JP5281768B2 - 遊星磁極回転機 - Google Patents

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本発明は遊星磁極回転機に関し、特に磁気的には高回転速度で回転し、高い運転効率を達成することができ、しかも機械的減速機を用いることなく、物理的には低回転速度の出力を提供することにより高い利便性を発揮するような遊星磁極モータとして利用可能な遊星磁極回転機に関する。また、本発明の遊星磁極回転機は、発電機、減速機或いは動力分割機としても利用することができる。
モータを使用する用途の多くに於いては、ギヤ、プーリなどを用いた機械的減速機を用いることが一般的である。これは、対象物を大きな力で、ゆっくり変位させることが望まれることが多いからである。また、モータは、その構造上、低回転速度で運転可能とすると、モータ自体のサイズの大型化を招き、モータの効率が低下するという問題がある。しかるに、減速機を用いれば、装置を大型化し、製造コストを高騰させる原因となる。
遊星ギヤ装置は、ややコストが高くなるが、コンパクトな構成で、高い機械効率を発揮し得る減速機を実現することができる。例えば特許文献1には、そのような減速機を備えたモータが開示されている。しかしながら、遊星ギヤ装置であっても、その設置にはかなりのスペース及びコストを要し、低回転・高トルクのコンパクトなモータに対する需要が存在する。
特開2005−282601号公報
このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目的は、高い運転効率を達成することができ、しかも低回転速度の出力を提供することのできるモータとして利用可能な遊星磁極回転機を提供することにある。
本発明の第2の目的は、高い運転効率を達成することができ、しかもコンパクトなモータとして利用可能な遊星磁極回転機を提供することにある。
本発明の第3の目的は、低回転速度の軸入力により高い効率の発電が可能な発電機として利用可能な遊星磁極回転機を提供することにある。
本発明の第4の目的は、コンパクトな減速機として利用可能な遊星磁極回転機を提供することにある。
本発明によれば、このような目的は、遊星磁極回転機であって、複数の1次側磁極を有するサン要素と、前記1次側磁極に対して、互いに磁気的に作用するように同心的に対向する2次側磁極及び前記2次側磁極に対して同心的に設けられ、前記2次側磁極とは異なる磁極数の3次側磁極を有し、かつ前記サン要素に対して回転自在に支持された遊星キャリア要素と、前記3次側磁極に対して、互いに磁気的に作用するように同心的に対向する4次側磁極を有し、かつ前記遊星キャリア要素に対して回転自在に支持された環状部材をなすリング要素とを有し、前記遊星キャリア要素に於ける前記3次側磁極と前記2次側磁極との間で、互いに逆方向の回転磁界として磁束を伝達する手段を前記遊星キャリア要素に設けたことを特徴とする遊星磁極回転機を提供することにより達成することができる。
このようにすることにより、リング要素の内外周の磁極数が、遊星ギヤ装置に於ける対応部分の歯数に対応し、遊星ギヤ装置に相似的な作用が達成できる。この場合、遊星キャリアの回転速度がV、サン要素の歯数をS、リング要素の歯数をRであるとすると、リング要素の磁極から、遊星キャリアの外周磁極を介して、遊星キャリアの内周磁極に伝達される回転磁界の回転速度は(R/S)Vとなり、遊星キャリアの物理的な回転速度と磁気的な回転速度との和が{(R/S)+1}V={(R+S)/S}Vとなる。これが、サン要素の回転磁界速度と同期することから、サン要素の回転磁界速度に対する遊星キャリアの物理的な回転速度の比は、S/(S+R)となる。即ち、機械的な減速機構を用いることなく、モータ自体で、サン要素の回転磁界速度に対して、遊星キャリアの物理的な回転速度を大幅に減速し得ることとなる。
また、遊星磁極回転機の場合は、機械的な遊星ギヤ装置の場合と異なり、減速比が幾何学的寸法により必ずしも支配されないため、内径を大きくする等、各部の寸法を構造上の必要に応じて自由に定め、しかも所望の減速比を得ることができる。
