は、実施の形態7と同様に配設個数は、特に限定はされない。
インターナルギア39は、実施の形態7のインターナルギア39と同様に、ハウジング35内に位置した回転軸44の基端を拡径させてフランジ状の壁面が形成されると共に、その壁面の外周部がハウジング35底面方向に向かって水平に延設されてなるカップ部44aの内周面に歯面が形成されてなり、上記したプラネタリーギア37と噛合されている。
なお、本実施の形態では、実施の形態7と同様に、サンギア36を固定させ、キャリア38を回転させることで、キャリア38の回転数よりインターナルギア39の回転数、すなわち回転軸44の回転数が増速されるようになっているが、このものに限定されず、サンギア36を回動可能に設けて、キャリア38の回転数よりインターナルギア39の回転数、すなわち回転軸44の回転数を減速させても良い。
永久磁石40は、キャリア38の環状に延設された筒部の外周面に界磁磁束が発生されるように環装されている。
磁鉄41は、永久磁石40を取り囲むように、かつ、前記永久磁石を取り囲むように、かつ、前記インターナルギアに隣接するように前記回転軸44の基端部に設けられている。
電機子コイル42は、磁鉄41に並設されるように前記ハウジングに設けられており、磁鉄41に起磁力を発生させるようになっている。なお、電機子コイル42は、磁鉄41から離間されている。
位置検出器43は、ハウジング35内に設けられた例えばホール素子からなり、キャリア38の回転位置に基づいて、電機子コイル42に流す電流の切り替えタイミングを検出するようになっている。
以上のように構成された実施の形態8にかかる回転装置34は、永久磁石40によって発生した界磁磁束と、位置検出器43によって検出した電流の切り替えタイミングに基づいて電機子コイル42に電流を正逆交互に流すことにより発生した起磁力とによってキャリア38と回転軸44に回転力が作用する。
そして、キャリア38に回動可能に支持されたプラネタリーギア37は固定されたサンギア36の廻りを回転すると共に、プラネタリーギア37によってインターナルギア39が、プラネタリーギア37のサンギア36の廻り方向と同じ方向に向かって、キャリア38の回転数より増速回転する。
また、磁鉄41を回転軸44に接続させ、遊星歯車機構を介して回転軸44を回転させる構成にしたことにより、キャリア38と回転軸44とに回転差が生じ、従来の電動機と同じ回転数でもって回転軸44を回転させた場合、消費電力を少なくすることが期待できる。
(実施の形態9)
実施の形態9にかかる回転システムは、回転軸46の廻りに複数段の回転部を配置させた例である。以下、詳述する。
実施の形態9にかかる回転システムは、図11に示すように、ハウジング45と、第1回転部と、第2回転部と、第3回転部とを備えて構成されている。
ハウジング45は、回転軸46の基部側に向かって漸次縮径する階段状の中空円筒部材であり、回転軸46を回動可能に支持させている。
第1回転部は、第1永久磁石47と、第1ヨーク48と、第1磁鉄49と、第1電機子コイル50と、第1位置検出器51とを備えて構成されている。
第1永久磁石47は、界磁磁束が発生されるように回転軸46に環装されている。
第1ヨーク48は、小径の筒部と大径の筒部とで中空の段付軸状に形成され、回転軸46の先部側に小径の筒部を位置させて回転軸46に回動可能に係合されると共に、第1永久磁石47を取り囲むように大径の筒部が配設されてなる。
第1磁鉄49は、第1ヨーク48の大径の筒部の内側に、第1永久磁石47を取り囲むように設けられている。
第1電機子コイル50は、第1磁鉄49に並設されるようにハウジング45内に設けられており、第1磁鉄49に起磁力を発生させるようになっている。
第1位置検出器51は、ハウジング45内に設けられた例えばホール素子からなり、第1永久磁石47の回転位置に基づいて、電機子コイルに流す電流の切り替えタイミングを検出するようになっている。
第2回転部は、第2永久磁石52と、第2ヨーク53と、第2磁鉄54と、第2電機子コイル55と、第2位置検出器56とを備えて構成されている。
第2永久磁石52は、界磁磁束が発生されるように第1ヨーク48の外周に環装されている。
