JPH09247912A - 高速モータ - Google Patents

高速モータ

Info

Publication number
JPH09247912A
JPH09247912A JP7817796A JP7817796A JPH09247912A JP H09247912 A JPH09247912 A JP H09247912A JP 7817796 A JP7817796 A JP 7817796A JP 7817796 A JP7817796 A JP 7817796A JP H09247912 A JPH09247912 A JP H09247912A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
peripheral surface
shaft
bracket
cylindrical yoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7817796A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiro Kunihiro
敏郎 國廣
Ryoji Abe
良次 安倍
Morihiro Saito
守弘 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Industry Co Ltd filed Critical Nippon Electric Industry Co Ltd
Priority to JP7817796A priority Critical patent/JPH09247912A/ja
Publication of JPH09247912A publication Critical patent/JPH09247912A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の玉軸受を使用した通常のモータを複数
結合させて高速モータを実現させる。 【解決手段】 円筒状ヨーク6の内周面に設けたステー
タ2と、回転軸1の外周面に固着したロータ3とによっ
て第1のモータを構成し、回転軸1の出力軸にブラケッ
ト14を介して固着した円筒形ヨーク16の内周面に設
けたステータ12と、回転軸11の外周面に固着したロ
ータ13とによって第2のモータを構成し、第2のモー
タの円筒形ヨーク16をブラケット15の外周面に設け
た軸受19によって保持すると共にブラケット5と接合
させて円筒形ヨークを格納する円筒形ケーシング20を
設け、第1のモータと第2のモータをタンデムに結合さ
せた。なお、第1のモータをアウターロータ形とし、第
2のモータをインナーロータ形として一体に結合させる
こともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、FA機器、OA
機器および自動車関連機器等において使用されている高
速で駆動される小型モータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術による高速モータとしては、例
えば高周波スピンドルモータがある。2極のスピンドル
モータは50Hzにおいては3,000r/mで回転す
るが、400Hzの交流電源によって駆動させると回転
数は周波数に比例して24,000r/mとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高周波電源を確保すれ
ば、商用周波数によって得られる回転数よりも遙かに高
速なモータを実現できるが、玉軸受を使用する場合には
13,000r/m程度が限度であって、玉軸受の寿命
が著しく低下する。これを解消する軸受としては空気軸
受や磁気軸受等があるが高価格であり、かつその剛性に
も問題がある。また、通常のモータを高周波で駆動する
とモータに各種の障害が発生する恐れがあるので、高周
波用として設計したモータも必要となる。この発明は、
上述した従来技術による高速モータの欠点を解消するた
めになされたものであって、高周波電源や特殊設計のモ
ータを必要とせず、通常の玉軸受を使用した通常のモー
タによって高速モータを実現させることを目的とするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明による高速モー
タは、回転数N1 で回転する第1のモータと回転数N2
で回転する第2のモータとを、第1のモータにおける回
転軸1の出力軸にブラケット14を介して第2のモータ
の円筒状ヨーク16を結合させ、さらに、前記円筒状ヨ
ーク16をブラケット15の外周面に設けた軸受19に
よって保持すると共にブラケット5と接合させて前記円
筒状ヨーク16を格納するように形成した円筒状ケーシ
ング20を設け、該円筒形ケーシング20と回転軸1と
結合した円筒状ヨーク16とによって第1のモータと第
2のモータとをタンデムに結合させ、第2のモータの出
力軸から回転数(N1 +N2 )の出力を取り出すように