本発明の好適実施例によれば、遊星磁極回転機は、前記サン要素、前記遊星キャリア要素及び前記リング要素のいずれか2要素を固定し、前記2要素の一方に回転磁界を供給し、前記2要素の他方から回転動力を取り出すようにした電気モータをなすものとすることができる。このようにすることにより、高い運転効率を達成することができ、しかも低回転速度の出力を提供することのできるモータが提供される。
本発明の別の好適実施例によれば、前記サン要素、前記遊星キャリア要素及び前記リング要素のいずれか2要素を固定し、残りの1要素を動力入力端とし、前記両固定要素の一方の磁極に誘導される電流を出力とすることにより発電機をなすものとすることができる。このようにすることにより、低回転速度の軸入力により高い効率の発電が可能な発電機が提供される。
本発明の更に別の好適実施例によれば、前記サン要素、前記遊星キャリア要素及び前記リング要素のいずれか1要素を固定し、他の2要素の一方を動力入力端とし、前記他の2要素の他方を動力出力端とすることにより変速機をなすものとすることができる。このようにすることにより、コンパクトな減速機が提供される。
これらに於いて、前記2次側及び磁極3次側磁極が強磁性体からなり、前記磁束伝達手段が、強磁性体からなる導磁体をなすものであって良い。或いは、前記2次側磁極及び磁極3次側磁極がそれぞれ巻き線を有する電磁石からなり、前記磁束伝達手段が、前記2次側磁極及び磁極3次側磁極の巻き線を互いに接続する導電体をなすものであっても良い。
以下に添付の図面を参照して本発明について詳細に説明する。
図1−4は、本発明に基づいて構成された三相モータをなす遊星磁極回転機の第1の実施例を示す。このモータ30は、その中心部に、等間隔に配置された18個のコアティースを有するステータからなるサン要素31が設けられ、各コアティース32には、コイル33が巻かれている。サン要素31の外周には、環状部材をなす遊星キャリア要素34が、サン要素31に対して同心的にかつ回転自在に支持されており、その内周には18個の磁極35が、コアティース32に対応するように等間隔に配置され、その外周には54個の磁極36が同じく等間隔に配置されている。更に、遊星キャリア要素34の外周には、この場合固定されたものであって良いリング要素37が同心的に配置され、その内周には永久磁石からなる36個の磁極38が、遊星キャリア要素34の外周の磁極36に対応するように配置されている。一般に、三相交流モータの場合、リング要素37の内周の磁極を永久磁石により構成すると、その磁極数は、遊星キャリア要素34の外周の磁極数の2/3であって良い。
本実施例の遊星キャリア要素34は、3つの別個のピースを組み合わせて構成されており、フェライトなどの圧縮成形された強磁性体からなるものであって良い。図3に示すように、各遊星キャリアピースは、サン要素31のコアティース32に対応するべき遊星キャリア要素34の内周磁極35を、3つおきに形成するべき各6個のU、V或いはW磁極35U、35V、35Wと、リング要素37の磁極38に対応するべき遊星キャリア要素34の外周磁極36を、3つおきに形成するべき各18個のU、V或いはW磁極36U、36V、36Wと、これらの磁極を互いに結合する環状の導磁体40U、40V、40Wとを互いに一体的に形成したものからなる。このとき、出現する相の順序は、内周側を時計回りにU、V、Wとすると、外周側は反時計回りにU、V、Wとする。更に、図4に示されるように、これら3つの遊星キャリアピースを側方から集合させ、互いに入り組ませることにより、図2に示されるように、全体として平滑な輪郭を呈する円環状の帯状体或いはドラムを形成するように、個々の遊星キャリアピースが形成されている。