第2ヨーク53は、小径の筒部と大径の筒部とで中空の段付軸状に形成され、第1ヨーク48の小径の筒部に第2ヨーク53の小径の筒部が重なるように位置させて第1ヨーク48の小径の筒部に回動可能に係合されると共に、第2永久磁石52を取り囲むように大径の筒部が配設されてなる。
第2磁鉄54は、第2ヨーク53の大径の筒部の内側に、永久磁石を取り囲むように設けられている。
第2電機子コイル55は、第2磁鉄54に並設されるようにハウジング45内に設けられており、第2磁鉄54に起磁力を発生させるようになっている。
第2位置検出器56は、ハウジング45内に設けられた例えばホール素子からなり、第2永久磁石52の回転位置に基づいて、第2電機子コイル55に流す電流の切り替えタイミングを検出するようになっている。
第3回転部は、第3永久磁石57と、第3ヨーク58と、第3磁鉄59と、第3電機子コイル60と、第3位置検出器61とを備えて構成されている。
第3永久磁石57は、界磁磁束が発生されるように第2ヨーク53の外周に環装されている。
第3ヨーク58は、小径の筒部と大径の筒部とで中空の段付軸状に形成され、第2ヨーク53の小径の筒部に第3ヨーク58の小径の筒部が重なるように位置させて第2ヨーク53の小径の筒部に係合されると共に、第3永久磁石57を取り囲むように大径の筒部が配設されてなる。この大径の筒部は、図示したように、ハウジング45に固定されている。
第3磁鉄59は、第3ヨーク58の大径の筒部の内側に、永久磁石を取り囲むように設けられている。
第3電機子コイル60は、第3磁鉄59に並設されるようにハウジング45内に設けられており、第3磁鉄59に起磁力を発生させるようになっている。
第3位置検出器61は、ハウジング45内に設けられた例えばホール素子からなり、第3永久磁石57の回転位置に基づいて、第3電機子コイル60に流す電流の切り替えタイミングを検出するようになっている。
このように実施の形態9にかかる回転システムは、第3回転部からみて、第1回転部、第2回転部が夫々独立して回転可能に構成されており、3つの回転部の夫々に電力を供給すれば、第3回転部で第2回転部を回転し、第2回転部で第1回転部を回転し、さらに、第1回転部で回転軸46を回転することができ、結果的に非常に高速な回転出力を得ることができるようになっている。また、本実施の形態では第3回転部までを例示しているが、さらに複数段の回転部を設けても良い。
また、少なくとも、第3回転部に電力を供給して、残りの第1回転部あるいは第2回転部の何れか一方または双方に電力を供給しなければ、回転軸46に接続された負荷体を主に回転させるために、回転軸46と第3回転部との間に回転差が生じる。
この回転差に基づいて、電力を供給していない回転部が発電して、電動機である第3回転部と負荷体との間から電力を回収することができ、したがって、利便性の向上、効率の向上が期待できるようになっている。
また、他の動作例として、例えば、第1回転部に電力を供給することで、回転軸46を回転し、回転軸46に接続した負荷体Wを回転させる。その一方で、回転可能に支持した第1ヨーク48、第2ヨーク53、第3ヨーク58が磁界の変化によって、夫々回転差を生じながら回転を開始し、その回転差に基づいて、電力を供給していない回転部が発電して、電力を回収することができる。したがって、利便性の向上、効率の向上が期待できるようになっている。
以上、本実施の形態にかかる回転システムを説明したが、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。例えば、交流の電動機(発電機)で構成しても良い。
実施の形態1にかかる回転システムの縦断側面図である。 電気的な接続構造を示す縦断側面図である。 実施の形態2にかかる回転システムの縦断側面図である。 実施の形態3にかかる回転システムの縦断側面図である。 実施の形態4にかかる回転システムの縦断側面図である。 実施の形態5にかかる回転システムの縦断側面図である。 実施の形態6にかかる回転装置の縦断側面図である。 実施の形態6にかかる回転装置の縦断正面図である。 実施の形態7にかかる回転装置の縦断側面図である。 実施の形態8にかかる回転装置の縦断側面図である。 実施の形態9にかかる回転システムの縦断側面図である。