したものである。また、回転数N1 ,N2 ,N3 ,…N
n のn台のモータをタンデムに逐次結合させると(N1
+N2 +…+Nn )の回転数の出力を取り出すことがで
き、最終出力段のモータをスイッチド・リラクタンスモ
ータとすると、このロータは高速回転に耐えられるもの
となる。なお、第1と第2のモータは共にインナーロー
タ形で構成しているが、第1のモータをアウターロータ
形とすることもできる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面を
参照しながら説明する。図1はこの発明による第1の実
施例の高速モータの構造を示す断面図である。図1にお
いて、第1のモータの回転軸1はブラケット4と5に設
けた軸受7と8とによって保持されており、回転軸1の
出力軸は軸受8の中央部に設けてある貫通孔から突出し
ている。第1のモータのステータ2は円筒状ヨーク6の
内周面に固着して配設してあり、回転軸1の外周面に固
着して配設してあるロータ3は空隙を介してステータ2
の内周面において回転数N1 で回転する。
【0006】第2のモータの円筒状ヨーク16は、第1
のモータの回転軸1の出力軸に固着したブラケット14
と回転軸11の出力軸を突出させる貫通孔を軸受18の
中央部に設けたブラケット15とによって両端を接合し
てあるので、第1のモータの回転軸1と共に回転数N1
で回転する。また、前記円筒状ヨーク16の内周面に固
着して配設したステータ12の内周面には、空隙を介し
て回転軸11の外周面にロータ13が固着して配設して
あり、ロータ13はステータ12との相対回転数N2
回転する。
【0007】さらに、円筒状ヨーク16をブラケット1
5の外周面に設けた軸受19によって保持すると共に、
空隙を介して前記円筒状ヨーク16を格納するようにブ
ラケット5と接合させて形成した円筒状ケーシング20
と、回転軸1の出力軸とブラケット14を介して結合し
た円筒状ヨーク16とによって第1のモータと第2のモ
ータをタンデムに結合させている。従って、第2のモー
タの出力軸からは回転数(N1 +N2 )の出力を取り出
すことが可能である。
【0008】図2は、この発明による第2の実施例を示
す高速モータの断面図である。第1のモータは回転数N
1 のアウターロータ形のモータであるので第1の実施例
における第1のモータと異なるが、第2のモータは回転
数N2 のインナーロータ形のモータであって第1の実施
例における第1のモータと同一構造のものである。図2
において、第1のモータにおけるブラケット(4)の中
心部に固着してある固定軸(1′)の外周面にはステー
タ(9)が固着して配設してあり、このステータ(9)
の外周面には空隙を介して回転するロータ(10)が円
筒状ヨーク(6)に固着して配設してある。第2のモー
タにおける回転数N2 で回転する回転軸(11)は軸受
(17)と(18)を介してブラケット(14)と(1
5)によって保持されており、回転軸(11)の外周面
にはロータ(13)が固着して配設してある。第2のモ
ータにおけるステータ(12)は円筒状ヨーク(16)
の内周面に固着して配設してあり、この円筒状ヨーク
(16)はブラケット(14)との接合部において第1
のモータにおける円筒状ヨーク(6)と接合してある。
従って、第1のモータにおける円筒状ヨーク(6)の回
転に伴って、第2のモータにおける円筒状ヨーク(1
6)も回転数N1 で回転するようになる。円筒状ヨーク
(16)と(6)を一体化したヨークは軸受(19)と
(21)を介して円筒状ケーシング(20)の内周面に
保持されており、第1のモータにおける固定軸(1′)
はブラケット(4)を介して前記円筒状ケーシング(2
0)の中心部に固定されている。即ち、円筒状ヨーク
(16)と(6)の一体化と円筒状ケーシング(20)
とによって第1のモータと第2のモータはタンデムに結
合してあり、第2のモータの回転軸(11)からは回転
数(N1 +N2 )の出力を取り出すことができる。
【0009】以上の説明においては2台のモータによっ
て高速モータを実現しているが、一般にはn台のモータ
をタンデムに結合させることによって最終出力段のモー
タの出力軸からは(N1 +N2 +…+Nn )の回転数の
出力を取り出すことができる。また、最終出力段のモー
タのロータは極めて高速となるので、積層鉄板を積層し
て構成した複数の凸極構造のロータを備えたスイッチド
・リラクタンスモータとすると堅固なロータを実現で
き、高速回転に耐えられるものとなる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による高
速モータは、第1のモータの出力軸に第2のモータの円
筒状ヨークを結合させることによって第1のモータと同
一の回転数で第2のモータの円筒状ヨークを回転させ、
最終出力段の出力軸からは2台のモータの回転数の和に
相当する高速の出力が得られるようにしたものである。
従って、高周波電源を必要とすることなしに、しかも通
常の玉軸受を備えた通常のモータを結合させることによ
って経済性にも優れた高速モータを実現できる。また、