この場合、コアティース32より所定の回転磁界が発生するように、コイル33に3相交流電流を供給する。このとき、遊星キャリア要素34の内周の磁極35には、リング要素37の磁極38から、遊星キャリア要素34の外周の磁極36及び導磁体40を経て磁束が供給されており、その極性に応じて、コアティース32から適切な位相の回転磁界が発生するようにして、遊星キャリア要素34が起動し得るようにする。そのために、モータ30には、いずれも図示省略されているが、遊星キャリア要素34の角度位置を判定するためのホール素子などからなるセンサ及び、センサの出力に基づき、コイル33に適正な位相の電流を供給するためのコントローラが設けられる。
サン要素31の回転磁界により、遊星キャリア要素34が物理的に速度Vで回転すると、リング要素37の内周の磁極38と、遊星キャリア要素34の外周の磁極36との間の相互作用で、遊星キャリア要素34の内周の磁極35には、その54/18倍の速度で回転する回転磁界が生じることとになる。その結果、外見上遊星キャリア要素34の内周には、(54/18)Vの速度で回転する回転磁界が生じ、コアティース32の回転磁界の速度を{(54/18)+1}V即ち(72/18)V=4Vとすると、遊星キャリア要素34とサン要素33との間に磁気的な同期が取れ、回転が維持されることになる。物理的には、コアティース32に4Vの速度の回転磁界を与えたときに、遊星キャリア要素34が、Vの速度で回転することとなり、減速比4が実現することとなる。
図5は、本発明に基づいて構成された三相モータをなす遊星磁極モータの第2の実施例を示す。これは、第の実施例と同様の構成を有し、図5では、図1と共通な部分を図示省略し、或いは同様の符号を付し、それらの部分の詳しい説明を省略する。本実施例では、遊星キャリア要素34の内外周の磁極35、36はいずれも、電磁石をなし、導磁体に代えて、内外周の磁極35、36のコイル同士を、導線(バスライン)41U、41V、41Wにより互いに接続している。その結線方法は、上記した導磁体40U、40V、40Wの配置に対応する。即ち、遊星キャリア要素34の周方向に沿って、U、V或いはW相に対応する各一対のバスラインが設けられ、遊星キャリア要素34の内外周の磁極35U、35V、35W、36U、36V、36Wを構成する電磁石のコイル39U、39V、39Wが、3つおきに特定の相のバスライン41U、41V、41Wに共通に接続されている。このときも、出現する相の順序は、内周側を反時計回りにU、V、Wとすると、外周側は時計回りにU、V、Wとする。
この場合も、遊星キャリア要素34の回転に伴い、リング要素37の磁極38から発生する磁束が、遊星キャリア要素34の外周の磁極36のコイルに電流を誘起し、この誘起電流が、所定の位相関係をもって遊星キャリア要素34の内の磁極35を励磁し、前記実施例と同様の作用を発揮する。
上記両実施例では、リング要素37の磁極38が永久磁石からなるものとしたが、永久磁石が固定部分に設けられていることから、その冷却を容易に図ることができ、極めてコンパクトなモータが望まれる場合などに特に好適である。しかしながら、リング要素37の磁極38を、所望に応じて電磁石からなるものとすることもできる。
これらのモータは、遊星ギヤ装置と相似的な原理で作動するものであることから、このモータの各部が、公知の遊星ギヤ装置のどの部分に対応するものかについて、以下に説明する。図10は、このような遊星ギヤ装置を示すもので、通常、入力ギヤとしてのサンギヤ1と、それに噛み合う例えば3個の遊星ギヤ3と、これらの遊星ギヤ3に噛み合う内歯を有するリングギヤ4とを有する。遊星ギヤ3は、共通のキャリア2に枢支されており、一般的な減速装置に於いては、キャリア2が出力軸に連結される。この場合、サンギヤ1の歯数Sが18であって、リングギヤ4の歯数Rが54であるとすると、入出力間の減速比は、S/(S+R)=18/(18+54)=1/4となる。
図1−5に示された実施例では、サン要素31に回転磁界を印加し、リング要素37を固定し、これに固定磁界を印加することにより、これら両磁界の作用を受ける遊星キャリア要素34に生じるトルクを軸出力として取り出すようにしたものである。これが、図6aに模式化して示されている。しかしながら、遊星ギヤ装置について良く知られているように、遊星磁極モータに於いても、そのいずれの要素を固定部分とするか或いは入出力部分とするかは、適宜必要に応じて選択し得るものである。そのような可能な組み合わせが以下の表に示されている。