符号の説明
1、13、23、34…回転装置
2、25、44、46…回転軸
3、17、24、35、45…ハウジング
4、9、14、15、30、42…電機子コイル
5、11、18、32、40…永久磁石
6…第1の接点
7…第2の接点
8…フライホイール
10、19,20、31…整流子
12、21、22、33…ブラシ
16、41…磁鉄
26、36…サンギア
27、37…プラネタリーギア
28、38…キャリア
29、39…インターナルギア
47…第1永久磁石
48…第1ヨーク
49…第1磁鉄
50…第1電機子コイル
51…第1位置検出器
52…第2永久磁石
53…第2ヨーク
54…第2磁鉄
55…第2電機子コイル
56…第2位置検出器
57…第3永久磁石
58…第3ヨーク
59…第3磁鉄
60…第3電機子コイル
61…第3位置検出器
W…負荷体
m…機枠

Claims (10)

  1. 回転軸と、該回転軸を支持させるハウジングとを備え、電力を入力させることで前記回転軸が回転されると共に、前記回転軸を回転させることで電力が出力される可逆可能な回転装置を複数個接続させてなる回転システムであって、
    回転軸同士が一直線状となるように、かつ、所望の段数となるように、前記回転装置の回転軸に他の前記回転装置のハウジングが接続されてなり、
    始端の前記回転装置は、電力を入力させて前記回転軸を回転させる電動機とし、
    前記回転装置は、
    前記ハウジング内に前記回転軸の軸線上に固定または回動可能に設けられたサンギアと、
    前記サンギアと噛合されたプラネタリーギアと、
    前記プラネタリーギアを保持させるキャリアと、
    前記ハウジング内に位置した前記回転軸の基端部に設けられ、前記プラネタリーギアと噛合されたインターナルギアと、
    前記キャリアに巻回された電機子コイルと、
    前記キャリアに設けられ、前記電機子コイルと導通された整流子と、
    前記電機子コイルを取り囲むように、かつ、前記インターナルギアに隣接するように前記回転軸の基端部に設けられ、界磁磁束を発生させる永久磁石と、
    前記ハウジングに設けられ、前記整流子と導通されるブラシと
    を備えてなることを特徴とする回転システム。
  2. 回転軸と、該回転軸を支持させるハウジングとを備え、電力を入力させることで前記回転軸が回転されると共に、前記回転軸を回転させることで電力が出力される可逆可能な回転装置を複数個配設させてなる回転システムであって、
    一対の前記回転装置の回転軸同士を接続させてなる回転ユニットを、所望の段数となるように対向させた前記ハウジング同士を順次接続されてなり、
    始端の前記回転装置は、電力を入力させて前記回転軸を回転させる電動機とし、
    前記回転装置は、
    前記ハウジング内に前記回転軸の軸線上に固定または回動可能に設けられたサンギアと、
    前記サンギアと噛合されたプラネタリーギアと、
    前記プラネタリーギアを保持させるキャリアと、
    前記ハウジング内に位置した前記回転軸の基端部に設けられ、前記プラネタリーギアと噛合されたインターナルギアと、
    前記キャリアに巻回された電機子コイルと、
    前記キャリアに設けられ、前記電機子コイルと導通された整流子と、
    前記電機子コイルを取り囲むように、かつ、前記インターナルギアに隣接するように前記回転軸の基端部に設けられ、界磁磁束を発生させる永久磁石と、
    前記ハウジングに設けられ、前記整流子と導通されるブラシと
    を備えてなることを特徴とする回転システム。
  3. 回転軸と、該回転軸を支持させるハウジングとを備え、電力を入力させることで前記回転軸が回転されると共に、前記回転軸を回転させることで電力が出力される可逆可能な回転装置を複数個接続させてなる回転システムであって、
    回転軸同士が一直線状となるように、かつ、所望の段数となるように、前記回転装置の回転軸に他の前記回転装置のハウジングが接続されてなり、
    始端の前記回転装置は、電力を入力させて前記回転軸を回転させる電動機とし、