最終出力段のモータをスイッチド・リラクタンスモータ
とすると、堅固なロータを構成でき高速回転にも耐えら
れるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による高速モータの構成を示す断面
図。
【図2】この発明による第2の実施例を示す高速モータ
の断面図。
【符号の説明】
1,11 回転軸 1′ 固定軸 2,9,12 ステータ 3,10,13 ロータ 4,5,14,15 ブラケット 6,16 円筒状ヨーク 7,8,17,18,19,21 軸受 20 円筒状ケーシング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状ヨークの内周面に固着して配設し
    たステータおよび回転軸の外周面に固着して配設され前
    記ステータの内周面を空隙を介して回転するロータより
    成る回転数N1 の第1のモータと、回転数N2 の第2の
    モータとによって構成し、 第1のモータの回転軸(1)の出力軸の外周面に固着し
    て設けた第2のモータのブラケット(14)を介して第
    2のモータの円筒状ヨーク(16)を第1のモータの回
    転軸(1)と結合させ、さらに、第1のモータの回転軸
    (1)と共に回転する第2のモータの円筒状ヨーク(1
    6)を格納するように、前記円筒状ヨーク(16)をブ
    ラケット(15)の外周面に設けた軸受(19)によっ
    て保持すると共に、第1のモータのブラケット(5)と
    接合して形成した円筒状ケーシング(20)を設けるこ
    とにより、第1のモータの回転軸(1)と結合した第2
    のモータの円筒状ヨーク(16)と前記円筒状ケーシン
    グ(20)とによって第1のモータと第2のモータをタ
    ンデムに結合させ、第2のモータの回転軸(11)から
    回転数(N1 +N2 )の出力を取り出すようにしたこと
    を特徴とする高速モータ。
  2. 【請求項2】 第1のモータにおけるブラケット(4)
    の中心部に固着した固定軸(1′)の外周面にステータ
    (9)を固着して配設すると共に、前記ステータ(9)
    の外周面を空隙を介して回転するロータ(10)を円筒
    状ヨーク(6)の内周面に固着して配設することによっ
    て回転数N1 のアウターロータ形の第1のモータを構成
    すると共に、円筒状ヨーク(16)の内周面に固着して
    配設したステータ(12)と回転軸(11)の外周面に
    固着して配設され前記ステータ(12)の内周面を空隙
    を介して回転するロータ(13)とによってインナーロ
    ータ形の第2のモータを構成し、 第2のモータにおける回転数N2 の回転軸(11)を軸
    受(17)と(18)を介して保持するブラケット(1
    4)と(15)と接合した円筒状ヨーク(16)を、前
    記ブラケット(14)との接合部において第1のモータ
    における円筒状ヨーク(6)と結合させることによって
    2つの円筒状ヨーク(16)と(6)を一体に形成さ
    せ、さらに、該円筒状ヨークの外周面に設けた軸受(1
    9)と(21)によって前記円筒状ヨークの回転を保持
    する円筒状ケーシング(20)を前記ブラケット(4)
    と接合することによって第1のモータと第2のモータを
    タンデムに結合させ、第2のモータにおける回転軸(1
    1)から回転数(N1 +N2)の出力を取り出すように
    したことを特徴とする高速モータ。
  3. 【請求項3】 回転数N1 ,N2 ,N3 ,…Nn でそれ
    ぞれ回転するn台のモータを、タンデムに逐次結合さ
    せ、最終出力段のモータの出力軸から(N1 +N2 +N
    3 +…+Nn )の回転数の出力を取り出すようにしたこ
    とを特徴とする請求項1と2に記載の高速モータ。
  4. 【請求項4】 最終出力段のモータを、積層鉄板より成
    る複数の凸極構造のロータを備えたスイッチド・リラク
    タンスモータとしたことを特徴とする請求項1と2に記
    載の高速モータ。
JP7817796A 1996-03-06 1996-03-06 高速モータ Pending JPH09247912A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7817796A JPH09247912A (ja) 1996-03-06 1996-03-06 高速モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7817796A JPH09247912A (ja) 1996-03-06 1996-03-06 高速モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09247912A true JPH09247912A (ja) 1997-09-19