表1
サン要素 遊星キャリア要素 リング要素 対応図
固定(回転磁界) 回転(導磁体) 固定(固定磁界) 図6a
固定(固定磁界) 回転(導磁体) 固定(回転磁界) 図6b
回転(固定磁界) 固定(導磁体) 固定(回転磁界) 図6c
固定(回転磁界) 固定(導磁体) 回転(固定磁界) 図6d
上記組み合わせのうち、図6cに示されるものでは、入力として与えられる回転磁界の回転速度に対して、発生する軸出力の回転速度が増速されるのに対して、図6a、図6b、図6dに示されるものでは、減速されることとなり、低速・高トルクの出力が望まれる場合に有利である。
一般に、モータは発電機としても利用することが可能であり、本発明の遊星磁極回転機も発電機として利用することができる。そのような実施例が、図7に示されている。
遊星磁極発電機の場合も、そのいずれの要素を固定部分とするか或いは入出力部分とするかは、適宜必要に応じて選択し得るものである。そのような可能な組み合わせが以下の表に示されている。
表2
サン要素 遊星キャリア要素 リング要素 対応図
回転(固定磁界) 固定(導磁体) 発電(巻線) 図8a
発電(巻線) 固定(導磁体) 回転(固定磁界) 図8b
固定(固定磁界) 回転(導磁体) 発電(巻線) 図8c
発電(巻線) 回転(導磁体) 固定(固定磁界) 図8d
上記組み合わせのうち、図8aに示されるものでは、軸入力の回転速度に対する、巻線に作用する回転磁界の速度が減速されるのに対し、図8b、図8c、図8dに示されるものでは、増速されることとなり、低速の駆動源を利用する場合に有利である。
更に、サン要素或いはリング要素の磁極に回転磁界を生じさせる方法としては、各磁極を電磁石として磁気的に回転させるばかりでなく、サン要素或いはリング要素永久磁石又は電磁石として物理的に回転させることことも可能である。その場合には、遊星磁極回転機が減速装置として機能することになる。そのような実施例が、図9に示されている。この場合、例えば、サン要素31を永久磁石又は電磁石からなる固定磁極とする。遊星キャリア要素34は、モータについての上記実施例のものと同様の構成とする。即ち、その内外周の磁極を強磁性体で構成し、内外周に於ける相の出現順序が逆方向となるように、内外周の磁極を導磁体で連結したり、或いは、その内外周の磁極を電磁石で構成し、内外周に於ける相の出現順序が逆方向となるように、内外周の磁極をなす電磁石を導電体で接続する。リング要素37についても、サン要素31と同様に、永久磁石又は電磁石からなる固定磁極とする。この場合の磁極数の関係についても、モータ及び発電機についての上記実施例のものと同様とする。
このようにして、例えば、サン要素31に軸入力を加え、リング要素37を固定し、遊星キャリア要素34を出力とすると、上記したような遊星ギヤの原理に基づき、所定の比で減速される。この場合も、遊星ギヤ装置について良く知られているように、そのいずれの要素を固定部分とするか或いは入出力部分とするかは、適宜必要に応じて選択し得るものである。この場合、遊星ギヤ装置について知られている全ての組み合わせが実現可能である。
尚、図示された実施例では、モータの構成要素が互いに内外に多重に外囲する構成であったが、各部を適宜ディスク状とし、軸線方向に対峙するような構成としても、本発明の概念に包含されるものである。また、上記実施例では、三相回転機としているが、必要な起動用補助コイルを使用するなどの対策を必要に応じて行えば、単相回転機として構成し得るものであることは言うまでもない。更に、上記実施例では、対向する磁極の磁極数が同数であるものとしてが、コギングトルクを提言するなどの目的で、磁極数が互いに異なるようにしたものも、本発明の概念に含まれる。