    前記回転装置は、
    前記ハウジング内に前記回転軸の軸線上に固定または回動可能に設けられたサンギアと、
    前記サンギアと噛合されたプラネタリーギアと、
    前記プラネタリーギアを保持させるキャリアと、
    前記ハウジング内に位置した前記回転軸の基端部に設けられ、前記プラネタリーギアと噛合されたインターナルギアと、
    前記キャリアに環装され、界磁磁束を発生させる永久磁石と、
    前記永久磁石を取り囲むように、かつ、前記インターナルギアに隣接するように前記回転軸の基端部に設けられ磁鉄と、
    前記ハウジングに設けられ、前記磁鉄に起磁力を発生させる電機子コイルと、
    前記ハウジング内に設けられ、前記キャリアの回転に基づいて前記電機子コイルへ流す電流の切り替えタイミングを検出する位置検出器と
    を備えてなることを特徴とする回転システム。
  4. 回転軸と、該回転軸を支持させるハウジングとを備え、電力を入力させることで前記回転軸が回転されると共に、前記回転軸を回転させることで電力が出力される可逆可能な回転装置を複数個配設させてなる回転システムであって、
    一対の前記回転装置の回転軸同士を接続させてなる回転ユニットを、所望の段数となるように対向させた前記ハウジング同士を順次接続されてなり、
    始端の前記回転装置は、電力を入力させて前記回転軸を回転させる電動機とし、
    前記回転装置は、
    前記ハウジング内に前記回転軸の軸線上に固定または回動可能に設けられたサンギアと、
    前記サンギアと噛合されたプラネタリーギアと、
    前記プラネタリーギアを保持させるキャリアと、
    前記ハウジング内に位置した前記回転軸の基端部に設けられ、前記プラネタリーギアと噛合されたインターナルギアと、
    前記キャリアに環装され、界磁磁束を発生させる永久磁石と、
    前記永久磁石を取り囲むように、かつ、前記インターナルギアに隣接するように前記回転軸の基端部に設けられ磁鉄と、
    前記ハウジングに設けられ、前記磁鉄に起磁力を発生させる電機子コイルと、
    前記ハウジング内に設けられ、前記キャリアの回転に基づいて前記電機子コイルへ流す電流の切り替えタイミングを検出する位置検出器と
    を備えてなることを特徴とする回転システム。
  5. 全ての前記回転装置は、電力を入力させて前記回転軸を回転させる電動機とすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の回転システム。
  6. 終端の前記回転装置の回転軸に外部機器の回転入力部が接続され、
    始端の前記回転装置の回転軸の回転数と、終端の前記回転装置の回転軸の回転数との回転差を利用して、始端の前記回転装置以外の前記回転装置を発電機として電力が出力されるように構成されていることを特徴とする請求項1または3に記載の回転システム。
  7. 前記外部機器は、前記回転装置であると共に、前記回転入力部はその回転装置の回転軸であり、その回転装置を発電機として電力が出力されるように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の回転システム。
  8. 終端の前記回転装置のハウジングに外部機器の回転入力部が接続され、
    始端の前記回転装置以外の前記回転装置を発電機として、始端の前記回転装置の回転軸の回転数と、終端の前記回転装置のハウジングまたは回転軸の回転数との回転差を利用して電力を出力させることを特徴とする請求項2または4に記載の回転システム。
  9. 前記始端の前記回転装置以外の前記回転装置に、少なくとも一つのフライホイールを環装させたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の回転システム。
  10. 前記フライホイールに電機子コイルが巻回されると共に、界磁磁束を発生させる永久磁石を、前記電機子コイルを取り囲むように配設させて発電機が構成されたことを特徴とする請求項9に記載の回転システム。
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