Family

ID=13654689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7817796A Pending JPH09247912A (ja) 1996-03-06 1996-03-06 高速モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09247912A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007077918A1 (ja) * 2005-12-30 2007-07-12 Yoshiji Kondo 回転装置
JP3960360B1 (ja) * 2006-03-03 2007-08-15 由次 近藤 回転システム
WO2007141872A1 (ja) * 2006-06-09 2007-12-13 Elegance Energy Co., Ltd. 回転機およびその駆動方法
KR200457901Y1 (ko) * 2010-08-24 2012-01-12 (주)아진게네시스 모터 결합용 브라켓트
US8476798B2 (en) 2008-11-28 2013-07-02 Pratt & Whitney Canada Corp. Tandem electric machine arrangement
WO2013137642A1 (ko) * 2012-03-14 2013-09-19 Lee Chun-Woo 변속가능한 구동장치
KR101338170B1 (ko) * 2012-07-18 2013-12-06 주식회사 칼라카나 변속가능한 구동장치
CN110048565A (zh) * 2019-06-04 2019-07-23 刘东峰 一种高速电机
CN112436675A (zh) * 2020-11-13 2021-03-02 重庆宗申航空发动机制造有限公司 一种航空发动机的双发电机结构
KR102569759B1 (ko) * 2022-12-15 2023-08-22 김병국 초고속 전동기 시험용 부하모터

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007077918A1 (ja) * 2005-12-30 2007-07-12 Yoshiji Kondo 回転装置
JP3960360B1 (ja) * 2006-03-03 2007-08-15 由次 近藤 回転システム
WO2007141872A1 (ja) * 2006-06-09 2007-12-13 Elegance Energy Co., Ltd. 回転機およびその駆動方法
US8476798B2 (en) 2008-11-28 2013-07-02 Pratt & Whitney Canada Corp. Tandem electric machine arrangement
US8710708B2 (en) 2008-11-28 2014-04-29 Pratt & Whitney Canada Corp. Tandem electric machine arrangement
KR200457901Y1 (ko) * 2010-08-24 2012-01-12 (주)아진게네시스 모터 결합용 브라켓트
WO2013137642A1 (ko) * 2012-03-14 2013-09-19 Lee Chun-Woo 변속가능한 구동장치
KR101338170B1 (ko) * 2012-07-18 2013-12-06 주식회사 칼라카나 변속가능한 구동장치
CN110048565A (zh) * 2019-06-04 2019-07-23 刘东峰 一种高速电机
CN112436675A (zh) * 2020-11-13 2021-03-02 重庆宗申航空发动机制造有限公司 一种航空发动机的双发电机结构
KR102569759B1 (ko) * 2022-12-15 2023-08-22 김병국 초고속 전동기 시험용 부하모터

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI338434B (en) Three phase opposite rotating motor and fan
US5675196A (en) High speed ten pole/twelve slot D.C. brushless motor with minimized net radial force and low cogging torque
JP2000060091A (ja) 回転電機
JPH02133055A (ja) 周対向型電動機
JPH10504699A (ja) 永久磁石間に軸方向の空隙を有する電気機器
JPH0686527A (ja) ハイブリッド形ステッピングモータ
JPH09247912A (ja) 高速モータ
JP2001186743A (ja) 単相の無整流子電動機
JP2003134788A (ja) 永久磁石式回転電機
JPH0595190U (ja) 電動機
JP2001218431A (ja) 電動機
JP2000018246A5 (ja)
US5177858A (en) Method of mounting motor lamination stacks
JPS61244250A (ja) 交流電動機
JP2004215397A (ja) ステッピングモータ
JP2001086693A (ja) 高効率、高トルク、高支持力を有する外部ローター式モータ
JP3283710B2 (ja) 多軸同期反転駆動モータ
JP2000078820A (ja) モータ構造
JPH07222419A (ja) 回転電機
JPH0521985Y2 (ja)
JP2003333815A (ja) 低速回転でも発電量の多い多極同期発電機
JP2009033885A (ja) アキシャルギャップモータ
JP2007288901A (ja) 2軸同期電動機
JP2916394B2 (ja) 電動モータ
JP2002315235A (ja) モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020305