モータとして構成された本発明に基づく遊星磁極回転機の第1の実施例を示す模式的横断面図である。 図1に示されたモータの遊星キャリアを一部破断して示す斜視図である。 a、b及びcからなり、それぞれ図2に示された遊星キャリアピースの1つを一部破断して示す正面図である。 2つの遊星キャリアピースの組み合わせ要領を示す分解斜視図である。 モータとして構成された本発明に基づく遊星磁極回転機の第2の実施例を示す模式的横断面図である。 a、b、c及びdからなり、それぞれ遊星磁極モータの可能な異なる実施態様を示すダイヤグラム図である。 発電機として構成された本発明に基づく遊星磁極回転機の第3の実施例を示す模式的横断面図である。 a、b、c及びdからなり、それぞれ遊星磁極発電機の可能な異なる実施態様を示すダイヤグラム図である。 減速機として構成された本発明に基づく遊星磁極モータの第4の実施例を示す模式的横断面図である。 本発明に基づく遊星磁極回転機の作動原理の理解を助けるために示した公知の遊星ギヤ装置模式的横断面図である。
符号の説明
30 モータ 31 サン要素
32 コアティース 33 コイル
34 遊星キャリア
35U、35V、35W 磁極 36U、36V、36W 磁極
37 リング要素 38 磁極
39U、39V、39W コイル 40U、40V、40W 導磁体
41U、41V、41W バスライン

Claims (6)

  1. 遊星磁極三相交流回転機であって、
    複数の1次側磁極を有するサン要素と、
    前記1次側磁極に対して、互いに磁気的に作用するように同心的に対向する2次側磁極及び前記2次側磁極に対して同心的に設けられ、前記2次側磁極とは異なる磁極数の3次側磁極を有し、かつ前記サン要素に対して回転自在に支持された遊星キャリア要素と、
    前記3次側磁極に対して、互いに磁気的に作用するように同心的に対向する4次側磁極を有し、かつ前記遊星キャリア要素に対して回転自在に支持された環状部材をなすリング要素とを有し、
    前記遊星キャリア要素に於ける前記3次側磁極と前記2次側磁極との間で、前記3次側磁極に出現するUVW相の順序と前記2次側磁極に出現するUVW相の順序とが回転方向で見て互いに逆になるように、磁束を伝達する磁束伝達手段を前記遊星キャリア要素に設けたことを特徴とする遊星磁極回転機。
  2. 前記遊星キャリア要素は、強磁性体による3つの個別の円環状のピースの組み合わせによって構成され、前記ピースは、各々、前記2次側磁極をなす内周磁極と、3次側磁極をなす外周磁極と、前記内周磁極と前記外周磁極とを互いに結合して前記磁束伝達手段をなす環状の導磁体とを一体に有することを特徴とする請求項1に記載の遊星磁極回転機。
  3. 前記2次側磁極及び前記3次側磁極がそれぞれ巻き線を有する電磁石からなり、前記磁束伝達手段が前記2次側磁極及び磁極3次側磁極の巻き線を互いに接続する導電体からなることを特徴とする請求項1に記載の遊星磁極回転機。
  4. 前記サン要素、前記遊星キャリア要素及び前記リング要素の少なくとも1要素を固定し、他の2要素の一方に回転磁界を供給し、前記他の2要素の他方から回転動力を取り出すようにした電気モータをなすことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の遊星磁極回転機。
  5. 前記サン要素、前記遊星キャリア要素及び前記リング要素のいずれか2要素を固定し、残りの1要素を動力入力端とし、前記両固定要素の一方の磁極に誘導される電流を出力とすることにより発電機をなすことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の遊星磁極回転機。
  6. 前記サン要素、前記遊星キャリア要素及び前記リング要素のいずれか1要素を固定し、他の2要素の一方を動力入力端とし、前記他の2要素の他方を動力出力端とすることにより変速機をなすことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の遊星磁極回転機。
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